JP2002038964A - 可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付け方法 - Google Patents

可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付け方法

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JP2002038964A JP2000227144A JP2000227144A JP2002038964A JP 2002038964 A JP2002038964 A JP 2002038964A JP 2000227144 A JP2000227144 A JP 2000227144A JP 2000227144 A JP2000227144 A JP 2000227144A JP 2002038964 A JP2002038964 A JP 2002038964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズルベーンの組付けを簡単且つ確実に行うこ
とのできる可変ノズルベーン付きターボチャージャの組
付け方法を提供する。 【解決手段】可変ノズル機構30のノズルベーンプレー
ト31に軸支された各ノズルベーン20を全閉状態とし
てその外周を円環状の治具50で拘束する。アームの側
辺とローラピンの頭部とを当接させた状態で、ノズルベ
ーン20のピンとアームとを溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン容量を可
変とする可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付
け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ターボチャージャは、内
燃機関の排気系に設けられたタービンと同機関の吸気系
に設けられたコンプレッサとを有して構成されている。
そして、これらタービン及びコンプレッサにそれぞれ設
けられたホイール、すなわちタービンホイールとコンプ
レッサホイールとは、一体回転可能に、1つのシャフト
によって連結されている。すなわち、内燃機関の排気に
よってタービンホイールが回転駆動されるとき、その回
転は上記シャフトを通じてコンプレッサホイールに伝達
される。こうしてコンプレッサホイールが回転されるこ
とで、内燃機関への吸入空気が圧縮され、この圧縮され
た吸入空気が同機関の燃焼室へと強制的に圧送される。
ターボチャージャでは、こうして排気の持つエネルギを
利用した過給を行って、内燃機関の出力向上を図ってい
る。
【0003】ところで、このようなターボチャージャに
あっては、例えば特開平10―37754号公報にみら
れるように、そのタービンホイールにおける排気の入口
側の周縁近傍に配設されるノズルベーンの開閉により排
気の流路断面積を可変とする可変ノズル機構が設けられ
ることがある。この可変ノズル機構の構造を図6に示
す。
【0004】図6に示されるように、同公報に記載の可
変ノズル機構は、タービンハウジング(図示略)に取り
付けられるリング状のプレート100を備えている。こ
のプレート100には、複数(同図6においては12
枚)のノズルベーン101が同プレート100の中心軸
を中心として等角度間隔で設けられている。そして、こ
れら複数のベーン101はそれぞれ、プレート100の
厚さ方向に形成される貫通孔に挿通されるピン102に
よって、回動可能に軸支されている。
【0005】また、プレート100におけるノズルベー
ン101が配設される面の裏面には、リング103が配
設されている。このリング103には、ノズルベーン1
01と同数(同図6においては12個)の凸部104が
形成されている。これら凸部104は、リング103の
プレート100に対向する面とは逆の面から突出すると
ともに、ベーン101のピン102に対応するように等
角度間隔に形成されている。また、プレート100にお
けるリング103が配設される面には、ノズルベーン1
01と同数(同図6においては12個)の断面略Y字形
のアーム105が配設されている。このアーム105
は、その一端がノズルベーン101のピン102に溶接
等により固定されるとともに、他端の二股形状の部分で
リング103の上記凸部104を挟むように設けられて
いる。なお、同図6に示す可変ノズル機構においては、
リング103の上記凸部104以外にも1箇所だけ凸部
106が形成され、その凸部106を挟むアーム107
が設けられているが、これら凸部106およびアーム1
07は、図示しないアクチュエータに連結されて、リン
グ103を回動させるために設けられている。
【0006】上述のように可変ノズル機構を構成するこ
とで、アクチュエータを通じてリング103を回動させ
ると、これに同期して、アーム105およびピン102
に連結されたベーン101も回動する。そして、このよ
うにノズルベーン101が回動することで、排気流路の
開閉が行われ、その流路断面積が可変となる。このた
め、内燃機関の運転状態に応じてこの流路断面積を調整
することにより、タービンホイールの回転速度が調整さ
れ、ひいては燃焼室に強制的に送り込まれる空気の量
(過給量)が調整される。そして、こうして過給量が調
整されることにより、燃焼室への過剰な過給が抑制され
るようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した可
変ノズル機構を備えるターボチャージャ、すなわち可変
ノズルベーン付きターボチャージャにあっては、上記ノ
ズルベーンの組付け精度が極めて重要な要素となってい
る。すなわち、上記ノズルベーンの一つでもその組付け
角度に誤差やばらつきが生じると、その開閉に関する制
御精度にも支障をきたし、内燃機関のその都度の運転状
態に応じて要求される過給圧が適正に得られなくなるお
それがある。特に、その開度を絞って、タービンホイー
ルに吹き付けられる排気ガスの流量を抑える側に同ノズ
ルベーンが制御されるときには、その相対的な流量誤差
も大きくなることから、こうした問題も深刻である。
【0008】そこで従来、上記ノズルベーンの組付けに
際しては、その一つ一つを適宜の治具で角度規制しなが
ら、上記ピンに対するアームの溶接等による固定を行う
ようにしている。
【0009】しかし、上記複数のノズルベーンに対して
このような態様での組付けを行うことは、組付け工数の
増大を招くばかりでなく、その作業自体が極めて煩雑な
ものとなっている。
【0010】また、こうした組付けの完了後でも、ノズ
ルベーンプレート自体にそれらベーンの角度を規制する
部材が存在しないことから、上記溶接等により固定され
たベーン角度の検査や管理も困難なものとなっている。
【0011】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、上述したノズルベーンの組付
けを簡単且つ確実に行うことのできる可変ノズルベーン
付きターボチャージャの組付け方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段及びその作用効果について以下に記載する。請求
項1に記載の発明は、円環状のノズルベーンプレート
と、各々突出形成されたピンによって該ノズルベーンプ
レートの一面に回動可能に且つ等間隔に軸支される複数
のノズルベーンと、前記ノズルベーンプレートと平行に
配される同じく円環状のユニゾンリングと、一端が該ユ
ニゾンリングに等間隔に設けられた複数のピンにそれぞ
れ回動可能に支持されるとともに他端が前記各ノズルベ
ーンのピンに固定される複数のアームとを備え、前記ユ
ニゾンリングの回動に伴って前記各ノズルベーンがそれ
ぞれ同一方向に回動することによりタービンホイールに
吹き付けられる排気ガスの流路面積を可変とする可変ノ
ズルベーン付きターボチャージャの前記各ノズルベーン
を前記ノズルベーンプレートに組み付ける方法であっ
て、前記ノズルベーンプレートに軸支された各ノズルベ
ーンを全閉状態としてその外周を円環状の治具で拘束
し、該拘束した状態でそれら各ノズルベーンのピンと前
記各アームとを固定することを要旨とする。
【0013】上記構成によれば、円環状の治具により、
各ノズルベーンの外周を覆うように拘束すると、各ノズ
ルベーンは、これに突出するように形成されたピンを中
心に回動し、同ノズルベーンの一端がこれに隣り合うノ
ズルベーンの他端に当接するようになる。このため、配
設される全てのノズルベーンを一度に全閉となるよう角
度規制することが可能となり、少ない組付け工数で確実
にその作業を行うことができるようになる。また、ノズ
ルベーンの製造公差等の影響を最小限に抑えることがで
きるため、組付けばらつきを小さくすることができるよ
うになる。また、治具をノズルベーンの外周にはめ込む
のみで同ノズルベーンを全閉状態にすることができるた
め、その作業を簡単に行うことができるようになる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付け方法
において、前記ノズルベーンプレートは、前記アームの
側辺との当接のもとに前記ユニゾンリングの回動角度を
規制する少なくとも一つのローラピンを備えるものであ
り、前記治具によって拘束された各ノズルベーンのピン
と前記各アームとの固定が、それらアームの少なくとも
一つが前記ローラピンに当接された状態で行われること
を要旨とする。
【0015】上記構成によれば、アームがローラピンに
当接すると、ノズルベーンが全閉状態になるという角度
決めが可能となるため、組付け後の製品の検査時におい
て、ノズルベーンが全閉となるようにアームとローラピ
ンとを当接させ、その際の各ノズルベーン間の隙間を測
定することで、溶接角度の検査が可能となる。このた
め、このノズルベーンの溶接角度の検査及びその管理を
容易に行うことができるようになる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付
け方法において、前記治具として、前記各ノズルベーン
の拘束面である内周面が鏡面のものを用いることを要旨
とする。
【0017】上記構成によれば、ノズルベーンプレート
に軸支された各ノズルベーンを全閉状態としてその外周
を円環状の治具で拘束する際、拘束面である同治具の内
周面が鏡面であるため、治具の装着によるノズルベーン
の拘束を容易に行うことができるようになる。また、ノ
ズルベーンをアームに固定する際の角度ばらつきを少な
くすることもできるようになる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャの組付け方法において、前記各ノズルベーンのピンと
前記各アームとの固定が溶接によって行われることを要
旨とする。
【0019】上記構成によれば、各ノズルベーンのピン
と各アームとを容易且つ確実に固定することができるよ
うになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変ノズルベーン
付きターボチャージャの組付け方法を具体化した一実施
の形態について、図1〜図5を参照して説明する。
【0021】まず、図1〜図4を参照して、本実施の形
態の組付け方法において組付け対象となる可変ノズルベ
ーン付きターボチャージャの概略構成について説明す
る。図1に示されるように、このターボチャージャは、
図示しない内燃機関の排気通路に配設されるタービンハ
ウジング12と、同機関の吸気通路に配設されるコンプ
レッサハウジング13と、これらタービンハウジング1
2及びコンプレッサハウジング13を連結するベアリン
グハウジング14とを備えて構成されている。タービン
ハウジング12内には、複数の羽根15aを備えるとと
もに、上記機関の燃焼室から排出される排気により回転
されるタービンホイール15が配設され、一方、コンプ
レッサハウジング13内には、同じく複数の羽根16a
を備えるとともに、吸気通路内を流通する吸気を圧縮し
て燃焼室へと圧送するコンプレッサホイール16が配設
されている。これら両ホイール15、16は、ベアリン
グハウジング14内にて回転可能に支持されるロータシ
ャフト17により一体回転可能に連結されている。
【0022】タービンハウジング12は、タービンホイ
ール15の外周を囲うように、しかも渦巻き状に延びる
かたちでベアリングハウジング14の一端に取り付けら
れている。タービンハウジング12内には、同ハウジン
グ12と同じく渦巻き状に延びるスクロール通路18が
設けられている。このスクロール通路18は、上記機関
の排気通路と連通しており、燃焼室からの排気が排気通
路を介してこのスクロール通路18に送り込まれる。
【0023】また、タービンハウジング12内には、ス
クロール通路18内の排気をタービンホイール15へ向
けて吹き付けるための排気流路19が、スクロール通路
18に沿って設けられている。この排気流路19からの
タービンホイール15への排気の吹き付けにより、ター
ビンホイール15が回転される。また、排気流路19の
途中には、複数のノズルベーン20が配設されている。
このノズルベーン20はそれぞれ、タービンハウジング
12とベアリングハウジング14と間に設けられる可変
ノズル機構30により開閉され、これによりベーン20
間の流路断面積が可変となっている。なお、可変ノズル
機構30の詳細については後述する。タービンホイール
15に吹き付けられた後の排気は、タービンハウジング
12においてベアリングハウジング14と反対側に位置
する部分に設けられた排気出口12aを介して図示しな
い触媒コンバータへ送り出される。
【0024】一方、コンプレッサハウジング13はコン
プレッサホイール16の外周を囲うように、しかも渦巻
き状に延びるかたちでベアリングハウジング14の他端
に取り付けられている。コンプレッサハウジング13に
おけるベアリングハウジング14の反対側に位置する部
分には、内燃機関の燃焼室に供給される空気が導入され
る吸気入口13aが設けられている。また、コンプレッ
サハウジング13内には、同ハウジング13と同じく渦
巻き状に延びて上記燃焼室と連通するコンプレッサ通路
21が設けられている。更に、コンプレッサハウジング
13には、吸気入口13aを介して同ハウジング13内
に導入された空気をコンプレッサ通路21へ送り出すた
めの送出通路22が設けられている。この送出通路22
は、コンプレッサ通路21に沿って設けられている。そ
して、タービンホイール15の回転力がロータシャフト
17を介してコンプレッサホイール16に伝達されて、
同ホイール16が回転するようになる。このようにコン
プレッサホイール16が回転することで、吸気入口13
aに流入した空気が、送出通路22及びコンプレッサ通
路21を介して燃焼室へ強制的に送り込まれるようにな
る。
【0025】次に、上記可変ノズル機構30について、
図2〜図4を参照して説明する。なお、図2は同機構3
0の正面図、図3は同機構30の図2における3−3線
部に沿った断面図、そして、図4は同機構30の図2に
おける4−4線部に沿った断面図である。
【0026】これら各図に示されるように、可変ノズル
機構30は、上記タービンハウジング12に固定される
円環状のノズルベーンプレート31を備えている。この
プレート31の一面には、複数(本実施の形態において
は12枚)のノズルベーン20が同プレート31の中心
軸を中心として同一円周上に等角度間隔で設けられてい
る。これら複数のベーン20にはそれぞれ、プレート3
1の厚さ方向に形成される貫通孔33に挿通されるピン
34によって、回動可能に軸支されている。
【0027】また、プレート31のノズルベーン20が
配設される面の裏面には、複数(本実施の形態において
は6個)のローラピン35が、プレート31の貫通孔3
3間のほぼ中央に位置するように、且つプレート31の
中心軸を中心として同一円周上に等角度間隔で設けられ
ている。ローラピン35は、図4にその断面構造が示さ
れるように、ピン35aと同ピン35aに対して相対回
転可能なブッシュ35bとを備えて構成される。また、
これら6個のローラピン35のうち、1つおきの3個の
ローラピンには、その端部に頭部35cが更に備えられ
ている。そして、これも図4に示されるように、ローラ
ピン35の頭部35cを有しない3個のピン35aはプ
レート31に形成された穴31aに圧入され、頭部35
cを有する3個のピン35aは同じくプレート31に形
成された他方の穴31bに圧入されている。
【0028】また、プレート31における上記ローラピ
ン35が配設される面には、円環状のユニゾンリング3
7が同面に対して平行に、且つ各ローラピン35のブッ
シュ35bに同リング37の内周が当接するように配設
されている。このリング37は、上記6個のローラピン
35によりプレート31の中心軸を中心として回動可能
に支持されている。また、同リング37におけるプレー
ト31と対向する面の裏面には、同裏面から突出すると
ともに、リング37の中心軸を中心として同一円周上に
等角度間隔で設けられる複数(本実施の形態においては
12個)のピン38が設けられている。なお、このユニ
ゾンリング37には、上記ピン38以外にも1箇所だけ
ピン38aが設けられているが、このピン38aは、図
1に示したユニゾンリング駆動用アーム40及び図示し
ないアクチュエータ等に連結されて、ユニゾンリング3
7を回動させるために設けられている。
【0029】また、プレート31の貫通孔33(図3)
に挿通されたノズルベーン20のピン34とユニゾンリ
ング37のピン38との間にはそれぞれ、略Y字形をし
た複数(本実施の形態においては12個)のアーム39
が配設されている。各アーム39の二股形状を有する一
端は、上記ピン38を挟み込むことで回動可能に支持さ
れる。一方、同アーム39の他端は、同他端近傍に形成
される貫通孔39aに上記プレート31の貫通孔33に
挿通されたノズルベーン20のピン34の端部が挿通さ
れた状態でアーム39の貫通孔39aの近傍が溶接され
ることで、これらアーム39とノズルベーン20とが一
体回動可能に固定されている。
【0030】このように構成される可変ノズル機構で
は、次のようにしてノズルベーン20の開閉が行われ
る。すなわち、図示しないアクチュエータ及び図1に示
したユニゾンリング駆動用アーム40等を介してユニゾ
ンリング37がプレート31の中心軸を中心として回動
される。このユニゾンリング37の回動に基づいて、全
てのアーム39がノズルベーン20のピン34を中心と
してリング37と同方向に回動するとともに、全てのノ
ズルベーン20も同ピン34を中心としてリング37と
同方向に回動する。こうして、ノズルベーン20が回動
されることで、これらベーン20間の隙間、つまり排気
の流路断面積が可変とされる。なお、図2に示したよう
に、この可変ノズル機構では、リング37が同図2の矢
印A1の方向に回動されると、ノズルベーン20は閉じ
る方向に回動され、一方、リング37が同矢印A1とは
逆の方向に回動されると、ノズルベーン20は開く方向
に回動される。
【0031】また、この可変ノズル機構では、上記ロー
ラピン35は、ユニゾンリング37を回動可能に支持す
るのみでなく、アーム39の回動を規制する役割も担う
構成となっている。すなわち、ユニゾンリング37の回
動に基づいてアーム39が矢印A1の方向(図2参照)
に回動され、同アーム39の一側辺がローラピン35の
頭部35cに当接すると、アーム39はそれ以上同矢印
A1の方向へ回動しなくなるとともに、ノズルベーン2
0もそれ以上閉じる方向に回動しなくなる。この際、ノ
ズルベーン20は、そのベーン間に隙間が形成されない
状態、つまり全閉となるように設定されている。
【0032】一方、ユニゾンリング37の回動に基づい
てアーム39が矢印A1とは逆の方向に回動され、同ア
ーム39の他側辺がローラピン35の頭部35cに当接
すると、アーム39はそれ以上同方向へ回動しなくなる
とともに、ノズルベーン20もそれ以上開く方向に回動
しなくなる。この際、ノズルベーン20は全開となる。
【0033】次に、この可変ノズル機構の組付け手順に
ついて説明する。この可変ノズル機構は、次の手順によ
り組付けされる。 (イ)頭部35cを有しないローラピン35のピン35
a(3個)をノズルベーンプレート31の穴31aに圧
入する。
【0034】(ロ)プレート31に圧入されたピン35
aにブッシュ35b(3個)を挿入する。 (ハ)ピン35aに挿入された3個のブッシュ35bが
ユニゾンリング37に内接されるように同ユニゾンリン
グ37を配置する。
【0035】この際、ユニゾンリング37のピン38a
を、プレート31の貫通孔33間の中央部に形成される
3個の目印穴31cのいずれか1個に対向するように配
置する。
【0036】(ニ)頭部35cを有するローラピン35
のピン35a(3個)にブッシュ35bを挿入し、プレ
ート31の穴31bに仮圧入する。 (ホ)全てのノズルベーン20(12個)が同方向を向
くように、そのピン34をプレート31の貫通孔33に
挿入し、全閉方向にノズルベーン20を固定する。
【0037】この際、ノズルベーン20の固定は、図5
に示される治具50を用いて行われる。この治具50
は、プレート31に挿入された全閉状態のベーン20の
外接円の直径と略同寸、あるいは僅かに小さい直径を有
する円環状をなしている。治具50は、その内周面が鏡
面に仕上げられるとともに、その周方向の一部が僅かな
幅を有して切断されている。そして、その切断部51の
両端には径方向に突出する突出部52が形成され、この
両突出部52には同軸となるよう周方向に形成される図
示しないボルト孔が設けられている。これら両突出部5
2のボルト孔には1本のボルト53が螺入されている。
そして、このボルト53を回動させることにより、突出
部52の対向面間の距離が変更され、治具50の内径が
僅かに変更される。
【0038】このような治具50により、ノズルベーン
20を固定する際には、次のようにして行われる。すな
わち、上述のように、ノズルベーン20(12個)をほ
ぼ全閉状態となるように、そのピン34をプレート31
の貫通孔33に挿入する。その後、ボルト53を回動さ
せて僅かに拡径された状態の治具50を、プレート31
に挿入されたベーン20の外周を覆うようにはめ込む。
そして、ボルト53を回動して治具50を縮径させる。
このように治具50を縮径させると、各ノズルベーン2
0は同図5に示す矢印A2の方向に回動されて、各ベー
ン20の一端が隣り合うベーン20の他端に当接し、全
閉状態となる。
【0039】ここで従来、ノズルベーンの角度規制は、
例えば、ベーンを治具に形成された穴に一枚一枚挿入す
ることで行われていた。この場合、ノズルベーンの組付
け誤差やばらつきを小さくしようとすると、上記治具に
形成された穴とベーンとの隙間を小さくする必要がある
が、このようにすると、ベーンが上記治具の穴に入りに
くくなり、その組付け作業が極めて煩雑ものとなる。
【0040】この点、本実施の形態では、円環状の治具
50をプレート31に挿入されたベーン20の外周を覆
うようにはめ込むのみで全てのノズルベーン20を一度
に全閉となるよう角度規制することが可能となり、少な
い組み付け工数で、簡単且つ確実にその作業を行うこと
ができるようになる。また、ノズルベーン20の製造公
差等の影響を最小限に抑えることができるため、組付け
ばらつきを小さくすることができるようになる。また、
治具50の内周面が鏡面であるため、同治具50の装着
によるノズルベーン20の拘束を容易に行うことができ
るようになり、ノズルベーン20をアーム39に固定す
る際の角度ばらつきを少なくすることもできるようにな
る。
【0041】(ヘ)ノズルベーン20とノズルベーンプ
レート31との隙間が所定値となるように、これらノズ
ルベーン20とノズルベーンプレート31との間の任意
の位置にスペーサ(治具)を挿入する。
【0042】(ト)ノズルベーン20のピン34及びユ
ニゾンリング37のピン38にアーム39の貫通孔39
a及び上記二股形状の一端を係合させる。そして、これ
らピン34、38に係合されたアーム39を図2に示す
矢印A1の方向に回動させて、同アーム39とローラピ
ン35の頭部35cとを当接させる。(全閉状態にす
る) (チ)アーム39とローラピン35の頭部35cとが当
接した状態を維持しながら、各ノズルベーン20のピン
34と各アーム39とを溶接する。
【0043】このように、アーム39とローラピン35
の頭部35cとが当接した状態でアーム39とノズルベ
ーン20のピン34とを固定するため、ノズルベーン2
0が全閉状態になるという角度決めが可能となる。この
ため、組付け後の可変ノズル機構30の検査時、ノズル
ベーン20が全閉となるようにアーム39とローラピン
35の頭部35cとを当接させ、その際の各ノズルベー
ン20間の隙間を測定することで、溶接角度の検査が可
能となる。この結果、ノズルベーン20の溶接角度の検
査及びその管理を容易に行うことができるようになる。
また、各ノズルベーン20のピン34と各アーム39と
を溶接により固定するため、容易且つ確実にそれらの固
定を行うことができるようになる。
【0044】(リ)先の工程で仮圧入した頭部35c付
きローラピン35を圧入する。このようにして、可変ノ
ズル機構の組み付けが行われる。以上詳述したように、
この実施の形態にかかる可変ノズルベーン付きターボチ
ャージャの組付け方法によれば、以下に示すような優れ
た効果が得られるようになる。
【0045】(1)治具50により、配設される全ての
ノズルベーン20を一度に全閉となるよう角度規制する
ことが可能となり、少ない組み付け工数で確実にその作
業を行うことができるようになる。また、ノズルベーン
20の製造公差等の影響を最小限に抑えることができる
ため、組付けばらつきを小さくすることができるように
なる。また、治具50をノズルベーン20の外周にはめ
込むのみで同ノズルベーン20を全閉状態にすることが
できるため、その作業を簡単に行うことができるように
なる。
【0046】(2)アーム39とローラピン35の頭部
35cとが当接した状態でアーム39とノズルベーン2
0のピン34とを固定するため、ノズルベーン20が全
閉状態になるという角度決めが可能となる。このため、
組付け後の可変ノズル機構30の検査時において、ノズ
ルベーン20が全閉となるようにアーム39とローラピ
ン35の頭部35cとを当接させ、その際の各ノズルベ
ーン20間の隙間を測定することで、溶接角度の検査が
可能となる。この結果、ノズルベーン20の溶接角度の
検査及びその管理を容易に行うことができるようにな
る。
【0047】(3)治具50の内周面が鏡面であるた
め、ノズルベーンプレート31に軸支された各ノズルベ
ーン20を全閉状態としてその外周を治具50で拘束す
る際、同治具50の装着によるノズルベーン20の拘束
を容易に行うことができるようになる。また、ノズルベ
ーン20をアーム39に固定する際の角度ばらつきを少
なくすることもできるようになる。
【0048】(4)各ノズルベーン20のピン34と各
アーム39とを溶接により固定するため、容易且つ確実
にそれらの固定を行うことができるようになる。なお、
上記実施の形態は例えば、以下のようにその構成を適宜
変更することもできる。
【0049】・上記実施の形態では、12個のノズルベ
ーン20を有する可変ノズル機構を備えるターボチャー
ジャの組付け方法の例を示したが、本発明は複数のノズ
ルベーンを有するターボチャージャであれば適用するこ
とができる。
【0050】・上記実施の形態では、各ノズルベーン2
0のピン34と各アーム39との固定を溶接により行う
こととしたが、これを例えば、アームに形成された貫通
孔にノズルベーンのピンを圧入して固定するようにして
もよい。
【0051】・上記実施の形態では、治具50の内周面
を鏡面としたが、その仕上げの度合い等は任意である。
要は、溝や凹凸のない滑らかな面であればよい。 ・上記実施の形態では、アーム39の回動を規制する部
材である頭部35cを有したローラピン35を備える構
成としたが、このアーム39の回動を規制する部材を備
えない構成としてもよい。
【0052】その他、前記実施の形態の記載から把握で
きる技術的思想について、以下に記載する。 (1)円環状のノズルベーンプレートと、各々突出形成
されたピンによって該ノズルベーンプレートの一面に回
動可能に且つ等間隔に軸支される複数のノズルベーン
と、前記ノズルベーンプレートと平行に配される同じく
円環状のユニゾンリングと、一端が該ユニゾンリングに
等間隔に設けられた複数のピンにそれぞれ回動可能に支
持されるとともに他端が前記各ノズルベーンのピンに固
定される複数のアームとを備え、前記ユニゾンリングの
回動に伴って前記各ノズルベーンがそれぞれ同一方向に
回動することによりタービンホイールに吹き付けられる
排気ガスの流路面積を可変とする可変ノズルベーン付き
ターボチャージャの前記各ノズルベーンを前記ノズルベ
ーンプレートに組み付けるための治具であって、円環形
状を有し、前記ノズルベーンプレートに軸支された各ノ
ズルベーンの全閉状態でその外周を拘束する可変ノズル
ベーン付きターボチャージャの組付け治具。
【0053】(2)前記各ノズルベーンの拘束面である
内周面が鏡面に仕上げられてなる前記(1)記載の可変
ノズルベーン付きターボチャージャの組付け治具。 (3)前記円環形状の内径が調節可能である前記(1)
または(2)記載の可変ノズルベーン付きターボチャー
ジャの組付け治具。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変ノズルベーン付きターボチャージ
ャの組付け方法の一実施の形態が適用されるターボチャ
ージャの断面構造を示す断面図。
【図2】同ターボチャージャの可変ノズル機構の正面
図。
【図3】図2の3―3線部に沿った断面図。
【図4】図2の4―4線部に沿った断面図。
【図5】ノズルベーンを治具により拘束した状態を示す
正面図。
【図6】従来のターボチャージャに採用されている可変
ノズル機構の一例を示す正面図。
【符号の説明】
12…タービンハウジング、12a…排気出口、13…
コンプレッサハウジング、13a…吸気入口、14…ベ
アリングハウジング、15…タービンホイール、15a
…羽根、16…コンプレッサホイール、16a…羽根、
17…ロータシャフト、18…スクロール通路、19…
排気流路、20…ノズルベーン、21…コンプレッサ通
路、22…送出通路、30…可変ノズル機構、31…ノ
ズルベーンプレート、31a、31b…穴、31c…目
印穴、33…貫通孔、34…ピン、35…ローラピン、
35a…ピン、35b…ブッシュ、35c…頭部、37
…ユニゾンリング、38、38a…ピン、39…アー
ム、39a…貫通孔、40…ユニゾンリング駆動用アー
ム、50…治具、51…切断部、52…突出部、53…
ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 宏 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業 株式会社内 (72)発明者 原田 誠一 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業 株式会社内 Fターム(参考) 3G005 EA15 EA16 GA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円環状のノズルベーンプレートと、各々突
    出形成されたピンによって該ノズルベーンプレートの一
    面に回動可能に且つ等間隔に軸支される複数のノズルベ
    ーンと、前記ノズルベーンプレートと平行に配される同
    じく円環状のユニゾンリングと、一端が該ユニゾンリン
    グに等間隔に設けられた複数のピンにそれぞれ回動可能
    に支持されるとともに他端が前記各ノズルベーンのピン
    に固定される複数のアームとを備え、前記ユニゾンリン
    グの回動に伴って前記各ノズルベーンがそれぞれ同一方
    向に回動することによりタービンホイールに吹き付けら
    れる排気ガスの流路面積を可変とする可変ノズルベーン
    付きターボチャージャの前記各ノズルベーンを前記ノズ
    ルベーンプレートに組み付ける方法であって、 前記ノズルベーンプレートに軸支された各ノズルベーン
    を全閉状態としてその外周を円環状の治具で拘束し、該
    拘束した状態でそれら各ノズルベーンのピンと前記各ア
    ームとを固定することを特徴とする可変ノズルベーン付
    きターボチャージャの組付け方法。
  2. 【請求項2】前記ノズルベーンプレートは、前記アーム
    の側辺との当接のもとに前記ユニゾンリングの回動角度
    を規制する少なくとも一つのローラピンを備えるもので
    あり、前記治具によって拘束された各ノズルベーンのピ
    ンと前記各アームとの固定が、それらアームの少なくと
    も一つが前記ローラピンに当接された状態で行われる請
    求項1記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャの
    組付け方法。
  3. 【請求項3】前記治具として、前記各ノズルベーンの拘
    束面である内周面が鏡面のものを用いる請求項1または
    2記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャの組付
    け方法。
  4. 【請求項4】前記各ノズルベーンのピンと前記各アーム
    との固定が溶接によって行われる請求項1〜3のいずれ
    かに記載の可変ノズルベーン付きターボチャージャの組
    け付方法。
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