JP2002011062A - 按摩装置 - Google Patents

按摩装置

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JP2002011062A
JP2002011062A JP2000197048A JP2000197048A JP2002011062A JP 2002011062 A JP2002011062 A JP 2002011062A JP 2000197048 A JP2000197048 A JP 2000197048A JP 2000197048 A JP2000197048 A JP 2000197048A JP 2002011062 A JP2002011062 A JP 2002011062A
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compressed air
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JP2000197048A
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English (en)
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Yasuhisa Yamazaki
靖久 山崎
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で違和感なく良好に按摩できる按
摩装置を提供する。 【解決手段】 椅子本体の腰掛け部内に、圧縮空気供給
手段と圧縮空気を分配する複数の配管32を接続する分配
手段とを配設する。背もたれ部の肩当接部および胴体当
接部に、クッション部材の前面と表皮部材との間に一対
の空気室24,24を両端部に設けた横長の空気袋21を配設
する。空気袋21の両端部に位置して各空気室24,24内に
連通し先端に配管32を接続するノズル27をそれぞれ設け
る。肩当接部の空気袋21のノズル27,27間の距離を、95
%以上の日本人の肩幅より広い450mm以上とする。胴当
接部の空気袋21,21のノズル27,27間の距離を、95%以
上の日本人の胴体の幅より広い350mm以上とする。使用
者にノズル27が当たらない。空気室24,24は、ノズル2
7,27が位置し使用者から荷重が掛からない両端側から
確実に膨張・収縮し、使用者が所定の位置となり、効率
よく按摩できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気の供給お
よび排出により膨張および収縮する空気室を備えた按摩
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の按摩装置としては、例え
ば図8および図9に示す構成のものが知られている。
【0003】そして、この図8および図9に示す按摩装
置40は、椅子型で、使用者41が腰掛ける腰掛け部42、使
用者41が寄り掛かる背もたれ部43および使用者41が腕を
載置する肘掛け部44を備えた椅子本体45を備えている。
この椅子本体45の背もたれ部43は、合成樹脂板などにて
形成され内部に配管室46を形成する中空箱状の骨組部47
と、この骨組部47の少なくとも前面を覆うクッション部
材48とを備え、織布などの表皮部材49にて被覆されてい
る。また、骨組部47は、前面を開口する略箱状の収容体
50と、この収容体50の前面を閉塞する背もたれ板51とを
有している。そして、背もたれ板51には、腰掛け部42に
腰掛けた使用者41が寄り掛かった際に使用者41の背中の
上部や中部、下部に対応する位置に空気袋53がそれぞれ
取り付けられている。
【0004】そして、空気袋53は、非通気性および可撓
性の合成樹脂製のシートが縫合され、空気室54を略水平
方向に一対区画形成している。また、空気袋53には、各
空気室54,54に圧縮空気を供給および排出するノズル55
がそれぞれ一体的に設けられている。そして、空気袋53
は、背もたれ板51に穿設された通孔56,56にノズル55,
55をそれぞれ挿入して背もたれ部43の配管室46内に臨ま
せ、空気室54,54間の連結帯状部57を背もたれ板51の前
面にねじ58にて取り付けられる。
【0005】また、椅子本体45の腰掛け部42の内部に
は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段60と複数の配
管61,61が接続され圧縮空気供給手段60から供給される
圧縮空気を各配管61,61に分配する図示しない分配手段
とが配設されている。そして、分配手段に接続された各
配管61,61の先端部は、背もたれ部43の配管室46内に配
設されて、空気袋53の対をなす空気室54,54の各ノズル
55,55に分岐してそれぞれ接続されている。
【0006】そして、この按摩装置40の使用に際して
は、使用者41が腰掛け部42に腰掛けるとともに背もたれ
部43に寄り掛かり、圧縮空気供給手段60および分配手段
を駆動させる。この圧縮空気供給手段60および分配手段
の駆動により、圧縮空気供給手段60から供給される圧縮
空気が、分配手段にて各配管61,61に適宜分配され、配
管61,61から各空気袋53,53の各空気室54,54に圧縮空
気を供給および排出させ、空気袋53,53の空気室54,54
を膨張および収縮させる構成が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図8お
よび図9に示す按摩装置40では、配管61が接続されるノ
ズル55を空気室54,54の幅方向の略中央部側にそれぞれ
設けて、配管61の特に分岐する先端側の長さが最短とな
るようにし、材料の節減および製造性の向上を図ってい
る。
【0008】しかしながら、上記図8および図9に示す
按摩装置40は、ノズル55,55が幅方向の略中央部側に位
置していることから、座り心地をよくするためのクッシ
ョンなどの軟質材の表面側に空気室を設けるような場
合、以下に述べるような問題点が生ずることが判明し
た。すなわち、第1に、例えばマッサージをしない状態
あるいはマッサージ中であっても空気室が収縮状態すな
わち空気が排出された状態で使用者が背もたれ部43に寄
り掛かると、身体にノズル55,55の存在が感じられ、使
用者に不快感を与えるという問題がある。第2に、通
常、使用はマッサージ時に身体を背もたれ部43に寄り掛
けるので、マッサージ開始時あるいはマッサージ中に空
気室が膨張する際に、身体が寄り掛かることによってノ
ズル55,55が塞がれやすく、空気室54,54内への圧縮空
気の供給が必ずしも良好ではないという問題がある。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされ、違和
感なく良好にマッサージできるとともに空気室への圧縮
空気の供給が良好な按摩装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の按摩装置
は、身体を受ける受部と、この受部にその幅方向に対を
なして並設されるとともに圧縮空気が配管を介して内部
に供給・排出されて膨張・収縮し前記身体を押圧する空
気室と、これら空気室の幅方向の外端部に位置してそれ
ぞれ設けられ前記配管が接続される配管接続部とを具備
したものである。
【0011】そして、身体を受ける受部の幅方向に対を
なして並設した空気室に圧縮空気を供給・排出し空気室
を膨張・収縮させて身体を押圧する配管が接続する配管
接続部を、空気室の幅方向の外端部に位置してそれぞれ
設けることにより、配管接続部が使用者に当たることを
防止して、確実に圧縮空気が空気室に供給・排出して膨
張・収縮し、圧縮空気が配管を介して空気室に供給され
る際に、使用者の体重の作用により配管接続部が位置す
る外側から膨張し始めて空気室の使用者に対向する面が
傾斜し、使用者が確実に対をなす空気室間に位置する状
態となり、効率よく按摩効果が得られるとともに、配管
接続部が使用者に当たることによる不快感を防止する。
【0012】請求項2記載の按摩装置は、請求項1記載
の按摩装置において、受部は身体の胴部を受ける胴部受
部を有し、この胴部受部の幅方向に並設された一対の空
気室の配管接続部間の距離は、350mm以上であるも
のである。
【0013】そして、身体の胴部を受ける受部の胴部受
部の幅方向に並設した一対の空気室の配管接続部間の距
離を350mm以上とすることにより、95%以上の日
本人の胴体の幅寸法より広い350mm以上の間隔であ
ることから、確実に配管接続部が使用者の胴体に当たる
ことを防止する。
【0014】請求項3記載の按摩装置は、請求項1また
は2記載の按摩装置において、受部は身体の肩部を受け
る肩受部を有し、この肩受部の幅方向に並設された一対
の空気室の配管接続部間の距離は、450mm以上であ
るものである。
【0015】そして、身体の肩部を受ける受部の肩受部
の幅方向に並設した一対の空気室の配管接続部間の距離
を450mm以上とすることにより、95%以上の日本
人の肩の幅寸法より広い450mm以上の間隔であるこ
とから、確実に配管接続部が使用者に当たることを防止
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態にお
ける按摩装置の構成を図面を参照して説明する。
【0017】図2ないし図4において、1は按摩装置
で、この按摩装置1は、使用者2が腰掛ける腰掛け部
3、使用者2が寄り掛かる受部としての背もたれ部4お
よび使用者2が腕2aを載置する一対の肘掛け部5を備え
た椅子本体6を備えている。この椅子本体6は、例えば
金属や合成樹脂などにて形成され、腰掛け部3を構成し
内部に図示しない収納室を備えた略箱状の腰掛け骨組、
この腰掛け骨組に一連に組み付けられ内部に腰掛け骨組
の収納室に連通する図示しない配線室を備え略箱状で肘
掛け部5を構成する図示しない肘掛け骨組、腰掛け骨組
に下端縁が回動可能に軸支され背もたれ部4を構成する
板状の背もたれ板7とを備えている。なお、背もたれ板
7は、前面すなわち使用者2が背もたれ部4に寄り掛か
る面が内面側となるように上下方向の両縁が前方に向け
て湾曲する。
【0018】そして、腰掛け部3は、腰掛け骨組の外面
に図示しないクッション部材が覆われ、さらに織布など
の表皮部材にて被覆されて形成される。さらに、肘掛け
部5も同様に、肘掛け骨組みの外面に図示しないクッシ
ョン部材が覆われ、さらに表皮部材にて被覆されて形成
される。なお、腰掛け部3は、例えば後面の一部に内部
の収納室を開閉する図示しない蓋体が設けられている。
さらに、肘掛け部5は、例えばいずれか一方の上面に配
線室を開閉する図示しない操作蓋体が設けられている。
【0019】また、背もたれ板7の前面には、上端部か
ら使用者2が背もたれ部4に寄り掛かった際に、一般的
な使用者2の身体である頭部2bが上部に当接するととも
に下部に使用者2の身体である肩部2c近傍すなわち肩胛
骨近傍が当接する肩受部としての肩当接部12および使用
者2の身体である胴部2d部分の背中が当接する胴部受部
としての胴当接部13とを備えている。そして、肩当接部
12および胴当接部13は、クッション部材15とこのクッシ
ョン部材15を被覆する表皮部材16とにて形成されてい
る。また、肩当接部12および胴当接部13には、クッショ
ン部材15の前面と表皮部材16との間に位置して空気袋21
が配設されている。なお、空気袋21をクッション材の前
面側に設けているのは、後面側に設けると空気袋21の膨
張時クッション部材15が変形して空気袋21による押圧力
を吸収してしまいマッサージ力が弱くなるからである。
【0020】そして、空気袋21は、図1および図5に示
すように、非通気性および可撓性を有した合成樹脂製の
シートにて横長状に形成された台座部22の一面に、同材
質にて台座部22より横寸法が半分より短い区画部23が、
台座部22の長手方向の両端側にそれぞれ周縁が気密に取
り付けられ、内部に対をなす空気室24をそれぞれ区画形
成している。なお、台座部22と区画部23との間には、例
えばスポンジなどの通気性を有する図示しない介在物が
挟持されるように配設されている。そして、台座部22の
区画部23が位置しない略中央の部分が、クッション部材
15の略中央、すなわち使用者2が所定の位置に寄り掛か
ると背骨が位置する中央に例えば縫製などにて取り付け
固定される取付部25となる。
【0021】また、空気袋21には、配管接続部としての
ノズル27が各空気室24,24に対応して一対設けられてい
る。これらノズル27,27は、例えば合成樹脂などにて形
成され、略L字状に屈曲する管状部28と、この管状部28
の一端縁に外方に向けて円板鍔状に突出するフランジ部
29とを備えている。そして、ノズル27は、空気室24,24
の並列方向である空気袋21の長手方向の両端部に位置し
て設けられていて、管状部28が区画部23を貫通し、空気
室24側に位置するフランジ部29が区画部23の内面である
空気室24側の内面に接着されることにより、管状部28と
区画部23との間が気密状態に取り付けられている。
【0022】なお、肩当接部12に配設される空気袋21の
ノズル27,27間の距離は例えば450mm以上に設定さ
れ、胴当接部13に配設される空気袋21のノズル27,27間
の距離は例えば350mm以上に設定される。ここで、
肩当接部12の空気袋21のノズル27,27間の距離が450
mmより狭くなると、一般的な使用者2が背もたれ部4
に寄り掛かった際に、空気室24,24が膨張する前の状態
において使用者2の肩2c近傍にノズル27,27が台座部22
および表皮部材16を介して当接するおそれが高くなる。
このことから、肩当接部12の空気袋21のノズル27,27間
の距離を450mm以上背もたれ部4の幅寸法の100
0mm以下とする。
【0023】同様に、胴当接部13の空気袋21のノズル2
7,27間の距離が350mmより狭くなると、一般的な
使用者2が背もたれ部4に寄り掛かった際に、空気室2
4,24が膨張する前の状態において使用者2の胴部2d部
分の背中にノズル27,27が台座部22および表皮部材16を
介して当接するおそれが高くなる。このことから、胴当
接部13の空気袋21のノズル27,27間の距離を350mm
以上背もたれ部4の幅寸法の1000mm以下とする。
【0024】すなわち、肩当接部12のノズル27,27間の
距離および胴当接部13のノズル27,27間の距離をそれぞ
れ95%以上の日本人の肩幅より広い450mm以上、
また95%以上の日本人の胴部2dの幅寸法より広い35
0mmとすることにより(平成9年10月、社団法人 人
間生活工学研究センター発行の「日本人の人体計測デー
タ」における肩峰幅、胸部横径、ウエスト幅などに関す
る記載を参照し、独自に算出)、ノズル27,27が使用者
2に当接することを防止する。
【0025】なお、空気袋21は、クッション部材15の略
中央に取り付けられるので、肩当接部12の空気袋21のノ
ズル27,27は背もたれ部4の略中央からそれぞれ225
mm以上に位置し、胴当接部13の空気袋21のノズル27,
27は背もたれ部4の略中央からそれぞれ175mm以上
に位置する。
【0026】また、腰掛け部3の収納室内には、図2に
示すように、図示しない電源コードを介して商用交流電
源が供給され、コンプレッサなどの圧縮空気を供給する
圧縮空気供給手段31と、複数例えば空気室24,24の数に
対応して可撓性および耐圧性を有する軟質ホースなどか
らなる配管32,32を接続し圧縮空気供給手段31から供給
された圧縮空気を複数の配管32,32に適宜分配する図示
しない分配手段とが配設されている。そして、分配手段
から導出する配管32,32は、背もたれ部4の各空気袋2
1,21の空気室24,24に連通して設けられたノズル27,2
7の先端部に接続され、圧縮空気供給手段31からの圧縮
空気を分配して供給することにより空気室24,24が膨張
し、膨張する空気室24,24内の空気を分配手段にて配管
32,32を介して排出することにより収縮する。
【0027】さらに、肘掛け部5の配線室内には、圧縮
空気供給手段31および分配手段の駆動を設定する図示し
ない各種スイッチを備えた操作手段が、操作蓋体を開く
ことによりスイッチが配設された操作面が上面に臨むよ
うに配設されている。なお、圧縮空気供給手段31および
分配手段は、同様のスイッチを備えた別体の図示しない
リモートコントローラの設定操作でも駆動状態が設定さ
れる。
【0028】次に、上記実施の一形態の動作を説明す
る。
【0029】まず、使用に際しては、腰掛け部3に腰掛
けるとともに背もたれ部4に寄り掛かり、適宜背もたれ
部4を回動すなわちリクライニング操作し、好みの体勢
となるようにする。そして、リモートコントローラある
いは肘掛け部5の操作手段を適宜設定操作し、電源コー
ドを介して電源が供給された圧縮空気供給手段31および
分配手段を適宜駆動させる。これら圧縮空気供給手段31
および分配手段の駆動により、分配手段から導出する配
管32,32を介して適宜各空気袋21,21の空気室24,24内
に圧縮空気を供給あるいは排気し、空気室24,24が適宜
膨張および収縮を繰り替えし、椅子本体6に腰掛ける使
用者2に按摩を施す。具体的には、使用者2を押圧し、
また、取付部25を中心として空気室24,24が互いに接近
するよう膨張して使用者2にもみ効果を与える。
【0030】この使用の際に、ノズル27,27が空気袋2
1,21の両端部近傍に設けられていることから、圧縮空
気が供給されて膨れる際に、図6に示すようにノズル2
7,27が位置して使用者2からの荷重がほとんど掛から
ない両側から膨張し始める。この際、使用者2からの荷
重が比較的大きく掛かる空気室24,24の取付部25近傍の
部分は潰れている状態となることから、対をなす空気室
24,24の使用者2に対向する面が前方に向けて拡開する
ように傾斜する状態となる。そしてさらに圧縮空気が供
給されると、図7に示すように、空気室24,24全体が膨
張する。このように、空気室24,24が使用者2よりも外
側から膨張して使用者2に対向する面が拡開するように
傾斜することから、使用者2が所定の位置からずれて背
もたれ部4に寄り掛かっても、空気室24,24の膨張途中
で空気袋21,21の取付部25に背骨が対向する所定の体勢
となり、空気室24,24の膨張・収縮による按摩を適切に
行なうことができる。
【0031】また、肩当接部12の空気袋21のノズル27,
27間の距離が450mm以上で、ノズル27,27は背もた
れ部4の略中央からそれぞれ225mm以上に位置し、
また胴当接部13の空気袋21,21のノズル27,27間の距離
が350mm以上で、ノズル27,27は背もたれ部4の略
中央からそれぞれ175mm以上に位置する。
【0032】このため、再び空気室24,24が収縮して
も、使用者2は所定の位置により掛かる状態となるの
で、ノズル27,27が使用者2に当接することはなく、寄
り掛かった際の感触を良好にするとともに、空気室24,
24が使用者2にフィットしやすいように背もたれ部4の
クッション部材15の前面側に配設された空気袋21,21で
も、ノズル27,27が使用者2に当接して不快感を与える
ことを防止できる。
【0033】上述したように、圧縮空気供給手段31から
供給され分配手段にて分配された圧縮空気を分配手段か
ら導出して流通する配管32,32の先端が接続するノズル
27,27を、圧縮空気の供給および排出にて膨張および収
縮する横長の空気袋21の対をなす空気室24,24の並列方
向である長手方向の両端部にそれぞれ連通して基端を設
けるため、ノズル27,27が使用者2に当たることを防止
でき、収縮時にノズル27が塞がれないことから、確実に
圧縮空気を供給して空気室24,24を膨張でき、圧縮空気
が空気室24,24に供給された際に、使用者2の体重によ
る荷重にて、ノズル27,27が位置し荷重がほとんど掛か
らない外側から膨張し始めて、対をなす空気室24,24の
使用者2に対向する面が拡開するように傾斜し、使用者
2が確実に対をなす空気室24,24間の取付部25に背骨が
対向する所定の位置となり、効率よく按摩効果が得られ
るとともに、ノズル27,27が使用者2に当たることによ
る不快感を防止できる。
【0034】そして、使用者2の肩胛骨近傍が当接する
部分に位置する肩当接部12の空気袋21の対をなす空気室
24,24の一対のノズル27,27間の距離を、95%以上の
日本人の肩幅より広い450mm以上で、ノズル27,27
を背もたれ部4の略中央からそれぞれ225mm以上に
位置させるため、確実にノズル27,27が使用者2に当た
ることによる不快感を防止できる。
【0035】また、胴当接部13の空気袋21,21のノズル
27,27間の距離を、95%以上の日本人の胴部2dの幅寸
法より広い350mm以上で、ノズル27,27を背もたれ
部4の略中央からそれぞれ175mm以上に位置させる
ため、確実にノズル27,27が使用者2の胴部2dに当たる
ことによる不快感を防止できる。
【0036】さらに、1つの空気袋21に一対の空気室2
4,24を設けたため、対をなして空気室24,24が位置す
る状態に容易に配設でき、製造性を向上できる。
【0037】なお、上記実施の形態において、椅子型の
按摩装置1について説明したが、例えばベットや布団な
ど使用者2の胴部2d部分や肩2c部分が当接し按摩可能な
いずれにも利用でき、上記構造の椅子型に限られない。
【0038】また、肩当接部12および胴当接部13にそれ
ぞれ空気袋21,21を配設したが、いずれか一方のみでも
よい。
【0039】さらに、胴当接部13に配設する空気袋21,
21のノズル27,27間の距離を肩当接部12の450mm以
上の同一構造としてもよい。この構成によれば部品形態
が1つとなり、製造性を向上できる。
【0040】また、空気袋21に一対の空気室24,24を設
けたが、肩当接部12や胴当接部13に、背もたれ部4の略
中央を対称してこの中心線の幅方向の両側に、空気室24
を1つ備えた空気袋21,21をそれぞれ取り付けて対とし
てもよい。この場合にも、対をなす空気室24,24のノズ
ル27,27が背もたれ部4の幅方向の両端部に位置する状
態となるように取り付ける。さらに、肩当接部12の空気
袋21のノズル27,27間の距離が450mm以上で、ノズ
ル27,27は背もたれ部4の略中央からそれぞれ225m
m以上に位置し、また胴当接部13の空気袋21のノズル2
7,27間の距離が350mm以上で、ノズル27,27は背
もたれ部4の略中央からそれぞれ175mm以上に位置
する状態とするとよい。
【0041】さらに、ノズル27,27は、図8に示すよう
に、空気室24,24の両端縁に位置して設けてもよい。
【0042】そして、空気室24は、四角形に限らず、例
えば円形や多角形などいずれの形状に膨張、収縮可能な
形状にできる。
【0043】また、ノズル27は、配管32が接続可能で配
管32からの圧縮空気が空気室24内に供給および排気可能
ないずれの形状にできる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の按摩装置によれば、配管
接続部を対をなす空気室の並設する幅方向の外端部に位
置してそれぞれ設けるため、配管接続部が使用者に当た
ることを防止でき、空気室が確実で良好に膨張・収縮
し、使用者が確実に対をなす空気室間に位置する状態と
なり、効率よく按摩効果が得られるとともに、配管接続
部が使用者に当たることによる不快感を防止できる。
【0045】請求項2記載の按摩装置によれば、請求項
1記載の按摩装置の効果に加え、胴部受部に位置する対
をなす空気室にそれぞれ設けられる配管接続部間の距離
を95%以上の日本人の胴体の幅寸法より広い350m
m以上とするため、確実に配管接続部が使用者の胴体に
当たることを防止でき、効率のよい按摩効果および不快
感の防止を確実に得ることができる。
【0046】請求項3記載の按摩装置によれば、請求項
1または2記載の按摩装置の効果に加え、肩受部に位置
する対をなす空気室にそれぞれ設けられる配管接続部間
の距離を95%以上の日本人の肩の幅寸法より広い45
0mm以上とするため、確実に配管接続部が使用者に当
たることを防止でき、効率のよい按摩効果および不快感
の防止を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における按摩装置の空気
袋を示す正面図である。
【図2】同上按摩装置を示す一部を切り欠いた側面図で
ある。
【図3】同上按摩装置を示す正面図である。
【図4】同上按摩装置を示す斜視図である。
【図5】同上空気袋を示す平面図である。
【図6】同上使用の際の空気室が膨張する途中段階を示
す説明図である。
【図7】同上使用の際の空気室が膨張した状態を示す説
明図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における空気袋を示す
正面図である。
【図9】従来例の按摩装置を示す一部を切り欠いた側面
図である。
【図10】背もたれ板に空気袋を取り付ける状況を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 按摩装置 2c 身体である肩部 2d 身体である胴部 12 肩受部としての肩当接部 13 胴部受部としての胴当接部 24 空気室 27 配管接続部としてのノズル 32 配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体を受ける受部と、 この受部にその幅方向に対をなして並設されるとともに
    圧縮空気が配管を介して内部に供給・排出されて膨張・
    収縮し前記身体を押圧する空気室と、 これら空気室の幅方向の外端部に位置してそれぞれ設け
    られ前記配管が接続される配管接続部とを具備したこと
    を特徴とした按摩装置。
  2. 【請求項2】 受部は身体の胴部を受ける胴部受部を有
    し、 この胴部受部の幅方向に並設された一対の空気室の配管
    接続部間の距離は、350mm以上であることを特徴と
    した請求項1記載の按摩装置。
  3. 【請求項3】 受部は身体の肩部を受ける肩受部を有
    し、 この肩受部の幅方向に並設された一対の空気室の配管接
    続部間の距離は、450mm以上であることを特徴とし
    た請求項1または2記載の按摩装置。
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