JP2002039446A - 保護管付き流体輸送管、及び、その製造方法 - Google Patents

保護管付き流体輸送管、及び、その製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温性と遮音性に優れているとともに、取扱
い性が優れている保護管付き流体輸送管、及び、その製
造方法を提供する点にある。 【解決手段】 可撓性を有する流体輸送管1と、この流
体輸送管1に外嵌する可撓性を有する保護管2と、流体
輸送管1と保護管2との間に、気泡集合形態で弾性変形
自在な中間層3を介在して流体輸送管1と保護管2とを
一体化してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体輸送管の外周
に中間層を介在して保護管を一体成形してある保護管付
き流体輸送管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建屋内の暖房に、給湯設備の給湯
熱を利用することが多く行われている。このような給湯
設備を利用する暖房の一例として床暖房が上げられる。
【0003】床暖房に利用される床下の配管には、給湯
設備からの給湯熱を床部に有効に熱交換ができる様に、
裸配管部分に熱放射を形成するアルミ蒸着シートなどが
ラッピングされているようなものが用いられているが、
この床暖房を必要とする部屋に至るまでの非床暖房部分
の配管部分には、流体輸送管にさや管と呼ばれる保護管
を外嵌するような配管がなされている。
【0004】また、給湯設備の配管経路が長い場合など
では、配管内の流体に慣性力が残っているため、カラン
の開け閉めによって配管にウォーターハンマー現象が生
じる懸念があるので、対処策として配管施工時に、ポリ
エステルテープ等からなる長尺の消音テープの一端を流
体輸送管の挿入先端側部分に粘着テープを介して取付
け、この流体輸送管を保護管の先端部から終端部に至る
まで挿入して、保護管と流体輸送管との間に消音テープ
が全長に亘って連続に存在するようにすることで、ウォ
ーターハンマー現象による流体輸送管のはね現象や衝撃
音を極力減らす工夫がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の場合、保護管と流体輸送管との間に隙間があること
による熱の逃げが存在する問題があり、また、後者の場
合、施工時に煩瑣な組立手間がかかるわりには、消音テ
ープの厚さが薄いため、遮音効果が低く、これを解消し
ょうと消音テープの厚さを太くして遮音効果を高めれば
よいと考えてしまうが、厚さを太くしてしまうと消音テ
ープが邪魔となって、保護管内に流体輸送管を挿入でき
ない問題が生じ、どうしても挿入可能な厚さの消音テー
プしか使えない問題がある。
【0006】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、保温性と遮音性に優れ
ているとともに、取扱い性が優れている保護管付き流体
輸送管、及び、その製造方法を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
保護管付き流体輸送管の特徴構成は、可撓性を有する流
体輸送管と、この流体輸送管に外嵌する可撓性を有する
保護管とを備え、流体輸送管の外周面と保護管の内周面
との間に、気泡集合形態で弾性変形自在な中間層を介在
して流体輸送管と保護管とを一体化してある点にある。
【0008】上記特徴構成によれば、流体輸送管と保護
管との間に中間層が形成されているので保温性が高く、
また、流体輸送管が中間層と保護管とで二重に包囲され
ているので遮音性が高く、例えば、流体輸送管にウォー
タハンマー現象が生じても、その衝撃力が中間層で緩衝
されて衝撃音を消音する遮音効果が高い。しかも、流体
輸送管と中間層と保護管が一体に形成されているので、
そのまま配管に用いることができる構成になっているた
め、取扱い性が優れている。従って、このような構成の
保護管付き流体輸送管を給湯設備の配管部分に用いるこ
とによって、給湯設備の信頼性を著しく向上させること
ができる。
【0009】本発明の請求項2による保護管付き流体輸
送管の製造方法の特徴構成は、可撓性を有する流体輸送
管に、時間経過により漸次に膨張する膨張体を管長手方
向に沿って装着し、膨張体が膨張を終えてしまうまでに
装着先端側から装着末端まで流体輸送管を、流体輸送管
よりも大径で且つ可撓性を有する保護管内に管軸芯方向
から挿入し、膨張体が、流体輸送管と保護管との間の隙
間幅よりも小なる初期厚みから、前記隙間幅に相当する
厚みまで、時間経過によって膨張することによって中間
層を形成して、流体輸送管と保護管とを一体化する点に
ある。
【0010】上記特徴構成によれば、保護管に流体輸送
管を挿入する簡単な製造法によって、流体輸送管と保護
管との間に中間層を一体形成してある新規な保護管付き
流体輸送管を製作することができる。また、中間層を構
成する膨張体が時間経過を経て膨張する構成であるの
で、例えば、50m程度に長尺の保護管付き流体輸送管
を容易に製作することが可能となる。
【0011】しかも、流体輸送管と中間層と保護管が一
体に予めに形成されているので、施工現場で必要長さ分
を切り取って即座に使用することができ、従来のように
長尺の消音テープの一端を流体輸送管の挿入先端側部分
に粘着テープを介して取付け、この流体輸送管を保護管
の先端部から終端部に至るまで挿入して、保護管と流体
輸送管との間に消音テープが必要な長に亘って連続に存
在するように組付ける必要があった従来法に比べて、施
工手間や施工時間を大幅に短縮することができる。
【0012】本発明の請求項3による保護管付き流体輸
送管の製造方法の特徴構成は、前記膨張体が、独立気泡
架橋樹脂発泡体から構成されているとともに、装着側が
粘着面になっている膨張シートから構成されている点に
ある。
【0013】上記特徴構成によれば、保温性や遮音性に
優れ、しかも、流体輸送管に貼着することで膨張体シー
トを簡単に装着状態にすることができるので、膨張シー
トを装着してある流体輸送管を、保護管内に効率よく挿
入して保護管付き流体輸送管を製造することができるの
で、生産性の向上を図ることができる。
【0014】本発明の請求項4による保護管付き流体輸
送管の製造方法の特徴構成は、前記膨張体が、長尺シー
トから構成され、保護管に対して、流体輸送管の少なく
とも挿入先端部にのみに長手方向一端部を固着した装着
状態で挿入する点にある。
【0015】上記特徴構成によれば、保護管に対して流
体輸送管を挿入することに伴って、流体輸送管に固着さ
れていない部分の膨張体が保護管内に追従して挿入され
て行くことになるので、膨張体自体に粘着面を設けない
等、構成が簡素であるとともに、余計な構成がない分の
加工手間がかからないので、コスト面で安価で経済的な
効果を有する。ここで、施工現場において、保護管に対
して、流体輸送管の少なくとも挿入先端部にのみに長尺
シート状の膨張体の長手方向一端部を固着した装着状態
で挿入して保護管付き流体輸送管を得るような施工をし
ている場合は、この保護管付き流体輸送管の製造方法の
技術的範疇に入るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】〔実施形態〕以下、本発明の実施
形態の保護管付き流体輸送管Aを図面に基づいて説明す
る。この実施形態の保護管付き流体輸送管Aは、図1〜
図3に示すように、例えば、長さがほぼ50m程度の長
尺の多層管であり、製品状態では管巻リールBに巻き取
られており、必要長さ分を切断して使用する構成になっ
ている。具体的には、例えば、給湯設備の屋内配管部分
に用いられる。
【0017】この保護管付き流体輸送管Aは、図1に示
すように、流体輸送管1と、この流体輸送管1に外嵌す
る保護管2と、流体輸送管1の外周面1Aと保護管2の
内周面2Aとの間に、気泡集合形態で弾性変形自在な中
間層3を介在して流体輸送管1と保護管2とを一体化し
て構成されている。
【0018】前記流体輸送管1は、例えば、厚さがほぼ
1.4mm〜2.3mm程度、外径がほぼ13mm〜2
7mm程度のポリエチレンやポリブデンからなる可撓性
を有する合成樹脂管である。
【0019】前記保護管2 は、例えば、厚さがほぼ1m
m〜2mm程度、外径がほぼ21mm〜42mm程度、
内径がほぼ16mm〜35mm程度で、管長手方向に沿
って、管外周に環状凸条と環状凹条を交互に現出する、
可撓性を有するCD管やPF管等の合成樹脂管からなる
蛇腹管である。
【0020】前記中間層3 は、層中に発泡によって気泡
が多数混在する可撓性を有する気泡集合形態の合成樹脂
材から形成され、流体輸送管1と保護管2 との間に圧縮
状態気味に介装されている。
【0021】この中間層3の具体的な一例としては、ポ
リオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、その中でも好
ましくはポリエチレンを、架橋手段、発泡手段、独立発
泡手段、収縮手段を記載順に経て、始めは収縮状態にあ
るものが時間経過にしたがって膨張して気泡形状を回復
して気泡集合形態が独立気泡架橋樹脂発泡体となるもの
を用いる。その独立気泡架橋樹脂発泡体の好適な一例と
して、時間経過により常温下で漸次に膨張する膨張体で
あるポリエチレン発泡シート「ソフロン( 商品名) 」
(積水化学工業株式会社製)が挙げられる。このもの
は、長尺シートを渦巻き状に巻かれて弾性復元力による
膨張が押さえれれており、巻状態を解くことによって、
拘束状態から開放されて膨張するよう構成されている。
ここで、前記架橋手段としては、電子、紫外線、シラ
ン、過酸化物架橋法等が存在し、発泡手段としては、圧
力差を利用した押出、型内、常圧発砲や化学反応発泡等
が存在し、独立気泡手段としては、電子、紫外線、シラ
ン、過酸化物架橋法等が存在し、収縮手段としては、高
温下で発泡させ冷却して物理的に圧縮し、収縮が終了す
ると弾性復元によって膨張に転じる収縮手段、透過材と
して大気圧空気よりも透過係数が高いガスを用いて、完
成後に大気圧空気内に放置すると、空気の浸透よりもガ
スの放散が勝り全体が収縮し、この収縮が終了すると弾
性復元に伴って空気が浸透し始めて膨張に転じる収縮手
段等が存在する。
【0022】この実施形態にあっては、図3〜図5に示
すように、流体輸送管1の外周面に中間層3を構成する
膨張体である長尺の膨張シート3Aを隙間なく螺旋状に
巻装することによって、保護管付き流体輸送管Aの全長
に亘って、流体輸送管1と保護管2との間に中間層3を
均等に形成してある。ここで、膨張シート3Aを流体輸
送管1に装着するにあたって、膨張シート3Aの装着面
側に粘着材を塗設してある粘着面3Bを設けて、流体輸
送管1に貼着することで装着状態となる構成であって
も、流体輸送管1の外周面に接着剤を塗設して膨張シー
ト3Aを貼着することで装着状態となる構成であっても
よい。
【0023】この実施形態以外にも本発明にあっては、
図6に示すように、流体輸送管1に螺旋巻きの間隔を開
けて膨張シート3Aを巻装したり、図7に示すように、
管長手方向に間隔を開けて巻装することによって、管長
手方向に沿って間隔的に中間層3を形成してもよい。こ
の場合、流体輸送管1と保護管2との間には、中間層3
と、空気層4とが管長手方向に沿って交互に形成されて
いるので、中間層3による保温効果と遮音効果と、空気
層4による保温効果と遮音効果とを作用させることがで
きる。
【0024】また、流体輸送管1の管長手方向に沿っ
て、膨張シート3Aを沿わせるとともに、膨張シート3
の両幅部分を管周方向に巻つけて装着して中間層3を形
成してもよい。図8には流体輸送管1の全長に亘って中
間層3が形成されている例を示し、図9には流体輸送管
1の長手方向に間隔的に中間層3が形成されている例を
示している。
【0025】さらに、巻装ではなく流体輸送管1に管周
を2分割( 図10) や4分割(図11)する膨張シート
3Aを管長手方向に連続に装着することによって、保護
管付き流体輸送管Aの全長に亘って、流体輸送管1と保
護管2との間に中間層3を形成してもよい。
【0026】また、流体輸送管1に管周を2分割( 図1
2) や4分割(図13)する膨張シート3Aを管長手方
向に間隔を開けて装着することによって、保護管付き流
体輸送管Aに間隔的な中間層3を形成してもよい。
【0027】次に、このような保護管付き流体輸送管A
の製造方法を説明する。原理的には、流体輸送管1の外
周面に、膨張シート3Aを装着し、膨張体が膨張を終え
てしまうまでに装着先端側から装着末端まで流体輸送管
1を、流体輸送管1よりも大径の保護管2内に管軸芯方
向から挿入し、膨張シート3Aが、図1(イ)に示すよ
うに、流体輸送管1の外周面と保護管2の内周面との間
の隙間幅よりも小なる初期厚みt1から、図1(ロ)に
示すように、前記隙間幅に相当する厚みt2まで、時間
経過(例えば、7 日などの日数単位の時間経過)によっ
て膨張することによって中間層3を形成し、流体輸送管
1と保護管2とを一体化する保護管付き流体輸送管Aを
製造するものである。
【0028】具体的な一例としては、図14に示すよう
に、まず、同図(イ)に示すように、予め製作されてい
る設定長さの保護管2内に、流体輸送管1の製造装置C
から成形された流体輸送管1の出力端から膨張シート3
Aを手作業或は自動で装着しながら挿入して行く。
【0029】次に、保護管2長さに挿入し終わった時点
で、流体輸送管1を切断具或は切断装置を介して切断し
て、図14(ロ)に示すように、仕掛り状態の保護管付
き流体輸送管A1を形成する。
【0030】次に、図14(ハ)に示すように、仕掛り
状態の保護管付き流体輸送管A1を管巻リールBに巻取
る。量産にあっては、上記工程を繰返すことになる。
【0031】この製造方法では、膨張シート3Aが膨張
が終えるまでの保管を経て製品である保護管付き流体輸
送管Aを形成する。ここで、管巻具10への巻取りは、
膨張シート3Aが膨張し終わるのを待って行なってもよ
い。また、ここで言う所の、流体輸送管1 に膨張シート
3Aを装着するとは、図5〜図13に示した装着が含ま
れていることは言うまでもない。
【0032】この製造方法以外では、図15に示すよう
に、同図(イ)に示すように、予め製作されている設定
長さの保護管2内に、予め製作されている設定長さの流
体輸送管1の先端から膨張シート3Aを手作業或は自動
で装着しながら挿入して行く。
【0033】次に、保護管2長さに挿入し終わった時点
で、流体輸送管1を切断具或は切断装置を介して切断し
て、図15(ロ)に示すように、仕掛り状態の保護管付
き流体輸送管A1を形成する。
【0034】次に、図15(ハ)に示すように、仕掛り
状態の保護管付き流体輸送管A1を管巻リールBに巻取
る。
【0035】上記2例の保護管付き流体輸送管Aの製造
方法は、膨張シート3Aの装着側を粘着面3Bに形成し
てあるものを説明したが、本発明はこれに限らず、粘着
面3Bを形成しない簡素で長尺な膨張体である膨張シー
ト3Aを用いて、図16(イ)に示すように、保護管2
に挿入される流体輸送管1の挿入先端部に膨張シート3
Aの先端部3aを粘着テープ5などを介して固着して、
この固着部から後側の膨張シート3A部分を流体輸送管
1に沿って隙間なく螺旋状に巻装或いは隙間を開けて螺
旋状に巻装しながら、流体輸送管1を保護管2に挿入す
ることによって、図16(ロ)に示すように、保護管2
と流体輸送管1との間に膨張シート3Aが膨張状態とな
って構成される中間層2が形成されるようにしてもよ
い。この場合、図示しないが流体輸送管1の挿入終端部
で膨張シート3Aの終端部を粘着テープ5などを介して
固着してもよいし、流体輸送管1の長手方向に沿って等
間隔毎に粘着テープ5などを介して膨張シート3A部分
を流体輸送管1を固着してもよい。
【0036】また、同じく粘着面3Bを形成しない簡素
で長尺な膨張体である膨張シート3Aを用いて、図17
(イ)に示すように、に示すように、保護管2に挿入さ
れる流体輸送管1の挿入先端部に膨張シート3Aの先端
部3aを粘着テープ5などを介して固着して、この固着
部から後側の膨張シート3A部分を流体輸送管1の長手
方向に沿い且つ周方向に巻込みながら、流体輸送管1を
保護管2に挿入することによって、図17(ロ)に示す
ように、保護管2と流体輸送管1との間に膨張シート3
Aが膨張状態となって構成される中間層2が形成される
ようにしてもよい。この場合も図示しないが、流体輸送
管1の挿入終端部で膨張シート3Aの終端部を粘着テー
プ5などを介して固着してもよいし、流体輸送管1の長
手方向に沿って等間隔毎に粘着テープ5などを介して膨
張シート3A部分を固着してもよい。
【0037】〔その他の実施形態〕 1 ) 上記の実施形態では、中間層3 を構成する膨張体
である膨張シート3Aを流体輸送管1に直に装着するも
のについて説明したが、本発明はこれに限らず、アルミ
シートを被覆してある流体輸送管1に膨張シート3Aを
装着する構成であってもよい。この場合、流体輸送管1
の保温性をより高めることができる。 2 ) 上記の実施形態では、膨張シート3Aに独立気泡
架橋樹脂発泡体を用いたものを説明したが、本発明はこ
れに限らず、発砲ウレタンなどの気泡集合形態の合成樹
脂を用いてもよい。この場合、保護管2内に流体輸送管
1を挿入した後で、両者の間隙に発砲混合液を強制的充
填して、両者の間隙で発砲を生じさせて、流体輸送管1
と保護管2との間隙に発砲ウレタンからなる中間層3 を
形成する。
【0038】3 ) 上記実施形態で流体輸送管1は直管
形状のものを開示したが、蛇腹管状であってもよい。ま
た、保護管2は蛇腹管状のものを開示したが、直管形状
のものものであってもよい。 4) 流体輸送管1に装着した膨張シート3Aの膨張を
促進するために、装着状態の膨張シート3Aに切れ込み
や穿孔等を形成して、空気吸入面積を広めて、膨張を早
める構成にしてもよい。 5) 上記実施形態で保護管付き流体輸送管Aの中間層
3が、流体輸送管1と保護管2との間で圧縮状態に介在
する例を説明したが、本発明はこれに限らず、中間層3
は膨張するが、保護管2の内周面2Aに僅かに至らない
膨張体に構成にして、中間層3の摩擦力によって流体輸
送管1、保護管2、中間層3が一体化されるものであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態の保護管付き流体輸
送管の断面図 (イ)は膨張体が膨張する前の状態を示す断面図 (ロ)は膨張体が膨張した後の状態を示す断面図
【図2】保護管付き流体輸送管を管巻リールに巻きつけ
た状態を示す斜視図
【図3】保護管付き流体輸送管の側断面図
【図4】保護管に膨張シートを装着しながら流体輸送管
を挿入している状態を示す要部斜視図
【図5】膨張シートの装着状態を示す要部斜視図
【図6】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜視
【図7】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜視
【図8】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜視
【図9】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜視
【図10】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜
視図
【図11】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜
視図
【図12】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜
視図
【図13】膨張シートの他の装着状態の例を示す要部斜
視図
【図14】本発明を適用した保護管付き流体輸送管の製
造方法を示す説明図 (イ)は保護管に膨張シートを装着しながら流体輸送管
を挿入している状態を示す説明図 (ロ)保護管付き流体輸送管の説明図 (ハ)保護管付き流体輸送管を管巻リールに巻き取った
状態の説明図
【図15】本発明を適用した他の保護管付き流体輸送管
の製造方法を示す説明図 (イ)は保護管に膨張シートを装着しながら流体輸送管
を挿入している状態を示す説明図 (ロ)保護管付き流体輸送管の説明図 (ハ)保護管付き流体輸送管を管巻リールに巻き取った
状態の説明図
【図16】本発明を適用した他の保護管付き流体輸送管
の製造方法を示す説明図 (イ)は保護管に膨張シートを装着しながら流体輸送管
を挿入する状態を示す説明図 (ロ)保護管付き流体輸送管の説明図
【図17】本発明を適用した他の保護管付き流体輸送管
の製造方法を示す説明図 (イ)は保護管に膨張シートを装着しながら流体輸送管
を挿入する状態を示す説明図 (ロ)保護管付き流体輸送管の説明図
【符号の説明】
A 保護管付き流体輸送管 1 流体輸送管 2 保護管 3 中間層 3A 膨張シート 3B 粘着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 CA47 CB04 CB14 DA13 DA15 DB03 EA14 4F100 AK01C AR00B BA03 BA10B DA11A DA11B DA11C DJ01C EA021 EH862 EJ162 GB07 GB51 JH01 JJ02 JK07C JK08C JK17A JK17B JL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する流体輸送管と、この流体
    輸送管に外嵌する可撓性を有する保護管とを備え、流体
    輸送管の外周面と保護管の内周面との間に、気泡集合形
    態で弾性変形自在な中間層を介在して流体輸送管と保護
    管とを一体化してある保護管付き流体輸送管。
  2. 【請求項2】 可撓性を有する流体輸送管に、時間経過
    により常温下で漸次に膨張する膨張体を管長手方向に沿
    って装着し、膨張体が膨張を終えてしまうまでに装着先
    端側から装着末端まで流体輸送管を、流体輸送管よりも
    大径で且つ可撓性を有する保護管内に管軸芯方向から挿
    入し、膨張体が、流体輸送管と保護管との間の隙間幅よ
    りも小なる初期厚みから、前記隙間幅に相当する厚みま
    で、時間経過によって膨張することによって中間層を形
    成し、流体輸送管と保護管とを一体化する保護管付き流
    体輸送管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記膨張体が、圧縮力付与形態で厚さが
    薄く圧縮力が開放されると時間経過によって、気泡集合
    形態が肉厚に弾性復元して気泡内に空気が浸透すること
    により、次第に膨張する独立気泡架橋樹脂発泡体から構
    成されているとともに、装着側が粘着面になっている膨
    張シートから構成されている請求項2記載の保護管付き
    流体輸送管の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記膨張体が、長尺シートから構成さ
    れ、保護管に対して、流体輸送管の少なくとも挿入先端
    部にのみに長手方向一端部を固着した装着状態で挿入す
    る請求項2記載の保護管付き流体輸送管の製造方法。
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