JP2002045760A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

塗布装置および塗布方法

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Youtetsu Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗布基板上への塗膜形成開始時に形成され
る膜厚不良部分を減少させ、枚葉タイプの被塗布基板上
に塗布液を均一かつ効率的に塗布することができる塗布
装置を提供する。 【解決手段】 ステージ3上に配設された基板ホルダ6
にて被塗布基板8を保持するとともに、ステージ3上に
配設された予備塗布部7の上方に塗布ノズル5のスリッ
ト5aがくるようステージ3の左右方向の位置を調整す
る。次いで、塗布液供給機構から塗布液を塗布ノズル5
に連続して供給し、塗布ノズル5のスリット5aから下
方に塗布液を吐出する。同時に、エアースライドリニア
モータ2によりステージ3をスライドさせ、塗布ノズル
5から吐出された塗布液を予備塗布部7に塗布して塗布
液の量を調節した後、被塗布基板8上に塗布液を塗布す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布基板上に塗
布液を塗布する塗布装置および塗布方法に係り、とりわ
け、大型のガラス基板やプラスチック基板等の枚葉タイ
プの被塗布基板上に塗布液を均一かつ効率的に塗布する
ための塗布装置および塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LCD(liquid crystal displ
ay)用のカラーフィルター等で用いられる大型のガラス
基板上に塗布液を塗布する方式として、スピン塗布方式
が多く用いられている。
【0003】スピン塗布方式には大気開放型および密閉
カップ式があるが、いずれの方式でも、塗布材料の使用
効率が10%程度と低く、また被塗布基板の回転中心部
分および周辺部分の塗布膜厚がその中間部分に比べて厚
くなりすぎるという欠点がある。このため、例えば、塗
布膜厚として数μm±3%程度の範囲が要求される場合
には、スピン塗布方式により形成された塗膜をそのまま
用いることが困難であり、被塗布基板の回転中心部分と
周辺部分との間の中間部分であって塗布膜厚が比較的均
一な部分のみを用いる必要がある。すなわち、スピン塗
布方式には、塗布液の使用量、および被塗布基板の有効
利用等の点で問題がある。
【0004】このようなスピン塗布方式の欠点を解消す
るための方式として、ナイフ塗布方式やロール塗布方式
等が提案されている。ナイフ塗布方式およびロール塗布
方式はいずれも、被塗布基板上に塗布用クリアランスを
設け、その設定値によって塗布膜厚を決定して塗布面の
平滑性を得る方式であるが、この方式では、被塗布基板
の表面の平滑度(凹凸度)が塗布精度以上に低い(凹凸
度が大きい)場合に均一な膜厚を得ることが困難である
という欠点である。
【0005】そこで、上述したような各塗布方式の欠点
を解消して、枚葉タイプの被塗布基板上に塗布液の物性
等の影響を受けることなく安定した状態で均一な塗膜を
形成することのできる方式として、ダイ塗布方式やエク
ストルージョン塗布方式、ビード塗布方式が提案されて
いる(特願平05−146757号参照)。
【0006】これらの塗布方式に基づく塗布装置として
は、例えば、一定の塗布用クリアランスをとって被塗布
基板上に塗布ノズルから塗布液を吐出し、これと同時に
被塗布基板を一定速度でスライドさせることにより、被
塗布基板上に塗膜を形成するものが知られている。この
とき、塗布ノズルには、塗布液供給機構から連続して塗
布液の供給が行われ、塗布ノズルから吐出される塗布液
の吐出量が一定に保たれるようになっている。なお、被
塗布基板上に塗膜が形成されるとき、塗布ノズルと被塗
布基板との間には一定量のビードが形成され、そのうち
の一定量が被塗布基板上に塗布される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の塗布装置では、塗布ノズルから吐出された塗布
液(ビード)が被塗布基板に確実に接触するようにする
ため、被塗布基板上に塗布液が最初に塗布される塗膜形
成開始時の状態(図7(a)参照)では、被塗布基板上に
塗布液が連続して塗布されている定常状態(図7(b)参
照)よりも多量の塗布液が必要となる。なお、図7(a)
(b)において、符号5は塗布ノズル、符号5aは塗布液
が吐出されるスリット、符号8は被塗布基板、符号20
は塗布液を示している。
【0008】このため、従来の塗布装置では、被塗布基
板のスライド速度が一定で、かつ塗布ノズルから吐出さ
れる塗布液の量が一定であっても、被塗布基板上に形成
される塗布膜厚は均一にはならない。すなわち、塗膜形
成開始時の状態から定常状態へ移行するまでの過渡期に
形成された塗膜の部分は、その膜厚が正規の値から外れ
た不良部分となってしまうという問題がある。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、被塗布基板上への塗膜形成開始時に形成さ
れる膜厚不良部分を減少させ、大型のガラス基板やプラ
スチック基板等の枚葉タイプの被塗布基板上に塗布液を
均一かつ効率的に塗布することができる塗布装置および
塗布方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の解
決手段として、被塗布基板上に塗布液を塗布する塗布装
置において、塗布液を吐出する塗布ノズルと、前記塗布
ノズルを被塗布基板に対向させた状態で前記塗布ノズル
と前記被塗布基板とを相対的に移動させる塗布用移動機
構と、前記被塗布基板に並列して配設され、前記被塗布
基板上に塗布液を塗布するのに先立って、前記塗布ノズ
ルから吐出された塗布液が塗布される予備塗布部とを備
えたことを特徴とする塗布装置を提供する。
【0011】なお、上述した第1の解決手段において
は、前記被塗布基板に対する前記予備塗布部の相対位置
を調整する調整機構をさらに備えることが好ましい。ま
た、前記予備塗布部は、前記被塗布基板が載置されてい
るステージに対して脱着自在に取り付けられていること
が好ましい。さらに、前記予備塗布部は、前記塗布ノズ
ルから吐出された塗布液が塗布される予備塗布ブロック
と、前記予備塗布ブロックを洗浄する洗浄機構とを有す
ることが好ましい。さらにまた、前記予備塗布部は、前
記予備塗布ブロックを塗布液の塗布位置と洗浄位置との
間で移動させる洗浄用移動機構をさらに有することが好
ましい。なお、前記予備塗布ブロックは塗布液が塗布さ
れる複数の塗布面を有し、前記洗浄用移動機構は、前記
各塗布面が塗布液の塗布位置または洗浄位置に位置する
よう前記予備塗布ブロックを移動させることが好まし
い。また、前記洗浄機構は、前記予備塗布ブロックに対
して洗浄液を供給する手段と、前記予備塗布ブロックか
ら洗浄液とともに除去された塗布液を回収する手段とを
有することが好ましい。
【0012】本発明は、その第2の解決手段として、塗
布ノズルと被塗布基板とを相対的に移動させて被塗布基
板上に塗布液を塗布する塗布方法において、塗布ノズル
から吐出された塗布液を、被塗布基板に並列して配設さ
れた予備塗布部に塗布して塗布液の量を調節するステッ
プと、塗布液の量が調節された塗布ノズルにより前記被
塗布基板上に塗布液を塗布するステップとを含むことを
特徴とする塗布方法を提供する。
【0013】本発明の第1および第2の解決手段によれ
ば、被塗布基板に並列して配設された予備塗布部に、被
塗布基板上に塗布液を塗布するのに先立って、塗布ノズ
ルから吐出された塗布液が塗布されるので、塗膜形成開
始時において、被塗布基板に対するビードの接触のため
に吐出される過剰な塗布液を取り除き、定常状態と同様
の量に調節することができる。このため、塗膜形成開始
時の状態から定常状態までの塗布液の量の変化(過渡
期)をなくすことができ、被塗布基板への塗膜形成開始
直後から、所望の膜厚を有する均一な塗膜を被塗布基板
上に形成することができ、LCD用のカラーフィルター
で用いられるガラス基板等のような大面積の基板に対し
ても、所望の膜厚を有する均一な塗膜を形成することが
できる。
【0014】また、本発明の第1の解決手段によれば、
調整機構により被塗布基板に対する予備塗布部の相対位
置を調整することにより、塗布液の吐出量および物性等
に応じて、塗膜形成開始時の塗布液の量が定常状態と同
様の量となるよう容易に調節することができる。さら
に、予備塗布部を、被塗布基板が載置されているステー
ジに対して脱着自在に取り付けることにより、塗布液の
物性に応じて、適切な濡れ性を有する予備塗布部への交
換を容易に行うことができ、多様な物性の塗布液に柔軟
に対応することができるとともに、予備塗布部のメンテ
ナンスおよび洗浄を容易に行うことができる。さらにま
た、予備塗布部のうち塗布液が塗布された予備塗布ブロ
ックを洗浄機構により洗浄液によって洗浄することによ
り、予備塗布部のメンテナンスおよび洗浄を容易に行う
ことができる。なお、予備塗布ブロックとして、塗布液
が塗布される複数の塗布面を有するものを用い、洗浄用
移動機構により、各塗布面が塗布位置または洗浄位置に
位置するよう予備塗布ブロックを移動させることによ
り、塗布液が塗布された塗布面を簡易かつ迅速に洗浄お
よび再利用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よる塗布装置の一実施の形態を説明するための図であ
る。
【0016】図1に示すように、本実施の形態に係る塗
布装置は、被塗布基板8上に塗布液を塗布するものであ
り、塗布液を吐出する塗布ノズル5を備えている。
【0017】塗布ノズル5は、被塗布基板8が載置され
るステージ3のスライド(移動)方向(図1の左右方
向)と直交する方向(図1の紙面に直交する方向)に延
びる帯状のスリット5aを有し、塗布液供給機構(図示
せず)から供給される塗布液をスリット5aを介して下
方に吐出することができるようになっている。
【0018】また、塗布ノズル5は、被塗布基板8に対
する塗布ノズル5の水平状態を調整することが可能なダ
イホルダ4に支持されている。ダイホルダ4は、昇降機
構15を介して支柱16に取り付けられており、被塗布
基板8に対する塗布ノズル5の高さを任意に調整するこ
とができるようになっている。なお、支柱16は基台1
上に固定されている。
【0019】一方、被塗布基板8は、基板ホルダ6を介
してステージ3上に載置されており、基板ホルダ6の上
面にて真空吸着により保持されるようになっている。ス
テージ3上には、基板ホルダ6(被塗布基板8)に並列
して予備塗布部7が配設されており、被塗布基板8上に
塗布液を塗布するのに先立って、塗布ノズル5から吐出
された塗布液が塗布されるようになっている。なお、予
備塗布部7は、調整台(調整機構)9を介してステージ
3上に配設されており、被塗布基板8に対する予備塗布
部7の相対位置(被塗布基板8との距離、高さおよび平
行度)を調整することができるようになっている。
【0020】ここで、ステージ3は、エアースライドリ
ニアモータ(塗布用移動機構)2を介して基台1上にて
スライド(移動)自在に設置されており、塗布ノズル5
のスリット5aを被塗布基板8に対向させた状態で塗布
ノズル5と被塗布基板8とを相対的に移動させることが
できるようになっている。また、エアースライドリニア
モータ2は、ステージ3の移動を適宜制御することによ
り、被塗布基板8上に塗布液を塗布するのに先立って、
塗布ノズル5を予備塗布部7に対向させ、塗布ノズル5
から吐出された塗布液を塗布することができるようにな
っている。
【0021】次に、図2により、図1に示す予備塗布部
7の詳細について説明する。
【0022】図2に示すように、予備塗布部7は、塗布
ノズル5から吐出された塗布液が塗布される予備塗布ブ
ロック10と、予備塗布ブロック10を洗浄する洗浄機
構17とを有している。予備塗布ブロック10は、塗布
液が塗布される複数の塗布面を有する四角柱形状をなし
ている。予備塗布ブロック10は、洗浄機構17の洗浄
槽11に回転軸10aを介して配設されており、図示し
ない駆動部(洗浄用移動機構)により予備塗布ブロック
10を図2の矢印方向に回転移動させることができるよ
うになっている。これにより、予備塗布ブロック10の
各塗布面は、塗布液の塗布位置(塗布ノズル5に対向す
る位置)または洗浄位置(洗浄液供給ノズル12に対向
する位置)に位置するようになっている。なお、洗浄機
構17は、予備塗布ブロック10の各塗布面を洗浄する
よう予備塗布ブロック10に対して洗浄液を供給する洗
浄液供給ノズル12と、予備塗布ブロック10から洗浄
液とともに除去された塗布液を回収する洗浄槽11とを
有している。なお、洗浄液供給ノズル12は、洗浄槽1
1に取り付けられている。また、洗浄槽11には、洗浄
液および塗布液を除去するための洗浄液ドレン13と、
予備塗布ブロック10の洗浄後の各塗布面を空気等の循
環により乾燥させるための排気ポート14とが取り付け
られている。
【0023】なお、予備塗布ブロック10としては、被
塗布基板8上に形成される塗膜の目標膜厚に応じた塗布
プロセスによる塗布速度、塗布液供給レート、および塗
布クリアランス等のパラメータに応じて、適当な濡れ性
を有するものを選択することができる。このような適当
な濡れ性を有する予備塗布ブロック10の一例として
は、被塗布基板8と同様のガラスの他、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド
ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポ
リアミド等の高分子樹脂、ステンレスや銅、鉄、クロム
等の金属を用いることができる。なお、これらの素材の
濡れ性、対薬品性および対環境性を改善するため、適宜
表面処理を施すようにしてもよい。
【0024】また、被塗布基板8としては、LCD用の
カラーフィルターで用いられるガラス基板等の任意のも
のを用いることができる。また、塗布ノズル5から吐出
される塗布液としては、カラーフィルター用の着色液等
の任意のものを用いることができる。具体的には例え
ば、溶剤系感光性樹脂、水系感光性樹脂、またはこれら
の感光性樹脂に顔料等の着色材を分散させた着色感光性
樹脂、各種接着剤、保護膜等を形成するための樹脂、各
種インキ等を用いることができる。
【0025】次に、図1および図2により、このような
構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0026】まず、図1に示すように、ステージ3上に
配設された基板ホルダ6上にて真空吸着により被塗布基
板8を保持するとともに、ステージ3上に配設された予
備塗布部7の上方に塗布ノズル5のスリット5aがくる
ようステージ3の左右方向の位置を調整する。なおこの
とき、被塗布基板8に対する塗布ノズル5の平行度およ
び高さはそれぞれダイホルダ4および昇降機構15によ
り調整される。また、被塗布基板8に対する予備塗布部
7(予備塗布ブロック10の洗浄済みの塗布面)の相対
位置(被塗布基板8との距離、高さおよび平行度)は調
整台9により調整される。
【0027】この状態で、塗布液供給機構(図示せず)
から塗布液を塗布ノズル5に連続して供給し、塗布ノズ
ル5のスリット5aから下方に塗布液を吐出する。
【0028】同時に、エアースライドリニアモータ2に
よりステージ3を図1の位置から右方向にスライドさ
せ、塗布ノズル5から吐出された塗布液を予備塗布部7
に塗布して塗布液の量を調節した後、被塗布基板8上に
塗布液を塗布する。
【0029】その後、被塗布基板8の全面に亘って塗布
液を塗布した後、エアースライドリニアモータ2により
ステージ3を図1の左方向にスライドさせ、図1の位置
へ戻す。
【0030】なお、以上のようにして所定枚数の被塗布
基板8に対して塗布液を塗布した後は、予備塗布ブロッ
ク10のうち塗布液が塗布された塗布面を洗浄する。具
体的には、図2に示すように、図示しない駆動部(洗浄
用移動機構)により予備塗布ブロック10を回転移動さ
せ、塗布ノズル5に対向する位置に配置されていた塗布
面を洗浄液供給ノズル12に対向する位置に移動させ、
洗浄液供給ノズル12から供給された洗浄液により当該
塗布面を洗浄する。なお、予備塗布ブロック10から洗
浄液とともに除去された塗布液は、洗浄槽11を介して
洗浄液ドレン13により除去される。また、予備塗布ブ
ロック10の洗浄後の塗布面は排気ポート14を介して
空気等を循環させることにより乾燥される。
【0031】このように本実施の形態によれば、被塗布
基板8に並列して配設された予備塗布部7に、被塗布基
板8上に塗布液を塗布するのに先立って、塗布ノズル5
から吐出された塗布液を塗布するので、塗膜形成開始時
において、被塗布基板8に対するビードの接触のために
吐出される過剰な塗布液を取り除き、定常状態と同様の
量に調節することができる。このため、塗膜形成開始時
の状態から定常状態までの塗布液の量の変化(過渡期)
をなくすことができ、被塗布基板8への塗膜形成開始直
後から、所望の膜厚を有する均一な塗膜を被塗布基板8
上に形成することができ、LCD用のカラーフィルター
で用いられるガラス基板等のような大面積の基板に対し
ても、所望の膜厚を有する均一な塗膜を形成することが
できる。
【0032】また、本実施の形態によれば、予備塗布部
7が調整台9を介してステージ3上に取り付けられ、被
塗布基板8に対する予備塗布部7の相対位置(被塗布基
板8との距離、高さおよび平行度)を調整することがで
きるので、塗布液の吐出量および物性等に応じて、塗膜
形成開始時の塗布液の量が定常状態と同様の量となるよ
う容易に調節することができる。
【0033】さらに、本実施の形態によれば、予備塗布
部7の予備塗布ブロック10がステージ3(洗浄槽1
1)に対して脱着自在に取り付けられているので、塗布
液の物性に応じて、適切な濡れ性を有する予備塗布ブロ
ックへの交換を容易に行うことができ、多様な物性の塗
布液に柔軟に対応することができるとともに、予備塗布
部7のメンテナンスおよび洗浄を容易に行うことができ
る。
【0034】さらにまた、本実施の形態によれば、予備
塗布部7のうち塗布液が塗布された予備塗布ブロック1
0を洗浄機構17により洗浄液によって洗浄しているの
で、予備塗布部7のメンテナンスおよび洗浄を容易に行
うことができる。なお、予備塗布ブロック10は、塗布
液が塗布される複数の塗布面を有し、図示しない駆動部
(洗浄用移動機構)により、各塗布面が塗布ノズル5に
対向する位置または洗浄液供給ノズル12に対向する位
置に位置するよう予備塗布ブロック10を回転移動させ
るので、塗布液が塗布された塗布面を簡易かつ迅速に洗
浄および再利用することができる。
【0035】なお、上述した実施の形態においては、予
備塗布部7として、複数の塗布面を有する予備塗布ブロ
ック10を用い、これら各塗布面が塗布ノズル5に対向
する位置と洗浄液供給ノズル12に対向する位置との間
で切り替えられるよう、予備塗布ブロック10を回転移
動させているが、これに限らず、図3に示すように、一
つの塗布面のみを有する予備塗布ブロック10を用い、
この塗布面を塗布液の塗布位置と洗浄位置との間で移動
させるようにしたり、図4に示すように、表裏両面の2
つの塗布面を有する予備塗布ブロック10を用い、これ
らの塗布面が塗布ノズル5に対向する位置と洗浄液供給
ノズル12に対向する位置との間で切り替えられるよ
う、予備塗布ブロック10を適宜反転させるようにして
もよい。なお、図3および図4において、図2に示す予
備塗布部7と同一の機能を果たす部材には同一の符号が
付されている。
【0036】また、上述した実施の形態においては、ス
リット5aを下方に向けて開口させた状態で塗布ノズル
5を固定し、この固定されている塗布ノズル5に対して
ステージ3をスライドさせて被塗布基板8への塗布を行
っているが、これに限らず、(1)スリット5aを上方に
向けて開口させた状態で塗布ノズル5を固定し、この固
定されている塗布ノズル5に対してステージ3をスライ
ドさせて被塗布基板8への塗布を行ったり、(2)スリッ
ト5aを下方に向けて開口させた状態の塗布ノズル5
を、固定されているステージ3に対してスライドさせて
被塗布基板8への塗布を行ったり、(3)スリット5aを
上方に向けて開口させた状態の塗布ノズル5を、固定さ
れているステージ3に対してスライドさせて被塗布基板
8への塗布を行うようにしてもよい。
【0037】さらに、上述した実施の形態においては、
予備塗布部7の予備塗布ブロック10を洗浄槽11に対
して脱着自在に取り付けているが、これに限らず、予備
塗布部7全体をステージ3に対して脱着自在に取り付け
るようにしてもよい。
【0038】
【実施例】次に、図1および図2に示す塗布装置の具体
的実施例について述べる。
【0039】本実施例では、被塗布基板8として、LC
D用のカラーフィルターで用いられるガラス基板を用い
た。ガラス基板の寸法は、幅方向(塗布方向)の長さが
670mm、横方向の長さが550mmである。また、
塗布ノズル5から吐出される塗布液としては、カラーフ
ィルター用の着色液として、富士フィルムオーリン
(株)製カラーモザイクCR−7001を用いた。
【0040】一方、エアスライドリニアモータ2の移動
速度(塗布速度)は、50mm/secとし、塗布ノズ
ル5からの塗布液供給レートは、0.2ml/secと
した。また、塗布ノズル5と被塗布基板8との間の塗布
用クリアランスは75μmとした。
【0041】さらに、被塗布基板8と予備塗布部7(予
備塗布ブロック10)とは次のような関係で設置した。
すなわち、被塗布基板8の端部と予備塗布ブロック10
の塗布用の塗布面の端部との間の離間距離を2mmと
し、被塗布基板8の塗布面を予備塗布ブロック10の塗
布用の塗布面より50μm高く設置した。なお、被塗布
基板8の塗布面と予備塗布ブロック10の塗布用の塗布
面とは互いに平行になるように設置した。
【0042】なお、予備塗布ブロック10としては、ス
テンレスブロックを用い、被塗布基板8上に塗布液を塗
布するのに先立って、予備塗布ブロック10を前記塗布
速度と同一の速度で移動させた状態で、塗布ノズル5を
予備塗布ブロック10上で50mmの距離に亘って接触
させた。
【0043】以上のような条件で、被塗布基板8上に塗
布液を塗布した結果、被塗布基板8上に形成される塗膜
の膜厚は、図5に示すように、被塗布基板8の全面に亘
って略均一(膜厚:1.5μm)となった。すなわち、
LCD用のカラーフィルターで用いられる大面積の基板
であっても、被塗布基板8への塗膜形成開始直後から均
一な塗膜を形成することができた。なお、図6に、予備
塗布部7を用いることなく、上述した実施例と同一の条
件で塗布液の塗布を行った比較例の結果を示す。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
塗布基板上への塗膜形成開始時に形成される膜厚不良部
分を減少させ、大型のガラス基板やプラスチック基板等
の枚葉タイプの被塗布基板上に塗布液を均一かつ効率的
に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗布装置の一実施の形態を示す全
体構成図。
【図2】図1に示す塗布装置のII部分の詳細を示す拡大
図。
【図3】図2に示す予備塗布部の変形例を示す図。
【図4】図2に示す予備塗布部の他の変形例を示す図。
【図5】図1に示す塗布装置により塗布液を塗布した場
合の被塗布基板の膜厚分布を示す図。
【図6】図5に示す実施例に対応する比較例の結果を示
す図。
【図7】塗布ノズルと被塗布基板との間の塗布液(ビー
ド)の状態を説明するための図。
【符号の説明】
1 基台 2 エアスライドリニアモータ(塗布用移動機構) 3 ステージ 4 ダイホルダ 5 塗布ノズル 5a スリット 6 基板ホルダ 7 予備塗布部 8 基板 9 調整台(調整機構) 10 予備塗布ブロック 10a 回転軸 11 洗浄槽 12 洗浄液供給ノズル 13 洗浄液ドレン 14 排気ポート 15 昇降機構 16 支柱 17 洗浄機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 庸 哲 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 小 糸 健 夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA43 BB14 BB42 4D075 AC02 AC53 AC73 AC84 AC92 BB65Y CA48 CB07 DA06 DB13 DB31 DC24 EA07 4F041 AA02 AA05 AB01 BA05 BA56 CA02 CA22 CA28 4F042 AA02 AA10 CC04 CC10 CC15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗布基板上に塗布液を塗布する塗布装置
    において、 塗布液を吐出する塗布ノズルと、 前記塗布ノズルを被塗布基板に対向させた状態で前記塗
    布ノズルと前記被塗布基板とを相対的に移動させる塗布
    用移動機構と、 前記被塗布基板に並列して配設され、前記被塗布基板上
    に塗布液を塗布するのに先立って、前記塗布ノズルから
    吐出された塗布液が塗布される予備塗布部とを備えたこ
    とを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】前記被塗布基板に対する前記予備塗布部の
    相対位置を調整する調整機構をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】前記予備塗布部は、前記被塗布基板が載置
    されているステージに対して脱着自在に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の塗布装
    置。
  4. 【請求項4】前記予備塗布部は、前記塗布ノズルから吐
    出された塗布液が塗布される予備塗布ブロックと、前記
    予備塗布ブロックを洗浄する洗浄機構とを有することを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】前記予備塗布部は、前記予備塗布ブロック
    を塗布液の塗布位置と洗浄位置との間で移動させる洗浄
    用移動機構をさらに有することを特徴とする請求項4記
    載の塗布装置。
  6. 【請求項6】前記予備塗布ブロックは塗布液が塗布され
    る複数の塗布面を有し、 前記洗浄用移動機構は、前記各塗布面が塗布液の塗布位
    置または洗浄位置に位置するよう前記予備塗布ブロック
    を移動させることを特徴とする請求項5記載の塗布装
    置。
  7. 【請求項7】前記洗浄機構は、前記予備塗布ブロックに
    対して洗浄液を供給する手段と、前記予備塗布ブロック
    から洗浄液とともに除去された塗布液を回収する手段と
    を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか記
    載の塗布装置。
  8. 【請求項8】前記被塗布基板としてカラーフィルター用
    の基板を用い、前記塗布液としてカラーフィルター用の
    着色液を用いることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れか記載の塗布装置。
  9. 【請求項9】塗布ノズルと被塗布基板とを相対的に移動
    させて被塗布基板上に塗布液を塗布する塗布方法におい
    て、 塗布ノズルから吐出された塗布液を、被塗布基板に並列
    して配設された予備塗布部に塗布して塗布液の量を調節
    するステップと、 塗布液の量が調節された塗布ノズルにより前記被塗布基
    板上に塗布液を塗布するステップとを含むことを特徴と
    する塗布方法。
  10. 【請求項10】前記被塗布基板としてカラーフィルター
    用の基板を用い、前記塗布液としてカラーフィルター用
    の着色液を用いることを特徴とする請求項9記載の塗布
    方法。
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