JP2002042228A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2002042228A
JP2002042228A JP2000227654A JP2000227654A JP2002042228A JP 2002042228 A JP2002042228 A JP 2002042228A JP 2000227654 A JP2000227654 A JP 2000227654A JP 2000227654 A JP2000227654 A JP 2000227654A JP 2002042228 A JP2002042228 A JP 2002042228A
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Naoto Sato
直人 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品通路の幅を人為的な作業を伴わずに自動
調整することができ、しかも常に販売商品に適合した通
路幅に設定することのできる自動販売機の商品搬出装置
を提供する。 【解決手段】 商品通路2に商品Aが投入されると、通
路幅Wの最も狭くなる位置に移動しておいた通路板12
が通路幅Wの広くなる方向に移動し、商品Aが通路板1
2と搬出装置本体11の間に落下したことが検知される
と、通路板12の移動を停止するようにしたので、通路
板12による通路幅Wを自動調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶、ビンまたはペ
ットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機の商
品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機としては、上
下方向に延びる商品通路と、商品通路の下端側に設けら
れた商品搬出装置とを備え、商品通路内に上下方向に積
み重ねて収納された商品を商品搬出装置によって下方か
ら順に搬出するようにしたものが一般的である。
【0003】また、前記商品搬出装置としては、例えば
特開平11−250335号公報に記載されているよう
に、商品通路内に対して出没自在に設けられたロックレ
バーと、ロックレバーの下方に配置され、商品通路内に
対して出没自在に設けられた搬出レバーとを備え、商品
通路内に突出させた搬出レバーによって商品通路内の最
下位の商品を保持するとともに、商品を搬出する際はロ
ックレバーを商品通路内に突出させて商品通路内の最下
位から二番目の商品を保持した後、搬出レバーによる商
品の保持を解除して最下位の商品を下方に落下搬出する
ようにしたものが知られている。
【0004】更に、前記自動販売機では、外形寸法の異
なる複数種類の商品を販売可能とするため、例えば特開
平9−128633号公報に記載されているように、商
品搬出装置に対向する通路板を商品通路の幅方向に移動
可能に設け、商品の外形寸法に応じて通路板を任意の位
置に移動することにより、商品通路の幅を調整できるよ
うにしたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記通
路板を移動して商品通路の幅を調整する場合には、手作
業で通路板の位置変更操作を行うなどの面倒な作業を伴
うため、通路幅の設定作業が極めて煩わしいものとなっ
ていた。また、通路幅の設定は常に人為的な作業となる
ため、通路板が誤って商品の外形寸法に不適合な位置に
移動され、搬出不良等を生ずる恐れもあった。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、商品通路の幅を人為
的な作業を伴わずに自動調整することができ、しかも常
に販売商品に適合した通路幅に設定することのできる自
動販売機の商品搬出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、商品を上下方向に積み重ね
て収納する商品通路の下端側に設けられ、商品通路の幅
方向に移動可能な通路板と、通路板に対向して配置さ
れ、商品通路内に対して出没自在に設けられた搬出レバ
ーと、搬出レバーの上方に配置され、商品通路内に対し
て出没自在に設けられたロックレバーとを備え、搬出レ
バーを商品通路内に突出させて商品通路内の最下位の商
品に係止するとともに、商品を搬出する際は商品通路内
に突出させたロックレバーを商品通路内の最下位から二
番目の商品に係止した後、搬出レバーと商品との係止を
解除して最下位の商品を下方に落下搬出するようにした
自動販売機の商品搬出装置において、前記通路板で規制
された通路幅が商品通路に投入された商品の外形寸法よ
りも狭いときに通路板とその対向面との間への進入を阻
止された商品を検知する第1の商品検知手段と、搬出レ
バーに係止された商品を検知する第2の商品検知手段
と、商品通路内に収納商品が存在しないときに通路板を
商品の外形寸法よりも通路幅の狭くなる位置に移動して
おき、商品通路に投入された商品が第1の商品検知手段
によって検知されると、通路板を通路幅の広くなる方向
に移動させ、これにより通路板とその対向面との間に落
下した商品が第2の商品検知手段によって検知される
と、通路板の移動を停止する駆動手段とを備えている。
これにより、商品通路に商品が投入されると、通路幅の
狭くなる位置に移動されていた通路板が通路幅の広くな
る方向に移動し、商品が通路板とその対向面との間に落
下すると、通路板の移動が停止して通路幅が設定される
ことから、通路板による通路幅が投入商品の外形寸法に
応じて自動調整される。
【0008】また、請求項2では、請求項1記載の自動
販売機の商品搬出装置において、前記駆動手段に連動
し、駆動手段によって通路板が通路幅の広くなる方向に
移動するとロックレバーを上方に移動させ、通路板が通
路幅の狭くなる方向に移動するとロックレバーを下方に
移動させる連動手段を備えている。これにより、請求項
1の作用に加え、通路板が通路幅の広くなる方向に移動
すると、ロックレバーが上方に移動して搬出レバーとの
距離が大きくなり、通路板が通路幅の狭くなる方向に移
動すると、ロックレバーが下方に移動して搬出レバーと
の距離が小さくなることから、商品に対するロックレバ
ーの係止位置が商品の外径寸法に応じて常に適正にな
る。
【0009】また、請求項3では、請求項1または2記
載の自動販売機の商品搬出装置において、前記駆動手段
を、商品搬出時に通路板を通路幅の狭くなる方向に移動
させて商品通路内の商品に接触させるように構成してい
る。これにより、請求項1または2の作用に加え、商品
搬出時に通路板が商品通路内の商品に接触し、通路板と
その対向面との間に商品が挟持される。
【0010】また、請求項4では、請求項3の自動販売
機の商品搬出装置において、前記駆動手段に連動し、商
品搬出時に通路板が通路幅の狭くなる方向に移動して商
品通路内の商品に接触した後、ロックレバーを商品通路
内に突出させる連動手段を備えている。これにより、請
求項3の作用に加え、駆動手段に連動してロックレバー
が作動することから、ロックレバー専用の駆動手段を別
途必要としない。
【0011】また、請求項5では、請求項4の自動販売
機の商品搬出装置において、前記駆動手段に連動し、商
品搬出時に通路板が通路幅の狭くなる方向に移動して商
品通路内の商品に接触した後、ロックレバーが商品通路
内に突出すると、搬出レバーと商品との係止を解除する
連動手段を備えている。これにより、請求項4の作用に
加え、駆動手段に連動して搬出レバーが作動することか
ら、搬出レバー専用の駆動手段を別途必要としない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図12は本発明の一実施
形態を示すもので、図1は本発明の商品搬出装置を備え
たサーペンタインコラムの概略側面図、図2は商品搬出
装置の側面断面図、図3はその背面図、図4はロックレ
バーの動作説明図、図5は駆動シャフト及び第2の歯車
の一部断面平面図、図6乃至図12は商品搬出装置の動
作説明図である。
【0013】図1に示すサーペンタインコラム1は上下
方向に延びる複数の商品通路2を備え、各商品通路2の
下端側にはそれぞれ商品搬出装置10が設けられてい
る。
【0014】各商品通路2は互いに対向する多数の円弧
板2aによって蛇行状に形成され、上端側の商品投入口
2bから投入された商品Aを上下方向に積み重ねて収納
するようになっている。
【0015】商品搬出装置10は、商品通路2の幅方向
一側方に配置された搬出装置本体11と、搬出装置本体
11に対向して商品通路2の幅方向他側方に配置された
通路板12と、通路板12の上方に配置された商品案内
板13と、商品通路2内の最下位の商品Aに係止する搬
出レバー14と、商品通路2内の最下位から二番目の商
品Aに係止するロックレバー15と、通路板12を商品
通路2の幅方向に移動させる左右一対のリンク16(一
方のみ図示)と、通路板12及び搬出装置本体11間へ
の進入を阻止された商品Aと接触する商品検知板17
と、商品検知板17に商品Aが接触したことを検知する
第1のスイッチ18と、搬出レバー15に商品Aが保持
されたことを検知する第2のスイッチ19と、搬出レバ
ー15、ロックレバー16及びリンク17を駆動する駆
動機構20とから構成されている。
【0016】搬出装置本体11は通路板12との対向面
を垂直に形成され、その両側には一対の側板11aが商
品通路2を間に対向して設けられている。搬出装置本体
11の上部には商品検知板17を商品通路2側に出没さ
せる孔11bが設けられ、上下方向略中央にはロックレ
バー15を商品通路2側に出没させる孔11cが設けら
れている。また、搬出装置本体11の下部には搬出レバ
ー15を商品通路2側に出没させる孔11dが設けられ
ている。
【0017】通路板12は幅方向両端にリンク16と係
合する係合片12aを有し、係合片12aには上下方向
に延びる長孔12bが設けられている。搬出装置本体1
1の各側板11aには通路板12を商品通路2の幅方向
に移動自在に支持する上下一対のガイドレール12cが
設けられ、通路板12の上端及び下端は各ガイドレール
12cにそれぞれ摺動自在に係合している。
【0018】商品案内板13は上端を支軸13aを介し
て搬出装置本体11の各側板11aに回動自在に支持さ
れ、その下端側は通路板12の上端に当接している。
【0019】搬出レバー14は搬出装置本体11の下部
に配置され、その上端を支軸14aを介して搬出装置本
体11に回動自在に支持されている。搬出レバー14の
背面側には後方に突出する突出部14bが設けられ、突
出部14bには上下方向に移動可能な可動シャフト14
cが当接している。搬出レバー14の上端側には後方に
延びる第1、第2及び第3の延出部14d,14e,1
4fが設けられ、第1の延出部14dに連結されたスプ
リング14gによって搬出レバー14が上方に付勢され
ている。また、第2の延出部14eは第2のスイッチ1
9側と接触するようになっており、第3の延出部14f
は駆動機構20側と接触するようになっている。
【0020】ロックレバー15は搬出レバー14の上方
に搬出装置本体11の幅方向に間隔をおいて複数設けら
れ、それぞれ上端を支軸15aに回動自在に支持されて
いる。また、各ロックレバー15はそれぞれ上下方向に
延びる長孔15bを有し、各長孔15bには上下方向に
移動可能な可動シャフト15cが挿入されている。即
ち、ロックレバー15の長孔15bは下端側が後方に向
かって傾斜しており、図4に示すように可動シャフト1
5cが下方に移動すると、長孔15bの傾斜によりロッ
クレバー15が支軸15aを中心に回動し、ロックレバ
ー15の下端側が前方(商品通路2側)に突出するよう
になっている。
【0021】各リンク16は搬出装置本体11の各側板
11aに沿って配置され、その一端は通路板12に連結
されている。各リンク16の他端は搬出装置本体11の
幅方向に延びるリンクシャフト16aの両端にそれぞれ
連結され、リンクシャフト16aは搬出装置本体11の
両側面に設けられた長孔11eに上下方向に移動自在に
挿入されている。リンク16の一端には回動自在なロー
ラ16bが取付けられ、ローラ16bは通路板12の長
孔12bに上下方向に移動自在に係合している。また、
リンク16の略中央部の下端側は各側板11aに設けら
れた支持ピン11fに接触しており、リンク16は支持
ピン16bに接触しながら揺動するようになっている。
【0022】商品検知板17は搬出装置本体11の上部
に配置され、上端を支軸17aによって回動自在に支持
されている。商品検知板17は図示しないスプリング等
によって商品通路2内に突出する方向に付勢されてお
り、その後端側には下方に延びる延出部17bが設けら
れている。
【0023】第1のスイッチ18はマイクロスイッチか
らなり、搬出装置本体11の上部に配置されている。ま
た、第1のスイッチ18の接点18aには商品検知板1
7の延出部17bが接触している。
【0024】第2のスイッチ19はマイクロスイッチか
らなり、搬出装置本体11の下部に配置されている。第
2のスイッチ19の接点19aには上下方向に移動自在
な連動ロッド19bの下端が接触するようになってお
り、連動ロッド19bは図示しないスプリング等によっ
て上方に付勢されている。また、連動ロッド19bの上
端は、搬出レバー14の第2の延出部14eによって押
下されるようになっている。
【0025】駆動機構20は、上下方向に延びる駆動シ
ャフト21と、駆動シャフト21を回転させるモータ2
2と、リンクシャフト16aを上下方向に移動させる第
1の移動部材23と、ロックレバー15の可動シャフト
15cを上下方向に移動させる第2の移動部材24と、
ロックレバー15の支軸15aを上下方向に移動させる
左右一対の第3の移動部材25(一方のみ図示)と、搬
出レバー14の可動シャフト14cを上下方向に移動さ
せる第4の移動部材26と、駆動シャフト21及び第1
の移動部材23の上方停止位置を検知する第3のスイッ
チ27とからなる。
【0026】駆動シャフト21は上端側及び下端側を除
く部分にネジ部21aが形成され、上端側及び下端側は
それぞれ軸受け21b及び21cによって回動自在に支
持されている。上端側の軸受け21c内にはスプリング
21dが設けられ、スプリング21dによって駆動シャ
フト21が下方に付勢されている。また、駆動シャフト
21の上端側には第3のスイッチ27側に延びる延出部
21eが設けられ、延出部21eは駆動シャフト21と
共に上下動するようになっている。
【0027】モータ22はギヤケース22a内に配置さ
れた第1の歯車22bに連結され、第1の歯車22bは
駆動シャフト21の上端側に連結された第2の歯車22
cに噛合している。この場合、駆動シャフト21の上端
側は第2の歯車22cに上下方向に移動自在に挿入され
るとともに、図5に示すように駆動シャフト21の断面
は第2の歯車22cと共に回転するように非円形状に形
成されている。
【0028】第1の移動部材23は内部を中空状に形成
され、その下端側にリンクシャフト16aを支持してい
る。第1の移動部材23には駆動シャフト21が上下方
向に貫通して挿入され、第1の移動部材23は駆動シャ
フト21に対して上下方向に移動可能になっている。ま
た、第1の移動部材23の上端側には第3のスイッチ2
7側に延びる延出部23aが設けられ、延出部23aは
第1の移動部材23と共に上下動するようになってい
る。
【0029】第2の移動部材24は第1の移動部材23
内に配置され、その一端側にロックレバー15の可動シ
ャフト15cを支持している。第2の移動部材24には
駆動シャフト21が上下方向に貫通して挿入されるとと
もに、駆動シャフト21のネジ部21aが螺合してお
り、駆動シャフト21の回転によって第2の移動部材2
4が上下方向に移動するようになっている。また、第2
の移動部材24の下方には駆動シャフト21を巻回する
スプリング24aが設けられ、スプリング24aによっ
て第2の移動部材24が第1の移動部材23内の上方に
押圧されている。この場合、スプリング24aの押圧力
は駆動シャフト21を下方に付勢するスプリング21d
よりも小さく設定されている。
【0030】各第3の移動部材25は搬出装置本体11
内の幅方向両側に配置され、その上端側にロックレバー
15の支軸15aを支持している。各第3の移動部材2
5の下端側にはリンクシャフト16aの両端側がそれぞ
れ貫通して挿入されており、各第3の移動部材25はロ
ックレバー15の支軸15a及びリンクシャフト16a
と共に上下方向に移動するようになっている。
【0031】第4の移動部材26は駆動シャフト21の
下端側に連結され、その一端側に搬出レバー14側の可
動シャフト15cを支持している。この場合、駆動シャ
フト21の下端側は第4の移動部材26に回動自在に挿
入されるとともに、第4の移動部材26は駆動シャフト
21と共に上下方向に移動するように駆動シャフト21
に係合している。また、第4の移動部材26は所定位置
まで上昇すると、その上端が搬出レバー14の第3の延
出部14fに当接するようになっている。
【0032】第3のスイッチ27はマイクロスイッチか
らなり、搬出装置本体11の上部に配置されている。ま
た、第3のスイッチ27の接点27aには駆動シャフト
21の延出部21e及び第1の移動部材23の延出部2
3aが接触するようになっている。
【0033】以上のように構成された商品搬出装置にお
いては、商品通路2内に商品Aが収納されていない場
合、即ち第1のスイッチ18及び第2のスイッチ19が
何れもオン(商品Aを検知していない状態)のときは、
通路板12が通路幅Wの最も狭くなる位置に移動されて
いる。この場合、最も狭い通路幅W0 は販売対象商品の
外形寸法(例えば缶入り飲料の外径寸法)よりも小さく
設定されている。ここで、図6に示すように所定の外径
寸法D(<W0 )の商品Aが商品通路2に投入される
と、図6に示すように最初に投入された商品Aが通路板
12と搬出装置本体11との間への進入を阻止される。
その際、商品検知板17が商品Aとの接触により回動
し、商品検知板17の延出部17bが第1のスイッチ1
8の接点18aから離れて第1のスイッチ18がオフに
なると、駆動機構20のモータ22が正転する。これに
より、図7に示すように第2の移動部材24が駆動シャ
フト21の回転によって上昇し、第1の移動部材23が
第2の移動部材24と共に上方へ移動する。また、第1
の移動部材23に支持されたリンクシャフト16aの上
昇により、リンク16がリンクシャフト16aを中心に
下方に回動し、リンク16の一端側に係合する通路板1
2が通路幅の広くなる方向に移動する。その際、通路幅
Wが商品Aの外径寸法Dよりも広くなると、商品Aが通
路板12と搬出装置本体11との間に落下し、搬出レバ
ー14に係止して通路内に保持される。この時、搬出レ
バー14に商品Aが係止すると、搬出レバー14が商品
Aの自重によりスプリング14fに抗して可動シャフト
15cに当接するまで回動する。これにより、搬出レバ
ー14の第2の延出部14eが上昇し、連動ロッド19
bの下端が第2のスイッチ19の接点19aから離れて
第2のスイッチ19がオフになると、駆動機構20のモ
ータ22が停止し、通路板12による通路幅が商品Aの
外径に応じた幅W1 に設定される。その際、ロックレバ
ー15はリンクシャフト16aと共に上下方向に移動す
る。即ち、リンクシャフト16aが上昇して通路板12
が通路幅の広くなる方向に移動すると、ロックレバー1
5が上昇して搬出レバー14との上下方向の距離Lが大
きくなり、リンクシャフト16aが下昇して通路板12
が通路幅の狭くなる方向に移動すると、ロックレバー1
5が下昇して搬出レバー14との距離Lが小さくなるこ
とから、ロックレバー15と搬出レバー14との距離L
が商品Aの外径に応じて調整される。
【0034】次に、商品Aを搬出する場合は、モータ2
2が逆転し、図8に示すように第2の移動部材24が駆
動シャフト21の回転によって下降するとともに、第1
の移動部材23が第2の移動部材24と共に下方へ移動
する。また、第1の移動部材23に支持されたリンクシ
ャフト16aの下降により、リンク16が上方に回動
し、通路板12が通路幅の狭くなる方向に移動する。そ
の際、通路板12が通路内の商品Aに当接して移動を規
制されると、リンク16の回動及びリンクシャフト16
aの下降が停止する。これにより、第1の移動部材23
の下方への移動が規制されるが、駆動シャフト21の回
転が継続することにより、図9に示すように第2の移動
部材24がスプリング24aに抗して下降する。その
際、ロックレバー15はリンクシャフト16aと共に上
下方向の移動を規制されているが、ロックレバー15の
可動シャフト15cは第2の移動部材24と共に下方に
移動するので、可動シャフト15cがロックレバー15
の長孔15b内を下方に移動し、ロックレバー15が商
品通路2内に突出する。この後、第2の移動部材24が
第1の移動部材23内の下限位置に達すると、第2の移
動部材24の下方への移動が規制されるが、駆動シャフ
ト21の回転が更に継続することにより、図10に示す
ように第2の移動部材24が停止した状態で駆動シャフ
ト21側が第2の移動部材24との螺合により軸方向に
移動し、駆動シャフト21がスプリング21dに抗して
上昇する。これにより、駆動シャフト21の下端側に連
結されている第4の移動部材24が上昇し、第4の移動
部材24に支持されている可動シャフト15cが上方へ
移動して搬出レバー14の突出部14bとの係合を解除
されると、搬出レバー14が最下位の商品Aの自重によ
り下方に回動し、最下位の商品Aが下方に落下搬出され
る。また、最下位から二番目の商品Aはロックレバー1
5の係止によって商品通路2内に保持される。その際、
商品通路2内の商品Aにはスプリング24aによる通路
板12の押圧力が作用するため、商品Aが通路板12と
搬出装置本体11との間に挟持される。この後、上昇す
る駆動シャフト21の延出部21eが第3のスイッチ2
7の接点27aに接触して第3のスイッチ27がオンに
なると、モータ22の回転が逆転から正転に切換わる。
これにより、駆動シャフト21が下降して可動シャフト
15cが搬出レバー14との係止位置まで移動した後、
第2の移動部材24が上昇してロックレバー15が搬出
装置本体11側に回動する。更に、第1の移動部材23
が第2の移動部材24と共に上昇してリンクシャフト1
6aが上方へ移動することにより、通路板12が通路幅
の広くなる方向に移動する。その際、ロックレバー15
から解放された商品Aが搬出レバー14に落下して第2
のスイッチ19がオフになると、通路板12の移動が停
止し、最初の商品投入時の通路幅W1 (図7参照)に戻
る。
【0035】また、商品通路2内の商品Aが全て搬出さ
れた後は、搬出レバー14によって第2のスイッチ19
がオンにされたままになるため、図11に示すように駆
動機構20によって通路板12が通路幅の最も広くなる
位置まで移動し、第1の移動部材23の延出部23aが
第3のスイッチ27の接点27aに接触する。これによ
り、第3のスイッチ27オンになると、モータ22の回
転が正転から逆転に切換わり、図12に示すように通路
板12が通路幅の狭くなる方向に移動する。そして、リ
ンクシャフト16aが搬出装置本体11の長孔11eの
下端に達して下方への移動を規制されると、前述と同様
にして第2の移動部材24がスプリング24aに抗して
下降した後、駆動シャフト21が上昇する。その際、駆
動シャフト21の延出部21eの接触によって第3のス
イッチ27がオンになるとともに、第4の移動部材26
の上端が搬出レバー14の第3の延出部14fに当接し
て搬出レバー14が下方に回動し、搬出レバー14の第
2の延出部14eが上昇して連動ロッド19bの下端が
第2のスイッチ19の接点19aから離れ、第2のスイ
ッチ19がオフになる。これにより、モータ22の回転
が逆転から正転に切換わり、図示しないタイマが作動し
て所定時間が経過すると、商品投入待ちの初期状態(図
6参照)となる。その際、図示しない自動販売機本体側
の売り切れ表示装置等を作動させるようにしてもよい。
【0036】このように、本実施形態の商品搬出装置に
よれば、商品通路2に商品Aが投入されると、通路幅W
の最も狭くなる位置に移動しておいた通路板12を通路
幅Wの広くなる方向に移動させ、商品Aが通路板12と
搬出装置本体11の間に落下したことを検知すると、通
路板12の移動を停止するようにしたので、通路板12
による通路幅Wを自動調整することができ、従来のよう
に通路幅の人為的な変更作業を必要せず、作業者の労力
を大幅に軽減することができる。また、通路幅の変更に
人為的な作業を伴わないため、誤って商品の外形寸法に
不適合な通路幅に設定されることがなく、通路幅の設定
不良を確実に防止することができる。
【0037】また、通路板12が通路幅Wの広くなる方
向に移動すると、ロックレバー15を上昇させて搬出レ
バー14との距離Lを大きくし、通路板12が通路幅W
の狭くなる方向に移動すると、ロックレバー15を下降
させて搬出レバー14との距離Lを小さくするようにし
たので、商品Aが外径寸法の異なるものに変更された場
合でも、商品Aに対するロックレバー15の位置を常に
適正にすることができ、ロックレバー15による商品A
の係止を確実に行うことができる。
【0038】更に、商品搬出時に通路板12を通路幅W
の狭くなる方向に移動して商品通路2内の商品Aを搬出
装置本体11側に押圧するようにしたので、最下位から
二番面の商品Aが通路板12及び搬出装置本体11との
間に挟持され、商品Aを確実に保持することができる。
【0039】また、駆動機構20によって通路板12を
駆動するとともに、駆動機構20に連動して搬出レバー
14及びロックレバー15も作動させるようにしたの
で、搬出レバー14及びロックレバー15の専用の駆動
手段を別途必要とせず、小型化及び低コスト化を図るこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の商品搬
出装置によれば、商品通路の幅を自動調整することがで
きるので、従来のように通路幅の人為的な変更作業を必
要せず、作業者の労力を大幅に軽減することができる。
また、通路幅の変更に人為的な作業を伴わないため、誤
って商品の外形寸法に不適合な通路幅に設定されること
がなく、通路幅の設定不良を確実に防止することができ
る。
【0041】また、請求項2の商品搬出装置によれば、
請求項1の効果に加え、商品に対するロックレバーの係
止位置を商品の外形寸法に応じて常に適正にすることが
できるので、ロックレバーによる商品の係止を確実に行
うことができる。
【0042】また、請求項3の商品搬出装置によれば、
請求項1または2の効果に加え、商品搬出時に商品通路
内の商品を通路板及び搬出装置本体との間に挟持するこ
とができるので、ロックレバーによって係止された最下
位から二番面の商品を商品通路内に確実に保持すること
ができる。
【0043】また、請求項4の商品搬出装置によれば、
請求項3の効果に加え、ロックレバー専用の駆動手段を
別途必要としないので、小型化及び低コスト化を図るこ
とができる。
【0044】また、請求項5の商品搬出装置によれば、
請求項4の効果に加え、搬出レバー専用の駆動手段を別
途必要としないので、小型化及び低コスト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す商品搬出装置を備え
たサーペンタインコラムの概略側面図
【図2】商品搬出装置の側面断面図
【図3】商品搬出装置の背面図
【図4】ロックレバーの動作説明図
【図5】駆動シャフト及び第2の歯車の一部断面平面図
【図6】商品搬出装置の動作説明図
【図7】商品搬出装置の動作説明図
【図8】商品搬出装置の動作説明図
【図9】商品搬出装置の動作説明図
【図10】商品搬出装置の動作説明図
【図11】商品搬出装置の動作説明図
【図12】商品搬出装置の動作説明図
【符号の説明】
2…商品通路、10…商品搬出装置、12…商品通路、
14…搬出レバー、15…ロックレバー、16…リン
ク、18…第1のスイッチ、19…第2のスイッチ、A
…商品。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品通路の下端側に設けられ、商品通路の幅方向に移動可
    能な通路板と、通路板に対向して配置され、商品通路内
    に対して出没自在に設けられた搬出レバーと、搬出レバ
    ーの上方に配置され、商品通路内に対して出没自在に設
    けられたロックレバーとを備え、搬出レバーを商品通路
    内に突出させて商品通路内の最下位の商品に係止すると
    ともに、商品を搬出する際は商品通路内に突出させたロ
    ックレバーを商品通路内の最下位から二番目の商品に係
    止した後、搬出レバーと商品との係止を解除して最下位
    の商品を下方に落下搬出するようにした自動販売機の商
    品搬出装置において、 前記通路板で規制された通路幅が商品通路に投入された
    商品の外形寸法よりも狭いときに通路板とその対向面と
    の間への進入を阻止された商品を検知する第1の商品検
    知手段と、 搬出レバーに係止された商品を検知する第2の商品検知
    手段と、 商品通路内に収納商品が存在しないときに通路板を商品
    の外形寸法よりも通路幅の狭くなる位置に移動してお
    き、商品通路に投入された商品が第1の商品検知手段に
    よって検知されると、通路板を通路幅の広くなる方向に
    移動させ、これにより通路板とその対向面との間に落下
    した商品が第2の商品検知手段によって検知されると、
    通路板の移動を停止する駆動手段とを備えたことを特徴
    とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段に連動し、駆動手段によっ
    て通路板が通路幅の広くなる方向に移動するとロックレ
    バーを上方に移動させ、通路板が通路幅の狭くなる方向
    に移動するとロックレバーを下方に移動させる連動手段
    を備えたことを特徴とする請求項1の自動販売機の商品
    搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段を、商品搬出時に通路板を
    通路幅の狭くなる方向に移動させて商品通路内の商品に
    接触させるように構成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2の自動販売機の商品搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段に連動し、商品搬出時に通
    路板が通路幅の狭くなる方向に移動して商品通路内の商
    品に接触した後、ロックレバーを商品通路内に突出させ
    る連動手段を備えたことを特徴とする請求項3の自動販
    売機の商品搬出装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段に連動し、商品搬出時に通
    路板が通路幅の狭くなる方向に移動して商品通路内の商
    品に接触した後、ロックレバーが商品通路内に突出する
    と、搬出レバーと商品との係止を解除する連動手段を備
    えたことを特徴とする請求項4の自動販売機の商品搬出
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1540605A2 (en) * 2002-08-08 2005-06-15 The Vendo Company Self-learning depth logic for multi-depth vendor control

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1540605A2 (en) * 2002-08-08 2005-06-15 The Vendo Company Self-learning depth logic for multi-depth vendor control
EP1540605A4 (en) * 2002-08-08 2006-06-07 Vendo Co SELF LEARNING LOGIN FOR MULTI-DEPTH SALES CONTROL

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