JP2002013161A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2002013161A JP2000196924A JP2000196924A JP2002013161A JP 2002013161 A JP2002013161 A JP 2002013161A JP 2000196924 A JP2000196924 A JP 2000196924A JP 2000196924 A JP2000196924 A JP 2000196924A JP 2002013161 A JP2002013161 A JP 2002013161A
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Toshiaki Nishida
利明 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の補充作業を容易に行なうことができ、
また液体をこぼした場合でもふき取り作業を不要とし、
作業性を向上する。 【解決手段】 洗浄液タンク23は、点検用ドア16の
内側に取付け、点検用ドア16を閉じた状態では外装カ
バー13内に収容し、点検用ドア16を開いたときには
外装カバー13の外部に取出す構成としている。従っ
て、洗浄液タンク23に洗浄液を補充するときには、点
検用ドア16を開いて洗浄液タンク23を外部に取出す
ことにより、作業者は、広い空間に配置された洗浄液タ
ンク23に洗浄液を容易に補充することができる。しか
も、洗浄液を補充しているときに、洗浄液がこぼれるよ
うな事態が生じても、こぼれた洗浄液は外部に落ちるだ
けであるから、このときのふき取り作業を省略すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に、ガラスを
洗浄するための洗浄液等の液体を収容する液体タンクを
備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された
上部旋回体と、該上部旋回体の前部に設けられた作業装
置とによって大略構成されている。
【0003】また、上部旋回体は、前側に作業装置が取
付けられる旋回フレームと、該旋回フレームの前部左側
に設けられ、運転席を覆ったキャブボックスと、前記旋
回フレームの後端部に取付けられたカウンタウェイト
と、前記キャブボックスの後側に位置して旋回フレーム
に搭載されたエンジンと、該エンジンに附随して設けら
れた油圧ポンプ、ラジエータ、オイルクーラと、作業装
置を挟んで前記キャブボックスの右側に設けられた作動
油タンク、燃料タンクおよび制御弁装置等と、前記エン
ジンを含む機器を覆うように前記旋回フレーム上に設け
られた外装カバーとによって大略構成され、前記外装カ
バーには、エンジンを含む機器の点検作業を行なった
り、メンテナンス作業を行なうための点検用ドアが開閉
可能に設けられている。
【0004】また、キャブボックスを備えた油圧ショベ
ルは、キャブボックスの前面ガラスに洗浄液を吹き付
け、この洗浄液によって前面ガラスの汚れを取るように
している。従って、この油圧ショベルは、洗浄液を収容
する洗浄液タンクを有し、該洗浄液タンクは、注ぎ口を
閉じているキャップを取外すことにより、この注ぎ口か
ら洗浄液を補充することができる。
【0005】ここで、洗浄液タンクは、例えばキャブボ
ックス内の隅や外装カバー内に配設されている。このた
め、洗浄液タンクの周囲や上側には、洗浄液の補充作業
を行なうための空間を確保するのが難しく、補充作業を
容易に行なうことができない。また、外装カバー内に洗
浄液タンクを配置した場合には、メンテナンス作業等の
邪魔になってしまう。
【0006】そこで、洗浄液タンクをキャブボックス
内、外装カバー内と異なる他の場所に配設した油圧ショ
ベルがあり、この従来技術による油圧ショベルは、例え
ば実開平6−32234号公報等によって知られてい
る。この従来技術による油圧ショベルは、キャブボック
スの底面をなす床板下面部に洗浄液タンクを配設し、床
板には補充用の穴を設ける構成としている。
【0007】そして、洗浄液タンクに洗浄液を補充する
ときには、床板上を覆うフロアマットを大きく捲り上げ
るか、取外して補充用の穴を開放し、洗浄液を充填した
ジョッキをキャブボックス内に持ち込んで、洗浄液タン
クに洗浄液を補充する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した実
開平6−32234号公報による油圧ショベルは、床板
下面部に洗浄液タンクを配設しているから、洗浄液を補
充するときに作業者は、床板上を覆うフロアマットを大
きく捲り上げるか、取外す必要があり、補充作業に手間
を要するという問題がある。
【0009】しかも、洗浄液を補充するときに洗浄液を
こぼした場合には、洗浄液がキャブボックス内にこぼれ
るから、こぼれた洗浄液をふき取らなくてはならないと
いう問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、液体の補充作業を容易
に行なうことができ、また液体をこぼした場合でもふき
取り作業を不要とすることができるようにした建設機械
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械
は、作業装置が取付けられるフレームと、該フレーム上
に搭載されたエンジンと、該エンジンを覆うように前記
フレーム上に設けられた外装カバーと、該外装カバーの
一部をなし、前記エンジンを含む機器の点検作業を行な
うときに開閉される点検用ドアとを備えている。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1による発明が採用する構成の特徴は、点検用ド
アの内面側には液体の補充が可能となった液体タンクを
設けたことにある。
【0013】このように構成したことにより、点検用ド
アを閉じた状態では、液体タンクは外装カバー内に収容
することができる。一方、液体タンクに液体を補充する
ときには、点検用ドアを開くことにより液体タンクを外
装カバーの外部に取出す。これにより、液体タンクは、
外装カバーの外側の広い空間に配置されるから、液体の
補充作業を容易に行なうことができる。また、液体を補
充するときに液体が周囲にこぼれてしまっても、こぼれ
た液体は外部に落ちるだけであるから、ふき取り作業を
省略することができる。
【0014】しかも、点検作業を行なうために点検用ド
アを開いたときには、液体タンクが外装カバーの外部に
移動されるから、外装カバー内には液体タンクを収容し
ていた分の空間を形成することができ、この空間を利用
して点検作業等を容易に行なうことができる。
【0015】請求項2の発明によると、点検用ドアは、
左,右方向の一側を支点として取付けられた横開き式の
ドアとしたことにある。これにより、点検用ドアは、横
方向(水平方向)に開くことができるから、該点検用ド
アに取付けられた液体タンクは、その注ぎ口が上側に配
置されたままの安定した状態で移動することができる。
【0016】請求項3の発明によると、フレーム上には
運転席を覆うキャブボックスを設け、液体タンクは前記
キャブボックスの前面ガラスを洗浄する洗浄液を収容す
る洗浄液タンクとしたことにある。
【0017】このように構成したことにより、洗浄液タ
ンクに洗浄液を簡単な作業で充填することができる。そ
して、洗浄液タンクからキャブボックスの前面ガラスに
洗浄液を噴霧することにより、前面ガラスを洗浄するこ
とができる。
【0018】請求項4の発明によると、点検用ドアには
液体タンクが取付けられるタンク取付座を設けたことに
ある。これにより、液体タンクは、取付座を介して点検
用ドアに取付けることができるから、例えばフレーム、
外装カバー等に別途設けられていた液体タンクを取付け
るためのブラケットを廃止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図
6に従って詳細に説明する。
【0020】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2の前部側には土砂の掘削作業等を行なうた
めの作業装置3が俯仰動可能に設けられている。
【0021】ここで、上部旋回体2は、図2に示すよう
に、前部側に作業装置3が取付けられた旋回フレーム4
と、該旋回フレーム4の前部左側に設けられ、運転席
(図示せず)を覆ったキャブボックス5と、前記旋回フ
レーム4の後部に設けられたカウンタウェイト6と、前
記キャブボックス5の後側に位置して前記旋回フレーム
上に搭載されたエンジン7と、該エンジン7に設けられ
た油圧ポンプ8と、前記エンジン7を挟んで油圧ポンプ
8の反対側に配設されたラジエータ9A、オイルクーラ
9B等の熱交換器9と、前記キャブボックス5の右側に
位置して前記旋回フレーム4上に設けられた作動油タン
ク10、燃料タンク11と、該各タンク10,11の前
側に配設された制御弁装置12と、後述の外装カバー1
3、洗浄液タンク23等とによって大略構成されてい
る。そして、エンジン7を含み、油圧ポンプ8、熱交換
器9、作動油タンク10、燃料タンク11、制御弁装置
12等の機器は、外装カバー13によって覆われてい
る。
【0022】13は旋回フレーム4上に設けられた外装
カバーで、該外装カバー13は、キャブボックス5の後
側から右側に亘って設けられ、旋回フレーム4に取付け
られたカバー支持体(図示せず)に支持されている。そ
して、外装カバー13は、後述のエンジンカバー14、
タンクカバー15、点検用ドア16等によって構成され
ている。
【0023】14はキャブボックス5の後側に設けられ
たエンジンカバーで、該エンジンカバー14は、カウン
タウェイト6に沿った円弧状に形成され、該カウンタウ
ェイト6と協働してエンジン7、油圧ポンプ8、熱交換
器9等を覆っている。また、エンジンカバー14は、上
面側の前端部が旋回フレーム4側のカバー支持体に回動
可能に取付けられ、これにより、上,下方向に開閉可能
な縦開き式のカバーをなしている。また、エンジンカバ
ー14には、左,右方向の左側に位置して複数のスリッ
トからなる吸気口14Aと、左,右方向の右側に位置し
て排気口(図示せず)が設けられている。さらに、エン
ジンカバー14には、前記吸気口14Aの下側に位置し
て後述の点検用ドア16が収まるL字状の切込み部14
Bが形成されている。
【0024】15はエンジンカバー14の右部前側に設
けられたタンクカバーで、該タンクカバー15は、前側
から後側に向けて漸次膨らみをもって形成されている。
そして、タンクカバー15は、作動油タンク10、燃料
タンク11、制御弁装置12等を覆っている。
【0025】一方、16はエンジンカバー14(カウン
タウェイト6)の左側に設けられ、例えば樹脂材料を用
いて形成された点検用ドアで、該点検用ドア16は、図
3に示すように、カウンタウェイト6に沿って円弧状に
湾曲したほぼ長方形状の板体として形成されている。ま
た、点検用ドア16には複数のスリットからなる吸気口
16Aが設けられている。そして、点検用ドア16は、
左,右方向の左端側が蝶番17,17を介して旋回フレ
ーム4に立設された支柱18に回動可能に取付けられ、
これによって横開き式のドアとして形成されている。ま
た、点検用ドア16の右端側には、該ドア16をキー操
作によって施錠、解錠するロック装置19が設けられて
いる。さらに、点検用ドア16の左側には、後述のタン
ク取付座20が設けられている。
【0026】20,20は点検用ドア16の左側に一体
成形された2個のタンク取付座で、該各タンク取付座2
0には、後述する洗浄液タンク23が取付けられる。ま
た、各タンク取付座20は、上,下方向に離間して内側
に突出する円柱状をなし、その内部にはインサートナッ
ト20Aが埋設されている。
【0027】点検用ドア16は、このように構成される
もので、通常はカウンタウェイト6の切込み部6A、エ
ンジンカバー14の切込み部14Bに収まるように閉じ
られ、ロック装置19によって施錠される。一方、洗浄
液タンク23への洗浄液の補充作業、エンジン7等の点
検作業を行なう場合には、ロック装置19を解錠し、右
側を引張ることにより、図3に示すように開くことがで
きる。
【0028】21は点検用ドア16のタンク取付座2
0,20にボルト22,22を介して固定されたブラケ
ットで、該ブラケット21の外周側は、図4、図5に示
すように、洗浄液タンク23の嵌合溝部23Bに差込ま
れる差込み鍔部21Aとなっている。
【0029】23は点検用ドア16の内面側に取付けら
れた液体タンクとしての洗浄液タンクで、該洗浄液タン
ク23は、キャブボックス5の前面ガラス5A(図2中
に図示)を洗浄するための洗浄液を貯留するものであ
る。また、洗浄液タンク23の上側には、キャップ24
によって開閉される注ぎ口23Aが設けられ、洗浄液タ
ンク23の背面側には、図4、図6に示す如く、嵌合溝
部23Bが設けられている。そして、洗浄液タンク23
は、嵌合溝部23Bをブラケット21の差込み鍔部21
Aに上側から嵌合することにより、ブラケット21、タ
ンク取付座20を介して点検用ドア16に取付けられて
いる。また、洗浄液タンク23は、ゴムホースを介して
前面ガラス5Aに洗浄液を噴出する洗浄液供給ポンプ
(いずれも図示せず)に接続されている。
【0030】ここで、洗浄液タンク23は、点検用ドア
16を閉じた状態では、図2に示すように外装カバー1
3内に収容されている。一方、点検用ドア16を開いた
ときには、図3に示すように外装カバー13の外部に取
出すことができ、この状態で洗浄液の補充作業が行なわ
れる。
【0031】本実施例による油圧ショベルは、上述の如
き構成を有するもので、次に、洗浄液タンク23に洗浄
液を補充する作業、エンジン7等の点検作業について説
明する。
【0032】まず、洗浄液タンク23への洗浄液の補充
作業について説明する。この場合には、ロック装置19
を解錠し、点検用ドア16の右側を手前に引張ることに
より、図3に示す如く、点検用ドア16を開くことがで
きる。このときに洗浄液タンク23は、点検用ドア16
と一緒に移動し、該ドア16を開いたときには、外装カ
バー13の外部に配置される。これにより、洗浄液タン
ク23の周囲や上方には広い空間が設けられるから、作
業者は、洗浄液タンク23のキャップ24を外すことに
より、ジョッキ等に充填した洗浄液を注ぎ口23Aから
容易に補充することができる。
【0033】また、洗浄液を洗浄液タンク23に補充し
ているときに、誤って洗浄液をこぼした場合でも、こぼ
れた洗浄液は、外部に垂れ落ちるだけであるから、ふき
取り作業を行なう必要はない。
【0034】そして、洗浄液を洗浄液タンク23に補充
したら、キャップ24を閉じ、点検用ドア16を閉じる
ことにより、洗浄液タンク23は外装カバー13内に収
容することができる。
【0035】次に、エンジン7等の点検作業について説
明する。この場合には、洗浄液の補充作業と同様に、点
検用ドア16を開くことによりエンジン7等の点検作業
を行なうことができる。しかも、この点検作業時には、
外装カバー13内に収容されていた洗浄液タンク23が
点検用ドア16によって外部に移動されるから、外装カ
バー13内には洗浄液タンク23を収容していた分の空
間が形成される。これにより、作業者は、この空間を利
用して各部を容易に点検することができる。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、洗
浄液タンク23は、点検用ドア23の内面側に取付け、
該点検用ドア16を閉じた状態では外装カバー13内に
収容し、点検用ドア16を開いたときには外装カバー1
3の外部に取出す構成としている。従って、洗浄液タン
ク23に洗浄液を補充するときには、点検用ドア16を
開いて洗浄液タンク23を外部に取出すことにより、作
業者は、広い空間に配置された洗浄液タンク23に洗浄
液を容易に補充することができ、作業性を向上すること
ができる。
【0037】しかも、洗浄液を補充しているときに、洗
浄液がこぼれるような事態が生じても、こぼれた洗浄液
は外部に落ちるだけであるから、このときのふき取り作
業を省略することができる。
【0038】一方、点検作業を行なうために点検用ドア
16を開いたときに、外装カバー13内には、洗浄液タ
ンク23を収容していた分の空間を形成することができ
るから、この空間を利用して点検作業等を容易に行なう
ことができる。
【0039】また、点検用ドア16は、水平方向に開閉
する横開き式のドアとしているから、洗浄液タンク23
の注ぎ口23Aを上側に配置したままの状態で該洗浄液
タンク23を安定して移動することができる。これによ
り、洗浄液は、点検用ドア16の開閉時にこぼれること
がないから、作業者は作業を円滑に行なうことができ
る。
【0040】さらに、点検用ドア16には洗浄液タンク
23が取付けられるタンク取付座20を一体的に設けて
いるから、例えば旋回フレーム4側に別途設けられてい
たブラケットを廃止することができ、構成を簡略化する
ことができる。
【0041】なお、実施の形態では、液体タンクとして
キャブボックス5の前面ガラス5Aを洗浄する洗浄液を
貯留する洗浄液タンク23を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、例えばブレーキ液のリザーバタン
ク、ラジエータ9Aのリザーバタンク等の他の液体タン
クに適用してもよい。
【0042】また、実施の形態では、点検用ドア16は
エンジンカバー14(カウンタウェイト6)の左側に設
けるものとして述べたが、本発明はこれに限るものでは
なく、例えばエンジンカバー14の右側、後側に点検用
ドアを設け、該点検用ドアに液体タンクを取付ける構成
としてもよい。さらに、タンクカバー15に点検用ドア
を設け、該点検用ドアに液体タンクを取付ける構成とし
てもよい。
【0043】また、実施の形態では、運転席を覆うキャ
ブボックス5を備えた油圧ショベルを例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば運転席の上方のみ
を覆うキャノピを備えた油圧ショベルに適用してもよ
く、また油圧クレーン、ブルドーザ等の他の建設機械に
適用してもよい。
【0044】さらに、実施の形態では、点検用ドア16
は樹脂材料を用いて形成した場合を例示したが、点検用
ドア16は、金属板にプレス加工を施すことによって形
成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、点検用ドアの内面側には液体の補充が可能となっ
た液体タンクを設けているので、点検用ドアを閉じた状
態では、液体タンクは外装カバー内に収容することがで
きる。一方、液体タンクに液体を補充するときには、点
検用ドアを開くことにより液体タンクを外装カバーの外
部に取出すことができる。これにより、液体タンクは、
外装カバーの外側の広い空間に配置することができるか
ら、液体の補充作業を容易に行なうことができ、作業性
を向上することができる。また、液体を補充するときに
液体が周囲にこぼれてしまっても、こぼれた液体は外部
に落ちるだけであるから、ふき取り作業を省略すること
ができる。
【0046】しかも、点検作業を行なうために点検用ド
アを開いたときには、液体タンクは外装カバーの外部に
移動することができる。これにより、外装カバー内には
液体タンクを収容していた分の空間を形成することがで
きるから、作業者は、この空間を利用して点検作業等を
容易に行なうことができる。
【0047】請求項2の発明によれば、点検用ドアは、
左,右方向の一側を支点として取付けられた横開き式の
ドアとしているので、点検用ドアは横方向(水平方向)
に開くことができる。これにより、点検用ドアに取付け
られた液体タンクは、その注ぎ口が上側に配置されたま
まの安定した状態で移動されるから、点検用ドア16の
開閉時には洗浄液がこぼれることがなく、作業者は作業
を円滑に行なうことができる。
【0048】請求項3の発明によれば、フレーム上には
運転席を覆うキャブボックスを設け、液体タンクは前記
キャブボックスの前面ガラスを洗浄する洗浄液を収容す
る洗浄液タンクとしているので、洗浄液タンクに対して
洗浄液を簡単な作業で充填することができる。そして、
洗浄液タンクからキャブボックスの前面ガラスに洗浄液
を噴霧することにより、前面ガラスを洗浄することがで
きる。
【0049】請求項4の発明によれば、点検用ドアには
液体タンクが取付けられるタンク取付座を設けているの
で、液体タンクは、取付座を介して点検用ドアに取付け
ることができるから、例えばフレーム、外装カバー等に
別途設けられていた液体タンクを取付けるためのブラケ
ットを廃止することができ、構成を簡略化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の上部旋回体を示す平面図である。
【図3】点検用ドアを開いた状態で拡大して示す外観斜
視図である。
【図4】点検用ドアに対する洗浄液タンクの取付状態を
図3中の矢示IV−IV方向からみた拡大断面図である。
【図5】洗浄液タンクを取外した点検用ドアを開いた状
態で拡大して示す外観斜視図である。
【図6】洗浄液タンクを単体で図4中の矢示VI−VI方向
からみた外観図である。
【符号の説明】
3 作業装置 4 旋回フレーム 5 キャブボックス 5A 前面ガラス 7 エンジン 8 油圧ポンプ 9 熱交換器 10 作動油タンク 11 燃料タンク 12 制御弁装置 13 外装カバー 16 点検用ドア 20 タンク取付座 23 洗浄液タンク(液体タンク) 23A 注ぎ口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出石 康司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 CA03 3D004 AA15 BA04 CA01 CA13 DA13 3D025 AA01 AB09 AC02 AD01 AF04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置が取付けられるフレームと、該
    フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンを覆う
    ように前記フレーム上に設けられた外装カバーと、該外
    装カバーの一部をなし、前記エンジンを含む機器の点検
    作業を行なうときに開閉される点検用ドアとを備えてな
    る建設機械において、 前記点検用ドアの内面側には液体の補充が可能となった
    液体タンクを設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記点検用ドアは、左,右方向の一側を
    支点として取付けられた横開き式のドアである請求項1
    に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記フレーム上には運転席を覆うキャブ
    ボックスを設け、前記液体タンクは前記キャブボックス
    の前面ガラスを洗浄する洗浄液を収容する洗浄液タンク
    である請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記点検用ドアには前記液体タンクが取
    付けられるタンク取付座を設けてなる請求項1,2また
    は3に記載の建設機械。
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