JP2002033118A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JP2002033118A JP2000215043A JP2000215043A JP2002033118A JP 2002033118 A JP2002033118 A JP 2002033118A JP 2000215043 A JP2000215043 A JP 2000215043A JP 2000215043 A JP2000215043 A JP 2000215043A JP 2002033118 A JP2002033118 A JP 2002033118A
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Koji Imasaka
功二 今坂
Hidehiko Tajima
英彦 田島
Tsutomu Hashimoto
勉 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電中特に高温環境下において電極表面に
おける電解液の副反応を抑制し、リチウム二次電池のサ
イクル寿命が向上させる集電体との接着性が高く、活物
質が集電体から剥離しにくい二次電池用負極を得、電極
劣化が少なくサイクル寿命の長い二次電池を得る。 【解決手段】 リチウム複合酸化物を主成分とする正極
と、炭素材料を主成分とする負極との間にリチウムイオ
ンを含有する電解液を備えてなるリチウム二次電池であ
って、上記電解液に、リチウム金属塩を溶解した有機系
溶媒と、1×10 -4〜10重量%の界面活性剤を含有す
るものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
に関し、詳しくは電極と電解液との副反応が抑制され、
サイクル寿命を向上させたリチウム二次電池である。
【0002】
【従来の技術】近年、高エネルギー密度および高電圧を
有する電池としてリチウム二次電池が注目されている。
このようなリチウム二次電池は、マンガン酸リチウム、
コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム等のリチウム
含有複合酸化物を活物質とする正極と、黒鉛やコークス
等の炭素材料を活物質とする負極との間にリチウムイオ
ンを含有する有機系溶媒を充填したものである。一般
に、このようなリチウム二次電池の電解液としては、エ
チレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート
(DMC)、プロピレンカーボネート等の非プロトン性
有機系溶媒、あるいはこれらの二種以上の混合有機系溶
媒に、LiBF4、LiClO4、LiPF6等のリチウ
ム塩を溶解したものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリチウム二次電池における充放電の際に電解液が置
かれる環境は、負極表面付近においては還元作用が非常
に強い環境に、正極表面付近において酸化作用が非常に
強い環境となるため、これら電極表面における電解液の
還元反応または/および酸化反応はさけられず、電解液
が電極を構成する活物質との間で副反応を起こして分解
劣化するために、電池容量低下が促進されるという問題
があった。特にこの現象は高温下において顕著であっ
た。
【0004】従来、このような電極と電解液との副反応
を防ぐために、予め電極と電解液との間で積極的に副反
応を進行させ、電極活物質表面に副反応物からなる固体
電解質界面膜(SEI膜)を形成するエージングといわ
れる方法等が提案されている。しかしながら、このよう
なエージング法においては、電極容量を低下させない均
一なSEI膜を得ることは難しく、また充放電を繰り返
すことによって、このSEI膜上に新たな副産物による
SEI膜が成長するためにその効果は十分なものではな
かった。また、電極と電解質との副反応を防ぐ他の方法
としては、界面活性剤によりコーティングされた活物質
を用いる方法や、予め電極表面に界面活性剤の膜を形成
しておく方法などが挙げられる。しかしながら、上記前
者の方法においては、活物質のスラリー化の際に、表面
からコーティングがはがれる恐れがあり、後者の方法に
おいては電極を界面活性剤を添加した溶液に侵漬する工
程が必要となり、そのために電池の製造工程が煩雑にな
るといった問題があった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、充放電中特に高温環境下において電
極表面における電解液の副反応を抑制し、リチウム二次
電池のサイクル寿命を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】係る課題を解決するため
に、本発明のリチウム二次電池においては、電解液に界
面活性剤を添加することにより電極表面に界面活性剤の
被膜を形成し、電極表面における電解液の副反応を防ぐ
ことによって、リチウム二次電池のサイクル寿命を向上
するものである。特に高温下における電解液の副反応を
抑制するものである。すなわち、本発明のリチウム二次
電池は、リチウム複合酸化物を主成分とする正極と、炭
素材料を主成分とする負極との間にリチウムイオンを含
有する電解液を備えてなるリチウム二次電池であって、
上記電解液が、リチウム金属塩を溶解した有機系溶媒
と、1×10-4〜10重量%の界面活性剤を含有するも
のである。上記界面活性剤としては、アニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、中性界面活性剤、両性界
面活性剤から選ばれるものであることが好ましい。ま
た、パープルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロ
アルキルリン酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸
塩、トリメチルアンモニウムパーフルオロアルキル塩、
エチレンオキシド付加型アンモニウム塩の群から選ばれ
る1種あるいは2種以上の界面活性剤であることが望ま
しい。
【0007】このようなリチウム二次電池であれば、電
解液に界面活性剤を添加するだけで負極正極の両極表面
に上記界面活性剤による被膜を形成することができ、電
極表面において活物質と電解質とのが直接接触するのを
防ぐことができるため、電解液の副反応を抑制すること
ができる。よって、電解液の副反応に起因する電池劣化
が少なく、サイクル寿命の長いリチウム二次電池を得る
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明のリチウム二次電池に用いる電解液
は、有機系溶媒にリチウム塩を溶解したものに界面活性
剤を添加してなるものである。
【0009】上記有機系溶媒としては、通常用いられて
いるものを用いることができ、例えば、エチレンカーボ
ネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、プ
ロピレンカーボネート、エチレンカーボネート-ブチロ
ラクトン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒド
ロフラン、ジオキソラン、4-メチルジオキソラン、ス
ルホラン、1,2-ジメトキシエタン、ジエチルカーボネ
ート、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、N,N-
ジメチルホルムアミド、ジエチレングリコール、ジメチ
ルエーテル等の非プロトン性溶媒、あるいはこれらの溶
媒二種以上の混合溶媒が用いられる。また、上記有機系
溶媒に添加されるリチウム塩としては、LiBF4、L
iClO4、LiAsF6、LiSbF6、LiAlO4
LiAlCl4、LiPF6、LiN(CxF(2X+1)S
2)(CyF(2Y+1)SO2)(XYは自然数)、Li
Cl、LiI等を用いることができる。これらは単独で
用いてもよいし、また二種以上を混合した状態で用いて
もよい。
【0010】上記界面活性剤としては、上記電解液に含
有されリチウム二次電池に組み込まれるものであるた
め、上記電解液への分散性が高いこと、電池の酸化還元
反応により分解することがない反応性の低いものである
こと、高温下においても変性または分解せず安定した特
性を有する耐熱性の高いものであること、また、電解液
のイオン伝導性を妨げないイオン伝導性が高いものであ
ること等の特性を有するものであれば、アニオン性界面
活性剤、カチオン性界面活性剤、中性界面活性剤、両性
界面活性剤等、各種界面活性剤を1種または2種以上混
合して用いることができる。
【0011】上記アニオン性界面活性剤としては、N-ア
シルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシ
ル化ペプチド、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ス
ルホンコハク酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、N-ア
シルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル
硫酸塩、アルキルアリルエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸
塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、下記化学式
(1)で示されるパーフルオロアルキルスルホン酸塩、
下記化学式(2)で示されるパーフルオロアルキルリン
酸塩、下記化学式(3)で示されるパーフルオロアルキ
ルカルボン酸塩などが挙げられる。中でも、フッ素含有
アニオン界面活性剤が反応性が低く、耐熱性に優れるた
め好ましい。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】
【化3】
【0015】上記化学式(1)〜(3)中、R1は、(C
2)nH、(CF3)nF、(CH2)n-(CF 3)mFのいずれか
を示し、n、mは5〜20の整数を示す。また、XはL
i、Na、アンモニウム化合物等を示す。
【0016】上記カチオン性界面活性剤としては、アル
キルアミン塩、モノアルキルトリメチルアンモニウム
塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、下
記化学式(4)で示されるトリメチルアンモニウムパー
フルオロアルキル塩、下記化学式(5)で示されるエチ
レンオキサイド付加型アンモニウム塩などが挙げられ
る。中でも、フッ素含有カチオン界面活性剤が反応性が
低く耐熱性に優れるため好ましい。
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】上記化学式(4)、(5)中、R1は(C
2)nH、(CF3)nF、(CH2)n-(CF3)mFのいずれか
の基を示し、R2はCH3またはCF3を示し、R3は
(CH2)nHを示し、R4は(CH2CH2O)nHを示
し、n、mは5〜20の整数を示す。またXはF、C
l、Br、I等のハロゲンまたは下記化学式(6)〜
(8)に示された有機アニオン等が挙げられる。)
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】上記化学式(6)〜(8)中、R1は(C
2)nH、(CF3)nF、(CH2)n-(CF3)mFのいずれか
の基を示し、nは5〜20の整数を、mは5〜20の整
数を示す。
【0024】中性界面活性剤としては、ポリオキシエチ
レングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ソルビタミン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、パーフルオロアルキルEO付加物,パーフル
オロアルキルアミンオキサイド等が挙げられる。
【0025】両性界面活性剤としては、アルキルジメチ
ルカルボキシベタイン、アルキルアミノカルボン酸塩、
パーフルオロアルキルベタイン等が挙げられる。
【0026】上記界面活性剤の添加量としては、電解液
に対して1×10-4〜10重量%、好ましくは、1×1
-4〜5重量%であることが好ましい。1×10-4重量
%未満であると、電極表面上に均一な被膜を形成するこ
とができず、10重量%を超えると、電解液のイオン伝
導特性を阻害することとなる。
【0027】上記界面活性剤は電解液中に溶解し、リチ
ウム二次電池に組み込まれた際に、電極との静電的な相
互作用により電極表面に界面活性剤が自己集合的に集合
密着して被膜を形成する。この界面活性剤の被膜によ
り、電極の活物質と電解液が直接接することがなくな
り、電解液の副反応が抑制されることとなる。イオンの
性質上、アニオン性界面活性剤においては正極に付着し
やすく、カチオン性界面活性剤においては負極に付着し
やすいと考えられる。よって、電解液にはアニオン性界
面活性剤と、カチオン性界面活性剤とを組み合わせて用
いることが好ましい。このようにすれば、正極表面、負
極表面ともに、均一な被膜が形成される。また、電解液
には界面活性剤が溶解しているので、被膜は充放電中に
も形成されるため、従来のように電極より被膜が剥離す
ることがなく、長期にわたって電解液の副反応を抑制す
ることができる。
【0028】上記界面活性剤が添加された電解液は、セ
パレータに含侵して上記負極と正極との間に狭持されて
リチウム二次電池に組み込まれる。上記セパレータは、
通常使用される微多孔質ポリプロピレン等不織布等のポ
リオレフィン系の多孔質膜を使用することができる。上
記負極は、通常リチウム二次電池に用いられる活物質と
して黒鉛、コークス等の炭素材料をポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)等の結着剤により一体化したものを用い
ることができる。
【0029】上記正極としては、通常リチウム二次電池
に用いられるものでよく、例えば、次に例示するような
ものを活物質をPVDF等の結着剤で一体化したものを
用いることができる。 (1)TiS2、MoS3、NbSe、FeS、VS2
VSe2等の層状構造を有する金属カルコゲン化物。 (2)CoO2、Cr35、TiO2、CuO、V36、M
oO、V25、Mn2Oの金属酸化物。 (3)ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリパラフェニ
レン、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電性を有す
る共役系高分子化合物質。 (4)LiCoO2、LiNiO2やLiMn24、さら
には各々におけるCo、NiあるいはMnの一部を他の
元素、例えばCo、Mn、Fe、Ni等で置換したリチ
ウム含有複合酸化物。 特に、正極としては上記(4)に示したリチウム含有複
合酸化物を活物質とする正極が好適に用いられる。ま
た、これらの活物質に、黒鉛、アセチレンブラック、カ
ーボンブラック等の導電剤を必要に応じて配合すること
ができる。
【0030】このようなリチウム二次電池においては、
正極表面、負極表面に界面活性剤の被膜が形成されるの
で、電極の活物質と電解液が直接接触することがなく副
反応が抑制されるので、サイクル寿命が長くなる。
【0031】
【実施例】次に、本発明の実施例を示して、より具体的
に説明する。 (実施例1) 1、電解液の調整 ECとDMCとを混合比EC:DMCが1:2となるよ
うに混合し、この混合溶媒にLiPF6 を1M溶解し
た。この溶液に界面活性剤として、パーフルオロアルキ
ルカルボン酸リチウム塩を0.1重量%添加し電解液を
調整した。 2、負極の作製 負極活物質として黒鉛95重量%と結着剤としてPVD
F5重量%とを溶剤のNMPに固形分50%となるよう
に混合しスラリーとした。次いで、このスラリーを集電
体となる銅箔の一方の面上に塗布し、この塗膜を80℃
で1時間乾燥した。次いで、銅箔の他方の面上にも同様
にして上記塗膜を形成した。次いで、集電体上の塗膜を
ローラープレスにて膜密度が1.4g/cm3となるよ
うに成形した。次いで、この集電体上の塗膜を、130
℃で12時間、0.01〜1atmでで減圧加熱乾燥
し、実施例1における負極を作製した。
【0032】2、正極の作製 正極活物質としてマンガン酸リチウム90重量%、導電
剤として黒鉛を5重量%、結着剤としてPVDF5重量
%を、溶剤のNMPに固形分50%となるように混合し
てスラリーとし、これを集電体となるアルミ箔の一方の
面上に塗布し、この塗膜を80℃1.5時間乾燥した。
次いで、アルミ箔のもう一方の面にも同様にして、塗膜
を形成した。次いで、集電体上の塗膜をローラープレス
にて膜密度が2.4g/cm3となるように成形した。
次いで、この集電体上の塗膜を、110℃で12時間加
熱乾燥し、正極を作製した。
【0033】4、リチウム二次電池の作製 上記負極と正極との間に微多孔質ポリプロピレン製のセ
パレータを挟み、ステンレス缶に収納したのち、このス
テンレス缶に上記電解液を封入して実施例1におけるリ
チウム二次電池を作製した。
【0034】(実施例2、3)界面活性剤の添加量を表
1に示す値に変えた以外は、実施例1と同様の方法にて
実施例2および3のリチウム二次電池を得た。 (実施例4、5)界面活性剤を表1に示すもの(実施例
4はアルキルジメチルアンモニウム6フッ化リン酸塩、
実施例5においてはポリオキシエチレンアルキルメチル
アンモニウム6フッ化リン酸塩)に変え、その添加量を
1重量%とした以外は、実施例1と同様にして実施例
4、5のリチウム二次電池を得た。 (比較例1)界面活性剤を電解液に添加しないこと以外
は、実施例1と同様にして比較例1のリチウム二次電池
を得た。 (比較例2)界面活性剤の添加量を20重量%とした以
外は実施例1と同様にして比較例2のリチウム二次電池
を得た。
【0035】[性能試験]実施例1〜5および比較例1、
2のリチウム二次電池においてはじめの容量aと、10
0サイクル後の容量bを測定し、容量維持率(b/a)
×100(%)を算出した。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】以上、実施例の結果から、界面活性剤を特
定量添加したリチウム二次電池においては、入れないも
のに比べてサイクル寿命が長いことがわかる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、電解液に界面活性剤を添加するだけで、電極表面に
界面活性剤の被膜を形成することができるので、面倒な
工程を必要とせずとも電極液の副反応を抑制することが
でき、得に高温下において前記副反応を抑制されるの
で、電解液への劣化に起因するリチウム二次電池の容量
低下が少なく、サイクル寿命の長いリチウム二次電池と
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 勉 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 5H029 AJ05 AK03 AK05 AK16 AL06 AL07 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 DJ08 DJ09 EJ11 HJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウム複合酸化物を主成分とする正極
    と、炭素材料を主成分とする負極との間にリチウムイオ
    ンを含有する電解液を備えてなるリチウム二次電池であ
    って、 上記電解液が、リチウム金属塩を溶解した有機系溶媒
    と、1×10-4〜10重量%の界面活性剤を含有するも
    のであることを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 上記界面活性剤が、アニオン性界面活性
    剤、カチオン性界面活性剤、中性界面活性剤、両性界面
    活性剤から選ばれるものであるを特徴とする請求項1に
    記載のリチウム二次電池。
  3. 【請求項3】 上記界面活性剤がパープルオロアルキル
    スルホン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸塩、パーフ
    ルオロアルキルカルボン酸塩、トリメチルアンモニウム
    パーフルオロアルキル塩、エチレンオキシド付加型アン
    モニウム塩の群から選ばれる1種あるいは2種以上の界
    面活性剤であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のリチウム二次電池。
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