JP2002008563A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2002008563A
JP2002008563A JP2001118518A JP2001118518A JP2002008563A JP 2002008563 A JP2002008563 A JP 2002008563A JP 2001118518 A JP2001118518 A JP 2001118518A JP 2001118518 A JP2001118518 A JP 2001118518A JP 2002008563 A JP2002008563 A JP 2002008563A
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JP2001118518A
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Norio Shimizu
紀雄 清水
Takuya Mashita
拓也 真下
Masachika Inoue
雅及 井上
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Toshiba Corp
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャドウマスクの機械的強度の劣化を防止し、
視認性の向上したカラー陰極線管を提供する 【解決手段】パネル内面は、有効領域中央から端までの
距離を長軸方向でLPH 、短軸方向でLPV 、有効領域中央
部に対する管軸方向の落ち込み量を長軸端でZPH、短軸
端でZPV の時、ZPH /LPH ≦0.050 、ZPV /LPV ≦0.05
0 の少なくとも一方を満たしている。マスク面は、有効
部の短軸から対角端までの距離をLML 、長軸から対角端
までの距離をLMS 、長辺の短軸上の点から対角軸端まで
短軸に平行な方向の落ち込み量をYML 、短辺の長軸上の
点から対角軸端まで長軸Xに平行な方向の落ち込み量を
XMS の時、各長辺、各短辺の少なくとも一方は、中央部
が外側に突出した曲線に形成され、YML /LML ≦0.015
、XMS /LMS ≦0.015 の少なくとも一方の関係を満た
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ほぼ平坦な外面
を有したパネルと、シャドウマスクとを備えたカラー陰
極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、ほぼ矩形状
のパネルおよびファンネルを有した真空外囲器を備えて
いる。パネルは、曲面からなる有効部と有効部の周縁に
立設されたスカート部とを有し、ファンネルはスカート
部に接合されている。パネル有効部の内面には、黒色非
発光物質層とこの黒色非発光物質層の隙間に埋込まれる
ように設けられた青、緑、赤に発光する3色蛍光体層を
有した蛍光体スクリーンが形成されている。パネルの内
側にはほぼ矩形状のシャドウマスクが配設され、蛍光体
スクリーンに隙間をおいて対向している。
【0003】一方、ファンネルのネック内には、3電子
ビームを放出する電子銃が配設されている。そして、カ
ラー陰極線管によれば、電子銃から放出された3電子ビ
ームをファンネルの外側に装着された偏向ヨークの発生
する磁界により偏向し、シャドウマスクを介して蛍光体
スクリーンを水平、垂直走査することによりカラー画像
を表示する。
【0004】シャドウマスクは、ほぼ矩形状の有効面お
よびこの有効面の周縁から延びたスカート部とを有した
マスク本体と、マスク本体のスカート部に固定された矩
形状のマスクフレームと、を備えている。マスク本体の
有効面には多数の電子ビーム通過孔が形成され、これら
の電子ビーム通過孔により、電子銃から放出された3電
子ビームを3色蛍光体層に対して選別する。そして、シ
ャドウマスクは、例えば、マスクフレームのコーナー部
に取付けられたホルダを、パネルのスカート部のコーナ
ーに設けられたスタッドピンに係合させることにより、
パネルの内側に支持されている。
【0005】このようなカラー陰極線管において、蛍光
体スクリーン上に色ずれのないカラー画像を表示するた
めには、シャドウマスクの電子ビーム通過孔を通過した
3電子ビームがそれぞれ目標とする3色蛍光体層に正し
くランディングする必要がある。そのためには、パネル
の有効部内面とマスク本体の有効面との間隔(q値)を
適正に保持する必要がある。
【0006】近年、カラー陰極線管は、視認性の向上を
目的として、パネルの有効部外面の曲率を小さくして平
面に近い形状にしたものが実用化されている。このよう
なカラー陰極線管では、パネルの有効部内面の曲率が大
きいと、有効部中心と周辺部とで肉厚差が大きくなり、
視認性から問題となる。そのため、有効部外面形状に対
応して有効部内面の曲率も小さくする必要がある。さら
に、適正なビームランディングを得る上で必要なq値を
確保するため、蛍光体スクリーンと対向するマスク本体
の有効面も、パネルの有効部内面形状に合った曲率の小
さい曲面にする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マスク本体の
有効面の曲率が小さくなると、マスク本体の機械的強度
が劣化し、カラー陰極線管の製造工程でシャドウマスク
の変形がおこりやすくなる。また、シャドウマスクは、
完成品となった後、輸送時などに加わる衝撃や振動によ
り変形し易い。また、カラー陰極線管がテレビセットに
組込まれた場合、シャドウマスクがスピーカーからの音
声と共振し、色純度の劣化がおこりやすくなる。
【0008】逆に、マスク本体の機械的強度の劣化を避
けるため、有効面の曲率を大きくすると、この有効面の
曲率に対応してパネルの有効部内面の曲率を大きくする
必要があり、この場合は、視野角の劣化、表示画像の
歪、有効部内面での反射像が目に入りやすくなり、視認
性が劣化する。また画面周辺部の輝度が劣化し、画像の
均一性が損なわれるようになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の点に
鑑みなされたもので、その目的は、シャドウマスクの機
械的強度の劣化を防止し、視認性の向上したカラー陰極
線管を提供することにある。
【0010】上記目的を達成するため、この発明に係る
カラー陰極線管は、ほぼ平坦な外面、および蛍光体スク
リーンが形成された内面と、管軸と直交しているととも
に互いに直交する長軸および短軸と、を有したほぼ矩形
状のパネルを備えた真空外囲器と、上記蛍光体スクリー
ンに対向して上記真空外囲器内に設けられたシャドウマ
スクと、上記真空外囲器内に設けられ、上記シャドウマ
スクを介して上記蛍光体スクリーンに電子ビームを照射
する電子銃と、を備え、上記シャドウマスクは、蛍光体
スクリーンに対向しているとともに複数の電子ビーム通
過孔が形成された有効部を有したほぼ矩形状のマスク面
およびマスク面の周縁に沿って延びたスカート部を有し
たマスク本体と、上記マスク本体のスカート部に取付け
られたほぼ矩形状のマスクフレームと、を備えている。
【0011】上記パネルの内面は曲率を持った有効領域
を有し、有効領域の中央から有効領域端までの距離を、
長軸方向ではLPH、短軸方向ではLPV、また、有効
領域の中央部に対する管軸方向に沿った落ち込み量を、
有効領域の長軸端でZPH、短軸端でZPVとすると、
上記パネル内面は、ZPH/LPH ≦ 0.050 あ
るいは ZPV/LPV ≦ 0.050の少なくとも一
方を満たすように形成され、上記マスク面は、上記長軸
の両側に位置した一対の長辺と、上記短軸の両側に位置
した一対の短辺と、を有し、マスク面の有効部の短軸か
ら対角端までの距離をLML、有効部の長軸から対角端
までの距離をLMS、マスク面の長辺の短軸上の点から
対角軸端までの短軸に平行な方向に沿った落ち込み量を
YML、マスク面の短辺の長軸上の点から対角軸端まで
の長軸Xに平行な方向に沿った落ち込み量をXMSとし
た場合、各長辺および各短辺の少なくとも一方は、その
中央部が外側に突出した曲線に形成され、YML/LM
L ≦ 0.015 あるいは XMS/LMS ≦ 0.
015の少なくとも一方の関係を満たしていることを特
徴としている。
【0012】また、この発明に係るカラー陰極線管は、
ほぼ平坦な外面、および蛍光体スクリーンが形成された
内面と、管軸と直交しているとともに互いに直交する長
軸および短軸と、を有したほぼ矩形状のパネルを備えた
真空外囲器と、上記蛍光体スクリーンに対向して上記真
空外囲器内に設けられたシャドウマスクと、上記真空外
囲器内に設けられ、上記シャドウマスクを介して上記蛍
光体スクリーンに電子ビームを照射する電子銃と、を備
え、上記シャドウマスクは、蛍光体スクリーンに対向し
ているとともに複数の電子ビーム通過孔が形成された有
効部を有したほぼ矩形状のマスク面およびマスク面の周
縁に沿って延びたスカート部を有したマスク本体と、上
記マスク本体のスカート部に取付けられたほぼ矩形状の
マスクフレームと、を備えている。
【0013】上記パネルの内面は曲率を持った有効領域
を有し、有効領域の中央から有効領域端までの距離を、
長軸方向ではLPH、短軸方向ではLPV、また、有効
領域の中央部に対する管軸方向に沿った落ち込み量を、
有効領域の長軸端でZPH、短軸端でZPVとすると、
上記パネル内面は、ZPH/LPH ≦ 0.050 あ
るいは ZPV/LPV ≦ 0.050の少なくとも一
方を満たすように形成され、上記マスクフレームは、上
記長軸の両側に位置した一対の長側壁と、上記短軸の両
側に位置した一対の短側壁と、を有し、上記マスク面の
有効部の短軸から対角端までの距離をLFL、上記有効
部の長軸から対角端までの距離をLFS、上記長側壁の
短軸上の点から対角軸端までの短軸に平行な方向に沿っ
た落ち込み量をYFL、上記短側壁の長軸上の点から対
角軸端までの長軸Xに平行な方向に沿った落ち込み量を
XFSとした場合、各長側壁および各短側壁の少なくと
も一方は、その中央部が外側に突出した凸曲面に形成さ
れ、YFL/LFL ≦ 0.015 あるいは XFS
/LFS ≦ 0.015の少なくとも一方の関係を満た
していることを特徴としている。
【0014】更に、この発明に係るカラー陰極線管によ
れば、上記パネルは、上記有効部中央の透過率を40〜
60%とし、この有効部中央の肉厚をTc、上記蛍光体
スクリーンの有効径端でのパネルの肉厚をTdとすると
き、Td/Tc < 2.5を満たすように形成されてい
る。
【0015】上記のように構成されたカラー陰極線管に
よれば、パネルの有効部外面の曲率を小さくして平面に
近い形状とし、それにともなってマスク本体の有効面の
曲率が小くした場合でも、製造工程や成品の輸送時など
に加わる衝撃や振動によるマスク本体の変形、およびテ
レビセットに組込まれ際のスピーカーからの音声とマス
ク本体との共振を低減し、ビームランディングずれに起
因する色純度の劣化を軽減でき、かつ視認性の良好なカ
ラー陰極線管を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態に係るカラー陰極線管について詳細に
説明する。
【0017】図1に示すように、カラー陰極線管はパネ
ル3およびファンネル4を有した真空外囲器7を備えて
いる。パネル3は、ほぼ矩形状の有効部1と有効部の周
縁に沿って立設されたスカート部2とを有している。有
効部1は、外面が平面または若干の曲率をもつ曲面から
なり、内面が後述する曲面で構成されている。そして、
ファンネル4はスカート部2に接合されている。パネル
3の有効部1の内面には、黒色非発光物質層とこの黒色
非発光物質層の隙間に埋込まれるように形成された青、
緑、赤に発光する3色蛍光体層とを有した蛍光体スクリ
ーン5が設けられている。パネル1の内側には、蛍光体
スクリーン5に対向かつ隙間を置いて、ほぼ矩形状のシ
ャドウマスク6が配置されている。
【0018】また、パネル3およびシャドウマスク6
は、管軸Zと直交する長軸X(水平軸)と、管軸Zおよ
び長軸Xと直交する短軸Y(垂直軸)と、を有してい
る。
【0019】ファンネル4のネック8内には、3電子ビ
ーム9B、9G、9Rを放出する電子銃7が配設されて
いる。そして、カラー陰極線管によれば、電子銃7から
放出された3電子ビーム9B、9G、9Rをファンネル
4の外側に装着された偏向ヨーク12の発生する磁界に
より偏向し、シャドウマスク6を介して蛍光体スクリー
ン5を水平、垂直走査することによりカラー画像を表示
する。
【0020】図2に示すように、本実施の形態では、パ
ネル3の有効部1の内面33は曲率を持ち、有効領域の
中央から有効領域端までの距離を、長軸X方向ではLP
H、短軸Y方向ではLPV、また、中央部に対する管軸
Z方向に沿った落ち込み量を、有効領域の長軸端でZP
H、短軸端でZPVとすると、ZPH/LPH ≦ 0.
050 あるいは、ZPV/LPV ≦ 0.050の少
なくとも一方を満たすように形成されている。
【0021】好ましくは、パネル3の有効部中央の透過
率を40〜60%とし、この有効部1中央の肉厚をT
c、蛍光体スクリーン5の有効径端での肉厚をTdとす
るとき、これらTc、Tdが、 Td/Tc < 2.5
の関係に設定されている。
【0022】図1および図3(a)ないし3(c)に示
すように、シャドウマスク6は、マスク本体15および
マスク本体の周縁部に設けられたマスクフレーム17を
備えている。マスク本体15は、マスク面13およびマ
スク面の周縁に沿って設けられたスカート部14を有し
ている。マスク面13は、多数の電子ビーム通過孔11
形成されたほぼ矩形状の有効部20および有効部の周囲
に位置した無孔部22を有し、面蛍光体スクリーン5と
対向しパネル3の有効部1内面に対応した曲面に形成さ
れる。電子ビーム通過孔11は、3色蛍光体層に対し
て、電子銃7から放出された3電子ビーム9B,9G,
9Rを選別する。マスクフレーム17はほぼ矩形状に形
成され、マスク本体15のスカート部14に固定されて
いる。
【0023】そして、シャドウマスク6は、マスクフレ
ーム17に取付けられた弾性支持体18をパネル3のス
カート部2に設けられたスタッドピン19に係止するこ
とによりパネル3の内側に支持されている。
【0024】また、マスク本体15のマスク面13は、
長軸Xの両側に位置した一対の長辺と、短軸Yの両側に
位置した一対の短辺とを有し、同様に、スカート部14
は、それぞれマスク面13の長辺に沿って延びた一対の
長側壁14aと、それぞれ有効面13の短辺に沿って延
びた一対の短側壁14bと、を有している。更に、マス
クフレーム17は、それぞれスカート部14の長側壁1
4aの外側に設けられた一対の長側壁17aと、それぞ
れスカート部14の長側壁14bの外側に設けられた一
対の長側壁17bと、を備えている。
【0025】そして、本実施の形態において、マスク面
13の一対の長辺、スカート部14の一対の長側壁14
aおよびマスクフレーム17の一対の長側壁17aは、
それぞれ中央が外方に突出した凸曲面形状に形成されて
いる。同様に、マスク面13の一対の短側壁14bおよ
びマスクフレーム17の短側壁17bは、それぞれ中央
が外方に突出した凸曲面形状に形成されている。
【0026】より詳細に述べると、マスク面13の各長
辺およびスカート部14の長側壁14aは、短軸Y上の
点から角部に向かって曲率を有し、また、マスク面13
の各短辺およびスカート部14の短側壁14bは、長軸
X上の点から角部に向かって曲率を有し、それぞれ以下
の関係を満たす凸曲状に形成されている。YML/LM
L ≦ 0.015 XMS/LMS ≦ 0.015こ
こで、LMLは、有効部20の短軸Yから対角端までの
距離、LMSは有効部20の長軸Xから対角端までの距
離、YMLはマスク面13の各長辺およびスカート部1
4の長側壁14aの短軸Y上の点から対角軸端までの短
軸Yに平行な方向に沿った落ち込み量、XMSはマスク
面13の各短辺およびスカート部14の短側壁14bの
長軸X上の点から対角軸端までの長軸Xに平行な方向に
沿った落ち込み量をそれぞれ示している。
【0027】また、マスクフレーム17の長側壁17a
は、短軸Y上の点から角部に向かって曲率を有し、更
に、マスクフレーム17の短側壁17bは、長軸X上の
点から角部に向かって曲率を有し、それぞれ以下の関係
を満たす凸曲状に形成されている。YFL/LFL ≦
0.015 XFS/LFS ≦ 0.015ここで、
LFLは、有効部20の短軸Yから対角軸端までの距
離、LFSは有効部20の長軸Xから対角軸端までの距
離、YFLは長側壁17aの短軸Y上の点から対角軸端
までの短軸Yに平行な方向に沿った落ち込み量、XFS
は短側壁17bの長軸X上の点から対角軸端までの長軸
Xに平行な方向に沿った落ち込み量をそれぞれ示してい
る。
【0028】上記のように構成されたパネル3およびシ
ャドウマスク6を備えたカラー陰極線管によれば、視認
性の向上を目的としてパネル1の有効部3外面の曲率を
小さくして平面に近い形状にし、かつ、有効部内面およ
びシャドウマスク6のマスク面13の曲率が小さくした
場合でも、カラー陰極線管の製造工程や成品の輸送時な
どに加わる衝撃や振動などによるマスク本体の変形を防
止できるとともに、テレビセットに組込まれた場合、ス
ピーカーかちの音声との共振によるビームランディング
ずれがもたらす色純度の劣化を軽減でき、かつ視認性を
向上させることができる。
【0029】以下、本実施の形態に係るカラー陰極線管
を、パネルの対角有効径が60cm、アスペクト比が4:
3、パネルの有効部外面の曲率半径が10m、有効部内
面が若干の曲率を有する曲面からなるほぼ平坦なカラー
陰極線管に適用した場合について説明する。
【0030】上記のようにパネル3の有効部1外面の曲
率半径が10mと平坦なパネルに組合わされるシャドウ
マスク6において、マスク本体15の長辺、スカート部
14の長側壁14a、およびマスクフレーム17の長側
壁17aはそれぞれ中央が外方に突出した曲率をもつ凸
状に形成され、その落ち込み率をYML/LML、YF
L/LFLとする。
【0031】マスク本体15の短辺、スカート部14の
短側壁14b、およびマスクフレーム17の短側壁17
bはそれぞれ中央が外方に突出した曲率をもつ凸状に形
成され、その落ち込み率をXMS/LMS、XFS/L
FSとする。
【0032】この場合、これらの落ち込み率は以下のよ
うに設定されている。 YML/LML = YFL/LFL = 0.022 XMS/LMS = XFS/LFS = 0.031 このようにマスク本体15の長辺側および短辺側を上述
した凸曲状に形成した場合、マスク面13の曲率が小さ
いシャドウマスクでも、その強度を高めてマスク面の変
形を防止できる。従って、カラー陰極線管製造工程や成
品輸送時におけるシャドウマスクの変形を防止し、更
に、テレビセットに組込まれた際、シャドウマスクとス
ピーカーからの音声との共振を低減し、ビームランディ
ングずれに基づく色純度の劣化を軽減することができ
る。
【0033】すなわち、マスク本体15単体に外部衝撃
が加わった場合、図4(a)に示すように、スカート部
の長側壁14a´、14b´がほぼ曲率0、すなわち落
ち込み率0である従来のマスク本体15aでは、破線で
示したように、スカート部の長側壁14a´、14b´
が大きく変位し、これに伴ってマスク面13aが大きく
変形する。
【0034】これに対して、図4(b)に示すように、
本実施の形態に係るマスク本体15のように、マスク面
13の長辺、短辺、並びにスカート部14の長側壁14
aおよび短側壁14bを上述した落ち込み率を有した凸
状曲面にすると、破線で示したように、長側壁14aお
よび短側壁14bの変位が軽減され、それに伴い、マス
ク面13の変形も軽減される。従って、カラー陰極線管
の製造工程や成品になったのちのマスク本体15の変形
を抑制し、3色蛍光体層に対するビームランディングの
ずれによる色純度の劣化を軽減することができる。
【0035】また、上記従来のマスク本体15aのマス
ク面13a、および本実施の形態に係るマスク本体15
のマスク面13に同一荷重を加えた場合、図5に曲線A
(本実施の形態)、曲線B(従来)で示すように、本実
施の形態に係るマスク本体では、従来のマスク本体に比
較して長軸X上での変位量を小さくすることができる。
特に、本実施の形態によれば、変位量が最も大きく、色
純度が劣化しやすい長軸中間部でマスク面の変位量を大
幅に小さくすることができる。
【0036】同様に、上記従来のマスク本体15aのマ
スク面13a、および本実施の形態に係るマスク本体1
5のマスク面13に同一荷重を加えた場合、図6に曲線
A(本実施の形態)、曲線B(従来)で示すように、本
実施の形態に係るマスク本体では、従来のマスク本体に
比較して短軸Y上での変位量を小さくすることができ
る。特に、本実施の形態によれば、変位量が最も大き
く、色純度が劣化しやすい短軸中間部でマスク面の変位
量を大幅に小さくすることができる。
【0037】このようにマスク本体の変形を低減するこ
とにより、蛍光体スクリーンの蛍光体層に対する電子ビ
ームのランディングずれを低減し、色純度の劣化を効果
的に防止することができる。
【0038】また、マスク本体15の機械的強度の改善
にともない、図2に示したように、パネル3の有効部1
内面の有効領域長軸端における落ち込み率ZPH/LP
Hを0.026、有効領域短軸端における落ち込み率Z
PV/LPVを0.044に設定することができる。そ
れにより、パネル3の長軸X方向の視野角を大きくする
ことができる。また、短軸Y上の落ち込み率に影響され
る、パネル周辺部での蛍光灯などからの外光の反射を、
大幅に軽減できる。
【0039】更に、このようなパネル3について、これ
を構成するガラスの透過率を50%とし、有効部中央の
肉厚を12.0mm、周辺部の肉厚を25.0mmとし
た場合、十分なコントラストを保ったまま、蛍光体スク
リーン5の中央から周辺部まで輝度を均一にすることが
でき、視覚的に極めて良好なカラー陰極線管を得ること
ができた。
【0040】パネル3の中央部の厚さTcと周辺部の厚
さTdとの比が異なる種々のパネルについて調査した。
その結果、以下の表1に示すように、各パネルにおける
黒均一性および輝度均一性の関係(○:良、△:やや
良、×:不良)を考慮すると、パネルの肉厚Tc、Td
の比は、 Td/Tc < 2.5 に設定することが視角的に好ましい。また、透過率を4
0〜60%に設定するとよいことが判明した。
【0041】
【表1】
【0042】なお、上述した実施の形態では、マスク本
体15の長辺側および短辺側の両方を外側に向かって凸
曲状となるように形成したが、長辺側および短辺側の少
なくとも一方を凸曲状に形成した場合でも、マスク面1
3の強度を向上することができる。
【0043】図7(a)ないし図7(c)に示すよう
に、この発明の第2の実施の形態に係るシャドウマスク
6によれば、マスク面13の各長辺およびスカート部1
4の各長側壁14aは直線および平面に形成され、マス
ク面13の各短辺およびスカート部14の各短側壁14
bのみが、その中央が外方に突出した凸曲状に形成され
ている。また、マスクフレーム17も同様に、長側壁1
7aは平面に形成され、短側壁17bはその中央が外側
に突出した凸曲面に形成されている。
【0044】他の構成は上述した第1の実施の形態と同
一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその
詳細な説明を省略する。
【0045】このようなマスク本体15において、マス
ク面13の短辺およびスカート部14の短側壁14bの
落ち込み率(XMS/LMS)を0.020とした場
合、マスク本体の自重によるマスク面13の長軸X上落
ち込み率と長軸上中間部での曲面変位量との関係は、図
8(a)に示す曲線26のようになる。この図からわか
るように、マスク面13の落ち込み率が小さくなるに従
って有効面の変形量が大きくなる。なお、図8(a)は
落ち込み率を表しているが、平均曲率の変化との関係を
示すと図8(b)に示すようになり、変形量は同様の曲
線26’を描く。
【0046】また、マスク本体15について、マスク面
13の長軸X上落ち込み率を0.043とした場合、ス
カート部14の短側壁14bの曲率と、マスク面の長軸
X上中間部での曲面変位量と、の関係は図9に示す曲線
27のようになる。この図からわかるように、短側壁1
4bの落ち込み率を0.015以上にすることによりマ
スク効面13の曲面変位を抑制して、色純度の劣化を効
果的に低減することができる。
【0047】第2の実施の形態に係るシャドウマスク6
では、マスク面13の長辺を直線状、スカート部14の
長側壁14aを平面とし、マスク面の短辺およびスカー
ト部の短側壁14bを中央が外方に突出した凸曲状とし
たが、マスク面13の長辺およびスカート部の長側壁を
中央部が外方に突出した凸曲状とし、マスク面の短辺お
よびスカート部の短側壁を直線および平面としても良
い。この場合でも、図10に長側壁の曲率とマスク面の
曲面変位量との関係を曲線28で示すように、上述した
第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0048】したがって、マスク本体15の長辺側およ
び短辺側のいずれか一方のみを凸曲状とするシャドウマ
スクでも、その曲率を適切に設定することにより、曲率
の小さいマスク面の曲面変位を抑制して、色純度の劣化
を効果的に低減することができる。
【0049】また、上述したマスク本体15に対応して
パネル3の有効部1内面の短軸Y上の落ち込み率(LP
V/ZPV)を0.039にした結果、有効部1内面の
外光反射を目に入りにくくすることができた。
【0050】一般的なテレビの視聴条件である画面から
視聴者までの距離を2m、画面中央からの蛍光灯までの
位置を水平方向3m、高さ方向1.5mに設定した状態
で、パネル3の有効部1内面での外光反射を調べたとこ
ろ、パネル3の有効部1内面の曲率と目に入る蛍光灯の
反射像の位置(短軸Yに沿った画面中央からの距離)と
の関係は、図11に示す曲線30のようになった。
【0051】この場合、図12に示すように、画面31
に映る蛍光灯の反射像32は、パネル3の有効部1内面
が曲率を持っていても落ち込み率が0.044程度以下
であれば、画面の短軸Y方向の有効径Veの外側になる
ため、目への入射が減少するか、あるいは無くなる。
【0052】なお、この画面への外光の映込みは、画面
有効径がさらに大きい場合は、よりきびしい条件となる
が、パネル3の有効部1内面の曲率が小さく、落ち込み
率が0.044程度以下であれば、外光の映込みによる
目の疲労は、大幅に軽減する。
【0053】上述した第1および第2の実施の形態にお
いて、シャドウマスク6のマスクフレーム17は、マス
ク本体15のスカート部14に合わせた形状としたが、
スカード部の長側壁14aおよび短側壁14bは、それ
ぞれ平面状に形成しても良い。
【0054】図13(a)ないし図13(c)に示すよ
うに、この発明の第3実施の形態に係るシャドウマスク
6によれば、マスク面13の長辺および短辺、並びにス
カート部14の長側壁14aおよび短側壁14bは、そ
れぞれその中央部が外側に突出した凸曲状に形成されて
いる。これに対して、マスクフレーム17の長側壁17
aおよび短側壁17bはいずれも直線状に形成されてい
る。そして、マスク本体15は、スカート部14の各長
側壁14a中央部、各短側壁14b中央部、およびスカ
ート部の各コーナー部で、マスクフレーム17に固定さ
れている。
【0055】他の構成は、前述した第1の実施の形態と
同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。このように構成されたシャド
ウマスク6を用いた場合でも、マスク本体15の長辺側
あるいは短辺側の少なくとも一方が、その中央部を外側
に凸とする曲率をもち、落ち込み率を0.044以上に
することにより、前述した実施の形態と同様の作用効果
をもつシャドウマスクとすることができる。従って、マ
スク面13の曲面変位を抑制して、色純度の劣化を効果
的に低減することができる。
【0056】近年、シャドウマスクは、軽量化するた
め、マスクフレームの板厚を薄くし、その結果生ずる機
械的強度の劣化を補うため、このマスクフレームの対角
軸付近に弾性支持体を取付けて支持するものが多くない
る。このようなシャドウマスクに上記シャドウマスク6
を適用した場合、大きな効果が得られる。例えば、板厚
0.5mmと薄くしたマスクフレーム17に約10Gの
衝撃を加えた場合、約20%変形を改善することができ
た。なお、この発明は上述した実施の形態に限定される
ことなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のことから、この発明によれば、パ
ネルの有効部外面の曲率を小さくして平面に近い形状と
し、それにともなってマスク本体の有効面の曲率が小く
した場合でも、製造工程や成品の輸送時などに加わる衝
撃や振動によるマスク本体の変形、およびテレビセット
に組込まれ際のスピーカーからの音声とマスク本体との
共振を低減し、ビームランディングずれに起因する色純
度の劣化を軽減でき、かつ視認性の良好なカラー陰極線
管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るカラー陰極線管を
示す断面図。
【図2】上記カラー陰極線管のパネルの内面形状を模式
的に示す斜視図。
【図3】上記カラー陰極線管のシャドウマスクを示す平
面図、上記シャドウマスクの長軸Xに沿った断面図、お
よび上記シャドウマスクの短軸Yに沿った断面図。
【図4】従来のシャドウマスクの変形状態を模式的に示
す斜視図、および上記本実施の形態に係るシャドウマス
クの変形状態を模式的に示す斜視図。
【図5】上記従来および本実施の形態に係るシャドウマ
スクのマスク本体にそれぞれ同一荷重を加えた場合の、
長軸に沿ったマスク中心からの距離とマスク面の曲面変
位量との関係を示す図。
【図6】上記従来および本実施の形態に係るシャドウマ
スクのマスク本体にそれぞれ同一荷重を加えた場合の、
短軸に沿ったマスク中心からの距離とマスク面の曲面変
位量との関係を示す図。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係るカラー陰極
線管のシャドウマスクを示す平面図、上記シャドウマス
クの長軸Xに沿った断面図、および上記シャドウマスク
の短軸Yに沿った断面図。
【図8】上記第2の実施の形態におけるマスク本体のマ
スク面長軸上での落ち込み率とマスク面の曲面変位量と
の関係を示す図、および上記第2の実施の形態における
マスク本体の長軸上のマスク平均曲率とマスク面の曲面
変位量との関係を示す図。
【図9】上記第2の実施の形態におけるマスク本体の短
側壁の落ち込み率とマスク面の曲面変位量との関係を示
す図。
【図10】上記第2の実施の形態におけるマスク本体の
長側壁の落ち込み率とマスク面の曲面変位量との関係を
示す図。
【図11】上記第2の実施の形態におけるパネルの有効
部内面の落ち込み率と画面上に写る蛍光灯の反射像との
関係を示す図。
【図12】画面上に写る蛍光灯の反射像を概略的に示す
図。
【図13】この発明の第3実施の形態に係るカラー陰極
線管のシャドウマスクを示す平面図、上記シャドウマス
クの長軸Xに沿った断面図、および上記シャドウマスク
の短軸Yに沿った断面図。
【符号の説明】
1…有効部 3…パネル 4…ファンネル 5…蛍光体スクリーン 6…シャドウマスク 7…真空外囲器 10…電子銃 13…マスク面 14a、17a…長側壁 14b、17b…短側壁 15…マスク本体 16…マスクフレーム
フロントページの続き (72)発明者 井上 雅及 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 5C031 EE01 EE15 EH04 EH06 5C032 AA02 BB06 BB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ平坦な外面、および蛍光体スクリーン
    が形成された内面と、管軸と直交しているとともに互い
    に直交する長軸および短軸と、を有したほぼ矩形状のパ
    ネルを備えた真空外囲器と、 上記蛍光体スクリーンに対向して上記真空外囲器内に設
    けられたシャドウマスクと、 上記真空外囲器内に設けられ、上記シャドウマスクを介
    して上記蛍光体スクリーンに電子ビームを照射する電子
    銃と、を備え、 上記シャドウマスクは、蛍光体スクリーンに対向してい
    るとともに複数の電子ビーム通過孔が形成された有効部
    を有したほぼ矩形状のマスク面およびマスク面の周縁に
    沿って延びたスカート部を有したマスク本体と、上記マ
    スク本体のスカート部に取付けられたほぼ矩形状のマス
    クフレームと、を備え上記パネルの内面は曲率を持った
    有効領域を有し、有効領域の中央から有効領域端までの
    距離を、長軸方向ではLPH、短軸方向ではLPV、ま
    た、有効領域の中央部に対する管軸方向に沿った落ち込
    み量を、有効領域の長軸端でZPH、短軸端でZPVと
    すると、上記パネル内面は、 ZPH/LPH ≦ 0.050 あるいは ZPV/L
    PV ≦ 0.050の少なくとも一方を満たすように形
    成され、 上記マスク面は、上記長軸の両側に位置した一対の長辺
    と、上記短軸の両側に位置した一対の短辺と、を有し、
    マスク面の有効部の短軸から対角端までの距離をLM
    L、有効部の長軸から対角端までの距離をLMS、マス
    ク面の長辺の短軸上の点から対角軸端までの短軸に平行
    な方向に沿った落ち込み量をYML、マスク面の短辺の
    長軸上の点から対角軸端までの長軸Xに平行な方向に沿
    った落ち込み量をXMSとした場合、各長辺および各短
    辺の少なくとも一方は、その中央部が外側に突出した曲
    線に形成され、 YML/LML ≦ 0.015 あるいは XMS/L
    MS ≦ 0.015の少なくとも一方の関係を満たして
    いることを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】上記パネルは、上記有効部中央の透過率を
    40〜60%とし、この有効部中央の肉厚をTc、上記
    蛍光体スクリーンの有効径端でのパネルの肉厚をTdと
    するとき、Td/Tc < 2.5を満たすように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極
    線管。
  3. 【請求項3】上記マスクフレームは、上記長軸の両側に
    位置した一対の長側壁と、上記短軸の両側に位置した一
    対の短側壁と、を有し、 上記マスク面の有効部の短軸から対角端までの距離をL
    FL、上記有効部の長軸から対角端までの距離をLF
    S、上記長側壁の短軸上の点から対角軸端までの短軸に
    平行な方向に沿った落ち込み量をYFL、上記短側壁の
    長軸上の点から対角軸端までの長軸Xに平行な方向に沿
    った落ち込み量をXFSとした場合、各長側壁および各
    短側壁の少なくとも一方は、その中央部が外側に突出し
    た凸曲面に形成され、 YFL/LFL ≦ 0.015 あるいは XFS/L
    FS ≦ 0.015の少なくとも一方の関係を満たして
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー陰
    極線管。
  4. 【請求項4】ほぼ平坦な外面、および蛍光体スクリーン
    が形成された内面と、管軸と直交しているとともに互い
    に直交する長軸および短軸と、を有したほぼ矩形状のパ
    ネルを備えた真空外囲器と、 上記蛍光体スクリーンに対向して上記真空外囲器内に設
    けられたシャドウマスクと、 上記真空外囲器内に設けられ、上記シャドウマスクを介
    して上記蛍光体スクリーンに電子ビームを照射する電子
    銃と、を備え、 上記シャドウマスクは、蛍光体スクリーンに対向してい
    るとともに複数の電子ビーム通過孔が形成された有効部
    を有したほぼ矩形状のマスク面およびマスク面の周縁に
    沿って延びたスカート部を有したマスク本体と、上記マ
    スク本体のスカート部に取付けられたほぼ矩形状のマス
    クフレームと、を備え上記パネルの内面は曲率を持った
    有効領域を有し、有効領域の中央から有効領域端までの
    距離を、長軸方向ではLPH、短軸方向ではLPV、ま
    た、有効領域の中央部に対する管軸方向に沿った落ち込
    み量を、有効領域の長軸端でZPH、短軸端でZPVと
    すると、上記パネル内面は、 ZPH/LPH ≦ 0.050 あるいは ZPV/L
    PV ≦ 0.050の少なくとも一方を満たすように形
    成され、 上記マスクフレームは、上記長軸の両側に位置した一対
    の長側壁と、上記短軸の両側に位置した一対の短側壁
    と、を有し、 上記マスク面の有効部の短軸から対角端までの距離をL
    FL、上記有効部の長軸から対角端までの距離をLF
    S、上記長側壁の短軸上の点から対角軸端までの短軸に
    平行な方向に沿った落ち込み量をYFL、上記短側壁の
    長軸上の点から対角軸端までの長軸Xに平行な方向に沿
    った落ち込み量をXFSとした場合、各長側壁および各
    短側壁の少なくとも一方は、その中央部が外側に突出し
    た凸曲面に形成され、 YFL/LFL ≦ 0.015 あるいは XFS/L
    FS ≦ 0.015の少なくとも一方の関係を満たして
    いることを特徴とするカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】上記パネルは、上記有効部中央の透過率を
    40〜60%とし、この有効部中央の肉厚をTc、上記
    蛍光体スクリーンの有効径端でのパネルの肉厚をTdと
    するとき、Td/Tc < 2.5を満たすように形成さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載のカラー陰極
    線管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468421B1 (ko) * 2003-01-23 2005-01-27 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 칼라 음극선관
CN100454146C (zh) * 2003-06-06 2009-01-21 株式会社Orc制作所 曝光装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468421B1 (ko) * 2003-01-23 2005-01-27 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 칼라 음극선관
CN100454146C (zh) * 2003-06-06 2009-01-21 株式会社Orc制作所 曝光装置

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