JP2002044984A - Pmモータのベクトル制御装置 - Google Patents

Pmモータのベクトル制御装置

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JP2002044984A
JP2002044984A JP2000226958A JP2000226958A JP2002044984A JP 2002044984 A JP2002044984 A JP 2002044984A JP 2000226958 A JP2000226958 A JP 2000226958A JP 2000226958 A JP2000226958 A JP 2000226958A JP 2002044984 A JP2002044984 A JP 2002044984A
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルス数の少ない速度検出用エンコーダを使
用した場合のPMモータの滑らかな制御を可能とする。 【解決手段】 PMモータの磁極位置を演算する磁極位
置演算器を、PMモータに取付けたエンコーダからのパ
ルス信号をカウントし磁極位置演算を行う第1の磁極演
算器7aと、最新パルス信号が来た時間からの経過時間
をカウントするタイマとその時間と速度検出回路からの
速度検出値を乗算する乗算器からなる第2の磁極位置演
算器7bと、第1,第2の磁極位置演算器の演算値を加
算する加算器7dで構成する。PMモータが回転しても
エンコーダパルスが来ない間の磁束位置の演算を第2の
磁極位置演算器7bが行っているので、加算器7dから
出力される磁極位置演算値は連続したものとなる。この
磁極位置演算値を用いて制御に使用する位相を演算する
ことでPMモータを滑らかに制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PMモータのベク
トル制御装置、詳しくはパルス数の少ないエンコーダを
使用してもPMモータを滑らかに制御できるPMモータ
のベクトル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PMモータ(永久磁石式周期電動機)で
ベクトル制御を行う場合、ロータに張り付けられた磁石
(磁極)位置に応じた電流制御が必要となる。そのた
め、PMモータのベクトル制御では、ロータ磁極位置を
検出することが必要となる。そこで、PMモータのベク
トル制御装置では、絶対位置エンコーダをモータに取付
ける場合が多い。
【0003】絶対値エンコーダを取付けない場合は、停
止中に、高調波電流や電圧を用いて初期磁極位置推定を
行い、モータ回転中にはオブザーバや誘起電圧を利用し
て磁極位置を推定して運転する方式や、誘導電動機の速
度検出器として使用されるエンコーダ(PVT)をPM
モータに取付け、そのパルス信号をカウントすることに
より磁極位置を計算している。
【0004】図6に従来PMモータのベクトル制御装置
の例を示す。図中、主回路2は電源1に接続された順変
換器と順変換器出力をコンデンサで平滑した直流を電源
としてPMモータ3に出力する逆変換器で構成されてい
る。
【0005】PMモータ3のU,V相電流はHCT4
u,4vで検出され、電流検出回路21で三相電流が検
出される。この三相電流は3相−2相変換回路22で2
相に変換され、さらに位相演算器7から出力される位相
信号により回転する座標変換回路23でd,q軸検出電
流に変換される。また、PMモータ3に直結されたエン
コーダ5からの速度パルスは速度検出回路6で検出速度
に変換される。
【0006】速度制御部11はPID制御回路11a又
はオブザーバ制御回路11bにより速度指令と検出速度
からトルク指令が演算され、ベクトル制御部12はこの
トルク指令を受けてd軸励磁電流指令及びq軸トルク電
流指令を演算する。そして電流制御器13はこのd,q
軸電流指令と上記d,q軸検出電流に基づきd,q軸電
圧指令を出力する。
【0007】このd,q軸電圧指令は位相演算器7から
出力される位相信号により回転する座標変換回路24で
2相電流とされ、さらに2相−3相変換回路25で3相
電圧指令に変換され、ゲート出力回路26、ベースドラ
イブ回路27を介して主回路2の逆変換器のスイッチン
グ素子(主回路素子)のベースを駆動し、PMモータ3
を速度指令の速度で回転させる。
【0008】このベクトル制御装置では、停止中、磁気
位置推定器8は初期磁極位置推定を行い、回転中は位相
演算器7がPMモータ3に取付けられたエンコーダ5か
らのA,B相信号をカウントして磁極位置を演算し、こ
の磁極位置演算値を用いて座標演算を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記ベクトル制御装置
は、初期磁極位置推定を行い、PMモータに取付られた
エンコーダの信号より磁極位置を計算する方式で、PM
モータのベクトル制御を行うためには、パルス数が多い
エンコーダが必要となる。パルス数の少ないエンコーダ
の場合、PMモータが回転してもエンコーダパルスが来
ない。例えば、30パルスのエンコーダを使用した場
合、3度(360度/30パスル*4(エッジ))モー
タが回転しないと信号が来ない。
【0010】そのため、PMモータが回転しているにも
かかわらず、エンコーダパルスが来ないため磁極位置演
算ができず、制御装置が計算している磁極位置とPMモ
ータの磁極位置が微小時間で考えるとずれていることに
なる(図7参照)。このずれの影響により、PMモータ
の制御が滑らかに行えないことがある。
【0011】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
ものであり、その目的するところは、パスル数の少ない
エンコーダを用いてもモータ制御が滑らかに行うことが
できるPMモータのベクトル制御装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、PMモータに
取付けられた速度検出用エンコーダのエンコーダパルス
信号から速度を演算する速度検出回路と、このエンコー
ダパルス信号からPMモータの磁極位置を演算する位相
演算器とを有するPMモータのベクトル制御装置におい
て、位相演算器を、前記エンコーダパルス信号をカウン
トすることによって磁極位置演算を行う第1の磁極位置
演算部と、前記エンコーダパルス信号の最新パスル検出
時間からの経過時間をカウントするタイマーとその経過
時間と速度検出器からの速度検出値を乗算する乗算器を
有する第2の磁極位置演算部と、前記第1,第2磁極位
置演算部の演算値を加算する加算器とで構成したもので
ある。
【0013】または、PMモータに取付けられた速度検
出用エンコーダのエンコーダパルス信号から速度を演算
する速度検出回路と、このエンコーダパルス信号からP
Mモータの磁極位置を演算する位相演算器と、速度制御
を行うオブザーバ制御器とを有するPMモータのベクト
ル制御装置において、位相演算器を、前記エンコーダパ
ルス信号をカウントすることによって磁極位置演算を行
う第1の磁極位置演算部と、前記エンコーダパルス信号
の最新パスル検出時間からの経過時間をカウントするタ
イマーと、この経過時間と前記速度制御を行うオブザー
バ制御器での速度推定値を乗算する乗算器とを有する第
2の磁極位置演算部と、前記第1,第2の磁極位置演算
部の演算値を加算する加算器とで構成したものである。
【0014】前記第2の磁極位置演算部には、その出力
を次のエンコーダパルス信号検出時の位相で制限して前
記加算器に出力させるリミッタを設けるとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1 実施の形態1にかかるPMモータのベクトル制御装置を
図1,図2を用いて説明する。なお、図中、従来図6に
示したものと同一構成部分は同一符号を付してその重複
する説明を省略する。
【0016】図1のPMモータのベクトル制御装置にお
いて、エンコーダパルス信号からPMモータの磁極位置
を演算する位相演算器7の磁極位置演算器を図2に示す
ように、エンコーダ5からのパルス信号をカウントする
ことによって磁極位置演算を行う第1の磁極位置演算器
7aと、最新パルス信号が来た時間からの経過時間をカ
ウントするタイマとその経過時間と速度検出回路6から
の速度検出値を乗算する乗算器とで構成された第2の磁
極位置演算器7bと、第1、第2の磁極位置演算器7a,
7bの演算結果を加算し、磁極位置演算値を出力する加
算器7dで構成した。
【0017】この位相演算器7によれば、エンコーダ5
として例えば、上記30パスルエンコーダを使用した場
合のように3度PMモータが回転しないと信号が来なく
てもその間第2の磁極位置演算器7bにより磁極位置演
算なされるので、加算器7dから出力される磁極位置演
算値の変化は滑らかになる。従って30パルスエンコー
ダなどパルス数の少ないエンコーダを使用した場合でも
PMモータを滑らかに制御できる。
【0018】実施の形態2 実施の形態2にかかるPMモータのベクトル制御装置を
図3,図4を用いて説明する。上記図1,図2との相違
点は位相演算器7における第2の磁極位置演算器7bの
入力が図2の場合速度検出値であったものを図4では速
度制御部11からののオブザーバ速度推定値を用いてい
る点である。
【0019】上記図2の場合、第2の磁極位置演算器7
bで演算に使用する速度が速度検出回路6からの速度検
出値であり、極低速域での速度検出値が実際の速度とず
れるため位相演算に誤差を生ずることがある。
【0020】一方、極低速域での速度制御性向上のた
め、速度オブザーバ(図1の11b)を採用する装置が
増えている。速度オブザーバは、出力トルクと慣性モデ
ルより、モータ速度を推定している。
【0021】実施の形態2では、速度制御部11のオブ
ザーバ制御回路11bの速度オブザーバで推定した速度
推定値を第2の磁極位置演算器7bで使用している。し
たがって極低速域での磁極位置演算の精度が向上し、極
低速域でも正しい磁極位置の演算ができる。
【0022】実施の形態3 実施の形態3にかかる位相演算回路における磁極位置演
算器の構成を図5に示す。上記図2,図4の場合、速度
急変時に磁極位置演算値が第1磁極位置演算器7aで検
出可能な分解能以上ずれることがある。
【0023】実施の形態3は図5に示すように、第2の
磁極位置演算器7bに、その演算値を次のパルス検出時
の位相で制限して加算器7dに出力させるリミック7c
を接続し、第1,第2の磁極位置演算器7a,7bの演
算値を加算器7dで加算して求めた磁極位置を、第1の
磁極位置演算器7aにおいて次のパルスが来たとした場
合の磁極位置で制限する。これにより、速度急変時にお
いても磁極位置演算の演算値が第1の磁極位置演算器7
aで検出可能な分解能以上ずれることを防止する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、速度検出器としてパルス数の少ないエンコーダを
用いた場合においてもPMモータを滑らかに制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかるPMモータのベクトル制
御装置の制御ブロック図。
【図2】同装置におけるPMモータの磁極位置演算器の
構成説明図。
【図3】実施の形態2にかかるPMモータのベクトル制
御装置の制御ブロック図。
【図4】同装置におけるPMモータの磁極位置演算器の
構成説明図。
【図5】実施の形態3にかかるPMモータの磁極位置演
算器の構成説明図。
【図6】従来例にかかるPMモータのベクトル制御装置
の制御ブロック図。
【図7】エンコーダ信号と位相演算出力との関係を示す
グラフ。
【符号の説明】
2…主回路 3…PMモータ 5…速度検出器(エンコーダ) 6…速度検出回路 7…位相演算器 11…速度制御部 12…ベクトル制御部 13…電流制御部 23,24…回転座標変換回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 BB04 BB12 DA07 DB07 DB20 DC12 EB01 EB07 XA02 XA04 XA13 5H576 BB04 CC05 DD02 DD07 EE01 GG01 GG02 GG04 HB01 JJ04 JJ18 JJ23 JJ24 JJ28 LL07 LL22 LL41 LL44 MM15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PMモータに取付けられた速度検出用エ
    ンコーダのエンコーダパルス信号から速度を演算する速
    度検出回路と、このエンコーダパルス信号からPMモー
    タの磁極位置を演算する位相演算器とを有するPMモー
    タのベクトル制御装置において、 位相演算器は、 エンコーダパルス信号をカウントすることによって磁極
    位置演算を行う第1の磁極位置演算部と、 エンコーダパルス信号の最新パスル検出時間からの経過
    時間をカウントするタイマーとその経過時間と速度検出
    器からの速度検出値を乗算する乗算器を有する第2の磁
    極位置演算部と、 前記第1,第2磁極位置演算部の演算値を加算する加算
    器とを有することを特徴とするPMモータのベクトル制
    御装置。
  2. 【請求項2】 PMモータに取付けられた速度検出用エ
    ンコーダのエンコーダパルス信号から速度を演算する速
    度検出回路と、このエンコーダパルス信号からPMモー
    タの磁極位置を演算する位相演算器と、速度制御を行う
    オブザーバ制御器とを有するPMモータのベクトル制御
    装置において、 位相演算器は、 エンコーダパルス信号をカウントすることによって磁極
    位置演算を行う第1の磁極位置演算部と、 エンコーダパルス信号の最新パスル検出時間からの経過
    時間をカウントするタイマーと、この経過時間と前記速
    度制御を行うオブザーバ制御器での速度推定値を乗算す
    る乗算器とを有する第2の磁極位置演算部と、 前記第1,第2の磁極位置演算部の演算値を加算する加
    算器とを有することを特徴とするPMモータのベクトル
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記第2の磁極位置演算部からの出力を次のエンコーダ
    パルス信号検出時の位相で制限して前記加算器に出力さ
    せるリミッタを有することを特徴とするPMモータのベ
    クトル制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172275A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 ファナック株式会社 磁極位置検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021172275A1 (ja) * 2020-02-26 2021-09-02 ファナック株式会社 磁極位置検出装置
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