JP2002018186A - 洗濯機及びその運転方法 - Google Patents

洗濯機及びその運転方法

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JP2002018186A
JP2002018186A JP2000211973A JP2000211973A JP2002018186A JP 2002018186 A JP2002018186 A JP 2002018186A JP 2000211973 A JP2000211973 A JP 2000211973A JP 2000211973 A JP2000211973 A JP 2000211973A JP 2002018186 A JP2002018186 A JP 2002018186A
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washing
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tub
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Yoshito Watabe
義人 渡部
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
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Hitachi Ltd
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F35/00Washing machines, apparatus, or methods not otherwise provided for
    • D06F35/005Methods for washing, rinsing or spin-drying
    • D06F35/008Methods for washing, rinsing or spin-drying for disinfecting the tub or the drum

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末洗剤を十分に溶解可能とし、石けんカス
やそれに伴うカビ等の微生物の除去あるいは付着防止を
することが可能な洗濯機を提供すること。 【解決手段】(1)少量(約1リットル)の温水に粉末洗
剤を溶解する粉末洗剤溶解装置10を洗濯機に付加す
る。(2)洗濯槽内付着物除去剤を希釈して回転槽3外
壁に噴霧し、石けんカスやカビ等の微生物を溶解除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末洗剤を使用す
る洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平9−208997号公報において
は、石けんカスの発生を防止することを目的として、軟
水を洗浄媒液とし、石けんを洗浄剤とする洗浄方法が提
案されている。
【0003】また、特開平6−246090号公報にお
いては、濯ぎ工程あるいは石鹸かす除去工程において弱
酸を添加する手段を備えた洗濯機が開示されている。
【0004】また、現在、市販されている全自動洗濯機
の大部分において、洗濯物の量を検知して洗剤の量を知
らせ、その後、洗剤を洗濯物の上に投入する手順が採用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の手順で洗濯を行
う場合、粉末洗剤が十分溶解せずに洗濯物の隙間に入り
込み、濯ぎを行っても洗濯物の隙間に入り込んだ粉末洗
剤が残存してしまうという問題があった。また、洗濯を
繰り返していくうちに、洗濯槽、回転槽等に石けんカス
が付着し、これを取り除くことは容易ではなかった。
【0006】本発明の目的は、粉末石けん、粉末合成洗
剤等の粉末洗剤を十分に溶解可能とし、また、石けんカ
スが付着残存しにくい洗濯機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下に示
す手段によって達成することができる。
【0008】(1)少量の水に粉末洗剤を投入し、攪拌
した後、加熱することにより、粉末洗剤を溶解する粉末
洗剤溶解装置を洗濯機に付加する。
【0009】(2)例えば食酢、クエン酸等の弱酸や過
炭酸塩等の酸素系漂白剤あるいは次亜塩素酸塩等の塩素
系漂白剤を希釈して回転槽外壁に噴射する手段を設け
て、回転槽と洗濯槽との間に付着残存する物質を溶解除
去する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を具体
的に説明する。
【0011】図1は本発明による一実施例を示す洗濯機
の概略断面図である。本実施例において、洗濯機は筐体
1、洗濯槽(または外槽という)2、回転槽(または内
槽という)3、攪拌翼4、モータ5、イオン交換装置
8、粉末洗剤溶解装置10および洗濯槽内付着物除去剤
容器12等より構成されている。粉末洗剤溶解装置10
は攪拌子13およびヒータ11を具備し、上流側に軟水
を生成するイオン交換装置8を具備している。粉末洗剤
溶解装置10はフタ付の洗剤投入口を有し、洗剤投入
後、密栓することができるようになっている。本実施例
では、粉末洗剤溶解装置10が現行の洗濯機に内蔵され
ることを想定し、その内容積を1リットルとした。洗濯
槽内付着物除去剤容器12は給水管16からの水で弱酸
(食酢、クエン酸等)、過炭酸塩等の酸素系漂白剤ある
いは次亜塩素酸塩等の塩素系漂白剤を希釈し、洗濯槽2
側面に設けたノズル17および17’より回転槽3に向
けて噴射することができるようになっている。ここで、
上記の薬剤を総称して洗濯槽内付着物除去剤と呼ぶこと
とする。本実施例では、ノズル17および17’は2個
示してあるが、回転槽3外壁および洗濯槽2内壁の石け
んカス等の洗濯槽内付着物を十分に除去できれば、洗濯
槽2上部に1個でもよいし、不十分であれば、3個以上
設けてもよい。また、ノズル17および17’が複数個
の場合、その配置は鉛直方向に分布させてもよいし、周
方向に分布させてもよく、ジグザグ状に配置してもよ
い。ノズル17および17’の噴射方向を調整すること
により、あるいはノズル17および17’を回転させる
ことにより、洗濯槽内付着物除去剤希釈液が回転槽3外
壁および洗濯槽2内壁の前面に行き渡るようにすること
もできる。さらに、ノズル17および17’による洗濯
槽内付着物除去剤希釈液の流れは、直流状、シャワー
状、霧状等、様々な形態が可能である。ここで、洗濯槽
内付着物除去剤容器12、を噴射するノズル17を総称
して洗濯槽内付着物除去装置と呼ぶことができる。
【0012】洗濯に際しては、回転槽3内に洗濯物を入
れ、粉末洗剤溶解装置10内に洗濯に必要な量の粉末洗
剤を入れて洗濯を開始する。粉末洗剤溶解装置10へは
給水管15およびイオン交換装置8によって生成した軟
水を供給し、ヒータ11により加熱して攪拌子13によ
り攪拌して粉末洗剤を溶解する。これにより、濃厚な洗
剤溶液ができあがる。本実施例では、粉末洗剤溶解装置
10の内容積は1リットルに限定されているため、合成
洗剤の場合、濃厚な洗剤溶液の濃度を約5wt%、粉末
石けんの場合、濃厚な洗剤溶液の濃度を約10wt%と
する必要があるが、実験の結果、溶解しにくい粉末石け
んの場合でも、水温を30℃以上、望ましくは37℃以
上、更に望ましくは40℃以上とすると、比較的容易に
溶解することができる。また、洗剤の種類によっては、
洗剤溶液濃度を20wt%程度まで高めることができ
る。
【0013】本実施例では、粉末洗剤溶解装置10の内
容積を1リットルとしたが、洗濯機底部等の隙間に粉末
洗剤溶解装置を設置すれば、20リットル程度の内容積
を確保することができる。ただし、この場合、洗剤溶液
をポンプで洗濯槽2に汲み上げる必要がある。これらの
ことから、粉末洗剤溶解装置10の内容積を、洗い工程
において使用する水量の200分の1から4分の1まで
の範囲で設定することができる。
【0014】また、更に実験を進めた結果、30℃以
上、特に37℃以上の温水に、緩やかな塊状となった粉
末石けんを投入すると、塊の表面にある粉末だけが溶解
して粘度の高い膜を形成する。このため、温水が塊の内
部に浸透できなくなり、塊内部の粉末が溶解しない状態
で、いわゆる「ダマ」になる、という問題が生じること
がわかった。この問題を解決するためには、30℃以下
の冷水に粉末石けんを投入し、攪拌して塊状の粉末石け
んを分散させた後、加熱して30℃以上にすることによ
り、「ダマ」の発生を防止することがわかった。
【0015】ここで、合成洗剤とは、直鎖アルキルベン
ゼンスルホン酸塩(LAS)等を主成分とする洗剤であ
り、粉末石けんとは、脂肪酸塩を主成分とするものであ
る。脂肪酸塩は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(L
AS)に比べて、河川等の自然環境中での分解が速い。
すなわち、生分解性が高い。このため、脂肪酸塩の方が
自然環境に対する負荷が小さいを考えられる。
【0016】この間、洗濯槽2へ給水管16および三方
弁18を介して注水し、洗濯物の予洗いを行うこともで
きる。予洗いを行うことにより、洗濯物に付着した汚れ
やカルシウム分、マグネシウム分が除去でき、石けんカ
スの発生を抑制することができるとともに洗剤の使用量
を少なくすることができる。予洗いを行った場合、脱水
を行い、注水を始めておく。予洗いを行わなかった場合
も注水を始めておく。本実施例では、この予洗いおよび
予洗い終了後の注水の際に、水道水を給水管16および
三方弁18を介して、直接、洗濯槽2に注入するように
なっているが、イオン交換装置8によって生成した軟水
を注入することが望ましい。
【0017】そして、濃厚な洗剤溶液を洗濯槽2に注入
し、洗い工程を開始する。このとき、攪拌翼4を回転さ
せながら濃厚な洗剤溶液を注入することが望ましい。そ
の後、従来の洗濯機と同様の工程を経て十分に濯ぎを行
う。そして、最後、または最後から1回前の濯ぎ工程に
おいて洗濯槽内付着物除去剤容器12にあらかじめ入れ
ておいた洗濯槽内付着物除去剤を給水管16からの水道
水で希釈してノズル17および17’を介して洗濯槽2
に供給し、洗濯物に石けんカスが残らないようにするこ
とができる。
【0018】そして、濯ぎ工程終了後、脱水を行い、洗
濯物を取り出す。
【0019】その後、洗濯槽内付着物除去剤を希釈して
回転槽3外壁に噴射し、石けんカスやカビ等の洗濯槽内
付着物を溶解除去する洗濯槽内付着物除去工程を行うこ
ともできる。これは毎回行う必要はなく、数回あるいは
数十回に1回程度行えばよい。この場合、回転槽3を回
転させながら洗濯槽内付着物除去剤希釈液を回転槽3外
壁に噴射すれば、洗濯槽内付着物除去剤希釈液が回転槽
3外壁全体に行き渡り、さらに洗濯槽2内壁にも行き渡
る。この場合、洗濯槽2を洗濯槽内付着物除去剤希釈液
で満たす必要はなく、少量の洗濯槽内付着物除去剤と水
で回転槽外壁および洗濯槽内壁の洗濯槽内付着物を除去
することができる。
【0020】本発明による洗濯機においては、粉末石け
んの利用が容易となるため、合成洗剤を使用する場合に
比べて洗濯排水の生分解性が高くなり、自然環境への負
荷を低減することができる。
【0021】図2は図1の粉末洗剤溶解装置10の一実
施例を示す拡大断面図である。本実施例では、給水管1
5にヒータ24を付加して給水を加熱できるようになっ
ている。そして、粉末洗剤溶解装置10の下部にはヒー
タ11および攪拌子13が設置してあり、粉末洗剤溶解
装置10内の水25を加熱、攪拌することができるよう
になっている。これらにより、水25を加熱するととも
に粉末洗剤を速やかに溶解することができる。また、ヒ
ータ11および攪拌子13の下方にはメッシュ21が設
置してあり、粉末洗剤が十分溶解するまで流下しないよ
うになっている。特に、粉末石けんの場合、水を含んで
凝集して塊になることがあるため、メッシュ21が有効
である。なお、本実施例においては、攪拌子13が粉末
洗剤溶解装置10の右側に設置してあるが、これに限定
されるものではなく、中央部でも左側でもよい。
【0022】また、給水管15からの給水をシャワー
状、霧状等に分散させるノズル26とすることもでき
る。これにより、粉末洗剤の溶解を促進することができ
る。
【0023】また、給水管15のヒータ24を付加した
部分、すなわち粉末洗剤溶解装置10の上流側に温水を
貯えておく容器を付加することにより、粉末洗剤と混合
する前に水を十分に加熱することもできる。このような
構造により、粉末洗剤を更に容易に溶解することができ
る。
【0024】図3は図2の粉末洗剤溶解装置10の変形
実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、攪拌子
13が粉末洗剤溶解装置10内の側壁近傍にある。この
ような構造により、水25の上部と下部を十分に混合す
ることができる。
【0025】図4は図2の粉末洗剤溶解装置10の変形
実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、攪拌子
13が粉末洗剤溶解装置10内の上方にある。このよう
な構造により、水25の上部を十分に混合することがで
きる。そして、水面近傍に浮遊する未溶解の洗剤を十分
に溶解することができる。
【0026】図5は本発明による粉末洗剤溶解装置10
の他の実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、
上下面を開放した筒体31を水25に浸漬し、その中に
攪拌子13を設置してある。このような構造により、水
25を上部から下部へ、あるいは下部から上部へ流通さ
せることができる。また、粉末洗剤が固体のまま水25
の上部あるいは下部に滞留している場合に、それらの固
体を吸引して攪拌子13により細分化して溶解を促進さ
せることができる。
【0027】図6は図5の粉末洗剤溶解装置10の変形
実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、筒体3
1の上面を斜めに切り欠いてある。このような構造によ
り、水25の上部に滞留する粉末洗剤を効果的に吸引し
て溶解することができる。また、本実施例とは逆に、筒
体31の下面を切り欠いた場合、水25の下部に滞留す
る粉末洗剤を効果的に吸引して溶解することができる。
【0028】図7は本発明による粉末洗剤溶解装置10
の他の実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、
粉末洗剤溶解装置10内部に攪拌子13を設置する代わ
りに、循環流路41によって接続されたポンプ42を具
備している。このポンプ42により、粉末洗剤を吸引し
て十分に溶解することができるようになっている。
【0029】図8は図6の変形実施例である。本実施例
は、図6におけるヒータ8およびメッシュ21を省いた
例である。本実施例は粉末洗剤溶解装置10のコスト低
減を図る一例である。
【0030】図9は本発明による粉末洗剤溶解装置10
の他の実施例を示す拡大断面図である。本実施例では、
粉末洗剤溶解装置10内部に粉末洗剤投入容器52を設
置してある。この容器52は初期において粉末洗剤を水
25から隔離するためのものであり、容器52上部にメ
ッシュ付きの穴53が設けてある。この容器52には、
ポンプ42を具備した循環流路41が接続してあり、水
25を所定の温度まで加熱した後、粉末洗剤と混合して
容易に溶解が行えるようにしてある。また、粉末洗剤の
塊が流出することがなく、粉末洗剤を十分に溶解するこ
とができる。
【0031】図10は本発明による洗濯槽内付着物除去
装置の一実施例を示す拡大断面図である。本実施例で
は、洗濯槽内付着物除去装置は洗濯槽内付着物除去剤容
器12、バルブ61、混合栓62および給水管63から
構成されている。ここで、洗濯槽内付着物除去剤の供給
量はバルブ61により調整することができる。また、混
合栓62をアスピレータ形とすることにより、洗濯槽内
付着物除去剤を吸引しながら混合することもできる。
【0032】図11は本発明による洗濯槽内付着物除去
装置の他の実施例を示す拡大断面図である。本実施例で
は、洗濯槽内付着物除去装置は洗濯槽内付着物除去剤容
器12、バルブ61、希釈容器71および給水管63か
ら構成されている。この場合、希釈容器71で洗濯槽内
付着物除去剤を希釈した後、洗濯槽に供給することがで
きる。
【0033】図12は本発明による洗濯槽内付着物除去
装置の他の実施例を示す拡大断面図である。本実施例で
は、洗濯槽内付着物除去装置は三方弁72、洗濯槽内付
着物除去剤容器12および希釈容器71から構成されて
いる。ここで、三方弁72は切換えにより、洗濯槽内付
着物除去剤容器12に給水できるようになっている。本
実施例は洗濯槽内付着物除去剤がクエン酸等の固体であ
る場合に効果的である。そして、固体状の洗濯槽内付着
物除去剤の溶解度に対応する給水量を設定することによ
り、洗濯槽内付着物除去剤の飽和溶液を供給量を定めて
希釈容器71に供給することができる。すなわち、洗濯
槽内付着物除去剤容器12内には、複数回分の固体の洗
濯槽内付着物除去剤を投入して保存することができる。
【0034】図13は本発明による他の実施例を示す洗
濯機の概略断面図である。本実施例において、粉末洗剤
溶解装置82は回転槽3上部に達する中心軸を有する攪
拌翼81の上端部に設置してある。そして、粉末洗剤溶
解装置82の上面は部分的あるいは全面的に開放されて
いて、給水管15、イオン交換装置8およびヒータ83
を通過して軟水化され、加熱された温水が給水口84よ
り注入できるようになっている。粉末洗剤溶解装置82
の内部には、攪拌翼81と連動する攪拌子を設置して洗
剤を十分に溶解することが可能である。また、粉末洗剤
溶解装置82内部で自由に運動することができる一個あ
るいは複数個の小球を封入し、攪拌翼81の回転に伴っ
て運動させるようにして洗剤の溶解を促進させることが
できる。また、粉末洗剤溶解装置82の内壁に凹凸を設
けて攪拌翼81の回転に伴う粉末洗剤溶解装置82内部
の流れを乱し、洗剤の溶解を促進することもできる。こ
のような攪拌翼81の回転は、粉末洗剤および洗濯物を
投入した後の予洗いの際に行うことができる。
【0035】この粉末洗剤溶解装置82の下部には、バ
ルブ付きの洗剤溶液流出口が設置してあり、洗剤を十分
に溶解させた後、洗濯槽2に導入することができるよう
になっている。また、粉末洗剤溶解装置82に給水口8
4より過剰の水を注入し、洗濯溶液を希釈しながら横溢
させて洗濯槽2に導入するようにしてもよい。この場
合、横溢後に粉末洗剤溶解装置82内部に残留した水は
脱水時に遠心力により横溢するため、洗濯終了時には空
になる。この場合、粉末洗剤溶解装置82の内側の断面
形状を傾斜線状あるいは放物線状とすることにより、洗
濯終了時の残留水を少なくすることができる。
【0036】また、粉末洗剤溶解装置82が回転槽3の
中央部に位置するため、少なくとも給水時には、給水口
84が回転槽3中央部に位置するようにする必要があ
る。このため、給水口84を移動可能とすることが望ま
しい。
【0037】以上の実施例においては、粉末洗剤の溶解
にイオン交換装置を介して生成した軟水を使用したが、
水道水を用いても通常は特に問題を生じない。ただし、
その場合に洗浄力を維持するには、洗剤量を若干多くす
る必要がある。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、粉末洗剤を十分に溶解
させてから洗濯槽に供給することができる。また、洗濯
液の温度が上昇するため、洗浄力を高めることができ
る。
【0039】また、本発明によれば、少量の洗濯槽内付
着物除去剤と水で回転槽と洗濯槽に挟まれた空間に付着
した石けんカス等の付着物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示す洗濯機の概略断面
図である。
【図2】本発明による一実施例を示す洗剤溶解装置の拡
大断面図である。
【図3】図2の洗剤溶解装置の変形実施例を示す拡大断
面図である。
【図4】図2の洗剤溶解装置の変形実施例を示す拡大断
面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す洗剤溶解装置の拡大
断面図である。
【図6】図5の洗剤溶解装置の変形実施例を示す拡大断
面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す洗剤溶解装置の拡大
断面図である。
【図8】図6の洗剤溶解装置の変形実施例を示す拡大断
面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す洗剤溶解装置の拡大
断面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す洗濯槽内付着物除去
装置の拡大断面図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す洗濯槽内付着物除
去装置の拡大断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す洗濯槽内付着物除
去装置の拡大断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す洗濯機の概略断面
図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…洗濯槽、3…回転槽、4…攪拌翼、5…
モータ、6…排水管、8…イオン交換装置、9…洗剤液
注入口、10…洗剤溶解装置、11…ヒータ、12…洗
濯槽内付着物除去剤容器、13…攪拌子、14、15、
16…給水管、17,17’…ノズル、21…メッシ
ュ、22…バルブ、23…洗剤液注入管、24…ヒー
タ、25…水、31…筒体、41…循環流路、42…ポ
ンプ、52…洗剤容器、53…穴、61…バルブ、62
…アスピレータ、63…給水管、64…洗濯槽内付着物
除去剤注入管。
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA21 AA24 BA10 BB08 CB39 CB41 CB52 FA04 FA21 FA36 FA38 GA28 GB03 GB10 HA11 HB06 MA01 MA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末洗剤を溶解するために使用する、洗い
    工程における使用水量に比べて少量の水を加熱するため
    の加熱装置を有する粉末洗剤溶解装置を具備した洗濯機
    において、前記粉末洗剤溶解装置として、水と粉末洗剤
    とを混合し、攪拌した後、加熱して粉末洗剤を溶解する
    粉末洗剤溶解装置を備えたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】粉末洗剤を溶解するために使用する水の量
    が洗い工程における使用水量の200分の1以上、4分
    の1以下であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯
    機。
  3. 【請求項3】粉末洗剤と混合するために使用する水の温
    度が粉末洗剤混合前に30℃以下であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】洗濯槽とこの洗濯槽の内側に回転槽とを備
    えた洗濯機において、前記洗濯槽と前記回転槽との間に
    付着した付着物を除去する除去剤を前記回転槽に噴射す
    るノズルを有する洗濯槽内付着物除去装置を具備したこ
    とを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】前記ノズルを回転槽の外側に設置したこと
    を特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】粉末洗剤を溶解するために使用する、洗い
    工程における使用水量に比べて少量の水を加熱するため
    の加熱装置を有する粉末洗剤溶解装置を具備した洗濯機
    の運転方法において、前記粉末洗剤溶解装置の内部で水
    と粉末洗剤とを混合し、攪拌して分散させた後、加熱し
    て粉末洗剤を溶解することを特徴とする洗濯機の運転方
    法。
  7. 【請求項7】前記粉末洗剤溶解装置で粉末洗剤を溶解す
    る間に洗濯物の予洗いを行うことを特徴とする請求項6
    に記載の洗濯機の運転方法。
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Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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