JP2002035501A - 変圧器等からpcbの抽出と分離一体処理方法を含む絶縁油の回収、再生方法 - Google Patents

変圧器等からpcbの抽出と分離一体処理方法を含む絶縁油の回収、再生方法

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JP2002035501A
JP2002035501A JP2000221811A JP2000221811A JP2002035501A JP 2002035501 A JP2002035501 A JP 2002035501A JP 2000221811 A JP2000221811 A JP 2000221811A JP 2000221811 A JP2000221811 A JP 2000221811A JP 2002035501 A JP2002035501 A JP 2002035501A
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insulating oil
pcb
oil
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Masayuki Kanno
昌之 管野
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S R KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器等のPCB含有絶縁油の全量回収、可
能な限りの再利用化を実現する。 【解決手段】 超臨界流体CO2を溶媒とする超臨界流体
循環管路式抽出システムで絶縁油抜き取り後の変圧器か
ら洗い落とされたPCB含有絶縁油を吸着のフロックや
鉄心を完全抽出する第一工程と、これと前記抜き取り絶
縁油とを縦型の循環管路式の超臨界水酸化反応システム
27にてアルカリ添加のもと380℃位の水の臨界温度
よりも少し上の温度にての超臨界水酸化反応でPCBの
脱塩素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、熱劣化無しの
処理をすると共に処理絶縁油が上、下に非劣化油、劣化
油と分離するのを利用して夫々を取り出し、非劣化油の
みの回収をするとした第二工程とから成るとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在電力会社等で
PCB汚染物として保管を余儀なくされている、特別管
理産業廃物としての変圧器等からPCBの抽出と分離一
体処理方法を含む絶縁油の回収、再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PCBは、化学的安定性、耐熱性、高絶
縁性の特性を有しており、これらの特性を利用してトラ
ンス及びコンデンサー等の電気機器の電気絶縁油、感圧
紙(登録商標)、機械油、可塑剤及び塗料等に使用され
てきた。しかしながら、PCBは1968年のカネミ油
症事件をきっかけとして環境汚染の実態が明らかにな
り、1947年までに製造、輸入、開放形用途での使用
が禁止された。さらに、1992年には廃PCB、PC
Bを含む廃油及びPCB汚染物が廃棄物処理法に基づく
特別管理産業廃物に指定され、事業所等での保管が義務
付けられた。その結果、現在は相当数のトランス等が事
業所等に保管されている。
【0003】PCBはどんなに微量であっても河川、海
域の汚染はもとより、小魚から中型、大型魚、そして人
間へと食物連鎖により体内へ蓄積されることになり、大
きな影響を与える。
【0004】ちなみに、2000年1月29日付朝日新
聞にあっては、「日本人のダイオキシン類摂取量の約6
割を占めるコプラナーPCBの発生源として、約30年
前に使用が禁止されたPCB(ポリ塩化ビフェニール)
が大きな割合を占め、最近も減っていないことが、横浜
国立大学の益永茂樹教授(環境化学)らの研究で分っ
た。PCBはずさんな管理による紛失や漏出が指摘され
ているが、ダイオキシン類の発生源としても警戒の必要
性が出てきた。
【0005】毒性が強いコプラナーPCBは、ごみ焼却
で生成されるほか、工業製品として使われたPCBにも
含まれる。発生源はこの2つが大半を占めるとみられ
る。」との記事がある。
【0006】一時も早く上記の保管されているPCBの
無害化処理の完遂が求められているところであり、20
00年6月には東京都知事の都内の保管中のものの処理
宣言もなされている。
【0007】PCBはその高絶縁性と対油良溶解性とか
ら絶縁油中に混入され、さらに再生油として濃度を薄め
て全国に広く使われるに至っているもので、ほとんどが
絶縁油中にごく僅かに含まれるものである。
【0008】よって、理想としては、回収絶縁油はPC
Bのみが無害化されて絶縁油は再利用可能に再生される
のが経済的で好ましい。
【0009】さて、トランス等からの回収絶縁油として
は抜き取りする分とPCBが付着する機器ケース、PC
Bが含浸したコンデンサ素子、変圧器鉄心、コイル等か
ら回収する分とがある。
【0010】前者は容易であるが、後者は非常に困難で
あり、種々の提案もある。
【0011】すなわち、特開平11−286463号に
あっては、「溶剤洗浄の前処理として、常温で液体であ
る溶剤を冷媒と間接的に熱交換させて低温に保持されて
いる溶剤に鉄心を浸漬した後、低温の状態にある鉄心を
プレス機で破砕すれば溶剤洗浄に適した破砕が得られる
とともに、PCBを含むミストが大量に発生することが
なく、PCB含有油を効率よく回収できることを見出し
た。すなわち、この発明は複数枚の硅素鋼板が積層して
構成され、PCB含有油が残留している鉄心を冷媒によ
り間接的に低温保持されている溶剤に浸漬後破砕手段に
付し、ついで破砕された鉄心を洗浄手段に付してPCB
含有油を洗浄溶剤中に溶出させ、該洗浄溶剤中からPC
B含有油が分離されるとして、前処理として鉄心を低温
の溶剤中に浸漬してから鉄心を破砕するため、破砕時に
PCBを含むミストの発生がなく、環境への影響を考慮
する必要がない。また、浸漬槽と洗浄槽において同種類
の溶剤が使用される場合は、蒸留塔で分離された溶剤を
洗浄槽あるいは低温浸漬槽へ循環して再使用できる」と
している。
【0012】また、特開平11−302206号にあっ
ては、「複数枚の硅素鋼板が積層して構成され、PCB
含有油が残留している鉄心を夫々の硅素鋼板間の隙間が
拡大できる程度の圧力で該鉄心の積層面に対して垂直方
向からプレスして変形させ、ついで該鉄心を減圧超音波
洗浄手段に付してPCB含有油を洗浄溶剤中に溶出さ
せ、該洗浄溶剤中からPCB含有油を蒸留装置で分離さ
せるとして、前処理として鉄心を細かく破砕する必要が
ないので、破砕時にPCBを含むミスト及び切屑等の発
生がなく、環境への影響を考慮する必要がない。また、
鉄心をプレスすることにより、硅素鋼板間の隙間が拡大
するので、硅素鋼板間に染込んでいるPCB含有油を高
効率で回収することが可能である」としている。
【0013】叙上の鉄心についての処理は、いずれも細
片化、冷却しての破砕、プレス変形等の作業者にとって
PCB飛散のおそれある危険な作業とその後のガス化P
CBの凝縮、蒸留塔による抽出、蒸留装置による抽出と
いうPCB気化工程を有し、PCBガスの逸散の危険に
周囲環境をさらすという難点がある。
【0014】上記の例はいずれも絶縁紙を介装のコイル
積層体の鉄心という最も厄介な多隙間部材についてであ
って、別段油の含浸することのない機器ケースについて
は通常の洗浄剤による洗い落し処理が採られるのが普通
である。この場合、洗浄廃液には洗浄剤に含まれる分散
剤、乳化剤等の界面活性剤が油滴をエマルジョン状に分
散しているので、凝集(塩析等エマルジョンを分解する
薬品等の使用や炭及び多孔質のセラミックや繊維質を利
用して吸着)→フロック化→除去、若しくは直接濾過
(遠心分離、薄膜フィルター、中空フィルター)による
排水可能なレベルまでへの清浄化が採られる。
【0015】ここでのフロック、フィルターにはPCB
が含まれており、何らかのPCB無害化処理が必要とな
る。
【0016】他方の排水については前記記事の如く地下
水汚染、作業環境の悪化等指摘されており、時代にそぐ
わない。
【0017】排水がもたらす害とPCB気化による害の
観点から某専門会社は、鉄心をも含めたPCB使用の電
気機器のほぼ完全なリサイクルを可能とし、かつ、時代
の要請に応える完璧なPCB逸出阻止を実現する電気機
器からのPCBの回収手段として、「PCBを抜き取り
した電気機器のフタ、ケースについては、PCBが水中
に混濁することのないノズルの温水洗浄よりなる低圧温
水洗浄、次いでPCBがエマルジョン化する植物系の洗
浄剤使用の超音波洗浄、温水すすぎ仕上げ洗浄にてPC
B除去をとり行ない、鉄心については、上記低圧温水洗
浄、超音波洗浄、温水すすぎ仕上げ洗浄の外側洗浄の
後、オフライン上の分解選別ヤードに移して紙、木、繊
維質と鉄材に分けたうえ当該鉄材をオンライン上の該超
音波洗浄前に載せて、再度超音波洗浄、温水すすぎ仕上
げ洗浄を受けさせて積層内部を含む全層部のPCB除去
を行ない、該低圧温水洗浄と温水すすぎ洗浄からのエマ
ルジョン無しの排水については、分離タンクでの浮上油
回収にてPCBを回収すると共に、下記の清浄水は再利
用に付し、該超音波洗浄からのエマルジョンの排水につ
いては、攪拌タンクにて食可能な海草等の植物から抽出
したエキスを主成分とした凝集剤とカチオン系の食品添
加物をメインとした凝固剤との投入にてPCBをフロッ
ク化したうえ濾過回収すると共に、清浄水は再利用に付
して外部への廃棄は一切無きものとし、前記紙、木、繊
維質並びに該フロックは超臨界抽出装置にてPCBの完
全抽出分離するとし、最初の解体を含む全ての洗浄工程
は閉塞空間にて排気回収のもとにとり行なうとした」な
る提案をしており、「植物系洗浄剤については、現行法
にて認可されている処理可能な洗浄は、トリクロロエチ
レン等の有機溶剤を使用したものであるが、現在環境問
題が社会的に大きく取り上げられている現状から好まし
くなく、さらに作業環境悪化による作業員の健康に及ぼ
す影響も大きいものと考えられ、適当ではないと考えら
れる。
【0018】この洗浄剤の選択は理想的である。
【0019】上記フロックは完璧なる抽出技術として確
立の超臨界抽出にてPCBを分離された後は無害な固形
物(組成分は上記の如く植物から抽出したエキスを主成
分としたものと食品添加物のため)として安心して焼却
等の処分が可能となる。
【0020】また、分離された水はエマルジョンの全て
を除去されているので、新たに洗浄剤を加えて再利用し
得、一切排水を出さない。
【0021】PCBに対する処理は揮発を促すような高
温をあえて避けているので、PCBのガス化は生じな
い。そして、蒸気発生を伴う全ての工程室では排気回収
のもとで空気の循環をしているので外部へのPCB逸散
は一切生じる恐れがない。
【0022】しかして、処理工場の作業者にも工場外の
環境にも安全なPCB回収処理手段が実現された。」と
説明している。
【0023】いずれにしても、叙上フロック、フィルタ
ー等には変圧器等の電気機器における抜き取り後の残余
のPCBを含む絶縁油が取り込まれており、これからも
完全に絶縁油を回収しなければならない。
【0024】つまり、変圧器等から回収のPCBを含む
絶縁油の再生とは、抜き取り分のみを対象とするもので
はなく、前記の鉄心からの蒸留抽出分、機器ケースから
洗い落しのものをフロックに吸着させたもの、ケース並
びに鉄心から洗い落しものをフロックに吸着させた分、
さらには最も困難な鉄心に含まれる分の他手段での取り
出し分をも含む全量についての完全なものであらねばな
らない。
【0025】そのためには、該フロック等から絶縁油を
完璧に抽出し、これと該抜き取り分とを合体して、再生
するものであらねばならない。
【0026】一方、PCB等の有害物の無害化について
は、超臨界水酸化法を用いるとした提案は数多くある。
【0027】すなわち、特公平1−38532号、特公
平3−500264号、特開平7−275871号、特
開平10−137774号、特開平10−230155
号、特開平10−314770号等であるが、いずれも
回収した絶縁油の再利用を目的とするものではなく、完
全酸化分解を意図するものである。
【0028】よって、回収油の再生にあたっては、再利
用不可能なPCB含有の油分については前記完全酸化分
解の適用が妥当であるが、利用可能分はでき得る限り再
利用するようにしなければならない。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかし、変圧器等にお
けるPCB含有絶縁油に関して「全量についての完全回
収」と「できるだけ多くの回収油の再生処理」とが連携
した技術の提供は現状では存在しない。
【0030】本発明は叙上の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、変圧器等のPCBの抽出
と分離一体処理方法を含む絶縁油の全量回収、可能な限
り再利用することを可能とした方法を提供することにあ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の変圧器等から回収のPCBを含む絶縁油の
再生方法は、縦型に構成した超臨界流体循環管路の一方
の縦路下部に該管路に適宜部位に配設の充填口より充填
の超臨界流体CO2を加熱して低密度化する外部接触機器
よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱で密度
勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱器を配
し、他方の縦路途中にメッシュ体よりなる試料充填容器
並びにその上位に流体を冷却して高密度化する外部接触
機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部に管路下部
の高密度化を促進させるため外部接触機器よりなる超冷
却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器の加熱と上
記他方の縦路における冷却器並びに底部における超冷却
器によって生じる密度差を駆動力として溶媒CO2を自動
的に循環させ、当該循環による同一溶媒の繰り返しの対
試料接触にて完全な抽出をなし上記管路の適宜部位より
取り出す超臨界流体CO2を溶媒とする抽出システムにて
絶縁油抜き取り後の変圧器から洗い落とされたPCB含
有絶縁油を吸着のフロックや鉄心を抽出処理して該絶縁
油を完全回収しする第一工程と、縦型に構成した超臨界
流体循環管路の一方の縦路下部に該管路の適宜部位に配
設の充填口より充填の水を加熱して低密度化する外部接
触機器よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱
で密度勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱
器を配し、他方の縦路途中に該水を冷却して高密度化す
る外部接触機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部
に管路下部の高密度化を促進させるため外部接触機器よ
りなる超冷却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器
の加熱と上記他方の縦路における冷却器並びに底部にお
ける超冷却器によって生じる密度差を駆動力として水を
自動的にて前記抜き取り絶縁油と前記工程の回収分とを
循環機構とポンプで強制循環させ、上記管路の適宜部位
より取り出すとした超臨界水酸化反応システムにアルカ
リ添加水と共に投入し、380℃位の水の臨界温度より
も少し上の温度にての超臨界水酸化反応でPCBの脱塩
素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、熱劣化無しの処理
をし、全量処理後、循環流を停止して両縦路上部に滞留
の非劣化絶縁油と下部に滞留の劣化絶縁油とを分別して
取り出す第二工程とからなるとしたものである。
【0032】また、縦型に構成した超臨界流体循環管路
の一方の縦路下部に該管路の適宜部位に配設の充填口よ
り充填の超臨界流体CO2を加熱して低密度化する外部接
触機器よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱
で密度勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱
器を配し、他方の縦路途中にメッシュ体よりなる試料充
填容器並びにその上位に流体を冷却して高密度化する外
部接触機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部に管
路下部の高密度化を促進させるため外部接触機器よりな
る超冷却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器の加
熱と上記他方の縦路における冷却器並びに底部における
超冷却器によって生じる密度差を駆動力として溶媒CO2
を自動的に循環させ、当該循環による同一溶媒の繰り返
しの対試料接触にて完全な抽出をなし上記管路の適宜部
位より取り出す超臨界流体CO2を溶媒とする抽出システ
ムにて絶縁油抜き取り後の変圧器から洗い落とされたP
CB含有絶縁油を吸着のフロックや鉄心を抽出処理して
該絶縁油を完全回収する第一工程と、下位のものから順
次温度を高め最上位で所定温度になるようにした複数の
反応釜を逆止弁を介して蒸留塔方式に連結した超臨界水
酸化反応システムにおいて、最終釜を380℃位のPC
Bの脱塩素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、熱劣化無
しの処理の温度に設定しておいて、当該システムに前記
抜き取り絶縁油と前記工程の回収分とをアルカリ添加水
と共に投入し、上昇途中の各釜で下部に分離の劣化油を
抜き取りしつつ最終釜に非劣化油を流し込み、ここで、
PCBの脱塩素化、酸化、熱劣化無しの処理を受けさせ
て全量回収する第二工程とからなるとしたものである。
【0033】
【作用】変圧器等からのPCBを含む絶縁油の完全回収
をなし得るうえ、当該絶縁油を含有PCBの脱塩素化処
理のみの絶縁油の酸化、熱劣化を伴なうことのない処理
と使用可能な非劣化油の劣化油との分別回収をするた
め、回収絶縁油の可能な限りの再利用化がなし得る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、2に
基いて説明する。
【0035】本発明ではPCB含有絶縁油を吸着のフロ
ックや鉄心を出願人が所有の特許第3079157号に
て提案の高性能な超臨界流体を溶媒とする抽出システム
を用い、CO2を溶媒として完全なる上記絶縁油抽出をな
すものとしている。
【0036】叙上システムを図1にて説明する。
【0037】図中1は縦型に構成の超臨界流体循環高圧
管路2を収容の小型のキャビネットを示し、主要機器は
当該キャビネット1内に設置される。先ず、一方の縦路
2aの下部には外部接触機器のリボイラー3、その上位
に同じく外部接触機器の超加熱器4が配され、それぞれ
の加熱体3a、4aは温度制御器5、6に接続されてい
る。
【0038】また、該リボイラー3、超加熱器4には熱
電対7、8が取り付けられている。管路2の上部にはシ
ステム圧力を検出するための電気センサー9が配置さ
れ、計測器10によりモニターされ、また、近くに配置
の破裂板11によって安全運転圧力の管理がなされるも
のとなっている。
【0039】他方の縦路2b途中には高温高圧に耐える
ステンレススチール等で作製のメッシュ体よりなる試料
充填容器12(抽出カラム)が配される。当該抽出カラ
ムには熱電対13が配される。当該抽出カラムの上位に
は冷却ユニット14に連絡の外部接触機器よりなる冷却
器15が配される。さらに、該リボイラー3の手前に位
置する管路2の下部には冷却ユニット16に連絡の外部
接触機器よりなる超冷却器17が配される。
【0040】管路2の下部にサンプリング用のバルブ1
8、19を有した分析管20が配されている。図示例で
は抽出カラムの下位に溶媒充填口21が設けられ、下流
には熱電対22が配されている。叙上システムはコンピ
ューター23により既述の諸計器からの温度、圧力デー
タを用いて、加熱、冷却制御することで、管路2に計算
上の流量を与えることができる。当該コンピューター2
3は、キーボード、モニター、指示デバイスを持つこと
が望ましい、なぜなら入力データの表示及び抽出の進捗
状況が把握されるからである。
【0041】このシステムにCO2を溶媒とし、フロック
等の絶縁油含浸物を試料充填容器12に収めるとした。
【0042】しかして、溶媒CO2の自動的な循環による
同一溶媒の繰り返しの対試料(フロック)接触にて究極
の絶縁油の抽出をなし遂げる。
【0043】ここにCO2を溶媒としたのは、下記の理由
による。
【0044】すなわち、溶媒の特性は分子の熱運動とど
のような分子間力が作用しているかで決まる。分子間に
働く引力はクローン力、電荷移動力、水素結合力、及び
vander Waals力に分類される。さらに、van der Waals
力は電子の運動による瞬間的な電荷分布の偏りに基づく
分散力、及び分子内での電子の偏在に基づく永久双極子
間に働く配向力と永久双極子とそれによって引き起こさ
れた誘起双極子間に働く誘起力に分けられる。CO2は分
散力のみが重要な無極性物質であり、309.2Kと室
温近辺に臨界温度を有する常温常圧で気体で、液体ある
いは高密度に圧縮した超臨界状態では無極性あるいは弱
極性の親油性物質を溶解するが、極性の大きな物質はほ
とんど溶解しない。
【0045】しかして、抽出対象のPCB含有絶縁油に
は、無害でもあるCO2を溶媒とするのが最適なためであ
る。
【0046】該サンプリング用のバルブ19から減圧抽
出にて絶縁油24を取り出すことで第一工程が完了す
る。
【0047】次いで第二工程では、上記のフロックから
の抽出分と変圧器からの抜き取り分とを現在PCBを壊
すのに有効と常識となっている超臨界水酸化で処理する
とした。
【0048】但し、本発明が採用の超臨界水酸化反応シ
ステムは、第一工程の抽出システムと同様に縦型の循環
方式として、当該循環停止にて処理液の分別取り出しを
可能としている。
【0049】すなわち、図2において、図中25はトラ
ンスオイル液タンク(上記の抽出分と抜き取り分)で、
管路26を介して超臨界水酸化システム27に接続して
おり、28は該管路26途中でオイルに合流するアルカ
リ添加の水溶液タンク、29は該システム27手前に配
した該オイルと水溶媒とを圧送するポンプである。
【0050】該タンク25には前記の抽出絶縁油24と
変圧器等から抜き取りの絶縁油30とが投入される。こ
の際、該絶縁油24は抽出装置から直結でタンク25に
連結するを良しとする。
【0051】当該システム27において、図1の抽出シ
ステムと同一構成部については同一符号を付す。
【0052】両縦路2a、2bには中位、下位に取り出
し口31a、31bが設けられており、全量についての
反応処理後、循環流を停止して静置されて上、下に分れ
る非劣化油、劣化油を夫々分別して取り出す。
【0053】本発明の超臨界水酸化反応にあっては、既
述の従来技術の如く、オイルをも含む完全分解を意図す
るものではない。
【0054】つまり、PCB濃度が非常に薄く、たとえ
ばトランスオイル中にPCBが数十ppmから1%程度
入っているような場合に、PCBは無害化したいが、油
も回収したいという要望に応えるものである。
【0055】本発明者はPCBの無害化を目指す。この
場合、空気のような酸化剤を入れると、油も当然酸化さ
れる。一方、超臨界水だけなら、油の劣化は比較的少な
い。しかし、それでは無害化反応があまり進まないの
で、触媒としてアルカリを加えて脱塩素化する。酸化分
解は一種の燃焼で、非常に大きな分解力があるが、アル
カリを入れるのは水の加水分解の力を引き出すためであ
る。この加水分解反応は、酸化反応ほど強くない。たと
えばベンゼン環を壊すだけの力がなく、脱塩素というこ
とになる。すると、PCB中の塩素原子が取れて、水素
原子やフェノール性のOH基が入る。この際、油は劣化
なしで回収可能となる。
【0056】油の劣化については、温度が450℃の場
合は、反応時間は20分と短くなるが油の熱劣化がみら
れ、一方、水の臨界温度よりも少し上の380℃という
比較的低い温度では、2時間でもオイルは熱劣化を受け
ないことが確認されている。
【0057】オイルが熱劣化を受けずに、PCBがうま
く脱塩素されるかどうかについて実験した結果が図4で
ある。これは、オイル中のPCB濃度が2万ppm、反
応温度380℃の場合で、その際の脱塩素化率は、反応
時間1時間半で99.99%に達した。
【0058】よって、アルカリ添加のもと380℃位の
水の臨界温度よりも少し上の温度にての超臨界水酸化反
応でPCBの脱塩素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、
熱劣化無しの処理をするとした。
【0059】叙上の反応は縦型の循環路中でなされるの
で、超臨界水の接触チャンスは非常に高く完全反応が期
し得ると共に縦路2a、2b(10m位に設定する)で
循環流停止で静置の回収絶縁油は非劣化油と使用による
劣化油とが上下に比重差をもって分離するので夫々のレ
ベルで取り出せば両者を分別して取り出せる。
【0060】なお、肝心の温度制御は加熱体3a、4a
により容易である。
【0061】劣化油についてはPCB無害化はなされて
おり通常の焼却で処分すれば良い。
【0062】しかして、PCB含有絶縁油の全量回収と
PCB無害化と当該回収油からの非劣化油のみの分別回
収とをなし得る。
【0063】図3は蒸留塔方式の超臨界水酸化反応シス
テムを示す。
【0064】すなわち、ポンプ29からの投入先の加熱
上昇路(蒸留塔に該当)を複数の反応釜32a〜32d
の逆止弁33a〜33cを介しての連結で構成した。
【0065】各反応釜32a〜32dにはヒーター34
a〜34dが夫々装備され、例えば、下位から80℃、
150℃、250℃、380℃と温度設定する。
【0066】しかして、加熱で順次上位の釜に向う処理
液は上位のものほど内部圧力も高まり、所定の超臨界条
件となる。
【0067】下位の釜32a〜32cにあっては、加熱
中非劣化油と劣化油とが比重差で上、下に分れることを
利用して、ドレーンDから劣化油を抜き取り、最上位の
釜32dには非劣化油のみが送り込まれ、ここで所定の
超臨界処理(PCBの脱塩素化のみ、絶縁油の酸化、熱
劣化無し)を受けドレーンD′から全量回収する。
【0068】この方式の場合には、上昇途中で分離の劣
化油は超臨界水酸化処理を享受していないのでPCBの
脱塩素化は不十分であり、抜き取り油は既述の完全酸化
分解に付さねばならない。
【0069】なお、釜32d頂点からはクーラー33を
介配してタンク25に連結細管34が配されているが、
これは、蒸留塔における還流液に相当する。
【0070】
【発明の効果】以上の如く本発明は構成されるので、変
圧器等の絶縁油の全量回収と当該回収油の可能な限りの
再利用化を達成し得、極めて有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いる抽出システムの説明図である。
【図2】本発明における超臨界流体循環路式水酸化反応
用装置のフロー図である。
【図3】本発明における蒸留塔方式の超臨界水酸化反応
装置のフロー図である。
【図4】超臨界水+アルカリによるPCB分解の実験図
である。
【符号の説明】
1 ; キャビネット 2 ; 超臨界流体循環高圧管路 2a、2b ; 縦路 3 ; リボイラー 3a ; 加熱体 4 ; 超加熱器 4a ; 加熱体 5、6 ; 温度制御器 7、8 ; 熱電対 9 ; 電気センサー 10 ; 計測器 11 ; 破裂板 12 ; 試料充填容器 13 ; 熱電対 14 ; 冷却ユニット 15 ; 冷却器 16 ; 冷却ユニット 17 ; 超冷却器 18、19 ; バルブ 20 ; 分析管 21 ; 充填口 22 ; 熱電対 23 ; コンピューター 24 ; 絶縁油 25 ; トランスオイルタンク 26 ; 管路 27 ; 超臨界水酸化反応システム 28 ; 水溶液タンク 29 ; ポンプ 30 ; 絶縁油 31a、31b ; 取り出し口 32a〜32d ; 反応釜 33a〜33c ; 逆止弁 34a〜34d ; ヒーター D、D′ ; ドレーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型に構成した超臨界流体循環管路の一
    方の縦路下部に該管路の適宜部位に配設の充填口より充
    填の超臨界流体CO2を加熱して低密度化する外部接触機
    器よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱で密
    度勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱器を
    配し、他方の縦路途中にメッシュ体よりなる試料充填容
    器並びにその上位に流体を冷却して高密度化する外部接
    触機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部に管路下
    部の高密度化を促進させるため外部接触機器よりなる超
    冷却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器の加熱と
    上記他方の縦路における冷却器並びに底部における超冷
    却器によって生じる密度差を駆動力として溶媒CO2を自
    動的に循環させ、当該循環による同一溶媒の繰り返しの
    対試料接触にて完全な抽出をなし上記管路の適宜部位よ
    り取り出す超臨界流体CO2を溶媒とする抽出システムに
    て絶縁油抜き取り後の変圧器から洗い落とされたPCB
    含有絶縁油を吸着のフロックや鉄心を抽出処理して該絶
    縁油を完全回収する第一工程と、縦型に構成した超臨界
    流体循環管路の一方の縦路下部に該管路の適宜部位に配
    設の充填口より充填の水を加熱して低密度化する外部接
    触機器よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱
    で密度勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱
    器を配し、他方の縦路途中に該水を冷却して高密度化す
    る外部接触機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部
    に管路下部の高密度化を促進させるため外部接触機器よ
    りなる超冷却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器
    の過熱と上記他方の縦路における冷却器並びに底部にお
    ける超冷却器によって生じる密度差を駆動力として水を
    自動的に循環機構とポンプで強制循環させ、上記管路の
    適宜部位より取り出すとした超臨界水酸化反応システム
    にて前記抜き取り絶縁油と前記工程の回収分とを、アル
    カリ添加水と共に投入し、超臨界水酸化反応でPCBの
    脱塩素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、熱劣化無しの
    処理をし、全量処理後、循環流を停止して、両縦路上部
    に滞留の非劣化絶縁油と下部に滞留の劣化絶縁油とを分
    別して取り出す第二工程とからなるとしたことを特徴と
    する変圧器等からPCBの抽出と分離一体処理方法を含
    む絶縁油の回収、再生方法。
  2. 【請求項2】 縦型に構成した超臨界流体循環管路の一
    方の縦路下部に該管路の適宜部位に配設の充填口より充
    填の超臨界流体CO2を加熱して低密度化する外部接触機
    器よりなるリボイラー並びにその上位に更なる加熱で密
    度勾配を高めるための外部接触機器よりなる超加熱器を
    配し、他方の縦路途中にメッシュ体よりなる試料充填容
    器並びにその上位に流体を冷却して高密度化する外部接
    触機器よりなる冷却器を配しさらに該管路下部に管路下
    部の高密度化を促進させるため外部接触機器よりなる超
    冷却器を配して、該リボイラー並びに超加熱器の加熱と
    上記他方の縦路における冷却器並びに底部における超冷
    却器によって生じる密度差を駆動力として溶媒CO2を自
    動的に循環させ、当該循環による同一溶媒の繰り返しの
    対試料接触にて完全な抽出をなし上記管路の適宜部位よ
    り取り出す超臨界流体CO2を溶媒とする抽出システムに
    て絶縁油抜き取り後の変圧器から洗い落とされたPCB
    含有絶縁油を吸着のフロックや鉄心を抽出処理して該絶
    縁油を完全回収する第一工程と、下位のものから順次温
    度を高め最上位で所定温度になるようにした複数の反応
    釜を逆止弁を介して蒸留塔方式に連結した超臨界水酸化
    反応システムにおいて、最終釜を380℃位のPCBの
    脱塩素化のみを起こさせ、絶縁油の酸化、熱劣化無しの
    処理の温度に設定しておいて、当該システムに前記抜き
    取り絶縁油と前記工程の回収分とをアルカリ添加水と共
    に投入し、上昇途中の各釜で下部に分離の劣化油を抜き
    取りしつつ最終釜に非劣化油のを流し込み、ここで、P
    CBの脱塩素化、酸化、熱劣化無しの処理を受けさせて
    全量回収する第二工程とからなるとしたことを特徴とす
    る変圧器等からPCBの抽出と分離一体処理方法を含む
    絶縁油の回収、再生方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103739121A (zh) * 2014-01-23 2014-04-23 戴均和 一种超临界二氧化碳萃取分离和超临界水氧化联合处理工业废水的方法
CN108003914A (zh) * 2017-11-30 2018-05-08 广东电网有限责任公司电力科学研究院 一种绝缘油的二苄基二硫醚的净化方法

Cited By (3)

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