JP2002027522A - 移動通信端末及びセル選択制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

移動通信端末及びセル選択制御プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002027522A
JP2002027522A JP2000204106A JP2000204106A JP2002027522A JP 2002027522 A JP2002027522 A JP 2002027522A JP 2000204106 A JP2000204106 A JP 2000204106A JP 2000204106 A JP2000204106 A JP 2000204106A JP 2002027522 A JP2002027522 A JP 2002027522A
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cells
cell
base station
terminal
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Tsutomu Yasuda
力 安田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自端末の伝送品質を確保しつつ、周辺の移動
通信端末の通信に対する干渉を低減する。 【解決手段】 ハンドオーバを行う際に、基地局サーチ
制御手段12aにより周辺基地局をサーチして選択候補
リストを作成し、加速度センサ19の出力をもとに移動
速度検出手段12bで自端末の移動速度を検出すると共
に、通信速度判定手段12cにより通信速度を判定す
る。そして、セル選択制御手段12dにおいて、上記検
出した移動速度及び判定した通信速度と、記憶部13に
予め記憶してあるセル選択テーブルとに基づいて、大径
セルの基地局を優先的に選択すべきか、小径セルの基地
局を優先的に選択すべきかを判定し、この判定結果をも
とに上記選択候補リストの中から最適な基地局を選択し
て、この基地局に対しハンドオーバを行うようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCDMA
(Code Division Multiple Access)を採用したセルラ
無線通信システムで使用される移動通信端末に係わり、
特にハンドオーバ先のセルを大きさの異なる複数のセル
の中から選択する機能を備えた移動通信端末と、この移
動通信端末で使用されるセル選択制御プログラムを記憶
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラ無線通信システムでは、通信中に
移動通信端末が移動すると、接続先の基地局を切り替え
るいわゆるハンドオーバが行われる。このハンドオーバ
を行う際に移動通信端末は、周辺の基地局をその送信信
号の受信レベルを検出することによりサーチし、このサ
ーチにより得られた複数の基地局の中から最適な基地局
を選択するようにしている。
【0003】しかし、移動通信端末が高速移動している
場合には、ハンドオーバの頻度が高くなり、これが伝送
誤りの発生や移動通信端末の消費電力増加の原因になる
場合がある。そこで従来では、例えばサービスエリアに
大きさの異なる複数のセルを重ねて配置し、移動通信端
末の移動速度が高速の場合には大径のセルの基地局を、
一方低速の場合には小径のセルの基地局をハンドオーバ
先としてそれぞれ選択する方式が提案されている。この
方式を採用すれば、移動通信端末が高速移動していると
きには大径のセルが選択されるので、ハンドオーバの頻
度は低減され、この結果伝送誤りの低減と消費電力の低
減が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、移動通信端
末が高速移動しているからといって常に大径のセルを選
択すると、干渉の問題が発生する。すなわち、CDMA
方式を採用したセルラ無線システムにおいては、遠近問
題の解消のために移動通信端末の送信電力を基地局から
の距離に応じて可変制御するようにしている。例えば、
移動通信端末がセルの中央部に位置しているときのよう
に基地局から比較的近い場合にはこの移動通信端末の送
信電力は小さい値に設定され、一方移動通信端末がセル
の周縁部に位置しているときのように基地局から遠く離
れている場合にはこの移動通信端末の送信電力は大きな
値に設定される。
【0005】したがって、高速移動中の移動通信端末に
常に大径のセルを使用させると、この移動通信端末がセ
ルの周縁部に位置するときにその大きな送信電力によっ
て周囲の移動通信端末の通信に干渉を及ぼすおそれが高
くなり、システム的に好ましくない。
【0006】一方、移動通信端末が低速移動しているか
らといって常に小径のセルを選択すると、周囲の通信に
干渉を与える心配はなくなるものの、ハンドオーバの回
数が増えて消費電力が大きくなる。
【0007】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その第1の目的は、自端末の伝送品質を確保しつ
つ、周辺の移動通信端末の通信に対する干渉を低減する
ようにした移動通信端末を提供することである。
【0008】また第2の目的は、周囲の通信に対する干
渉を増加させることなく、ハンドオーバの頻度をさらに
少なくして消費電力のより一層の低減を可能にする移動
通信端末を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために第1の発明は、サービスエリアに、大きさの異
なる複数のセルを重ねて配置したシステムで使用される
移動通信端末にあって、上記複数のセルをそれぞれ形成
する各基地局から到来する無線信号の受信品質をそれぞ
れ判定する受信品質判定手段と、自端末の移動速度を検
出する移動速度検出手段と、通信パラメータにより決定
される通信品質を判定する判定手段とを備え、ハンドオ
ーバを行う際に、上記受信品質判定手段により判定され
た受信品質と、上記移動速度検出手段による移動速度の
検出結果と、上記判定手段による判定結果とに基づい
て、上記複数のセルの中から適切なセルをハンドオーバ
先のセルとして選択するようにしたものである。
【0010】すなわち、第1の発明では、ハンドオーバ
に際し、自端末の移動速度だけでなく、通信品質を考慮
してハンドオーバ先のセルが選択される。例えば、低ビ
ットレートの通信のように高い品質が要求されない通信
を行っているときには、ハンドオーバが頻繁に行われて
も通信品質が著しく劣化する心配はない。このため、こ
の場合には高速移動中であっても小径のセルが選択され
る。
【0011】したがって、高速移動中には無条件に大径
のセルを選択するようにした従来の方式に比べ、自身の
通信品質を確保した上で周囲の通信に対する干渉の増大
を低減することができる。
【0012】一方、上記第2の目的達成するために第2
の発明は、サービスエリアに、大きさの異なる複数のセ
ルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信端末
にあって、上記複数のセルを形成する各基地局から到来
する無線信号の受信品質をそれぞれ判定する受信品質判
定手段と、自端末の移動速度を検出する移動速度検出手
段と、自端末の送信電力値を判定する判定手段とを備
え、ハンドオーバを行う際に、上記受信品質判定手段に
より判定された受信品質と、上記移動速度検出手段によ
る移動速度の検出結果と、上記判定手段により判定され
た送信電力値とに基づいて、上記複数のセルの中から適
切なセルをハンドオーバ先のセルとして選択するように
したものである。
【0013】すなわち第2の発明では、ハンドオーバに
際し、自端末の移動速度だけでなく、送信電力値を考慮
してハンドオーバ先のセルが選択される。例えば、移動
速度が低速であればハンドオーバ先として小径のセルを
選択すべきであるが、自端末の送信電力値が小さければ
周囲の通信に与える干渉は少ない。このため、この場合
には小径のセルを選択せずに大径のセルが選択される。
【0014】したがって、低速移動中には無条件に小径
のセルを選択する場合に比べ、周囲の通信に対する干渉
を増加させることなくハンドオーバの頻度をさらに少な
くすることができ、これにより端末の消費電力をより一
層低減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明の第
1の実施形態は、サービスエリアに、複数の大径セルと
それより径の小さい複数の小径セルを重ねて配置したC
DMAセルラ無線システムで使用されるCDMA移動通
信端末において、ハンドオーバを行う際に、周辺基地局
をサーチしてハンドオーバ候補のリストを作成すると共
に、自端末の移動速度及び通信速度をそれぞれ検出及び
判定し、この検出した移動速度及び判定した通信速度に
基づいて大径セルの基地局を優先的に選択すべきか、小
径セルの基地局を優先的に選択すべきか、さらには受信
品質を優先した選択を行うべきかを判定する。そして、
この判定結果をもとに上記選択候補リストの中から最適
な基地局を選択するようにしたものである。
【0016】図10は、この発明に係わるCDMAセル
ラ無線システムのセル構成の一例を示すものである。図
示するごとく、サービスエリアには、第1の径を有する
複数の第1のセル(以後大径セルと呼称する)LC1,
LC2,…と、上記第1の径より小さい第2の径を有す
る複数の第2のセル(以後小径セルと呼称する)SC
1,SC2,SC3,…が、重ねて配置されている。こ
れらの大径セルLC1,LC2,…及び小径セルSC
1,SC2,SC3,…には、それぞれ基地局(図示せ
ず)が設置されており、移動通信端末MSは自己が位置
するセルの基地局との間で無線チャネルを介して通信が
可能になる。
【0017】ところで、この発明の第1の実施形態にお
けるCDMA移動通信端末MSは、次のように構成され
る。図1はその構成を示す回路ブロック図である。
【0018】同図において、図示しない基地局から送信
された無線周波信号は、アンテナ1で受信されたのちア
ンテナ共用器2(DUP)を介して受信回路(RX)3
に入力される。受信回路3では、上記無線周波信号が周
波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局部
発振信号とミキシングされて中間周波信号に周波数変換
される。なお、上記周波数シンセサイザ4から発生され
る受信局部発振信号の周波数は、制御部12Aからの制
御信号SYCによって指示される。
【0019】上記受信中間周波信号は、CDMA信号処
理部6において、直交復調処理が施されたのち、受信チ
ャネルに割り当てられた拡散符号(PN符号)により逆
拡散処理され、これによりデータレートに応じた所定の
フォーマットの復調データに変換される。そして、この
変換された復調データは音声符号処理部7に入力され、
また上記受信データのうちデータレートを示すデータに
ついては受信データレートとして制御部12Aに入力さ
れる。
【0020】音声符号処理部7は、上記CDMA信号処
理部6から出力された復調データに対し、制御部12A
から通知される受信データレートに応じた伸長処理を施
したのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復
号処理を行って、ベースバンドの受信ディジタルデータ
を再生する。
【0021】PCM符号処理部8は、制御部12Aから
出力されたディジタル音声信号通信の種別(音声通信、
データ通信)に応じて異なる信号処理を行なう。すなわ
ち、音声通信時には、音声符号処理部7から出力された
受信ディジタルデータをPCM復号してアナログ受話信
号を出力する。このアナログ受話信号は、受話増幅器9
にて増幅されたのちスピーカ10より拡声出力される。
またデータ通信時には、音声符号処理部7から出力され
た受信ディジタルデータを制御部12Aへ出力する。制
御部12Aは、上記受信ディジタルデータを記憶部13
に格納する。また必要に応じて、上記受信ディジタルデ
ータを外部インタフェースから図示しない携帯情報端末
(PDA:Personal Digital Assistance )やノート型
パーソナル・コンピュータ等のパーソナル・コンピュー
タへ出力する。
【0022】これに対し、音声通信時における話者の送
話音声は、マイクロホン11に入力された後、送話増幅
器18で適正レベルまで増幅される。そして、PCM符
号処理部8にてPCM符号化処理が施されたのち、送信
データとして音声符号処理部7に入力される。また、図
示しないパーソナル・コンピュータから出力されたデー
タ或いは図示しないカメラから入力された画像データ
は、外部インタフェースを介して制御部12Aに入力さ
れ、この制御部12AからPCM符号処理部8を介して
音声符号処理部7に出力される。
【0023】音声符号処理部7は、音声通信時には、P
CM符号処理部8から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちCD
MA信号処理部6へ出力する。また、データ通信時にお
いては、PCM符号処理部8から出力された送信データ
を、予め設定されたデータレートに応じたフォーマット
のバースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を
施してCDMA信号処理部6へ出力する。なお、音声通
信時およびデータ通信時のいずれのデータレートも、送
信データレートとして制御部12Aに通知される。
【0024】CDMA信号処理部6は、上記音声符号処
理部7にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたPN符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を行い、この直交変調信号を送信回路(TX)
5へ出力する。
【0025】送信回路5は、上記直交変調信号を周波数
シンセサイザ4から発生される送信局部発振信号と合成
して無線周波信号に変換する。そして、送信回路5は、
制御部12Aにより通知される送信データレートに基づ
いて、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅
し、送信無線周波信号として出力する。この送信回路5
から出力された送信無線周波信号は、アンテナ共用器2
を介してアンテナ1に供給され、このアンテナ1から図
示しない基地局へ向けてバースト送信される。
【0026】入力部14には、ダイヤルキーや発信キ
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ー等のキー群が設けられている。また表示部15には、
通話相手端末の電話番号や装置の動作状態、さらには受
信データ等を表示するためのLCD表示器や、バッテリ
16の充電動作を表すLEDランプが設けられている。
なお、17は電源回路であり、バッテリ16の出力をも
とに所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給
する。
【0027】ところで制御部12Aは、例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として有するもので、発着信に
応じて基地局との間に通信リンクを開設して音声通信や
データ通信を行なうための通信制御機能や、通話相手の
音声を記憶部13Aを用いて録音/再生する制御機能に
加え、この発明の特徴であるセル選択制御を実現する機
能として、基地局サーチ制御手段12aと、移動速度検
出手段12bと、通信速度判定手段12cと、セル選択
制御手段12dとを有している。これらの手段は、いず
れもマイクロプロセッサによるプログラムの実行により
実現され、各プログラムは制御部12A内のプログラム
メモリに格納されている。
【0028】基地局サーチ制御手段12aは、ハンドオ
ーバが必要になったときに、周辺の基地局をサーチして
その結果をもとに選択候補リストを作成する。基地局の
サーチでは、報知チャネル信号を受信できた周辺基地局
の識別情報(基地局ID)と、報知チャネル信号に含ま
れる基地局の送信電力情報と、報知チャネル信号の受信
品質が得られる。
【0029】移動速度検出手段12bは、加速度センサ
19の出力をもとに自端末の移動速度を検出する。通信
速度判定手段12cは、通信中のデータレートから通信
速度を判定する。
【0030】セル選択制御手段12dは、上記移動速度
検出手段12bにより検出された自端末の移動速度と、
通信速度判定手段12cにより判定された通信速度と、
記憶部13Aに予め記憶してあるセル選択テーブルの内
容とに基づいて、大径セルの基地局を優先的に選択すべ
きか、小径セルの基地局を優先的に選択すべきか、さら
には受信品質を優先にした選択を行うべきかを判定す
る。そして、この判定結果をもとに上記選択候補リスト
の中から最適な基地局を選択する。図2は、上記セル選
択テーブルの構成を示すものである。
【0031】次に、以上のように構成された移動通信端
末によるセル選択制御動作を説明する。図3はその制御
手順と制御内容を示すフローチャートである。通信中に
おいて移動通信端末MSは、制御部12Aによりハンド
オーバの要否を監視している(ステップ3a)。この状
態で、移動通信端末MSがセルの周縁部に移行してハン
ドオーバが必要になると、移動通信端末MSの制御部1
2Aはステップ3bで先ず周辺基地局のサーチを行う。
【0032】すなわち、周辺に存在する複数の基地局が
送信している報知チャネル信号を順次受信する。そし
て、受信した報知チャネル信号から基地局ID及び送信
電力値の情報をそれぞれ抽出し、かつ受信品質を検出す
る。受信品質の検出は、受信電界強度又は符号誤り率
(SIR)或いはその両方を検出することによりなされ
る。そして周辺基地局のサーチが終了すると、このサー
チ結果をもとにステップ3cで選択候補リストを作成す
る。この選択候補リストは、上記サーチ結果を大径セル
用基地局と小径セル用基地局とに分けたのち受信品質順
に並べ替えることにより作成される。なお、大径セル用
基地局であるか小径セル用基地局かの判定は、報知チャ
ネル信号から抽出した送信電力値の情報をもとに行う。
【0033】次に、移動通信端末MSの制御部12A
は、ステップ3dで加速度センサ19の出力をもとに演
算を行って自端末の移動速度を検出する。そしてステッ
プ3eで、いま通信に使用しているデータビットレート
をもとに通信速度を判定する。この通信速度は通信品質
に対応する。
【0034】続いて移動通信端末MSの制御部12A
は、ステップ3fで記憶部13Aからセル選択テーブル
を読み出す。そして、このセル選択テーブルと、上記ス
テップ3d及びステップ3eで検出及び判定した自端末
の移動速度及び通信速度とをもとに、セルの選択方式を
判定する。
【0035】例えば、いま仮にセル選択テーブルが図2
に示す内容になっているものとすると、画像データの伝
送時のように通信速度rがしきい値Rth以上で、移動速
度vが上限しきい値vthH以上(高速)の場合には、ハ
ンドオーバ頻度を低減しかつ伝送品質を高く保つ必要が
あることから「大径セルの基地局を優先」が選択され
る。これに対し通信速度rがしきい値Rth以上でも、移
動速度vが下限しきい値vthL以下(低速)の場合に
は、移動速度が遅いことからハンドオーバ頻度は多くな
らずこれにより伝送品質は十分に保持されるので、「小
径セルの基地局を優先」が選択される。
【0036】なお、通信速度rがしきい値Rth以上で
も、移動速度vがvthL≦v≦vthH(中速)の場合に
は、大径セル及び小径セルのいずれを選択しても、ハン
ドオーバ頻度はそれほど多くならずこれにより伝送品質
は確保されるので、「受信品質の良い基地局を優先」が
選択される。また、例えば音声通信を行っているときの
ように通信速度rがしきい値Rth未満の場合には、移動
速度に関係なく伝送品質は良好に保たれるので、上記v
thL≦v≦vthHの場合と同様に「受信品質の良い基地局
を優先」が選択される。
【0037】そうしてセル選択方式が決定されると制御
部12Aは、ステップ3gでこの方式に従い前記選択候
補リストの中から最適な基地局を選択し、以後この基地
局をハンドオーバ先とするハンドオーバ処理を実行す
る。
【0038】以上のように第1の実施形態では、端末の
移動速度vに加えて通信速度rを考慮し、移動速度vが
高速でも通信速度rが低速の場合にはハンドオーバ頻度
が多くなっても伝送品質への影響は少ないと判断して、
必ずしも大径セルの基地局を選択せず、受信品質を優先
した基地局の選択を行うようにしている。したがって、
高速移動中には無条件に大径セルの基地局を選択した場
合に比べて、周辺の通信へ干渉を与える不具合を低減す
ることができる。
【0039】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、サービスエリアに、複数の大径セルとそれより
径の小さい複数の小径セルを重ねて配置したCDMAセ
ルラ無線システムで使用されるCDMA移動通信端末に
おいて、ハンドオーバを行う際に、周辺基地局をサーチ
してハンドオーバ候補のリストを作成すると共に、自端
末の移動速度及び送信電力値をそれぞれ検出及び判定
し、この検出した移動速度及び判定した送信電力値に基
づいて大径セルの基地局を優先的に選択すべきか、小径
セルの基地局を優先的に選択すべきか、さらには受信品
質を優先した選択を行うべきかを判定する。そして、こ
の判定結果をもとに上記選択候補リストの中から最適な
基地局を選択するようにしたものである。
【0040】図1は、この発明の第2の実施形態におけ
るCDMA移動通信端末MSの機能構成を示す回路ブロ
ック図である。なお、同図において前記図1と同一部分
には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0041】制御部12Bは、この発明の特徴であるセ
ル選択制御を実現する機能として、基地局サーチ制御手
段12aと、移動速度検出手段12bと、送信電力判定
手段12eと、セル選択制御手段12fとを有してい
る。これらの手段は、いずれもマイクロプロセッサによ
るプログラムの実行により実現され、その各プログラム
は制御部12B内のプログラムメモリに格納されてい
る。
【0042】このうち送信電力判定手段12eは、自端
末の送信電力値を判定する。この送信電力値の判定は、
遠近問題の解消のためにCDMAセルラ無線システムが
備えている送信電力のクローズド制御機能により、基地
局から指示された送信電力制御情報をもとに行われる。
【0043】セル選択制御手段12fは、上記移動速度
検出手段12bにより検出された自端末の移動速度と、
送信電力判定手段12eにより判定された送信電力値
と、記憶部13Bに予め記憶してあるセル選択テーブル
の内容とに基づいて、大径セルの基地局を優先的に選択
すべきか、小径セルの基地局を優先的に選択すべきか、
さらには受信品質を優先にした選択を行うべきかを判定
する。そして、この判定結果をもとに上記選択候補リス
トの中から最適な基地局を選択する。図4は、上記セル
選択テーブルの構成を示すものである。
【0044】次に、以上のように構成された移動通信端
末によるセル選択制御動作を説明する。図6はその制御
手順と制御内容を示すフローチャートであり、前記図3
と同一処理内容のステップには同一符号を付してある。
【0045】移動通信端末MSの制御部12Bは、ステ
ップ3b及びステップ3cで周辺基地局のサーチとその
結果に基づく選択候補リストの作成を終了すると、ステ
ップ3d及びステップ6aでそれぞれ自端末の移動速度
及び送信電力値の検出及び判定を行う。そして、移動速
度及び送信電力値が得られると、ステップ6bで記憶部
13Bからセル選択テーブルを読み出し、このセル選択
テーブルと、上記検出及び判定した自端末の移動速度及
び送信電力値とをもとに、セルの選択方式を判定する。
【0046】例えば、いま仮にセル選択テーブルが図5
に示す内容になっているものとすると、移動速度vが上
限しきい値vthH以上(高速)で、かつ送信電力値pが
しきい値pth以上の場合には、ハンドオーバの頻度を低
く抑える必要があることから、「大径セルの基地局を優
先」が選択される。また移動速度vが上限しきい値vth
H以上(高速)で、かつ送信電力値pがしきい値pth未
満の場合にも、「受信品質の良い基地局を優先」が選択
される。
【0047】一方、移動速度vが下限しきい値vthL以
下(低速)で、かつ送信電力値pがしきい値pth以上の
場合には、ハンドオーバの頻度を特に低く抑える必要が
なく、むしろ送信電力抑えて周囲の通信に対する干渉を
低減する必要から、「小径セルの基地局を優先」が選択
される。これに対し移動速度vが下限しきい値vthL以
下(低速)で、かつ送信電力値pがしきい値pth未満の
場合には、本来ならばハンドオーバ先として小径のセル
を選択すべきであるが、自端末の送信電力値が小さけれ
ば周囲の通信に与える干渉は少ない。このため、この場
合にはハンドオーバ頻度をさらに下げることを狙って、
「大径セルの基地局を優先」が選択される。
【0048】なお、移動速度vがvthL≦v≦vthH(中
速)の場合には、大径セル及び小径セルのいずれを選択
しても、ハンドオーバ頻度はそれほど多くならずこれに
より伝送品質は確保されるので、「受信品質の良い基地
局を優先」が選択される。
【0049】そうしてセル選択方式が決定されると制御
部12Bは、ステップ6cでこの方式に従い前記選択候
補リストの中から最適な基地局を選択し、以後この基地
局をハンドオーバ先とするハンドオーバ処理を実行す
る。
【0050】以上のように第2の実施形態では、端末の
移動速度vに加えて送信電力pを考慮し、移動速度vが
低速でも送信電力値pが小さい場合には、ハンドオーバ
先として小径セルの基地局を選択すべきであるが、自端
末の送信電力値pが小さければ周囲の通信に与える干渉
は少ないと判断し、大径セルの基地局を優先して選択す
るようにしている。したがって、低速移動中には無条件
に小径のセルを選択する場合に比べ、周囲の通信に対す
る干渉を増加させることなくハンドオーバの頻度をさら
に少なくすることができ、これにより端末の消費電力を
より一層低減することができる。
【0051】(第3の実施形態)この発明の第3の実施
形態は、サービスエリアに、複数の大径セルとそれより
径の小さい複数の小径セルを重ねて配置したCDMAセ
ルラ無線システムで使用されるCDMA移動通信端末に
おいて、ハンドオーバを行う際に、周辺基地局をサーチ
してハンドオーバ候補のリストを作成すると共に、自端
末の移動速度、通信速度及び送信電力値をそれぞれ検出
及び判定し、この検出した移動速度と判定した通信速度
及び送信電力値とに基づいて、大径セルの基地局を優先
的に選択すべきか、小径セルの基地局を優先的に選択す
べきか、さらには受信品質を優先した選択を行うべきか
を判定する。そして、この判定結果をもとに上記選択候
補リストの中から最適な基地局を選択するようにしたも
のである。
【0052】図7は、この発明の第3の実施形態におけ
るCDMA移動通信端末MSの機能構成を示す回路ブロ
ック図である。なお、同図において前記図1及び図4と
同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0053】制御部12Cは、この発明の特徴であるセ
ル選択制御を実現する機能として、基地局サーチ制御手
段12aと、移動速度検出手段12bと、通信速度判定
手段12cと、送信電力判定手段12eと、セル選択制
御手段12gとを有している。これらの手段は、いずれ
もマイクロプロセッサによるプログラムの実行により実
現され、その各プログラムは制御部12C内のプログラ
ムメモリに格納されている。
【0054】このうちセル選択制御手段12gは、上記
移動速度検出手段12bにより検出された自端末の移動
速度と、通信速度判定手段12cにより判定された通信
速度と、送信電力判定手段12eにより判定された送信
電力値と、記憶部13Cに予め記憶してあるセル選択テ
ーブルの内容とに基づいて、大径セルの基地局を優先的
に選択すべきか、小径セルの基地局を優先的に選択すべ
きか、さらには受信品質を優先にした選択を行うべきか
を判定する。そして、この判定結果をもとに上記選択候
補リストの中から最適な基地局を選択する。図8は、上
記セル選択テーブルの構成を示すものである。
【0055】次に、以上のように構成された移動通信端
末によるセル選択制御動作を説明する。図9はその制御
手順と制御内容を示すフローチャートであり、前記図3
及び図6と同一処理内容のステップには同一符号を付し
てある。
【0056】移動通信端末MSの制御部12Cは、ステ
ップ3b及びステップ3cで周辺基地局のサーチとその
結果に基づく選択候補リストの作成を終了すると、ステ
ップ3dで自端末の移動速度を検出すると共に、ステッ
プ3e及びステップ6aでそれぞれ自端末の通信速度及
び送信電力値の判定を行う。そして、移動速度、通信速
度及び送信電力値が得られると、ステップ9aで記憶部
13Bからセル選択テーブルを読み出し、このセル選択
テーブルと、上記検出及び判定した自端末の移動速度、
通信速度及び送信電力値とをもとに、セルの選択方式を
判定する。
【0057】例えば、いま仮にセル選択テーブルが図8
に示す内容になっているものとする。先ず画像データの
伝送時のように通信速度rがしきい値Rth以上の状態で
は、移動速度vが上限しきい値vthH以上(高速)で、
かつ送信電力値pがしきい値pth以上の場合には、ハン
ドオーバの頻度を低く抑える必要があることから、「大
径セルの基地局を優先」が選択される。また移動速度v
が上限しきい値vthH以上(高速)で、かつ送信電力値
pがしきい値pth未満の場合にも、「受信品質の良い基
地局を優先」が選択される。
【0058】一方、移動速度vが下限しきい値vthL以
下(低速)で、かつ送信電力値pがしきい値pth以上の
場合には、ハンドオーバの頻度を特に低く抑える必要が
なく、むしろ送信電力抑えて周囲の通信に対する干渉を
低減する必要から、「小径セルの基地局を優先」が選択
される。これに対し移動速度vが下限しきい値vthL以
下(低速)で、かつ送信電力値pがしきい値pth未満の
場合には、本来ならばハンドオーバ先として小径のセル
を選択すべきであるが、自端末の送信電力値が小さけれ
ば周囲の通信に与える干渉は少ない。このため、この場
合にはハンドオーバ頻度をさらに下げることを狙って、
「大径セルの基地局を優先」が選択される。
【0059】なお、通信速度rがしきい値Rth以上で
も、移動速度vがvthL≦v≦vthH(中速)の場合に
は、送信電力値に関係なく、大径セル及び小径セルのい
ずれを選択しても、ハンドオーバ頻度はそれほど増えず
これにより伝送品質は確保されるので、「受信品質の良
い基地局を優先」が選択される。また、例えば音声通信
を行っているときのように通信速度rがしきい値Rth未
満の場合には、移動速度及び送信電力値によらず伝送品
質は良好に保たれるので、上記vthL≦v≦vthHの場合
と同様に「受信品質の良い基地局を優先」が選択され
る。
【0060】そうしてセル選択方式が決定されると制御
部12Cは、ステップ9bでこの方式に従い前記選択候
補リストの中から最適な基地局を選択し、以後この基地
局をハンドオーバ先とするハンドオーバ処理を実行す
る。
【0061】以上のように第3の実施形態では、前記第
1の実施形態と同様に、端末の移動速度vに加えて通信
速度rを考慮し、移動速度vが高速でも通信速度rが低
速の場合にはハンドオーバ頻度が多くなっても伝送品質
への影響は少ないと判断して、必ずしも大径セルの基地
局を選択せず、受信品質を優先した基地局の選択を行う
ようにしている。したがって、高速移動中には無条件に
大径セルの基地局を選択した場合に比べて、周辺の通信
へ干渉を与える不具合を低減することができる。
【0062】また、前記第2の実施形態と同様に、端末
の移動速度vに加えて送信電力pを考慮し、移動速度v
が低速でも送信電力値pが小さい場合には、ハンドオー
バ先として小径セルの基地局を選択すべきであるが、自
端末の送信電力値pが小さければ周囲の通信に与える干
渉は少ないと判断し、大径セルの基地局を優先して選択
するようにしている。したがって、低速移動中には無条
件に小径のセルを選択する場合に比べ、周囲の通信に対
する干渉を増加させることなくハンドオーバの頻度をさ
らに少なくすることができ、これにより端末の消費電力
をより一層低減することができる。
【0063】(その他の実施形態)前記各実施形態で
は、大きさの異なる複数のセルの中から最適なセルを一
つ選択する場合を例にとって説明したが、大きさの異な
る複数のセル或いは大きさの等しい複数のセルを同時に
選択してもよい。
【0064】また、前記各実施形態では加速度センサの
出力を用いて移動策度を検出するようにしたが、定期的
に自端末の位置を検出して記憶し、この位置間の距離と
検出時間間隔とから平均的な移動速度を検出するように
してもよい。このようにすると速度の瞬間的な変化に影
響されずに移動速度を検出することが可能となる。
【0065】さらに、前記各実施形態では基地局から通
知される送信電力情報から送信電力値を判定するように
したが、自端末の送信電力制御回路の出力レベル又は送
信電力増幅器の出力レベルを直接検出することにより送
信電力値を判定するようにしてもよい。
【0066】さらに、複数の情報符号化方式及び誤り訂
正方式を選択的に使用して通信を行う機能を備えている
場合には、これらの情報符号化方式及び誤り訂正方式を
もとに通信品質を判定するようにしてもよい。また、通
信中にその情報の内容に応じてビットレートを可変する
可変ビットレート方式を採用している場合には、このビ
ットレートの変化に応じて通信品質の判定値を変化させ
るようにしてもよい。
【0067】さらに、前記各実施形態では径の異なる2
種類のセルを配置したシステムを例にとって説明した
が、径の異なる3種類以上のセルを配置したシステムに
も、この発明は適用が可能である。
【0068】その他、移動通信端末の種類や回路構成、
セル選択テーブルの内容、セル選択制御の手順及び内容
等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、サ
ービスエリアに、大きさの異なる複数のセルを重ねて配
置したシステムで使用される移動通信端末にあって、上
記複数のセルをそれぞれ形成する各基地局から到来する
無線信号の受信品質をそれぞれ判定する受信品質判定手
段と、自端末の移動速度を検出する移動速度検出手段
と、通信パラメータにより決定される通信品質を判定す
る判定手段とを備え、ハンドオーバを行う際に、上記受
信品質判定手段により判定された受信品質と、上記移動
速度検出手段による移動速度の検出結果と、上記判定手
段による判定結果とに基づいて、上記複数のセルの中か
ら適切なセルをハンドオーバ先のセルとして選択するよ
うにしている。
【0070】したがって、第1の発明によれば、自端末
の伝送品質を確保しつつ、周辺の移動通信端末の通信に
対する干渉の低減を図りうる移動通信端末を提供するこ
とができる。
【0071】また第2の発明では、サービスエリアに、
大きさの異なる複数のセルを重ねて配置したシステムで
使用される移動通信端末にあって、上記複数のセルを形
成する各基地局から到来する無線信号の受信品質をそれ
ぞれ判定する受信品質判定手段と、自端末の移動速度を
検出する移動速度検出手段と、自端末の送信電力値を判
定する判定手段とを備え、ハンドオーバを行う際に、上
記受信品質判定手段により判定された受信品質と、上記
移動速度検出手段による移動速度の検出結果と、上記判
定手段により判定された送信電力値とに基づいて、上記
複数のセルの中から適切なセルをハンドオーバ先のセル
として選択するようにしている。
【0072】したがって第2の発明によれば、周囲の通
信に対する干渉を増加させることなく、ハンドオーバの
頻度をさらに少なくして消費電力のより一層の低減を可
能にした移動通信端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信端末の第1の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示した移動通信端末に設けられるセル
選択テーブルの構成を示す図。
【図3】 図1に示した移動通信端末の制御部によるセ
ル選択制御手順とその内容を示すフローチャート。
【図4】 この発明に係わる移動通信端末の第2の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図5】 図4に示した移動通信端末に設けられるセル
選択テーブルの構成を示す図。
【図6】 図4に示した移動通信端末の制御部によるセ
ル選択制御手順とその内容を示すフローチャート。
【図7】 この発明に係わる移動通信端末の第3の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図8】 図7に示した移動通信端末に設けられるセル
選択テーブルの構成を示す図。
【図9】 図7に示した移動通信端末の制御部によるセ
ル選択制御手順とその内容を示すフローチャート。
【図10】 この発明に係わるCDMAセルラ無線シス
テムのセル構成の一例を示す図。
【符号の説明】
LC1,LC2,…大径セル SC1,SC2,SC3,…小径セル MS…移動通信端末 1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…音声符号処理部 8…PCM符号処理部 9…受話増幅器 10…スピーカ 11…マイクロホン 12A,12B,12C…制御部 12a…基地局サーチ制御手段 12b…移動速度検出手段 12c…通信速度判定手段 12d,12f,12g…セル選択制御手段 12e…送信電力判定手段 13A,13B,13C…記憶部 14…入力部 15…表示部 16…バッテリ 17…電源回路 18…送話増幅器 19…加速度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線信
    号の受信品質をそれぞれ判定する受信品質判定手段と、 自端末の移動速度を検出する移動速度検出手段と、 通信パラメータにより決定される通信品質を判定する判
    定手段と、 ハンドオーバを行う際に、前記受信品質判定手段により
    判定された受信品質と、前記移動速度検出手段による移
    動速度の検出結果と、前記判定手段により判定された通
    信品質とに基づいて、前記複数のセルの中から適切なセ
    ルをハンドオーバ先のセルとして選択するセル選択制御
    手段とを具備したことを特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線信
    号の受信品質をそれぞれ判定する受信品質判定手段と、 自端末の移動速度を検出する移動速度検出手段と、 自端末の送信電力値を判定する判定手段と、 ハンドオーバを行う際に、前記受信品質判定手段により
    判定された受信品質と、前記移動速度検出手段による移
    動速度の検出結果と、前記判定手段により判定された送
    信電力値とに基づいて、前記複数のセルの中から適切な
    セルをハンドオーバ先のセルとして選択するセル選択制
    御手段とを具備したことを特徴とする移動通信端末。
  3. 【請求項3】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線信
    号の受信品質をそれぞれ判定する受信品質判定手段と、 自端末の移動速度を検出する移動速度検出手段と、 通信パラメータにより決定される通信品質を判定する判
    定手段と、 自端末の送信電力値を判定する判定手段と、 ハンドオーバを行う際に、前記受信品質判定手段により
    判定された受信品質と、前記移動速度検出手段による移
    動速度の検出結果と、前記判定手段により判定された通
    信品質と、前記判定手段により判定された送信電力値と
    に基づいて、前記複数のセルの中から適切なセルをハン
    ドオーバ先のセルとして選択するセル選択制御手段とを
    具備したことを特徴とする移動通信端末。
  4. 【請求項4】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末が、ハンドオーバ先のセルを選択するために用いる
    制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線通
    信の受信品質をそれぞれ判定する第1のステップと、 自端末の移動速度を検出する第2のステップと、 通信パラメータにより決定される通信品質を判定する第
    3のステップと、 ハンドオーバを行う際に、前記第1のステップにより判
    定された受信品質と、前記第2のステップにより検出さ
    れた移動速度と、前記第3のステップにより判定された
    通信品質とに基づいて、前記複数のセルの中から適切な
    セルをハンドオーバ先のセルとして選択する第4のステ
    ップとを備えたセル選択制御プログラムを記憶した記憶
    媒体。
  5. 【請求項5】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末が、ハンドオーバ先のセルを選択するために用いる
    制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線通
    信の受信品質をそれぞれ判定する第1のステップと、 自端末の移動速度を検出する第2のステップと、 自端末の送信電力値を判定する第3のステップと、 ハンドオーバを行う際に、前記第1のステップにより判
    定された受信品質と、 前記第2のステップにより検出された移動速度と、前記
    第3のステップにより判定された送信電力値とに基づい
    て、前記複数のセルの中から適切なセルをハンドオーバ
    先のセルとして選択する第4のステップとを備えたセル
    選択制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 サービスエリアに、大きさの異なる複数
    のセルを重ねて配置したシステムで使用される移動通信
    端末が、ハンドオーバ先のセルを選択するために用いる
    制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記複数のセルを形成する各基地局から到来する無線通
    信の受信品質をそれぞれ判定する第1のステップと、 自端末の移動速度を検出する第2のステップと、 通信パラメータにより決定される通信品質を判定する第
    3のステップと、 自端末の送信電力値を判定する第4のステップと、 ハンドオーバを行う際に、前記第1のステップにより判
    定された受信品質と、前記第2のステップにより検出さ
    れた移動速度と、前記第3のステップにより判定された
    通信品質と、前記第4のステップにより判定された送信
    電力値とに基づいて、前記複数のセルの中から適切なセ
    ルをハンドオーバ先のセルとして選択する第5のステッ
    プとを備えたセル選択制御プログラムを記憶した記憶媒
    体。
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