JP2002047998A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JP2002047998A
JP2002047998A JP2000237168A JP2000237168A JP2002047998A JP 2002047998 A JP2002047998 A JP 2002047998A JP 2000237168 A JP2000237168 A JP 2000237168A JP 2000237168 A JP2000237168 A JP 2000237168A JP 2002047998 A JP2002047998 A JP 2002047998A
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Mutsuo Obara
睦生 小原
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用制御装置において、不揮発性メモリの
各ブロック毎に書き込まれたデータの比較判定を可能と
し、短時間で不揮発性メモリが故障しているか否かを判
定することにある。 【構成】 外部装置から書き換えが指示されたときに、
外部装置から送信された新しいプログラムやデータを不
揮発性メモリに各ブロック毎に書き換え処理を実行し、
各ブロック毎に書き込まれるプログラムやデータ中の最
後尾のデータを管理ブロックにコピーして保存し、各ブ
ロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾
のデータと管理ブロックにコピーされた各ブロック毎の
最後尾のデータとを比較する比較手段を設け、この比較
手段で比較された各ブロック毎に書き込まれたプログラ
ムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロックにコピー
された各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいか否か
を判定する判定手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用制御装置
に係り、特に車両のエンジンや自動変速機等の制御に用
いられるプログラムやデータを各ブロック毎で書き換え
可能とする不揮発性メモリを備えた車両用制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、近年、エンジンや変速
機等を電子的に制御するために、車両用制御装置が設置
されている。この車両用制御装置には、複数の各ブロッ
ク毎にプログラムやデータの書き込み及び消去が可能な
不揮発性メモリを備えたものがある(特許第28887
20号公報)。
【0003】即ち、図4において、202は車両用制御
装置(車載用電子コントローラ)、204は外部装置で
ある書き換え装置(故障診断テスタ・パーソナルコンピ
ュータ・専用器等)、206は車両用制御装置202と
書き換え装置204とを連結するコネクタ(連結装
置)、208は車載用センサ、210は燃料噴射弁等の
アクチュエータ、212は他の制御装置(コントロー
ラ)である。
【0004】車両用制御装置202には、書き換え装置
204との間でデータ通信を行う第1制御側通信ポート
202Aと、後述する入力処理回路202Eからの信号
に基づいて目的の制御に対する最適制御量を演算し、こ
の演算結果に基づいた制御信号を出力する制御側CPU
202Bと、制御用のプログラムを格納する各ブロック
毎で書き換え可能な不揮発性メモリ(ROM)202C
と、制御側CPU202Bが演算を行うためのデータを
保存する制御側RAM202Dと、車載用センサ208
からの信号を入力して波形処理する入力処理回路202
Eと、制御側CPU202Bからの制御信号を受けてア
クチュエータ210を駆動する出力制御回路202F
と、他の制御装置212との通信を行うための第2制御
側通信ポート202Gとが設けられている。
【0005】また、書き換え装置204には、車両用制
御装置202との間でデータ通信を行う書き換え側通信
ポート204Aと、書き換え制御を実行する書き換え側
CPU204Bと、車両用制御装置202への新しいプ
ログラムやデータのファイルが保存された記憶媒体20
4Cと、書き換え側ROM204Dと、書き換え側RA
M204Eとが設けられている。
【0006】コネクタ206は、車両用制御装置202
の第1制御側通信ポート202Aと書き換え装置4の書
き換え側通信ポート204Aとを連結するものである。
【0007】これにより、車両用制御装置202におい
ては、車載用センサ208からの信号を入力処理回路2
02Eに入力してその信号を波形処理し、そして、この
入力処理回路202Eからの信号を制御側CPU202
Bに入力してその信号に基づいて目的の制御に対する最
適制御量を演算し、この演算結果に基づいた制御側CP
U202Bからの制御信号が出力制御回路202Fを介
してアクチュエータ210を駆動し、また、制御用プロ
グラムを格納する各ブロック毎で書き換え可能な不揮発
性メモリ202C上のプログラムは、ブロック単位で消
去されるとともに、書き換え装置204から送信されて
くる新しいプログラムやデータを繰り返し書き込むこと
ができる。
【0008】また、図5に示す如く、車両用制御装置2
02においては、本来の制御(エンジン制御装置である
ならばエンジン制御、自動変速制御装置であるならば自
動変速制御)のプログラムは、各ブロック毎で書き換え
可能な不揮発性メモリ202Cの連続する空間に配置さ
れる。一方、プログラムの書き換えを実施するための最
低限消去されては機能しないプログラム(書き換え装置
204との通信プログラム、書き換えプログラム、書き
換え時の不揮発性メモリ202Cの故障を診断するプロ
グラムの3つのプログラム)は、固定プログラム領域に
配置される。この固定プログラム領域は、書き換え可能
な不揮発性メモリ202C以外のデバイス(マスクRO
M等)が適用される場合もあるが、書き換え可能な不揮
発性メモリ202Cの1ブロックを適用する場合もあ
る。この書き換え可能な不揮発性メモリ202Cの1ブ
ロックを適用する場合には、最低限消去されては機能し
ないプログラムが誤って消去されないように、ソフトフ
ェア上で保護されている。また、制御側RAM202D
は、制御側CPU202Bの演算の一時データ保存とい
う目的の他に、書き換え装置204から送信されてくる
新しいプログラムやデータを一時保管する。
【0009】更に、書き換え装置204は、車両用制御
装置202に対して書き換え要求を送信し、そして、車
両用制御装置202からの書き換え許可が返信される
と、記憶媒体204C上に存在する新しいプログラムや
データを車両用制御装置202に転送する。そして、こ
の車両用制御装置202は、先ず、不揮発性メモリ20
2Cの書き換え対象のブロック全域を一括消去した後
に、その各ブロック毎に新しいプログラムやデータを書
き込む。この場合に、不揮発性メモリ202Cにおける
プログラムやデータの書き込み及び消去は、ブロック単
位で行われる。
【0010】そして、不揮発性メモリ202Cの故障診
断の実施においては、第1に、図6に示す如く、車両用
制御装置202を書き換え装置204に連結した状態で
パワーオンリセット(起動)すると(ステップ30
2)、不揮発性メモリ202Cのメモリ値(データ値)
の積算をし(ステップ304)、そして、チェックサム
検証が完了し且つ故障診断でNGか否かを判断し(ステ
ップ306)、このステップ306がYESの場合に
は、不揮発性メモリ202Cが何らかの原因で故障して
いるので、故障コードを書き換え装置204に出力し
(ステップ308)、異常処理を行う(ステップ31
0)。この場合に、ステップ306におけるチェックサ
ム検証は、プログラムが不正に変更されているかを判別
する処理であり、車両用制御装置202の起動時に、一
度に全ての書き換え領域の和を求める場合があるが、そ
のチェックサムに時間がかかり、上述の本来の制御の立
ち上がり時間が遅れるので、小エリア毎に少しずつ和を
求めることも可能である。また、ステップ310におけ
る異常処理には、不揮発性メモリ202Cの異常の故障
コードを書き換え装置204に出力するというルーチン
のみ生かしておく場合(ステップ308)や、プログラ
ムの書き換えの実施のみで本来の制御を行わせない場合
(ステップ316)や、通常通りに成り行きに任せて本
来の制御を実施する場合がある(ステップ312)。
【0011】前記ステップ306がNOの場合には、不
揮発性メモリ202Cが正常なので、車両用制御装置2
02の上述の本来の制御を行い(ステップ312)、そ
して、書き換え装置204から書き換え要求があったか
否かを判断し(ステップ314)、このステップ314
がYESの場合には、書き換え装置204から書き換え
要求があったので、プログラムの書き換えを実施する
(ステップ316)。
【0012】そして、前記ステップ314がNOで、書
き換え装置204から書き換え要求がなかった場合及び
前記ステップ316でのプログラムの書き換えの実施後
は、ステップ304に戻す。
【0013】しかしながら、この第1の不揮発性メモリ
202Cの故障診断においては、プログラムの書き込み
不完全性状態における故障なのか、メモリ値化けによる
故障なのかを区別することができないという不都合があ
った。
【0014】また、不揮発性メモリ202Cの故障診断
の実施においては、第2に、図7、8に示す如く、各書
き換えブロックの各最後尾にキーワードを夫々書き込む
ものであるが、ブロック消去後に、書き込みを途中で停
止すると、本来のキーワードが設定されないものであ
る。
【0015】即ち、図8に示す如く、車両用制御装置2
02を書き換え装置204に連結した状態でパワーオン
リセット(起動)すると(ステップ402)、全ブロッ
ク毎の各最後尾に正規のキーワードが夫々設定されてい
るか否かを判断し(ステップ404)、このステップ4
04がNOの場合には、全ブロック毎の各最後尾に正規
のキーワードが夫々設定されておらず、不揮発性メモリ
202Cがプログラムの書き込み不完全状態として、故
障コード1を書き換え装置204に出力し(ステップ4
06)、そして、書き換え装置204から送信されたプ
ログラムにより、不揮発性メモリ202Cにおいてプロ
グラムの再書き換えを実施し(ステップ408)、ステ
ップ404に戻す。
【0016】前記ステップ404がYESの場合には、
全ブロック毎の各最後尾に正規のキーワードが夫々設定
されているので、不揮発性メモリ202Cのメモリ値の
積算をし(ステップ410)、そして、チェックサム検
証が完了し且つ故障診断がNGか否かを判断し(ステッ
プ412)、このステップ412がYESの場合には、
不揮発性メモリ202Cがメモリ値化け等で致命的な故
障なので、上述の故障コード1とは異なる他の故障コー
ド2を書き換え装置204に出力し(ステップ41
4)、異常処理を行う(ステップ416)。この場合
に、ステップ412におけるチェックサム検証は、プロ
グラムが不正に変更されているかを判別する処理であ
り、車両用制御装置202の起動時に、一度に全ての書
き換え領域の和を求める場合があるが、そのチェックサ
ムに時間がかかり、上述の本来の制御の立ち上がり時間
が遅れるので、小エリア毎に少しずつ和を求めることも
可能である。また、ステップ416における異常処理に
は、不揮発性メモリ202Cの異常の故障コード2を書
き換え装置204に出力するというルーチンのみ生かし
ておく場合(ステップ414)や、プログラムの書き換
えの実施のみで本来の制御を行わせない場合(ステップ
422)や、通常通りに成り行きに任せて本来の制御を
実施する場合(ステップ418)がある。
【0017】前記ステップ412がNOの場合には、不
揮発性メモリ202Cが正常であり、車両用制御装置2
02の上述の本来の制御を行い(ステップ418)、そ
して、書き換え装置204から書き換え要求があったか
否かを判断し(ステップ420)、このステップ420
がYESの場合には、書き換え装置204から書き換え
要求があったので、不揮発性メモリ202Cにおいてプ
ログラムの書き換えを実施する(ステップ422)。
【0018】そして、前記ステップ420がNOで、書
き換え装置204から書き換え要求がなかった場合及び
前記ステップ422でのプログラムの書き換えの実施後
は、ステップ410に戻す。
【0019】この第2の不揮発性メモリ202Cの故障
診断においては、プログラムの書き込み不完全性状態と
メモリ値化けとを区別し、別々の故障コード1、2を設
定可能としているので、市場対応(コントローラの書き
換え又は廃棄)を制御することができる。しかしなが
ら、キーワードを避けてプログラムを設定する必要があ
り、各ブロックの境界にプログラムがこないように、プ
ログラムの各機能を書き換えてブロック単位以下のサイ
ズにモジュール化をしたり、ジャンプ命令でキーワード
を避けるようにする必要があるので、不揮発性メモリ2
02Cの容量を増加する必要があり、このため、コスト
が高くなり、また、開発・テストの工数が増加し、しか
も、プログラムの信頼性が低下するという不都合があ
る。
【0020】更に、不揮発性メモリ202Cの故障診断
の実施においては、第3に、図9、10に示す如く、最
後尾の書き換えブロックの最後尾に一つのキーワードを
書き込むものであるが、ブロック消去後に、書き込みを
途中で停止すると、本来のキーワードが設定されないも
のである。
【0021】即ち、図10に示す如く、車両用制御装置
202を書き換え装置204に連結した状態でパワーオ
ンリセット(起動)すると(ステップ502)、最後尾
のブロックの最後尾に正規のキーワードが設定されてい
るか否かを判断し(ステップ504)、このステップ5
04がNOの場合には、最後尾のブロックの最後尾に正
規のキーワードが設定されていないので、不揮発性メモ
リ202Cがプログラムの書き込み不完全状態として、
故障コード1を書き換え装置204に出力し(ステップ
506)、そして、書き換え装置204から送信された
プログラムにより、不揮発性メモリ202Cにおいてプ
ログラムの再書き換えを実施し(ステップ508)、ス
テップ504に戻す。
【0022】前記ステップ504がYESの場合には、
最後尾のブロックの最後尾に正規のキーワードが設定さ
れており、不揮発性メモリ202Cのメモリ値の積算を
し(ステップ510)、そして、チェックサム検証が完
了し且つ故障診断がNGか否かを判断し(ステップ51
2)、このステップ512がYESの場合には、不揮発
性メモリ202Cがメモリ値化け等で致命的な故障なの
で、上述の故障コード1とは異なる他の故障コード2を
書き換え装置4に出力し(ステップ514)、異常処理
を行う(ステップ516)。この場合に、ステップ51
2におけるチェックサム検証は、プログラムが不正に変
更されているかを判別する処理であり、車両用制御装置
202の起動時に、一度に全ての書き換え領域の和を求
める場合があるが、チェックサムに時間がかかり、上述
の本来の制御の立ち上がり時間が遅れるので、小エリア
毎に少しずつ和を求めることも可能である。また、ステ
ップ516における異常処理には、不揮発性メモリ2C
の異常の故障コードを書き換え装置4に出力するという
ルーチンのみ生かしておく場合(ステップ514)や、
プログラムの書き換えの実施のみで本来の制御を行わせ
ない場合(ステップ522)や、通常通りに成り行きに
任せて本来の制御を実施する場合(ステップ518)が
ある。
【0023】前記ステップ512がNOの場合には、不
揮発性メモリ202Cが正常なので、車両用制御装置2
02の上述の本来の制御を行い(ステップ518)、そ
して、書き換え装置204から書き換え要求があったか
否かを判断し(ステップ520)、このステップ520
がYESの場合には、書き換え装置204から書き換え
要求があったので、不揮発性メモリ202Cにおいてプ
ログラムの書き換えを実施する(ステップ522)。
【0024】そして、前記ステップ520がNOで、書
き換え装置204から書き換え要求がなかった場合及び
前記ステップ522でのプログラムの書き換えの実施後
は、ステップ510に戻す。
【0025】この第3の不揮発性メモリ202Cの故障
診断においては、プログラムの書き込み不完全性状態と
メモリ値化けとを区別し、別々の故障コード1、2を設
定可能なので、市場対応(コントローラの書き換え又は
廃棄)を制御することができるようになった。しかしな
がら、最後尾の書き換えブロックの最後尾に一つのキー
ワードを書き込むので、1つのブロックのみのプログラ
ムの書き換えが不可能であり、全ブロックにおけるプロ
グラムの書き換え時間が長くなるという不都合があっ
た。
【0026】換言すれば、従来、ブロック単位で書き換
え可能な不揮発性メモリのプログラムの書き換えに関す
るオンボード故障診断(OBD)においては、ほとんど
がチェックサム検証で実施されていた。
【0027】しかし、この場合に、プログラムの書き換
え中に書き込みを中止したために発生したプログラムの
書き込み不完全状態(ROMの物理的故障ではない)
と、書き換え操作中以外に発生したメモリ値化け(RO
Mの物理的故障として重大)とが、見分けられない不都
合があった(図6参照)。
【0028】この不都合を解消するものとして、例え
ば、特開平9−128229号公報に開示されている記
載がある。これは、書き込みの中止によるプログラムの
書き込み不完全状態とメモリ値化けとを区別可能であ
り、書き換えブロック毎にキーワードを配置してブロッ
ク書き換え可能な方法(図8参照)と、最後尾の書き換
えブロックのメモリの最後尾に一つだけキーワードを置
いて全ブロック域での書き換えのみ可能な方法(図10
参照)とがある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、不揮
発性メモリの故障診断の実施においては、図6の故障診
断においては、プログラムの書き込みの不完全状態とメ
モリ値化けとを区別できず、何らかの異常が検出するま
でに時間がかかり、その故障診断の時間が長くなるとい
う不都合があった。
【0030】また、図8の故障診断においては、プログ
ラムの書き込みの不完全状態とメモリ値化けとを区別
し、別々の故障コードを出力することができるが、プロ
グラムの配置の連続性が損なわれるとともに、ブロック
の境界にプログラムがこないようにプログラムの各機能
を書き換えブロック単位以下のサイズにモジュール化す
る場合に、プログラムのオーバーヘッドが増加して使用
不可能な断片領域の増大によって不揮発性メモリ(RO
M)の容量が増大してコストが増加し、また、ブロック
境界を飛び越えるために、ジャンプ命令を入れる場合
に、開発・テスト工数が増大し、プログラムの信頼性が
低下するという不都合があった。
【0031】更に、図10の故障診断においては、プロ
グラムの書き込みの不完全状態とメモリ値化けとを区別
し、別々の故障コードを出力することができるが、ブロ
ック単位のプログラムの書き換えが不可能であり、プロ
グラムの書き換え時間が長くなるという不都合があっ
た。
【0032】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、各ブロック毎にプログラ
ムやデータの書き込み及び消去が可能な不揮発性メモリ
を備えた車両用制御装置において、外部装置から書き換
えが指示されたときに、前記外部装置から送信された新
しいプログラムやデータを前記不揮発性メモリに各ブロ
ック毎に書き換え処理を実行し、前記各ブロック毎に書
き込まれるプログラムやデータ中の最後尾のデータを管
理ブロックにコピーして保存し、前記各ブロック毎に書
き込まれたプログラムやデータ中の最後尾のデータと前
記管理ブロックにコピーされた各ブロック毎の最後尾の
データとを比較する比較手段を設け、この比較手段で比
較された前記各ブロック毎に書き込まれたプログラムや
データ中の最後尾のデータと前記管理ブロックにコピー
された各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいか否か
を判定する判定手段を設けたことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】この発明は、各ブロック毎に書き
込まれるプログラムやデータ中の最後尾のデータを管理
ブロックにコピーして保存し、各ブロック毎に書き込ま
れたプログラムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロ
ックにコピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとを
比較し、この比較された各ブロック毎に書き込まれたプ
ログラムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロックに
コピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しい
か否かを判定することにより、不揮発性メモリの連続し
た空間に通常通りにプログラムを配置し、そして、各ブ
ロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾
のデータと管理ブロックにコピーされた各ブロック毎の
最後尾のデータとを比較するので、各ブロック毎に書き
込まれたデータの比較判定が可能となり、短時間で不揮
発性メモリが故障しているか否かを判定することがで
き、また、不揮発性メモリの容量が増加するのを防止す
ることができる。
【0034】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜3は、この発明の実施例
を示すものである。図3において、2は車両用制御装置
(車載用電子コントローラ)、4は外部装置である書き
換え装置(故障診断テスタ・パーソナルコンピュータ・
専用器等)、6は車両用制御装置2と書き換え装置4と
を連結するコネクタ(連結装置)、8は車載用センサ、
10は燃料噴射弁等のアクチュエータ、12は他の制御
装置(コントローラ)である。
【0035】車両用制御装置2には、書き換え装置4と
の間でデータ通信を行う第1制御側通信ポート2Aと、
後述する入力処理回路2Eからの信号に基づいて目的の
制御に対する最適制御量を演算し、この演算結果に基づ
いた制御信号を出力する制御側CPU2Bと、制御用の
プログラムやデータを格納するブロック書き換え可能な
不揮発性メモリ(ROM)2Cと、制御用CPU2Bが
演算を行うためのデータを保存する制御側RAM2D
と、車載用センサ8からの信号を入力して波形処理する
入力処理回路2Eと、制御側CPU2Bからの制御信号
を受けてアクチュエータ10を駆動する出力制御回路2
Fと、他の制御装置12との通信を行うための第2制御
側通信ポート2Gとが設けられている。
【0036】また、書き換え装置4には、車両用制御装
置2との間でデータ通信を行う書き換え側通信ポート4
Aと、書き換えの制御を実行する書き換え側CPU4B
と、車両用制御装置2への新しいプログラムやデータの
ファイルが保存された記憶媒体4Cと、書き換え側RO
M4Dと、書き換え側RAM4Eとが設けられている。
【0037】コネクタ6は、車両用制御装置2の第1制
御側通信ポート2Aと書き換え装置4の書き換え側通信
ポート4Aとを連結するものである。
【0038】また、車両用制御装置2の制御側CPU2
Bにおいては、図1に示す如く、書き換え装置4から書
き換えが指示されたときに、書き換え装置4から送信さ
れた新しいプログラムやデータを不揮発性メモリ2Cに
各ブロック毎(例えばブロック1〜5)に書き換え処理
を実行し、またこのとき、書き換え装置4から送信され
た各ブロック毎に書き込まれるプログラムやデータ中の
最後尾のデータ(E1〜E5)を、例えば、各ブロック
中のブロック1に設定された管理ブロックPにコピーし
て保存し、そして、パワーオンリセット(起動)される
と、各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中
の最後尾のデータと管理ブロックPにコピーされた各ブ
ロック毎の最後尾のデータとを比較する比較手段2B−
1が設けられ、この比較手段2B−1で比較された各ブ
ロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾
のデータと管理ブロックPにコピーされた各ブロック毎
の最後尾のデータとが等しいか否かを判定する判定手段
2B−2とが設けられている。なお、管理ブロックPと
しては、チェックサム値やIDを書き込むための書き換
えブロックに設定することも可能である。
【0039】車両用制御装置2は、判定手段2B−2に
よって各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ
中の最後尾のデータと管理ブロックPにコピーされた各
ブロック毎の最後尾のデータとが等しいか否かを判定
し、この判定手段2B−2の結果によって不揮発性メモ
リ2Cの故障原因の区別をする。
【0040】車両用制御装置2は、判定手段2B−2に
よって各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ
中の最後尾のデータと管理ブロックPにコピーされた各
ブロック毎の最後尾のデータとが等しくないと判定した
場合には、不揮発性メモリ2Cにプログラムやデータの
再書き換えを実施する。
【0041】車両用制御装置2は、判定手段2B−2に
よって各ブロック毎に書き込まれるプログラムやデータ
中の最後尾のデータと管理ブロックPにコピーされた各
ブロック毎の最後尾のデータとが等しいと判定した場合
に、チェックサム検証による判定を行うとともに、この
チェックサム検証による判定において不揮発性メモリ2
Cが故障と判断した場合には、各ブロック毎に書き込ま
れるプログラムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロ
ックPにコピーされた各ブロック毎の最後尾のデータと
が等しくないときに出力される故障コードとは異なる故
障コードを書き換え装置4に出力する。
【0042】次に、この実施例の作用を、図2のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0043】不揮発性メモリ2Cの故障診断の実施にお
いては、車両用制御装置2を書き換え装置4に連結した
状態でパワーオンリセット(起動)すると(ステップ1
02)、全ブロック毎の各最後尾のデータ(E1〜E
5)と管理ブロックPにコピーされた各ブロック毎の最
後尾のデータとが同一か否かを判断し(ステップ10
4)、このステップ104がNOの場合に、全ブロック
毎の各最後尾のデータ(E1〜E5)と管理ブロックP
にコピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとが同一
ではないので、不揮発性メモリ202Cがプログラムの
書き込み不完全状態として、故障コード1を書き換え装
置4に出力し(ステップ106)、そして、書き換え装
置4から送信されたプログラムにより、不揮発性メモリ
2Cにおいてプログラムの再書き換えを実施し(ステッ
プ108)、ステップ104に戻す。
【0044】前記ステップ104がYESの場合には、
全ブロック毎の各最後尾のデータ(E1〜E5)と管理
ブロックPにコピーされた各ブロック毎の最後尾のデー
タとが同一であり、不揮発性メモリ2Cのメモリ値の積
算をし(ステップ110)、そして、チェックサム検証
が完了し且つ故障診断がNGか否かを判断し(ステップ
112)、このステップ112がYESの場合には、不
揮発性メモリ202Cがメモリ値化け等で致命的な故障
なので、上述の故障コード1とは異なる他の故障コード
2を書き換え装置4に出力し(ステップ114)、異常
処理を行う(ステップ116)。この場合に、ステップ
112におけるチェックサム検証は、プログラムが不正
に変更されているかを判別する処理であり、車両用制御
装置202の起動時に、一度に全ての書き換え領域の和
を求める場合があるが、チェックサムに時間がかかり、
本来の制御(エンジン制御装置であるならばエンジン制
御、自動変速制御装置であるならば自動変速制御)の立
ち上がり時間が遅れるので、小エリア毎に少しずつ和を
求めることも可能である。また、ステップ116におけ
る異常処理には、不揮発性メモリ2Cの異常の故障コー
ドを書き換え装置4に出力するというルーチンのみ生か
しておく場合(ステップ114)や、プログラムの書き
換えの実施のみで本来の制御を行わせない場合(ステッ
プ122)や、通常通りに成り行きに任せて本来の制御
を実施する場合(ステップ118)がある。
【0045】前記ステップ112がNOの場合には、不
揮発性メモリ2Cが正常であり、車両用制御装置2の上
述の本来の制御を行い(ステップ118)、そして、書
き換え装置4から書き換え要求があったか否かを判断し
(ステップ120)、このステップがYESの場合に
は、書き換え装置4から書き換え要求があり、この書き
換え装置4から送信されたプログラムにより、不揮発性
メモリ2Cにおいてプログラムの書き換えを実施する
(ステップ122)。
【0046】そして、前記ステップ120がNOで、書
き換え装置4から書き換え要求がなかった場合及び前記
ステップ122でのプログラムの書き換えの実施後は、
ステップ110に戻す。
【0047】上述の不揮発性メモリ2Cにおけるプログ
ラムの再書き換えは、各最後尾のデータが同一でなかっ
たブロックのみ、あるいは、全てのブロックでも実行す
ることができる。
【0048】この結果、各ブロック毎に書き込まれるプ
ログラムやデータ中の最後尾のデータを管理ブロックP
にコピーして保存し、そして、起動後に、各ブロック毎
に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾のデータ
と管理ブロックPにコピーされた各ブロック毎の最後尾
のデータとを比較し、この比較された各ブロック毎に書
き込まれたプログラムやデータ中の最後尾のデータと管
理ブロックPにコピーされた各ブロック毎の最後尾のデ
ータとが等しいか否かを判定することにより、各ブロッ
ク毎に書き込まれた最後尾のデータの比較判定が可能と
なり、短時間で不揮発性メモリ2Cが故障しているか否
かを判定することができる。
【0049】また、判定手段2B−2によって、各ブロ
ック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾の
データと管理ブロックPにコピーされた各ブロック毎の
最後尾のデータとが等しいか否かを判定し、この判定手
段2B−2の結果によって不揮発性メモリ2Cの故障原
因の区別をすることにより、プログラムの書き換え中に
起こる故障原因を特定することができ、その後の対策を
スムーズに実行することが可能となる。
【0050】更に、判定手段2B−2によって、各ブロ
ック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾の
データと管理ブロックPにコピーされた各ブロック毎の
最後尾のデータとが等しくないと判定した場合には、不
揮発性メモリ2Cでプログラムやデータの再書き換えを
実施することにより、プログラムやデータの書き込みが
不完全なために起こる故障については、チェックサム検
証による判定によって短時間に検出可能であり、また、
その後に、必要な再書き換えも各ブロック毎に行うこと
も可能なので、故障対策に必要な時間の短縮が可能とな
り、エンジンシステムの開発工数の削減にも貢献し、更
に、エンジン製造ラインやコントローラ製造ラインでの
故障診断や再書き換え等も含むトータルの工数を削減
し、これにより、プログラムの信頼性を向上するととも
に、不揮発性メモリ2Bの容量を大きくすることがな
く、故障診断を行うことができる。
【0051】更にまた、判定手段2B−2によって、各
ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後
尾のデータと管理ブロックPにコピーされた各ブロック
毎の最後尾のデータとが等しいと判定した場合に、チェ
ックサム検証による判定を行うとともに、このチェック
サム検証による判定において不揮発性メモリ2Cが故障
と判断した場合には、各ブロック毎に書き込まれたプロ
グラムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロックPに
コピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しく
ないときに出力される故障コード1とは異なる他の故障
コード2を書き換え装置4に出力することにより、単純
に、プログラムやデータの書き込みエラーによる故障の
場合には、再書き換えさえ行えば解決する可能性が高い
ので、短時間に判定し、不揮発性メモリ2Cそのものの
故障の場合には、その交換等が必要となるため、二重の
判定を行い、精度を高くし、誤診断を防止することがで
きる。
【0052】換言すれば、この実施例においては、各書
き換えブロックの最後尾のデータ(メモリ値)を管理ブ
ロックPに書き込み、チェックサム検証の前に、管理領
域に書き込んだ各書き換えブロックの最後尾のデータの
コピーと各ブロックの最後尾のメモリ値(データ)との
比較参照を行い、この比較参照の結果、全てのブロック
でOKの判定ならば、チェックサム検証を行うが、NG
であれば、チェックサム検証を不要とし、各ブロックで
NGの場合には、書き換えの実施時のNGとして専用の
故障コード1を書き換え装置4に出力し、また、上述の
比較参照の結果、全てのブロックでOKの判定、且つ、
チェックサム検証がNGであれば、不揮発性メモリ2C
の致命的故障として、専用の故障コード2を書き換え装
置4に出力する。
【0053】これにより、不揮発性メモリ2Cの連続し
た空間に通常通りプログラムを配置し、そして、各ブロ
ックの最後尾のデータを管理ブロックにコピーして保存
し、このコピーされた最後尾のデータと各ブロック毎に
書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾のデータと
を比較するので、各ブロック毎に書き込まれたデータの
比較判定が可能となり、短時間で不揮発性メモリ2Cが
故障しているか否かを判定することができる。
【0054】また、プログラムの書き込み不完全性状態
とメモリ値化けとを区別し、別々の故障コード1、2を
設定可能となるので、市場対応(コントローラの書き換
え又は廃棄)を制御することができる。また、不揮発性
メモリ2Cの連続した空間を得ることが可能になり、従
来の図6と同様なプログラムのレイアウトの自由度、不
揮発性メモリ2Cの容量を保持したまま、その容量が増
加するのを防止し、単一ブロックの書き換えにも対応可
能となる。
【0055】つまり、プログラムを不揮発性メモリ2C
の連続した領域に配置可能として、ブロック単位の書き
換えを可能とすることができ、開発・テストの工数が少
なく、信頼性が高いブロック単位の書き換えが可能とな
り、また、図8、10の故障診断の場合に比べて、プロ
グラムが高速で且つコンパクトとなり、プログラムのレ
イアウトの自由度を向上することができ、プログラムの
書き込み不完全性状態とメモリ値化けとを区別すること
ができ、プログラムの書き込み不完全性状態に対して
は、安心して再書き換えが可能となり、更に、プログラ
ムの書き込みの不完全性状態の検出速度がチェックサム
検証に対して迅速で、車両の組み立て工場やコントロー
ラ製造工場でのプログラムラインに対して有利とするこ
とができる。
【0056】なお、この発明においては、不揮発性メモ
リの各ブロック毎で、プログラムの全体を見て、故障の
発生し易い特有の箇所を認識しておき、この箇所を特定
してチェックすることにより、不揮発性メモリの故障を
容易に判定することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、外部装置から書き換えが指示されたとき
に、外部装置から送信された新しいプログラムやデータ
を不揮発性メモリに各ブロック毎に書き換え処理を実行
し、各ブロック毎に書き込まれるプログラムやデータ中
の最後尾のデータを管理ブロックにコピーして保存し、
各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最
後尾のデータと管理ブロックにコピーされた各ブロック
毎の最後尾のデータとを比較する比較手段を設け、この
比較手段で比較された各ブロック毎に書き込まれたプロ
グラムやデータ中の最後尾のデータと管理ブロックにコ
ピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいか
否かを判定する判定手段を設けたことにより、不揮発性
メモリの連続した空間に通常通りにプログラムを配置
し、そして、各ブロック毎に書き込まれたプログラムや
データ中の最後尾のデータと管理ブロックにコピーされ
た各ブロック毎の最後尾のデータとを比較するので、各
ブロック毎に書き込まれたデータの比較判定が可能とな
り、短時間で不揮発性メモリが故障しているか否かを判
定し、また、不揮発性メモリの容量が増加するのを防止
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】不揮発性メモリのブロックを示す図である。
【図2】故障診断のフローチャートである。
【図3】車両用制御装置の構成図である。
【図4】従来における車両用制御装置の構成図である。
【図5】従来においてプログラムの書き換えの概念を説
明する図である。
【図6】従来における故障診断のフローチャートであ
る。
【図7】従来において各ブロックに各キーワードを設定
した不揮発性メモリのブロックを示す図である。
【図8】図7における故障診断のフローチャートであ
る。
【図9】従来において最後尾のブロックに一つのキーワ
ードを設定した不揮発性メモリのブロックを示す図であ
る。
【図10】図9における故障診断のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 車両用制御装置 4 書き換え装置 6 コネクタ 2B 制御側CPU 2B−1 比較手段 2B−2 判定手段 2C 不揮発性メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ブロック毎にプログラムやデータの書
    き込み及び消去が可能な不揮発性メモリを備えた車両用
    制御装置において、外部装置から書き換えが指示された
    ときに、前記外部装置から送信された新しいプログラム
    やデータを前記不揮発性メモリに各ブロック毎に書き換
    え処理を実行し、前記各ブロック毎に書き込まれるプロ
    グラムやデータ中の最後尾のデータを管理ブロックにコ
    ピーして保存し、前記各ブロック毎に書き込まれたプロ
    グラムやデータ中の最後尾のデータと前記管理ブロック
    にコピーされた各ブロック毎の最後尾のデータとを比較
    する比較手段を設け、この比較手段で比較された前記各
    ブロック毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後
    尾のデータと前記管理ブロックにコピーされた各ブロッ
    ク毎の最後尾のデータとが等しいか否かを判定する判定
    手段を設けたことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両用制御装置は、前記判定手段に
    よって前記各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデ
    ータ中の最後尾のデータと前記管理ブロックにコピーさ
    れた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいか否かを
    判定し、前記判定手段の結果によって前記不揮発性メモ
    リの故障原因の区別をすることを特徴とする請求項1に
    記載の車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記車両用制御装置は、前記判定手段に
    よって前記各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデ
    ータ中の最後尾のデータと前記管理ブロックにコピーさ
    れた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しくないと判
    定した場合には、前記不揮発性メモリにプログラムやデ
    ータの再書き換えを実施することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記車両用制御装置は、前記判定手段に
    よって前記各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデ
    ータ中の最後尾のデータと前記管理ブロックにコピーさ
    れた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいと判定し
    た場合に、チェックサム検証による判定を行うととも
    に、このチェックサム検証による判定において前記不揮
    発性メモリが故障と判断した場合には、前記各ブロック
    毎に書き込まれたプログラムやデータ中の最後尾のデー
    タと前記管理ブロックにコピーされた各ブロック毎の最
    後尾のデータとが等しくないときに出力される故障コー
    ドとは異なる他の故障コードを前記外部装置に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車両用制御装置は、前記判定手段に
    よって前記各ブロック毎に書き込まれたプログラムやデ
    ータ中の最後尾のデータと前記管理ブロックにコピーさ
    れた各ブロック毎の最後尾のデータとが等しいないと判
    定した場合に、プログラムやデータの書き込みエラーに
    よる不完全状態として、前記不揮発性メモリにプログラ
    ムやデータの再書き換えを実施することを特徴とする請
    求項1に記載の車両用制御装置。
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