JP2002021818A - 伸縮自在管のクランプ装置 - Google Patents

伸縮自在管のクランプ装置

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JP2002021818A JP2000202364A JP2000202364A JP2002021818A JP 2002021818 A JP2002021818 A JP 2002021818A JP 2000202364 A JP2000202364 A JP 2000202364A JP 2000202364 A JP2000202364 A JP 2000202364A JP 2002021818 A JP2002021818 A JP 2002021818A
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intermediate ring
outer pipe
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Tadashi Idota
正 井戸田
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SURITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプボディを簡略化し、かつ、内パイプ
を引き出す際の摺動抵抗を小さくすることのできるクラ
ンプ装置を提供する。 【解決手段】 外パイプ2に設けるクランプボディ10
と、クランプボディ10に収容される中間リング11
と、操作機構30を備えている。クランプボディ10は
動き止め用の部材28によって外パイプ2に係止されて
いる。中間リング11は、外パイプ2の外周面に接する
大径部12と、内パイプ3の外周面に接する小径部13
を備えている。クランプボディ10は、締付腕22,2
3と、中間リング11の大径部12に当接する第1の締
付面25と、小径部13に当接する第2の締付面26を
有している。操作機構30をロック位置に操作すると、
中間リング11の大径部12と小径部13がそれぞれパ
イプ2,3を締付け、操作機構30をロック解除位置に
操作すると、パイプ2,3に対する締付が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三脚や各種器材の
支持手段として使われる伸縮自在管のクランプ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば三脚などには、長さを調整できる
ようにするために伸縮自在管が使われている。伸縮自在
管は、アルミニウム合金やカーボン繊維の複合材などか
らなる互いに太さの異なる複数本のパイプを順次つなぐ
ことによって構成されている。すなわち、大径な外パイ
プの内側に小径な内パイプを挿通し、両パイプをクラン
プ装置によって互いに固定するようになっている。
【0003】この種のクランプ装置は、従来より種々の
ものが提案され製品化されてきた。例えば図7に示す従
来のクランプ装置100は、伸縮自在管101の長手方
向の途中にクランプボディ102を備えている。クラン
プボディ102の上半部は、外パイプ103に対する固
定部104となっている。この固定部104に外パイプ
103の下端部を挿入し、ねじ部材105を締付けるこ
とによって、クランプボディ102が外パイプ103に
固定される。
【0004】クランプボディ102の下半部は内パイプ
106をロックしたりロックを解除したりするためのク
ランプ部107となっている。このクランプ部107
に、左右一対の締付腕108,109が設けられてい
る。これらの締付腕108,109は、カムレバー11
0を矢印A方向に回動操作することにより、互いに接近
および離間させることができる。例えばカムレバー11
0を2点鎖線Bで示すロック位置まで回動させると、締
付腕108,109が閉じる方向に変位することによっ
て内パイプ106が固定される。
【0005】カムレバー110を実線Cで示すロック解
除位置まで回動させると、締付腕108,109が広が
る方向に変位することにより、内パイプ106が軸線方
向に移動できるようになる。内パイプ106の上端部に
は抜け止めストッパ111が取付けられている。内パイ
プ106を最大に引き出したとき、この抜け止めストッ
パ111の下端面111aがクランプボディ102側の
受け部112に当接することにより、内パイプ106が
それ以上引き出されないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記クランプ装置10
0のクランプボディ102は、ねじ部材105によって
外パイプ103に固定される固定部104と、締付腕1
08,109やカムレバー110を設けるためのクラン
プ部107を備えている。このためクランプボディ10
2の形状や構造が複雑となり、部品数も多く、重量も重
くなり、部品の組付けに要する工数が多いなどの問題が
ある。またこのクランプボディ102は、固定部104
と一体に締付腕108,109が成形されているため、
クランプ部107において締付腕108,109を無理
に変形させることになり、強度的にも改善の余地があっ
た。
【0007】しかも前記クランプ装置100のように、
クランプボディ102をねじ部材105によって外パイ
プ103に締付け固定すると、外パイプ103の端部が
固定部104の締付けによって僅かながら縮径してしま
う。特にカーボン繊維等の非金属複合材からなる軽量パ
イプの場合には、固定部104の締付けによって縮径す
る度合いが金属パイプよりも大きい。このため、内パイ
プ106を外パイプ103から引き出す際に、抜け止め
ストッパ111が固定部104付近まで移動してきたと
きに、抜け止めストッパ111の外周面と外パイプ10
3の内周面との間の摺動抵抗が大となり、内パイプ10
6を引き出しにくくなるという問題があった。
【0008】従って本発明の目的は、クランプボディの
構成が簡略化するとともに部品点数および重量が減り、
しかも内パイプを引き出す際の摺動抵抗を小さくするこ
とができるクランプ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明のクランプ装置は、外パイプと内パイ
プを有する伸縮自在管の外パイプの一端部に取付けら
れ、該外パイプの外周面に接する大径部および前記内パ
イプの外周面に接する小径部を一体に備えた中間リング
と、前記中間リングを収容するリング収容部とパイプの
軸線方向に沿うスリットと該スリットの両側に形成され
た一対の締付腕を有しかつ前記中間リングの前記大径部
の外周面に当接する第1の締付面を有するとともに前記
小径部の外周面に当接する第2の締付面を有するクラン
プボディと、前記クランプボディを前記外パイプに係止
する動き止め部材と、前記クランプボディの各締付腕を
互いに接近および離間させる方向に変位させることの可
能な操作機構であって、前記締付腕を互いに接近させる
方向に変位させたときに前記クランプボディの前記第1
および第2の締付面を縮径させることにより前記中間リ
ングの前記大径部および前記小径部をそれぞれ前記外パ
イプと内パイプに押圧して両パイプを互いに固定し、前
記締付腕を広げる方向に変位させたときに前記中間リン
グの各パイプに対する押圧を解除する操作機構とを具備
している。
【0010】この発明において、内パイプの上端部の外
周面に外パイプの内面に接する抜け止めストッパを設
け、内パイプを外パイプから最大に引き出したときにこ
の抜け止めストッパの下端面が前記中間リングの前記大
径部と小径部との間の段差部に当接するように構成して
もよい。
【0011】前記操作機構をロック位置に操作すると、
クランプボディの締付腕が互いに近付く方向に変位する
ことにより、クランプボディの第1の締付面と第2の締
付面が同時に縮径する。これに伴い、中間リングの大径
部と小径部が、それぞれ外パイプと内パイプに押圧され
ることになって、両パイプが互いに固定される。
【0012】前記操作機構をロック解除位置に操作する
と、クランプボディの締付腕が少し広がることにより、
クランプボディの第1の締付面と第2の締付面が同時に
少し拡径する。これに伴い、中間リングの大径部と小径
部が、それぞれ外パイプと内パイプに対する押圧を解除
することになって、内パイプが軸線方向に移動可能とな
る。
【0013】上記ロック解除状態において、クランプボ
ディの第1の締付面は外パイプを締付けていないため、
外パイプの端部が縮径することが回避される。したがっ
て内パイプを外パイプから引き出す際に、抜け止めスト
ッパがクランプボディ付近まで移動してきても、抜け止
めストッパの摺動抵抗が大きくなることがなく、内パイ
プを最大長まで円滑に引き出すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施形態につ
いて図1から図6を参照して説明する。図2に示す伸縮
自在管1は、例えば、カーボン繊維を主体とする複合材
からなる複数種類の太さのパイプ2,3,4を、太いも
のから順に細いものを内側に挿入するとともに、各パイ
プ2,3,4を本発明に係わるクランプ装置5,6を介
して順次連結できるようにしたものである。
【0015】上段側のパイプ2の内部に中段のパイプ3
が挿通されている。下段側のパイプ4は中段のパイプ3
の内部を通って下方に延びている。これらのパイプ2,
3,4には、互いの回り止めをなすための手段として、
フラット部7a,7b(図3などに一部を示す)が各パ
イプの軸線方向に沿って形成されている。下段側のパイ
プ4の先端に石突き8が取付けられている。
【0016】一方のクランプ装置5は、上段側の太いパ
イプ2と中段のパイプ3とをクランプするために使われ
る。このクランプ装置5に関しては、上段側のパイプ2
が本発明で言う外パイプ、中段のパイプ3が内パイプに
相当する。他方のクランプ装置6は、中段のパイプ3
と、それよりも細い下段側のパイプ4をクランプするた
めに使われる。このクランプ装置6に関しては、中段の
パイプ3が本発明で言う外パイプ、下段側のパイプ4が
内パイプに相当する。上段側のクランプ装置5は下段側
のクランプ装置6よりもサイズがひとまわり大きいが、
両者の構造は実質的に同一であるため、一方のクランプ
装置5を代表して以下に説明する。
【0017】図1および図3に示すように、クランプ装
置5はクランプボディ10と中間リング11を備えてい
る。中間リング11は、外パイプ2の下端部2aに取付
けられる。図4に示すように中間リング11は径方向に
分割された合成樹脂製の2個のリング片11a,11b
によって構成されている。
【0018】各リング片11a,11bは、外パイプ2
の外周面に接する大径部12と、内パイプ3の外周面に
接する小径部13を一体に備えている。大径部12の内
径は外パイプ2の外径に対応している。小径部13の内
径は内パイプ3の外径に対応している。大径部12と小
径部13との間に段差部14が形成されている。
【0019】大径部12の内面側に凸部15が形成され
ている。凸部15には大径部12の厚み方向に貫通する
孔16が形成されている。この凸部15は外パイプ2に
形成された位置決め孔17に挿入される。凸部15を位
置決め孔17に挿入することにより、外パイプ2の所定
位置に各リング片11a,11bが保持される。図3に
示すようにリング片11a,11b間に僅かな隙間18
が確保されている。
【0020】クランプボディ10は、例えばアルミニウ
ム合金、あるいはチタン合金、もしくはマグネシウム合
金などの軽金属からなるダイキャスト部品あるいはプラ
スチック製であり、中間リング11を収容するリング収
容部20と、パイプ2,3の軸線方向に沿うスリット2
1と、スリット21の両側に形成された一対の締付腕2
2,23などを有している。
【0021】図6に示すように、クランプボディ10の
内部、すなわちリング収容部20の内周面には、中間リ
ング11の大径部12の外周面に当接する第1の締付面
25と、中間リング11の小径部13の外周面に当接す
る第2の締付面26が形成されている。第1の締付面2
5の内径は大径部12の外径に対応している。第2の締
付面26の内径は小径部13の外径に対応している。
【0022】クランプボディ10の側面には、中間リン
グ11の孔16と対応した位置にねじ孔27が形成され
ている。図3に示すように中間リング11を外パイプ2
に取付けた状態で、中間リング11をクランプボディ1
0のリング収容部20に挿入する。その状態でビス等の
ねじ部材28をねじ孔27にねじ込み、ねじ部材28の
先端を中間リング11の孔16に入れることにより、ク
ランプボディ10と中間リング11が外パイプ2の所定
位置に保持される。このねじ部材28は、外パイプ2に
対してクランプボディ10の動き止めをなすための動き
止め部材として機能する。
【0023】スリット21は、リング収容部20からク
ランプボディ10の径方向に延びてクランプボディ10
の外部に開口している。従ってこのクランプボディ10
は、スリット21を境として、スリット21の開口幅が
変化する方向、すなわち締付腕22,23が互いに接近
する方向と離間する方向とに、ある程度変形することが
できる。
【0024】クランプボディ10に操作機構30が設け
られている。この操作機構30は、カムレバー31と、
締付腕22,23をつなぐ連結部材32とを含んでい
る。図1に示すように、ボルトを用いた連結部材32
は、締付腕22,23に形成された孔35,36に挿入
されかつ、カムレバー31の軸37を径方向に貫通して
いる。連結部材32の一端32aは軸37の外側に位置
している。連結部材32の他端32bに形成された雄ね
じ部に、ナット38が螺合されている。
【0025】カムレバー31は、軸37を中心として、
図1に実線P1で示すロック位置と2点鎖線P2で示す
ロック解除位置とにわたって回動させることができる。
カムレバー31の基部には軸37に対して偏心した位置
にカム面40が形成されている。カム面40は、クラン
プボディ10のカム受け面41に接している。
【0026】カムレバー31を前記ロック位置P1まで
回動させると、カム面40がカム受け面41を押すこと
により、締付腕22,23が互いに近付く方向に変位す
る。締付腕22,23が互いに近付く方向に変位する
と、クランプボディ10の第1および第2の締付面2
5,26が僅かながら縮径することにより、中間リング
11の大径部12と小径部13がそれぞれ外パイプ2と
内パイプ3の外周面を押圧するようになる。
【0027】カムレバー31をロック解除位置P2まで
回動させたときには、カム面40がカム受け面41を押
さなくなることにより、締付腕22,23が互いに離れ
る方向に変位する。締付腕22,23が互いに離れる方
向に変位すると、中間リング11の大径部12と小径部
13が外パイプ2と内パイプ3を押圧しなくなる。な
お、このようなカム式の操作機構30を用いる代りに、
ねじ部材からなる連結部材32を回転させるためのノブ
を連結部材32に設け、このノブを回転させることによ
って、締付腕22,23を互いに近付けたり離したりす
ることができるように構成してもよい。
【0028】図5に示すように、内パイプ3の上端部3
aの外周面に、摺動ガイドを兼ねる抜け止めストッパ5
0が取付けられている。抜け止めストッパ50は、例え
ばポリアセタールやフッ素系樹脂のように摩擦係数が小
さくかつ耐摩耗性を有する材料が適している。この抜け
止めストッパ50は、内パイプ3の径方向に二分割され
た左右一対のストッパ片50a,50bによって構成さ
れている。各ストッパ片50a,50bの内面には凸部
51が形成されている。これらの凸部51は、内パイプ
3の端部3aに形成された孔52に挿入される。
【0029】抜け止めストッパ50の外径は外パイプ2
の内径よりも僅かに小さい。このストッパ50を内パイ
プ3に取付けることにより、ストッパ50が外パイプ2
の内面に接しながら、内パイプ3が軸線方向に円滑に摺
動することができるようになっている。このストッパ5
0は、その厚み分(例えば0.5mm程度)だけ内パイ
プ3の側面に突出している。このため内パイプ3を外パ
イプ2から最大に引き出したときに、ストッパ50の先
端面(下端面)55が中間リング11の大径部12と小
径部13との間の段差部14に当接することになる。
【0030】以下に上記実施形態のクランプ装置5の作
用について説明する。伸縮自在管1の長さを調整するに
は、カムレバー31をロック解除位置P2まで回動させ
る。こうすることにより、クランプボディ10の第1の
締付面25と第2の締付面26が少し広がる。このため
中間リング11の大径部12と小径部13によるパイプ
2,3の締付けが緩む。この場合、外パイプ2に対して
内パイプ3が軸線方向に移動自在となるから、内パイプ
3を所望長さまで外パイプ2から引き出す。クランプボ
ディ10はねじ部材28によって外パイプ2に係止され
ているため、カムレバー31がロック解除位置P2に操
作されてもクランプボディ10が外パイプ2から脱落す
ることはない。
【0031】上記ロック解除状態において、クランプボ
ディ10は外パイプ2を締付けないため、外パイプ2の
端部2aは縮径していない。したがって内パイプ3を外
パイプ2から引き出す際に、抜け止めストッパ50がク
ランプボディ10付近まで移動してきても、外パイプ2
の内面に対する抜け止めストッパ50の摺動抵抗が大き
くなることが回避される。特に、カーボン繊維を主体と
する軽量パイプや、薄肉のアルミニウム合金パイプ等の
場合に有効であり、内パイプ3を円滑に引き出すことが
できる。
【0032】内パイプ3を所望長さに引き出したのち、
カムレバー31をロック位置P1まで回動させることに
より、締付腕22,23を互いに接近させる。こうする
ことにより、クランプボディ10の第1の締付面25と
第2の締付面26が縮径することに伴い、中間リング1
1の大径部12が外パイプ2を締付けるとともに、小径
部13が内パイプ3を締付ける。その結果、外パイプ2
と内パイプ3は、クランプボディ10を介して互いに締
結される。
【0033】このクランプ装置5は、内パイプ3のほぼ
全周を中間リング11を介して締付ける構造である。こ
のため、カーボン繊維の複合材のように径方向に比較的
変形しやすい材料からなる軽量パイプ3の場合でも、パ
イプ3のほぼ全周を均等に締付けることができるため、
局部的な応力集中による割れや変形等の不具合を生じる
ことを回避できる。
【0034】なお、本発明を実施するに当たって、外パ
イプや内パイプの形態をはじめとして、中間リング、ク
ランプボディ、ねじ等の動き止め部材、操作機構など、
本発明の構成要素を本発明の要旨を逸脱しない範囲で適
宜に変形して実施できることは言うまでもない。また本
発明は、カーボン繊維を主体とする複合材からなるパイ
プを用いた伸縮自在管に適しているが、アルミニウム合
金等からなる金属製の伸縮自在管にも勿論使用すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、操作
機構をロック位置に操作したときに外パイプと内パイプ
の双方がクランプボディに固定され、操作機構をロック
解除位置に操作したときに、双方のパイプに対するクラ
ンプボディの締付けが解除される。このため、従来のク
ランプボディの固定部に必要であった締付け用のボルト
などが不要となり、部品点数が少なく、クランプボディ
の構成も簡略化し、軽量化と低コスト化に寄与できる。
またこのクランプボディはスリットを境にクランプボデ
ィ全体が撓む構造であるため、締付腕を無理なく変形さ
せることができ、強度的にも有利である。
【0036】請求項2に記載した発明によれば、操作機
構をロック解除位置に操作して内パイプを外パイプから
引き出す際に、内パイプの摺動ガイドを兼ねる抜け止め
ストッパがクランプボディ付近まで移動してきても、外
パイプの内面に対する抜け止めストッパの摺動抵抗が大
きくなることが回避され、内パイプを所望長さまで円滑
に引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す伸縮自在管のクラ
ンプ装置の斜視図。
【図2】 図1に示された伸縮自在管の正面図。
【図3】 図1に示された伸縮自在管のクランプ装置の
分解斜視図。
【図4】 図1に示された伸縮自在管の中間リングの分
解斜視図。
【図5】 図1に示された伸縮自在管の抜け止めストッ
パの分解斜視図。
【図6】 図1に示された伸縮自在管の縦断面図。
【図7】 従来の伸縮自在管の一部を示す斜視図。
【符号の説明】
1…伸縮自在管 2,3,4…パイプ 5,6…クランプ装置 10…クランプボディ 11…中間リング 12…大径部 13…小径部 14…段差部 20…リング収容部 21…スリット 22,23…締付腕 25…第1の締付面 26…第2の締付面 28…動き止め部材 30…操作機構 50…抜け止めストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外パイプと内パイプを有する伸縮自在管の
    外パイプの一端部に取付けられ、該外パイプの外周面に
    接する大径部および前記内パイプの外周面に接する小径
    部を一体に備えた中間リングと、 前記中間リングを収容するリング収容部とパイプの軸線
    方向に沿うスリットと該スリットの両側に形成された一
    対の締付腕を有しかつ前記中間リングの前記大径部の外
    周面に当接する第1の締付面を有するとともに前記小径
    部の外周面に当接する第2の締付面を有するクランプボ
    ディと、 前記クランプボディを前記外パイプに係止する動き止め
    部材と、 前記クランプボディの各締付腕を互いに接近および離間
    させる方向に変位させることの可能な操作機構であっ
    て、前記締付腕を互いに接近させる方向に変位させたと
    きに前記クランプボディの前記第1および第2の締付面
    を縮径させることにより前記中間リングの前記大径部お
    よび前記小径部をそれぞれ前記外パイプと内パイプに押
    圧して両パイプを互いに固定し、前記締付腕を広げる方
    向に変位させたときに前記中間リングの各パイプに対す
    る押圧を解除する操作機構と、 を具備したことを特徴とする伸縮自在管のクランプ装
    置。
  2. 【請求項2】前記内パイプの他端部の外周面に、前記外
    パイプの内面に接する抜け止めストッパが設けられ、前
    記内パイプを外パイプから最大に引き出したときに、前
    記抜け止めストッパの先端面が前記中間リングの前記大
    径部と小径部との間の段差部に当接するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の伸縮自在管のクランプ装
    置。
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