JP2002026615A - 非可逆回路素子および通信装置 - Google Patents

非可逆回路素子および通信装置

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JP2002026615A
JP2002026615A JP2000206122A JP2000206122A JP2002026615A JP 2002026615 A JP2002026615 A JP 2002026615A JP 2000206122 A JP2000206122 A JP 2000206122A JP 2000206122 A JP2000206122 A JP 2000206122A JP 2002026615 A JP2002026615 A JP 2002026615A
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dielectric
electrode
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/36Isolators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整合回路を構成する回路素子をプリント基板
上へ実装することに伴って生じる、製造コストの上昇、
信頼性の低下、全体の大型化といった問題を解消した非
可逆回路素子およびそれを備えた通信装置を提供する。 【解決手段】 互いに交差する第1・第2の中心導体1
1,12とフェライト10とを組み合わせて成るフェラ
イト組立体1と、このフェライト組立体1に静磁界を印
加する磁石3a,3bおよびヨーク6を備え、第1・第
2の中心導体11,12に接続され、整合回路を構成す
る回路素子を、誘電体積層基板4に構成し、この誘電体
積層基板4にフェライト組立体1を実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はマイクロ波帯等で
使用されるアイソレータ等の非可逆回路素子およびそれ
を備えた通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の2ポート型非可逆回路素子におい
ては、コンデンサや抵抗等の回路素子を個別に用意し、
プリント基板上の所定位置に配置して組み付け、また、
フェライトとそれに対して交差配置した二つの中心導体
とからなるフェライト組立体をプリント基板上に配置す
ることによって、構成していた。
【0003】上記コンデンサは、誘電体基板の両面に電
極を形成し、それを所定寸法に切り出して構成してい
た。また、抵抗素子には、通常のチップ抵抗を使用して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の2ポート型非可
逆回路素子において、各回路素子をプリント基板上の所
定位置に正確に配置して組み付けるには、多数の工程と
多大な工数を要し、低コストでの量産が困難であった。
また、必要とするコンデンサの容量値を、非可逆回路素
子の動作周波数や用途によって変える必要があるため、
誘電体基板を切り出す寸法が多種となり、コンデンサ素
子の管理が煩雑であった。また、多数の回路素子を組み
付けるために接合箇所が多くなり、信頼性の低下要因を
内包していた。さらには、各回路素子を配置するための
面積をプリント基板上に設けておく必要があるため、プ
リント基板の縮小化が困難であり、小型化の市場要求に
応じることが困難であった。
【0005】この発明の目的は、上記回路素子のプリン
ト基板上への実装を不要とすることにより、上記問題点
を解消し、低コストでの量産を可能とし、コンデンサ素
子の管理の煩雑性を解消し、接続箇所の削減により信頼
性の確保を容易にし、更に基板面積の縮小化に伴って全
体を容易に小型化できるようにした、非可逆回路素子お
よびそれを備えた通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の非可逆回路素
子は、電気絶縁状態で互いに交差させて配置した第1・
第2の中心導体とフェライトとを組み合わせてなるフェ
ライト組立体と、該フェライト組立体に静磁界を印加す
る磁石およびヨークと、前記第1・第2の中心導体に接
続され、整合回路を構成する回路素子とを含む非可逆回
路素子において、フェライト組立体を実装する誘電体積
層基板の誘電体および所定層に形成した電極により前記
回路素子を構成する。
【0007】このように、フェライト組立体を実装する
基板に整合回路を構成する回路素子を構成することによ
り、個別のチップ状コンデンサ素子やチップ抵抗をプリ
ント基板上に実装することに伴う上述の問題を解消す
る。
【0008】また、この発明の非可逆回路素子は、上記
誘電体積層基板に複数のコンデンサを構成する。特に2
ポートタイプの非可逆回路素子において整合回路に要す
る多数のコンデンサを単一の誘電体積層基板に組み込む
ことにより、量産性向上、コンデンサ素子管理の煩雑性
の解消、信頼性の向上、全体の小型化および低コスト化
の効果を高める。
【0009】また、この発明は上記誘電体積層基板にフ
ェライト組立体のフェライト部分が係合する窪みまたは
孔を形成する。これにより、非可逆回路素子内部へのフ
ェライト組立体の固定を容易にし、固定用の特別な部材
を不要とするとともに、上記窪みまたは孔に係合するフ
ェライトの寸法だけ全体を低背化する。
【0010】また、この発明は、上記フェライト組立体
として、フェライトに中心導体を巻回したものとし、誘
電体積層基板にフェライト組立体の中心導体部分が係合
する窪みまたは孔を形成する。これにより、非可逆回路
素子内部へのフェライト組立体の固定を容易にするとと
もに、上記窪みまたは孔に係合する中心導体の寸法だけ
全体を低背化する。
【0011】また、この発明は、誘電体積層基板の上に
フェライト組立体、磁石およびヨークを順に配置すると
ともに、誘電体積層基板の側面にスルーホール電極を設
け、その電極に係合する突起部をヨーク側に設ける。こ
の構造により、誘電体積層基板とヨークとのアース接続
を容易とし、しかもその接続部が誘電体積層基板の側面
から外部へ突出させない。
【0012】また、この発明は、上記ヨークの突起部と
誘電体積層基板のスルーホール電極とを半田付けし、電
気的・機械的な結合を同時に図る。
【0013】また、この発明は誘電体積層基板の上面に
フェライト組立体の中心導体を接続するための電極を形
成する。これにより、フェライト組立体の中心導体を誘
電体積層基板の上面に容易に表面実装できるようにす
る。
【0014】また、この発明は誘電体積層基板の下面に
外部回路と接続するための電極を形成する。すなわち、
この電極を、非可逆回路素子を実装すべき回路基板上に
表面実装する際の端子として使用できるようにする。
【0015】更に、この発明は、上記の何れかの構成か
ら成る非可逆回路素子を用い、例えば送信信号を増幅す
る回路の出力部等に設けた通信装置を構成する。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係るアイソレー
タの構成を図1〜図3を参照して説明する。
【0017】図1はアイソレータの分解斜視図である。
ここで、1は、絶縁被覆した導線から成る第1の中心導
体11および第2の中心導体12をフェライト10に対
してそれぞれ巻回して成るフェライト組立体である。
【0018】3a,3bはそれぞれフェライト10に対
して静磁界を印加する永久磁石、6はケースを兼ねる磁
気回路を構成するヨークである。4は誘電体積層基板で
あり、その上面にフェライト組立体1の中心導体を接続
するための電極E10,E11,E12を形成してい
る。フェライト組立体1の第1の中心導体11,第2の
中心導体12のそれぞれの端部P1,P2は電極E1
1,E12に接続し、他方の端部G1,G2は電極E1
0にそれぞれ接続する。
【0019】図2は上記誘電体積層基板4の構成を示す
斜視図である。(A)は全体の斜視図、(B)はそれを
裏返した状態での斜視図である。この誘電体積層基板は
誘電体層が三層、電極層が四層からなる誘電体セラミッ
ク多層基板であり、(C)は中間の誘電体層の上面を見
た斜視図、(D)は下層の誘電体層の上面を見た斜視図
である。
【0020】図2の(D)に示した電極E21,E22
と、(C)に示した電極E31,E32との間に生じる
静電容量をコンデンサとして構成している。また(D)
に示す電極E19,E20と(C)に示す電極E31,
E32との間にそれぞれ生じる静電容量をコンデンサと
して構成している。また、電極E31とE32の一方の
端部間にRで示す抵抗膜を抵抗器として形成している。
(A)に示した表面の電極E11,E12はスルーホー
ルを介して、(C)に示す電極E31,E32にそれぞ
れ導通させている。またE10とE20との間もスルー
ホールを介して導通させている。更に、電極E19,E
20は基板の端面を介して下面の端子電極E1,E3,
E4,E6にそれぞれ導通させている。また電極E2
1,E22も基板の端面から下面にかけて端子電極E
5,E2にそれぞれ導通させている。
【0021】図3は、上記アイソレータの回路図であ
る。中心導体11,12のそれぞれの端部は接地してい
て、中心導体11の他方端と入力端子との間に、および
中心導体12の他方端と出力端子との間にコンデンサC
21,C22をそれぞれ直列に接続している。また、中
心導体11の他方端と接地との間、および中心導体12
の他方端と接地との間にコンデンサC11,C12をそ
れぞれ並列に接続している。さらに、中心導体11,1
2の他方端同士の間に抵抗Rを接続している。
【0022】今、順方向の信号の透過を考えると、抵抗
Rの両端は同位相同振幅となって、抵抗Rには電流が流
れず、入力端子からの入力信号がそのまま出力端子から
出力される。
【0023】逆方向の信号の入射を考えると、フェライ
ト10を通過する高周波磁界の向きが上記順方向の場合
とは逆向きとなって、抵抗Rの両端に逆相の信号が発生
し、抵抗Rで電力が消費される。そのため、理想的には
入力端子からは信号が出力されない。実際には、中心導
体11,12の交差角度とファラディ回転による偏波面
の回転角度に応じて、信号の順方向透過時と逆方向入射
時とで、上記抵抗両端の位相差が変化する。そのため、
挿入損失が小さく、且つ高い非可逆(アイソレーショ
ン)特性が得られるように、フェライト10に印加され
る静磁界の強度と中心導体11,12の交差角度を定め
る。
【0024】上述の動作は入出力インピーダンスとアイ
ソレータのインピーダンスとの整合がとれていることが
前提となる。ところが、フェライト10を小型化した場
合に、中心導体11,12の長さが短くなって、その分
インダクタンス成分が小さくなり、所望の周波数で動作
させる場合にインピーダンス整合がとれない。
【0025】そこで、フェライト10に対して中心導体
11,12を巻回し、小型のフェライト板を用いても、
中心導体のインダクタンスを増大させる。ただし、中心
導体の巻回によるインダクタンスの増加は急激であるの
で、並列に接続したコンデンサC11,C12だけでは
アイソレータのインピーダンスが入出力インピーダンス
(通常50Ω)より高くなって整合がとれない場合が生
じる。そこで、入出力端子に直列に所定容量のコンデン
サC21,C22を接続する。
【0026】上記中心導体11,12は、表面に電気絶
縁被膜を施した銅線を用いる。絶縁被膜の材料として
は、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミ
ド、ポリエステル、またはポリウレタンなどを用いる。
また、この銅線の直径は0.1mm以下に定める。
【0027】なお、以上に示した例では、中心導体とし
て銅線を例に挙げたが、銅以外に銀,金、その他の金
属、またはこれらのうち1つを含む合金の金属線を用い
てもよい。
【0028】次に、第2の実施形態に係るアイソレータ
の構成を図4を参照して説明する。図4の(A)は誘電
体積層基板の斜視図、(B)はアイソレータの一方の磁
石とフェライト組立体との間での縦断面図である。また
(C)は同一部分での別の構成によるアイソレータの断
面図である。
【0029】(A)に示すように、誘電体積層基板4の
ほぼ中央部には孔8を形成している。この誘電体積層基
板4とヨーク6とで構成される空間内にフェライト組立
体を配置する際、(B)に示すようにフェライト10の
一方の角部分を誘電体積層基板4の孔8に係合させる。
これにより、二つの磁石3a,3bの中間位置で、且つ
その二つの磁石3a,3bの主面に対してフェライト1
0の主面が平行な関係となるように、フェライト組立体
を誘電体積層基板4とヨーク6との間に配置固定する。
【0030】(C)に示す例では、フェライト10に巻
回した中心導体11,12のうち一方の中心導体11が
誘電体積層基板4に設けた孔8に係合するように、フェ
ライト組立体を誘電体積層基板4とヨーク6との間に配
置固定している。このように、中心導体11,12はフ
ェライト10に巻回しているので、中心導体の径分だけ
フェライト10の端面から突出するが、この部分が誘電
体積層基板4の孔8に係合する。この構造によれば、フ
ェライト10の周囲に無駄な空間が生じないので、限ら
れた空間内に所定サイズのフェライト組立体を収納する
ことができる。
【0031】次に、第3の実施形態に係るアイソレータ
の構成を図5に示す。(A)はヨーク6の構造およびヨ
ーク6と誘電体積層基板4との位置関係を示す斜視図、
(B)は両者を組み立てた状態での側面図である。図5
において、誘電体積層基板4の端面における端子電極は
スルーホール電極である。これらのスルーホール電極
は、この誘電体積層基板4をマザー基板から切り出す前
に、隣接する基板との間をまたぐように形成したスルー
ホールであり、それらのスルーホールを通る線で分断す
ることによって、このようなスルーホール電極を端面に
形成している。
【0032】ヨーク6には、誘電体積層基板4に設けた
スルーホール電極15の形成部に係合する突起部16を
形成している。誘電体積層基板4のスルーホール電極1
5は接地電極に導通していて、図5の(B)に示したよ
うに、ヨーク6の突起部16をスルーホール電極15の
凹部に係合させた状態で半田付けすることによって、両
者の機械的接合とともに電気的なアース接続も同時に行
う。
【0033】次に、第4の実施形態に係る通信装置の構
成を図6を参照して説明する。図6においてANTは送
受信アンテナ、DPXはデュプレクサ、BPFa,BP
Fbはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,AMPb
はそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそれぞれミ
キサ、OSCはオシレータ、SYNは周波数シンセサイ
ザ、ISOはアイソレータである。
【0034】MIXaは入力されたIF信号と、SYN
から出力された信号とを混合し、BPFaはMIXaか
らの混合出力信号のうち送信周波数帯域のみを通過さ
せ、AMPaはこれを電力増幅し、アイソレータISO
およびDPXを介しANTより送信する。AMPbはD
PXから取り出した受信信号を増幅する。BPFbはA
MPbから出力される受信信号のうち受信周波数帯域の
みを通過させる。MIXbは、SYNから出力された周
波数信号と受信信号とをミキシングして中間周波信号I
Fを出力する。
【0035】図6に示したアイソレータISO部分に
は、以上に示した構造のアイソレータを用いる。このよ
うに、小型・低背化、高信頼性化および低コスト化を図
ったアイソレータを用いることによって、全体に薄型・
軽量化を図った低コストで信頼性の高い携帯電話等の通
信装置を得る。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、個別のチップ状コン
デンサ素子やチップ抵抗をプリント基板上に実装する必
要がなくなり、低コストでの量産が可能となり、回路素
子管理の煩雑性が解消され、接続部の数が大幅に削減さ
れて信頼性が向上し、全体の小型化および低コスト化の
効果が高まる。
【0037】特に2ポートタイプの非可逆回路素子にお
いて整合回路に要する多数のコンデンサを単一の誘電体
積層基板に組み込むことにより、量産性向上、コンデン
サ素子管理の煩雑性の解消、信頼性の向上、全体の小型
化および低コスト化の効果が高まる。
【0038】また、誘電体積層基板にフェライト組立体
のフェライト部分が係合する窪みまたは孔を形成するこ
とにより、非可逆回路素子内部へのフェライト組立体の
固定が容易となり、固定用の特別な部材が不要となると
ともに、上記窪みまたは孔に係合するフェライトの寸法
だけ全体を低背化する。
【0039】また、フェライト組立体として、フェライ
トに中心導体を巻回したものとし、誘電体積層基板にフ
ェライト組立体の中心導体部分が係合する窪みまたは孔
を形成することより、非可逆回路素子内部へのフェライ
ト組立体の固定が容易となり、窪みまたは孔に係合する
中心導体の寸法だけ全体がさらに低背化できる。
【0040】また、誘電体積層基板の上にフェライト組
立体、磁石およびヨークを順に配置するとともに、誘電
体積層基板の側面にスルーホール電極を設け、その電極
に係合する突起部をヨーク側に設けることにより、誘電
体積層基板とヨークとのアース接続が容易となり、しか
もその接続部が誘電体積層基板の側面から外部へ突出せ
ず、小型化が図れる。
【0041】また、ヨークの突起部と誘電体積層基板の
スルーホール電極とを半田付けすることにより、電気的
・機械的な結合を同時に図ることができる。
【0042】また、誘電体積層基板の上面にフェライト
組立体の中心導体を接続するための電極を形成すること
により、フェライト組立体の中心導体を誘電体積層基板
の上面に容易に表面実装できるようになる。
【0043】また、この発明は誘電体積層基板の下面に
外部回路と接続するための電極を形成することにより、
その電極を、非可逆回路素子を実装すべき回路基板上に
表面実装する際の端子としてそのまま使用できるように
なる。
【0044】更に、この発明によれば、上記非可逆回路
素子を例えば送信信号を増幅する回路の出力部等に設け
ることによって、全体に薄型・軽量化を図った低コスト
で信頼性の高い携帯電話等の通信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るアイソレータの分解斜視
【図2】同アイソレータの誘電体積層基板の構造を示す
【図3】同アイソレータの等価回路図
【図4】第2の実施形態に係るアイソレータの構成を示
す図
【図5】第3の実施形態に係るアイソレータの構成を示
す図
【図6】第4の実施形態に係る通信装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1−フェライト組立体 10−フェライト 11−第1の中心導体 12−第2の中心導体 3−磁石 4−誘電体積層基板 6−ヨーク(ケース) 8−孔 15−スルーホール電極 16−突起部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁状態で互いに交差させて配置し
    た第1・第2の中心導体とフェライトとを組み合わせて
    なるフェライト組立体と、該フェライト組立体に静磁界
    を印加する磁石およびヨークと、前記第1・第2の中心
    導体に接続され、整合回路を構成する回路素子とを含む
    非可逆回路素子において、 前記フェライト組立体を実装する誘電体積層基板の誘電
    体および所定層に形成した電極により前記回路素子を構
    成した非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 前記誘電体積層基板に構成した回路素子
    には複数のコンデンサが含まれている請求項1に記載の
    非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記誘電体積層基板に前記フェライト組
    立体のフェライト部分が係合する窪みまたは孔を形成し
    た請求項1または2に記載の非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 前記フェライト組立体は、フェライトに
    中心導体を巻回して成り、前記誘電体積層基板に前記フ
    ェライト組立体の中心導体部分が係合する窪みまたは孔
    を形成した請求項1または2に記載の非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 前記誘電体積層基板の上に、前記フェラ
    イト組立体、前記磁石および前記ヨークを順に配置する
    とともに、前記誘電体積層基板の側面にスルーホール電
    極を設け、該電極に係合する突起部を前記ヨークに設け
    た請求項1〜4のうちいずれかに記載の非可逆回路素
    子。
  6. 【請求項6】 前記ヨークの突起部と前記スルーホール
    電極とを半田付けした請求項5に記載の非可逆回路素
    子。
  7. 【請求項7】 前記誘電体積層基板の上面に前記中心導
    体を接続するための電極を形成した請求項1〜6のうち
    いずれかに記載の非可逆回路素子。
  8. 【請求項8】 前記誘電体積層基板の下面に外部回路と
    接続するための電極を形成した請求項1〜7のうちいず
    れかに記載の非可逆回路素子。
  9. 【請求項9】 前記1〜8にうちいずれかに記載の非可
    逆回路素子を備えた通信装置。
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