JP2002041608A - 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体 - Google Patents

製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体

Info

Publication number
JP2002041608A
JP2002041608A JP2000223931A JP2000223931A JP2002041608A JP 2002041608 A JP2002041608 A JP 2002041608A JP 2000223931 A JP2000223931 A JP 2000223931A JP 2000223931 A JP2000223931 A JP 2000223931A JP 2002041608 A JP2002041608 A JP 2002041608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
product
warranty
guarantee
industrial product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000223931A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Shigyo
泰大 執行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Fielding Ltd
Original Assignee
NEC Fielding Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Fielding Ltd filed Critical NEC Fielding Ltd
Priority to JP2000223931A priority Critical patent/JP2002041608A/ja
Publication of JP2002041608A publication Critical patent/JP2002041608A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般ユーザが紛失しやすい保証書を必要とす
ることなく製品保証を実現する。 【解決手段】 製品保証のホームページをインターネッ
トに開設して保証書と同等な保証データをデータ登録
し、この保証データで工業製品を製品保証する。工業製
品の保証内容を保証書でなく保証データにより確認でき
るので、一般ユーザが保証書を紛失しても工業製品の製
品保証を利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造メーカが製造
して一般ユーザに販売する工業製品を保証する製品保証
方法、その製品保証のホームページをインターネットに
開設するデータ処理方法および装置、その工業製品から
なるデータ通信装置、少なくともデータ処理装置とユー
ザ端末装置とがインターネットで接続されているデータ
通信システム、データ処理装置のコンピュータのための
ソフトウェアが格納されている情報記憶媒体、に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の製造メーカで各種の工業製
品が製造されており、その工業製品は販売会社により小
売店舗に棚卸されてから一般ユーザに販売されている。
このように一般ユーザに販売される工業製品には一定期
間の製品保証が設定されることが一般的であり、その保
証の証左として保証書が添付されている。
【0003】この保証書は製造メーカにより工業製品に
添付されており、そこには工業製品の形式番号などの製
品データが記載されている。その工業製品が小売店舗か
ら一般ユーザに販売されるとき、保証書には小売店舗に
より店舗名称と販売年月日とがスタンプやシールなどで
追記される。
【0004】一般的な家電製品の保証期間は一年であ
り、このような保証期間の途中で工業製品に故障などの
障害が発生した場合、例えば、一般ユーザにより工業製
品が保証書とともに小売店舗に持参される。その小売店
舗では保証書により工業製品の保証期間が確認され、そ
の保証書とともに工業製品が製造メーカに移送される。
この製造メーカでも保証書により工業製品の保証期間が
確認され、その保証内容に対応して工業製品に修理や部
品交換などの保守作業が実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような製品保証
方法では、保証書に基づいて工業製品の製品保証が実行
されているが、換言すると、工業製品の製品保証に保証
書が必須となっている。しかし、実際には一般ユーザが
保証書を紛失することがあり、その場合は保証期間でも
工業製品に製品保証が実行されないことになる。
【0006】また、工業製品には障害が頻繁に発生する
ものもあり、重大な不良などはリコールとして発表され
ているが、重大な不良でない場合は、その工業製品に頻
繁に発生する障害でも一般に発表されない。このため、
一般ユーザは購入した工業製品に障害が発生しても、そ
の障害が個体によるものなのか、その工業製品には頻繁
に発生しているものなのか、などを確認することができ
ない。
【0007】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、保証書を必要とすることなく工業製品を
保証できる製品保証方法、その製品保証のホームページ
をインターネットに開設するデータ処理方法および装
置、その工業製品からなるデータ通信装置、少なくとも
データ処理装置とユーザ端末装置とがインターネットで
接続されているデータ通信システム、データ処理装置の
コンピュータのためのソフトウェアが格納されている情
報記憶媒体、の少なくとも一つを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の製品保証方法で
は、製品保証のホームページがインターネットに開設さ
れ、製造メーカでは、工業製品を製造するときに保証デ
ータもデータ生成してホームページにデータ登録する。
これでホームページには一般ユーザに販売される工業製
品ごとに保証データがデータ登録されるので、その工業
製品が一般ユーザに販売されるときにホームページの保
証データに販売年月日がデータ設定される。このホーム
ページの保証データは一般ユーザのユーザ端末装置でイ
ンターネットからデータ閲覧されるので、一般ユーザは
購入した工業製品の保証内容を保証書でなく保証データ
により確認できる。
【0009】また、本発明の製品保証方法の他の形態で
は、保証データに工業製品を購入する一般ユーザの個人
データがデータ設定されるので、工業製品を購入した一
般ユーザが保証データの個人データにより確認される。
【0010】さらに他の形態では、一般ユーザごとにユ
ーザパスワードがデータ発行されて保証データにデータ
設定され、ホームページにユーザパスワードをデータ入
力したユーザ端末装置のみ対応する保証データが個人デ
ータまでデータ提示されるので、保証データの個人デー
タは一般ユーザでは本人しかデータ閲覧できない。
【0011】さらに他の形態では、工業製品が製造メー
カから各種の流通経路を介して一般ユーザまで販売さ
れ、流通経路を示す経路データも保証データにデータ設
定されるので、工業製品の流通経路が保証データの経路
データにより確認される。
【0012】さらに他の形態では、工業製品が流通経路
の少なくとも一部である小売店舗から一般ユーザに販売
され、小売店舗を特定する店舗データも経路データの少
なくとも一部として保証データにデータ設定されるの
で、一般ユーザに工業製品を実際に販売した小売店舗が
保証データの店舗データにより確認される。
【0013】さらに他の形態では、一般ユーザの所望に
より工業製品に有償保険が設定され、この有償保険の保
険内容を示す保険データも保証データにデータ設定され
るので、一般ユーザが設定した有償保険の保険内容が保
証データの保険データにより確認される。
【0014】さらに他の形態では、一般ユーザに販売さ
れた工業製品が保証データのデータ内容に対応して保守
作業され、この保守作業の実行内容を示す保守データも
保証データにデータ設定されるので、工業製品に実行さ
れた保守作業の内容が保証データの保守データにより確
認される。
【0015】さらに他の形態では、製品保証のホームペ
ージにデータ登録された多数の保証データから統計デー
タがデータ生成され、このデータ生成された統計データ
もホームページにデータ登録されるので、工業製品の各
種の統計結果が統計データにより確認される。
【0016】さらに他の形態では、工業製品がインター
ネットに接続され、工業製品が自身の状況を検知して状
況データをデータ生成し、この状況データを工業製品が
ホームページの保証データにデータ設定するので、工業
製品に発生した各種の状況が保証データの状況データに
より確認される。
【0017】なお、本発明で云う保証データとは、製造
メーカで製造される工業製品を個々に製品保証するため
のもので、いわゆる保証書をデータ化したものに相当す
る。個人データとは、製品保証に有用な一般ユーザの個
人的な各種データを意味しており、例えば、一般ユーザ
の氏名、住所、電話番号、等からなる。
【0018】経路データとは、流通経路を示す各種デー
タを意味しており、例えば、小売店舗を特定する店舗デ
ータ等からなる。この店舗データとは、小売店舗を特定
する各種データを意味しており、例えば、小売店舗の名
称や住所等からなる。
【0019】保険データとは、有償保険の保険内容を示
す各種データを意味しており、例えば、保険期間や掛金
金額等からなる。保守データとは、保守作業の実行内容
を示す各種データを意味しており、例えば、作業日時、
修理内容、作業金額、等からなる。
【0020】また、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発生する専用のハードウェア、所定の機能がプ
ログラムにより付与されたコンピュータ、プログラムに
よりコンピュータの内部に実現された所定の機能、これ
らの組み合わせ、等を許容する。
【0021】また、本発明で云う情報記憶媒体とは、コ
ンピュータに各種処理を実行させるためのプログラムが
ソフトウェアとして事前に格納されたハードウェアであ
れば良く、例えば、コンピュータを一部とする装置に固
定されているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard
Disc Drive)、コンピュータを一部とする装置に着脱自
在に装填されるCD(Compact Disc)−ROMやFD(Flo
ppy Disc)、等を許容する。
【0022】また、本発明で云うコンピュータとは、ソ
フトウェアからなるプログラムをデータ読取して対応す
る処理動作を実行できる装置であれば良く、例えば、C
PU(Central Processing Unit)を主体として、これに
ROMやRAM(Random Access Memory)やI/F(Inter
face)等の各種デバイスが必要により接続された装置な
どを許容する。
【0023】なお、本発明でソフトウェアに対応した各
種動作をコンピュータに実行させることは、各種デバイ
スをコンピュータに動作制御させることなども許容す
る。例えば、コンピュータに各種データをデータ保存さ
せることは、コンピュータが事前に接続されているRA
M等の情報記憶媒体に各種データを格納することや、コ
ンピュータが一部として具備している内部メモリに各種
データを格納することや、本発明の情報記憶媒体がFD
等の場合に、そこにコンピュータが各種データを格納す
ること、等を許容する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。本実施の形態のデータ通信シス
テム10では、図2に示すように、データ処理装置1
1、メーカ端末装置12、店舗端末装置13、ユーザ端
末装置14、保険端末装置15、保守端末装置16、等
がインターネット17に接続されている。
【0025】データ処理装置11は、プロバイダ会社の
ネットワークサーバやホストコンピュータなどからな
り、ユーザ端末装置14をインターネット17に接続す
るプロバイダ業務などに利用されている。メーカ端末装
置12は、工業製品を製造する製造メーカのホストコン
ピュータなどからなり、製造製品のデータ管理などに利
用されている。
【0026】店舗端末装置13は、工業製品を販売する
小売店舗のPOS(Point Of Sales)ターミナルや店舗サ
ーバなどからなり、製品販売のデータ管理などに利用さ
れている。ユーザ端末装置14は、一般ユーザのパーソ
ナルコンピュータなどからなり、インターネット17で
のデータ通信などに利用されている。
【0027】保険端末装置15は、工業製品に有償保険
を設定する保険会社のホストコンピュータなどからな
り、有償保険のデータ管理などに利用されている。保守
端末装置16は、工業製品に保守作業を実行する保守会
社のホストコンピュータなどからなり、保守作業のデー
タ管理などに利用されている。
【0028】データ処理装置11は、コンピュータの主
体となるハードウェアとしてCPU101を具備してお
り、このCPU101には、バスライン102により、
ROM103、RAM104、HDD105、FD10
6が交換自在に装填されるFDD(FD Drive)107、C
D−ROM108が交換自在に装填されるCDドライブ
109、キーボード110、マウス111、ディスプレ
イユニット112、インターネット17に接続される通
信I/F113、等のハードウェアが接続されている。
【0029】なお、データ処理装置11と各装置12〜
16とは、各部の仕様や性能は相違するがハードウェア
の構成は基本的に同一であるため、ここではデータ処理
装置11と各装置12〜16とで同一の名称および符号
を流用して詳細な説明は省略する。
【0030】本実施の形態のデータ処理装置11では、
ROM103、RAM104、HDD105、交換自在
なFD106、交換自在なCD−ROM108、等のハ
ードウェアが情報記憶媒体に相当し、これらの少なくと
も一個に各種動作に必要な制御プログラムや各種データ
がソフトウェアとしてデータ記憶されている。
【0031】例えば、CPU101に各種の処理動作を
実行させる制御プログラムは、FD106やCD−RO
M108に事前に格納されている。このようなソフトウ
ェアはHDD105に事前にインストールされており、
データ処理装置11の起動時にRAM104に複写され
てCPU101に読み取られる。
【0032】このようにCPU101が適正なプログラ
ムをデータ読取して各種の処理動作を実行することによ
り、本実施の形態のデータ処理装置11は、図1に示す
ように、ページ開設手段21、保証登録手段22、デー
タ設定手段23、保証提示手段24、パスワード要求手
段25、提示制限手段26、保険設定手段27、保守設
定手段28、統計生成手段29、等の各種手段を各種機
能として論理的に具備している。
【0033】ページ開設手段21は、RAM104等の
制御プログラムに対応してCPU101がHDD105
や通信I/F113を統合制御する機能などに相当し、
製品保証のホームページをインターネット17に開設す
る。この製品保証のホームページは、製造メーカから出
荷された工業製品の各々ごとに保証データがデータ提示
されており、インターネット17から一般ユーザのユー
ザ端末装置14でデータ閲覧される。
【0034】以下同様にCPU101が上述の制御プロ
グラムに対応して通信I/F113やHDD105を統
合制御する機能などに相当し、保証登録手段22は、製
品保証のホームページへの保証データのデータ登録を受
け付ける。より具体的には、本実施の形態では製造メー
カがプロバイダ会社と事前に契約しており、プロバイダ
会社のデータ処理装置11により開設されている製品保
証のホームページは、製造メーカのメーカ端末装置12
による保証データのデータ登録が許可されている。
【0035】そして、プロバイダ会社が所定フォーマッ
トで用意した保証データの雛形データが製造メーカに事
前にデータ提供されているので、この製造メーカでは製
造して小売店舗に出荷する工業製品ごとに“形式番号、
製造番号、工場名称、製造年月日、保証期間、保証範
囲”などが雛形データにメーカ端末装置12でデータ設
定される。
【0036】これで製造メーカから出荷される工業製品
を個々に保証する保証データがデータ生成されるので、
この保証データがメーカ端末装置12からプロバイダ会
社のデータ処理装置11までデータ送信されて製品保証
のホームページにデータ登録される。
【0037】なお、上述のように製造メーカで工業製品
ごとに保証データにデータ設定される形式番号や製造番
号などの各種データは、例えば、従来のメーカ添付の保
証書に記載されており、工業製品にもラベル貼付や樹脂
刻印などで記載されているものである。ただし、本実施
の形態でも、従来と同様に上述の形式番号などが記載さ
れた保証書が工業製品に添付されており、この工業製品
にも形式番号などが記載されている。
【0038】データ設定手段23は、小売店舗の店舗端
末装置13からデータ受信される各種データを保証デー
タにデータ設定し、保証提示手段24は、ホームページ
をインターネット17からデータ閲覧する一般ユーザの
ユーザ端末装置14に保証データをデータ提示する。
【0039】より具体的には、本実施の形態では小売店
舗もプロバイダ会社と事前に契約しており、プロバイダ
会社のデータ処理装置11により開設されている製品保
証のホームページでは、小売店舗の店舗端末装置13か
ら保証データへのデータアクセスが許可されている。
【0040】そこで、製造メーカから工業製品が入荷し
た小売店舗では、そこに添付されている保証書の形式番
号や製造番号を検索キーとして工業製品ごとの保証デー
タがデータ検索され、その保証データに店舗端末装置1
3から“店舗名称、店舗住所、入荷年月日、責任者名”
などが販売店舗を特定する店舗データとしてデータ設定
される。
【0041】さらに、その小売店舗では入荷した工業製
品が一般ユーザに店頭販売されるとき、その保証書の形
式番号や製造番号を検索キーとして工業製品の保証デー
タがデータ検索され、その保証データに店舗端末装置1
3から“販売年月日、担当者名”などがデータ設定され
る。
【0042】上述のように小売店舗から工業製品を購入
した一般ユーザは、所望によりユーザ端末装置14によ
りインターネット17から製品保証のホームページにデ
ータアクセスすることができ、やはり工業製品の形式番
号や製造番号を検索キーとして対応する保証データをデ
ータ閲覧することができる。
【0043】パスワード要求手段25は、ユーザ端末装
置14からユーザパスワードをデータ受信し、提示制限
手段26は、パスワード要求手段25でデータ受信され
たユーザパスワードの適否に対応して保証提示手段24
がユーザ端末装置14にデータ提示する保証データのデ
ータ範囲を制限する。
【0044】より具体的には、本実施の形態では一般ユ
ーザも所望によりプロバイダ会社と契約することがで
き、その場合はプロバイダ会社から一般ユーザごとに固
有のユーザパスワードが提供される。そこで、この一般
ユーザが工業製品を購入するときにユーザパスワードを
小売店舗に提示すると、その小売店舗では店舗端末装置
13から保証データにユーザパスワードもデータ設定さ
れる。
【0045】この場合、小売店舗から工業製品を購入し
た一般ユーザは、ユーザ端末装置14から製品保証のホ
ームページにユーザパスワードをデータ入力するだけ
で、このユーザパスワードがデータ設定されている全部
の保証データをデータ閲覧することができる。
【0046】さらに、このようにユーザパスワードでデ
ータ読出された保証データには、一般ユーザの所望によ
りユーザ端末装置14から“氏名、住所、電話番号”な
どの個人データをデータ設定できる。このようにユーザ
パスワードがデータ設定された保証データは、ユーザパ
スワードがデータ入力されると全部がデータ閲覧される
が、ユーザパスワードがデータ入力されないと個人デー
タの部分はデータ閲覧されない。
【0047】保険設定手段27は、保険会社の保険端末
装置15からデータ受信される保険データを特定の保証
データにデータ設定し、保守設定手段28は、保守会社
の保守端末装置16からデータ受信される保守データを
特定の保証データにデータ設定する。
【0048】より具体的には、本実施の形態では保険会
社および保守会社もプロバイダ会社と事前に契約してお
り、プロバイダ会社のデータ処理装置11により開設さ
れている製品保証のホームページでは、保険/保守会社
の保険/保守端末装置15,16から保証データへのデ
ータアクセスが許可されている。
【0049】そこで、一般ユーザが購入した工業製品に
保険会社の有償保険を設定した場合、その保険会社は保
険端末装置15で製品保証のホームページにデータアク
セスし、有償保険を設定した工業製品の形式番号や製造
番号を検索キーとして保証データをデータ検索し、そこ
に“保険番号、保険識別、保険金額、保険期間”などの
保険内容を示す保険データをデータ設定する。
【0050】また、一般ユーザが購入した工業製品に故
障や損耗などの障害が発生した場合、その一般ユーザは
所望により工業製品の修理や部品交換などの保守作業を
保守会社に依頼することになる。その場合、保守会社で
も保守端末装置16で製品保証のホームページにデータ
アクセスし、有償保険を設定した工業製品の形式番号や
製造番号を検索キーとして保証データをデータ検索す
る。
【0051】そして、保守会社ではデータ検索された保
証データの保証期間が販売年月日に加算されて保証期限
が算出され、現在年月日が保証期限を超過していなけれ
ば保証データの保証範囲で無償の保守作業が実行され
る。一方、現在年月日が保証期限を超過している場合や
保守作業が保証範囲を逸脱する場合には、一般ユーザの
所望により有償の保守作業が実行される。
【0052】このように工業製品に保守作業を実行した
保守会社では、その保証データに“障害内容、保守内
容、受付年月日、完了年月日、無償/有償の区別、有償
の場合の費用、受付員名、作業員名”などの保守作業の
内容を示す保守データが保守端末装置16によりデータ
設定される。
【0053】なお、前述の保険データのデータ内容は、
従来の保険証の表記内容と同等であり、保守データのデ
ータ内容は、従来の保守明細の表記内容と同等である
が、本実施の形態でも、従来と同様に保険会社は保険証
を発行して一般ユーザに提供し、保守会社は保守明細を
発行して一般ユーザに提供する。
【0054】統計生成手段29は、CPU101が制御
プログラムに対応してHDD105を動作制御する機能
などに相当し、製品保証のホームページにデータ登録さ
れている多数の保証データから各種の統計データをデー
タ生成し、この統計データもホームページにデータ登録
する。
【0055】上述のような各種手段は、必要によりHD
D105等のハードウェアを利用して実現されるが、そ
の主体はRAM104等の情報記憶媒体に格納されたソ
フトウェアに対応して、コンピュータのハードウェアで
あるCPU101が機能することにより実現されてい
る。
【0056】このようなソフトウェアは、例えば、一般
ユーザのユーザ端末装置14などでデータ閲覧される製
品保証のホームページをインターネット17に開設する
こと、その製品保証のホームページへの製造メーカのメ
ーカ端末装置12による工業製品ごとの保証データのデ
ータ登録を受け付けること、小売店舗の店舗端末装置1
3からデータ受信される各種データをホームページの特
定の保証データにデータ設定すること、ホームページを
インターネット17からデータ閲覧する一般ユーザのユ
ーザ端末装置14に保証データをデータ提示すること、
ユーザ端末装置14からホームページにデータ送信され
るユーザパスワードをデータ検知すること、ユーザ端末
装置14からユーザパスワードがデータ受信されると保
証データの全部をユーザ端末装置14にデータ閲覧させ
ること、ユーザパスワードがデータ入力されないとユー
ザパスワードがデータ設定された保証データの個人デー
タの部分はデータ閲覧させないこと、保険会社の保険端
末装置15からデータ受信される保険データを特定の保
証データにデータ設定すること、保守会社の保守端末装
置16からデータ受信される保守データを特定の保証デ
ータにデータ設定すること、製品保証のホームページに
データ登録されている多数の保証データから各種の統計
データをデータ生成してホームページにデータ登録する
こと、等の処理動作をCPU101等に実行させるため
の制御プログラムとしてRAM104等の情報記憶媒体
に格納されている。
【0057】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ処理装置11を利用した製品保証方法を図4な
いし図7を参照して以下に説明する。なお、図4ないし
図7にはデータ処理装置11のデータ処理方法を図示す
るが、以下では説明を簡略化するために製造メーカや一
般ユーザなどの動作を主体に説明する。
【0058】まず、本実施の形態の製品保証方法では、
まず、図4に示すように、プロバイダ会社は工業製品ご
とに保証データがデータ登録される製品保証のホームペ
ージをデータ処理装置11によりインターネット17に
開設し(ステップS1)、このホームページの保証データ
へのデータアクセスを製造メーカと小売店舗と保険会社
と保守会社と契約する。
【0059】このような状態で、製造メーカは工業製品
を製造して保証書とともに小売店舗に出荷するとき、そ
の工業製品ごとに形式番号や製造番号などがデータ設定
された保証データをデータ生成してメーカ端末装置12
によりインターネット17から製品保証のホームページ
にデータ登録する(ステップS2,S3)。
【0060】製造メーカから工業製品が入荷した小売店
舗では、店舗端末装置13によりインターネット17か
ら製品保証のホームページにデータアクセスし、入荷し
た工業製品の形式番号や製造番号などを検索キーとして
製品保証のホームページから保証データをデータ検索し
(ステップS4〜S6)、図5に示すように、その保証デ
ータに店舗名称などの販売店舗を特定できる店舗データ
をデータ設定する(ステップS8,S9,T1,T2)。
【0061】このように入荷して在庫する工業製品の保
証データに店舗データをデータ設定した小売店舗では、
その工業製品を店頭に陳列して一般ユーザに販売する。
そこで、この小売店舗が一般ユーザに工業製品を店頭販
売するとき、やはり店舗端末装置13によりインターネ
ット17から製品保証のホームページにデータアクセス
して形式番号や製造番号などで保証データをデータ検索
し(ステップS4〜S6)、その保証データに販売年月日
などをデータ設定する(ステップT3,T4)。
【0062】ただし、このように工業製品を購入する一
般ユーザがプロバイダ会社からユーザパスワードを取得
していることがあり、その一般ユーザが工業製品を購入
するときにユーザパスワードを小売店舗に提示すると、
この小売店舗では店舗端末装置13により保証データに
ユーザパスワードもデータ設定される(ステップT5,
T6)。
【0063】上述のように小売店舗から工業製品を購入
した一般ユーザは、所望によりユーザ端末装置14によ
りインターネット17から製品保証のホームページにデ
ータアクセスすることができ、やはり工業製品の形式番
号や製造番号を検索キーとして保証データをデータ閲覧
することができる(ステップS4〜S6)。
【0064】このとき、一般ユーザはユーザ端末装置1
4によりホームページにデータ登録されている膨大な保
証データをデータ閲覧することができるが、ユーザパス
ワードがデータ設定されている保証データの個人データ
はデータ閲覧できず、保証データに個人データをデータ
設定することもできない。
【0065】ただし、一般ユーザがユーザ端末装置14
により製品保証のホームページにユーザパスワードをデ
ータ入力すると(ステップE1)、図6に示すように、保
証データにデータ設定されている個人データをデータ閲
覧することができ(ステップE2)、この個人データをデ
ータ更新することもできる(ステップE3,E4)。
【0066】また、一般ユーザは所望により保険会社と
契約して購入した工業製品に有償保険を設定することも
でき、その場合は保険会社は保険番号などの保険内容が
表記された保険証を一般ユーザに発行する。このとき、
保険会社は保険端末装置15によりインターネット17
から製品保証のホームページにもデータアクセスし、工
業製品の形式番号や製造番号を検索キーとして保証デー
タをデータ検索し(ステップS4〜S6)、図7に示すよ
うに、この保証データに保険証の表記内容と同等な保険
データをデータ設定する(ステップP1,P2)。
【0067】さらに、一般ユーザが購入した工業製品に
故障や損耗などの障害が発生した場合、その一般ユーザ
は所望により工業製品の修理や部品交換などの保守作業
を保守会社に依頼することになる。その場合、一般ユー
ザは工業製品の保証書により保証期間を確認し、現在年
月日が保証期限を超過していなければ工業製品を保証書
とともに保守会社に受け渡す。
【0068】また、工業製品に有償保険を設定していた
場合には保険証により保険期間を確認し、現在年月日が
保険期限を超過していなければ保険証も保守会社に受け
渡す。このように一般ユーザから工業製品を保証書や保
険証とともに受け取った保守会社では、保証書や保険証
の表記内容により保証内容や保険内容を確認し、それに
対応して修理や部品交換などの保守作業を実行すること
になる。
【0069】しかし、一般ユーザが保証書や保険証を紛
失していることも多々あり、このような場合には一般ユ
ーザは保証書や保険証を添付することなく工業製品のみ
保守会社に受け渡す。すると、この保守会社では保守端
末装置16によりインターネット17から製品保証のホ
ームページにデータアクセスし、工業製品に表記されて
いる形式番号や製造番号を検索キーとして保証データを
データ検索する(ステップS4〜S6)。そして、その保
証データで保証内容や保険内容を確認し、それに対応し
て修理や部品交換などの保守作業を実行することにな
る。
【0070】上述のように工業製品に保守作業を実行し
た保守会社では、障害内容や保守内容などの保守作業の
内容を表記した保守明細を作成し、この保守明細を添付
して工業製品を一般ユーザに返却する。さらに、保守会
社は保守端末装置16により製品保証のホームページで
工業製品の保証データをデータ検索し(ステップS4〜
S6)、この保証データに保守明細の表記内容と同等な
保守データをデータ設定する(ステップP3,P4)。
【0071】本実施の形態の製品保証方法では、プロバ
イダ会社のデータ処理装置11によりインターネット1
7に開設された製品保証のホームページに工業製品ごと
の保証データがデータ登録され、この保証データにより
工業製品が保証される。このため、一般ユーザはユーザ
端末装置14によりインターネット17から保証データ
をデータ閲覧することで、保証書を必要とすることなく
保証内容を確認することができ、保証書を紛失しても製
品保証を利用することができる。
【0072】同様に、一般ユーザが所望により保険会社
の有償保険を工業製品に設定した場合、その保険内容を
示す保険データも保証データにデータ設定されるので、
一般ユーザは保証データをデータ閲覧することで、保険
証を必要とすることなく保険データで保険内容を確認す
ることができ、保険証を紛失しても有償保険を利用する
ことができる。
【0073】さらに、一般ユーザに販売された工業製品
を保守会社が保守作業した場合、その保守作業の実行内
容を示す保守データも保証データにデータ設定される。
このため、一般ユーザは保証データをデータ閲覧するこ
とで、保守明細を必要とすることなく保守データで保守
内容を確認することができ、保守明細を紛失してもクレ
ーム処理などを実行することができる。
【0074】しかも、製造メーカから出荷された工業製
品が流通経路を介して一般ユーザに販売されるまで、そ
の流通経路を示す店舗データなどの経路データも保証デ
ータにデータ設定される。このため、保証データの経路
データにより工業製品の流通経路を確認することがで
き、例えば、一般ユーザに販売された工業製品が損傷し
ていた場合に原因を追跡調査するようなこともできる。
【0075】つまり、本実施の形態では、工業製品の状
況が変化するごとに対応する各種データが保証データに
データ設定されるので、この保証データにより工業製品
の各種の履歴を確認することができる。そして、この保
証データがデータ登録された製品保証のホームページは
一般に公開されているので、例えば、一般ユーザは購入
予定の工業製品の保証データをデータ閲覧して障害の発
生頻度を確認するようなことができる。
【0076】また、製造メーカは保証データをデータ閲
覧することにより出荷した工業製品の以後の経緯を確認
することができるので、例えば、頻繁に発生する障害の
内容を確認して対策を一般ユーザに連絡することがで
き、次代の工業製品の改善に利用することもできる。
【0077】さらに、保証データをデータ閲覧すること
により障害が多発する工業製品と多発しない工業製品と
を確認することができるので、例えば、小売店舗は取り
扱う工業製品を選択するようなことができ、保険会社は
工業製品の種別ごとに保険料率を変更するようなことが
できる。
【0078】一方、保守会社は保証データをデータ閲覧
することにより工業製品の現在までの履歴を確認するこ
とができるので、例えば、発生した障害の原因を用意に
究明することができ、保守作業を良好な効率で実行する
ことができ、障害が発生しない使用方法を一般ユーザに
指導するようなこともできる。
【0079】また、本実施の形態の製品保証方法では、
一般ユーザもプロバイダ会社と契約することでユーザパ
スワードを取得することができ、このユーザパスワード
を工業製品を購入する小売店舗に提示して保証データに
データ設定させることもできる。
【0080】その場合、一般ユーザは自身が購入した工
業製品の保証データをユーザパスワードでデータ検索す
ることができ、その保証データに氏名などの個人データ
をデータ登録することもできるが、この個人データはユ
ーザパスワードをデータ入力しないとデータ閲覧されな
い。
【0081】例えば、保守会社に工業製品の保守作業を
依頼する一般ユーザがユーザパスワードを通知すると、
保守会社は保証データで一般ユーザの氏名や住所を確認
することができるので、これを一般ユーザが保守会社に
通知する必要がなく双方の作業を簡略化することができ
る。
【0082】さらに、本実施の形態では、プロバイダ会
社のデータ処理装置11は定期的に製品保証のホームペ
ージにデータ登録されている多数の保証データから各種
の統計データをデータ生成し、この統計データもホーム
ページにデータ登録する。この統計データは、例えば、
工業製品の種別ごとの毎月の販売台数、工業製品の種別
ごとの障害の発生頻度、などからなるので、一般ユーザ
は統計データをデータ閲覧して工業製品の購入予定を検
討するようなことができる。
【0083】特に、本実施の形態では、工業製品の製造
や販売に関与しないプロバイダ会社が製品保証のホーム
ページを開設しているので、第三者的な立場から公正に
複数の製造メーカの各種の工業製品の保証データおよび
統計データを一般にデータ提示することができる。
【0084】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
でもなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では第三者であるプロバイダ
会社が製品保証のホームページを開設して複数の製造メ
ーカの工業製品の保証データなどを公開することを例示
したが、このような製品保証のホームページを製造メー
カが開設して自社製品の保証データのみデータ提示する
ことも可能であり、小売店舗が開設して取扱製品の保証
データをデータ提示することも可能である。
【0085】また、上記形態では工業製品の有償保険を
専用の保険会社が設定して保証データに保険データをデ
ータ設定することを例示したが、これを製造メーカや小
売店舗が実行することも可能である。同様に、上記形態
では工業製品の保守作業を専用の保守会社が実行して保
証データに保守データをデータ設定することを例示した
が、これを製造メーカや小売店舗が実行することも可能
である。
【0086】さらに、上記形態では製造メーカの作業員
がメーカ端末装置12の手動操作により保証データをデ
ータ生成してホームページにデータ登録することを想定
したが、一般的な製造メーカでは工業製品の製造状況や
出荷状況をメーカ端末装置12などでデータ管理してい
るので、例えば、その管理データからメーカ端末装置1
2に自動的に保証データをデータ生成させてホームペー
ジにデータ登録させることも可能である。
【0087】同様に、上記形態では販売店舗の担当者が
店舗端末装置13の手動操作により保証データをデータ
検索して店舗データや販売年月日をデータ設定すること
を想定したが、一般的な販売店舗では工業製品の入荷状
況や販売状況を店舗端末装置13などでデータ管理して
いるので、例えば、その管理データからメーカ端末装置
13に自動的に保証データをデータ検索させて店舗デー
タや販売年月日をデータ設定させることも可能である。
【0088】さらに同様に、保険会社や保守会社でも保
険内容や保守状況を保険/保守端末装置15,16でデ
ータ管理しているので、その管理データから保険/保守
端末装置15,16に自動的に保証データをデータ検索
させて保険データや保守データをデータ設定させること
も可能である。
【0089】また、上記形態では購入した工業製品に障
害が発生したときに一般ユーザが独自に保守会社に連絡
することを想定したが、例えば、その連絡用の入力項目
と操作アイコンとを保証データにデータ設定することも
可能である。その場合、ユーザ端末装置14で保証デー
タをデータ閲覧する一般ユーザが入力項目に障害内容を
テキストデータなどでデータ入力してから“連絡する”
などの操作アイコンを入力操作すると、障害内容の入力
データが保守端末装置16にデータ送信されるので、こ
れで工業製品に障害が発生したことが内容とともに保守
会社に通知されることになる。
【0090】さらに、このように連絡用の入力項目など
を保証データにデータ設定した場合、例えば、インター
ネット17に接続されるパーソナルコンピュータなどの
工業製品が自身の状況を検知して状況データをデータ生
成し、この状況データを工業製品が保証データにデータ
設定することも可能である。この場合、工業製品に発生
した障害などの各種の状況が保証データに自動的にデー
タ設定されるので、一般ユーザの入力操作を必要とする
ことなく保守会社に障害状況を連絡するようなことがで
きる。
【0091】また、上記形態ではホームページにデータ
登録された多数の保証データからプロバイダ会社のデー
タ処理装置11が定期的に統計データをデータ生成して
データ公開することを例示したが、例えば、プロバイダ
会社が証券会社や格付会社の依頼によりデータ処理装置
11で専用の統計データをデータ生成して販売するよう
なことも可能である。
【0092】さらに、上記形態ではホームページに保証
データがデータ登録されることのみ説明したが、実際に
は膨大な保証データを無限にデータ登録することは困難
なので、データ登録した保証データは適切なタイミング
でデータ消去することが好適である。
【0093】例えば、データ処理装置11が保証データ
の保証期限や保険期限を消去日時としてデータ認識し、
この消去日時に現在日時が到達した保証データをデータ
処理装置11がデータ消去することが可能である。ま
た、一般ユーザからデータ指定された保証データをデー
タ処理装置11がデータ消去することや、三年などの所
定期間までデータアクセスがない保証データをデータ処
理装置11がデータ消去することなども可能である。
【0094】また、上記形態では一般ユーザが小売店舗
に通達するパスワードを保証データにデータ設定させ、
この保証データにパスワードでアクセスして個人データ
をデータ設定することを例示したが、例えば、小売店舗
で使用する会員カードやクレジットカードにパスワード
をデータ設定しておき、このパスワードを店舗端末装置
13が自動的にデータ読取して保証データにデータ登録
することも可能である。
【0095】さらに、上記形態では一般ユーザが小売店
舗に通達するパスワードを保証データにデータ設定さ
せ、この保証データにパスワードでアクセスして個人デ
ータをデータ設定することを例示したが、例えば、パス
ワードがデータ設定された保証データにデータ処理装置
11が自動的に個人データをデータ設定することも可能
である。
【0096】さらに、上記形態ではRAM104等にソ
フトウェアとして格納されている制御プログラムに従っ
てCPU101が動作することにより、データ処理装置
11の各種機能として各種手段が論理的に実現されるこ
とを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固
有のハードウェアとして形成することも可能であり、一
部をソフトウェアとしてRAM104等に格納するとと
もに一部をハードウェアとして形成することも可能であ
る。
【0097】また、上記形態ではCD−ROM108等
からHDD105に事前にインストールされているソフ
トウェアがデータ処理装置11の起動時にRAM104
に複写され、このようにRAM104に格納されたソフ
トウェアをCPU101が読み取ることを想定したが、
このようなソフトウェアをHDD105に格納したまま
CPU101に利用させることや、ROM103に事前
に固定的に格納しておくことも可能である。
【0098】さらに、単体で取り扱える情報記憶媒体で
あるFD106やCD−ROM108にソフトウェアを
格納しておき、このFD106等からHDD105やR
AM104にソフトウェアをインストールすることも可
能であるが、このようなインストールを実行することな
くFD106等からCPU101がソフトウェアを直接
にデータ読取して処理動作を実行することも可能であ
る。
【0099】また、このように情報記憶媒体に記述した
ソフトウェアをCPU101に供給する手法は、その情
報記憶媒体をデータ処理装置11に直接に装填すること
に限定されない。つまり、本発明のデータ処理装置11
の各種手段をソフトウェアにより実現する場合、そのソ
フトウェアはCPU101がデータ読取して対応する動
作を実行できる状態に有れば良い。
【0100】また、上述のような各種手段を実現する制
御プログラムを、複数のソフトウェアの組み合わせで形
成することも可能であり、その場合、単体の製品となる
情報記憶媒体には、本発明のデータ処理装置11を実現
するための必要最小限のソフトウェアのみを格納してお
けば良い。
【0101】例えば、既存のオペレーティングシステム
が実装されているデータ処理装置11に、CD−ROM
108等の情報記憶媒体によりアプリケーションソフト
を提供するような場合、本発明のデータ処理装置11の
各種手段を実現するソフトウェアは、アプリケーション
ソフトとオペレーティングシステムとの組み合わせで実
現されるので、オペレーティングシステムに依存する部
分のソフトウェアは情報記憶媒体のアプリケーションソ
フトから省略することができる。
【0102】
【発明の効果】本発明の製品保証方法では、製品保証の
ホームページがインターネットに開設され、製造メーカ
は工業製品を製造するときに保証データもデータ生成し
てホームページにデータ登録し、工業製品が一般ユーザ
に販売されるときにホームページの保証データに販売年
月日がデータ設定され、このホームページの保証データ
が一般ユーザのユーザ端末装置でインターネットからデ
ータ閲覧されることにより、工業製品の保証内容を保証
書でなく保証データにより確認することができるので、
例えば、一般ユーザが保証書を紛失しても工業製品の製
品保証を利用することができる。
【0103】また、本発明の製品保証方法の他の形態で
は、保証データに工業製品を購入する一般ユーザの個人
データがデータ設定されることにより、工業製品を購入
した一般ユーザを保証データの個人データで確認するこ
とができるので、例えば、工業製品に修理などを実行す
るときに個人データの連絡を省略するようなことができ
る。
【0104】また、一般ユーザごとにユーザパスワード
がデータ発行されて保証データにデータ設定され、ホー
ムページにユーザパスワードをデータ入力したユーザ端
末装置のみ対応する保証データが個人データまでデータ
提示されることにより、保証データの個人データは一般
ユーザでは本人しかデータ閲覧できないので、保証デー
タを一般に公開しながら個人データは守秘することがで
きる。
【0105】また、工業製品が製造メーカから各種の流
通経路を介して一般ユーザまで販売され、流通経路を示
す経路データも保証データにデータ設定されることによ
り、工業製品の流通経路を保証データの経路データによ
り確認することができるので、例えば、一般ユーザに販
売された工業製品が損傷していたときに追跡調査するよ
うなことができる。
【0106】また、工業製品が流通経路の少なくとも一
部である小売店舗から一般ユーザに販売され、小売店舗
を特定する店舗データも経路データの少なくとも一部と
して保証データにデータ設定されることにより、流通経
路の最終部分として一般ユーザに工業製品を実際に販売
した小売店舗を保証データの店舗データにより確認する
ことができる。
【0107】また、一般ユーザの所望により工業製品に
有償保険が設定され、この有償保険の保険内容を示す保
険データも保証データにデータ設定されることにより、
一般ユーザが設定した有償保険の保険内容を保証データ
の保険データにより確認することができるので、例え
ば、一般ユーザが保険証を紛失しても有償保険を利用す
ることができる。
【0108】また、一般ユーザに販売された工業製品が
保証データのデータ内容に対応して保守作業され、この
保守作業の実行内容を示す保守データも保証データにデ
ータ設定されることにより、工業製品に実行された保守
作業の内容を保証データの保守データにより確認するこ
とができるので、例えば、一般ユーザが購入予定の工業
製品の障害の発生頻度などを確認することができる。
【0109】また、製品保証のホームページにデータ登
録された多数の保証データから統計データがデータ生成
され、このデータ生成された統計データもホームページ
にデータ登録されることにより、工業製品の各種の統計
結果を統計データにより確認することができるので、例
えば、一般ユーザが購入予定の工業製品の障害の発生頻
度などを容易に確認するようなことができる。
【0110】また、工業製品がインターネットに接続さ
れ、工業製品が自身の状況を検知して状況データをデー
タ生成し、この状況データを工業製品がホームページの
保証データにデータ設定することにより、工業製品に発
生した各種の状況を保証データの状況データにより確認
することができ、この状況データを一般ユーザによるデ
ータ設定を必要とすることなく保証データに自動的にデ
ータ設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のデータ処理装置の
論理構造を示す模式図である。
【図2】データ通信システムの物理構造を示すブロック
図である。
【図3】データ処理装置の物理構造を示すブロック図で
ある。
【図4】データ処理装置によるデータ処理方法のメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】保証データへの販売店舗によるデータ設定のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】保証データへの一般ユーザによるデータ設定の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】保証データへの保険会社および保守会社による
データ設定のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 10 データ通信システム 11 データ処理装置 12 メーカ端末装置 13 店舗端末装置 14 ユーザ端末装置 15 保険端末装置 16 保守端末装置 17 インターネット 21 ページ開設手段 22 保証登録手段 23 データ設定手段 24 保証提示手段 101 コンピュータの主体であるCPU 103 情報記憶媒体であるROM 104 情報記憶媒体であるRAM 105 情報記憶媒体であるHDD 106 情報記憶媒体であるFD 108 情報記憶媒体であるCD−ROM

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造メーカが製造して一般ユーザに販売
    する工業製品を保証する製品保証方法であって、 前記一般ユーザのユーザ端末装置でデータ閲覧される製
    品保証のホームページがインターネットに開設され、 前記製造メーカで製造される工業製品ごとに保証データ
    がデータ生成されて前記ホームページにデータ登録さ
    れ、 前記工業製品が前記一般ユーザに販売されるときに前記
    保証データに販売年月日がデータ設定され、 この保証データにより前記一般ユーザに販売された前記
    工業製品が保証される製品保証方法。
  2. 【請求項2】 前記保証データに前記工業製品を購入す
    る前記一般ユーザの個人データがデータ設定される請求
    項1に記載の製品保証方法。
  3. 【請求項3】 前記一般ユーザごとにユーザパスワード
    がデータ発行されて前記保証データにデータ設定され、 前記ホームページに前記ユーザパスワードをデータ入力
    した前記ユーザ端末装置のみ対応する前記保証データが
    前記個人データまでデータ提示される請求項2に記載の
    製品保証方法。
  4. 【請求項4】 前記工業製品が前記製造メーカから各種
    の流通経路を介して前記一般ユーザまで販売され、 前記流通経路を示す経路データも前記保証データにデー
    タ設定される請求項1ないし3の何れか一項に記載の製
    品保証方法。
  5. 【請求項5】 前記工業製品が前記流通経路の少なくと
    も一部である小売店舗から前記一般ユーザに販売され、 前記小売店舗を特定する店舗データも前記経路データの
    少なくとも一部として前記保証データにデータ設定され
    る請求項4に記載の製品保証方法。
  6. 【請求項6】 前記一般ユーザの所望により前記工業製
    品に有償保険が設定され、 この有償保険の保険内容を示す保険データも前記保証デ
    ータにデータ設定される請求項1ないし5の何れか一項
    に記載の製品保証方法。
  7. 【請求項7】 前記一般ユーザに販売された前記工業製
    品が前記保証データのデータ内容に対応して保守作業さ
    れ、 この保守作業の実行内容を示す保守データも前記保証デ
    ータにデータ設定される請求項1ないし6の何れか一項
    に記載の製品保証方法。
  8. 【請求項8】 前記製品保証のホームページにデータ登
    録された多数の前記保証データから統計データがデータ
    生成され、 このデータ生成された統計データも前記ホームページに
    データ登録される請求項1ないし7の何れか一項に記載
    の製品保証方法。
  9. 【請求項9】 前記工業製品が前記インターネットに接
    続され、 前記工業製品が自身の状況を検知して状況データをデー
    タ生成し、 この状況データを前記工業製品が前記ホームページの前
    記保証データにデータ設定する請求項1ないし8の何れ
    か一項に記載の製品保証方法。
  10. 【請求項10】 一般ユーザのユーザ端末装置でデータ
    閲覧される製品保証のホームページをインターネットに
    開設し、 製造メーカで製造される工業製品ごとの保証データの前
    記ホームページへのデータ登録を受け付け、 前記工業製品の販売年月日を前記保証データにデータ設
    定し、 前記ホームページを前記インターネットからデータ閲覧
    する前記ユーザ端末装置に前記保証データをデータ提示
    するデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 一般ユーザのユーザ端末装置でデータ
    閲覧される製品保証のホームページをインターネットに
    開設するページ開設手段と、 製造メーカで製造される工業製品ごとの保証データの前
    記ホームページへのデータ登録を受け付ける保証登録手
    段と、 前記工業製品の販売年月日を前記保証データにデータ設
    定するデータ設定手段と、 前記ホームページを前記インターネットからデータ閲覧
    する前記ユーザ端末装置に前記保証データをデータ提示
    する保証提示手段と、を具備しているデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の製品保証方法で保証
    される工業製品からなるデータ通信装置であって、 自身の状況を検知する状況検知手段と、 この状況検知手段により検知された状況を前記インター
    ネットから前記ホームページの前記保証データにデータ
    設定する状況設定手段と、を具備しているデータ通信装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のデータ処理装置
    と、 一般ユーザのユーザ端末装置と、 前記データ処理装置と前記ユーザ端末装置とが接続され
    ているインターネットと、を具備しているデータ通信シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 データ処理装置のコンピュータのため
    のソフトウェアが格納されている情報記憶媒体であっ
    て、 一般ユーザのユーザ端末装置でデータ閲覧される製品保
    証のホームページをインターネットに開設すること、 製造メーカで製造される工業製品ごとの保証データの前
    記ホームページへのデータ登録を受け付けること、 前記工業製品の販売年月日を前記保証データにデータ設
    定すること、 前記ホームページを前記インターネットからデータ閲覧
    する前記ユーザ端末装置に前記保証データをデータ提示
    すること、を前記コンピュータに実行させるためのプロ
    グラムが格納されている情報記憶媒体。
JP2000223931A 2000-07-25 2000-07-25 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体 Pending JP2002041608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000223931A JP2002041608A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000223931A JP2002041608A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002041608A true JP2002041608A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18717965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000223931A Pending JP2002041608A (ja) 2000-07-25 2000-07-25 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002041608A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033501A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Hitachi Electronics Service Co Ltd Web受付有償判定システム
JP2008134909A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kenji Sato 保証システム
JP2009020579A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Nec Corp 商品保証システム、id管理ゲートウェイ、商品保証方法、プログラム、及び記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033501A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Hitachi Electronics Service Co Ltd Web受付有償判定システム
JP2008134909A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kenji Sato 保証システム
JP2009020579A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Nec Corp 商品保証システム、id管理ゲートウェイ、商品保証方法、プログラム、及び記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7055149B2 (en) Method and apparatus for automating software upgrades
US7366685B2 (en) Method and apparatus upgrade assistance using critical historical product information
US7792888B2 (en) Method, system, and program for customer service and support management
US6477667B1 (en) Method and system for remote device monitoring
US9646289B2 (en) Powertag: manufacturing and support system method and apparatus for multi-computer solutions
US20220414575A1 (en) Information Technology Environment Organizational Value Analysis
US20040143507A1 (en) Machine reported product data system
JP2005520246A (ja) ネットワーク基盤部品管理システムのためのシステム、方法およびコンピュータプログラム製品
Tao et al. Determinant on RFID technology investment for dominant retailer subject to inventory misplacement
JP2002041608A (ja) 製品保証方法、データ処理方法および装置、データ通信装置およびシステム、情報記憶媒体
TW541481B (en) Customer support system
JP2019061569A (ja) 遡り単価訂正装置、遡り単価訂正方法、及び遡り単価訂正プログラム
US20170345028A1 (en) System for identification and resolution of opportunity triggers
CN112785230A (zh) 一种入库单生成方法、***、计算机设备及存储介质
JP2017220006A (ja) 部品販売システム
JP2006155511A (ja) 生産履歴管理システム、生産履歴管理方法、生産履歴管理プログラム及び該プログラムを記録したプログラム記録媒体
US20030055846A1 (en) Method and system for providing field replaceable units in a personal computer
KR102432068B1 (ko) 견적 규칙을 이용하여 bom 위계 관리 기능을 가지는 웹 서비스를 제공하는 방법 및 서버
CN110705241B (zh) 工业标签的管理方法、***、电子设备和存储介质
KR102432066B1 (ko) 표준화된 bom에 관한 매칭 테이블을 이용하여 고객 호환성을 갖는 웹 서비스를 제공하는 방법 및 서버
WO2001025998A2 (en) Method and system for providing technical support with user approval
US20030200133A1 (en) Network-based productivity forecast and responding system and method
KR20020059251A (ko) 전자적 계약 보관 방법, 전자적 계약 증명 방법, 계약자서버, 계약 보관 서버, 전자적 계약 보관 시스템 및 기억매체
US20230136532A1 (en) System for Generating Data Center Asset Configuration Recommendations
JP2008250842A (ja) 情報通知装置、情報通知方法、及びプログラム