JP2002019790A - 自立性袋 - Google Patents

自立性袋

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JP2002019790A JP2000205771A JP2000205771A JP2002019790A JP 2002019790 A JP2002019790 A JP 2002019790A JP 2000205771 A JP2000205771 A JP 2000205771A JP 2000205771 A JP2000205771 A JP 2000205771A JP 2002019790 A JP2002019790 A JP 2002019790A
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Yasushi Otsuka
康司 大塚
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奈々 杉本
Kenichi Masuda
謙一 増田
Takao Okada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルに似た立体形状と自立性を備え、内容
物の保存性等、性能に優れると共に、内容量が大きい場
合でも、持ち運びや内容物の移し替えなど使用適性に優
れ、且つ、胴部に折れ皺もなく、外観にも優れた自立性
袋を提供する。 【解決手段】 自立性袋100 を、上下にガセット部6,7
を有し、両側部が側部シール部9,9 で封止される形態で
形成し、上部のガセット部6 の長さは、下部のガセット
部7 と同じ長さ又はそれよりも小さく形成し、上部のガ
セット部6 の前後のひだ状部のうち、一方(前側)のひ
だ状部の上辺に、外周がヒートシールされてなる突出部
14を設け、突出部14の一部に狭い幅の注出口部10を設
け、もう一方のひだ状部の上辺には、いずれか一方のフ
ィルムを延長して、袋の取手用または吊り下げ用の穴18
が設けられた延長部15を設け、下部のガセット部7 は船
底形など自立性を付与する形状の底部シール部8 でヒー
トシールして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状物のほか、粉
状、粒状などの流動性を有する内容物を密封包装するた
めに用いられる自立性袋に関し、更に詳しくは、袋が、
縦長の立体容器に似た筒状であると同時に、自立性を有
し、上部には狭い幅の注出口部と袋の取手用または吊り
下げ用の穴を備え、また、内容物充填後の形態安定性に
も優れ、通常の用途の袋としてはもとより、詰め替え用
の袋としても好適に使用することのできる自立性袋に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種液体洗剤、クレンザー、柔軟
剤、エマルジョン糊などのほか、各種飲料や、醤油、ソ
ース、めんつゆなどの液体調味料など、液状物や、粉
乳、ココアなどの粉体などは、主に、プラスチックボト
ル、ガラス瓶、金属缶などの保形性のある容器に充填さ
れ、流通、使用に供され、使用後の容器は廃棄処分され
ていた。また、一方、廃棄物処理の問題もあり、これら
の容器は、使用後分別処理し、回収、リサイクルするこ
とが進められている。しかし、このような保形性容器
は、資源の消費傾向が強く、商品に占める容器コストの
割合も無視できないものがあった。
【0003】このような見地から、ラミネートフィルム
など軟包装材料による袋など、より低価格の簡易型の容
器が求められるようになっている。このような簡易型容
器は、前記プラスチックボトル、ガラス瓶、金属缶など
の保形性容器の代替として使用できるほか、使用後のボ
トルなどの容器に同一内容物を補充するために用いる詰
め替え用容器としても使用することができる。このよう
な簡易型容器としては、例えば、自立性を有するスタン
ディングパウチをそのまま使用したもの、或いは、スタ
ンディングパウチの上部に幅を狭くした注出口部を設け
たもの、更には、その注出口部の開口性と保形性を一層
安定なものにするため、スタンディングパウチの上部に
プラスチックの成形体による注出口を取り付けたものな
どがある。
【0004】このような袋は、材料の消費量が少なく、
軽量であり、コンパクトに内容物を包装できるので、省
資源、物流費の削減が可能であり、更に、使用後の廃棄
処理も容易であるなどの長所を有しており、中でもスタ
ンディングパウチの上部にプラスチックの成形体による
注出口を取り付けたものは、取扱いが容易で、性能と共
に使用適性においても優れている。
【0005】しかしながら、上記スタンディングパウチ
の上部にプラスチックの成形体による注出口を取り付け
たものは、注出口を別に用意する必要があり、コスト面
で割高になること、また、袋自体を形成する積層フィル
ムは、薄く、剛性が低いため本体部が保形性に劣り、特
に、袋の形状をボトルなどに似た縦長の形状とした場
合、袋に内容物を充填すると、袋の胴部の中間部から上
部寄りの位置に、両側の側部シール部から内側に向けて
折れシワが発生し、外観に劣る問題があった。そして、
袋の容量についても、比較的小容量の場合はよいが、1
Lを超えるような容量になると、袋サイズが大きくなる
と同時に重量も重くなり、持ち運びや、内容物を他の容
器に移し替える際などの取扱いが厄介になる問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解消するためになされたものであり、その目
的とするところは、液状物など流動性を有する内容物が
密封包装される積層フィルム製の袋であって、内容物の
保存性に優れ、軽量で嵩張らず、使用後の廃棄処理も容
易で、且つ、袋が自立性を有し、内容量が大きい場合で
も、持ち運びや内容物を他の容器に移し替える際などの
取扱いが容易であると同時に、注出口部の開口性もよ
く、外観面でもボトルなどの保形性容器に似てスマート
で、内容物充填後の袋に折れシワなどが発生せず、形態
安定性に優れ、店頭での陳列効果にも優れた自立性袋を
生産性よく提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、袋の上部と下部が、前後2面の壁面フィ
ルムの上部と下部の間に、それぞれ上面フィルムまたは
底面フィルムを内側に折り返して挿入し、ヒートシール
により接合してなるガセット部を有する形式で形成さ
れ、胴部が、前後2面の壁面フィルムの両側の端縁部を
側部シール部でヒートシールして形成される袋におい
て、下部のガセット部が、自立性を付与する形状のシー
ルパターンでヒートシールされ、上部のガセット部の前
後両側のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺に、そ
の両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向す
る上面フィルムとを延長して突出部が設けられ、該突出
部に狭い幅の注出口部が設けられると共に、もう一方の
ひだ状部の上辺には、その両側のフィルム、即ち、壁面
フィルムとそれに対向する上面フィルムのうち、いずれ
か一方のフィルムのみを延長して延長部が設けられ、該
延長部に取手用または吊り下げ用の穴が設けられている
ことを特徴とする自立性袋からなる。
【0008】前記下部のガセット部をヒートシールする
自立性を付与する形状のシールパターンは、内側が両側
から中央部に向けて凹状に窪んだ形状となるシールパタ
ーンであれば何でもよい。また、前記上部のガセット部
の突出部が延設された側のひだ状部と異なる側のひだ状
部に延設される延長部は、両側のフィルムを延長し、例
えば、両者をヒートシールして設けることもできるが、
その場合、袋の容量が比較的大きい場合は、必然的に両
側のフィルムの厚さも厚くなるため、その延長部に穴を
設けて袋の取手または吊り下げ用に使用するには、強度
的にも必要以上の厚さとなり、余分なフィルムを使用す
ることになる。また、その延長部に取手用または吊り下
げ用の穴を設ける際にも、打ち抜き装置の刃の耐久性を
低下させるなど、生産性の低下や製造コストの上昇も引
き起こすため、延長部は、両側のフィルムのうち、一方
のフィルムのみを延長して設けることが好ましい。そし
て、前記袋の取手用または吊り下げ用の穴は、袋を持ち
運ぶ際、或いは、内容物を他の容器に移し替える際、手
指を差し込んで袋を持ち易くするための穴、または吊り
下げ紐などを通して袋を手で下げ易くするための穴であ
り、その形状や数は任意に設けることができる。このよ
うな穴は、完全に切り欠かれた穴でもよく、一部につな
ぎ部が設けられた穴でもよく、また、ミシン目状などの
断続的な切り目線で形成され、容易に突き破って手指な
どを差し込めるようにした穴であってもよい。
【0009】このような構成を採ることにより、本発明
の自立性袋は、プラスチックボトルなどの保形性容器と
比較して、材料の消費量を少なくでき、軽量で嵩張ら
ず、使用後の廃棄処理も容易になる。そして、内容物が
充填された袋は、下部のガセット部とそのシールパター
ンにより自立性が付与されるので取り扱いやすく、且
つ、袋の上部と下部の両方が、ガセット部を有する形式
で形成されているので、袋の本体部が筒状に広がり、容
量の割にコンパクトに包装することができ、物流費の削
減および店頭での陳列スペースの削減が可能となる。
【0010】また、袋の上部のガセット部の前後両側の
ひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺には、両側のフ
ィルムを延長して突出部を設け、その突出部に狭い幅の
注出口部が設けられ、また、もう一方のひだ状部の上辺
には、その両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれ
に対向する上面フィルムのうち、いずれか一方のフィル
ムのみを延長して延長部を設け、その延長部に取手用ま
たは吊り下げ用の穴が設けられている。
【0011】従って、袋の上部にもガセット部があり、
且つ、その前後両側のひだ状部のうち、延長部が設けら
れている側のひだ状部は、延長部の下で該ひだ状部の上
部がヒートシールにより封止されるので、この部分の剛
性が高められ、通常のスタンディングパウチ形式の袋の
場合に、袋の胴部の中間部から上部寄りの位置に、両側
の側部シール部から内側に向けて発生していた折れシワ
がなくなり、袋の外観、形態安定性が向上する。また、
袋は、本体部が筒状で、外形もボトルなどの保形性容器
に似てスマートであり、店頭での陳列効果にも優れたも
のとなる。
【0012】そして、内容物を他の容器に移し替える際
には、注出口部を開封し、開口部を容器の口部に向けて
傾けることにより、内容物が開口部に向かって流動し、
その内圧により、注出口部を含む上部ガセット部の両側
のフィルムが外側に広がり、この部分に壁面フィルムと
上面フィルムとによる漏斗形状が保形性よく形成され
る。従って、内容物の注出口への流動がスムーズに行わ
れ、内容物を最後まで安全且つ容易に移し替えることが
できる。この時、袋の上部のガセット部の注出口部が設
けられていない側のひだ状部の上辺には、両側のフィル
ムのうち、いずれか一方のフィルム、例えば、壁面フィ
ルムを延長して延長部を設け、その延長部に取手用また
は吊り下げ用の穴が設けられているので、例えば、取手
用の穴に手指を差し込んで、袋の上部と下部の両方を保
持することができ、袋が大容量のものであっても持ち易
く、安全且つ容易に内容物を移し替えることができる。
また、前記袋の取手用または吊り下げ用の穴は、袋の持
ち運びの際にも利用できるので、袋の取扱いが容易にな
る。
【0013】請求項2に記載した発明は、前記下部のガ
セット部の自立性を付与する形状のシールパターンが、
内側が、中央部が低く両側端部に向かって高くなる船底
形のシールパターンであることを特徴とする請求項1記
載の自立性袋からなる。
【0014】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用効果に加えて、内容物を充
填した袋は、その底部が、前記船底形のシールパターン
に応じて、例えば、内側が湾曲線で形成される船底形の
シールパターンの場合は楕円形状に、内側が所定幅の底
部から両側が外側に傾斜を持って直線状に立ち上がる形
状の船底形のシールパターンの場合は六角形状に広が
り、いずれも中央部が前後に大きく広げられ、また、底
面の外周にはヒートシール部による脚部が形成されるた
め、袋の自立性を一層向上させることができる。
【0015】請求項3に記載した発明は、前記注出口部
が、上部のガセット部の一方のひだ状部の上辺に、両側
のフィルムを延長して上部方向に向かって先細りとなる
形状に設けられ、該注出口部の両側端縁部が、該ひだ状
部の基部から注出口部の上部まで、内側ラインが傾斜直
線でつながる形状にヒートシールされていることを特徴
とする請求項1または2に記載の自立性袋である。
【0016】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、袋
に充填された内容物を他の容器に移し替える際、注出口
部を下に向けて袋を傾けることにより、注出口部に流動
した内容物の内圧で注出口部を含む上部ガセット部の両
側のフィルムが外側に広げられ、この部分に壁面フィル
ムと上面フィルムとによる漏斗形状が形成されるが、そ
の漏斗形状が、途中に段や折れ曲がりがなく、一層整っ
た角錐状などの形状になるので、その保形性が向上し、
内容物の注出口部への流動が一層スムーズになり、内容
物を最後まで安全且つ容易に移し替えることができる。
【0017】請求項4に記載した発明は、前記袋の上部
と下部のガセット部において、上部のガセット部に挿入
される上面フィルムの折り返し長さが、下部のガセット
部に挿入される底面フィルムの折り返し長さと同一、ま
たは、底面フィルムの折り返し長さよりも小さく形成さ
れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の自立性袋からなる。
【0018】元来、袋の下部のガセット部は、袋にフラ
ットな底面を形成させて自立性を付与するために設ける
ものであり、下部のガセット部に挿入される底面フィル
ムの折り返し長さは、前後2面の壁面フィルムの幅方向
の長さに対して、底部が前後に適度に広がるように設定
される。これに対して、袋の上部にも上面フィルムを挿
入してガセット部を設けることにより、袋の上部も下部
と同様、前後にフラットに広げることができる。この場
合、袋の上部のガセット部に挿入する上面フィルムの折
り返し長さは、前記下部のガセット部に挿入される底面
フィルムの折り返し長さを基準として、同一長さに設定
してもよく、また、底面フィルムの折り返し長さよりも
小さく、或いは、大きく設定することもできる。
【0019】基本的には、例えば、上面フィルムの折り
返し長さを、底面フィルムの折り返し長さと同一に設定
した場合は、袋の本体部が平行な筒状となり、上面フィ
ルムの折り返し長さを底面フィルムの折り返し長さより
も小さくした場合は、袋の上部の前後方向への広がりが
小さくなるテーパー付きの筒状となり、逆に、上面フィ
ルムの折り返し長さを底面フィルムの折り返し長さより
も大きくした場合は、袋の上部の前後方向への広がりが
大きくなる逆テーパー付きの筒状となる。
【0020】只、本発明の自立性袋では、上部のガセッ
ト部の前後両側のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上
辺に、例えば、その両側のフィルム、即ち、壁面フィル
ムとそれに対向する上面フィルムとを延長して突出部を
設け、その突出部に狭い幅の注出口部を設けている。こ
のような突出部や注出口部は、袋の外周自体を大きくす
る訳ではないが、ガセット部の一方のひだ状部を長く形
成したことになり、袋の上部の前後方向への広がりを大
きくする作用を有している。
【0021】また、袋に充填された内容物を、例えば、
他の容器に移し替える際には、注出口部を含む上部のガ
セット部に形成される前記漏斗形状の部分では、壁面フ
ィルムよりも上面フィルムの方が、その折り返し長さ
(正確にはシール部の長さを除いた長さ)だけ長いた
め、注出口部の漏斗形状が外側に折れ曲がりやすくな
り、移し替えの操作が不安定になる。この問題は、上部
のガセット部の上面フィルムの折り返し長さが長いほど
顕著になる。従って、本発明の自立性袋では、袋の上部
のガセット部に挿入される上面フィルムの折り返し長さ
は、下部のガセット部に挿入される底面フィルムの折り
返し長さと同一、または、底面フィルムの折り返し長さ
よりも小さく形成することが好ましい。
【0022】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、例えば、上部のガセット部の上面フィルムの折り
返し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの折り返
し長さと同一に形成した場合は、内容物を充填した自立
性袋は、その本体部が、略均等な筒状体となるので、一
層ボトルなどの保形性容器に似たスマートな形状にでき
る。そして、上部のガセット部の上面フィルムの折り返
し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの折り返し
長さよりも小さく形成した場合は、内容物を充填した自
立性袋は、袋の上部の前後方向の広がりが全体として下
部よりも小さくなり、袋の自立性、安定感が増すと共
に、注出口部の漏斗形状の外側への折れ曲がりが防止さ
れ、漏斗形状の効果を一層確実に得られるようになる。
【0023】尚、前記上部のガセット部の上面フィルム
の折り返し長さを、下部のガセット部の底面フィルムの
折り返し長さよりも小さくする場合、その小さくする長
さは、特に限定するものではなく、例えば、数mmでも
小さければ、それなりの効果が得られる。従って、前記
袋の上部の広がりの減少と、漏斗形状の外側への折れ曲
がり防止効果とを勘案して任意に設定することができ
る。例えば、最大限まで上面フィルムの折り返し長さを
小さくした場合、上部のガセット部の上部端縁部のヒー
トシール部を残して折り返すことになるが、その場合で
も、袋の上部の前後方向への広がりが、漏斗形状部の両
側のフィルムに依存する広がりのみとなるが、漏斗形状
部の壁面フィルムと上面フィルムの長さは同一となるの
で、漏斗形状の外側への折れ曲がり傾向は全くなくな
り、また、上部のガセット部のフィルムの重なりと、そ
のヒートシール部による剛性の向上効果は得られるの
で、前記袋の側部から内側に向けて発生していた折れシ
ワも防止でき、袋の形態安定性は向上される。
【0024】また、請求項5に記載した発明は、前記注
出口部に開封手段が設けられていることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載の自立性袋からなる。
【0025】上記開封手段としては、例えば、(イ)印
刷などによる開封指示線を設けて、その部分を鋏などで
切り取るようにした手段、(ロ)袋の外周のヒートシー
ル部にノッチを設け、そのノッチを開封開始位置として
引き裂く手段、(ハ)一定方向の開封を容易に行うため
に易引き裂き性フィルム、例えば一軸延伸フィルムをそ
の延伸方向と開封時の引き裂き方向とが一致するように
積層フィルム中に積層し、この積層フィルムを袋に用い
て引き裂く手段、(ニ)レーザー光照射加工によって形
成されたハーフカット線に沿って引き裂く手段、(ホ)
機械的方法によって細長くて小さな傷痕群を袋の端部に
形成し、その傷痕群を起点として容易に引き裂けるよう
にした手段などがあり、これらの各開封手段を選択、ま
たは適宜組み合わせて採用することができる。
【0026】尚、上記ノッチは、通常、一字形やV字形
のノッチが多用されているが、その形状に制限はなく、
引き裂き方向に向かって尖った部分を有する形状であれ
ば何でもよい。ハーフカット線についても連続する線状
のハーフカット線に限らず、ミシン目状の断続的なハー
フカット線であってもよい。このようなハーフカット線
は、1本でもよいが、引き裂き方向がずれた場合を想定
して、中心のハーフカット線の両側に各1本、または各
2本など複数のハーフカット線を平行、または中心のハ
ーフカット線に収斂する形状などに設けることもでき
る。
【0027】開封手段としては、前述のような各種の手
段を採ることができるが、少なくとも開封位置に開封指
示線を設けることが好ましい。この開封指示線は、点
線、破線、実線などの線のほか、文字、記号など何で表
示してもよく、印刷などにより容易に設けることができ
る。
【0028】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至4のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、注出口部の開封位置を明確に指示できるので間違
いがなく、所望の位置に所望の大きさの開口部を正確に
設けることができる。また、開封指示線と組み合わせ
て、ノッチ、ハーフカット線、一軸延伸フィルムの積層
などの手段を用いることにより、鋏などの道具を使用す
ることなく、手で容易に注出口部を引き裂いて開封する
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の自立性袋に用い
るフィルム、および、自立性袋の製造方法など発明の実
施の形態について説明する。先ず、本発明の自立性袋に
用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積層
フィルムを用いるが、特に限定はされず、液状などの内
容物の包装用袋に用いられている公知の積層フィルム
は、いずれも使用することができ、充填する内容物の種
類や充填後の加熱処理の有無など、使用条件に応じて適
する材料を自由に選択して使用することができる。本発
明の自立性袋に用いる積層フィルムの構成の代表的な例
として、以下のような構成が挙げられる。
【0030】(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPE
フィルム(シーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸H
DPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (3) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラン
ト層) (4) ONフィルム/接着剤/一軸延伸または二軸延伸P
Pフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・L
DPEフィルム(シーラント層) (5) ONフィルム(シリカ又はアルミナ蒸着層)/接着
剤/一軸延伸または二軸延伸HDPEフィルム/接着剤
/L・LDPEフィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層
は、L・LDPE層) (7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (9) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (10)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント
層) (12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラン
ト層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0031】上記の構成において、ONフィルムは二軸
延伸ナイロンフィルム、PETフィルムは二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、PPはポリプロピレ
ン、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、HDP
Eは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレ
ン、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルム、
また、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物フィルムを指すものである。
【0032】そして、各フィルム層の間の接着剤は、通
常、その積層をドライラミネーション法で行うため、2
液硬化型ポリウレタン系接着剤などのドライラミネーシ
ョン用接着剤を用いることができる。また、アンカーコ
ートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接
着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティ
ングするものでプライマーコートの一種である。
【0033】前記積層フィルムの構成において、ONフ
ィルム、PETフィルムは、最外層に用いる場合は、基
材フィルムとして袋に機械的強度や耐熱性、印刷適性な
どを付与するために用いられ、中間層に用いる場合は、
主に機械的強度を補強するために用いられる。中間層に
一軸延伸HDPEフィルム、または一軸延伸PPフィル
ムを用いる場合は、その延伸方向を、袋を開封する際の
引き裂き方向と一致するように積層することにより、引
き裂きを容易にし、且つ、その方向性を安定化させるこ
とができる。また、中間層に二軸延伸HDPEフィル
ム、または二軸延伸PPフィルムを用いた場合は、積層
フィルムの厚さを増し、その剛性や機械的強度を高める
と同時に、水蒸気透過度を小さくすることができる。
【0034】そして、アルミニウム箔、シリカ又はアル
ミナ蒸着層、EVOHフィルムなどは、主にガスバリヤ
ー性を付与するために積層するものであり、これらのほ
か、アルミニウムなどの金属蒸着層、ポリ塩化ビニリデ
ンの塗膜層、或いは、ポリアクリロニトリルフィルムな
どのガスバリヤー性材料を積層することもできる。
【0035】最内層のシーラント層としては、L・LD
PEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げた
が、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や
耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラ
ッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低
臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の
包装用に適している。
【0036】シーラント層には上記のほか、充填される
内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共
重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイ
オノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用
することができる。
【0037】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、本発明の自立性袋のように、上下のガセット
部と胴部シール部との間など、ヒートシール部にフィル
ムの重なりの差による段差のある袋のシーラント層に
は、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点
で適している。更に、前記共重合体にオレフィン系エラ
ストマーをブレンドしたものを用いることにより、シー
ラント層の熱流動性が改善され、前記段差などによるピ
ンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【0038】尚、本発明の自立性袋に充填される内容物
は、液状物のほか、粉状、粒状など流動性を有するもの
であれば、食品、非食品など何でもよいが、例えば、食
用油など酸化され易い内容物が充填される場合は、前記
積層フィルムのいずれかの一層、または複数の層に紫外
線吸収剤を練り込むことができる。また、紫外線吸収剤
を樹脂と混合し、コーティング方式で紫外線吸収層を設
けてもよい。紫外線吸収剤としては、以下から選択され
る一種または二種以上の化合物を使用することができ
る。有機系では、ベンゾフェノン系、ベンゾアリゾール
系、サリチル酸系、有機ニッケル系、アクリロニトリル
系、モノ安息香酸系、シュウ酸アニリド系、シアノアク
リレート系、トリアゾ系の紫外線吸収剤、また、無機系
では、チタン、亜鉛、セリウムなどの各元素の酸化物を
使用することができる。
【0039】次に、以上のような積層フィルムを用いて
製造する本発明の自立性袋の製造方法について説明す
る。本発明の自立性袋は、その製袋自体は、例えば従来
のスタンディングパウチ用の製袋機(1列製袋用製袋機
でも2列突き合わせ製袋用製袋機でもよい)を利用し
て、上面フィルムの供給装置、および上部ガセット部の
前後のひだ状部に延設される突出部、注出口部、或いは
延長部などのヒートシール装置やトリミング装置、ま
た、延長部に設ける取手用または吊り下げ用の穴などの
打ち抜き装置などを適宜付加することにより、容易に製
袋することができる。
【0040】尚、袋の上部のガセット部と、その一方の
ひだ状部に延設される突出部、注出口部などのヒートシ
ールの際には、前後のひだ状部でシールパターンが異な
るため、別々にヒートシールする必要があるが、複数の
セクションに分割してヒートシールすることにより問題
なく製袋することができる。特に、上部のガセット部の
もう一方のひだ状部に、取手用または吊り下げ用の穴を
設けるために延設される延長部は、片側のフィルムのみ
を延長しているので、両側のフィルムを延長した場合と
比較して、フィルムの使用量を削減できると同時に、そ
の厚みも適度の厚みにすることができるので、ダイセッ
トなど押し切り方式の打ち抜き装置の使用が可能で、設
備費の低減と共に生産性を向上させることができる。
【0041】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に
説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、
以下の図面に限定されるものではない。また、図面に付
した符号は、異なる図面においても、同じ名称の部分に
は同じ符号を用いた。
【0042】図1は、本発明の自立性袋の第1の実施例
の構成を示す正面図であり、図2は、図1に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図1、図2に示した自立性袋100
は、その上部と下部が、前後2面の壁面フィルム1、
1′の上部と下部の間に、それぞれ上面フィルムまたは
底面フィルムを内側に向けて折り返し、上面フィルムの
場合は、その両側端縁部の上端近傍に上面フィルム切り
欠き部4、4を設け、また、底面フィルムの場合は、そ
の両側端縁部の下端近傍に底面フィルム切り欠き部5、
5を設けて、上面フィルム折り返し部2または底面フィ
ルム折り返し部3まで挿入し、所定のシールパターンで
ヒートシールする方法で、ガセット部6、7を有する形
状に形成され、胴部が、壁面フィルム1、1′の両側端
縁部を側部シール部9、9でヒートシールして形成され
ている。
【0043】上記において、上部のガセット部6の縦方
向の長さ、即ち、上面フィルムの折り返し長さは、下部
のガセット部7の縦方向の長さ、即ち、底面フィルムの
折り返し長さと同じ長さに形成されている。また、上部
のガセット部6に、折り返して挿入される上面フィルム
の両側の切り欠き部4、4は、袋の形態安定化のために
は必要であるが、下部のガセット部7の場合とは異な
り、袋の自立性とは関係がないため省略することもでき
る。この点は、以下の図3、図5、図7、図9、図11
に示す自立性袋200、300、400、500、60
0においても同様である。
【0044】そして、下部のガセット部7は、内側が湾
曲線で形成された船底形のシールパターン、即ち、底部
シール部8でヒートシールされ、また、上部のガセット
部6の前後両側のひだ状部のうち、一方(図1において
前側)のひだ状部には、その上辺全体に、両側のフィル
ム、即ち、壁面フィルム1とそれに対向する上面フィル
ムとを延長して、突出部14が設けられ、この突出部1
4を含む前側のひだ状部の両側端縁部が、側部シール部
9、9をそのまま延長した形状のシールパターン、即
ち、上側部シール部11、11でヒートシールされると
共に、突出部14の上部の一方(図1において左側)の
コーナー部には、注出口部10を形成するための切り取
り線16と、その両端にノッチ17、17が設けられ、
また、上部のガセット部6のもう一方(図1において背
面側)のひだ状部が、内側が両側から中央部に向かって
傾斜直線状に窪み、中央部で水平となる逆船底形のシー
ルパターン、即ち、上部ガセット部背面側シール部13
でヒートシールされると共に、該ひだ状部の上辺に、両
側のフィルムのうち、一方のフィルム(例えば、壁面フ
ィルム1′)のみを延長して延長部15が設けられ、更
に、その延長部15に袋の取手用の穴18が設けられて
構成されている。
【0045】前記突出部14の上部端縁部の突出部上部
シール部12は、この部分を内容物の充填口に使用する
ため、内容物の充填後にヒートシールして密封するもの
である。この点は、図3、図4に示した自立性袋200
においても同様である。また、延長部15に設けた取手
用の穴18は、吊り下げ用の穴にすることもできる。そ
の場合、例えば、延長部15の左右両側に円形などの穴
を設けて紐などを通し、手で下げるようにしてもよい。
【0046】また、内容物を注出する際の注出口部10
の開封手段として、この場合、突出部14の上部のコー
ナー部に、切り取り線16と、その両端にノッチ17、
17を設けて構成したが、更に、切り取り線16に沿っ
てレーザー光照射などによるハーフカット線を追加して
設けることもできる。更に、注出口部10の位置に関し
ても、上部のコーナー部に限らず、中央部に設けること
もできる。その場合、例えば、突出部上部シール部12
のシールパターンを内側の中央部に窪み部を有する形状
に変え、切り取り線16を突出部14の上部の側部か
ら、該窪み部を横切るように設ければよい。このように
注出口部の位置や形状に関しても、充填される内容物の
性状や移し替えを行う容器の形状、特に口部の大きさな
どに応じて適宜に設計することができる。
【0047】このような構成を採ることにより、自立性
袋100は、全体が積層フィルムで形成されているの
で、軽量で嵩張らず、内容物の保存性もよく、また、使
用後の廃棄処理も容易である。そして、内容物が充填さ
れた自立性袋100は、上部のガセット部6の注出口部
10が延設されていない側のひだ状部の上辺に、両側の
フィルムのうち、例えば壁面フィルムのみを延長して設
けられた延長部15に、袋の取手用の穴18が設けられ
ており、また、下部のガセット部7が、内側が湾曲線で
形成された船底形の底部シール部8でヒートシールされ
ているので、下部の横断面が楕円形状となり、且つ、底
部の外周にリング状の脚部が形成されるので自立性に優
れると共に、持ち運びその他の取り扱いが容易になる。
【0048】内容物充填後の袋の形態についても、袋1
00の本体部分は、前記のように、上部のガセット部6
の縦方向の長さ(上面フィルムの折り返し長さ)が、下
部のガセット部7の縦方向の長さ(底面フィルムの折り
返し長さ)と同一長さに形成されているので、平行な筒
状体となり、容量の割にコンパクトでスペースを取ら
ず、ボトルなどの保形性容器に似て外観がスマートで、
店頭での陳列効果にも優れている。また、上部のガセッ
ト部6においては、背面側のひだ状部が、逆船底形のシ
ールパターンである上部ガセット部背面側シール部13
でヒートシールされ、且つ、前後のひだ状部が、左右両
側の上端近傍に設けられた上面フィルム切り欠き部4、
4で熱接着されているため、袋の上部の補強効果が一層
高められ、通常の形状の自立性袋の場合に、袋の胴部の
中間部からやや上寄りの位置の両側に発生していた折れ
シワの発生もなくなり、形態安定性が向上され外観も一
層優れたものとなる。
【0049】そして、充填された内容物を他の容器に移
し替える際には、注出口部10の先端部を、ノッチ17
を利用して切り取り線16に沿って切り取って注出口部
10を開封し、開口部を容器の口部に合わせて袋100
を傾けることにより、内容物が注出口部に流動し、その
内圧により注出口部10の両側のフィルム、即ち、壁面
フィルム1とそれに対向する上面フィルムとが両側に広
げられ、上部ガセット部6の基部から注出口部10の開
口部にかけて、両側のフィルムによる漏斗形状が、保形
性よく形成される。従って、内容物がスムーズに注出口
部に流動し、最後まで安全且つ容易に内容物を移し替え
ることができる。
【0050】また、上記内容物の移し替えに際しては、
自立性袋100の容量が大きい場合でも、例えば、袋の
上部を、その延長部15に設けた取手用の穴18に指を
差し込んで保持し、また、袋の下部を下側から手で支え
て注出することができるので、注出の操作が容易になり
安全に移し替えることができる。
【0051】図3は、本発明の自立性袋の第2の実施例
の構成を示す正面図であり、図4は、図3に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図3、図4に示した自立性袋200
は、前記図1に示した自立性袋100の構成において、
袋の下部のガセット部7のシールパターン、即ち、底部
シール部8のシールパターンを、内側が水平な底部から
両側が外側に向かって傾斜を持って直線状に立ち上がる
形状の船底形のシールパターンに変更してヒートシール
すると共に、上部のガセット部6の縦方向の長さ(上面
フィルムの折り返し長さ)が、下部のガセット部7の縦
方向の長さ(底面フィルムの折り返し長さ)よりも小さ
くなるように変更して構成したものである。
【0052】このような構成を採ることにより、自立性
袋200は、その上部と下部のガセット部が、上下で対
称形に近い上記船底形(下部)とその天地を逆にした逆
船底形(上部)のシールパターンでヒートシールされて
いるので、袋に内容物を充填した時、袋の本体部が、こ
の場合、六角柱に近い整った形状となり、外観が一層向
上される。また、上部のガセット部6の上面フィルムの
折り返し長さが、下部のガセット部7の底面フィルムの
折り返し長さよりも小さくなるように形成されているの
で、内容物を充填した時、上部のガセット部6の前後へ
の広がりが、全体としては狭められ、袋の自立性と安定
感が向上されると共に、内容物を注出する際、注出口部
に形成される漏斗形状の外側への折れ曲がりが防止さ
れ、漏斗形状の効果が一層確実に得られ、安定した状態
でスムーズに注出できるようになる。また、上記変更点
以外は、図1、図2に示した自立性袋100と同じ構成
であるため、前記自立性袋100で説明した作用効果と
同様な作用効果を得ることができる。
【0053】図5は、本発明の自立性袋の第3の実施例
の構成を示す正面図であり、図6は、図5に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図5、図6に示した自立性袋300
は、前記図3に示した自立性袋200の構成において、
上部のガセット部6の前側のひだ状部の上辺全体に設け
た突出部14を、図示したように、該ひだ状部の上辺の
中央部に、その両側のフィルム、即ち、壁面フィルム1
とそれに対向する上面フィルムとを延長して、台状部と
更にその上に上部方向に向かって先細り形状に突出する
注出口部10からなる形状に変更して設けると共に、該
ひだ状部の基部から注出口部10の先端部近傍まで、両
側の端縁部をその内側ラインが傾斜直線でつながる形状
に上側部シール部11、11と注出口部シール部19と
でヒートシールされるようにし、注出口部10の先端部
近くに、切り取り線16とその端部にノッチ17を設
け、また、上部のガセット部6の背面側のひだ状部は、
内側が鈍角の逆V字形となるシールパターン、即ち、上
部ガセット部背面側シール部13のパターンに変更して
ヒートシールすると共に、該ひだ状部の上辺の中央部
に、両側のフィルムのうち、一方のフィルム(例えば、
壁面フィルム1′)のみを延長して、前記前側のひだ状
部の上辺に設けた突出部14のうち下側の台状部と同形
状の延長部15を設け、その延長部15に袋の取手用の
穴18を設け、更に、下部のガセット部7のシールパタ
ーンを内側が湾曲線で形成される船底形のシールパター
ン、即ち、底部シール部8でヒートシールして構成し、
その他は、前記図3に示した自立性袋200と同様に形
成して構成したものである。
【0054】尚、この構成の自立性袋300では、内容
物の充填を、最上部の注出口部から行うため、注出口部
シール部19は、内容物の充填前は未シールの開口部と
し、内容物の充填後にヒートシールして密封される。そ
して、注出口部シール部19のヒートシールも、この部
分が台状部の上に設けられているので、背面側のひだ状
部と分離しやすく容易にヒートシールすることができ
る。
【0055】このような構成を採ることにより、自立性
袋300は、下部のガセット部7のシールパターン、即
ち、底部シール部8が、内側が湾曲線で形成される船底
形のシールパターンでヒートシールされているので、内
容物を充填した時の袋本体部の形状、特に下部の形状が
楕円柱状となり、また、上部のガセット部6の上面フィ
ルムの折り返し長さが、下部のガセット部7の底面フィ
ルムの折り返し長さよりも小さく形成され、且つ、上部
のガセット部6の前側のひだ状部が、その両側基部から
注出口部10の上部まで、両側のヒートシール部の内側
ラインが上部方向に向かって先細りとなるように傾斜直
線でつながる形状にヒートシールされ、また、その背面
側のひだ状部が、内側が鈍角の逆V字形となるシールパ
ターンでヒートシールされているので、充填された内容
物を他の容器に移し替える際、注出口部に流動した内容
物の内圧により、注出口部10からガセット部6の基部
までの両側のフィルム、即ち、壁面フィルム1と上面フ
ィルムとが前後に広がって漏斗形状が形成されるが、そ
の時、上部ガセット部背面側シール部13のシールパタ
ーンの鈍角の逆V字形の頂点から注出口部10の開口部
に向けて、上面フィルムが稜線状に折れ曲がるので、漏
斗形状が三角錐状となりその保形性が向上されると共
に、漏斗形状の外側への折れ曲がりも防止され、安定し
た状態で最後までスムーズに内容物を移し替えることが
できる。また、自立性袋300の全体の形状について
も、上部が先細り形状になるので一層ボトルなどの容器
に似てスマートな外観となる。前記変更点以外について
は、前記図3に示した自立性袋200と同様な構成であ
るため、自立性袋200と同様な作用効果が得られる。
【0056】図7は、本発明の自立性袋の第4の実施例
の構成を示す正面図であり、図8は、図7に示した自立
性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示す
模式側面図である。図7、図8に示した自立性袋400
は、前記図3に示した自立性袋200の構成において、
上部のガセット部6の前側のひだ状部の上辺に、両側の
フィルムを延長して設けた注出口部10を含む突出部1
4の形状のみを下記のように変更して構成したものであ
り、注出口部の形成方法の異なる例を示すものである。
【0057】即ち、上部のガセット部6の前側のひだ状
部の上辺に、両側のフィルムを延長して設けた突出部1
4を、最初は該ひだ状部の上辺と同幅で、次いでその中
央部に幅を狭くして設けた2段構成の台状部と、更にそ
の上に狭い幅で突出するように設けられた注出口部10
からなる形状に変更して設けると共に、前側のひだ状部
の両側端縁部のヒートシール部を、該ひだ状部の基部か
ら上段の台状部までは、その内側ラインが傾斜直線で形
成され、そこから上の注出口部10では平行となるシー
ルパターンに変更してヒートシールし、また、背面側の
ひだ状部の上辺には、その一方のフィルム(例えば、壁
面フィルム)のみを、前側のひだ状部に設けた突出部1
4の下段の台状部の高さまで同形状に延長して延長部1
5を設け、その延長部15に袋の取手用の穴18を設け
て構成したものである。この場合も、内容物の充填は、
前記図5に示した自立性袋300と同様、最上部の注出
口部から行うため、突出部上部シール部12は、内容物
の充填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒ
ートシールして密封するものである。
【0058】このような構成を採ることにより、自立性
袋400は、前記図3に示した自立性袋200と対比し
て、上部のガセット部6の前側のひだ状部の上辺に設け
た突出部14が、最上部の注出口部10まで全体として
先細り形状に形成されており、また、内容物充填後の袋
400の本体部が六角柱状に広がるので、一層ボトルな
どの保形性容器に似たスマートな外観となる。そして、
充填された内容物を他の容器に移し替える際も、前側の
ひだ状部がその基部から注出口部にかけて漏斗形状を形
成し、且つ、取手用の穴18に指を差し込んで袋の上部
を保持しながら、注出口部10を容器の口部に向けて袋
を傾けることにより、上部ガセット部背面側シール部1
3の逆船底形のシールパターンの両側の角部から注出口
部の開口部に向けて2本の稜線状の折れ曲がり部が形成
されるので、漏斗形状が角錐状となり、開口部を含めて
その保形性がよく、また、漏斗形状が外側に折れ曲がる
こともなく、最後まで安定した状態で容易に内容物を移
し替えることができる。尚、前記変更点以外は、図3に
示した自立性袋200と同じ構成であるため、自立性袋
200と同様な作用効果が得られる。
【0059】図9は、本発明の自立性袋の第5の実施例
の構成を示す正面図であり、図10は、図9に示した自
立性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状を示
す模式側面図である。図9、図10に示した自立性袋5
00は、前記図3に示した自立性袋200の構成におい
て、袋の下部のガセット部7をヒートシールする底部シ
ール部8のシールパターンを、内側が湾曲線状に中央部
が窪んだ形状となる船底形のシールパターンに変更する
と共に、上部のガセット部6の前側のひだ状部の上辺全
体に、両側のフィルムを延長して設けた注出口部10を
含む突出部14の形状を、前側のひだ状部の上辺の両側
から上部方向に向かって徐々に幅が狭くなり、上部の端
縁部近傍で両側が平行となる注出口部10が形成される
形状に変更し、該前側のひだ状部の両側の端縁部を、そ
の内側ラインが、該ひだ状部の基部から注出口部10の
上部の端縁部近傍まで、傾斜直線でつながる形状にヒー
トシールし、また、上部のガセット部6の背面側のひだ
状部の上辺に、その一方のフィルム(例えば、壁面フィ
ルム1′)のみを延長して設けた延長部15の形状を、
両側は前側のひだ状部の突出部14と同形状に上部方向
に向かって徐々に幅が狭くなり、高さが突出部14より
も低くなるように設け、該延長部15に取手用の穴18
を設けて構成したものである。この場合も、内容物の充
填は、前記図5、図7に示した自立性袋300、400
と同様、最上部の注出口部から行うため、突出部上部シ
ール部12は、内容物の充填前は未シールの開口部と
し、内容物の充填後にヒートシールして密封するもので
ある。
【0060】このような構成を採ることにより、自立性
袋500は、前記図3に示した自立性袋200と対比し
て、内容物を充填した時の袋の本体部の広がりが、特に
下部において、楕円柱状になるほかは、上部のガセット
部6の前後のひだ状部の上辺に設けた突出部14または
延長部15が、いずれも上部方向に向かって徐々に幅が
狭くなる形状であり、例えば、前記図7に示した自立性
袋400のように、突出部14の外側に段がなく、滑ら
かに先細りとなる形状であるため、一層ボトルなどの保
形性容器に似てスマートな外観となる。そして、充填さ
れた内容物を他の容器に移し替える際は、上部のガセッ
ト部6と、その前側のひだ状部に延設された突出部14
の周囲のシールパターンや、上部ガセット部背面側シー
ル部13のシールパターンなど、突出部14および延長
部15の外形以外は、前記図7に示した自立性袋400
の上部と略同様であるため、前側のひだ状部の基部から
注出口部にかけて形成される漏斗形状には、上部ガセッ
ト部背面側シール部13の逆船底形のシールパターンの
両側の角部から注出口部の開口部に向けて2本の稜線状
の折れ曲がり部が形成され、漏斗形状が角錐状となるの
で、開口部を含めて注出口部の保形性がよく、また、漏
斗形状が外側に折れ曲がることもなく、最後まで安定し
た状態で容易に内容物を移し替えることができる。ま
た、前記変更点以外は、図3に示した自立性袋200と
同じ構成であるため、自立性袋200と同様な作用効果
が得られる。
【0061】図11は、本発明の自立性袋の第6の実施
例の構成を示す正面図であり、図12は、図11に示し
た自立性袋に内容物を充填し、袋を膨らませた時の形状
を示す模式側面図である。図11、図12に示した自立
性袋600は、前記図9に示した自立性袋500の構成
において、上部のガセット部6の上面フィルムの折り返
し長さが、下部のガセット部7の底面フィルムの折り返
し長さよりも更に小さくなるように変更して設けると共
に、内容物の充填を一層容易にするため、突出部上部シ
ール部12の幅を広くし、且つ、注出口部10の幅は、
図9に示した自立性袋500と同程度に形成できるよ
う、突出部14の構成を以下のように変更して構成した
ものである。
【0062】即ち、突出部14は、上部のガセット部6
の前側のひだ状部の上辺に、該ひだ状部と同じ幅で両側
のフィルムを延長した台状部と、その上の中央部にやや
幅を狭くした形状の突出部を設けた形状に変更すると共
に、突出部14の上部の端縁部をヒートシールする突出
部上部シール部12のシールパターンを、内側の中央部
に窪み部を有する形状のシールパターンに変更し、注出
口部10を開封するための切り取り線16が、突出部上
部シール部12の前記窪み部を横切るように設け、その
両側の端部にノッチ17を設けて構成したものである。
尚、突出部14の両側の端縁部は、前側のひだ状部の基
部から略台状部の上部までは、その内側ラインが傾斜直
線でつながり、そこから突出部14の上端までは略平行
となるシールパターンでヒートシールされており、上部
のガセット部6の背面側のひだ状部の上辺には、その一
方のフィルム(例えば、壁面フィルム1′)のみを延長
して、前側のひだ状部の突出部の台状部と同形状の延長
部15を設け、その延長部15に袋の取手用の穴18を
設けて構成されている。
【0063】このような構成を採ることにより、自立性
袋600は、前記図9に示した自立性袋500と対比し
て、内容物の充填が一層容易になり、内容物充填後の袋
の上部のガセット部6の前後への広がりが、下部のガセ
ット部7の広がりよりも全体として狭くなるので、一層
安定感が増し、また、自立安定性が向上する。また、充
填された内容物を他の容器に移し替える際には、注出口
部10の開口部の幅は適宜に調節でき、また、上部のガ
セット部6と前側のひだ状部に延設された突出部14に
形成される漏斗形状はその保形性もよく、且つ、漏斗形
状の外側への折れ曲がりも一層確実に防止されるので、
最後まで内容物を安定した状態でスムーズに且つ容易に
移し替えることができる。
【0064】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、液状物など流動性を有する内容物を密封包装す
る積層フィルム製の袋であって、内容物の保存性に優
れ、軽量で嵩張らず、使用後の廃棄処理も容易で、且
つ、袋が自立性を有し、内容量が大きい場合でも、持ち
運びや、内容物を他の容器に移し替える際などの取扱い
が容易であると共に、注出口部の開口性およびその保形
性もよく、外観面でもボトルなどの保形性容器に似てス
マートで、内容物充填後の袋の胴部に折れシワなどが発
生することもなく、形態安定性に優れ、使用適性と共
に、店頭での陳列効果など外観にも優れた自立性袋を生
産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立性袋の第1の実施例の構成を示す
正面図である。
【図2】図1に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図3】本発明の自立性袋の第2の実施例の構成を示す
正面図である。
【図4】図3に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図5】本発明の自立性袋の第3の実施例の構成を示す
正面図である。
【図6】図5に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図7】本発明の自立性袋の第4の実施例の構成を示す
正面図である。
【図8】図7に示した自立性袋に内容物を充填し、袋を
膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図9】本発明の自立性袋の第5の実施例の構成を示す
正面図である。
【図10】図9に示した自立性袋に内容物を充填し、袋
を膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【図11】本発明の自立性袋の第6の実施例の構成を示
す正面図である。
【図12】図11に示した自立性袋に内容物を充填し、
袋を膨らませた時の形状を示す模式側面図である。
【符号の説明】
1、1′ 壁面フィルム 2 上面フィルム折り返し部 3 底面フィルム折り返し部 4 上面フィルム切り欠き部 5 底面フィルム切り欠き部 6、7 ガセット部 8 底部シール部 9 側部シール部 10 注出口部 11 上側部シール部 12 突出部上部シール部 13 上部ガセット部背面側シール部 14 突出部 15 延長部 16 切り取り線 17 ノッチ 18 取手用の穴 19 注出口部シール部 100、200、300、400、500、600 自
立性袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 康司 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 杉本 奈々 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 増田 謙一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 岡田 孝夫 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AB14 BA21 GA01 HJ01 HM01 HN05 HP01 HP02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋の上部と下部が、前後2面の壁面フィル
    ムの上部と下部の間に、それぞれ上面フィルムまたは底
    面フィルムを内側に折り返して挿入し、ヒートシールに
    より接合してなるガセット部を有する形式で形成され、
    胴部が、前後2面の壁面フィルムの両側の端縁部を側部
    シール部でヒートシールして形成される袋において、下
    部のガセット部が、自立性を付与する形状のシールパタ
    ーンでヒートシールされ、上部のガセット部の前後両側
    のひだ状部のうち、一方のひだ状部の上辺に、その両側
    のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面
    フィルムとを延長して突出部が設けられ、該突出部に狭
    い幅の注出口部が設けられると共に、もう一方のひだ状
    部の上辺には、その両側のフィルム、即ち、壁面フィル
    ムとそれに対向する上面フィルムのうち、いずれか一方
    のフィルムのみを延長して延長部が設けられ、該延長部
    に取手用または吊り下げ用の穴が設けられていることを
    特徴とする自立性袋。
  2. 【請求項2】前記下部のガセット部の自立性を付与する
    形状のシールパターンが、内側が、中央部が低く両側端
    部に向かって高くなる船底形のシールパターンであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自立性袋。
  3. 【請求項3】前記注出口部が、上部のガセット部の一方
    のひだ状部の上辺に、両側のフィルムを延長して上部方
    向に向かって先細りとなる形状に設けられ、該注出口部
    の両側端縁部が、該ひだ状部の基部から注出口部の上部
    まで、内側ラインが傾斜直線でつながる形状にヒートシ
    ールされていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の自立性袋。
  4. 【請求項4】前記袋の上部と下部のガセット部におい
    て、上部のガセット部に挿入される上面フィルムの折り
    返し長さが、下部のガセット部に挿入される底面フィル
    ムの折り返し長さと同一、または、底面フィルムの折り
    返し長さよりも小さく形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の自立性袋。
  5. 【請求項5】前記注出口部に開封手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自
    立性袋。
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