JP2002042000A - 課金処理方法 - Google Patents

課金処理方法

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JP2002042000A
JP2002042000A JP2000230031A JP2000230031A JP2002042000A JP 2002042000 A JP2002042000 A JP 2002042000A JP 2000230031 A JP2000230031 A JP 2000230031A JP 2000230031 A JP2000230031 A JP 2000230031A JP 2002042000 A JP2002042000 A JP 2002042000A
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calculating
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Hiroyuki Nishi
宏幸 西
Yasuhiro Nakamura
康浩 中村
Kazuo Okamura
和男 岡村
Takenori Kusumi
雄規 楠見
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一つのサービスを提供する主体としては、コン
テンツ提供者、通信事業者、装置提供者などがあるが、
各種サービス提供主体ごとにサービスで得た対価である
サービス料収益を分配するのが困難であった。さらに、
広告業者が家庭内にコマーシャルの専用の再生装置や、
専用の機能、ボタンを置くことは困難であった。 【解決手段】電子機器により実現されるサービスに対す
る課金処理方法であって、前記電子機器の使用に対する
課金料を算出する式である算出式を格納する算出式格納
手段から当該算出式を取り出すステップと、前記ステッ
プにより取り出した算出式に基づいて課金料を算出する
課金料算出ステップを有することを特徴とする課金処理
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電子機器により実現されるサ
ービスに対する課金処理方法であって、特に電子機器の
機能、操作ボタン、蓄積媒体の使用など電子機器の部分
的な使用に対して課金処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器の部分的な使用に対する
課金処理方法はなかった。以降では、電子機器を用いた
サービスについて簡単に説明し、そのサービスの課金処
理が従来どのように行われてきたか説明する。
【0003】従来から電子機器を用いたサービスの提供
はあった。例えば、図4に示すように、サービスプロバ
イダ、即ち、サービス提供業者によって、有料で、テレ
ビ放送、レンタルのビデオ、DVD、CD、が提供さ
れ、また、インターネットでは有料でインターネット・
サービス・プロバイダなどが接続を提供したり、携帯電
話、PDA、カーナビなどにより情報提供を行ったり、
ゲームを通信回線を通じて提供したりしていた。
【0004】課金処理の方法であるが、有料テレビのよ
うなものは、毎月の視聴料を予め一定額に定めておいて
課金処理したり、レンタルビデオなどでは、レンタルサ
ービスを提供するたびに窓口で課金したり、携帯電話な
どを介して情報サービスを提供する場合には、 通信事
業者が情報提供者に代わって, サービス提供者が指定す
る各種サービス毎に情報料を通信料と一体的に課金して
ユーザから料金を代行回収していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の課金処理方法で
は、各サービスプロバイダが各サービス毎に課金してお
り、複数のサービスを各サービス端末毎にカスタマイズ
して行うインタラクティブなマルチメディアサービス端
末のような場合には、一つのサービス端末に対して多数
の種類の課金処理が必要となり課金処理が煩雑化する。
【0006】例えば一つのマルチメディア端末から、電
話、インターネット、一般テレビ、ビデオオンデマンド
システム、ニュースオンデマンド、ミュージックオンデ
マンド、オンラインショッピング、通信カラオケ、電子
決済、ホームバンキング, エレクトロニックコマース(
EC )やホームトレード、在宅医療システム、通信ゲー
ム、マルチメデイア新聞、住民票の発行などの公共サー
ビス等、各種のサービスに対応した課金処理を行わなけ
ればならず従来の課金処理方法ではこれらを効率よく処
理するのは困難であった。
【0007】また、一つのサービスを提供する主体とし
ては、コンテンツ提供者、通信事業者、装置提供者など
があるが、各種サービス提供主体ごとにサービスで得た
対価であるサービス料収益を分配するのが困難であっ
た。さらに、広告業者が家庭内にコマーシャルの専用の
再生装置や、専用の機能、ボタンを置くことは困難であ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、これ
ら課題を解決するために、サービスを実現する電子機器
の機能、電子機器の操作ボタン、電子機器の蓄積媒体な
どの使用に応じて課金料を算出する算出式を用いて課金
処理を行う課金処理方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】電子機器により実現されるサービ
スに対する課金処理方法として、電子機器自体の使用に
課金する場合、電子機器の機能の使用に対して課金する
場合、電子機器の操作を行うボタンの使用に対して課金
する場合、電子機器の情報蓄積媒体であるディスクの使
用に対して課金する場合、がある。
【0010】また、課金はサービス自体の代償として課
金する場合の他、電子機器の貸し出しの代償として課金
する場合がある。サービスの提供を業とする事業者に対
して課金する場合である。電子機器、電子機器の機能、
電子機器の操作を行うボタン、電子機器の蓄積媒体であ
るディスクをサービス提供を業とする事業者に貸し出し
て、その事業者の提供するサービスに応じてそれらを自
由にカスタマイズさせ、末端ユーザへのサービス提供手
段とし、その貸し出しの代償として、その事業者を課金
の主体とすると便利だからである。
【0011】まず、電子機器の使用に対して課金をする
発明の実施の形態について説明する。この発明の課金処
理方法は図1に示す構成を採用している。この発明の電
子機器は、マルチメディア端末のようなものの他、マル
チメディア端末の一部を構成する電子機器も含む概念で
ある。マルチメディア端末の一部を構成する電子機器と
は、マルチメディア端末の「画面表示装置」、「蓄積媒
体であるディスク」、「リモコンボタン」、「VRAM
(ビデオラム)」、「ネットワークインターフェイ
ス」、などを言う。また、ネットワークインターフェイ
スとは、イーサネット(登録商標)インターフェイス、
V90モデムなどのモデム、IEEE1394インター
フェイス、DV(デジタルビデオ)端子、SDカードイ
ンターフェイスなどを含む。これらによって、差別的な
サービスを提供できるからである。また、この課金処理
方法は、算出式格納手段と、課金料算出ステップとを有
する。「算出式格納手段」は、電子機器の使用に対する
課金料を算出する式である算出式を格納する。算出式は
一つでも複数でもよく、また、電子的な処理により容易
に変更、入れ替えが可能である。算出式としてどのよう
なものを用いるかは、電子機器により提供されるサービ
スに応じて選ばれる。各電子機器においてどのようなサ
ービスが実現され、提供されたか、電子機器がどのよう
に使用されたかは、電子機器の提供をする者と課金処理
を行う者とが同じであれば容易に知ることができ、また
異なる場合でも電子的な処理や、通信により課金処理を
行う際に予め知ることができる。従って、算出式の選定
は容易である。
【0012】「課金料算出ステップ」は、この算出式格
納手段により格納されている算出式に基づいて課金料を
算出する。この際算出式は一つだけ用いても良いし、複
数の算出式を用いても良い。また用いられる算出式にも
必要に応じて、電子機器の使用に関する情報が用いられ
る。算出式で用いられる具体的なパラメータとしては、
例えば電子機器が「画面表示装置」である場合には、使
用する画面の配置場所、サイズ、画面上に表示する情報
の配置順位なども含まれる。電子機器が「蓄積媒体」の
場合には、その使用容量などである。電子機器が「リモ
コンの操作ボタン」の場合、リモコン上に配置されるボ
タンの場所、ボタンのサイズなどである。電子機器が
「VRAM」の場合には、そのサイズなどである。電子
機器が「ネットワークインターフェイス」である場合に
は、その種類、伝送速度などである。ネットワークイン
ターフェイスには、暗号化処理を行う機能も含まれこの
場合にはこの機能を用いるか用いないかである。また、
インターフェイスに接続して使用できる機器の数も算出
式のパラメータとして用いられる。
【0013】この処理の流れの一例を示すのが図2であ
る。まず、課金処理のための入力があるまで待機し(S
201)、入力がると次に、電子機器の使用に関する情
報取得が行われる(S202)。なお、この使用に関す
る情報は必ずしも必要であるわけでなく、課金処理の対
象となるサービスを実現した電子機器の使用に関する情
報が画一的である場合には算出式の選定や、その算出式
を用いた課金料算出ステップにおいてこの情報を用いる
ことなく課金処理を行うことも可能である。この情報な
どを用いて、前記電子機器の使用に対する課金料を算出
する式である算出式を格納する算出式格納手段から当該
算出式を取り出す(S203)。つぎに、前記ステップ
により取り出した算出式と上記情報に基づいて課金料を
算出する(S204)。
【0014】図3は、この課金処理を行う課金処理装置
302の機能ブロックの一例を示すものである。図に示
すように、電子機器301によって実現されたサービス
に関して、電子機器301に設けられている送信部30
3から使用に関する情報が課金処理装置302側に送信
される。課金処理装置302では受信部304において
この使用に関する情報を受信し、これに基づいて、課金
料算出処理部306の算出式取得手段307は算出式格
納部305から最適な算出式を取得し、この算出式を用
いて課金料算出処理部306にて演算処理を行い、課金
料を算出する。算出された課金料は、課金対象となる主
体を特定して、電子決済などの方法で実際に入金処理が
行われる。また、課金料及び課金料を算出するのに用い
た情報は、課金対象となった主体に対して電子メールな
どで送付される。
【0015】このように電子的に容易に課金処理が行わ
れるので、一月に1回という周期でなくとも毎日でも1
時間ごとでも課金処理を行うことが可能となる。従っ
て、電子機器から提供されるサービスの更新、変更など
に応じて柔軟な課金処理を行うことができる。
【0016】次に、電子機器の機能の使用に対して課金
する場合について説明する。この発明は、電子機器の有
する機能を使用して実現されたサービスに対する代償
を、機能の使用に対する課金によって処理するものであ
る。
【0017】この発明の一例を示すのが図5である。こ
の発明の課金処理方法も同じく、算出式格納手段と課金
料算出ステップとを有する。特徴は、この算出式格納手
段に格納されている算出式が、電子機器が実現する一の
機能の使用に対する課金料を算出する手段である点であ
る。この図の例に示すように、電子機器が機能1から機
能3までを有しているとする場合に、この電子機器によ
ってサービスを受ける者が機能2によるサービスを受け
た場合に、機能2の使用に対して課金処理するものであ
る。「機能」とは、その電子機器を通じて提供されるサ
ービスを実現する手段である。例えば、電話、インター
ネット、一般テレビ、ビデオオンデマンドシステム、ニ
ュースオンデマンド、ミュージックオンデマンド、オン
ラインショッピング、通信カラオケ、電子決済、ホーム
バンキング, エレクトロニックコマース( EC )やホーム
トレード、在宅医療システム、通信ゲーム、マルチメデ
イア新聞、住民票の発行などの公共サービス等、各種の
サービスを提供する機能が電子機器に備えられており、
機能を使用することでこれらのサービスの提供を受けら
れる。この場合に、算出式の具体例としては、機能1の
通信カラオケを使用した場合には50円、機能2の電子
決済を利用した場合には20円、機能3のホームバンキ
ングを使用した場合には30円という具合である。
【0018】電子機器を利用するものが、例えばビデオ
オンデマンドというサービスを、図5にある機能2によ
り実現して享受したとする。その場合の課金処理方法
は、図に示すように、課金処理方法の算出式格納手段か
ら機能2の使用に対する課金料を算出する算出式に基づ
いて、ビデオオンデマンドというサービスの対価として
の課金料を算出する。算出式格納手段に格納されている
算出式に基づいて課金料算出ステップで課金料の算出が
行われる。
【0019】この際、機能1、機能3は使用されていな
いので課金対象とはならない。この発明の処理の流れを
示すのが図6である。課金処理のための入力があるまで
待機(S601)し、入力があると電子機器の使用に対
する情報を取得する(S602)。「電子機器の使用に
関する情報」には、電子機器において使用された機能に
関する情報が含まれる。ついで、使用した機能を識別す
る機能識別子を取得する(S603)。この機能識別子
は、使用した機能と、その機能の使用に対して課金料の
算定をするための算出式とを対応付けるためのものであ
る。次に、前記電子機器の使用に対する課金料を算出す
る式である算出式を格納する算出式格納手段から当該算
出式を取り出し(S604)、前記ステップにより取り
出した算出式と上記使用に関する情報に基づいて課金料
を算出する(S605)。
【0020】なお、使用されている機能が複数ある場合
には複数の算出式を用いて課金料の算出を行っても良い
し、複数の機能の使用に対して予め定められた算出式を
用いて課金料の算出を行っても良い。図7に示すのは、
この発明の電子機器701及び課金処理装置702の機
能を示す図である。この図に示すように、電子機器70
1は、複数のサービスを実現する機能、例えば機能1か
ら3までの3つの機能703、704、705を有して
おり、機能の利用を含む電子機器701の使用に関する
情報を課金処理装置702に送るための送信部706を
有している。
【0021】この発明の課金処理装置702は、図に示
すように電子機器701から送られてくる電子機器70
1の使用に関する情報を受信するための受信部707を
有しており、この受信部707が受信した電子機器70
1の使用に関する情報に基づいて課金料算出処理部70
9の算出式取得手段710が機能の使用に対して課金料
を算出するための算出式を算出式格納部708から選択
する。
【0022】なお、電子機器701の送信部706と課
金処理装置702の受信部707とは、必ずしも直接的
に情報の受信をする必要はなく、間接的に情報の受信を
するものでも良い。また、電子機器701の送信部70
6が送信した電子機器701の使用に関する情報は何ら
加工を施されずに課金処理装置702に送られても良い
し、必要な情報の加工を行ってから課金処理装置702
に送られても良い。「必要な情報の加工」とは、電子機
器701によりサービスを受ける者に関する各種の情報
や、バナー広告を参照した回数などの情報である。これ
らの情報を課金処理の際にもちいて、課金料を決定する
こともできる。バナー広告を参照した回数に応じて値引
きの率や額を変更するという利用が可能である。
【0023】次に、電子機器の操作を行うボタンの使用
に対して課金する発明の実施の形態について説明する。
この発明を示すのが図8である。この図に示すように、
この発明の課金処理方法も、算出式格納手段、課金料算
出ステップを有している。この発明の本件の他の発明と
比較した特徴点は、課金処理が電子機器が有する操作ボ
タンの使用に対して行われるため、算出式格納手段に格
納されている算出式がこのボタンの使用に対する課金料
を算出する算出式である点である。
【0024】「操作ボタン」は、各種のサービスを実現
する電子機器の機能を働かせるためのもので、操作ボタ
ンの「ON」に応じて、各種サービスが開始されるなど
する。例えば、ある操作ボタンを「ON」とすること
で、一般には公開されていないインターネット上の特定
のホームページに入ることができたり、株式のオンライ
ントレードの売買ができたりする。
【0025】この発明の処理の流れを示すのが図9であ
る。まず課金処理のための入力があるまで待機する(S
901)。入力があると、電子機器の使用に関する情報
を取得する(S902)。この「電子機器の使用に関す
る情報」とは、電子機器の操作ボタンの使用に関する情
報を含むものである。次に、電子機器において使用した
操作ボタンを識別する操作ボタン識別子を取得する(S
903)。この操作ボタン識別子は、使用した操作ボタ
ンと課金料算出ステップにおいて課金料を算出するのに
用いられる算出式とを関連付けるために用いられる。次
に、前記電子機器の使用に対する課金料を算出する式で
ある算出式を格納する算出式格納手段から当該算出式を
取り出す(S904)。次に、前記ステップにより取り
出した算出式と上記操作ボタンの使用に関する情報に基
づいて課金料を算出する(S905)。例えば算出式と
して、ボタンの操作回数1回ごとに10円課金する式
や、すなわち、ボタンの操作回数をnとした場合に算出
式として課金料=10×n(円)とする式などが考えら
れる。また、ボタンの操作回数が10回までは1回の操
作ごとに20円で、11回目以降はボタンの操作1階に
ついて10円というようなものでもよい。
【0026】図10は、この発明の電子機器1001と
課金処理装置1002の機能を示す図である。この図に
示すように電子機器1001は1以上の操作ボタン10
03、1004、1005を有し、その操作ボタンの使
用に関する情報は電子機器1001の送信部1006か
ら課金処理装置1002の受信部1007に送られる。
課金処理装置1002は受信部1007と、課金料算出
処理部1009と算出式格納部1008とからなる。受
信部1007は、電子機器1001から直接的にないし
は、間接的に送られてくる操作ボタン1003、100
4、1005の使用に関する情報を含む電子機器100
1の使用に関する情報を受信する。課金料算出処理部1
009はこの情報を受け取り、算出式格納部1008に
格納されている算出式を取得するのに必要な情報を取り
出す。算出式格納部1008は、この操作ボタン100
3、1004、1005の使用に対して課金料を算出す
るのに適した算出式を格納しており、これを課金料算出
処理部1009の算出式取得手段1010が取得してこ
れを用いて課金料算出処理部1009が課金料を算出す
る。
【0027】次に、電子機器の情報蓄積媒体であるディ
スクの使用に対して課金する実施の形態について説明す
る。図4はこの発明の課金処理方法を示す図である。こ
の発明は、情報を蓄積することができる蓄積媒体を電子
機器が有している場合に、この蓄積媒体の使用により課
金料を算出する課金処理方法である。例えば、この発明
を用いれば、ミュージックオンデマンドのサービスの場
合に、電子機器に対して送られてくる音楽を1回だけ視
聴する場合と、送られてくる音楽のデータを電子機器の
蓄積媒体に蓄積して何回も視聴する場合とで課金料に差
をつけることができる。この課金料の算定に蓄積媒体の
使用に対して定められた算定式を用いる。
【0028】図11は、この発明の課金処理方法の一例
を示す図である。図にあるように、この発明の課金処理
の対象となる使用に関する蓄積媒体は、電子機器に属し
ている。すなわち、この電子機器は蓄積媒体を具備して
いる。ただし、電子機器のドライブに挿入されて記録さ
れる記録媒体、例えばDVDディスク、CD−Rディス
ク、などもこの蓄積媒体の概念に含まれる。課金処理方
法は、算出式格納手段と課金料算出ステップとからなっ
ている。本件のほかの発明との相違点は算出式格納手段
に格納されている算出式は、蓄積媒体の使用に対する課
金料を算出する式である点である。
【0029】図12は、この発明の処理の流れの一例を
示す図である。課金料算出のための入力があるまで待機
し(S1201)、入力があると蓄積媒体の使用に関す
る情報を取得する(S1202)。この情報は、課金料
の算出式とともに課金料の算出に用いられる。次に、前
記電子機器の使用に対する課金料を算出する式である算
出式を格納する算出式格納手段から当該算出式を取り出
す(S1203)。次に、前記ステップにより取り出し
た算出式及び蓄積媒体の使用に関する情報に基づいて課
金料を算出する(S1204)。
【0030】図13は、この発明の電子機器1301及
び課金処理装置1302の機能の一例を示す図である。
図に示すように、この発明の電子機器1301は、情報
を蓄積するための蓄積媒体1303を有しており、この
蓄積媒体1303に情報を蓄積することで情報の再利
用、整理、統合、加工などが可能となってサービスが実
現される。この電子機器1301は送信部1304を有
し、この送信部1304により、蓄積媒体1303の使
用に関する情報が直接的または、間接的に課金処理装置
1302に送られる。この発明の課金処理装置1302
は、電子機器1301からの蓄積媒体1303の使用に
関する情報を受信する受信部1305を有する。蓄積媒
体1303の使用に関する情報とは、使用した蓄積媒体
1303の容量、使用した期間、時間、蓄積媒体上の情
報にアクセスした回数、蓄積媒体1303上の情報を読
み取った回数、蓄積媒体1303上の情報を加工した回
数、蓄積媒体1303を入れ替えた回数、蓄積媒体13
03を読み取った際の読み取り速度、などを含む情報で
ある。また、この課金処理装置1302は、算出式格納
部1306と、課金料算出処理部1307とを有する。
算出式格納部1306は、蓄積媒体1303の使用に対
する課金料を算出する算出式を格納する。課金料算出処
理部1307の算出式取得手段1308は、受信部13
05が受信した蓄積媒体1303の使用の情報などを用
いて算出式格納部1306から算出式を取得し、これを
用いて課金料算出処理部1307が課金料の算出を行
う。算出式の具体例としては、例えば蓄積媒体1303
の使用10メガバイトについて1日あたり10円という
ようなものである。また蓄積媒体1303の種類に応じ
てこの式を変えてもよく、蓄積媒体1303がハードデ
ィスクドライブである場合には使用1メガバイトについ
て1円/日であり、RAMについては1メガバイトあた
り5円/日であるといった具合である。従って例えば蓄
積媒体使用1メガバイトについて10円/日であれば、
算出式は、課金料(円)=使用蓄積媒体容量(メガバイ
ト)×1(円)×使用日数(日)という具合になる。
【0031】つぎに、以上に述べてきた発明の課金料を
算出する際に用いられるパラメータにさらに特徴を有す
る発明について説明する。以上の発明において、電子機
器の使用、機能の使用、操作ボタンの使用、蓄積媒体の
使用をいかに定量化して算定式に用いるかを定めるのが
この発明である。この発明は、これらを「使用時間」、
「使用回数」、「使用期間」、「使用場所」によって定
量化する。具体的には図14に示す組み合わせが考えら
れる。この組み合わせでは16通りの組み合わせを示し
たが、算出式に用いるパラメータとしてはこれらの2以
上の組み合わせを用いることも可能である。これらによ
りサービスの更新、変更に対して柔軟に対応する課金処
理が可能となる。例えば、電子機器のテレビ電話機能の
使用についての算出式では、使用時間1時間あたり10
円、使用回数が5回目以降は1時間あたり5円とし、使
用を開始してから終了までの期間が1年以上経過した場
合には全体から30%の値引きを行い、使用場所が2箇
所以上で使用する場合には全体の20%割増課金とする
といった具合である。また、電子機器のボタンに映画の
中で出てくる衣装のオークションの操作ボタンがある場
合にには使用時間が1分あたり5円で、使用回数が10
回を超えると10%割増とし、使用期間が1年を超える
と20%割引し、使用場所が屋外であれば5%割増とす
るといった具合である。
【0032】次に、電子機器の貸し出しの代償として課
金する場合の課金処理方法についての発明の実施の形態
を説明する。サービスの提供を業とする事業者に対して
課金する場合である。まず、電子機器の設置に対する課
金料を算出する方法について説明する。この発明に言う
電子機器もすでに説明したとおり、マルチメディア端末
のようなものの他、マルチメディア端末の一部を構成す
る電子機器も含む概念である。マルチメディア端末の一
部を構成する電子機器とは、マルチメディア端末の「画
面表示装置」、「蓄積媒体であるディスク」、「リモコ
ンボタン」、「VRAM(ビデオラム)」、「ネットワ
ークインターフェイス」、などを言う。また、ネットワ
ークインターフェイスとは、イーサネットインターフェ
イス、V90モデムなどのモデム、IEEE1394イ
ンターフェイス、DV(デジタルビデオ)端子、SDカ
ードインターフェイスなどを含む。これらによって、差
別的なサービスを提供できるからである。この発明の課
金処理方法は、図15に示すように識別子管理手段と、
算出式格納手段と、課金料算出ステップとを有する。こ
の例に沿って説明する。「識別子管理手段」とは、電子
機器の管理者を識別する管理者識別子を管理する手段で
ある。「管理者」とは、具体的には、電子機器の貸し出
しを受けて、末端ユーザに対してサービスを提供するサ
ービス提供事業者などである。例えば、サービスの内容
が宣伝広告であれば、広告事業者であり、ビデオ映像の
配信であれば、ビデオレンタル事業者などをさす。この
図の例では管理者識別子は「A」、「B」である。これ
は、各電子機器固有の電子機器番号と対にして保持され
ている。「算出式格納手段」は、電子機器の設置に対し
て課金料を算出するための算出式を格納している。この
例では、算出式は管理者識別子と対にして格納されてい
る。管理者にかかわらず算出式が同じである場合には管
理者識別子と対にして格納する必要はない。次に「課金
料算出ステップ」は、この算出式に基づいて管理者識別
子で識別される管理者に対して課金料を算出する。この
際に、電子機器の設置に関する情報が利用される場合が
ある。この例では、管理者識別子Aの管理者は全部で3
つの電子機器を管理しているので、これらの電子機器の
設置に関する情報が算出式を用いた課金料算定に用いら
る。
【0033】図16は、この発明の処理の流れを示す図
である。まず、課金処理のための入力があるまで待機す
る(S1601)。入力があると、課金対象の管理者の
管理者識別子を取得する(S1602)。管理者識別子
は、課金処理を開始する際に特定の管理者を識別するた
めに入力することで取得しても良いし、この課金処理装
置が管理者識別子をテーブルとして保持していて、保持
しているテーブルから取得するものでも良い。例えば課
金処理の対象となる複数の管理者について定期的に課金
処理を行う場合に、テーブルに保持されている管理者識
別番号を数字の若い順番に処理してゆく場合などがあ
る。次に、管理者識別子に関連付けられた電子機器の設
置に関する情報を取得する(S1603)。さらに、前
記電子機器の使用に対する課金料を算出する式である算
出式を格納する算出式格納手段から当該算出式を取り出
す(S1604)。そして、前記ステップにより取り出
した算出式と電子機器の設置などに関する情報に基づい
て課金料を算出する(S1605)。
【0034】図17は、この発明の電子機器1701と
課金処理装置1702の機能の一例を示す図である。電
子機器1701はそれぞれ電子機器番号保持部1704
と送信部1703とを有する。「電子機器番号保持部」
1704は電子機器1701に関する情報と電子機器番
号とを関連付けて保持する。「送信部」1703は、電
子機器番号と関連付けて電子機器1701に関する情報
を課金処理装置1702に送信する。
【0035】「電子機器に関する情報」とは、電子機器
1701の使用、設置に関する情報を言う。電子機器1
701の使用に関する情報とは、電子機器1701の機
能が働く状態にすること、どの機能が働くようになった
か、どの操作ボタンが働くようになったかなどの情報を
含むものである。「課金処理装置」1702は、受信部
1705と算出式格納部1706と識別子管理部170
7と課金料算出処理部1708とからなっている。「受
信部」1705は、例えば、電子機器1701の設置に
関する情報を電子機器番号と関連付けた情報として受信
する。この電子機器番号は電子機器1701ごとに唯一
決められたもので、同じ番号の電子機器1701はな
い。この電子機器1701の設置に関する情報は電子機
器番号と関連付けられて課金料算出処理部1708に送
られて課金処理に用いられる。
【0036】「管理者識別子管理部」1707は、電子
機器番号と管理者識別子とを対にして保持している。対
にしてとは、関連付けを行い、又はテーブルとして保持
していることをいう。管理者識別子管理部1707では
この関連付けを用いて、受信部1705が受信した機器
番号からその機器の管理者の管理者識別子1707を取
り出すことができる。この管理者識別子は算出式格納部
1706ないしは課金料算出処理部1708に渡され
て、この管理者に対してする課金処理に必要な算出式を
選ぶのに利用される。各管理者に応じて課金の算出式を
設けるからである。なお、予め管理者を特定して、その
管理者に関する課金処理を行う場合には、管理者識別子
が処理開始時点で特定され、これと対になっている電子
機器番号を取り出し、この番号に該当する電子機器17
01から電子機器1701の設置に関する情報を受信部
1705を介して得るという処理を行う。
【0037】「算出式格納部」1706は、電子機器1
701の使用、設置に対する課金料を算出する算出式を
格納する。この算出式は各管理者ごとに異なる場合があ
るので管理者識別子と対にするなどして格納されてい
る。「課金料算出処理部」1708は算出式格納部17
06に格納されている算出式からその管理者に関する課
金料の算出に用いられる算出式を取得する算出式取得手
段1710を有し、管理者識別子管理部から管理者識別
子取得手段1709が該当する管理者識別子を取得しこ
れと関連付けながら、受信部1705が受信した電子機
器1701の設置に関する他の情報とあわせて課金処理
をおこなう。
【0038】次に、電子機器の機能の貸し出し、ないし
は分譲に対して課金する場合の課金処理方法の発明につ
いて説明する。この発明は電子機器を所有する者が電子
機器の全体でなく、その電子機器の有する機能を貸し出
し、その機能の電子機器への埋め込みの対価を算出する
ための課金処理方法の発明である。「埋め込み」とは、
電子機器に機能を実装することをいい、例えばこの実装
した機能は、特定の会社のコマーシャルを電子機器を通
じて流すことが可能である。
【0039】図18は、この発明の課金処理方法を示す
図である。この発明の課金処理方法は、識別子管理手段
と、算出式格納手段と課金料算出ステップとを有する。
この発明の第一の特徴は、識別子管理手段が、電子機器
の一の機能を実現するサブシステムの管理者を識別する
サブシステム管理者識別子を管理している点である。こ
れは、電子機器のサブシステムごとに貸し出し、分譲を
行い、課金料を算出するためである。「サブシステム」
は、電子機器の機能を実現するものである。一つの電子
機器に複数の機能を実現できるよう、複数のサブシステ
ムが電子機器に搭載されている。これら複数のサブシス
テムは、課金処理の過程でサブシステム管理者と関連付
けが必要であるためにサブシステムごとに機能識別子を
有している。サブシステムとは、例えば電子機器によっ
て有料ビデオ視聴が行われる場合に、日本語以外の特定
の言語を指定してその言語による音声に切り替えるシス
テムなどを言う。
【0040】また、この発明の第二の特徴点は、算出式
格納手段に格納されている算出式は、このサブシステム
管理者識別子で識別される管理者に対して課金料を算出
する式である点である。電子機器の機能ごとに課金算出
を行うために、その機能を管理しているサブシステム管
理者ごとに準備された算出式を用いる必要があるためで
ある。従って、算出式格納手段に格納されている算出式
はサブシステム管理者識別子と関連付けられたものであ
る。なお、課金料算出ステップの働きは一つ前に説明し
た発明のもと基本的に同じ働きをする。
【0041】図19は、この発明の処理の流れを示す図
である。まず、課金処理の入力があるまで待機する(S
1901)。次に入力があると課金対象のサブシステム
管理者のサブシステム管理者識別子を取得する(S19
02)。次に、サブシステム管理者識別子に関連付けら
れた機能を識別するための機能識別子を取得し(S19
03)、この機能識別子で識別される機能の埋め込みに
関する情報を取得する(S1904)。次に、前記電子
機器の使用に対する課金料を算出する式である算出式を
格納する算出式格納手段から当該算出式を取り出す(S
1905)。そして、前記ステップにより取り出した算
出式と機能の埋め込みに関した情報に基づいて課金料を
算出する(S1906)。
【0042】図20は、この発明の電子機器2001と
課金処理装置2002の機能を示す図である。電子機器
2001は、複数の機能を実現するサブシステムを有し
ており、この例では機能1から3の3つの機能を実現す
るサブシステム2003、2004、2005を有して
いる。また各サブシステムに対して、サブシステムの機
能識別子が決められており、サブシステム識別子保持部
2006、2007、2008に保持されている。この
例では各機能サブシステムごとに保持部を設けたものを
示したが、1ヶ所に3つのサブシステムの機能識別子を
保持していても良い。この機能識別子は電子機器200
1に機能が埋め込まれる際に同時に埋め込まれるか、電
子機器2001に機能識別子を予め用意しておいて、機
能が埋め込まれることで取り出しが可能な識別子として
働く。
【0043】この発明の課金処理装置2002は、受信
部2010と、算出式格納部2011と識別子管理部2
012と、課金料算出処理部2013とからなってい
る。「受信部」2010では、電子機器2001の送信
部2009から送信されてくる機能識別子を含む機能の
埋め込みに関する情報を受信し、これを識別子管理部2
012や課金料算出処理部2013に渡す。
【0044】「識別子管理部」2012では、受信部2
010から受けた機能識別子と対になっているサブシス
テム管理者識別子を取り出し、算出式格納部2011に
渡す。「算出式格納部」2011では、サブシステム管
理者識別子と対になって格納されている。予め、サブシ
ステム管理者識別子を特定して課金処理を行う場合に
は、識別子管理部においてサブシステム管理者識別子か
ら機能識別子を特定して該当する機能識別子を有してい
る電子機器2001から機能の埋め込みに関する情報を
取得する。
【0045】「課金料算出処理部」2013では、サブ
システム管理者識別子を識別子管理部2012からサブ
システム管理者識別子取得手段2014が取得し、これ
を用いて課金の主体を特定しながら、算出式格納部20
11から算出式選択取得手段2015が取得した算出式
を用いて課金処理が行われる。
【0046】次に、電子機器の操作を行うボタンを貸し
出し、分譲する場合の課金処理方法について説明する。
この発明は電子機器を所有する者が電子機器の全体でな
く、その電子機器の有する操作ボタンの利用に関する権
利を貸し出し、分譲し、そのボタンの電子機器への設置
に対する対価を算出するための課金処理方法の発明であ
る。「ボタンの設置」とは、特定の会社の宣伝広告が掲
載されているホームページへ画面移動する専用の機能を
電子機器の操作ボタンに割り当てることをいう。
【0047】この発明の課金処理方法を示すのが図21
である。この図に示すようにこの課金処理方法は算出式
格納手段と、識別子管理手段と、課金料算出ステップと
からなる。この発明に関連する電子機器は1以上の操作
ボタンを有するリモコンにより操作される。この発明の
第一の特徴点は、識別子管理手段がこのリモコンの一の
ボタンの管理者を識別するボタン管理者識別子を管理し
ている点である。また、第二の特徴点は、算出式格納手
段に格納されている算出式が、ボタン管理者識別子で識
別される管理者に対して、一のボタンの設置に対する課
金料を算出する式である点である。この図の例ではボタ
ン2の設置に対して課金処理を行う様子を示している。
【0048】識別子管理手段は、ボタン管理者識別子と
ボタン識別子とを対にして管理しているのでボタン識別
子と関連付けられたボタンの設置に関する情報とボタン
管理者識別子で識別されるボタンの管理者とを関連付け
られる。また、算出式格納手段は、ボタン管理者識別子
と算出式とを対にして管理しているので、ボタンの管理
者ごとに算出式を関連付けられる。従って、ボタンの設
置に関する情報に基づいてボタンの管理者ごとに該当す
る算出式を用いて課金処理が可能となる。
【0049】図22は、この課金処理の流れを示す図で
ある。まず課金処理のための入力があるまで待機する
(S2201)。入力があると課金対象となるボタン管
理者の管理者識別子を取得する(S2202)。つい
で、ボタン管理者識別子に関連付けられたボタンを識別
するためのボタン識別子を取得する(S2203)。つ
いで、このボタン識別子で識別されるボタンの設置に関
する情報を取得し(S2204)、前記電子機器の使用
に対する課金料を算出する式である算出式を格納する算
出式格納手段から当該算出式を取り出す(S220
5)。次に、前記ステップにより取り出した算出式とボ
タンの設置に関する情報に基づいて課金料を算出する
(S2206)。
【0050】図23は、この発明のリモコン2301、
課金処理装置2302の機能を示す図である。リモコン
2301は各機能ボタン2303、2304、2305
ごとにボタン識別子をボタン識別子保持部2306、2
307、2308に保持しており、送信部2309から
直接または間接的に課金処理装置2302にボタン識別
子と関連付けられたボタンの設置に関する情報が送られ
る。課金処理装置2302は、受信部2310と識別子
管理部2312と、算出式格納部2311と、課金料算
出処理部2313とからなる。受信部2310はリモコ
ン2301から送られるボタンの設置に関する情報を受
信する。識別子管理部2312では、ボタン管理者識別
子とボタン識別子とが対にして管理されている。算出式
格納部2311には、ボタン管理者識別子と算出式とが
対にして管理されており、ボタン管理者識別子を特定す
ることで算出式を取得できる。この算出式を用いて課金
料算出処理部2313にて課金処理を行う。課金料算出
処理部2313はボタン管理者識別子取得手段2314
と算出式取手段2315とを有し、ボタン管理者識別子
取得手段2314が取得するボタン管理者識別子に関連
付けて、算出式取手段2315が算出式格納部2311
から取得する算出式に基づいて課金処理を行う。
【0051】なお、以上に述べた電子機器の貸し出し、
機能、ボタンの貸し出しに対する課金料を算定する際に
これら貸し出し対象の利用時間、利用回数、設置期間、
使用場所のうち一以上をパラメータとして算出式を用い
て課金処理を行うことができる。これらは、電子機器の
使用に関する情報、電子機器の機能の埋め込みに関する
情報、電子機器のボタンの設置に関する情報、に含まれ
る。これらにより、サービスの提供の変化、更新に対し
て柔軟に対応できる課金処理が可能となる。なお、以上
に説明した課金処理方法を、実行するためのプログラム
を記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を利用
することもできる。ここで、コンピュータとは、課金処
理装置を含む概念である。
【0052】
【発明の効果】従来の課金処理方法では、各サービスプ
ロバイダが各サービス毎に課金しており、複数のサービ
スを各サービス端末毎にカスタマイズして行うインタラ
クティブなマルチメディアサービス端末のような場合で
も、一つのサービス端末に対して多数の種類の課金処理
が容易に行える。また、一つのサービスを、コンテンツ
提供者、通信事業者、装置提供者など複数の主体が協働
提供している場合に、サービス提供主体ごとにサービス
で得た対価であるサービス料収益を分配するのが容易と
なる。さらに、広告業者が家庭内にコマーシャルの専用
の再生装置や、専用の機能、ボタンを置くことが容易に
なる。さらに、このような電子機器をサービスポータル
として無料で貸し出すことで、サービスを受ける者は受
けたいだけのサービスを安い価格で受けることができ、
電子機器を貸し出す者は、これを借りてサービスを提供
する者から対価を受けることにより新しいビジネスを展
開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の使用に対する課金料を算出
する算出式を用いる課金処理方法を示す図
【図2】本発明の電子機器の使用に対する課金料を算出
する算出式により課金処理をする処理の流れを示す図
【図3】本発明の電子機器の使用に対する課金料を算出
する算出式を用いて課金処理を行う課金処理装置及びこ
れに関連する電子機器の機能を示す図
【図4】電子機器により実現されるサービスを示す概念
【図5】本発明の機能の使用に対する課金料を算出する
算出式を用いて課金処理をする方法を示す図
【図6】本発明の機能の使用に対する課金料を算出する
算出式を用いて課金処理をする処理の流れを示す図
【図7】本発明による機能の使用に対する課金料を算出
する算出式を用いて課金する課金処理装置及びこれに関
連する電子機器の機能を示す図
【図8】本発明の操作ボタンの使用に対する課金料を算
出する算出式を用いて課金処理を行う発明を示す図
【図9】本発明の操作ボタンの使用に対する課金料を算
出する算出式を用いて課金処理を行う方法の処理の流れ
を示す図
【図10】本発明の操作ボタンの使用に対する課金料を
算出する算出式を用いて課金処理を行う課金処理装置及
びこれに関連する電子機器の機能を示す図
【図11】本発明の蓄積媒体の使用に対する課金料を算
出する算出式を用いて課金処理を行う課金処理方法を示
す図
【図12】本発明の蓄積媒体の使用に対する課金料を算
出する算出式を用いて課金処理を行う処理の流れを示す
【図13】本発明の蓄積媒体の使用に対する課金料を算
出する算出式を用いて課金処理を行う課金処理装置及び
これに関連する電子機器の機能を示す図
【図14】本発明の電子機器の機能の使用、電子機器の
ボタンの使用、電子機器のディスクの使用に対する課金
料の算出式のパラメータを示す図
【図15】本発明の電子機器の設置に対する課金料を算
出する算出式を用いて管理者に対する課金をする課金処
理方法を示す図
【図16】本発明の電子機器の設置に対する課金料を電
子機器の管理者に対して課金する課金処理方法の処理の
流れを示す図
【図17】本発明の電子機器の設置に対する課金料を算
出し電子機器の管理者に対して課金をする処理を行う課
金処理装置及びこれに関連する電子機器の機能を示す図
【図18】本発明の電子機器の機能の埋め込みに対する
課金料を算出し電子機器の管理者に対して課金をする課
金処理方法を示す図
【図19】本発明の電子機器の機能の埋め込みに対する
課金料を算出し電子機器の管理者に対して課金をする課
金処理方法の処理の流れを示す図
【図20】本発明の電子機器の機能の埋め込みに対する
課金料を算出し電子機器の管理者に対して課金をする課
金処理装置及びこれに関連する電子機器の機能を示す図
【図21】本発明のボタンの設置の対する課金料を算出
し電子機器の管理者に対して課金をする課金処理方法を
示す図
【図22】本発明のボタンの設置の対する課金料を算出
し電子機器の管理者に対して課金をする課金処理方法の
処理の流れを示す図
【図23】本発明のボタンの設置に対する課金料を算出
し電子機器又はリモコンの管理者に対して課金をする課
金処理装置及びこれに関連するリモコンの機能を示す図
【符号の説明】
301 電子機器 302 課金処理装置 303 送信部 304 受信部 305 算出式格納部 306 課金料算出処理部 307 算出式取得手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 楠見 雄規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA06 FF01 GG04 5K025 AA01 AA05 BB10 GG10 5K101 KK18 MM07 NN15 NN18 NN48 RR16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器により実現されるサービスに対す
    る課金処理方法であって、前記電子機器の使用に対する
    課金料を算出する式である算出式を格納する算出式格納
    手段から当該算出式を取り出すステップと、前記ステッ
    プにより取り出した算出式に基づいて課金料を算出する
    課金料算出ステップを有することを特徴とする課金処理
    方法。
  2. 【請求項2】前記電子機器は複数の機能を実現し、前記
    算出式格納手段に格納されている算出式は、前記電子機
    器が実現する一の機能の使用に対する課金料を算出する
    式であることを特徴とする請求項1記載の課金処理方
    法。
  3. 【請求項3】前記電子機器は1以上の操作ボタンを有する
    リモコンにより操作され、前記算出式格納手段に格納さ
    れている算出式は、前記操作ボタンの使用に対する課金
    料を算出する式であることを特徴とする請求項1記載の
    課金処理方法。
  4. 【請求項4】前記電子機器は情報を蓄積する蓄積媒体を
    具備し、前記算出式格納手段に格納されている算出式
    は、前記蓄積媒体の使用に対する課金料を算出する式で
    あることを特徴とする請求項1記載の課金処理方法。
  5. 【請求項5】前記算出式が、前記電子機器又は前記機能
    又は前記ボタン又は前記ディスクの使用時間、使用回
    数、使用期間、使用場所のうちの1以上をパラメータと
    する式であることを特徴とする請求項1から請求項4い
    ずれか記載の課金処理方法。
  6. 【請求項6】電子機器により実現されるサービスに関す
    る課金処理方法であって、前記電子機器の管理者を識別
    する管理者識別子を管理する識別子管理手段と、前記電
    子機器に対する課金料を算出する式である算出式を格納
    する算出式格納手段を具備し、前記算出式格納手段によ
    り格納されている算出式に基づいて前記管理者識別子で
    識別される管理者に対する課金料を算出する課金料算出
    ステップを有することを特徴とする課金処理方法。
  7. 【請求項7】前記電子機器は、画面表示装置であって、
    前記算出式は、この画面表示装置を使用した表示画面の
    一部又は全部を占有使用することに対する課金料を算出
    する式である請求項6に記載の課金処理方法。
  8. 【請求項8】前記電子機器は複数の機能を実現し、前記
    識別子管理手段は、前記電子機器の一の機能を実現する
    サブシステムの管理者を識別するサブシステム管理者識
    別子を管理し、前記算出式格納手段に格納されている算
    出式は、前記サブシステム管理者識別子で識別される管
    理者に対して、前記一の機能の埋め込みに対する課金料
    を算出する式であることを特徴とする請求項6記載の課
    金処理方法。
  9. 【請求項9】前記電子機器は1以上の操作ボタンを有す
    るリモコンにより操作され、前記識別子管理手段は、前
    記リモコンの一のボタンの管理者を識別するボタン管理
    者識別子を管理し、前記算出式格納手段に格納されてい
    る算出式は、前記ボタン管理者識別子で識別される管理
    者に対して、前記一のボタンの設置に対する課金料を算
    出する式であることを特徴とする請求項6記載の課金処
    理方法。
  10. 【請求項10】前記算出式が、前記電子機器又は前記機
    能又は前記ボタンの利用時間、利用回数、設置期間、使
    用場所のうちの一以上をパラメータとする式であること
    を特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の
    課金処理方法。
  11. 【請求項11】前記電子機器が、ビデオRAM、又は/
    及びネットワークインターフェイスである請求項1又は
    6に記載の課金処理方法。
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