JP2002023024A - スリーブおよび該スリーブの製造方法 - Google Patents

スリーブおよび該スリーブの製造方法

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JP2002023024A
JP2002023024A JP2000202163A JP2000202163A JP2002023024A JP 2002023024 A JP2002023024 A JP 2002023024A JP 2000202163 A JP2000202163 A JP 2000202163A JP 2000202163 A JP2000202163 A JP 2000202163A JP 2002023024 A JP2002023024 A JP 2002023024A
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light guide
sleeve
guide path
light
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Junichi Matsushita
淳一 松下
Naotada Serizawa
直嗣 芹澤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光コネクタの伝送効率の向上及びコスト低減
を図れるスリーブを提供する。 【解決手段】 スリーブ1は光ファイバ6と受・送信デ
バイス4a,4bの間に配されこれら光ファイバ6と受
・送信デバイス4a,4bとを光学的に接続する。スリ
ーブ1は徐々に縮径して側部25がテーパとなった截頭
円錐状の導光路26と外周突出部27と外管部28とを
備えている。スリーブ1は導光路26の縮径して小さく
なった端面29が受・送信デバイス4a,4bに各々対
向している。外周突出部27は導光路26の大径側の一
端部30の外周面から突出している。外管部28は円管
状に形成されかつ外周突出部27の外縁部に連なってい
る。外管部28は光軸Pに沿って導光路26の全長に亘
って延在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバと受・
送信モジュールとの間に介在されてこれら光ファイバと
受・送信モジュールとを互いに光学的に接続するスリー
ブと、該スリーブを備えた光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバと受・送信モジュールとの間
にスリーブを各々介在させた光コネクタとして、本願出
願人は先に、実公平6−33443号公報に開示された
光コネクタを提案している。
【0003】前記公報に示された光コネクタは、スリー
ブの導光路の径がその光軸に沿って一定に形成されてい
る。このため、受信モジュールの受光面がスリーブの発
光面よりも小さい場合、光ファイバなどを介して伝送さ
れた信号光のうち一部が受信モジュールに受光されない
ことがあり、伝送効率を低下させる傾向となっていた。
【0004】また、送信モジュールとして発光ダイオー
ド(LED)を用いると、この発光ダイオードが出射す
る光が拡散するので、前記発光ダイオードが出射した光
のうち一部が上記スリーブの導光路に入射できないこと
がある。このように、前記公報に示された光コネクタ
は、信号光の伝送効率が低下する傾向となっていた。
【0005】この信号光の伝送効率の向上を図るため
に、本願出願人は、図11に例示した光コネクタ(特願
平11−115787号)を提案している。図11に例
示された光コネクタ102は、レセプタクル103(機
器側コネクタ)と、レセプタクル103の嵌合相手とな
る図示しない光プラグと、を備えている。
【0006】レセプタクル103は、合成樹脂などから
なるハウジング107と、受・送信モジュール104,
104と、一対のスリーブ101と、を備えている。ハ
ウジング107は、箱状に形成されている。ハウジング
107は、図11中手間側に位置する外壁に開口した一
対の格納室108を備えている。また、ハウジング10
7には、図11中奥側に前述した光プラグが嵌合する。
【0007】受・送信モジュール104,104は、格
納室108内にそれぞれ収容される。一対のスリーブ1
01は、それぞれ、ハウジング107に装着されるよう
になっている。スリーブ101は、側部125がテーパ
状となった截頭円錐状の導光路126を備えている。
【0008】スリーブ101は、前記ハウジング107
に嵌合した光プラグの一対の光ファイバそれぞれと、受
・送信モジュール104,104の受光面及び発光面そ
れぞれと、の間に配される。スリーブ101は、前記導
光路126が受・送信モジュール104,104に向か
うにしたがって徐々に縮径する状態で配されている。
【0009】また、ハウジング107には、格納室10
8内に受・送信モジュール104,104を収容した際
にキャップ110が装着されるようになっている。
【0010】光プラグは、一対の光ファイバと、一対の
フェルールと、合成樹脂からなるプラグハウジングと、
を備えている。一対の光ファイバは、互いに並設されて
いる。一対のフェルールは、それぞれ、光ファイバの端
面が露出した状態で被覆する。プラグハウジングは、内
部にフェルールを収容するとともに、ハウジングに嵌合
する。
【0011】前述した構成の光コネクタ102は、導光
路126が受信モジュール104に向かうにしたがって
縮径する状態で配されているため、光ファイバから伝送
された信号光がスリーブ101に入射する際には導光路
126の側部125で全反射を繰り返しながら進行し、
受信モジュール104に向かうにしたがって次第に集光
する。
【0012】一方、送信モジュール104からの信号光
をスリーブ101を介して伝送する際には、コアの外径
が一定に形成されたスリーブでは臨界角範囲外となって
しまう信号光がテーパを付けた分だけ伝送できるように
なる。したがって、伝送効率を向上させることができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た構成の光コネクタ102は、導光路126が受・送信
モジュール104に向かうにしたがって縮径する状態で
スリーブ101がハウジング107内に収容されてい
る。このため、スリーブ101を受・送信モジュール1
04,104と光ファイバとを互いに光学的に接続でき
る状態でハウジング107に確実に固定しずらかった。
【0014】このため、組み立てるにかかる手間及び工
数が増大して、コストの高騰を招きやすいとともに、受
・送信モジュール104,104と光ファイバとを互い
に確実に光学的に接続することが困難となって、信号光
の伝送効率を低下させることも考えられる。最悪の場合
には、受・送信モジュール104,104と光ファイバ
との間の光学的な接続が解除される状態まで、スリーブ
101がハウジング107の所定の位置から不意に脱落
することも考えられる。
【0015】したがって、本発明の目的は、光コネクタ
の伝送効率の向上を図り、さらには容易に組み立てるこ
とを可能として光コネクタのコストの低減を図れるスリ
ーブ及び、該スリーブの製造方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のスリーブ
は、徐々に縮径して側部がテーパとなった截頭円錐状の
導光路を有しかつ光ファイバと受・送信モジュールとの
間に配されるとともに前記導光路がこれら光ファイバと
受・送信モジュールとを光学的に接続するスリーブにお
いて、前記導光路は該導光路の縮径して小さくなった端
面が前記受・送信モジュールに対向して配置されるとと
もに、前記導光路の前記端面の逆側に位置しかつ前記光
ファイバ寄りの一端部から外周方向に向かって突出した
外周突出部と、前記外周突出部の外縁部から前記小さく
なった端面に向かって前記導光路の全長に亘って前記導
光路の光軸に沿って延在した外管部と、を備えたことを
特徴としている。
【0017】請求項2記載の本発明のスリーブは、請求
項1に記載のスリーブにおいて、前記外周突出部が前記
導光路と同軸的に配された円環状に形成されているとと
もに、前記外管部が前記導光路と同軸的に配された円管
状に形成されていることを特徴としている。
【0018】請求項3記載の本発明のスリーブは、請求
項2に記載のスリーブにおいて、前記外管部は、前記導
光路の光軸に沿った全長に亘って、その外径が一定に形
成されていることを特徴としている。
【0019】請求項4記載の本発明のスリーブは、請求
項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のスリー
ブにおいて、前記外管部の外周面から外周方向に向かっ
て突出したフランジ部を備えたことを特徴としている。
【0020】請求項5記載の本発明のスリーブは、請求
項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載のスリー
ブにおいて、前記導光路の前記一端部寄りの端面に、前
記光ファイバへ向けて凸となるレンズを一体に形成した
ことを特徴としている。
【0021】請求項6記載の本発明のスリーブは、請求
項5に記載のスリーブにおいて、前記レンズを、前記外
管部の前記光ファイバ側の端面より突出しない位置に配
設したことを特徴としている。
【0022】請求項7記載の本発明のスリーブは、請求
項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載のスリー
ブにおいて、前記導光路の前記一端部寄りの端面を、前
記光ファイバによって伝送される光の受光面とし、該受
光面を前記光ファイバの端面となる発光面の径よりも大
きな径で形成したことを特徴としている。
【0023】請求項8記載の本発明のスリーブは、請求
項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のスリー
ブにおいて、前記導光路の縮径して小さくなった前記端
面を、前記受信モジュールへ伝送する光の発光面とし、
該発光面の径を前記受信モジュールの受光面よりも小さ
く形成したことを特徴としている。
【0024】請求項9記載の本発明のスリーブは、請求
項1ないし請求項8のうちいずれか一項に記載のスリー
ブにおいて、前記導光路の縮径して小さくなった前記端
面を、前記送信モジュールから伝送される光の受光面と
し、該受光面の径を前記送信モジュールの発光面よりも
大きく形成したことを特徴としている。
【0025】請求項10記載の本発明のスリーブの製造
方法は、光ファイバと受・送信モジュールとの間に介在
されて、これら光ファイバと受・送信モジュールとを互
いに光学的に接続するスリーブの製造方法であって、前
記スリーブが、徐々に縮径して側部がテーパとなった截
頭円錐状の導光路と、前記導光路の大径側の一端部から
外周方向に突出した外周突出部と、前記外周突出部の外
縁部から前記導光路の小径側の端面に向かって前記導光
路の光軸に沿って前記導光路の全長に亘って延在した外
管部と、を備えており、前記スリーブの前記導光路の大
径側の一端部の外形と前記外管部の外形とに沿った第1
の成形部を有した第1の金型と、前記外管部の内周面と
前記導光路の外周面とに沿った第2の成形部を有した第
2の金型と、を用いるとともに、前記第2の成形部が硬
質材料からなることを特徴としている。
【0026】請求項1に記載された本発明のスリーブに
よれば、導光路の光ファイバ寄りの一端部から外周方向
に向かって突出した外周突出部と、この外周突出部の外
縁から導光路の全長に亘って光軸に沿って延在した外管
部とを有している。光コネクタのハウジング等に形成さ
れた支承筒内に受・送信モジュールを挿入することによ
って、スリーブを位置決めした状態で光コネクタを組み
立てることが可能となる。
【0027】また、外管部がフランジ部の外縁から光軸
に沿って導光路の全長に亘って延在しているので、前記
支承筒内に収容されたスリーブが位置ずれすることが防
止される。
【0028】請求項2に記載された本発明のスリーブに
よれば、外管部が導光路と同軸的な円管状に形成されて
いるので、前述した支承等内にスリーブを収容するだけ
でより確実に組み立てることができるとともに、前記支
承筒内に収容されたスリーブが位置ずれすることをより
確実に防止できる。
【0029】請求項3に記載された本発明のスリーブに
よれば、外管部の外径が一定に形成されているので、支
承筒内に収容されるとより確実に位置決めされる。
【0030】請求項4に記載された本発明のスリーブに
よれば、外管部の外周面から外周方向に突出したフラン
ジ部に、光コネクタのハウジング等の一部を当接させる
ことによって、前記ハウジング内などに収容されるとよ
り一層確実に位置決めされる。
【0031】請求項5に記載された本発明のスリーブに
よれば、レンズによって光ファイバとスリーブとの間隙
により生じる影響や光軸方向のずれにより生じる影響を
緩和することが可能になる。従って、導光路の光ファイ
バ側の端面に凸レンズを設けることで、伝送効率をさら
に向上させることができる。
【0032】請求項6に記載された本発明のスリーブに
よれば、外管部がレンズの保護部材となる。これによ
り、レンズが保護され、スリーブの組み付け前の状態に
おける管理が容易になる。従って、以上のような位置に
レンズを配設することで、レンズの保護と生産管理を容
易にすることができる。
【0033】請求項7に記載された本発明のスリーブに
よれば、導光路の受光面を光ファイバの発光面の径より
も大きな径で形成していることから、極力多くの光を光
ファイバから受光することが可能になる。従って、伝送
効率をさらに向上させることができる。
【0034】請求項8に記載された本発明のスリーブに
よれば、導光路の発光面の径を受信モジュールの受光面
よりも小さく形成していることから、極力多くの光を受
信モジュールの受光面で受光させることが可能になる。
従って、伝送効率をさらに向上させることができる。
【0035】請求項9に記載された本発明のスリーブに
よれば、導光路の受光面の径を送信モジュールの発光面
よりも大きく形成していることから、極力多くの光を送
信モジュールから受光することが可能になる。従って、
伝送効率をさらに向上させることができる。
【0036】請求項10に記載された本発明のスリーブ
の製造方法によれば、スリーブを成形する際に用いる第
2の金型が、硬質材料からなる第2の成形部を備えてい
る。前記第2の成形部は、外管部の内周面と導光路の外
周面とに沿って比較的薄肉に形成されていても、前述し
たように硬質材料からなるので、スリーブを成形する確
実に成形することができる。
【0037】また、前記外管部を備えているので、受・
送信モジュールを収容する光コネクタのハウジング等の
支承筒内に挿入することによって、前記スリーブを位置
決めした状態で光コネクタを組み立てることが可能とな
る。
【0038】また、外管部がフランジ部の外縁から光軸
に沿って導光路の全長に亘って延在しているので、前記
収容穴内に収容されたスリーブが位置ずれすることを防
止できる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかるスリ
ーブを図1ないし図10を参照して説明する。図3など
に示した本発明の一実施形態にかかるスリーブ1は、図
1及び図2に示した光コネクタ2を構成する。
【0040】光コネクタ2は、図1及び図2に示すよう
に、レセプタクル(機器側コネクタ)3と、光プラグ
(光ファイバ側コネクタ)5と、を備えている。光プラ
グ5は、互いに並設される一対の光ファイバ6と、一対
のフェルール15と、プラグハウジング17と、スプリ
ングキャップ18と、を備えている。
【0041】それぞれの光ファイバ6は、図7及び図8
に示すように、互いに屈折率が異なって形成されかつ互
いに同軸的に配されたコア6bと、クラッド6cとを備
えた従来から周知のステップ形のマルチモードプラスチ
ック光ファイバである。
【0042】それぞれのフェルール15は、段階的に外
径が変化する円管状に形成されている。それぞれのフェ
ルール15は、光ファイバ6を、端面6aが露出した状
態で被覆する。それぞれのフェルール15は、光ファイ
バ6と固定されている。
【0043】それぞれのフェルール15は、光ファイバ
6を被覆した際に、前記端面6aから最も離れた基端部
15aと、基端部15aの端面6a寄りの端部から外周
方向に向かって突出した円環部15bと、前記円環部1
5bの端面6a寄りの端面に連なりかつ前記基端部15
aと円環部15bとの双方の外径より小径な中間部15
cと、中間部15cの端面6a寄りの端面に連なりかつ
中間部15cより小径な先端部15dと、を一体に備え
ている。
【0044】基端部15aと中間部15cと先端部15
dとは、それぞれ円管状に形成されている。円環部15
bは、円環状に形成されている。基端部15aと円環部
15bと中間部15cと先端部15dとは、互いに同軸
的に配されている。
【0045】プラグハウジング17は、合成樹脂などか
らなりかつ箱状に形成されている。プラグハウジング1
7は、その内部に、図2中下側と図2中上側に位置する
外壁17dとの双方に開口した収容室17aを二つ形成
している。これらの収容室17aは、隔壁16によって
互いに仕切られている。
【0046】収容室17aは、それぞれ、光ファイバ6
を被覆したフェルール15が図2中下側から挿入され
る。収容室17aは、それぞれ、フェルール15を収容
する。また、収容室17aには、フェルール15を収容
した際に、円環部15bに当接・合致する段部17bが
形成されている。
【0047】また、プラグハウジング17は、外壁を貫
通した係止穴17cを複数備えている。係止穴17c
は、フェルール15を収容したプラグハウジング17の
光ファイバ6の基端側に位置する端部に設けられてい
る。
【0048】スプリングキャップ18は、合成樹脂から
なりかつ略板状に形成されている。スプリングキャップ
18は、それぞれ外縁部に設けられた複数の係止爪18
aと、一対の光ファイバ通し穴18bとを備えている。
係止爪18aは、それぞれ、係止穴17cに係止する。
光ファイバ通し穴18bは、スプリングキャップ18の
母材を貫通しており、それぞれ、光ファイバ6を通すこ
とができる。
【0049】スプリングキャップ18は、光ファイバ通
し穴18bに光ファイバ6を通しかつ係止爪18aが係
止穴17cに係止して、プラグハウジング17に取りつ
けられる。また、スプリングキャップ18と円管部15
bとの間には、フェルール15を段部17bに向かって
付勢するコイルばね19が設けられている。コイルばね
19は、その内側に、フェルール15の基端部15aが
通された状態で配されている。
【0050】前述した構成の光プラグ5は以下のように
組み立てられる。コイルばね19内にフェルール15の
基端部15aを通し、これらのコイルばね19を円環部
15bに接触させる。スプリングキャップ18の光ファ
イバ通し穴18bに光ファイバ6を通しておく。
【0051】そして、フェルール15と光ファイバ6と
を互いに固定し、光ファイバ6の端面6a及びフェルー
ル15の先端部15dから、収容室17a内に挿入す
る。係止爪18aを係止穴17cに係止させて、スプリ
ングキャップ18をプラグハウジング17に取り付け
て、光プラグ5を得る。
【0052】レセプタクル3は、図2などに示すよう
に、合成樹脂などからなるハウジング7と、受信モジュ
ールとしての受信デバイス4a(図7等に示す)と、送
信モジュールとしての送信デバイス4b(図8等に示
す)と、一対のスリーブ1と、を備えている。
【0053】ハウジング7は、箱状に形成されている。
ハウジング7は、図2中上側に位置する一つの外壁に開
口した一対の収容室8と、これらの収容室8それぞれと
連通する一対の支承筒12と、収容室8と支承筒12の
双方と連通する開口部13と、を備えている。
【0054】支承筒12は、それぞれ円筒状に形成され
ており、互いに平行に配されている。支承筒12は、収
容室8内に収容された受・送信デバイス4a,4bの光
軸と平行に配されている。
【0055】開口部13は、ハウジング7の内部と外部
とを互いに連通している。開口部13は、ハウジング7
を形成する複数の外壁の端部によって囲まれて形成され
ている。開口部13を通して、光プラグ5がレセプタク
ル3に嵌合する。光プラグ5がレセプタクル3に嵌合す
ると、支承筒12の前記開口部13寄りの端部がプラグ
ハウジング17の収容室17aの内周面と、フェルール
15の先端部15dの外周面と、の間に侵入する。
【0056】また、収容室8と支承筒12との間には、
後述するように支承筒12内に収容されたスリーブ1の
後述のフランジ部31と当接する段部7aが設けられて
いる。
【0057】さらに、ハウジング7には、キャップ10
が嵌着する。キャップ10は、図2中上側に位置する収
容室8が開口した一つの外壁に嵌着する。キャップ10
がハウジング7に嵌着すると、収容室8内に収容された
受信デバイス4aと送信デバイス4bとの双方を覆う。
【0058】受信デバイス4aと送信デバイス4bと、
はそれぞれ収容室8内に収容される。受信デバイス4a
は、受光した信号光を電気信号に変換するデバイスであ
り、前記信号光を受光するための受光面4c(図7に示
す)を備えている。送信デバイス4bは、電気信号を信
号光に変換するデバイスであり、前記信号光を出射する
ための発光面4d(図8に示す)を備えている。
【0059】スリーブ1は、ポリメタクリル酸メチル
(Polymethylmethacrylate:PMMA)や、透明なポリ
カーボネート(Polycarbonate:PC)や、シクロオレ
フィン(Cycloolefin)系の合成樹脂などから射出成形
などによって形成されている。なお、シクロオレフィン
系の合成樹脂とは、炭化水素が環状構造を有し二重結合
をもたないものである。スリーブ1は、図3から図6に
示すように、光ファイバ6から受・送信デバイス4a,
4bに向かうにしたがって徐々に縮径しかつ側部25が
テーパとなった截頭円錐状の導光路26と、外周突出部
27と、外管部28と、フランジ部31と、を一体に備
えている。
【0060】導光路26の縮径して小さくなった端面2
9は、図7及び図8に示すように、受信デバイス4aの
受光面4cより小さく形成され、かつ送信デバイス4b
の発光面4dより大きく形成されている。前記端面29
は、受光面4c及び発光面4dに相対した状態で配され
る。即ち、端面29は、受・送信デバイス4a,4bと
光学的に接続される。なお、前記端面29は、導光路2
6の小径側の端面をなしている。
【0061】また、導光路26は、前記端面29の逆側
に位置する大径側の一端部30寄りの端面32が、光フ
ァイバ6の端面6aに相対した状態で配される。即ち、
端面32は、光ファイバ6と光学的に接続される。導光
路26は、前記端面32にレンズ35を一体に形成して
いる。
【0062】レンズ35は、端面32から光ファイバ6
側に向かって凸に形成されている。レンズ35は、所定
の曲率半径で形成されており、本実施形態では球面レン
ズとなっている。また、レンズ35は、光ファイバ6に
向かって凸となっているので、信号光の伝送が効率良く
行われる。また、レンズ35は、外管部28の光ファイ
バ6側の端面33bより突出しない位置に配されてい
る。
【0063】外周突出部27は、前記一端部30に位置
する導光路26の外周面から、導光路26の外周方向に
向かって突出している。外周突出部27は、図3中一点
鎖線で示す導光路26の光軸Pを中心とした円環状に形
成されている。
【0064】外管部28は、円管状に形成され、かつ外
周突出部27の外縁部から端面29に向かって延在して
いる。外管部28は、外周突出部27の外縁部から光軸
Pに沿って導光路26の全長に亘って延在している。外
管部28の前記端面29寄りの端面33aは、前記端面
26と略同一平面上に位置している。外管部28は、光
軸Pに沿った全長に亘ってその外径が一定に形成されて
いる。外管部28は、光軸Pを中心としている。導光路
26と外周突出部27と外管部28とは、互いに同軸的
に配されている。
【0065】フランジ部31は、外管部28の外周面か
ら外周方向に向かって突出している。フランジ部31
は、外管部28の光軸Pに沿った中央部に設けられてい
る。フランジ部31は、光軸Pを中心とした円環状に形
成されている。フランジ部31は、導光路26と外周突
出部27と外管部28と互いに同軸的に配されている。
【0066】前述した構成のスリーブ1は、レンズ35
が光ファイバ6の端面6aに相対するように、即ち端面
32が受・送信デバイス4a,4bと相対するように、
支承筒12内に収容される。このとき、フランジ部31
が、前記段部7aと当接する。
【0067】前述した構成のレセプタクル3は、以下の
ように組み立てられる。ハウジング7の図2中上方から
スリーブ1を受承筒12内に挿着する。なお、このと
き、レンズ35が開口部13側に位置し端面32が収容
室8側に位置するように、支承筒12内に挿着する。そ
して、受信デバイス4a及び送信デバイス4bを収容室
8内に格納する。キャップ10をハウジング7に冠着し
て、レセプタクル3が得られる。この状態において、レ
セプタクル3に光プラグ5を嵌合させることが可能にな
る。
【0068】一方、上記光プラグ5がレセプタクル3に
嵌合した後、レセプタクル3の内部においては、図2な
どに示すように、スリーブ1が段部7aにそれぞれ当接
した状態となる。そして、受信デバイス4a又は送信デ
バイス4bと、フェルール15との間隙がそれぞれ最小
に保たれ、光軸P方向の間隙損失が最小限に抑えられ
る。
【0069】続いて、図7を参照しながらスリーブ1を
介して光ファイバ6から受信デバイス4aへ信号光が伝
送される状態を説明する。図中の矢線に示されるよう
に、光ファイバ6内を全反射をくり返しながら進行して
伝送されてきた光C1,C2は、その光ファイバ6の端
面6a(発光面)から射出され、レンズ35を介してス
リーブ1内に入射する。すると、導光路26の側部25
が受信デバイス4aへ向けて縮径するテーパであり、さ
らに側部25が空気層に接していることから、光C1,
C2は全反射をくり返しながら集光し、受信デバイス4
aの受光面4cに損失なく入射することになる。
【0070】これに対し、スリーブ1を介して送信デバ
イス4bから光ファイバ6へ光が伝送される状態は、図
8の矢線に示されるような光路となる。即ち、送信デバ
イス4bの発光面4dから射出される例えばLED光C
3(レーザー光も含む)は、スリーブ1の端面29を介
してスリーブ1内へ入射する。そして上述同様、導光路
26の側部25が送信デバイス4bへ向けて縮径するテ
ーパであり、さらに側部25が空気層に接していること
から、LED光C3は拡散しながら全反射をくり返して
進行し、レンズ35の到達する。その後、LED光C3
はレンズ35により集光され、光ファイバ6の端面6a
(受光面)を介して損失なくその光ファイバ6内に入射
することになる。
【0071】尚、ここで導光路26の縮径方向を送信デ
バイス4bへ向けて配置した点について補足説明する。
スリーブ1は図8に示される如く、導光路26の径が光
の進行方向に向けて大きくなっている。そして、端面2
9を介して入射したLED光C3の導光路26内におけ
る全反射の回数を考えてみると、図7に示す受信デバイ
ス4aに伝送する際の全反射の回数よりも当然にその全
反射の回数は少なくなることが分かる。導光路26内で
の全反射の回数が少なければ、その後LED光C3が伝
送されて進行する光ファイバ6内でも、そのLED光C
3の全反射する回数が少なくなり、LED光C3の伝送
速度がスリーブ1により遅くなってしまうことはない。
【0072】また、上述とは別に、導光路の外径が一定
のスリーブでは臨界角範囲外(θ)の角度となってしま
うようなLED光C3がスリーブ22に入射した場合に
ついて考えてみると(図9参照)、導光路26の側部2
5が上述の如くテーパとなっていることから、そのテー
パがついた分だけ許容する角度が変わり、LED光C3
が透過されることなく全反射するようになる。このよう
に、送信デバイス4bから出射した信号光の伝送効率の
低下を抑制できる。
【0073】また、前述した構成のスリーブ1は、射出
成形によって成形される際に、例えば、図10に示す金
型装置40が用いられる。金型装置40は、第1の型4
1と、第2の型42と、第3の型43と、第4の型44
と、第5の型45と、に分割されている。
【0074】第1の型41と、第2の型42と、第3の
型43と、第4の型44と、第5の型45と、は互いに
接離自在に設けられ、互いに近づくと、図10に示すよ
うに、スリーブ1の外形に沿ったキャビティ46を形成
する。また、互いに離れると、キャビティ46内に供給
された合成樹脂が硬化して得られたスリーブ1をキャビ
ティ46内から取り出せるようになっている。
【0075】第1の型41は、前記端面32及びレンズ
35の外形に沿った成形部41aを備えている。第2の
型42と第4の型44とは互いに協同して、外管部28
の外形に沿った成形部42a,44aを備えている。ま
た、第2の型42は、前記キャビティ46に加熱流動化
された合成樹脂を供給するためのゲート47を備えてい
る。
【0076】なお、前記第1の型41と第2の型42と
第4の型43とは、本明細書に記した第1の金型を構成
しており、前記成形部41a,42a,44aはスリー
ブ1の一端部30の外形と外管部28の外形との双方に
沿った第1の成形部を構成している。
【0077】第3の型43は、円管状に形成されかつ外
管部28の内周面と導光路26の外周面と外周突出部2
7の表面とに沿った第2の成形部としての成形部43a
を備えている。また、第3の型43は、前記外管部28
の内周面と導光路26の外周面と外周突出部27の表面
とに沿った成形部43aが、少なくとも、焼き入れ加工
などが施されたSKH鋼や、超鋼などの硬質材料(硬質
な鋼)から成形されている。
【0078】なお、SKH鋼とは、JIS(日本工業規
格)G4403で定める高速度工具鋼鋼材であり、超鋼
とは、高速性、硬度に優れた切削工具などに用いられる
材料である。例えば、超鋼として、JIS(日本工業規
格)G4404で定義されているSKS鋼及びSKD鋼
を挙げることができる。第5の型45は、外径が第3の
型43の内径と略等しい円柱状に形成されており、前記
端面29に沿った成形部45aを備えている。なお、第
3の型43と第5の型45とは、本明細書に記した第2
の金型をなしている。
【0079】本実施形態によれば、図1ないし図9を参
照しながら説明したように、スリーブ1は、導光路26
及びレンズ35を備えていることから、信号光の伝送効
率を向上させることができる。
【0080】導光路26の光ファイバ6寄りの一端部3
0から外周方向に向かって突出した外周突出部27と、
この外周突出部27の外縁部から導光路26の全長に亘
って光軸Pに沿って延在した外管部28とを有している
ので、ハウジング7の支承筒12に、スリーブ1を収容
するなどして、前記スリーブ1を位置決めした状態で光
コネクタ2を組み立てることが可能となる。したがっ
て、組立にかかる手間及び工数を抑制して、製造工程も
簡素化できかつ生産管理が容易となり、該スリーブ1を
備えた光コネクタ2の生産性の向上とコストの低減を図
ることができる。
【0081】また、外管部28が外周突出部27の外縁
部から光軸Pに沿って導光路26の全長に亘って延在し
ているので、前記支承筒12内に収容されたスリーブ1
が位置ずれすることを防止できる。したがって、該スリ
ーブ1と光ファイバ6との間またはスリーブ1と受・送
信デバイス4a,4bとの間の伝送効率の低下を抑制で
き、該スリーブ1を備えた光コネクタ2の伝送効率を向
上させることができる。
【0082】さらに、透明な光透過性の合成樹脂材から
一体に成形されているので、生産性を向上させることが
できる。さらに、スリーブ1を成形する際に、第3の型
43の外管部28の内周面と導光路26の外周面とに沿
った成形部43aが、少なくとも前述した硬質材料から
なるので、前述した構成のスリーブ1を確実に成形する
ことができる。
【0083】また、スリーブ1を導光路26とレンズ3
5などを備えた構成にすることによって、光学計算ソフ
トウェアを用いることにより光学的結合効率を容易に計
算できるようになったので、容易に結合効率を最適化す
る寸法を導くことができるようになる。
【0084】本実施形態では、光ファイバ6としてステ
ップ形のものを用いているが、本発明ではグレーデッド
形の光ファイバを用いても良いことは勿論であり、レン
ズ35を複数の曲率半径を有する非球面レンズに形成し
ても良いことは勿論である。その他、本発明は本発明の
主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論で
ある。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、導光路の光ファイバ寄りの一端部から
外周方向に向かって突出した外周突出部と、この外周突
出部の外縁部から導光路の全長に亘って光軸に沿って延
在した外管部とを有している。受・送信モジュールを収
容する光コネクタのハウジング等に設けられた支承筒
に、収容するなどしてスリーブを位置決めした状態で光
コネクタを組み立てることが可能となる。したがって、
組立にかかる手間及び工数を抑制して、該スリーブを備
えた光コネクタの生産性の向上とコストの低減を図るこ
とができる。
【0086】また、外管部が外周突出部の外縁部から光
軸に沿って導光路の全長に亘って延在しているので、前
記支承筒内に収容されたスリーブが位置ずれすることを
防止できる。したがって、該スリーブと光ファイバとの
間またはスリーブと受・送信モジュールとの間の伝送効
率の低下を抑制でき、該スリーブを備えた光コネクタの
伝送効率を向上させることができる。
【0087】請求項2に記載の本発明によれば、外管部
が導光路と同軸的な円管状に形成されているので、前述
した支承筒内にスリーブを収容するだけでより確実に組
み立てることができるとともに、前記支承筒内に収容さ
れたスリーブが位置ずれすることをより確実に防止でき
る。したがって、該スリーブを備えた光コネクタの生産
性の向上とコストの低減を図ることができるとともに、
該スリーブを備えた光コネクタの伝送効率を向上させる
ことができる。
【0088】請求項3に記載の本発明によれば、外管部
の外径が一定に形成されているので、ハウジングの支承
筒にスリーブを収容するとより確実に位置決めできる。
したがって、該スリーブを備えた光コネクタの生産性の
向上とコストの低減を図ることができるとともに、該ス
リーブを備えた光コネクタの伝送効率を向上させること
ができる。
【0089】請求項4に記載の本発明によれば、外管部
の外周面から外周方向に突出したフランジ部に、光コネ
クタのハウジング等の一部を当接させることによって、
前記ハウジング内などに収容されたスリーブをより確実
に位置決めできる。スリーブを備えた光コネクタの伝送
効率を向上させることができる。
【0090】請求項5に記載の本発明によれば、レンズ
によって光ファイバとスリーブとの間隙により生じる影
響や光軸方向のずれにより生じる影響を緩和することが
可能になる。従って、導光路の光ファイバ側の端面に凸
レンズを設けることで、伝送効率をさらに向上させるこ
とができる。
【0091】請求項6に記載の本発明によれば、ガイド
部がレンズの保護部材となる。これにより、レンズが保
護され、スリーブの組み付け前の状態における管理が容
易になる。従って、以上のような位置にレンズを配設す
ることで、レンズの保護と生産管理を容易にすることが
できる。
【0092】請求項7に記載の本発明によれば、導光路
の受光面を光ファイバの発光面の径よりも大きな径で形
成していることから、極力多くの光を光ファイバから受
光することが可能になる。従って、伝送効率をさらに向
上させることができる。
【0093】請求項8に記載の本発明によれば、導光路
の発光面の径を受信モジュールの受光面よりも小さく形
成していることから、極力多くの光を受信モジュールの
受光面で受光させることが可能になる。従って、伝送効
率をさらに向上させることができる。
【0094】請求項9に記載の本発明によれば、導光路
の受光面の径を送信モジュールの発光面よりも大きく形
成していることから、極力多くの光を送信モジュールか
ら受光することが可能になる。従って、伝送効率をさら
に向上させることができる。
【0095】請求項10に記載の本発明によれば、スリ
ーブを成形する際に用いる第2の金型の外管部の内周面
と導光路の外周面とに沿って比較的薄肉に形成された第
2の成形部が硬質材料からなるので、スリーブを確実に
成形することができる。
【0096】また、前記外管部を備えているので、受・
送信モジュールを収容する光コネクタのハウジング等の
支承筒内に前記スリーブを収容するなどして位置決めし
た状態で光コネクタを組み立てることが可能となる。さ
らに、外管部が外周突出部の外縁部から光軸に沿って導
光路の全長に亘って延在しているので、前記支承筒内に
収容されたスリーブが位置ずれすることを防止できる。
したがって、光コネクタのコストの低減と、伝送効率を
向上させることと、の双方を可能とするスリーブを確実
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるスリーブを備えた
光コネクタを示す平面図である。
【図2】図1に示された光コネクタの断面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるスリーブを示す側
面図である。
【図4】図3中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3中の矢印V方向から見た図である。
【図6】図3中の矢印VI方向から見た図である。
【図7】図3に示されたスリーブを介して光ファイバか
ら受信デバイスへ信号光が伝送される状態の説明図であ
る。
【図8】図3に示されたスリーブを介して送信デバイス
から光ファイバへ信号光が伝送される状態の説明図であ
る。
【図9】図8の状態において、従来では臨界角範囲外と
なってしまう信号光が伝送される状態の説明図である。
【図10】図3に示されたスリーブを成形する際に用い
られる金型装置の一部を示す断面図である。
【図11】従来の光コネクタの構成を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 スリーブ 4a 受信デバイス(受信モジュール) 4b 送信デバイス(送信モジュール) 4c 受光面 4d 発光面 6 光ファイバ 6a 端面 25 側部 26 導光路 27 外周突出部 28 外管部 29 端面(小さくなった端面) 30 一端部 31 フランジ部 32 端面(導光路の一端部寄りの端面) 33b 端面(外管部の光ファイバ側の端面) 35 レンズ P 光軸
フロントページの続き Fターム(参考) 2H036 NA01 QA03 QA45 QA56 2H037 AA01 BA03 BA12 DA15 DA31 DA37 4F202 AD23 AD24 AD25 AH34 CA11 CB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 徐々に縮径して側部がテーパとなった截
    頭円錐状の導光路を有しかつ光ファイバと受・送信モジ
    ュールとの間に配されるとともに前記導光路がこれら光
    ファイバと受・送信モジュールとを光学的に接続するス
    リーブにおいて、 前記導光路は該導光路の縮径して小さくなった端面が前
    記受・送信モジュールに対向して配置されるとともに、 前記導光路の前記端面の逆側に位置しかつ前記光ファイ
    バ寄りの一端部から外周方向に向かって突出した外周突
    出部と、 前記外周突出部の外縁部から前記小さくなった端面に向
    かって前記導光路の全長に亘って前記導光路の光軸に沿
    って延在した外管部と、を備えたことを特徴とするスリ
    ーブ。
  2. 【請求項2】 前記外周突出部が前記導光路と同軸的に
    配された円環状に形成されているとともに、前記外管部
    が前記導光路と同軸的に配された円管状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のスリーブ。
  3. 【請求項3】 前記外管部は、前記導光路の光軸に沿っ
    た全長に亘って、その外径が一定に形成されていること
    を特徴とする請求項2記載のスリーブ。
  4. 【請求項4】 前記外管部の外周面から外周方向に向か
    って突出したフランジ部を備えたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のスリー
    ブ。
  5. 【請求項5】 前記導光路の前記一端部寄りの端面に、
    前記光ファイバへ向けて凸となるレンズを一体に形成し
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいず
    れか一項に記載のスリーブ。
  6. 【請求項6】 前記レンズを、前記外管部の前記光ファ
    イバ側の端面より突出しない位置に配設したことを特徴
    とする請求項5記載のスリーブ。
  7. 【請求項7】 前記導光路の前記一端部寄りの端面を、
    前記光ファイバによって伝送される光の受光面とし、該
    受光面を前記光ファイバの端面となる発光面の径よりも
    大きな径で形成したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のうちいずれか一項に記載のスリーブ。
  8. 【請求項8】 前記導光路の縮径して小さくなった前記
    端面を、前記受信モジュールへ伝送する光の発光面と
    し、該発光面の径を前記受信モジュールの受光面よりも
    小さく形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項
    7のうちいずれか一項に記載のスリーブ。
  9. 【請求項9】 前記導光路の縮径して小さくなった前記
    端面を、前記送信モジュールから伝送される光の受光面
    とし、該受光面の径を前記送信モジュールの発光面より
    も大きく形成したことを特徴とする請求項1ないし請求
    項8のうちいずれか一項に記載のスリーブ。
  10. 【請求項10】 光ファイバと受・送信モジュールとの
    間に介在されて、これら光ファイバと受・送信モジュー
    ルとを互いに光学的に接続するスリーブの製造方法であ
    って、 前記スリーブが、徐々に縮径して側部がテーパとなった
    截頭円錐状の導光路と、前記導光路の大径側の一端部か
    ら外周方向に突出した外周突出部と、前記外周突出部の
    外縁部から前記導光路の小径側の端面に向かって前記導
    光路の光軸に沿って前記導光路の全長に亘って延在した
    外管部と、を備えており、 前記スリーブの前記導光路の大径側の一端部の外形と前
    記外管部の外形とに沿った第1の成形部を有した第1の
    金型と、前記外管部の内周面と前記導光路の外周面とに
    沿った第2の成形部を有した第2の金型と、を用いると
    ともに、 前記第2の成形部が硬質材料からなることを特徴とする
    スリーブの製造方法。
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