JP2002047920A - 内燃機関の排気浄化方法 - Google Patents

内燃機関の排気浄化方法

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JP2002047920A JP2000314035A JP2000314035A JP2002047920A JP 2002047920 A JP2002047920 A JP 2002047920A JP 2000314035 A JP2000314035 A JP 2000314035A JP 2000314035 A JP2000314035 A JP 2000314035A JP 2002047920 A JP2002047920 A JP 2002047920A
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隆晟 伊藤
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Tetsuo Kawamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、NOx吸蔵還元型の排気浄化
触媒のSOx被毒現象を抑止し、排気ガスの浄化率をより
一層向上させることのできる内燃機関の排気浄化方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の内燃機関の排気浄化方法は、内
燃機関1のシリンダ3で燃焼される前の吸入空気、混合
気又は還流排気ガスに対して硫黄成分を固形化させる硫
黄成分固形化剤(固形化剤タンク41内に貯蔵)を添加
して、内燃機関1の燃焼後に硫黄酸化物を生成させる原
因となる硫黄成分を固形化し、硫黄酸化物の原因となる
硫黄酸化物を固形化させた後の排気ガスを、NOx吸蔵還
元型の排気浄化触媒39に流入させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NOx吸蔵還元型の
排気浄化触媒のSOx被毒による排気浄化率の低下を抑止
し、排気ガスの浄化率をより一層高くすることのできる
内燃機関の排気浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガスは、三元触媒などの
排気浄化触媒によって浄化された後に大気に放出され
る。そして、このような排気浄化触媒の一つとして、排
気ガス中に酸素O2が過剰にあるときは窒素酸化物NOxを
吸蔵し、排気ガス中の酸素O2が少ないときに吸蔵した窒
素酸化物をNOx放出して還元させる(このとき排気ガス
中の一酸化炭素COや炭化水素HCは酸化される)、NOx吸
蔵還元型の排気浄化触媒も用いられるようになってきて
いる。
【0003】このような排気浄化触媒を用いることによ
って、リーン運転時の排気ガス中の窒素酸化物NOxを吸
蔵し、ストイキ又はリッチ運転時に吸蔵した窒素酸化物
NOxを放出・還元することによって、排気浄化率をより
一層向上させることができる。このようなNOx吸蔵還元
型の排気浄化触媒は、通常のエンジンよりもリーン運転
を積極的に行うリーンバーンエンジンの排気浄化率を向
上させるのに有用で、燃費改善との両立にも寄与してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのNOx
吸蔵還元型の排気浄化触媒は、窒素酸化物NOxよりも硫
黄酸化物SOxをより安定的に吸蔵してしまうという性質
を有している。排気ガス中の硫黄酸化物SOxは、燃料中
やエンジンオイル中に含まれる硫黄成分が、内燃機関の
燃焼によって酸化されることによって生じる。燃料中や
エンジンオイル中に含まれる硫黄成分は微量であるが、
NOx吸蔵還元型の排気浄化触媒に安定的に吸蔵されてし
まうために吸蔵量は徐々に蓄積されて増加する。NOx吸
蔵還元型の排気浄化触媒に硫黄酸化物SOxが多量に吸蔵
されてしまうと、窒素酸化物NOxの吸蔵と放出・還元と
を適正に行えなくなってしまう。これが、いわゆる、NO
x吸蔵還元型の排気浄化触媒における「SOx被毒」現象で
ある。
【0005】従来のNOx吸蔵還元型の排気浄化触媒にお
いては、新品時には吸蔵能力のほとんどが窒素酸化物NO
xの吸蔵に用いられるが、SOx被毒を受けると吸蔵能力の
僅かしか窒素酸化物NOxの吸蔵に用いられなくなってし
まう。このSOx被毒現象を抑止することができれば、窒
素酸化物NOxの吸蔵可能量や放出可能量を大きくとるこ
とができ、NOx吸蔵還元型の排気浄化触媒の排気浄化性
能を大幅に向上させることができる。なお、このような
NOx吸蔵還元触媒のSOx被毒を抑止するものとして、特開
2000-27712号公報に記載のものなども知られているが、
まだその効果は充分でなく、発明者らは更なる排気ガス
の浄化性能向上を目指して本発明を達成した。
【0006】従って、本発明の目的は、NOx吸蔵還元型
の排気浄化触媒のSOx被毒現象を抑止し、排気ガスの浄
化率をより一層向上させることのできる内燃機関の排気
浄化方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関の排気浄化方法は、こ内燃機関の排気ガスを浄化する
内燃機関の排気浄化方法において、前記内燃機関のシリ
ンダで燃焼される前の吸入空気、混合気又は還流排気ガ
スに対して硫黄成分を固形化させる硫黄成分固形化剤を
添加して、前記内燃機関の燃焼後に硫黄酸化物を生成さ
せる原因となる硫黄成分を固形化し、硫黄酸化物の原因
となる硫黄酸化物を固形化させた後の排気ガスを、NOx
吸蔵還元型の排気浄化触媒に流入させることを特徴とし
ている。
【0008】請求項2に記載の内燃機関の排気浄化方法
は、請求項1に記載の発明において、吸気通路上の吸入
空気、混合気又は還流排気ガスに対して、前記硫黄成分
固形剤を添加することを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の内燃機関の排気浄化方法
は、請求項1に記載の発明において、排気通路から吸気
通路にかけて配設された排気ガス還流路上の還流排気ガ
スに対して、前記硫黄成分固形剤を添加することを特徴
としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の排気浄化方法の一実施形
態について、以下に説明する。本実施形態の浄化方法を
行う浄化装置を有する内燃機関(エンジン)1を図1に
示す。
【0011】以下に説明するエンジン1は、多気筒エン
ジンであるが、ここではそのうちの一気筒のみを断面図
として示す。エンジン1は、燃料を直接シリンダ3内に
噴射する筒内噴射型エンジンであり、リーンバーン(希
薄燃焼)エンジンである。エンジン1は、点火プラグ2
によって各シリンダ3内の混合気に対して点火を行うこ
とによって駆動力を発生する。エンジン1の燃焼に際し
て、外部から吸入した空気は吸気通路4を通り、インジ
ェクタ5から噴射された燃料と混合されて混合気とな
る。シリンダ3の内部と吸気通路4との間は、吸気バル
ブ6によって開閉される。シリンダ3の内部で燃焼され
た混合気は、排気ガスとして排気通路7に排気される。
シリンダ3の内部と排気通路7との間は、排気バルブ8
によって開閉される。
【0012】吸気通路4上には、シリンダ3内に吸入さ
れる吸入空気量を調節するスロットルバルブ9が配設さ
れている。このスロットルバルブ9には、その開度を検
出するスロットルポジションセンサ10が接続されてい
る。スロットルバルブ9に付随して、アクセルペダル1
1の踏み込み位置を検出するアクセルポジションセンサ
12や、スロットルバルブ9を駆動するスロットルモー
タ13なども配設されている。また、図1に示されてい
ないが、吸気通路4上には吸入空気の温度を検出する吸
気温センサも取り付けられている。
【0013】また、スロットルバルブ9の下流側には、
サージタンク14が形成されており、サージタンク14
の内部に、バキュームセンサ15及びコールドスタート
インジェクタ17が配設されている。バキュームセンサ
15は、吸気通路4内の圧力(吸気管圧力)を検出す
る。コールドスタートインジェクタ17は、エンジン1
の冷間始動性を向上させるためのもので、冷間始動時に
サージタンク14内に燃料を拡散噴霧させて均質な混合
気を形成させるものである。
【0014】サージタンク14のさらに下流側には、ス
ワールコントロールバルブ18が配設されている。スワ
ールコントロールバルブ18は、希薄燃焼(成層燃焼)
時にシリンダ3の内部に安定したスワールを発生させる
ためのものである。スワールコントロールバルブ18に
付随して、スワールコントロールバルブ18の開度を検
出するSCVポジションセンサ19やスワールコントロー
ルバルブ18を駆動するDCモータ20なども配設されて
いる。
【0015】また、本実施形態のエンジン1における吸
気バルブ6は、その開閉タイミングを可変バルブタイミ
ング機構21によって可変制御することができる。吸気
バルブ6の開閉状況は、吸気バルブ6を開閉させるカム
が形成されているカムシャフトの回転位置を検出するカ
ムポジションセンサ22によって検出できる。さらに、
エンジン1のクランクシャフト近傍には、クランクシャ
フトの回転位置を検出するクランクポジションセンサ2
3が取り付けられている。クランクポジションセンサ2
3の出力からは、シリンダ3内のピストン24の位置
や、エンジン回転数を求めることもできる。エンジン1
には、エンジン1のノッキングを検出するノックセンサ
25や冷却水温度を検出する水温センサ26も取り付け
られている。
【0016】一方、排気通路7上には、エンジン1本体
に近い側に、、通常の三元触媒である始動時触媒27が
配設されている。始動時触媒27は、エンジン1の燃焼
室(シリンダ3)に近いので排気ガスによって昇温され
やすく、エンジン始動直後に、より早期に触媒活性温度
にまで上昇して排気ガス中の有害物質を浄化するように
配設されている。このエンジン1は四気筒であり、二気
筒毎に一つずつ、計二つの始動時触媒27が取り付けら
れている。各始動時触媒27には、それぞれ排気温セン
サ28が取り付けられており、排気温センサ28は排気
ガスの温度を検出している。
【0017】始動時触媒27の下流側では排気管が一つ
にまとめられてNOx吸蔵還元型の排気浄化触媒39が配
設されている。このNOx吸蔵還元型の排気浄化触媒39
については、追って詳しく説明する。排気浄化触媒39
の上流側には、排気浄化触媒39に流入する排気ガスの
排気空燃比を検出する空燃比センサ40が取り付けられ
ている。空燃比センサ40としては、排気空燃比をリッ
チ域からリーン域にかけてリニアに検出し得るリニア空
燃比センサや、排気空燃比がリッチ域にあるかリーン域
にあるかをオン−オフ的に検出するO2センサ(酸素セン
サ)などが用いられる。
【0018】さらに、排気通路7から吸気通路4にかけ
て、排気ガスを還流させる外部EGR(Exhaust Gas Recirc
ulation)通路43が形成されている。外部EGR通路43
の吸気通路4側はサージタンク14に接続され、排気通
路7側は始動時触媒27の上流側に接続されている。外
部EGR通路43上には、還流させる排気ガス量を調節す
るEGRバルブ44が配設されている。EGR機構は、吸気通
路4内の吸気管負圧を利用して排気ガスの一部を吸気通
路4に戻し、NOx生成抑制効果や燃費向上効果を得るも
のである。なお、吸気バルブ6の開閉タイミングを制御
することで同様の効果を得る内部EGR制御も併用され得
る。
【0019】エンジン1のインジェクタ5には、燃料タ
ンク29に貯蔵された燃料が送出用の低圧フューエルポ
ンプ30によって送出され、これがフューエルフィルタ
31を経過して高圧フューエルポンプ32によって高圧
化された後に供給される。このエンジン1は希薄燃焼可
能なものであり、良好な希薄燃焼(成層燃焼)を行わせ
るために圧縮行程中のシリンダ3内に燃料を直接噴射し
て成層燃焼に適した状態を形成させなくてはならず、そ
のために燃料を高圧にしてからインジェクタ5によって
噴射する。
【0020】インジェクタ5に付随して、精密な制御を
行うために燃料の圧力を検出する燃圧センサ33も配設
されている。高圧フューエルポンプ32は、エンジン1
の動力、即ち、排気バルブ8側のカムシャフトの回転を
利用して燃料を高圧化している。なお、コールドスター
トインジェクタ17に対しては、低圧フューエルポンプ
30によって送出された燃料がそのまま供給される。
【0021】燃料タンク29に付随して、燃料タンク2
9内で蒸発した燃料を捕集するチャコールキャニスタ3
4が配設されている。チャコールキャニスタ34は、内
部に活性炭フィルタを有しており、この活性炭フィルタ
で蒸発燃料を捕集する。そして、捕集された燃料は、パ
ージコントロールバルブ35によってパージ量を制御さ
れつつ、吸気通路4にパージされてシリンダ3内で燃焼
される。なお、燃料タンク29には、燃料噴射されなか
った残りの燃料を燃料タンクに戻すリターンパイプ36
も取り付けられている。
【0022】上述した点火プラグ2、インジェクタ5、
スロットルポジションセンサ10、アクセルポジション
センサ12、スロットルモータ13、バキュームセンサ
15、コールドスタートインジェクタ17、DCモータ2
0、可変バルブタイミング機構21のアクチュエータ、
カムポジションセンサ22、クランクポジションセンサ
23、ノックセンサ25、水温センサ26、排気温セン
サ28、パージコントロールバルブ35、空燃比センサ
40、EGRバルブ44、吸気温センサやその他のアクチ
ュエータ類・センサ類は、エンジン1を総合的に制御す
る電子制御ユニット(ECU)37と接続されている。
【0023】なお、図1に示されるシステムでは、EC
U37とインジェクタ5との間に電子制御ドライブユニ
ット(EDU)38が設けられている。EDU38は、E
CU37からの駆動電流を増幅して、高電圧・大電流に
よってインジェクタ5を駆動するためのものである。こ
れらのアクチュエータ類・センサ類は、ECU37から
の信号に基づいて制御され、あるいは、検出結果をEC
U37に対して送出している。ECU37は、内部に演
算を行うCPUや演算結果などの各種情報量を記憶する
RAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバ
ックアップRAM、各制御プログラムを格納したROM
等を有している。ECU37は、吸気通路内圧力や空燃
比などの各種情報量に基づいてエンジン1を制御する。
【0024】NOx吸蔵還元型の排気浄化触媒39につい
て説明する。
【0025】排気浄化触媒39は、表面にアルミナの薄
膜層がコーティングされた担体上に、白金やパラジウム
やロジウムなどの貴金属の他にアルミナコーティング層
上に、アルカリ金属(K,Na,Li,Csなど)、ア
ルカリ土類金属(Ba,Caなど)又は希土類元素(L
a,Yなど)などをもさらに担持させ、エンジンがリー
ン空燃比で運転されたときに排気ガス中に含まれるNOx
を吸蔵させることができるようにしたものである。この
ため、排気浄化触媒39は、通常の三元触媒としての機
能、即ち、理論空燃比近傍で燃焼されたときの排気ガス
内のHC,CO,NOxを浄化する機能に加えて、リーン空燃比
で排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵することができる。
【0026】排気浄化触媒39に吸蔵されたNOxは、リ
ッチ空燃比あるいは理論空燃比(ストイキ空燃比)で燃
焼されたときに放出され、排気ガス中のHC,COによって
還元されて浄化される(このときHC,COは同時に酸化さ
れて浄化される)。このため、排気浄化触媒39のNOx
吸蔵量が一杯に近づいたと判断されたときは、リッチ空
燃比で短時間エンジンを運転して吸蔵されたNOxを還元
させる、いわゆるリッチスパイク運転が強制的に行われ
る場合もある。
【0027】排気浄化触媒39は、上述したように、NO
xよりもSOxを安定的に吸蔵してしまうという性質を有し
ており、これによってSOx被毒現象が生じる。本実施形
態では、このようなSOxの原因となる硫黄成分を固形化
してしまい、排気ガス中のSOx濃度を低減し、NOx吸蔵還
元型の排気浄化触媒39に吸蔵されるSOxの量を減ら
す。この結果、排気浄化触媒39のNOx吸蔵還元に用い
られる容量(NOx吸蔵可能量)が拡大し、排気ガス中のN
Oxの浄化率を向上させることができる。
【0028】例えば、運転状態によっては、上述したリ
ッチスパイク運転ができない場合もあるので、排気浄化
触媒39のNOx吸蔵可能量は大きい方が良く、吸蔵可能
量が大きければ、NOxを吸蔵しきれないで下流側にNOxを
流出させてしまうことを回避することができる。本実施
形態の浄化方法は、硫黄成分を固形化するために硫黄成
分固形化剤を用いる。
【0029】硫黄成分固形化剤(以下、単に「固形化
剤」とも言う)を用いて排気ガス中の硫黄成分を固形化
するが、その固形化は、排気浄化触媒39に流入する以
前に固形化すればよい。この場合、硫黄成分固形化剤の
添加は、シリンダ3で燃焼される前の吸入空気、混合気
又は還流排気ガスに対して添加される。このとき、固形
化剤の添加は、吸気通路4内や外部EGR通路43内に添
加する。あるいは、燃焼前のシリンダ3内で添加しても
良い。
【0030】本実施形態の固形化剤は、硫黄成分を酸化
させる機能を有する金属元素(以下、単に「酸化機能を
有する金属元素」とも言う)と、塩基性の金属元素とを
含んでいる。この両成分を有していることによって、硫
黄成分を効果的に固形化することができる。ここで、酸
化機能を有する金属元素は、遷移元素であると効果的で
ある。さらに、塩基性の金属元素としては、アルカリ金
属元素又はアルカリ土類金属元素であることが好まし
く、特に、カリウムの原子番号以上の原子番号を持つア
ルカリ金属であることが特に好ましい。
【0031】酸化機能を有する金属元素としては、具体
的には、Pt,Pd,Rh,Fe,Ce,In,Ag,
Au,Irがある。このうち、In以外のものが遷移元
素である。一方、塩基性の金属元素としては、具体的に
は、Li,Na,K,Rb,Cs,Fr,Be,Mg,
Ca,Sr,Ba,Ra,Al,Zn,Zr,Laがあ
る。このうち、アルカリ金属は、Li,Na,K,R
b,Cs,Frであり、このうち、カリウムの原子番号
以上の原子番号を持つものは、K,Rb,Cs,Frで
ある。アルカリ土類金属は、Be,Mg,Ca,Sr,
Ba,Raである。
【0032】硫黄成分の固形化は、以下のように行われ
ると思われる(ここで、酸化機能を有する金属元素をM
1とし、塩基性の金属元素をM2とする)。エンジン1の
燃焼によって、SO2やSO3が生成される。そして、こ
れらが、 SO2−(M1)→SO3→M2SO3→M2SO4 … のように反応する。
【0033】上述したように、固形化剤に酸化機能を有
する金属元素を含有させることによって、硫黄成分の酸
化反応が進みやすくなる。即ち、上記に示されるよう
に、SO2がSO3になりやすくなり、硫黄の固形化率を
向上させることができる。そして、酸化された硫黄酸化
物は、塩基性の金属元素によって、亜硫酸塩や硫酸塩と
して固形化される。
【0034】このとき、塩基性の金属元素として、カリ
ウムの原子番号以上の原子番号を持つアルカリ金属を用
いることによって、硫黄成分の固形化率を向上させるこ
とができる。これは、カリウムの原子番号以上の原子番
号を持つアルカリ金属は塩基性が強いので硫黄成分と結
び付きやすく、上述した以外に、 SO2→M2SO2−(M1)→M2SO3→M2SO4… のような反応が起き、結果として硫黄成分の固形化率が
向上するものと考えられる。(上記では、酸化機能を
有する金属元素M1は、亜硫酸ガスSO2と塩基性の金属
元素M2との化合物M2SO2を酸化させると考えられ
る。)
【0035】通常、エンジン1などの内燃機関の燃焼時
のような燃焼時の高温下では、SO 2は、一旦SO3に酸
化されるが、化学平衡的にSO3ガスよりも亜硫酸ガス
SO2状態となるため、上述したの反応も起きない
と、硫黄の固形化率向上は望めない。なお、SOxとして
は、SOなどもあり得るが、これは酸化されることによ
ってSO2やSO3となるので、その後は上述したように
固形化される。
【0036】上述した固形化剤の効果を実験的に検証し
た。実験には、硫黄分を重量比で500ppm含有する燃料中
に固形化剤を投入したものを試験燃料として用いた。エ
ンジン回転数が2000rpm、負荷が60Nmの条件でエンジン
を運転したときの排気ガス中のSOx濃度を測定し、固形
化剤を投入しない通常の燃料で運転したときの排気ガス
中のSOx濃度からの減少分を硫黄成分の固形化率として
算出した。なお、固形化剤の投入量は、固形化剤に含ま
れる塩基性の金属元素(M2)と燃料中に含まれる硫黄と
による生成硫黄塩(M2SO4)の理論モル数から計算さ
れる。各固形化剤として各元素を含有させた場合の硫黄
成分の固形化率を次の〔表1〕に示す。
【0037】
【表1】
【0038】〔表1〕から明らかなように、酸化機能を
有する金属元素(Ce,Fe)のみの場合は塩を形成す
るための相手がないので、当然ながらほとんど効果がな
い。塩基性金属元素(Ca,Ba,K,Cs)のみを含
む場合は、固形化率20%〜30%程度の効果があるが、これ
ら両者を含有させた場合は更なる効果がある。特に、塩
基性金属として、カリウムの原子番号以上の原子番号を
有するアルカリ金属元素(K,Cs)を用いると飛躍的
な効果がある。さらに、ここで用いた酸化機能を有する
金属元素(Ce,Fe)では、Ceを塩基性金属と併用
する場合の方が固形化率が良く、KとCeの組み合わせ
が一番固形化率が良かった。
【0039】さらに、固形化率を向上してSOx被毒抑制
効果を向上させるためには、固形化剤のモル数を、固形
化しようとしている硫黄成分のモル数の1.5倍以上、即
ち、固形化剤を硫黄成分の1.5倍モル以上添加すること
が好ましい。なお、ここに言う固形化剤のモル数とは、
上述した固形化剤の場合、硫黄成分と直接反応し得る塩
基性金属のモル数となる。また、このモル数は、塩を形
成したときに過不足なく反応する量を1倍モルとして計
算する。
【0040】例えば、エンジン1の燃焼後に硫黄酸化物
を生成させる原因となる硫黄成分が1モルあったとした
場合、これを上述した手法によって固形化(塩基性金属
としてKを例にする)すると、固形化された物質は、K2
SO4となる。つまり、硫黄成分1モルにつき、Kが2モ
ル必要となる。即ち、この場合、固形化剤(塩基性金
属)1.5倍モルとは、固形化剤中にKが1.5×2=3モルと
いうことである。
【0041】固形化剤は、硫黄成分(SO2やSO3など
のSOx)を固形化する過程において、一旦NOxとも反応し
得る(ただし、硫酸塩よりも硝酸塩の方が分解温度が低
いため、硝酸塩は最終的には分解されると思われる)。
このため、固形化剤を硫黄成分と当量(1倍モル)添加
しただけでは、全ての硫黄成分を固形化するのに不足が
生じ得る。そこで、硫黄成分の固形化率を向上させるに
は、当量以上の固形化剤を添加することが好ましい。固
形化剤とSOx,NOxの反応生成物は硫酸塩、硝酸塩である
が、硝酸イオンは一価、硫酸イオンは二価であり、燃焼
時のNOx生成率にもよるが、通常、NOx発生量はSOx発生
量以上であるため、少なくとも固形化剤(塩基性金属元
素)のモル数は、硫黄成分の1.5倍モル(硫黄成分との
反応に対して1倍モル必要で、さらに、この半分が窒素
成分との反応のためにさらに必要)以上添加することが
好ましい。
【0042】ここで、固形化剤の添加量を変化させた場
合の硫黄成分の固形化率の変化を示すグラフを〔表2〕
に示す。
【表2】
【0043】〔表2〕に示されるグラフの縦軸は硫黄成
分の固形化率である。〔表2〕に示されるグラフの横軸
は、固定化剤の倍モル数であり、その値が1.5であると
きには、硫黄成分の1.5倍モルの固形化剤が添加された
ことを示している。〔表2〕から分かるように、固形化
剤の添加量が1.5倍モル以上とすることで、硫黄成分の
固形化率を効果的に向上させることができる。
【0044】なお、固形化剤は、酸化機能を有する金属
元素や塩基性を有する金属元素をイオンとして含んでい
ても良いし、可溶性の化合物として含んでいても良い。
固形化剤は、固体でも液体でも、あるいは、気体でも良
く、上述した可溶性の化合物も溶剤に溶かしたものや、
燃料となるガソリンを溶剤として溶ける固体など、様々
な形態で提供され得る。
【0045】例えば、塩基性金属の化合物であるクエン
酸カリウムやナフテン酸カルシウムをエタノールに溶か
して溶液中でイオンとし、これを燃料であるガソリンに
添加することが考えられる。あるいは、塩基性金属の化
合物である炭酸カリウムや炭酸ナトリウムや水酸化カル
シウムを水で溶かして水溶液中でイオンとし、これを吸
気通路やシリンダ、排気通路上に噴霧して添加すること
も考えられる。
【0046】上述したように、排気ガス中に含まれる硫
黄成分の大部分を固形化させてしまうことによって、NO
x吸蔵還元型の排気浄化触媒39にSOxが吸蔵され難くな
るため、その分、排気浄化触媒39の吸蔵能力をNOxの
吸蔵に用いることができ、NOxの浄化率を向上させるこ
とができる。
【0047】本発明においては、シリンダ3で燃焼され
る以前の吸入空気、混合気又は還流排気ガスに対して固
形化剤を添加する。まず、上述した硫黄成分固形化剤を
吸気通路4上に噴霧させることによって添加する場合に
ついて簡単に説明する。上述した図1の内燃機関は、こ
の場合の構成を示してある。ここでは、塩基性のアルカ
リ金属元素としてカリウムを用いており、水酸化カリウ
ム水溶液を固定化剤として使用する。この固定化剤に
は、酸化機能を有する遷移金属元素として、Ceをオク
チル酸セリウムとしてさらに含有させている。
【0048】そして、この固形化剤を溜めておく固形化
剤タンク41が、エンジン1に付随して配設されてい
る。固形化剤タンク41からサージタンク14まで配管
が配されており、この配管の先端には、サージタンク1
4内に向けて固形化剤を噴霧する噴霧ノズル16が接続
されている。また、この配管の途中には、固形化剤を噴
霧するための噴霧ポンプ42が配設されている。噴霧ポ
ンプ42は、バッテリの電力あるいは、エンジン1の出
力の一部によって駆動される。さらに、噴霧ノズル16
は、上述したECU37に接続されており、ECU37
によって固形化剤の噴霧タイミングや噴霧量が制御され
る。
【0049】噴霧ノズル16を用いて、吸入空気に対し
て固形化剤を噴霧すると、これがそのままシリンダ3内
に吸気されてインジェクタ5から噴射された燃料と共に
燃焼される。この結果、上述した硫黄成分を固形化する
反応が起こり、排気ガス中の硫黄成分(その元は燃料
中、又は、エンジンオイル中の硫黄成分)が固形化さ
れ、排気浄化触媒39に吸蔵されなくなる。この場合、
吸排気系及び燃料系を含むエンジン1全体と、固形化剤
を供給する噴霧ノズル16、固形化剤タンク41、噴霧
ポンプ42などが固形化剤を固形化させる硫黄成分固形
化手段として機能している。
【0050】次に、上述した硫黄成分固形化剤をシリン
ダ3内に噴霧させることによって添加する場合について
簡単に説明する。この場合のエンジン1及びその周辺の
構成を図2に示す。なお、上述した図1に示されるもの
と同一又は同等の構成部位に関しては同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。ここでも、塩基性のア
ルカリ金属元素としてカリウムを用いており、水酸化カ
リウム水溶液を固定化剤として使用する。この固定化剤
には、酸化機能を有する遷移金属元素として、Ceをオ
クチル酸セリウムとしてさらに含有させている。
【0051】そして、この固形化剤を溜めておく固形化
剤タンク41が、エンジン1に付随して配設されてい
る。固形化剤タンク41からシリンダ3まで配管が配さ
れており、この配管の先端には、シリンダ3の内部に向
けて固形化剤を噴霧する噴霧ノズル16が接続されてい
る。また、この配管の途中には、固形化剤を噴霧するた
めの噴霧ポンプ42が配設されている。噴霧ポンプ42
は、バッテリの電力あるいは、エンジン1の出力の一部
によって駆動される。さらに、噴霧ノズル16は、上述
したECU37に接続されており、ECU37によって
固形化剤の噴霧タイミングや噴霧量が制御される。
【0052】シリンダ3内に固形化剤を噴霧するのは、
吸気行程か圧縮行程となる。圧縮行程に噴霧する場合
は、高圧下に噴霧することになるため、固形化剤を噴霧
ポンプ42によって高圧にしてから噴霧することにな
る。噴霧ノズル16を用いて、シリンダ3内に固形化剤
を噴霧すると、吸入空気及び燃料と混合された後、燃焼
される。この結果、上述した硫黄成分を固形化する反応
が起こり、排気ガス中の硫黄成分(その元は燃料中、又
は、エンジンオイル中の硫黄成分)が固形化され、排気
浄化触媒39に吸蔵されなくなる。この場合も、吸排気
系及び燃料系を含むエンジン1全体と、固形化剤を供給
する噴霧ノズル16、固形化剤タンク41、噴霧ポンプ
42などが固形化剤を固形化させる硫黄成分固形化手段
として機能している。
【0053】次に、上述した硫黄成分固形化剤を外部EG
R通路43上に噴霧させることによって添加する場合に
ついて簡単に説明する。この場合のエンジン1及びその
周辺の構成を図3に示す。なお、上述した図1又は図2
に示されるものと同一又は同等の構成部位に関しては同
一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。ここで
も、塩基性のアルカリ金属元素としてカリウムを用いて
おり、水酸化カリウム水溶液を固定化剤として使用す
る。この固定化剤には、酸化機能を有する遷移金属元素
として、Ceをオクチル酸セリウムとしてさらに含有さ
せている。
【0054】そして、この固形化剤を溜めておく固形化
剤タンク41が、エンジン1に付随して配設されてい
る。固形化剤タンク41から外部EGR通路43上まで配
管が配されており、この配管の先端には、外部EGR通路
43上の内部に固形化剤を噴霧する噴霧ノズル16が接
続されている。また、この配管の途中には、固形化剤を
噴霧するための噴霧ポンプ42が配設されている。噴霧
ポンプ42は、バッテリの電力あるいは、エンジン1の
出力の一部によって駆動される。さらに、噴霧ノズル1
6は、上述したECU37に接続されており、ECU3
7によって固形化剤の噴霧タイミングや噴霧量が制御さ
れる。
【0055】噴霧ノズル16を用いて、外部EGR通路4
3上に固形化剤を噴霧すると、固形化剤は硫黄成分を含
む排気ガスと混ざり合い、さらに、吸気通路4上で吸入
空気と混ざり合い、これがそのままシリンダ3内に吸気
されてインジェクタ5から噴射された燃料と共に燃焼さ
れる。この結果、上述した硫黄成分を固形化する反応が
起こる。この反応によって、排気ガス中の硫黄成分(そ
の元は燃料中、又は、エンジンオイル中の硫黄成分)が
固形化され、排気浄化触媒39に吸蔵されなくなる。こ
の場合も、吸排気系及び燃料系を含むエンジン1全体
と、固形化剤を供給する噴霧ノズル16、固形化剤タン
ク41、噴霧ポンプ42などが固形化剤を固形化させる
硫黄成分固形化手段として機能している。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、硫黄成分固形化剤によ
って、内燃機関の燃焼後に硫黄酸化物を生成させる原因
となる硫黄成分を、排気通路上に設置されたNOx吸蔵還
元型の排気浄化触媒に排気ガスが流入する以前に固形化
させるので、NOx吸蔵還元型の排気浄化触媒のSOx被毒を
抑止し、排気ガスの浄化をより一層向上させることがで
きる。そして、重要なこととして、上述した硫黄成分固
形化剤が、内燃機関のシリンダで燃焼される前の吸入空
気、混合気又は還流排気ガスに対して添加される。この
ようにしておくことによって、硫黄成分固形化剤の添加
量の調整と、添加時期の調整を的確に行うことができ
る。例えば、燃料中に硫黄成分固形化剤を含有させる
と、硫黄成分固形化剤の添加量や添加時期は、燃料噴射
量や燃料噴射時期に制限されてしまう。
【0057】また、吸入空気、混合気又は還流排気ガス
に対して添加すると、シリンダ内での燃焼、あるいは燃
焼直後の高温高圧下で硫黄成分の固形化を効果的に促進
することができ、固形化率を向上させるのに都合がよ
い。この結果、排気浄化触媒のSOx被毒の原因となる硫
黄酸化物を効果的に固形化することができ、浄化性能の
向上を確実に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気浄化方法の第一実施形態を実施す
る内燃機関及びその周辺を示す構成図である。
【図2】本発明の排気浄化方法の第二実施形態を実施す
る内燃機関及びその周辺を示す構成図である。
【図3】本発明の排気浄化方法の第三実施形態を実施す
る内燃機関及びその周辺を示す構成図である。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、3…シリンダ、4…吸気通
路、7…排気通路、8…排気バルブ、16…噴霧ノズ
ル、27…始動時触媒、29…燃料タンク、39…排気
浄化触媒(NOx吸蔵還元型)、41…固形化剤タンク、
42…噴霧ポンプ、43…外部EGR通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 F02M 25/00 H F02M 25/00 25/07 510Z 25/07 510 580Z 580 B01D 53/36 101A (72)発明者 竹内 雅彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 加藤 健治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆晟 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小倉 義次 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 河村 哲雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G062 AA03 AA06 ED09 3G091 AA11 AA12 AA24 AA28 AB03 AB06 BA11 CA15 CA21 CB00 FA00 FA01 FB12 GB02Y GB03Y GB04Y GB05W GB06W GB07W GB10X GB17X HA10 HA11 HA12 4D048 AA06 AB02 AB07 BA02Y BA03Y BA14Y BA15Y BA18Y BA30Y BA31Y BA33Y BA41Y BC04 CD01 CD08 EA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガスを浄化する内燃機関
    の排気浄化方法において、 前記内燃機関のシリンダで燃焼される前の吸入空気、混
    合気又は還流排気ガスに対して硫黄成分を固形化させる
    硫黄成分固形化剤を添加して、前記内燃機関の燃焼後に
    硫黄酸化物を生成させる原因となる硫黄成分を固形化
    し、硫黄酸化物の原因となる硫黄酸化物を固形化させた
    後の排気ガスを、NOx吸蔵還元型の排気浄化触媒に流入
    させることを特徴とする内燃機関の排気浄化方法。
  2. 【請求項2】 吸気通路上の吸入空気、混合気又は還流
    排気ガスに対して、前記硫黄成分固形剤を添加すること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化方
    法。
  3. 【請求項3】 排気通路から吸気通路にかけて配設され
    た排気ガス還流路上の還流排気ガスに対して、前記硫黄
    成分固形剤を添加することを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関の排気浄化方法。
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DE60109847T DE60109847T2 (de) 2000-05-26 2001-05-23 Verfahren zum Reinigen von Abgasen einer Brennkraftmaschine
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