JP2002019012A - 複合ボード - Google Patents

複合ボード

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JP2002019012A
JP2002019012A JP2000205707A JP2000205707A JP2002019012A JP 2002019012 A JP2002019012 A JP 2002019012A JP 2000205707 A JP2000205707 A JP 2000205707A JP 2000205707 A JP2000205707 A JP 2000205707A JP 2002019012 A JP2002019012 A JP 2002019012A
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JP
Japan
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composite board
sheet
paper
cardboard
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000205707A
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English (en)
Inventor
Tsukane Tanaka
束 田中
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Koyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sangyo Co Ltd
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Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】植物茎一層からなる複合ボードを得る。 【解決手段】植物茎をすだれ状に編んだシートの両面に
紙または厚紙を貼り付けることで薄く軽量でかつ十分な
強度のある複合ボードを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物茎を複合した
ボード一般に関する。複合したボードとは本来板状でな
い構成物を接着剤によって固めることによって板状とす
ることである。
【0002】
【従来の技術】従来、植物茎を利用した複合ボードは、
すだれ状に編まれた植物茎に接着剤が塗布されたシート
を2層以上に積層することで強度が発現し、板状の複合
ボードが得られていた。しかし、2層以上に積層するた
め、薄いボードは作ることができなかった。接着工程に
おけるプレス圧力を高めることによって薄くすることは
可能であったが、茎が圧縮されつぶれることで比重が高
くなり、植物茎を使った特徴が失われてしまっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の植物茎を使った
複合ボードでは植物茎を積層するため厚板しか作ること
ができなかった。高粱茎一層では強度が発現せず、板状
にできなかった。本発明は植物茎を使った複合ボードの
特徴をいかした低比重でしかも薄いボードを提供するも
のである。また、薄くなることで十分な防湿性を得られ
なくなった複合ボードの防湿効果を高める方法を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】問題の解決の手段として
本発明の第一の要点は、あらかじめ接着剤が塗布された
すだれ状に編まれた植物茎のシートの両面に紙または厚
紙からなるシート状物を積層することである。植物茎の
両面に紙または厚紙が積層されることによって、強度が
発現し板状の複合ボードが得られる。
【0005】本発明の第ニの要点は複合ボードの上面と
下面の両方の紙または厚紙の外側に熱可塑性樹脂シート
を積層することで防湿効果が発現する。熱可塑性樹脂シ
ートは複合ボード製造時に外側に積層するだけでよく、
植物茎のすだれ状シートと、紙または厚紙からなるシー
ト状物の接着工程の熱圧プレス温度によって熱可塑性樹
脂が溶融し紙または厚紙に接着された状態となるためで
ある。
【0006】さらに、あらかじめ金属箔がラミネートさ
れている紙または厚紙を用いるとその防湿性はより向上
する。
【0007】また、熱可塑性樹脂シートを紙または厚紙
の内側に積層することで、植物茎のシート状物に接着剤
を塗布しなくても熱圧プレスにより、その熱可塑性樹脂
シートが溶融し紙または厚紙と植物茎のシート状物が強
固に接着され板状の複合ボードが得られる。
【0008】
【実施例】次に実施例により本発明の実施の形態を説明
する。 <実施例1>高粱茎をすだれ状に編みシート状物とし、
合成樹脂接着剤を150g/m2ずつ両面に塗布し、そ
の両面に80g/m2のクラフト紙を積層した。次に1
50℃7分間熱圧し、複合ボードを得た。本品は軽量で
小型ドアの芯材、薄畳の床材等として好適なものであ
る。
【0009】<実施例2>高粱茎をすだれ状に編みシー
ト状物とし、合成樹脂接着剤を150g/m2ずつ両面
に塗布し、その両面に80g/m2のクラフト紙を積層
した。さらにその外側両面に50マイクロメートル厚さ
ののポリエチレンシートを重ねた。積層された全体を1
50℃7分間熱圧し、複合ボードを得た。本品は軽量で
防湿性が良く面積、体積が安定で、畳床材としても好適
なものである。
【0010】<実施例3>高粱茎をすだれ状に編みシー
ト状物とし、合成樹脂接着剤を200g/m2ずつ両面
に塗布し、その両面に10マイクロメートルのアルミ箔
があらかじめラミネートされている80g/m2のクラ
フト紙をアルミ箔が外側となるように積層した。積層さ
れた全体を150℃75分間熱圧し、複合ボードを得
た。本品は特に防湿性、強度が大きく、寸法安定性に優
れる複合ボードを提供した。
【0011】<実施例4>高粱茎をすだれ状に編みシー
ト状物とし、50マイクロメートル厚さののポリエチレ
ンシートをその両面に重ね合わせ、その外側に80g/
m2のクラフト紙を積層した。積層された全体を150
℃7分間熱圧し、複合ボードを得た。表1は実施例によ
り得られた複合ボードの物性を比較したものである。高
粱茎一層の複合ボードでも十分なボード性能が得られ
た。本品は軽量で防湿性に優れた複合ボードを提供する
ものであり、建材、畳などの芯材や床材として好適なも
のである。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明により植物茎一層で複合ボードが
できるようになった。植物茎が一層であるため、薄く、
かつ軽量で曲げヤング率は合板同等の物性が発現でき
た。さらに、熱可塑性樹脂層や、金属箔層をもうけるこ
とで防湿性が向上した。さらに、熱可塑性樹脂シートを
内側にすることで、接着剤を塗布することなく複合ボー
ドが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】植物茎をすだれ状に編んだシートと上下の紙が
積層される前の状態
【図2】すだれ状植物茎と紙が積層されて、熱圧プレス
によって得られた複合ボード
【符号の説明】
1 紙または厚紙 2 すだれ状に編まれた植物茎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/36 E04C 2/36 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙または厚紙または複合紙からなるシー
    ト状物の上に、あらかじめ糸で編まれたとうもろこし、
    高粱、さとうきびまたは葦からなるすだれ状物に両面接
    着剤を塗布したものをのせ、さらに紙または厚紙からな
    るシート状物をのせ、プレスすることにより一体化され
    た複合ボード
  2. 【請求項2】 請求項1の複合ボードにおいて、上面及
    び下面のシート状物がそれぞれ2層以上であって、その
    多層シート状物のうち一番外側の表層材が熱可塑性樹脂
    からなる複合ボード。
  3. 【請求項3】 請求項1の複合ボードにおいて、上面及
    び下面のシート状物がそれぞれ2層以上であって、その
    多層のシート状物のうち一枚が金属箔からなる複合ボー
    ド。
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