JP2002033906A - 画像修正方法 - Google Patents

画像修正方法

Info

Publication number
JP2002033906A
JP2002033906A JP2001140083A JP2001140083A JP2002033906A JP 2002033906 A JP2002033906 A JP 2002033906A JP 2001140083 A JP2001140083 A JP 2001140083A JP 2001140083 A JP2001140083 A JP 2001140083A JP 2002033906 A JP2002033906 A JP 2002033906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
correction
image correction
input
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001140083A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Kaneshiro
金城  直人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001140083A priority Critical patent/JP2002033906A/ja
Publication of JP2002033906A publication Critical patent/JP2002033906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な知識や経験を有さないオペレータであっ
ても、簡易な操作で、かつ迅速に、適正な画像の修正を
行うことができ、しかもオペレータ個人の感性等に応じ
て効率のよい修正作業を行うことができる画像修正方法
を提供する。 【解決手段】画像の状態またはこの画像の修正方向を示
す言語表現、およびこの言語表現に対応する画像修正条
件を予め設定しておき、画像に応じて、修正指示として
言語表現を入力し、入力された言語表現に応じて対応す
る画像修正条件を用いて画像を修正することにより、上
記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理の技術分
野に属し、詳しくは、ラボ店で行われる検定等における
画像修正を、容易かつ良好な作業性で行うことができる
画像修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙(感光材料)への焼き付けは、フィル
ムの画像を感光材料に投影して露光する、いわゆる直接
露光が主流である。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用するデジタルフォトプリンタが実用化されている。デ
ジタルフォトプリンタは、基本的に、フィルムに読取光
を入射して、その投影光を読み取ることによって、フィ
ルムに記録された画像を光電的に読み取るスキャナ(画
像読取装置)と、適正な画像が再生されたプリント(適
正プリント)を出力するために、スキャナによって読み
取られた入力画像データやデジタルカメラ等から供給さ
れた入力画像データに所定の処理を施し、画像記録のた
めの出力画像データとする画像処理装置と、画像処理装
置から出力された画像データに応じて、例えば光ビーム
走査によって感光材料を走査露光して潜像を記録し、現
像処理を施して、画像が再生された(写真)プリントと
するプリンタ(画像記録装置)とを有する。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタによれ
ば、画像データの処理によって画像の処理(適正化)を
行うことができるので、階調調整、カラーバランス調
整、色/濃度調整等を好適に行って、従来の直接露光で
は得られなかった高品位なプリントを得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、デジタ
ルフォトプリンタでは、適正なプリントを出力するため
に、入力画像データを処理することによる画像処理が行
われる。他方、通常の直接露光によるフォトプリンタに
おいても、同様に、適正プリントを出力するために、感
光材料(印画紙)を露光する投影光の光量調整や、色フ
ィルタの挿入によって、画像処理が行われる。ここで、
フォトプリンタは、この画像処理が適正であるか、すな
わち、適正なプリントが出力できるか否かを確認し、必
要に応じて、画像を修正する作業(すなわち画像処理条
件の調整)、いわゆる検定が行えるように構成されてい
る。
【0006】デジタルおよび直接露光のいずれのフォト
プリンタであっても、一般的に、画像処理条件は、フィ
ルムに撮影された画像をCCDセンサ等で光電的に読み
取って、プリントを作成する画像の画像データを得、得
られた画像データを解析(画像解析)することによって
設定される。また、検定は、通常、設定した画像処理条
件に応じて、前記CCDセンサ等で読み取った画像の画
像データを処理し、処理した画像データを可視像として
ディスプレイに再現した、仕上がり予想画像すなわちシ
ミュレーション画像を用いて行われる。
【0007】再現されたシミュレーション画像が不適正
であるとオペレータが判断した際には、画像の修正が行
われる訳であるが、迅速に適正な画像修正を行うために
は、専門的な知識や経験が必要である。
【0008】例えば、画像の色の修正は、一般的に、C
(シアン)、M(マゼンタ)およびY(イエロー)の3
種の色調整キーと、プラス(増加)キーおよびマイナス
(減少)キー(以下、両者をまとめて増減キーとする)
とを用いて行われ、それぞれの色について、−7キー〜
+7キーの15段程度の調整が設定されている。しかし
ながら、どの色を、どれだけ増減すると、画像がどのよ
うに変化するか(修正されるか)の判断は、非常に難し
く、これを適正に判断できるようになるまでには、長い
経験と知識が必要である。そのため、経験や技術が十分
ではないオペレータでは、検定で適正に画像を修正する
のに、非常に多くの時間が掛かってしまう。
【0009】また、フォトプリンタには、このような色
調整キー以外にも、階調(γ)調整キー、コントラスト
調整キー、濃度調整キー、鮮鋭度強調(シャープネス)
キー等の各種の調整キーが設定される。これらのキーを
用いた修正も、色の修正と同様に、増減キーとの組み合
わせで画像の修正が行われるが、やはり、どの調整をど
れくらい行うと、どのように画像が修正されるかを適正
に判断し、適正な画像修正を行うには、高度な知識や経
験を必要とする。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、フォトプリンタの検定等における
画像修正において、十分な知識や経験を有さないオペレ
ータであっても、簡易な操作で、かつ迅速に、適正な画
像の修正を行うことができ、しかも、オペレータ個人の
感性等に応じて、効率のよい修正作業を行うことができ
る画像修正方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、画像の状態またはこの画像の修正方向を
示す言語表現、およびこの言語表現に対応する画像修正
条件を予め設定しておき、前記画像に応じて、修正指示
として前記言語表現を入力し、入力された言語表現に応
じて対応する前記画像修正条件を用いて前記画像を修正
することを特徴とする画像修正方法を提供するものであ
る。
【0012】ここで、前記言語表現に対して、強度の異
なる複数の画像修正条件が設定されており、前記入力さ
れた言語表現に応じて、各画像修正条件によって修正さ
れた複数の修正画像を再現するのが好ましい。また、前
記画像に対して最初に入力された言語表現と、最終的に
施された画像修正との関係を集計し、この集計結果に応
じて、前記言語表現に対応する前記画像修正条件を更新
するのが好ましい。
【0013】また、前記画像の画像特徴量を用いて前記
画像の画像シーンの分類を行い、前記集計を分類された
画像シーン毎に行うのが好ましい。また、前記画像を写
真プリントとして再現するための、プリント方式のタイ
プ別、プリントペーパ種別、プリンタ機種別またはプリ
ンタ別、プリンタのオペレータ別および写真店別の少な
くとも1つに応じて、前記画像を分類後、前記最初に入
力された言語表現と前記最終的に施された画像修正との
関係を分類毎に集計し、この集計結果に応じて、前記言
語表現に対応する前記画像修正条件を更新するのが好ま
しい。
【0014】また、前記言語表現に対して、異なる画像
修正アルゴリズムを有する複数の画像修正条件が設定さ
れ、選択された画像修正条件に応じて画像修正を行うと
ともに、前記画像修正条件の選択回数を集計し、その結
果に応じて、前記複数の画像修正条件の各々の優先度の
更新を行うのが好ましい。また、前記集計結果に応じ
て、前記画像処理の条件設定アルゴリズムを更新するの
が好ましい。
【0015】また、前記画像処理として主要部抽出結果
に応じた濃度制御を含み、前記言語表現に応じた画像修
正として、前記主要部抽出結果に応じた濃度制御量の再
演算を含むのが好ましい。また、前記画像の修正処理に
おいて、前記修正指示として、前記言語表現を入力する
ための言語入力モードと数値入力モードとを切り換える
のが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像修正方法を添付
の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【0017】図1に、本発明の画像修正方法を実施する
デジタルフォトプリンタの一実施例のブロック図が示さ
れる。図1に示されるデジタルフォトプリンタ(以下、
フォトプリンタとする)10は、基本的に、(写真)フ
ィルムFに撮影された画像を光電的に読み取るスキャナ
12と、スキャナ12によって読み取られた画像データ
の画像処理や、フォトプリンタ10全体の制御等を行う
画像処理装置14と、画像処理装置14で処理された画
像データに応じて変調した光ビームで感光材料(印画
紙)を露光(焼き付け)し、現像処理して(写真)プリ
ントとして出力するプリンタ16とを有する。
【0018】また、画像処理装置14には、様々な処理
の選択や指示、色/濃度補正などの指示等を入力するた
めのキーボード18aおよびマウス18bを有する操作
系18と、検定のためのシミュレーション画像等を表示
するディスプレイ20が接続される。また、図示例のフ
ォトプリンタ10は、好ましい態様として、画像修正指
示の音声入力が可能となっており、操作系18には、そ
のためのマイク18cを有する。
【0019】スキャナ12は、フィルムFに撮影された
各コマの画像を光電的に読み取る装置で、光源22と、
可変絞り24と、R(赤)、G(緑)およびB(青)の
色フィルタを順次光路に作用する色フィルタ板26と、
フィルムFに入射する読取光を均一にする拡散ボックス
28と、結像レンズユニット32と、フィルムの1コマ
の画像を読み取る(エリア)CCDセンサ34と、アン
プ(増幅器)36とA/D(アナログ/デジタル)変換
器38とを有して構成される。
【0020】図示例のフォトプリンタ10においては、
新写真システム(Advanced PhotoSystem)や135サイ
ズ等のフィルムの種類やサイズ等に応じて、スキャナ1
2の本体に装着自在な専用のキャリア(図示省略)が用
意されており、キャリアを交換することにより、各種の
フィルムや処理に対応することができる。フィルムFに
撮影された各コマ(画像)は、読み取る際にキャリアに
よって、順次、所定の読取位置に搬送される。
【0021】このようなスキャナ12においては、光源
22から射出され、可変絞り24によって光量調整さ
れ、色フィルタ板26を通過して色調整され、拡散ボッ
クス28で拡散された読取光がフィルムFに入射して、
透過することにより、フィルムFに撮影されたこのコマ
の画像を担持する投影光を得る。フィルムFの投影光
は、結像レンズユニット32によってCCDセンサ34
の受光面に結像され、CCDセンサ34によって光電的
に読み取られ、その出力信号がアンプ36で増幅され、
A/D変換器38でデジタル信号に変換されて、画像処
理装置14に送られる。
【0022】スキャナ12においては、このような画像
読取を、色フィルタ板26の各色フィルタを順次挿入し
て3回行うことにより、1コマの画像をR,GおよびB
の3原色に分解して読み取る。また、スキャナ12にお
いては、フィルムFに撮影された画像の読み取りを、低
解像度で読み取るプレスキャンと、出力画像の画像デー
タを得るための本スキャンとの、2回の画像読取で行
う。プレスキャンは、スキャナ12が対象とする全ての
フィルムの画像を、CCDセンサ34が飽和することな
く読み取れるように設定された、プレスキャンの読取条
件で行われる。一方、本スキャンは、プレスキャンデー
タから、その画像(コマ)の最低濃度よりも若干低い濃
度でCCDセンサ34が飽和するように、各コマ毎に設
定された本スキャンの読取条件で行われる。従って、同
じ画像でも、プレスキャンと本スキャンの出力信号は、
解像度と出力レベルが異なる。
【0023】なお、本発明を利用するフォトプリンタ1
0においては、スキャナ12は上記構成に限定はされ
ず、これ以外にも、R,GおよびB画像の読み取りに対
応するラインCCDセンサを用いスリット走査によって
フィルムに撮影された画像を光電的に読み取るスキャ
ナ、色フィルタ板を用いず、R、GおよびBの各光をフ
ィルムに順次入射して、フィルムに撮影された画像を3
原色に分解して光電的に読み取るスキャナ等、各種のス
キャナが利用可能である。また、本発明を利用するフォ
トプリンタ10においては、フィルムFに撮影された画
像のみならず、(デジタル)フォトプリンタでプリント
と共に出力したプリントの画像データを記録したCD−
Rなどの記録媒体に記録された画像データからのプリン
ト作成、デジタルカメラ等の各種の撮像装置で撮影され
た画像データからのプリント作成、コンピュータや通信
手段から供給された画像データからプリント作成等も可
能である。
【0024】前述のように、スキャナ12からの出力信
号(画像データ)は、画像処理装置14に出力される。
図2に示されるように、画像処理装置14(以下、処理
装置14とする)は、データ処理部46、Log変換器
48、プレスキャン(フレーム)メモリ50、本スキャ
ン(フレーム)メモリ52、プレスキャン処理部54、
本スキャン処理部56、および条件設定部58を有す
る。なお、図2は、主に画像処理関連の部位を示すもの
であり、画像処理装置14には、これ以外にも、処理装
置14を含むフォトプリンタ10全体の制御や管理を行
うCPU等が配置される。
【0025】スキャナ12から出力されたR,Gおよび
Bの各出力信号は、まず、データ処理部46において、
DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正等
の所定の処理を施され、Log変換器48で変換されて
デジタルの画像データとされて、プレスキャン(画像)
データはプレスキャンメモリ50に、本スキャン(画
像)データは本スキャンメモリ52に、それぞれ記憶
(格納)される。
【0026】プレスキャンメモリ50に記憶されたプレ
スキャンデータはプレスキャン処理部54で、本スキャ
ンメモリ52に記憶された本スキャンデータは、本スキ
ャン処理部56で、それぞれ処理される。プレスキャン
処理部54は、画像処理部62および信号変換部64を
有して構成される。他方、本スキャン処理部56は、画
像処理部66および信号変換部68を有する。
【0027】プレスキャン処理部54の画像処理部62
と、本スキャン処理部56の画像処理部66は、共に、
条件設定部58の設定に応じて、スキャナ12によって
読み取られた画像(画像データ)に画像処理を施す部位
である。両者は、処理する画像データの画素密度が異な
る以外には、基本的に同様の処理を行う。
【0028】画像処理部62および画像処理部66にお
ける画像処理は、公知の各種の画像処理であって、一例
として、グレイバランス調整、階調調整、濃度調整、電
子変倍処理、シャープネス(鮮鋭化)処理、粒状抑制処
理、平滑化処理、覆い焼き処理(中間階調を維持した画
像データ圧縮による、直接露光のフォトプリンタにおけ
る覆い焼き効果の付与)、赤目補正等の1以上が例示さ
れる。
【0029】これらの各処理は、公知の方法で行えばよ
く、処理演算(アルゴリズム)、加算器や減算器による
処理、LUT(ルックアップテーブル)による処理、マ
トリクス(MTX)演算、フィルタによる処理等を適宜
組み合わせて行われる。一例を挙げれば、グレーバラン
ス調整、濃度調整および階調調整は、画像特徴量に応じ
て作成されるLUTを用いる方法が、彩度調整は、MT
X演算を用いて行う方法が、シャープネス処理は、画像
を周波数成分に分け、中・高周波数成分から得られた輝
度信号にシャープネスゲイン(鮮鋭度補正係数)を乗算
して、得られた輝度情報を低周波数成分に加算する方法
が、平滑化処理は、マスクを用いて画像データを平均化
する方法が、それぞれ例示される。
【0030】プレスキャン処理部54の信号変換部64
は、画像処理部62によって処理された画像データを、
3D(3次元)−LUT等で変換して、ディスプレイ2
0による表示に対応する画像データにする部位である。
他方、本スキャン処理部56の信号変換部68は、画像
処理部66によって処理された画像データを3D−LU
T等で変換して、プリンタ16による画像記録に対応す
る画像データに変換する部位である。
【0031】プレスキャン処理部54および本スキャン
処理部56で施す画像処理および処理条件は、条件設定
部58によって設定される。この条件設定部58は、セ
ットアップ部70、キー補正部74およびパラメータ統
合部76を有して構成される。
【0032】セットアップ部70は、本スキャンの読取
条件や、プレスキャン処理部54の画像処理部62、お
よび本スキャン処理部56の画像処理部66における画
像処理条件等を決定するものである。具体的には、セッ
トアップ部70は、プレスキャンデータから、濃度ヒス
トグラムの作成や、平均濃度、ハイライト(最低濃度)
やシャドー(最高濃度)等の画像特徴量の算出、さらに
は主要被写体抽出等を行い、前述のように本スキャンの
読取条件を設定し、さらに、濃度ヒストグラムや画像特
徴量、オペレータの指示等に応じて前記画像処理部62
および66における画像処理条件を決定し、パラメータ
統合部76に供給する。
【0033】キー補正部74は、検定等の際に、操作系
18のマイク18c等から入力された色修正、濃度修
正、コントラスト修正等の画像修正の指示に応じて、画
像の修正条件を選択し、パラメータ統合部76に供給す
る部位である。ここで、キー補正部74には、検定を行
うためにディスプレイ20に表示された仕上がり予想画
像(シミュレーション画像)について、画像の状態、具
体的には、画像の不適正な点(例えば、「濃い」、「薄
い」等)、さらに、その程度(例えば、「やや」、「か
なり」、「非常に」等)が、言語表現で設定される。ま
た、各言語表現に対して、それを修正する画像修正条件
が設定されている。この点に関しては、後に詳述する。
また、前述のように、図示例のフォトプリンタ10は、
画像修正指示の音声入力機能を有しており、キー補正部
74は、公知の音声認識手段を用いて、音声入力された
前記シミュレーション画像に対する画像修正を認識す
る。
【0034】パラメータ統合部76は、セットアップ部
70が算出した画像処理条件等を受け取り、画像処理部
62および66の所定部位に設定する。また、検定の結
果、オペレータによる画像修正の指示が入力された場合
には、キー補正部74から供給された画像修正条件に応
じて、この画像修正を行うための画像データの処理条件
の算出および画像処理部62および66への設定や、先
に画像処理部62および66に設定した画像処理条件の
修正等を行う。
【0035】前述のように、処理装置14のプレスキャ
ン処理部54で処理された画像データはディスプレイ2
0に、本スキャン処理部56で処理された画像データは
プリンタ16に、それぞれ送られる。本発明を利用する
フォトプリンタ10において、ディスプレイ20には特
に限定はなく、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(液
晶ディスプレイ)、プラズマディスプレイ等の、公知の
ディスプレイが各種利用可能である。
【0036】一方、プリンタ16は、供給された画像デ
ータに応じて感光材料(印画紙)を露光して潜像を記録
するプリンタ(焼付装置)と、露光済の感光材料に所定
の処理を施して(仕上がり)プリントとして出力するプ
ロセサ(現像装置)とを有して構成される。プリンタで
は、例えば、感光材料をプリント長に切断した後に、バ
ックプリントを記録し、次いで、R露光、G露光および
B露光の3種の光ビームを処理装置14から出力された
画像データに応じて変調して主走査方向に偏向すると共
に、主走査方向と直交する副走査方向に感光材料を搬送
することにより、感光材料を2次元的に走査露光して潜
像を記録し、プロセサに供給する。感光材料を受け取っ
たプロセサは、発色現像、漂白定着、水洗等の所定の湿
式現像処理を行い、乾燥してプリントとし、フィルム1
本分等の所定単位に仕分して集積する。
【0037】以下、フォトプリンタ10の作用を説明す
ることにより、本発明の画像修正方法について、より詳
細に説明する。
【0038】オペレータは、フィルムFに応じたキャリ
アのスキャナ12への装着、キャリア30へのフィルム
Fのセット、作成するプリントサイズ、各種の必要な指
示や情報を入力等を行った後に、プリント作成開始を指
示する。これに応じて、光源22の光量等、スキャナ1
2が所定の状態であることが確認され、さらに、可変絞
り24の絞り値等、スキャナ12がプレスキャンの読取
条件に調整された後、プレスキャンが開始され、フィル
ムFの1コマ目がキャリアによって所定の読取位置に搬
送される。
【0039】フィルムFの1コマ目が読取位置に搬送さ
れると、光源22から射出され、可変絞り24および色
フィルタ板26で調光され、拡散ボックス28で拡散さ
れた読取光が読取位置の1コマ目に入射して透過し、こ
のコマに撮影された画像を担持する投影光が結像レンズ
ユニット32によってCCDセンサ34に結像して、光
電変換され、アンプ36によって増幅されて、処理装置
14に送られる。前述のように、スキャナ12において
は、このような画像読取を、色フィルタ板26の各色フ
ィルタを順次挿入して3回行うことにより、フィルムF
に撮影された画像をR、GおよびBの3原色に順次分解
して行う。
【0040】なお、プレスキャンおよび本スキャンは、
1コマずつ行ってもよく、全コマあるいは所定の複数コ
マずつ、連続的にプレスキャンおよび本スキャンを行っ
てもよい。以下の例では、説明を明瞭にするために、1
コマずつプレスキャンおよび本スキャンを行う場合を例
に説明を行う。
【0041】CCDセンサ34からの出力は、アンプ3
6で増幅され、A/D変換器38でデジタル信号とされ
て、処理装置14に送られ、データ処理部46でオフセ
ット補正等の所定の処理を施された後、Log変換器4
8で変換されてデジタルの画像データとされ、プレスキ
ャンメモリ50に記憶される。
【0042】プレスキャンメモリ50にプレスキャンデ
ータが記憶されると、セットアップ部70がこれを読み
出し、1コマ毎の画像領域を切り出し、さらに、前述の
ように、各コマ毎に、順次、濃度ヒストグラムの作成や
画像特徴量の算出を行い、その結果から、可変絞り24
の絞り値等のそれぞれのコマの本スキャンの読取条件を
設定し、スキャナ12に送る。セットアップ部70は、
さらに、濃度ヒストグラムおよび画像特徴量等に応じ
て、画像処理条件を設定し、パラメータ統合部76に送
る。パラメータ統合部76は、設定された画像処理条件
を、プレスキャン処理部54の画像処理部62および本
スキャン処理部56の画像処理部66の所定位置に設定
する。
【0043】画像処理条件が画像処理部62および66
に設定されると、プレスキャンメモリ50からプレスキ
ャンデータが読み出され、画像処理部62において設定
された画像処理条件に応じて画像処理され、次いで、信
号変換部64でディスプレイ20での表示に応じた画像
データに変換されディスプレイ20に表示される。この
画像は、本スキャン処理部56の画像処理部66と同様
の画像処理条件で画像処理されたものであり、プリント
に再現される画像の仕上がりの予測画像、すなわちシミ
ュレーション画像である。
【0044】オペレータは、ディスプレイ20に表示さ
れたシミュレーション画像を見て、検定を行い、画像が
適正であると判定した場合には、検定OKの指示を出
し、画像の修正が必要であると判定した場合には、画像
の修正指示を入力する。
【0045】ここで、図示例のフォトプリンタ10は、
好ましい態様として、マイク18cを用いた音声入力に
よって画像の修正指示を入力することができるのは、前
述のとおりである。しかしながら、本発明において、画
像修正指示の入力は、音声入力に限定はされず、公知の
方法が各種利用可能である。例えば、キーボード18a
に後述する言語表現に対応するキーを設けてキー入力し
てもよく、キーボード18aによって言葉で後述する言
語表現で入力してもよく、また、マウス18bとディス
プレイ20を用いたGUI(Graphical User Interface)
を利用して、後述する言語表現を入力してもよい。さら
に、電子ペン等を用いて、GUIによって後述する言語
表現による修正指示を書き込んでもよい。この場合に
は、修正部分を電子ペン等で切り出して、文字やマーク
で修正指示を入力し、公知の認識手段で文字やマークを
認識して、それに応じた画像修正を行ってもよい。ま
た、複数の入力手段を選択して利用可能にしてもよく、
また、複数の入力手段を併用して、修正指示を入力して
もよい。
【0046】また、本発明においては、修正指示は、シ
ミュレーション画像を用いて行うのに限定はされない。
例えば、顧客から、先に出力したプリントの色や濃度等
の修正指示を受けて、再度プリントを作成する、プリン
トの焼き直しの場合には、シミュレーション画像を表示
せず、先に出力したプリントの画像を用いて、修正指示
を入力してもよい。
【0047】前述のように、本発明を利用するフォトプ
リンタ10のキー補正部74には、シミュレーション画
像の画像状態を示す言語表現(以下、表現とする)とし
て、画像の不適正な点(以下、指摘事項とする)、およ
び、不適正さの程度(以下、程度とする)を表現する表
現が、適宜組み合わされて、画像状態として予め設定さ
れている。また、キー補正部74には、設定された画像
状態の表現に対する画像修正条件も設定されている。図
示例のフォトプリンタ10においては、この画像状態の
表現を入力することにより、画像の修正指示を出す。
【0048】指摘事項には、特に限定はなく、画像の不
適正な点を表現する各種の言葉が利用可能である。例え
ば、「濃い」/「薄い」のような濃度に関する表現、
「青い」/「赤い」/「黄色い」のような画像の色味に
関する表現等が例示される。さらに、「赤目」、「中央
の人物の顔色が悪い」のような、画像の一部に関する指
摘であってもよい。また、程度としては、「やや」、
「かなり」、「非常に」の3段階の強度表現が例示され
ている。なお、程度は、このような3段階には限定され
ず、2段階であってもよく、4段階以上の強度表現を有
してもよい。すなわち、本例においては、画像状態に応
じた修正指示として、「(画像が)かなり濃い」、「や
や黄色い」等の表現が入力される。
【0049】前述のように、キー補正部74には、設定
された画像状態に応じた、画像の修正条件が設定されて
いる。一例として、「濃い」という指摘事項が入力され
た場合には濃度を低減するような画像修正条件が、「青
い」という指摘事項が入力された場合には青みを低減す
る(例えば、黄色の増加)ような画像修正条件が、それ
ぞれ設定されている。また、「中央の人物の顔色が悪
い」という指摘事項が入力された場合には、顔抽出結果
に応じて(画像処理のデフォルトで顔抽出が設定されて
いない場合には、顔抽出を行う)、顔エリアの肌色修正
を行う。なお、この際における顔領域は、GUI等を用
いてオペレータが指定してもよい。また、程度として
「やや」が入力された場合には、弱めの修正を行うよう
に、「かなり」が入力された場合には、若干、強めの修
正を行うように、「非常に」が入力された場合には、高
強度の修正を行うように、それぞれの指摘事項に対し
て、画像修正条件が設定されている。
【0050】なお、本例は、好ましい態様として、画像
状態として、指摘事項および程度の両者を入力したが、
本発明は、これに限定はされず、指摘事項のみで画像状
態を入力し、それに応じて、キー補正部74が画像修正
条件を選択し、画像の修正を行ってもよい。この際にお
いては、例えば、前述のように、画像が濃いと判断した
場合には、「濃い」と入力し、修正後も、まだ濃いと判
断したら、再度「濃い」と入力すればよい。
【0051】以下、「薄い」という指摘事項の入力を代
表例として、具体的な一例を説明する。但し、この説明
に関しては、他の色や濃度に関する指摘事項(さらに
は、後述する各種の指摘事項)の入力(修正指示)に対
しても利用可能である。
【0052】「薄い」という指摘事項に対しては、当然
のことであるが、画像濃度を増加するような画像修正が
行われる。図示例の装置においては、濃度調整として、
15段階[−7(キー)〜0(キー)〜+7(キー)]
が設定されている。(−)は低減を、(+)は増加をそ
れぞれ示す。従って、下記表1に示されるように、「薄
い」という指摘事項に対しては、7段階(+1〜+7)
の濃度増加が設定されており、アンダーラインで示すよ
うに、「やや」に対しては+1が、「かなり」に対して
は+4が、「非常に」に対しては+6が、それぞれ、基
本的なデフォルトとして設定されている。すなわち、画
像状態として、「やや薄い」と入力された場合には+1
分の濃度増加が、「かなり薄い」と入力場合には+4分
の濃度増加が、「非常に薄い」と入力場合には+6分の
濃度増加が、それぞれ画像修正として行われる。
【0053】
【表1】
【0054】後に詳述するが、入力された画像修正条件
に応じて、画像処理条件が調整されるので、それに応じ
て、ディスプレイ20に表示されているシミュレーショ
ン画像も変化する。例えば、「かなり薄い」という修正
指示が入力されると、+4だけ濃度が向上したシミュレ
ーション画像が表示される。オペレータは、修正によっ
て濃度が適正になったと判断すると、検定OKの指示を
出し(あるいは濃度以外の画像修正を入力し)、逆に、
適正ではないと判断した場合には、再度、「やや薄い」
等を入力して、画像濃度が適正になるまで、さらに修正
を行う。なお、シミュレーション画像の画像修正を行っ
た後、さらに修正を加える場合には、「もう少し」、
「もっと」、「行き過ぎ」等の言語表現で修正指示を入
力するようにしてもよい。
【0055】なお、以上の例においては、シミュレーシ
ョン画像を1つ表示して、修正を行い、必要に応じて修
正を繰り返すというものであるが、本発明においては、
画像状態の入力に応じて、修正強度の異なる複数のシミ
ュレーション画像(すなわち修正画像)を表示して、オ
ペレータが適正な画像を選択し、それに応じた画像を修
正してもよい。これによれば、検定にかかる時間、オペ
レータの作業量を低減し、より効率のよいプリント作成
を行うことができる。
【0056】例えば、前述の例であれば、「かなり薄
い」という画像評価では、+4キーの濃度増加がデフォ
ルトで設定されているので、この+4キーの修正を行っ
たシミュレーション画像と共に、濃度増加を+3キーお
よび+5キー行ったシミュレーション画像もディスプレ
イ20に表示する。なお、この修正強度および数は、選
択可能としてもよい。オペレータは、表示された修正強
度の異なるシミュレーション画像を見て、最も好ましい
を判断した画像を選択し、濃度に対する修正条件を確定
する。
【0057】この例においては、シミュレーション画像
は、表示すべき全てを同時にディスプレイ20に表示す
るのが好ましいが、演算速度やディスプレイ20のサイ
ズ等の関係で、これが困難である場合には、1コマある
いは複数コマずつ、順次、シミュレーション画像を表示
してもよい。この際において、シミュレーション画像の
切り替えは、例えば、オペレータによって入力されるN
Gの指示等に応じて行えばよい。
【0058】以上の例より明らかなように、本発明にお
いては、オペレータは、具体的に、どの修正を+何キー
という指示をする必要なく、抽象的な言語指示で、画像
の修正を行うことができる。
【0059】ここで、本発明においては、好ましい態様
として、画像修正のために入力された各指摘事項(修正
指示)ついて、シミュレーション画像に対して最初に入
力された画像状態と、最終的に行われた修正との関係
を、集計し、各画像状態に対応する画像修正条件を更新
するのが好ましい。例えば、最初に入力された修正指示
が「かなり薄い」で、これに応じたシミュレーション画
像の修正後、オペレータが、さらに「やや薄い」という
修正指示として、検定OKと判断したとする。この場合
には、最終的に行われた画像濃度の修正は、「(+4)
+(+1)=(+5)」となるので、指摘事項「薄い」
において、最初に入力された「かなり」について、+5
の欄を1つカウントアップする(前記複数のシミュレー
ション画像を表示する場合には、選択されたキーの欄を
カウントアップする)。なお、表1においては、説明を
明瞭にするために、基本的なデフォルト近傍のみを示し
ているが、本発明においては、各指示における集計対象
のキーには、制限はない。
【0060】このような集計を、例えば所定コマ数分集
計する。なお、集計量には、特に限定はなく、ラボ店の
処理量や規模等に応じて、例えば、1000コマ、一月
分、季節毎、一年分等、任意の量を設定すればよい。こ
の集計結果に応じて、「薄い」という指摘事項におけ
る、「やや」、「かなり」および「非常に」の、それぞ
れの程度に対するデフォルトを、最終的に施された修正
と最も合致するように更新する。例えば、表1において
は、「やや」は+1キーが、「かなり」は+3キーが、
「非常に」は+7キーが、それぞれ、それぞれ一番多
い。従って、所定コマ数の集計の結果、「やや」は、そ
のまま+1キーをデフォルトとし、「かなり」は+3キ
ーに、「非常に」は+7キーに、それぞれデフォルトを
更新する。
【0061】この集計は、フォトプリンタ10(ラボ
店)毎に行ってもよく、あるいは、フォトプリンタ10
を操作するオペレータ毎に行ってもよい。このような構
成とすることにより、ラボ店やオペレータの方針や好み
に応じた画像修正の傾向をデフォルトとして設定するこ
とができるので、シミュレーション画像に応じて、1回
の画像修正を行った後に、再度、修正を加える作業や繰
り返し修正の回数を低減することができ、すなわち、プ
リント作成の処理効率を向上することができる。さら
に、後に詳述するが、地域毎に、このような集計を行っ
てもよい。
【0062】このような集計は、画像のシーン毎に行っ
て、画像シーン毎に、画像状態に応じた画像修正条件を
更新してもよい。画像シーン分類の方法には、特に限定
はないが、一例として、濃度ヒストグラムから得られる
濃度分布パターン、画像中央部と周辺部との濃度差の関
係の、少なくとも一方を用いる、通常シーン/露光過剰
(オーバー)シーン/露光不足(アンダー)シーンの分
類が例示される。また、顔抽出結果や被写体抽出結果を
利用して行うシーンの推定によるシーン分類(例えば、
ポートレートと風景の分類)も好適である。さらに、オ
ペレータの入力によって、人物/風景/夜景/アンダー
シーン/ハイコントラストシーン等のシーン分類を行っ
てもよい。また、これらは、2以上を併用してもよい。
【0063】また、このような分類や集計を、以下のケ
ースの少なくとも一つ、すなわち、いずれか一つまたは
いずれか二つ以上の組み合せに応じて行い、言語表現と
画像修正条件の関係付けに、フィードバックをかけても
良い。すなわち、画像を写真プリントとして再現する際
に、このためのプリント方式のタイプ別、プリントペー
パ種別、プリンタ機種別またはプリンタ別、プリンタの
オペレータ別およびラボ店(写真店)別の少なくとも1
つに応じて画像を分類した後、最初に入力された言語表
現と最終的に施された画像修正との関係を分類された画
像毎に集計し、この集計結果に応じて、言語表現に対応
する画像修正条件を更新しても良い。ここで、プリント
方式のタイプとしては、例えば、銀塩写真プリント方
式、インクジェットプリント方式等を挙げることがで
き、プリントペーパ種としては、例えば、ペーパタイ
プ、面種等を挙げることができる。なお、プリンタ機種
別またはプリンタ別に応じて分類および集計を行うの
は、機差対策を行うことができるからである。
【0064】さらに、このような画像修正の集計結果を
用いて、セットアップ部70が行う画像処理条件の設定
アルゴリズムを更新してもよい。なお、集計量は、前述
の例に準じればよい。
【0065】例えば、表2に示されるように、前述の
「薄い」および「濃い」という濃度関連の指摘事項に対
して、最終的に施された修正(前述の例であれば、+5
の濃度増加)を集計しておく。ここで、表2において0
は、検定による濃度修正は無の場合で、すなわち、セッ
トアップ部70が設定した濃度調整条件が適正であった
場合である。なお、前述のように、図示例では、濃度修
正は、−7〜+7までの計15段階が設定されている
が、検定によって±3を超える修正が行われることは、
非常に少ないので、表2では省略している。表2の集計
では、このフォトプリンタ10(あるいはこのオペレー
タ)では、濃度に関しては、検定の際に、無修正である
0よりも、+1分の修正を行われることの方が多い。す
なわち、セットアップ部70が設定した濃度調整条件で
は、適正な画像より、+1分、濃度が低い場合が多い。
【0066】
【表2】
【0067】従って、セットアップ部70が設定した条
件で画像処理を施された画像(検定による修正前の画
像)が、従来に比して+1分だけ高い濃度となるよう
に、セットアップ部70が行う濃度調整条件の設定アル
ゴリズムを更新する。これにより、検定の際の画像修正
の頻度を低減し、プリント作成の処理効率を向上するこ
とができる。
【0068】以上の例は、画像の色や濃度の修正につい
てであるが、上述の方法に準じて、画像の階調や像構造
等の修正を行うことも可能であり、さらには、これらに
ついて、修正結果を集計することにより、デフォルトで
設定された画像修正条件の更新、セットアップ部70が
設定する画像処理条件設定のアルゴリズムの更新も行う
ことができる。例えば、指摘事項としては、「ぼけて
る」、「どぎつい」、「ねむい」、「かたい」等が例示
され、程度としては、前述の「やや」、「かなり」およ
び「非常に」の3種が例示される。
【0069】「ぼけてる」という指摘事項に対しては、
シャープネス処理をより強く施す画像修正が、「どぎつ
い」という指摘事項に対しては、平滑化処理をより強く
施す画像修正が、「ねむい」という指摘事項に対して
は、コントラストをより強くする画像修正が、「かた
い」という指摘事項に対しては、コントラストを低減す
る画像修正が、それぞれ例示される。また、各修正は、
入力された程度に応じて強度を変更するのは、先の例と
同様である。
【0070】ここで、コントラストの調整は、一例とし
て、階調調整の特性曲線(それに応じたLUT)を調整
することで行うことができる。図3に矢印で示すよう
に、コントラストを強くする程、特性曲線の中間値での
傾きを大きくすることにより、画像の修正を行えばよ
い。また、シャープネス処理や平滑化処理の強度は、N
×Nのマスクフィルタの係数(シャープネスゲイン)で
調整することができ、画像修正の強弱の程度に応じて、
この係数を設定すればよい。
【0071】これらの各種の画像修正においては、複数
の処理を組み合わせて、画像修正条件を設定してもよ
い。例えば、「ぼけてる」という指摘事項に対しては、
前述のシャープネス処理の強度向上に加え、コントラス
トをより強くする画像修正を行ってもよい。これに対応
して、表3および表4に示されるように、「ぼけてる」
という指摘事項に対して、シャープネス強度およびコン
トラスト強調強度のレベルを設定した、修正強度の異な
るM個(例えば、7個)の修正パターンを設定する。こ
れと共に、表4にアンダーラインで示すように、例え
ば、「ややぼけてる」という画像状態に対しては、パタ
ーン1による修正を、「かなりぼけてる」という画像状
態に対してはパターン4による修正を、「非常にぼけて
る」という画像状態に対しては、パターン6による修正
を、それぞれデフォルトで設定しておく。その上で、入
力された画像状態に応じて、対応する修正パターンで画
像修正を行う。また、この例においても、前述の集計を
行ってもよい。
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】また、前述のように、本発明においては、
指摘事項として、「赤目」のような画像状態を入力し、
赤目補正を行ってもよい。ここで、赤目補正のように、
複数種の補正方式(アルゴリズム)が知られており、画
像状態等に応じて、用いるアルゴリズムを変えた方が良
い場合には、各画像修正について、所定コマ数で採用さ
れたアルゴリズムを、シーン分類に応じて集計し、集計
結果に応じて、採用するアルゴリズムの優先度を更新し
てもよい。また、同様のことを、アルゴリズムの設定パ
ラメータで行ってもよい。
【0075】例えば、赤目補正について、色味と形状判
定によって赤目エリアを抽出し、赤目を判定して、修正
するアルゴリズム(アルゴリズム1)と、アルゴリズム
1と同様の補正を、広めの赤目判定パラメータで行うア
ルゴリズム(アルゴリズム2)と、明度の空間分布形状
によって赤目エリアを抽出して赤目修正を行うアルゴリ
ズム(アルゴリズム3)の、3つの赤目修正アルゴリズ
ムを有し、かつ、処理領域の色分布(すなわち、赤目画
素数の比率)に応じて、シーンを大、中および小の3つ
に分類する。この際において、赤目修正処理を行った所
定コマ数について、上記各シーン毎に、最終的に、どの
アルゴリズムが採用されたか集計し、下記表5に示され
るように、各シーン毎に優先順位を設定し(左が優
先)、それぞれのシーンで、優先順位の高い順にアルゴ
リズムを採用して、赤目修正処理を行う。
【0076】
【表5】
【0077】さらに、本発明においては、主要被写体抽
出を行って濃度調整を行った際に、誤抽出に起因して画
像が不適正である場合には、その旨を修正指示として入
力することにより、それに応じて濃度調整条件の再計算
して、画像修正を行ってもよい。すなわち、主要被写体
抽出を行う場合には、処理によって抽出した主要被写体
の候補領域の平均濃度を用いて濃度調整条件を設定す
る。ここで、候補領域の誤抽に起因して、濃度調整が不
適正になってしまった場合には、画像状態を修正指示と
して入力することにより、この修正指示に応じて候補領
域の平均濃度のあるべき値を求め、その値と所定以上、
濃度が離れている候補領域を除外して、残った領域の平
均濃度を用いて、濃度調整を行う。
【0078】例えば、図4のような写真において、点線
で示される3つの領域が主要被写体である顔の候補領域
として抽出されたとする。すなわち、この例では、タン
スを顔候補領域として誤抽出している。タンスの濃度は
顔よりも高い。そのため、顔候補領域の平均濃度は高く
なり、セットアップ部70は、顔領域の濃度を薄くする
ように、画像処理条件(濃度調整条件)を設定する。そ
の結果、適正に抽出された顔領域の濃度は、適正な画像
に比して薄くなってしまう。
【0079】このようなシミュレーション画像を見たオ
ペレータは、これに対し、必要に応じて顔候補領域の誤
抽出である旨の入力を行った後、例えば、「かなり薄
い」という画像状態を修正指示として入力する。これに
より、抽出領域の濃度と理想平均濃度との関係により、
濃度調整に悪影響を与えている誤抽出領域を判別でき
る。顔の濃度が「薄い」という画像状態では、顔領域の
濃度を濃くする修正を行う必要がある。ここで、タンス
の濃度は、顔の理想平均濃度よりも高いのが通常であ
り、仮にこの領域が顔であれば、これ以上、濃くする修
正をすれば、画像はより不適正になる。すなわち、この
領域に施す修正は、オペレータによる指示に矛盾するこ
とになり、顔領域候補として抽出したタンスの領域が誤
抽出であることが判定できる。これに応じて、これ以外
の顔候補抽出結果を用いて、再度、濃度調整条件を算出
し、画像を修正する。
【0080】以上の例では、画像状態を入力することに
より、検定における画像修正の指示を入力している。し
かしながら、本発明はこれに限定はされず、検定におけ
る画像修正の指示として、画像修正の方向を(言語)表
現で入力してもよい。本例においても、表現方法が異な
る以外は、これまで説明した例と全く同様にして画像の
修正を行うことができる。
【0081】修正方向の表現には特に限定はなく、例え
ば、「青みをやや抑える」、「濃度をかなり高くす
る」、「シャープネスを非常に強くする」等、実施する
修正とその程度とで表現すればよく、あるいは、「青み
を抑える」、「シャープネスを強調する」などの、実施
する修正のみの入力で修正指示を行ってもよい。画像修
正条件も、前述の画像状態の入力に準じればよく、例え
ば、修正指示が「青みをやや抑える」であれば、Yを+
1する「濃度をかなり高くする」であれば、濃度を+4
すればよい。
【0082】従来の画像修正方法では、例えば、画像が
全体的に青い場合にはイエローを何キーか増加したり、
濃度を低減する場合には濃度を何キーか低下する等、画
像に応じた具体的な操作が必要であり、適正な修正を迅
速に行うためには、高い経験と知識が必要である。これ
に対し、本発明によれば、オペレータは、具体的な修正
指示の入力は、何ら行う必要はなく、「かなり青い」等
の画像状態や、「青を抑える」等の修正方向を入力する
だけで、適正な画像修正を行うことができる。従って、
本発明によれば、十分な知識や経験を持たないオペレー
タでも、迅速に、かつ、適正な画像修正(検定)を行っ
て、高い生産性でプリント作成を行うことができる。
【0083】オペレータが、以上説明したように、オペ
レータが画像修正の入力(画像状態の入力、もしくは、
修正方向の入力)を行うと、修正の信号は調整の信号
は、キー補正部74に送られる。なお、検定時における
画像の修正は、1つの画像状態(修正方向)に対してに
限定されないのはもちろんであり、例えば、前述の「や
や薄い」の修正を入力し、濃度が適正になったら、次い
で、「かなりねむい」等の修正を入力してもよい。キー
補正部74は画像修正の入力に応じた画像修正条件を選
択し、これをパラメータ統合部76におくる。パラメー
タ統合部76は、送られた画像修正条件に応じて、画像
処理部62および画像処理部66に対し、この修正を行
うための処理条件の設定や、先に設定した画像処理条件
の修正等を行う。従って、オペレータによる入力に応じ
て、ディスプレイ20に表示される画像も変化する。
【0084】オペレータは、検定の結果、ディスプレイ
20に表示される画像が適正であると判定(検定OK)
すると、キーボード18a等を用いて、出力指示を行
う。
【0085】これにより、そのコマ(画像)に施す画像
処理が確定し、本スキャンが開始される。本スキャンが
開始されると、スキャナ12において可変絞り24の絞
り値等が設定された本スキャンの読取条件に調整され
る。本スキャンは、この読取条件と解像度が異なる以外
は、プレスキャンと同様に行われ、CCDセンサ34の
出力信号はアンプ36、A/D変換器38で処理され、
処理装置14のデータ処理部46で処理されて、Log
変換器48で本スキャンデータとされ、本スキャンメモ
リ52に送られる。
【0086】本スキャンデータが本スキャンメモリ52
に送られると、本スキャン処理部56によって読み出さ
れ、画像処理部66において確定した画像処理条件で画
像処理され、次いで、信号変換部68で変換されて出力
用の画像データとされ、プリンタ16に出力され、この
画像データを再生したプリントが作成される。
【0087】上述した種々の画像修正処理においては、
オペレータによる修正指示入力は、操作系18のマイク
18cを用いた音声による言語表現の入力、またはキー
ボード18aやマウス18bによる言語表現の入力で行
われているが、本発明はこれに限定されず、入力オペレ
ータによる修正指示として、言語表現を入力するための
言語入力モードと、直接修正量を数値として入力する従
来の数値入力モードとを備え、これらの2つのモード切
り換える機能を持つようにしておくのが好ましい。この
ようなモード切り換え機能としては、例えば、オペレー
タが操作系18のキーボード18aやマウス18bを用
いて、マニュアルでモードを切り換える方法でも良い
し、オペレータの社員カードなどのIDカードやスキル
などの登録カードなどをフォトプリンタ10にセットす
ると、そのオペレータのIDやスキルに応じて予め設定
されているモードが自動的に読み出され、フォトプリン
タ10が読み出されたモードとなる方法でも良い。
【0088】このようにしておくことにより、熟練した
オペレータ(ベテラン)の場合は、数値入力モードを使
うことができ、十分な知識や経験を持たないオペレータ
(新人)の場合は、言語表現を入力するための言語入力
モードを使うことができ、このように新人とベテランと
で、2つのモードを使い分けることができる。もちろ
ん、新人でも熟練度(レベル)が上がってきたら、数値
入力モードの方が作業し易くなる。あるいは、細かい設
定を行いたい場合には、数値入力モードの方が操作に適
している。従って、オペレータの知識や経験や熟練度に
応じて、または、修正の対象とする画像の種類やその処
理内容や操作等に応じて、2つのモードを使い分けるこ
とができる。
【0089】ところで、以上の例においては、画像修正
の結果をフォトプリンタ10毎、あるいは、オペレータ
毎に集計することにより、ラボ店やオペレータの方針や
好みに応じて、画像修正条件の更新や画像処理条件の設
定パラメータ(アルゴリズム)を更新している。しかし
ながら、本発明は、これに限定はされず、地域毎や季節
に、同様の集計を行って、画像修正条件の更新等を行う
ことにより、好みや方向性を反映させた修正を行っても
よい。
【0090】例えば、フォトプリンタ10において、プ
リントを日本人好みの肌色に仕上げよるように画像処理
や画像修正等のアルゴリズム(以下、単にアルゴリズム
とする)が設定されていた場合、同じ機種のプリンタを
同じアルゴリズムのままで欧州で使用すると、欧州人に
とっては好みの色にならないことがある。また、日本で
の太陽光による撮影を基準にアルゴリズムが設定されて
いた場合、日本と緯度が大幅に異なる地域で同じ機種の
フォトプリンタを同じアルゴリズムで使用すると、この
地域では日本と太陽光も異なるので、日本と同じ品質の
プリントを得ることができない。
【0091】このような不都合を解消するために、地域
毎に画像修正の傾向を蓄積し、アルゴリズムを更新す
る。例えば、オペレータが検定による画像修正を行う
際、シーン分類した上で、ある地域について、オペレー
タの画像修正の傾向がコントラストを強調するのが好ま
れるとか、コントラストを抑え目にするのが好まれると
かという傾向が分かれる場合には、その地域について
は、パラメータをその傾向に合わせて直すようにする。
シーン分類は、前述の例と同様に行えばよい。
【0092】この他、アルゴリズムの更新例としては、
コントラスト強調や解像度(シャープネス)のかけ方と
か、あるいは、人物肌色の色味や濃度の目標値を変えて
やる等が例示される。これは、人物、好ましい肌色とい
うのが地域によって違うと考えられるため、その地域に
よる違いを考慮したものである。東洋人を基準にした肌
色よりも欧州では、人の顔は、より濃度を薄くする方が
好まれ、オペレータが濃度を引く傾向があるため、蓄積
データから判定して、顔抽出後、デフォルト値より濃度
が薄目になるようアルゴリズムが自動で更新されるよう
にする。
【0093】上述したようにオペレータによる画像修正
を処理コマ数、分類し、特定のシーン分類との関連性を
調べ、その後、所定のシーン分類において、各パラメー
タについて統計的な画像修正傾向を反映させて、所定コ
マ数でアルゴリズムを更新し最適化する。なお、このと
き、蓄積データも所定コマ数で最新データに更新するの
が好ましい。
【0094】また、上記処理においては、季節ごとにシ
ーン分類の種類やデータ蓄積期間を設定するようにして
もよい。例えば、スキー場周辺においては、冬季のみシ
ーン中のハイライト比に応じて判定する「雪シーン」分
類を追加したり、「雪シーン」に対し、白さを強調する
階調特性を適用するようにしてもよい。
【0095】また、ある一定の地域において、その地域
内の各ラボ店と、その地域のラボ管理センタとをネット
ワークで結び、各ラボ店でのオペレータによる修正情報
をラボ管理センタで収集し、その地域全体の傾向を把握
し、あるタイミングでその地域全体のラボ店の画像処理
アルゴリズムを修正し、更新されたアルゴリズムを各ラ
ボ店に配布するようにして、ラボ管理センタでその地域
のアルゴリズム更新処理を地域単位で行うようにしても
よい。
【0096】また、上記処理を行う際、顧客IDとセッ
トでデータ記録を行い、顧客毎にデータの管理を行い、
顧客別にパラメータの最適化を行うようにしてもよい。
なお、フォトプリンタの代わりに各顧客の家庭用プリン
タに対して上記処理を行うようにすることもできる。
【0097】上に述べた例によれば、顧客個人、あるい
は地域性または季節等によりシーン毎に好みの傾向が変
わることに対応し、適切な画像再生が可能となる。ま
た、フォトプリンタ製造時に、その製品輸出先の各地域
の傾向に合わせて一々パラメータを設定する必要がなく
なり、製品製造出荷作業も容易となる。さらに、プリン
ト処理とモニタ表示処理とで、リクエスト内容を分ける
様にしてもよいし、特定コマに限定して、登録データ処
理の停止や、特定のリクエスト処理を指定できる様にし
てもよい。
【0098】以上、本発明の画像修正方法について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。例えば、以
上の例は、本発明の画像修正方法をデジタルフォトプリ
ンタに利用したが、本発明は、フィルムに撮影された画
像の投影光で感光材料を露光する、通常の直接露光のフ
ォトプリンタにも利用可能である。
【0099】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、フォトプリンタの検定等における画像修正にお
いて、十分な知識や経験を有さないオペレータであって
も、簡易な操作で、かつ迅速に、適正な画像の修正を行
うことができ、しかも、オペレータ個人の感性に応じ
て、効率のよい修正作業を行うことができ、(写真)プ
リント等の生産効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置を実施するデジタルフ
ォトプリンタの一実施例のブロック図である。
【図2】 図1に示されるデジタルフォトプリンタの画
像処理装置の一実施例のブロック図である。
【図3】 本発明の画像修正方法の一例を説明するため
の図である。
【図4】 本発明の画像修正方法の別の例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 (デジタル)フォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 操作系 20 ディスプレイ 22 光源 24 可変絞り 28 拡散ボックス 32 結像レンズユニット 34 CCDセンサ 36 アンプ 38 A/D変換器 46 データ処理部 48 Log変換器 50 プレスキャン(フレーム)メモリ 52 本スキャン(フレーム)メモリ 54 プレスキャン処理部 56 本スキャン処理部 58 条件設定部 62,66 画像処理部 64,68 信号変換部 70 セットアップ部 74 キー補正部 76 パラメータ統合部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の状態またはこの画像の修正方向を示
    す言語表現、およびこの言語表現に対応する画像修正条
    件を予め設定しておき、前記画像に応じて、修正指示と
    して前記言語表現を入力し、入力された言語表現に応じ
    て対応する前記画像修正条件を用いて前記画像を修正す
    ることを特徴とする画像修正方法。
  2. 【請求項2】前記言語表現に対して、強度の異なる複数
    の画像修正条件が設定されており、前記入力された言語
    表現に応じて、各画像修正条件によって修正された、複
    数の修正画像を再現する請求項1に記載の画像修正方
    法。
  3. 【請求項3】前記画像に対して最初に入力された言語表
    現と、最終的に施された画像修正との関係を集計し、こ
    の集計結果に応じて、前記言語表現に対応する前記画像
    修正条件を更新する請求項1または2に記載の画像修正
    方法。
  4. 【請求項4】前記画像の画像特徴量を用いて前記画像の
    画像シーンの分類を行い、前記集計を分類された画像シ
    ーン毎に行う請求項3に記載の画像修正方法。
  5. 【請求項5】前記画像を写真プリントとして再現するた
    めの、プリント方式のタイプ別、プリントペーパ種別、
    プリンタ機種別またはプリンタ別、プリンタのオペレー
    タ別および写真店別の少なくとも1つに応じて前記画像
    を分類後、前記最初に入力された言語表現と前記最終的
    に施された画像修正との関係を分類毎に集計し、この集
    計結果に応じて、前記言語表現に対応する前記画像修正
    条件を更新する請求項3に記載の画像修正方法。
  6. 【請求項6】前記言語表現に対して、異なる画像修正ア
    ルゴリズムを有する複数の画像修正条件が設定され、選
    択された画像修正条件に応じて画像修正を行うと共に、
    前記画像修正条件の選択回数を集計し、その結果に応じ
    て、前記複数の画像修正条件の各々の優先度の更新を行
    う請求項1〜5のいずれかに記載の画像修正方法。
  7. 【請求項7】前記集計結果に応じて、前記画像処理の条
    件設定アルゴリズムを更新する請求項3〜6のいずれか
    に記載の画像修正方法。
  8. 【請求項8】前記画像処理として主要部抽出結果に応じ
    た濃度制御を含み、前記言語表現に応じた画像修正とし
    て、前記主要部抽出結果に応じた濃度制御量の再演算を
    含む請求項1〜7のいずれかに記載の画像修正方法。
  9. 【請求項9】前記画像の修正処理において、前記修正指
    示として、前記言語表現を入力するための言語入力モー
    ドと、数値入力モードとを切り換える請求項1〜8のい
    ずれかに記載の画像修正方法。
JP2001140083A 2000-05-10 2001-05-10 画像修正方法 Pending JP2002033906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140083A JP2002033906A (ja) 2000-05-10 2001-05-10 画像修正方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-136642 2000-05-10
JP2000136642 2000-05-10
JP2001140083A JP2002033906A (ja) 2000-05-10 2001-05-10 画像修正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002033906A true JP2002033906A (ja) 2002-01-31

Family

ID=26591581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001140083A Pending JP2002033906A (ja) 2000-05-10 2001-05-10 画像修正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002033906A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503977A (ja) * 2005-07-29 2009-01-29 キヤノン リサーチ センター フランス 多次元デジタル信号のフィルタリング方法及び装置、並びに、関連する符号化/復号化方法及び装置
CN106204423A (zh) * 2016-06-28 2016-12-07 广东欧珀移动通信有限公司 一种基于增强现实的图片调整方法、装置及终端

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02170281A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像変換装置
JPH04253287A (ja) * 1991-01-29 1992-09-09 Fujitsu Ltd カラ−画像描画装置
JPH04342365A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Brother Ind Ltd 色変更装置
JPH09120448A (ja) * 1996-10-07 1997-05-06 Canon Inc 画像処理装置及び方法
JPH09265379A (ja) * 1996-02-09 1997-10-07 Canon Inc 画像操作装置及び方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02170281A (ja) * 1988-12-23 1990-07-02 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像変換装置
JPH04253287A (ja) * 1991-01-29 1992-09-09 Fujitsu Ltd カラ−画像描画装置
JPH04342365A (ja) * 1991-05-20 1992-11-27 Brother Ind Ltd 色変更装置
JPH09265379A (ja) * 1996-02-09 1997-10-07 Canon Inc 画像操作装置及び方法
JPH09120448A (ja) * 1996-10-07 1997-05-06 Canon Inc 画像処理装置及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503977A (ja) * 2005-07-29 2009-01-29 キヤノン リサーチ センター フランス 多次元デジタル信号のフィルタリング方法及び装置、並びに、関連する符号化/復号化方法及び装置
JP4718609B2 (ja) * 2005-07-29 2011-07-06 キヤノン リサーチ センター フランス 多次元デジタル信号のフィルタリング方法及び装置、並びに、関連する符号化/復号化方法及び装置
CN106204423A (zh) * 2016-06-28 2016-12-07 广东欧珀移动通信有限公司 一种基于增强现实的图片调整方法、装置及终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4081219B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
US6697537B2 (en) Image processing method and apparatus
US20020030831A1 (en) Image correction method
US7289664B2 (en) Method of detecting and correcting the red eye
JP3590265B2 (ja) 画像処理方法
US6603878B1 (en) Image processing method
US6834127B1 (en) Method of adjusting output image areas
JP3913356B2 (ja) 画像処理方法
JP2000050080A (ja) フィルム露出不足ガンマ、シ―ンバランス、コントラスト正規化及び画像鮮明化のデジタル画像処理を含むデジタル写真仕上げシステム
JPH11341279A (ja) 画像処理方法
US6459500B1 (en) Image processing apparatus
JP3405266B2 (ja) 画像処理方法および装置
JP3408770B2 (ja) 画像処理装置
JP4049986B2 (ja) 出力画像領域調整方法
US20020036780A1 (en) Image processing apparatus
JP2001223891A (ja) 画像処理方法
JP2000040154A (ja) 画像処理方法及び装置
US20050129287A1 (en) Image processing method
US6690487B1 (en) Method and apparatus for image processing
JP2002033906A (ja) 画像修正方法
JP2001222710A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3929210B2 (ja) 画像処理方法および装置
JP2001174922A (ja) 証明写真撮影装置と画像処理装置及び証明写真作成システム
JPH11275365A (ja) 画像処理方法および装置
JP2001245153A (ja) 画像処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080204

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080204

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608