JP2002028125A - 蛍光内視鏡装置 - Google Patents

蛍光内視鏡装置

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JP2002028125A
JP2002028125A JP2000214727A JP2000214727A JP2002028125A JP 2002028125 A JP2002028125 A JP 2002028125A JP 2000214727 A JP2000214727 A JP 2000214727A JP 2000214727 A JP2000214727 A JP 2000214727A JP 2002028125 A JP2002028125 A JP 2002028125A
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    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/043Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances for fluorescence imaging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励起光の照射により生体組織から発生する自
家蛍光像を撮像する蛍光内視鏡装置において、内視鏡挿
入部挿入時および抜去時に、励起光が被験者あるいは測
定者の眼に入射することを防止し、被験者および測定者
の安全を確保する。 【解決手段】 内視鏡挿入部100の先端が生体外にあ
るとき、蛍光灯等の室内照明光により生じるフリッカが
蛍光画像用高感度撮像素子306または通常画像用撮像
素子107により、自家蛍光像または通常像とともに撮
像され、フリッカ検出手段405または504により検
出される。フリッカ検出手段405または504により
フリッカが検出されたとき、フリッカ検出手段405ま
たは504は、励起光射出禁止制御手段700に信号を
出力し、励起光射出禁止制御手段700は、制御用コン
ピュータ200により半導体レーザ用電源112をOF
Fにして励起光の射出を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体内部に挿入さ
れる内視鏡挿入部により生体組織に励起光を照射し、生
体組織から発生した蛍光を測定し、蛍光像を撮像する蛍
光内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、励起光を生体組織に照射した
場合に、正常組織と病変組織では、発する蛍光強度が異
なることを利用して、生体組織に所定波長領域の励起光
を照射し、生体より発する蛍光を受光することにより病
変組織の局在、浸潤範囲を蛍光画像として表示する技術
が提案されている。
【0003】通常、励起光を照射すると、図13に実線
で示すように正常組織からは強い蛍光が発せられ、病変
組織からは破線で示すように正常組織から発せられる蛍
光より弱い蛍光が発せられるため、蛍光強度を測定する
ことにより、生体組織が正常であるか病変状態にあるか
を判定することができる。
【0004】ところで、励起光による蛍光の強度を画像
として表示する場合、生体組織に凹凸があるため、生体
組織に照射される励起光の強度は均一ではない。また、
生体組織から発せられる蛍光強度は、励起光照度にほぼ
比例するが、励起光照度は距離の2乗に反比例して低下
する。そのため、光源から遠くにある正常組織よりも近
くにある病変組織からの方が、強い蛍光を受光する場合
があり、励起光による蛍光の受光強度の情報だけでは生
体組織の組織性状を正確に識別することができない。こ
のような不具合を低減するために、異なる波長帯域から
取得した2種類の蛍光強度の比率を除算により求め、そ
の除算値に基づく演算画像を表示する方法、すなわち、
生体の組織性状を反映した蛍光スペクトルの形状の違い
に基づいた画像表示方法や、種々の生体組織に対して一
様な吸収を受ける近赤外光を参照光として生体組織に照
射し、この参照光の照射を受けた生体組織によって反射
された反射光の強度を検出して、蛍光強度との比率を除
算により求め、その除算値に基づく演算画像を表示する
方法、すなわち、蛍光収率を反映した値を求めて画像表
示する方法などが提案されている。
【0005】また、上記技術を用いて、生体内部の蛍光
像を撮像する蛍光内視鏡装置の開発が進められている。
蛍光内視鏡装置は、励起光源としてレーザを利用するた
め、このレーザ照射に対する測定者および被験者の安全
性を確保する必要がある。励起光として利用されるレー
ザが出力するエネルギー密度は、JIS規格などでMP
E値として、規定されている。これまでに、蛍光内視鏡
装置における内視鏡挿入部を体腔内に挿入したとき、内
視鏡挿入部の励起光出射端が被測定部へ非常に近くなる
ことにより、被測定部へ過剰なエネルギー密度のレーザ
が照射され、生体組織が損傷をうける恐れがあることに
対する安全機構を提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光内
視鏡装置においては、内視鏡挿入部を生体内に挿入する
とき、または、生体内から抜去するときにも、励起光が
射出された場合、被験者および測定者の眼に励起光が入
射し、眼に損傷を与える恐れがあり、そのことに対する
安全機構については、これまでに提供されていなかっ
た。
【0007】本発明は上記のような従来技術の事情に鑑
みて、蛍光内視鏡装置において、内視鏡挿入部が生体内
に挿入されるとき、または、生体内から抜去されるとき
に、励起光が被験者あるいは測定者の眼に入射すること
により、眼に損傷を与える恐れがあることを回避する安
全機構を備えた蛍光内視鏡装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による蛍光内視鏡
装置は、励起光および照明光を射出する射出手段と、生
体内部に挿入される挿入部と、挿入部内に設置されて生
体内部の被測定部まで射出手段から射出された励起光お
よび照明光を導光する導光手段と、導光手段により導光
された励起光の照射により被測定部から発生する蛍光に
よる蛍光像および導光手段により導光された照明光の照
射により被測定部から反射される通常像を撮像する撮像
手段とを備えた蛍光内視鏡装置において、励起光の射出
を禁止する励起光射出禁止手段と、挿入部先端が、生体
外部にあることを検出する検出手段と、検出手段の検出
信号に基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射出
を禁止する励起光射出禁止制御手段とを備えることを特
徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、射出手段から射出される
照明光とは異なる室内照明光の照射により現れるフリッ
カの存在を検出するフリッカ検出手段を有し、そのフリ
ッカ検出手段の検出信号に基づいて励起光射出禁止手段
により励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制御手段
とを備えたものである。
【0010】ここで、フリッカとは、室内照明下(室内
照明光は、蛍光灯のように商用電源周波数の2倍の周期
で光量が変動しているものとする。)において、蛍光内
視鏡装置により測定を行なった場合に検出される室内照
明光が持つ周期的な輝度変化のことである。フリッカ検
出手段は、撮像手段で撮像される通常画像または蛍光画
像に現れるフリッカを検出するものでもよいし、内視鏡
挿入部先端に配置されフリッカのみを検出するものでも
よい。後者の場合、フリッカ検出手段は、内視鏡挿入部
の励起光射出端から数cmの位置に配置するのが望まし
い。なお、通常画像または蛍光画像に現れるフリッカを
検出する場合、フリッカは、通常像または蛍光像の撮像
周期が、商用電源周波数と異なる場合に生じるものであ
り、撮像周期と商用電源周波数が等しい場合もしくはい
ずれか一方が他方の周波数の整数倍の周波数となる場合
は、生じないため、撮像周期を考慮する必要がある。フ
リッカ検出手段は、このフリッカが存在するとき、内視
鏡挿入部先端が、生体外にあるとして、検出信号を出力
する。なお、生体外とは、内視鏡挿入部先端から射出さ
れる励起光が、被験者および測定者の眼に入射する恐れ
のある位置、もしくは、その位置から所定の安全距離を
確保した位置を意味する。
【0011】また、請求項3に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、通常画像の輝度分布が生
体内部における輝度分布と異なることを検出する輝度分
布検出手段を有し、その輝度分布検出手段の検出信号に
基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射出を禁止
する励起光射出禁止制御手段とを備えたものである。
【0012】ここで、蛍光内視鏡装置での測定対象が、
例えば、筒状の器官(食道、胃、十二指腸、大腸など)
である場合、生体内の通常画像の輝度分布は、画像中央
より画像周辺の方が明るくなり、生体外の通常画像の輝
度分布とは異なるため、通常画像の輝度分布状態から、
内視鏡挿入部先端が、生体内にあるか生体外にあるかを
識別できる。輝度分布検出手段は、検出した輝度分布状
態が、生体内の輝度分布状態と異なるとき、内視鏡挿入
部先端が、生体外にあるとして、検出信号を出力する。
【0013】また、請求項4に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、通常画像の輝度が生体内
部における輝度と異なることを検出する輝度検出手段を
有し、その輝度検出手段の検出信号に基づいて励起光射
出禁止手段により励起光の射出を禁止する励起光射出禁
止制御手段とを備えたものである。
【0014】ここで、輝度検出手段は、通常画像のいず
れかの画素の輝度の大きさが所定の閾値以上になったと
き、内視鏡挿入部先端が生体外にあるものとして、検出
信号を出力する。
【0015】また、請求項5に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、通常画像の色信号が生体
内部における色信号と異なることを検出する色信号検出
手段を有し、その色信号検出手段の検出信号に基づいて
励起光射出禁止手段により励起光の射出を禁止する励起
光射出禁止制御手段とを備えたものである。
【0016】ここで、蛍光内視鏡装置により撮像される
通常画像の色信号であるRGB信号は、生体内の通常画
像の場合、粘膜や血管などの画像であるためR信号が、
G信号、B信号と比較して大きい。従って、色信号検出
手段は、R信号に基づく値が、所定の閾値よりも小さく
なったとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるものとし
て、検出信号を出力する。
【0017】また、請求項6に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、通常画像の直線パターン
が生体内部における直線パターンと異なることを検出す
る直線検出手段を有し、その直線検出手段の検出信号に
基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射出を禁止
する励起光射出禁止制御手段とを備えたものである。
【0018】ここで、蛍光内視鏡装置により撮像される
通常画像は、内視鏡挿入部先端が生体内にあるときより
も生体外にあるときの方が、測定環境の通常画像である
ため直線パターンが多い。直線検出手段は、通常画像内
の直線の数が所定の閾値以上になったとき、内視鏡挿入
部先端が生体外にあるものとして、検出信号を出力す
る。なお、直線の検出方法としては、例えば、Houg
h変換により画像処理して直線を検出する方法、また
は、直線のみの画像のテンプレートを通常画像に掛け合
わせることにより直線成分を強調して検出する方法など
があり、要は、通常画像における直線成分を検出するも
のであれば如何なるものでもよい。
【0019】また、請求項7に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、検出手段が、挿入部先端に配置され挿入部
先端近傍の光強度が生体内部の光強度と異なることを検
出する光強度検出手段を有し、その光強度検出手段の検
出信号に基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射
出を禁止する励起光射出禁止制御手段とを備えたもので
ある。
【0020】ここで、蛍光内視鏡装置の内視鏡挿入部先
端近傍の明るさは、内視鏡挿入部先端が、生体内にある
ときより生体外にあるときの方が明るいため、光強度検
出手段は、検出される光強度が、所定の閾値以上になっ
たとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、検出
信号を出力する。また、光検出手段は、内視鏡挿入部の
励起光出射端から安全距離を確保した数cmの位置に配
置することが望ましい。
【0021】また、請求項8に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、挿入部先端に設置されて
挿入部先端近傍の温度が生体内部の温度と異なることを
検出する温度検出手段を有し、その温度検出手段の検出
信号に基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射出
を禁止する励起光射出禁止制御手段とを備えたものであ
る。
【0022】ここで、蛍光内視鏡装置における内視鏡挿
入部先端近傍の温度は、内視鏡挿入部先端が、生体内に
あるときより生体外にあるときの方が低いため、温度検
出手段は、検出される温度が35度程度(生体の体温)
以下になったとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあると
して、検出信号を出力する。また、温度検出手段は、内
視鏡挿入部の励起光出射端から安全距離を確保した数c
mの位置に配置し、内視鏡挿入部側方の温度を検出する
ことが望ましい。
【0023】また、請求項9に記載の発明による蛍光内
視鏡装置は、前記検出手段が、挿入部先端に設置されて
挿入部先端近傍のガスが生体内部のガスと異なることを
検出するガス検出手段を有し、そのガス検出手段の検出
信号に基づいて励起光射出禁止手段により励起光の射出
を禁止する励起光射出禁止制御手段とを備えたものであ
る。
【0024】ここで、ガス検出手段は、生体外よりも生
体内の方が濃度が高いガスを検出する手段であり、例え
ば、炭酸ガスを検出する手段があるが、要は、生体外の
外気における濃度より生体内における濃度の方が高い気
体成分を検出するものであれば如何なるものでもよく、
例えば、メタン、硫化水素などを検出するものがある。
さらに、測定時に、外気とは異なるガスを体内に注入し
た場合は、そのガスを検出ようにすることもできる。ガ
ス検出手段は、検出されるガスの濃度が、所定の閾値以
下になったとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるもの
として、検出信号を出力する。また、ガス検出手段は、
内視鏡挿入部の励起光出射端から安全距離を確保した数
cmの位置に配置し、内視鏡挿入部側方のガスを検出す
ることが望ましい。
【0025】また、請求項10に記載の発明による蛍光
内視鏡装置は、前記検出手段が、生体の挿入口に装着さ
れ磁場を発生する磁場発生手段および挿入部に設置され
て前記磁場を検出する磁場検出手段を有し、その磁場検
出手段の検出信号に基づいて励起光射出禁止手段により
励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制御手段とを備
えたものである。
【0026】また、請求項11に記載の発明による蛍光
内視鏡装置は、前記検出手段が、生体の挿入口に装着さ
れ光を射出する光射出手段および光の照射により挿入部
先端から反射される反射光を検出する反射光検出手段を
有し、その反射光検出手段の検出信号に基づいて励起光
射出禁止手段により励起光の射出を禁止する励起光射出
禁止制御手段とを備えたものである。
【0027】また、請求項12に記載の発明による蛍光
内視鏡装置は、前記検出手段が、生体の挿入口に装着さ
れ光を射出する光射出手段および光の照射により挿入部
を透過する透過光を検出する透過光検出手段を有し、そ
の透過光検出手段の検出信号に基づいて励起光射出禁止
手段により励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制御
手段とを備えたものである。
【0028】また、請求項13に記載の発明による蛍光
内視鏡装置は、前記検出手段が、挿入部と前記生体との
間の空間容量を検出する空間容量検出手段を有し、その
空間容量検出手段の検出信号に基づいて励起光射出禁止
手段により励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制御
手段とを備えたものである。
【0029】ここで、空間容量は、内視鏡挿入部が生体
内にあるときは、所定の一定値になるようにし、空間容
量検出手段は、検出される空間容量が、所定の一定値以
上となったとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるもの
として、検出信号を出力する。
【0030】
【発明の効果】上記のように構成された蛍光内視鏡装置
によれば、挿入部先端が、生体外部にあることを検出す
る検出手段を備え、この検出手段の検出信号に基づいて
励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するの
で、励起光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼす
ことがなく、安全性を確保することができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に室内照明光により発生す
るフリッカを検出するフリッカ検出手段を備え、フリッ
カ検出手段は、フリッカの存在が検出されたとき、内視
鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制
御手段に検出信号を出力し、そのとき励起光射出禁止制
御手段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験
者の目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全
性を確保することができる。また、フリッカ検出手段
を、内視鏡挿入部の励起光射出端から数cmの位置に配
置したとき、より安全性を増すことができる。
【0032】また、請求項3に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に通常画像の輝度分布検出
手段を備え、輝度分布検出手段は、生体内とは異なる輝
度分布状態が検出されたとき、内視鏡挿入部が生体外に
あるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力
し、そのとき励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出
を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることにより
損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することができ
る。
【0033】また、請求項4に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に通常画像の輝度検出手段
を備え、輝度検出手段は、通常画像のいずれかの画素の
輝度信号が、所定の閾値よりも大きいことが検出された
とき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励起光
射出禁止制御手段に検出信号を出力し、そのとき励起光
射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するので、励
起光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼすことが
なく、安全性を確保することができる。
【0034】また、請求項5に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に通常画像の色信号検出手
段を備え、色信号検出手段は、通常画像の各画素のRG
B信号において、R信号に基づく値が所定の閾値よりも
小さいことが検出されたとき、内視鏡挿入部先端が生体
外にあるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信号を
出力し、そのとき励起光射出禁止制御手段は、励起光の
射出を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることに
より損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することが
できる。
【0035】また、請求項6に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に通常画像の直線パターン
を検出する直線検出手段を備え、直線検出手段は、検出
された直線成分が所定の閾値以上になったとき、内視鏡
挿入部先端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制御
手段に検出信号を出力し、そのとき励起光射出禁止制御
手段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験者
の目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全性
を確保することができる。
【0036】また、請求項7に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に内視鏡挿入部先端近傍の
光強度を検出する光強度検出手段を備え、光強度検出手
段は、内視鏡挿入部先端近傍の光強度が、所定の閾値よ
りも大きいことが検出されたとき、内視鏡挿入部先端が
生体外にあるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信
号を出力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出
を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることにより
損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することができ
る。また、光検出手段を、内視鏡挿入部の励起光出射端
から数cmの位置に配置したとき、より安全性が増すこ
とができる。
【0037】また、請求項8に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に内視鏡挿入部先端近傍の
温度を検出する温度検出手段を備え、温度検出手段は、
内視鏡挿入部先端近傍の温度が35度程度(生体の体
温)以下であることが検出されたとき、内視鏡挿入部先
端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制御手段に検
出信号を出力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の
射出を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることに
より損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することが
できる。また、温度検出手段を、内視鏡挿入部の励起光
出射端から数cmの位置に配置し、内視鏡挿入部側方の
温度を検出することにより、より安全性が増すことがで
きる。
【0038】また、請求項9に記載の発明による蛍光内
視鏡装置によれば、検出手段に内視鏡挿入部先端近傍の
ガスを検出するガス検出手段を備え、ガス検出手段は、
内視鏡挿入部先端近傍の例えば、炭酸ガスの濃度が所定
の閾値以下であることが検出されたとき、内視鏡挿入部
先端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制御手段に
検出信号を出力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光
の射出を禁止するので、励起光が被験者の目に入ること
により損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保すること
ができる。また、検出するガスが、測定時に生体内に注
入される大気とは異なるガスであるときは、より検出精
度が向上する。さらに、ガス検出手段を、内視鏡挿入部
の励起光出射端から数cmの位置に配置し、内視鏡挿入
部側方のガスを検出することにより、より安全性が増す
ことができる。
【0039】また、請求項10に記載の発明による蛍光
内視鏡装置によれば、検出手段に生体の内視鏡挿入口に
装着される磁場発生手段および内視鏡挿入部にその磁場
を検出する磁場検出手段を備え、磁場検出手段は、磁場
発生器の磁場の検知に基づいて内視鏡挿入部先端が生体
外にあるとし、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出
力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止
するので、励起光が被験者の目に入ることにより損傷を
及ぼすことがなく、安全性を確保することができる。
【0040】また、請求項11に記載の発明による蛍光
内視鏡装置によれば、検出手段に生体の内視鏡挿入口に
装着される光射出手段および光射出手段の光の照射によ
り内視鏡挿入部から反射される反射光を検出する反射光
検出手段を備え、反射光検出手段は、反射光の検知に基
づいて内視鏡挿入部先端が生体外にあるとし、励起光射
出禁止制御手段に検出信号を出力し、励起光射出禁止制
御手段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験
者の目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全
性を確保することができる。
【0041】また、請求項12に記載の発明による蛍光
内視鏡装置によれば、検出手段に生体の内視鏡挿入口に
装着される光射出手段および光射出手段の光の照射によ
り内視鏡挿入部を透過する透過光を検出する透過光検出
手段を備え、透過光検出手段は、透過光の検知に基づい
て内視鏡挿入部先端が生体外にあるとし、励起光射出禁
止制御手段に検出信号を出力し、励起光射出禁止制御手
段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験者の
目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全性を
確保することができる。
【0042】また、請求項13に記載の発明による蛍光
内視鏡装置によれば、検出手段に内視鏡挿入部と生体と
の間の空間容量を検出する空間容量検出手段を備え、空
間容量検出手段は、検出される空間容量の大きさが所定
の閾値以上になったとき、内視鏡挿入部先端が生体外に
あるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力
し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止す
るので、励起光が被験者の目に入ることにより損傷を及
ぼすことがなく、安全性を確保することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実
施の形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図であ
る。
【0044】本実施の形態による蛍光内視鏡は、患者の
病巣と疑われる部位に挿入される内視鏡挿入部100、
生体組織から得られた情報を画像信号に処理する画像信
号処理部1、画像信号処理部1で処理された信号を可視
画像として表示するモニタユニット600および通常画
像撮像状態から蛍光画像撮像状態に切り換えるスイッチ
2とから構成される。画像信号処理部1は、通常画像用
白色光Lw、自家蛍光画像用励起光Lrおよび反射画像
用参照光Lsをそれぞれ射出する2つの光源を備えた照
明ユニット110、この励起光により生体組織10から
発生した異なる2つの波長帯域の自家蛍光像Zjと参照
光により生体組織10から発生した反射像を撮像し、デ
ジタル値に変換して2次元画像データとして出力する画
像検出ユニット300、画像検出ユニット300から出
力された自家蛍光像の2次元画像データから距離補正等
の演算を行い演算画像を算出し、色情報を割り当て、反
射像の2次元画像データに輝度情報を割り当てて、2つ
の画像情報を合成して出力する画像演算ユニット40
0、通常画像をデジタル値に変換して2次元画像データ
とし、その2次元画像データおよび画像演算ユニット4
00の出力信号をビデオ信号に変換して出力する表示信
号処理ユニット500、各ユニットに接続され、動作タ
イミングの制御を行う制御用コンピュータ200、およ
び画像演算ユニット400のフリッカ検出手段405ま
たは表示信号処理ユニット500のフリッカ検出手段5
04により、合成画像または通常画像内にフリッカの存
在が検出されたとき、励起光の射出を禁止する励起光射
出禁止制御手段700とから構成される。
【0045】内視鏡挿入部100は、内部に先端まで延
びるライトガイド101、CCDケーブル102および
イメージファイバ103を備えている。ライトガイド1
01およびCCDケーブル102の先端部、即ち内視鏡
挿入部100の先端部には、照明レンズ104および対
物レンズ105を備えている。また、イメージファイバ
103は石英ガラスファイバであり、その先端部には集
光レンズ106を備えている。CCDケーブル102の
先端部には、通常画像用撮像素子107が接続され、そ
の通常画像用撮像素子107には、反射用プリズム10
8が取り付けられている。ライトガイド101は、多成
分ガラスファイバである白色光ライトガイド101aお
よび石英ガラスファイバである励起光ライトガイド10
1bがバンドルされ、ケーブル状に一体化されており、
白色光ライトガイド101aおよび励起光ライトガイド
101bは照明ユニット110に接続されている。CC
Dケーブル102の一端は、表示信号処理ユニット50
0に接続され、イメージファイバ103の一端は、画像
検出ユニット300へ接続されている。
【0046】照明ユニット110は、通常画像用白色光
Lwを発する白色光源114、その白色光源114に電
気的に接続された白色光源用電源115、白色光源11
4から射出された白色光を集光する白色光用集光レンズ
116、蛍光画像用の励起光Lrを発するGaN系半導
体レーザ111およびそのGaN系半導体レーザ111
に電気的に接続されている半導体レーザ用電源112、
GaN系半導体レーザから射出される励起光を集光する
励起光用集光レンズ113を備えている。また、白色光
源114から射出される白色光Lwには、参照光Lsと
して利用できる波長帯域の光が含まれているため、参照
光源としても利用できる。
【0047】画像検出ユニット300には、イメージフ
ァイバ103が接続され、イメージファイバ103によ
り伝搬された自家蛍光画像および反射像を結像系に導く
蛍光用コリメートレンズ301、自家蛍光画像から励起
光近傍付近の波長をカットする励起光カットフィルタ3
02、その励起光カットフィルタ302を透過した自家
蛍光画像および反射像から所望の波長帯域を切り出す光
学透過フィルタ303、その光学透過フィルタを回転さ
せるフィルタ回転装置304、その光学透過フィルタを
透過した自家蛍光像および反射像を結像させる蛍光用集
光レンズ305、蛍光用集光レンズ305により結像さ
れた自家蛍光像および反射像を撮像する蛍光画像用高感
度撮像素子306、蛍光画像用高感度撮像素子306に
より撮像された自家蛍光画像および反射像をデジタル値
に変換して2次元画像データとして出力するAD変換器
307を備えている。
【0048】上記光学透過フィルタは図2に示すよう
な、3種類のバンドパスフィルタ303a、303bお
よび303cから構成され、バンドパスフィルタ303
aは430nmから730nmまでの波長の光を透過さ
せるバンドパスフィルタであり、バンドパスフィルタ3
03bは430nmから530nmの光を透過させるバ
ンドパスフィルタであり、バンドパスフィルタ303c
は750nmから900nmの光を透過させるバンドパ
スフィルタである。
【0049】画像演算ユニット400は、デジタル化さ
れた異なる2つの波長帯域の自家蛍光画像信号データと
反射画像信号データを記憶する画像用メモリ401、画
像用メモリ401に記憶された2つの波長帯域の自家蛍
光画像の各画素値の比率に応じた演算を行って各画素の
演算値を算出し、その演算値に色情報を割り当てる自家
蛍光画像演算部402、画像用メモリ401に記憶され
た反射画像の各画素値に輝度情報を割り当てる反射画像
演算部403、自家蛍光画像演算部402から出力され
る色情報をもった画像信号と反射像演算部403から出
力される輝度情報をもった画像信号を合成して合成画像
を生成し出力する画像合成部404、画像合成部404
で合成された画像からフリッカの存在を検出するフリッ
カ検出手段405を備えている。
【0050】画像用メモリ401は、図示省略した狭帯
域自家蛍光画像記憶領域、広帯域自家蛍光画像記憶領域
および反射画像記憶領域から構成され、バンドパスフィ
ルタ303aを透過した自家蛍光画像は、広帯域自家蛍
光画像記憶領域に保存され、バンドパスフィルタ303
bを透過した自家蛍光画像は、狭帯域自家蛍光画像記憶
領域に保存され、バンドパスフィルタ303cを透過し
た自家蛍光画像は、反射画像記憶領域に保存される。
【0051】表示信号処理ユニット500は、通常画像
用撮像素子107で得られた映像信号をデジタル化する
AD変換器501、デジタル化された通常画像信号を保
存する通常画像用メモリ502、通常画像用メモリ50
2から出力された画像信号および画像合成部404から
出力される合成画像信号をビデオ信号に変換するビデオ
信号処理回路503、通常画像の画像信号からフリッカ
の存在を検出するフリッカ検出手段504を備えてい
る。
【0052】モニタユニット600は、通常画像用モニ
タ601、合成画像用モニタ602を備えている。
【0053】次に、以上のように構成された本実施の形
態による蛍光撮像装置を適用した蛍光内視鏡の作用につ
いて説明する。
【0054】まず、異なる2つの波長帯域の自家蛍光画
像と反射画像を用いて合成画像を表示する場合の作用に
ついて説明する。
【0055】異なる2つの波長帯域の自家蛍光画像撮像
時には、制御コンピュータ200からの信号に基づき、
半導体レーザ用電源112が駆動され、GaN系半導体
レーザ111から波長410nmの励起光Lrが射出され
る。励起光Lrは、励起光用集光レンズ113を透過
し、励起光ライトガイド101bに入射され、内視鏡挿
入部150の先端部まで導光された後、照明レンズ10
3から生体組織10へ照射される。
【0056】励起光Lrを照射されることにより生じる
生体組織10からの自家蛍光像は、集光レンズ105に
より集光され、イメージファイバ103の先端に入射さ
れ、イメージファイバ103を経て、励起光カットフィ
ルタ302に入射する。励起光カットフィルタ302を
透過した自家蛍光像は、光学透過フィルタ303に入射
される。なお、励起光カットフィルタ302は、波長4
20nm以上の全蛍光を透過するロングパスフィルタで
ある。励起光Lrの波長は410nmであるため、生体
組織10で反射された励起光は、この励起光カットフィ
ルタ302でカットされ、光学透過フィルタ303へ入
射することはない。
【0057】制御用コンピュータ200により、フィル
タ回転装置304が駆動され、自家蛍光像Zjは、バン
ドパスフィルタ303aを透過した後、蛍光用集光レン
ズ305により結像され、蛍光画像用高感度撮像素子3
06により広帯域自家蛍光画像として撮像され、バンド
パスフィルタ303bを透過した後、蛍光用集光レンズ
305により結像され、蛍光画像用高感度撮像素子30
6により狭帯域自家蛍光画像として撮像され、蛍光画像
用高感度撮像素子306からの映像信号はAD変換回路
307へ入力され、デジタル化された後、画像データメ
モリ401に保存される。なお、蛍光画像用高感度撮像
素子306により撮像さた広帯域自家蛍光画像は、広帯
域自家蛍光画像領域に保存され、狭帯域自家蛍光画像
は、狭帯域自家蛍光画像領域に保存される。
【0058】反射画像撮像時には、制御用コンピュータ
200からの信号に基づき、白色光源電源115が駆動
され、白色光Lwが射出される。この白色光Lwには、
波長帯域が750nmから900nmまでの参照光Ls
が含まれる。参照光Lsを含む白色光Lwは、白色光用
集光レンズ116を透過し、白色光ライトガイド101
aに入射され、内視鏡先端部まで導光された後、照明レ
ンズ103 から生体組織10へ照射される。
【0059】参照光Lsを含む白色光Lwを照射される
ことにより生じる生体組織10からの反射像は、集光レ
ンズ105により集光され、イメージファイバ103の
先端に入射され、イメージファイバ103 を経て、励
起光カットフィルタ302に入射する。励起光カットフ
ィルタ302を透過した反射像は、光学透過フィルタ3
03に入射される。
【0060】制御用コンピュータ200により、フィル
タ回転装置304が駆動され、反射像は、バンドパスフ
ィルタ303cを透過した後、蛍光用集光レンズ305
により結像され、蛍光画像用高感度撮像素子306によ
り撮像され、蛍光画像用高感度撮像素子306からの映
像信号はAD変換回路307へ入力され、デジタル化さ
れた後、画像データメモリ401に保存される。この
時、バンドパスフィルタ303cでは、白色光Lwに含
まれる参照光Lsの照射により生体組織10から反射さ
れる反射像を透過する。また、蛍光画像用高感度撮像素
子306により撮像された反射画像は、画像用メモリ4
01の反射画像記憶領域に保存される。画像用メモリ4
01に保存された広帯域自家蛍光画像および狭帯域自家
蛍光画像は、自家蛍光演算部402で、各画像の各画素
値の比に応じた演算を行い、その演算値に色情報を割り
当て、色情報をもった画像信号を生成し出力する。ま
た、画像用メモリ401に保存された反射画像は、反射
画像演算部403で、各画素値に輝度情報を割り当て、
輝度情報をもった画像信号を生成し出力する。自家蛍光
画像演算部402と反射画像演算部403から出力され
た2つの画像信号は、画像合成部404で合成される。
画像合成部404で合成された合成画像は、ビデオ信号
処理回路503によってDA変換後にモニタユニット6
00に入力され、合成画像用モニタ602に表示され
る。
【0061】次に、通常画像表示時の作用を説明する。
通常画像表示時には、制御用コンピュータ200からの
信号に基づき白色光源用電源115 が駆動され、白色
光源114から白色光Lwが射出される。白色光Lw
は、白色光用集光レンズ116を経て白色光ライトガイ
ド101aに入射され、内視鏡挿入部100の先端部ま
で導光された後、照明レンズ103から生体組織10へ
照射される。白色光Lwの反射光は対物レンズ106に
よって集光され、反射用プリズム108に反射して、通
常画像用撮像素子107に結像される。通常画像用撮像
素子107からの映像信号はAD変換器501へ入力さ
れ、デジタル化された後、通常画像用メモリ502に保
存される。その通常画像用メモリ502により保存され
た通常画像信号は、ビデオ信号処理回路503によっ
て、カラー画像信号(RGB信号)に処理された後、D
A変換後にモニタユニット600に入力され、通常画像
用モニタ601に可視画像として表示される。
【0062】合成画像表示時および通常画像表示時にお
ける、上記一連の動作は、制御用コンピュータ200に
よって制御される。また、内視鏡挿入部100を挿入す
るときは、通常画像撮像状態で挿入され、スイッチ2を
押下することにより、通常画像、自家蛍光画像および反
射画像の撮像に切り換る。なお、測定中、自家蛍光画
像、反射画像および通常画像の撮像は、それぞれ時分割
で交互に行なわれる。
【0063】測定後、内視鏡挿入部100が抜去される
ときは、スイッチ2を押下することにより、通常画像撮
像状態に切り換る。
【0064】ここで、通常画像撮像時、自家蛍光画像撮
像時および反射画像撮像時において、内視鏡挿入部先端
が、生体外にあるときは、室内照明光(図示省略)によ
り生じるフリッカが自家蛍光像または反射像または通常
像とともに蛍光画像用高感度撮像素子306または通常
画像用撮像素子107により撮像され、フリッカ検出手
段405または504により検出される。フリッカ検出
手段405または504によりフリッカが検出されたと
き、フリッカ検出手段405または504は、励起光射
出禁止制御手段700に検出信号を出力し、励起光射出
禁止制御手段700は、制御用コンピュータ200によ
り半導体レーザ用電源112をOFFにして励起光の射
出を禁止する。また、このとき、スイッチ2を押下して
も、励起光は射出されない。なお、制御コンピュータ2
00は、本発明における励起光射出禁止手段も兼ねてい
る。
【0065】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、室内照明光により発生するフリッカを検出する
フリッカ検出手段を備え、フリッカ検出手段は、フリッ
カの存在が検出されたとき、内視鏡挿入部先端が生体外
にあるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出
力し、そのとき励起光射出禁止制御手段は、励起光の射
出を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることによ
り損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することがで
きる。
【0066】次に本発明による第2の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。その構成は、図1に示す
第1の実施の形態とほぼ同様であるため、異なる要素の
み、図1内に要素番号を記載する。なお、第1の実施の
形態と同等の要素についての説明は、特に必要のない限
り省略する。
【0067】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
上記第1の実施の形態の、フリッカ検出手段405およ
び504の代わりに、通常画像の輝度分布を検出する輝
度分布検出手段514を備えたものである。
【0068】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、通常画像用撮像素子107で撮像された通常画像
の各画素のデジタルデータの輝度信号が輝度分布検出手
段514により検出される。輝度分布検出手段は、通常
画像の各画素の輝度信号の分布が、画像の中央部分の方
が、画像の周辺部分のよりも輝度信号が大きい時、内視
鏡挿入部先端が生体外にあるとして、検出信号を励起光
射出禁止制御手段701に出力する。励起光射出禁止制
御手段701は、制御用コンピュータ200により半導
体レーザ用電源112をOFFにして励起光の射出を禁
止する。
【0069】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、通常画像の輝度分布検出手段を備え、輝度分布
検出手段は、生体内とは異なる輝度分布状態が検出され
たとき、内視鏡挿入部が生体外にあるとして、励起光射
出禁止制御手段に検出信号を出力し、そのとき励起光射
出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するので、励起
光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼすことがな
く、安全性を確保することができる。
【0070】次に本発明による第3の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。図3は、本発明の実施の
形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。
なお、第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0071】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
通常画像の各画素の輝度を検出する輝度検出手段524
と、白色光源用電源115をOFFにする白色光スイッ
チ3とを備えたものである。
【0072】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。まず、内視鏡挿入部100が、白色
光源用電源115がOFFの状態で、測定者の目視によ
り生体内に挿入される。挿入後、通常画像を撮像し、そ
の通常画像の各画素の輝度信号が、輝度検出手段524
により検出される。通常画像のいずれかの画素の輝度の
大きさが、所定の閾値以下になると、輝度検出手段52
4は、制御用コンピュータ200に検出信号をおくり、
制御用コンピュータ200は、白色光源用電源115を
ONにする。その後、スイッチ2を押すことにより、励
起光が射出され、自家蛍光画像撮像状態になる。なお、
このとき、輝度検出手段524により白色光用電源11
5がONした場合でなければ、スイッチ2を押しても励
起光は射出されないものとする。つまり、内視鏡挿入部
先端が、生体内にある状態においてのみ、励起光の射出
が可能となる。測定後、スイッチ2を押下すると通常画
像撮像状態に切り換わる。(このとき、半導体レーザ用
電源112は、電圧を所定の電圧値まで下げてスタンバ
イ状態となり、励起光は、射出してないとする。)そし
て、内視鏡挿入部100を抜去するが、このとき、内視
鏡挿入部100が、白色光OFFでも安全に抜去できる
位置まで抜かれたときには、白色光スイッチ3を押下し
て白色光源115をOFFにする。または、所定の明る
さまで、落とした状態にするようにしてもよい。その
後、輝度検出手段524により検出された通常画像のい
ずれかの画素の輝度信号が、所定の閾値よりも大きくな
ったとき、内視鏡挿入部100が生体外にあるとして、
輝度信号検出手段254は、励起光射出禁止制御手段7
02に検出信号を出力する。励起光射出禁止制御手段7
02は、制御用コンピュータ200により半導体レーザ
用電源112をOFFにして励起光の射出を禁止する。
【0073】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、通常画像の輝度検出手段を備え、輝度検出手段
は、通常画像のいずれかの画素の輝度信号が、所定の閾
値よりも大きいことが検出されたとき、内視鏡挿入部先
端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制御手段に検
出信号を出力し、そのとき励起光射出禁止制御手段は、
励起光の射出を禁止するので、励起光が被験者の目に入
ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保す
ることができる。
【0074】次に本発明による第4の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。図4は、本発明の実施の
形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。
なお、第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0075】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
通常画像の色信号を検出する色信号検出手段534を備
えたものである。
【0076】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。まず、内視鏡挿入部100は、通常
画像表示状態により、生体内に挿入され、通常画像にお
ける各画素に色信号、すなわち、ビデオ信号処理回路5
03から出力されたRGB信号が、色信号検出手段53
4により検出される。挿入後、通常画像のRGB信号に
おいて、所定の階調以上のR信号成分が所定の閾値以上
になったとき、色信号検出手段534は、励起光射出禁
止制御手段703に検出信号を出力し、励起光射出禁止
制御手段703は、励起光が射出可能な状態とする。
(なお、このときの射出可能な状態とは、半導体レーザ
用電源112が、所定の電圧値まで上げられ、励起光の
射出の準備をしたスタンバイ状態であることを意味す
る。)励起光射出禁止制御手段703は、この信号が入
力されるまでは、半導体レーザ用電源112をOFFに
することにより、励起光の射出を禁止状態にしている。
つまり、内視鏡挿入部先端が、生体内にある状態におい
てのみ、励起光の射出が可能な状態となる。そして、ス
イッチ2を押すことにより、半導体レーザ用電源112
がONし、励起光が射出される。そして、測定後、スイ
ッチ2を押すことにより、通常画像撮像状態に切り換わ
る。(なお、このとき、半導体レーザ用電源112は、
スタンバイ状態である。)その後、通常画像表示状態
で、内視鏡挿入部100は、抜去されるが、通常画像の
RGB信号において、所定の階調以上のR信号成分が所
定の閾値以下のとき、色信号検出手段534は、内視鏡
挿入部先端が生体外にあるとして、励起光射出禁止制御
手段703に検出信号を出力する。励起光射出禁止制御
手段703は、制御用コンピュータ200により半導体
レーザ用電源112をOFFにして励起光の射出を禁止
する。
【0077】なお、蛍光内視鏡装置での測定における、
生体内におけるRGB信号分布と生体外のRGB信号分
布(診察室風景のRGB信号分布)を図5に示す。図5
より、生体内では、R信号成分の分布は階調が高い方に
分布し、G信号成分、B信号成分の分布とは分離した状
態になっているのがわかる。生体外のRGB信号分布
(診察室風景のRGB信号分布)は、R信号成分、G信
号成分、B信号成分が重なっており、生体内のRGB信
号分布とは、明らかに異なる。色信号検出手段534
は、このRGB信号分布の違いを検出する。例えば、上
記のように所定の階調の値以上のR信号成分の画素数
(頻度)を算出し、所定の閾値以下のとき、内視鏡挿入
部先端が生体外にあるとすればよい。
【0078】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、通常画像の色信号検出手段を備え、色信号検出
手段は、通常画像の各画素のRGB信号において、R信
号に基づく値が所定の閾値よりも小さいことが検出され
たとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励起
光射出禁止制御手段に検出信号を出力し、そのとき励起
光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するので、
励起光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼすこと
がなく、安全性を確保することができる。
【0079】次に本発明による第5の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。図6は、本発明の実施の
形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。
なお、第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0080】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
通常画像における直線パターンを検出する直線検出手段
544を備えたものである。
【0081】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。まず、内視鏡挿入部100は、通常
画像表示状態により、生体内に挿入され、直線検出手段
544は、通常画像のデジタルデータをHough変換
して、通常画像における直線成分を検出する。挿入後、
通常画像における直線の数が、所定の閾値以下となった
とき、直線検出手段544は、励起光射出禁止制御手段
704に検出信号を出力し、励起光射出禁止制御手段7
04は、励起光が射出可能な状態とする(なお、このと
き、半導体レーザ用電源112は、スタンバイ状態であ
る。)。励起光射出禁止制御手段704は、この信号が
入力されるまでは、励起光の射出を禁止状態としてい
る。つまり、内視鏡挿入部先端が、生体内にある状態に
おいてのみ、励起光の射出が可能となる。そして、スイ
ッチ2を押すことにより、半導体レーザ用電源112が
ONされ、励起光が射出される。そして、測定後、スイ
ッチ2を押すことにより、通常画像撮像状態に切り換わ
る。(なお、このとき、半導体レーザ用電源112はス
タンバイ状態である。)その後、通常画像表示状態で、
内視鏡挿入部100は、抜去されるが、通常画像におけ
る直線の数が、所定の閾値以上となったとき直線検出手
段544は、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、
励起光射出禁止制御手段704に検出信号を出力する。
励起光射出禁止制御手段704は、制御用コンピュータ
200により半導体レーザ用電源112をOFFにして
励起光の射出を禁止する。
【0082】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、通常画像の直線パターンを検出する直線検出手
段を備え、直線検出手段は、検出された直線成分が所定
の閾値以上になったとき、内視鏡挿入部先端が生体外に
あるとして、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力
し、そのとき励起光射出禁止手段は、励起光の射出を禁
止するので、励起光が被験者の目に入ることにより損傷
を及ぼすことがなく、安全性を確保することができる。
【0083】なお、直線の検出方法としては、Houg
h変換により画像処理して直線を検出する方法の他に図
7に示すような直線のみの画像のテンプレートを通常画
像に掛け合わせることにより直線成分を強調して検出す
る方法を利用してもよい。
【0084】次に本発明による第6の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。図8は、本発明を実施の
形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。
なお、第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0085】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
内視鏡挿入部210の先端に、内視鏡挿入部210先端
近傍の光強度を検出する光検出手段211と、その光検
出手段211と画像処理信号部内の励起光射出禁止制御
手段705とを繋ぐ検出ケーブル212と、白色光源用
電源115をOFFにする白色光スイッチ3とを備えた
ものである。
【0086】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。まず、内視鏡挿入部210が、白色
光源用電源115がOFFの状態で、測定者の目視によ
り生体内に挿入され、光検出手段211は、内視鏡挿入
部先端近傍の光強度を検出する。挿入後、光検出手段2
11により検出される光強度が、所定の閾値以下になる
と、光検出手段211は、制御用コンピュータ200に
検出信号を出力し、制御用コンピュータ200は、白色
光源用電源115をONする。その後、スイッチ2を押
すことにより、半導体レーザ用電源がONされ、励起光
が射出される。なお、このとき、光検出手段211によ
り白色光用電源115がONされた場合でなければ、ス
イッチ2を押しても励起光は射出されないものとする。
つまり、内視鏡挿入部先端が、生体内にある状態におい
てのみ、励起光の射出が可能となる。測定後、スイッチ
2を押下すると通常画像撮像状態に切り換わる。(な
お、このとき、半導体レーザ用電源112は、スタンバ
イ状態である。)そして、内視鏡挿入部を抜去するが、
このとき、内視鏡挿入部が、白色光OFFでも安全に抜
去できる位置まで抜かれたときには、白色光スイッチ3
を押下して白色光源115をOFFにする。または、所
定の明るさまで、落とした状態にするようにしてもよ
い。
【0087】その後、光検出手段211により検出され
た光強度が、所定の閾値よりも大きくなったとき、内視
鏡挿入部先端が生体外にあるとして、光検出手段211
は、励起光射出禁止制御手段705に検出信号を出力す
る。励起光射出禁止制御手段705は、制御用コンピュ
ータ200により半導体レーザ用電源112をOFFに
して励起光の射出を禁止する。なお、光検出手段は、内
視鏡挿入部210先端から数cm離れた位置に設置する
のが望ましい。
【0088】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、内視鏡挿入部先端近傍の光強度を検出する光強
度検出手段を備え、光強度検出手段は、内視鏡挿入部先
端近傍の光強度が、所定の閾値よりも大きいことが検出
されたとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、
励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力し、励起光射
出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するので、励起
光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼすことがな
く、安全性を確保することができる。
【0089】次に本発明による第7の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。その構成は、図8に示す
第6の実施の形態とほぼ同様であるため、異なる要素の
み、図8内に要素番号を記載する。なお、第6の実施の
形態と同等の要素についての説明は、特に必要のない限
り省略する。
【0090】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
内視鏡挿入部220の先端に、内視鏡挿入部220先端
近傍の温度を検出する温度検出手段221と、その温度
検出手段221と画像処理信号部内の励起光射出禁止制
御手段とを繋ぐ検出ケーブル222とを備えたものであ
る。
【0091】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、内視鏡挿入部220先端に温度検出手段221を
備え、この温度検出手段221は、内視鏡挿入部220
先端近傍の温度が、35度(生体の体温程度)より低く
なった時、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励
起光射出禁止制御手段706に検出信号を出力する。励
起光射出禁止制御手段706は、制御用コンピュータ2
00により半導体レーザ用電源112をOFFにして励
起光の射出を禁止する。
【0092】なお、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
で使用する温度検出手段は、35度程度の温度を速い応
答速度で検出するものが望ましく、例えば、焦電赤外線
検出器などがあり、焦電赤外線検出器を使用した場合
は、生体から放出される赤外線強度を検出するため、内
視鏡挿入部先端から数cm離れた位置に配置し、内視鏡
挿入部先端の側方の温度を検出するようにした方がよ
い。また、焦電赤外線検出器以外で、赤外線強度、赤外
線スペクトル分布、特定波長帯の強度を検出するもの、
もしくは、その組み合わせから温度を算出するものでも
よい。また、温度検出手段は、内視鏡挿入部220先端
から数cm離れた位置で、内視鏡挿入部220側方の温
度を検出するように設置するのが望ましい。
【0093】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、内視鏡挿入部先端近傍の温度を検出する温度検
出手段を備え、温度検出手段は、内視鏡挿入部先端近傍
の温度が35度程度(生体の体温)以下であることが検
出されたとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとし
て、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力し、励起
光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するので、
励起光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼすこと
がなく、安全性を確保することができる。
【0094】次に本発明による第8の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。その構成は、図8に示す
第6の実施の形態とほぼ同様であるため、異なる要素の
み、図6内に要素番号を記載する。なお、第6の実施の
形態と同等の要素についての説明は、特に必要のない限
り省略する。
【0095】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
内視鏡挿入部230の先端に、内視鏡挿入部230先端
近傍のガスの成分を検出するガス検出手段231と、そ
のガス検出手段231と画像処理信号部内の励起光射出
禁止制御手段707とを繋ぐ検出ケーブル232とを備
えたものである。
【0096】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、内視鏡挿入部230先端にガス検出手段231を
備え、このガス検出手段231は、内視鏡挿入部230
先端近傍の炭酸ガスの濃度が、所定の閾値より小さくな
った時、内視鏡挿入部230が生体外にあるとして、そ
の検出信号を励起光射出禁止制御手段707に出力す
る。励起光射出禁止制御手段707は、制御用コンピュ
ータ200により半導体レーザ用電源112をOFFに
して励起光の射出を禁止する。なお、ガス検出手段は、
内視鏡挿入部230先端から数cm離れた位置で、内視
鏡挿入部230側方のガスを検出するように設置するの
が望ましい。
【0097】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、内視鏡挿入部先端近傍のガスを検出するガス検
出手段を備え、ガス検出手段は、内視鏡挿入部先端近傍
の例えば、炭酸ガスの濃度が所定の閾値以下であること
が検出されたとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあると
して、励起光射出禁止制御手段に検出信号を出力し、励
起光射出禁止制御手段は、励起光の射出を禁止するの
で、励起光が被験者の目に入ることにより損傷を及ぼす
ことがなく、安全性を確保することができる。
【0098】次に本発明による第9の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の説明をする。図9は、本発明の実施の
形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図である。
なお、第1の実施の形態と同等の要素についての説明
は、特に必要のない限り省略する。
【0099】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
生体の内視鏡挿入口に装着され磁場を発生する磁場発生
手段241と、内視鏡挿入部240内に磁場発生手段2
41が発生する磁場を検出する磁場検出手段242と、
その磁場検出手段242と画像処理信号部内の励起光射
出禁止制御手段708とを繋ぐ検出ケーブル243とを
備えたものである。磁場検出手段242は、内視鏡挿入
部側方全体に配置され、透磁率の低い材料で作られたワ
イヤ242aとワイヤ242aに形成される磁束を検出
するホールセンサ242bとから構成される。
【0100】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、生体の内視鏡挿入口に装着され磁場を発生する磁
場発生手段241と、その磁場を検出する磁場検出手段
242を備え、内視鏡挿入部先端が、挿入口に装着され
た磁場発生手段241に近づいたとき、その磁場は、ワ
イヤ242aの磁束変化としてホールセンサ242bに
より検出され、その検出信号は、励起光射出禁止制御手
段708に出力される。そして、この磁場検出手段24
2により磁場発生手段241の磁場が検出されなくなっ
たとき、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励起
光射出禁止制御手段708は、制御用コンピュータ20
0により半導体レーザ用電源112をOFFにして励起
光の射出を禁止する。なお、磁場検出手段242のワイ
ヤ242aは、内視鏡挿入部側方全体に配置されるた
め、内視鏡挿入部240が生体内にあるときは、励起光
は射出できる状態にある。また、磁場発生手段242
は、内視鏡挿入口に装着されるマウスピースなどに内蔵
してもよい。また、磁場検出手段241は、内視鏡挿入
部の一部(先端から数cmであることが望ましい。)を
除いて、全ての側方部分に配置することが望ましい。
【0101】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、生体の内視鏡挿入口に装着される磁場発生手段
と、内視鏡挿入部にその磁場を検出する磁場検出手段を
備え、磁場検出手段は、磁場発生器の磁場の検知に基づ
いて内視鏡挿入部先端が生体外にあるとし、励起光射出
禁止制御手段に検出信号を出力し、励起光射出禁止制御
手段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験者
の目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全性
を確保することができる。
【0102】次に、本発明による第10の実施の形態に
よる蛍光内視鏡装置の説明をする。図10は、本発明の
実施の形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図で
ある。なお、第1の実施の形態と同等の要素についての
説明は、特に必要のない限り省略する。
【0103】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
生体の内視鏡挿入口に装着される挿入口装着部255
と、挿入口装着部255に内蔵され光を射出する光射出
手段251と、内視鏡挿入部250内に配置され光射出
手段251が射出する光を反射する反射手段252、挿
入口装着部255に内蔵され、反射手段252に反射さ
れた反射光を検出する反射光検出手段253、反射光検
出手段253と画像処理信号部内の励起光射出禁止制御
手段709とを繋ぐ検出ケーブル254とを備えたもの
である。反射手段252は、内視鏡挿入部側方全体に配
置され、反射率の高い材料で作られた膜である。
【0104】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、生体の内視鏡挿入口に光を射出する光射出手段2
51と、内視鏡挿入部側方全体に配置され、光射出手段
251から射出される光を反射する反射手段252と、
その反射光を検出する反射光検出手段253を備え、内
視鏡挿入部先端が生体挿入口にある光射出手段251に
近づいたとき、光射出手段251から射出された光は、
内視鏡挿入部内に配置された反射手段252により反射
され、その反射光は、反射光検出手段253により検出
され、その検出信号は励起光射出禁止制御手段709に
出力される。そして、この反射光検出手段253により
反射手段252の反射光が検出されなくなったとき、内
視鏡挿入部250が生体外にあるとして、励起光射出禁
止手制御段709は、制御用コンピュータ200により
半導体レーザ用電源112をOFFにして励起光の射出
を禁止する。なお、反射手段252は、内視鏡挿入部側
方全体に配置されるため、内視鏡挿入部250が生体内
にあるときは、励起光は射出できる状態にある。また、
内視鏡挿入部250は、光射出手段251から射出する
光が、常に反射手段252に照射されるよう生体内に挿
入されるものとする。また、反射手段252は、内視鏡
挿入部250の側方の材料が、反射手段252と同等の
反射率のものであれば、特に必要ない。また、反射手段
252は、内視鏡挿入部の一部(先端から数cmである
ことが望ましい。)を除いて、全ての側方部分に配置す
ることが望ましい。
【0105】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、生体の内視鏡挿入口に装着される光射出手段
と、光射出手段の光の照射により内視鏡挿入部から反射
される反射光を検出する反射光検出手段とを備え、反射
光検出手段は、反射光の検知に基づいて内視鏡挿入部先
端が生体外にあるとし、励起光射出禁止制御手段に検出
信号を出力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の射
出を禁止するので、励起光が被験者の目に入ることによ
り損傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することがで
きる。
【0106】次に、本発明による第11の実施の形態に
よる蛍光内視鏡装置の説明をする。図11は、本発明の
実施の形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図で
ある。なお、第1の実施の形態と同等の要素についての
説明は、特に必要のない限り省略する。
【0107】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
生体の内視鏡挿入口に装着される挿入口装着部265
と、挿入口装着部265に内蔵され光を射出する光射出
手段261と、内視鏡挿入部260内に配置され光射出
手段261が射出する光を所定の透過率で透過する光透
過手段262、挿入口装着部265に内蔵され、光透過
手段262を含めた内視鏡挿入部260を透過した透過
光を検出する透過光検出手段263、透過光検出手段2
63と画像処理信号部内の励起光射出禁止制御手段71
0とを繋ぐ検出ケーブル264とを備えたものである。
光透過手段263は、内視鏡挿入部側方全体に配置さ
れ、所定の透過率の材料で作られた膜である。
【0108】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、生体の内視鏡挿入口に光を射出する光射出手段2
61と、内視鏡挿入部全体に配置され、光射出手段から
射出される光を透過する光透過手段262と、その透過
光を検出する透過光検出手段263を備え、この透過光
検出手段263は、検出される透過光の強度が、所定の
閾値以上になったとき、内視鏡挿入部260が生体外に
あるとして、励起光射出制御手段710に、検出信号を
出力する。励起光射出禁止制御手段710は、制御用コ
ンピュータ200により半導体レーザ用電源112をO
FFにして励起光の射出を禁止する。なお、所定の透過
率をもった光透過手段を透過した透過光は、光透過手段
262を透過せず内視鏡挿入部260を透過した透過光
と識別がつく程度の強度になるものとする。また、光透
過手段262は、内視鏡挿入部側方全体に配置されるた
め、内視鏡挿入部260が生体内にあるときは、励起光
は射出できる状態にある。
【0109】また、内視鏡挿入部260は、光射出手段
261から射出する光が、常に光透過手段262に照射
されるよう生体内に挿入されるものとする。また、光透
過手段262は、内視鏡挿入部260の側方の材料が、
光透過手段262と同等の透過率のものであれば、特に
別個に設ける必要はない。また、光透過手段262は、
内視鏡挿入部の一部(先端から数cmであることが望ま
しい。)を除いて、全ての側方部分に配置することが望
ましい。
【0110】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、生体の内視鏡挿入口に装着される光射出手段
と、光射出手段の光の照射により内視鏡挿入部を透過す
る透過光を検出する透過光検出手段とを備え、透過光検
出手段は、透過光の検知に基づいて内視鏡挿入部先端が
生体外にあるとし、励起光射出禁止制御手段に検出信号
を出力し、励起光射出禁止制御手段は、励起光の射出を
禁止するので、励起光が被験者の目に入ることにより損
傷を及ぼすことがなく、安全性を確保することができ
る。
【0111】次に、本発明による第12の実施の形態に
よる蛍光内視鏡装置の説明をする。図12は、本発明の
実施の形態による蛍光内視鏡装置の概略構成を示す図で
ある。なお、第1の実施の形態と同等の要素についての
説明は、特に必要のない限り省略する。
【0112】本実施の形態における蛍光内視鏡装置は、
画像信号処理部内に配置され、内視鏡挿入部270と生
体との間の空間容量Cを検出する空間容量検出手段27
1と、内視鏡挿入部270内に配置され、内視鏡挿入部
の負荷を一定値にする負荷手段272、その負荷手段2
72と画像処理信号部内の空間容量検出手段271とを
繋ぐ検出ケーブル273とを備えたものである。負荷手
段272は、内視鏡挿入部側方全体に配置され、内視鏡
挿入部270の負荷が一定の値となるよう配置されたも
のである。
【0113】次に、本実施の形態による蛍光内視鏡装置
の作用を説明する。本実施の形態における蛍光内視鏡装
置は、画像信号処理手段内に、内視鏡挿入部270と生
体との間の空間容量Cを検出する空間容量検出手段27
1と、内視鏡挿入部側方全体に配置され、内視鏡挿入部
270の負荷を一定値に保つ272とを備え、空間容量
検出手段271は、高周波の電流を流す交流電圧源(図
示省略)を備えており、この高周波電流は、検出ケーブ
ル273を介して内視鏡挿入部270の負荷手段272
に流れ、内視鏡挿入部270と生体との間の空間容量C
を介して、生体に流れる。画像信号処理部内の空間容量
検出手段271と生体とは、図示省略したケーブルによ
りGNDを介して繋がっているものとする。
【0114】空間容量検出手段271は、高周波電流を
流すことにより内視鏡挿入部270内に配置される負荷
手段272の負荷と、負荷手段272と生体との間の空
間容量Cと、生体の負荷とに基づく負荷を検出する。内
視鏡挿入部270が、生体内にあるときは、空間容量検
出手段271により検出される負荷は一定値である。そ
して、この検出される負荷が所定の閾値以上になったと
き、空間容量検出手段271は、内視鏡挿入部先端が生
体外にあるとして、励起光射出制御手段711に検出信
号を出力する。励起光射出禁止制御手段711は、制御
用コンピュータ200により半導体レーザ用電源112
をOFFにして励起光の射出を禁止する。なお、負荷手
段272は、内視鏡挿入部を構成する材料が、負荷手段
272と同等のものであれば特に別個に設ける必要はな
い。
【0115】上記のように構成された蛍光内視鏡装置に
よれば、内視鏡挿入部と生体との間の空間容量を検出す
る空間容量検出手段を備え、空間容量検出手段は、検出
される空間容量の大きさが所定の閾値以上になったと
き、内視鏡挿入部先端が生体外にあるとして、励起光射
出禁止制御手段に検出信号を出力し、励起光射出禁止制
御手段は、励起光の射出を禁止するので、励起光が被験
者の目に入ることにより損傷を及ぼすことがなく、安全
性を確保することができる。
【0116】上記本発明の各実施の形態による蛍光内視
鏡装置は、励起光の射出の禁止を励起光射出禁止制御手
段が、制御用コンピュータにより制御信号を出力するこ
とにより行なったが、励起光を導光する導光手段の光路
中にシャッターなどを設置することにより、励起光の射
出を禁止するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態による蛍
光内視鏡装置の概略構成図
【図2】第1から第12までの具体的な実施の形態の蛍
光内視鏡装置に使用される光学透過フィルタの概略構成
【図3】本発明の第3の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図4】本発明の第4の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図5】体腔内および診察室風景の通常画像におけるR
GB信号のヒストグラムを示す図
【図6】本発明の第5の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図7】直線成分からなる画像のテンプレートを示す図
【図8】本発明の第6、第7、第8の実施の形態による
蛍光内視鏡装置の概略構成図を示す図
【図9】本発明の第9の実施の形態による蛍光内視鏡装
置の概略構成図
【図10】本発明の第10の実施の形態による蛍光内視
鏡装置の概略構成図
【図11】本発明の第11の実施の形態による蛍光内視
鏡装置の概略構成図
【図12】本発明の第12の実施の形態による蛍光内視
鏡装置の概略構成図
【図13】正常組織と病変組織の蛍光スペクトルの強度
比分布を示す説明図
【符号の説明】
1、4、5、6、7 画像信号処理部 2 スイッチ 3 白色光スイッチ 10 生体組織 100、210、220、230 内視鏡挿入部 240、250、260、270 内視鏡挿入部 101 ライトガイド 101a 白色光ライトガイド 101b 励起光ライトガイド 102 CCDケーブル 103 イメージファイバ 104 照明レンズ 105 対物レンズ 106 集光レンズ 107 通常画像用撮像素子 108 反射用プリズム 110 照明ユニット 111 白色光源 112 白色光源用電源 113 白色光用集光レンズ 114 GaN系半導体レーザ 115 半導体レーザ用電源 116 励起光用集光レンズ 200 制御用コンピュータ 211 光検出手段 221 温度検出手段 231 ガス検出手段 241 磁場発生手段 242 磁場検出手段 242a ワイヤ 242b ホールセンサ 212、222、232、243 検出ケーブル 254、264、273 検出ケーブル 251、261 光射出手段 252 反射手段 253 反射光検出手段 262 透過手段 263 透過光検出手段 271 空間容量検出手段 272 負荷手段 300 画像検出ユニット 301 蛍光用コリメートレンズ 302 励起光カットフィルタ 303 光学透過フィルタ 303a、303b、303c バンドパスフィルタ 304 フィルタ回転装置 305 蛍光用集光レンズ 306 蛍光画像用高感度撮像素子 307、501 AD変換器 400 画像演算ユニット 401 画像データメモリ 402 自家蛍光画像演算部 403 反射画像演算部 404 画像合成部 405、504 フリッカ検出手段 500 表示信号処理ユニット 502 通常画像データメモリ 503 ビデオ信号処理回路 514 輝度分布検出手段 524 輝度検出手段 534 色信号検出手段 544 直線検出手段 600 モニタユニット 601 通常画像用モニタ 602 演算画像用モニタ 700、701、701、702、703 励起光射
出禁止制御手段 704、705、706、707、708 励起光射
出禁止制御手段 709、710、711 励起光射出禁止制御手段 Lw 白色光 Lr 励起光 Ls 参照光 Zj 蛍光像 Zs 反射像 Zw 通常像 C 空間容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 C 5/238 5/238 Z 7/18 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA00 BA23 CA01 CA02 CA11 CA27 DA11 GA02 GA10 GA11 4C061 CC06 CC07 FF46 HH51 HH54 JJ11 JJ17 LL02 NN01 PP12 QQ02 QQ04 QQ07 QQ09 RR03 RR14 RR22 RR30 VV04 WW17 5C022 AA09 AB13 AB15 AC51 AC55 AC69 5C054 AA01 AA05 CA04 CA06 CC07 DA10 EA01 EA05 EA07 ED00 FA00 FB03 FC03 FC07 FC12 FF02 GA04 GB01 GC03 HA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光および照明光を射出する射出手段
    と、生体内部に挿入される挿入部と、該挿入部内に設置
    されて生体内部の被測定部まで前記射出手段から射出さ
    れた励起光および照明光を導光する導光手段と、該導光
    手段により導光された前記励起光の照射により前記被測
    定部から発生する蛍光による蛍光像および該導光手段に
    より導光された前記照明光の照射により前記被測定部か
    ら反射される通常像を撮像する撮像手段とを備えた蛍光
    内視鏡装置において、 前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁止手段と、 前記挿入部先端が、前記生体外部にあることを検出する
    検出手段と、 該検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁止手
    段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制
    御手段とを備えることを特徴とする蛍光内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段が、前記射出手段から射出
    される前記照明光とは異なる室内照明光の照射により現
    れるフリッカの存在を検出するフリッカ検出手段を有
    し、 該フリッカ検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射
    出禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射
    出禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の蛍光内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が、前記通常画像の輝度分
    布が生体内部における輝度分布と異なることを検出する
    輝度分布検出手段を有し、 該輝度分布検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射
    出禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射
    出禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1また
    は2記載の蛍光内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、前記通常画像の輝度が
    生体内部における輝度と異なることを検出する輝度検出
    手段を有し、 該輝度検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁
    止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁
    止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から3い
    ずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段が、前記通常画像の色信号
    が生体内部における色信号と異なることを検出する色信
    号検出手段を有し、 該色信号検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出
    禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出
    禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から4
    いずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段が、前記通常画像の直線パ
    ターンが生体内部における直線パターンと異なることを
    検出する直線検出手段を有し、 該直線検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁
    止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁
    止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から5い
    ずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段が、前記挿入部先端に配置
    され前記挿入部先端近傍の光強度が生体内部の光強度と
    異なることを検出する光強度検出手段を有し、該光強度
    検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁止手段
    により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁止制御
    手段を備えることを特徴とする請求項1から6いずれか
    1項記載の蛍光内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段が、前記挿入部先端に設置
    されて前記挿入部先端近傍の温度が生体内部の温度と異
    なることを検出する温度検出手段を有し、 該温度検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁
    止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁
    止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から7い
    ずれか1項記載の蛍内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段が、前記挿入部先端に設置
    されて前記挿入部先端近傍のガスが生体内部のガスと異
    なることを検出するガス検出手段を有し、 該ガス検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁
    止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁
    止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から8い
    ずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段が、前記生体の挿入口に
    装着され磁場を発生する磁場発生手段および前記挿入部
    に設置されて前記磁場を検出する磁場検出手段を有し、 該磁場検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出禁
    止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出禁
    止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から9い
    ずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段が、前記生体の挿入口に
    装着され光を射出する光射出手段および前記光の照射に
    より前記挿入部先端から反射される反射光を検出する反
    射光検出手段を有し、 該反射光検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出
    禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出
    禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から1
    0いずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段が、前記生体の挿入口に
    装着され光を射出する光射出手段および前記光の照射に
    より前記挿入部を透過する透過光を検出する透過光検出
    手段を有し、 該透過光検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射出
    禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射出
    禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から1
    1いずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段が、前記挿入部と前記生
    体との間の空間容量を検出する空間容量検出手段を有
    し、 該空間容量検出手段の検出信号に基づいて前記励起光射
    出禁止手段により前記励起光の射出を禁止する励起光射
    出禁止制御手段を備えることを特徴とする請求項1から
    12いずれか1項記載の蛍光内視鏡装置。
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