JP2002027726A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JP2002027726A
JP2002027726A JP2000206475A JP2000206475A JP2002027726A JP 2002027726 A JP2002027726 A JP 2002027726A JP 2000206475 A JP2000206475 A JP 2000206475A JP 2000206475 A JP2000206475 A JP 2000206475A JP 2002027726 A JP2002027726 A JP 2002027726A
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JP
Japan
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stator
bearing
inner diameter
bearings
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000206475A
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English (en)
Inventor
Akira Tsubouchi
明 坪内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OA機器に使用されるPM型ステッピングモ
ータにおいて、軸受と固定子の同軸度を保ち、かつモー
タの小型化に寄与することを目的とする。 【解決手段】 ステータヨークを樹脂モールドで一体的
に構成し、その端面のR部も樹脂材で形成し、上記ステ
ータヨーク端面部に軸受を挿入配備したから、トルク効
率を損なうことなく、高精度な軸受と固定子の同軸度が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
に係り、中でも軸受の取り付け構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のPM型ステッピングモータの軸受
取り付け構造としては公開実用64−2577号公報に
記載されたものが知られている。これは、軸受の外径部
を固定子の内周部に直接挿入して構成したものである。
この構造では、軸受の外径部を固定子の内周部に直接挿
入することにより軸受と固定子の同軸度を保っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造においては、固定子ヨークは板金を曲げ加工して形成
するから、その内周端面部には曲げR部が存在する。こ
れに軸受の外径を嵌め合わせて固定しようとすると、軸
受は曲げR部を越えて直線部(内径円筒部)まで十分に
延ばさなければならない。そしてこの内径円筒部はトル
ク発生に寄与する部分であるから、軸受が入り込むこと
によりロータマグネットの対向面積が減ってトルク効率
が低下する。また、軸受と固定子の同軸度を保つには軸
受と内径円筒部のクリアランスを小さくする必要があ
り、そのため、挿入するとき固定子ヨークの磁極歯が変
形する場合があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、トルク効率を損なうことなく軸受と固定
子の同軸度を向上したPM型ステッピングモータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、固定子ヨークの内周部にそれと同一径の樹
脂モールド部を成形した。これによって、内径円筒部よ
り軸方向外側に軸受の挿入部を確保し、モータの発生ト
ルクに寄与する部分を使用することなく軸受を保持する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、円筒状のマグネットを有するロータと、その外周に
あって軸方向に同芯状に配置した複数相のステータと、
ステータの端面側に固定されロータを支承する第1およ
び第2の軸受とを備え、各々のステータはその内径側に
極歯を軸方向へ向けて曲げ形成した2個のステータヨー
クを有し、複数相のステータのステータヨークは樹脂イ
ンサート成型により一体に形成され、さらにステータヨ
ークの内径端面の曲げR部には成形樹脂が充填されてお
り、第1および第2の軸受の少なくとも一方は、その外
径が、前記曲げR部に充填した成形樹脂の内径と嵌め合
わされているものであり、ステータのトルク発生に寄与
するスペースを占有することなく、軸受をステータと同
軸に配置することができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、第1お
よび第2の軸受の少なくとも一方は、その外径が、前記
曲げR部に充填した成形樹脂の内径と嵌め合わされ、さ
らにステータヨークの内径とも嵌め合わされているもの
で、トルクの減少を小さく保ち、且つ軸受を強固に保持
できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0009】(実施例1)図1に本発明の実施例に係る
マグネットロータ型ステッピングモータの側面断面図を
示す。同図において、機器に取り付けるためのフランジ
1には、カシメまたは圧入等の手段で取り付けた第1の
軸受2と、モータ底面のブラケット3に同様な手段で取
り付けた第2の軸受4とで回転軸5が回転自在に支承さ
れている。回転軸5には円筒状のマグネット6、7が接
着剤8等の手段で固着され、マグネットロータを構成し
ている。さらに、マグネット6、7と空隙を介して対向
するように2組のステータがあり、これらは、極歯を有
するステータヨーク9a、9b、10a、10bと、閉
磁路を形成するフレーム14、15と、その中にある2
相分の環状固定子コイル12、13とで構成されてい
る。そしてこれらのステータヨークは樹脂モールド等の
手段で樹脂材11により互いに固着されている。
【0010】さらに、樹脂材11は2組のステータの内
径面を両端面まで連続して充填してある。そして第2の
軸受4の外周面はステータヨーク10bの端面の曲げR
部に充填された樹脂材11と、ステータヨーク10a、
10bの直線部の一部とに重なるような挿入長さをもっ
て取り付けられている。
【0011】このような構成のモータを組み立てるに
は、まず、ステータヨーク9a、9b、10a、10b
を樹脂インサート成形により一体に形成する。次いでこ
れにコイルを巻回し、フレーム15をかぶせる。そして
このステータヨークの内径とフランジ1に埋設した第1
の軸受2の内径とが同軸上になるように治具で位置決め
を行って、フランジ1の突き合わせ部分、およびフラン
ジとフレーム14とを外周面で溶接固着する。次にこの
位置決め治具を取り去り、マグネットロータを挿入し、
さらに、ブラケット3にあらかじめ固着した第2の軸受
4をステータヨーク10bの端面の内周円筒部に挿入
し、フレーム15とブラケット3とを外周面で溶接固着
する。以上でモータ組立が完成する。
【0012】図2(a)は軸受挿入部であるステータヨ
ーク10a、10bの内周端面部における各部品の関連
配置を内周側からみた状態を示し、図2(b)はその内
周端面部の断面図を示す。図においてステータヨーク1
0bのR部、およびステータヨーク10a、10bの隙
間には、ステータヨークの内径と同一径となるように樹
脂材11が充填されている。マグネット7はステータヨ
ークの極歯のトルク寄与部(一点鎖線領域)と対向させ
ている。また、第2の軸受4はステータヨーク10a、
10bの曲げR部の樹脂部材に沿って、挿入配備されて
いる。このとき、第2の軸受4の軸方向長さを曲げR部
の長さの範囲に留めればステータヨークの極歯の全面に
マグネットを対向させることができてトルクの減少がな
くなり、第2の軸受4の一部を極歯に嵌め合わせば軸受
を強固に保持できる。
【0013】なお、以上の説明では、第1の軸受と第2
の軸受の一方をステータヨーク内周端面に配備する構成
にした例で説明したが、第1の軸受と第2の軸受の両方
をステータヨークの内周両端面に配備する構成について
も同様に実施可能である。
【0014】
【発明の効果】上記実施例の記載から明らかなように、
請求項1記載の発明によれば、ステータヨークの内周端
面のR部と同軸に樹脂材で内周円筒面を形成することに
より、ステータヨークのトルク発生に寄与しない部分、
すなわち内周端面のR部に軸受を挿入でき、ステータヨ
ークのトルク発生に寄与する部分すなわち内周直線部全
域に対向するように永久磁石を配置することが可能とな
り、軸受と固定子の同軸度を保つと共に、トルク効率の
良いステッピングモータを提供できる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、トル
クの減少を小さくでき、且つ軸受を強固に保持できる。
そのときステータヨークは樹脂モールドで一体成形され
ているから、その内周部に軸受を挿入する際、挿入力が
内周全体にかかり、固定子磁極歯を曲げたりする心配が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるマグネットロータ型ステ
ッピングモータの側面断面図
【図2】(a)本発明の実施例のステータヨーク内周端
面部における各部品の関連配置を示した説明図 (b)同内周端面部における各部品の断面図
【符号の説明】
1 フランジ 2 第1の軸受 3 ブラケット 4 第2の軸受 5 回転軸 6、7 マグネット 9a、9b、10a、10b ステータヨーク 12、13 環状固定子コイル 14、15 フレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のマグネットを有するロータと、
    その外周にあって軸方向に同芯状に配置した複数相のス
    テータと、前記ステータの端面側に固定され前記ロータ
    を支承する第1および第2の軸受とを備え、前記各々の
    ステータはその内径側に極歯を軸方向へ向けて曲げ形成
    した2個のステータヨークを有し、前記複数相のステー
    タのステータヨークは樹脂インサート成型により一体に
    形成され、さらにステータヨークの内径端面の曲げR部
    には成形樹脂が充填されており、前記第1および第2の
    軸受の少なくとも一方は、その外径が、前記曲げR部に
    充填した成形樹脂の内径と嵌め合わされている、ステッ
    ピングモータ。
  2. 【請求項2】 円筒状のマグネットを有するロータと、
    その外周にあって軸方向に同芯状に配置した複数相のス
    テータと、前記ステータの端面側に固定され前記ロータ
    を支承する第1および第2の軸受とを備え、前記各々の
    ステータはその内径側に極歯を軸方向へ向けて曲げ形成
    した2個のステータヨークを有し、前記複数相のステー
    タのステータヨークは樹脂インサート成型により一体に
    形成され、さらにステータヨークの内径端面の曲げR部
    には成形樹脂が充填されており、前記第1および第2の
    軸受の少なくとも一方は、その外径が、前記曲げR部に
    充填した成形樹脂の内径と嵌め合わされ、さらに前記ス
    テータヨークの内径とも嵌め合わされている、ステッピ
    ングモータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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