JP2002005898A - 渦電流探傷システム及び渦電流探傷方法 - Google Patents

渦電流探傷システム及び渦電流探傷方法

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JP2002005898A JP2000186944A JP2000186944A JP2002005898A JP 2002005898 A JP2002005898 A JP 2002005898A JP 2000186944 A JP2000186944 A JP 2000186944A JP 2000186944 A JP2000186944 A JP 2000186944A JP 2002005898 A JP2002005898 A JP 2002005898A
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Seiichi Kawanami
精一 川浪
Masaaki Kurokawa
政秋 黒川
Masatake Azuma
正剛 東
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】渦電流探傷を迅速に行うことのできる渦電流探
傷システム及び渦電流探傷方法を提供する。 【解決手段】遠隔地に存在する検査現場1に設置された
制御端末装置10とセンタ2に設置されたサーバ20と
がネットワーク3によって接続された渦電流探傷システ
ムであって、制御端末装置10は、この制御端末装置1
0に接続された、渦電流探傷するための渦電流探傷装置
5から得られた探傷データをネットワークを3介してサ
ーバ20に送信し、サーバ20は、ネットワーク3から
受信された探傷データを分析して評価を行う、ように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渦電流探傷システ
ム及渦電流探傷方法に関し、特に被探傷物を遠隔地から
探傷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原子力発電プラントの一部を構成
する蒸気発生器伝熱管は、定期点検毎に、非破壊検査の
一手法である渦電流探傷によって検査されている。この
検査においては、検査員は、渦電流探傷装置を携行して
遠隔地に存在する検査現場に赴く。そして、渦電流探傷
装置に、指示された探傷条件を設定した後、この渦電流
探傷装置に装備されている探傷用プローブを用いて蒸気
発生器伝熱管の探傷を行う。
【0003】この探傷によって得られた探傷データは、
ファクシミリ、郵便等で管理・分析センタに送られる。
管理・分析センタには評価者(エキスパート)が待機し
ており、評価者は、受け取った探傷データを分析・評価
し、欠陥の有無を判断する。検査現場では、この判断結
果に基づいて、更に精密な探傷や部品の交換等が行われ
る。
【0004】なお、渦電流探傷装置そのものについて
は、例えば特開平9−171003号公報、特開平10
−2883号公報、特公昭58−41463号公報、特
公昭58−11571号公報等に開示されており、周知
であるので、本明細書では詳細な説明は省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の渦電流探傷方法では、検査現場と管理・分析セ
ンタとの間の情報の送受はファクシミリや郵便を用いて
行っているため、探傷条件の指示ミスや設定ミスがあっ
たり、不良の探傷用プローブを用いて探傷を行った場合
に、そのような事実は相当期間が経過した後にしか明ら
かにならない。そこで、検査現場と管理・分析センタと
の間の情報の送受を迅速に行うことが望まれている。
【0006】また、1つの原子力発電プラントで使用さ
れる蒸気発生器伝熱管は、数千本にも及ぶので、渦電流
探傷装置から得られる探傷データは膨大な量になる。従
って、検査現場で発生した膨大な量の探傷データを管理
・分析センタに短時間で送ることのできる方法やシステ
ムが望まれている。
【0007】更に、検査現場から得られた探傷データを
評価者が単独で評価するには困難を伴う場合が多く、評
価を効率的に行うことができないという問題もある。
【0008】本発明は、上述した要請に答えると共に上
述した問題を解消するためになされたものであり、その
第1の目的は、渦電流探傷を迅速に行うことのできる渦
電流探傷システム及び渦電流探傷方法を提供することに
ある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、検査現場に
おける渦電流探傷によって得られたデータを短時間でセ
ンタに送ることのできる渦電流探傷システム及び渦電流
探傷方法を提供することにある。
【0010】更に、本発明の第3の目的は、渦電流探傷
によって得られたデータの評価を効率的に行うことので
きる渦電流探傷システム及び渦電流探傷方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る渦電流探傷システムは、上記第1の目的を達成するた
めに、遠隔地に存在する検査現場に設置された制御端末
装置とセンタに設置されたサーバとがネットワークによ
って接続された渦電流探傷システムであって、前記制御
端末装置は、該制御端末装置に接続された、渦電流探傷
するための探傷手段から得られた探傷データを前記ネッ
トワークを介して前記サーバに送信し、前記サーバは、
前記ネットワークから受信された前記探傷データを分析
して評価を行う、ように構成されている。
【0012】この渦電流探傷システムによれば、検査現
場の制御端末装置とセンタのサーバとがネットワークを
介して接続されているので、制御端末装置からセンタへ
の探傷データの送信をリアルタイムに行うことができ
る。その結果、探傷データの分析によって探傷条件の指
示ミスや設定ミス、不良の探傷用プローブを用いて探傷
が行われたこと等がリアルタイムで判断できるので、渦
電流探傷を迅速に行うことができる。
【0013】また、本発明の第1の態様に係る渦電流探
傷システムは、上記第2の目的を達成するために、前記
制御端末装置に、前記探傷手段からの探傷データをスク
リーニングするためのスクリーニング手段を更に備え、
該スクリーニング手段によってスクリーニングされた探
傷データを前記ネットワークを介して前記サーバに送信
するように構成できる。
【0014】この渦電流探傷システムによれば、探傷手
段からの探傷データは、スクリーニングによって探傷デ
ータの数が減らされた後にネットワークを介してサーバ
に送信されるので、短時間で探傷データをサーバに送信
することができる。その結果、渦電流探傷のリアルタイ
ム性が向上する。
【0015】また、本発明の第1の態様に係る渦電流探
傷システムは、上記第2の目的を達成するために、前記
制御端末装置に、前記探傷手段からの探傷データを圧縮
するデータ圧縮手段を更に備え、該データ圧縮手段によ
って圧縮された探傷データを前記ネットワークを介して
前記サーバに送信するように構成できる。
【0016】この渦電流探傷システムによれば、探傷手
段からの探傷データは、圧縮されることによりデータの
数が減らされた後にネットワークを介してサーバに送信
されるので、短時間で探傷データをサーバに送信するこ
とができる。その結果、渦電流探傷のリアルタイム性が
向上する。
【0017】また、本発明の第1の態様に係る渦電流探
傷システムは、上記第3の目的を達成するために、前記
ネットワークに接続された、前記サーバにアクセス可能
な端末装置、を更に備え、前記端末装置によって前記サ
ーバで行われた前記探傷データの分析結果を評価するよ
うに構成できる。
【0018】この渦電流探傷システムによれば、センタ
に待機している評価者のみならず、他場所に居る評価者
も探傷データの評価に参加することができるので、評価
を効率的に行うことができる。また、複数の評価者によ
って探傷データの評価が行われるので評価の精度が向上
する。
【0019】また、本発明の第2の態様に係る渦電流探
傷方法は、上記第1の目的を達成するために、遠隔地に
存在する検査現場とセンタとをネットワークによって接
続して渦電流探傷行う渦電流探傷方法であって、前記検
査現場では、渦電流探傷を行うことにより得られた探傷
データを前記ネットワークを介して前記センタに送信
し、前記センタでは、前記ネットワークから受信された
前記探傷データを分析して評価を行う、ように構成され
ている。
【0020】また、本発明の第2の態様に係る渦電流探
傷方法は、上記第2の目的を達成するために、前記検査
現場では、前記探傷データをスクリーニングし、該スク
リーニングされた探傷データを前記ネットワークを介し
て前記センタに送信するように構成できる。また、前記
検査現場では、前記探傷データを圧縮し、該圧縮された
探傷データを前記ネットワークを介して前記センタに送
信するように構成できる。更に、本発明の第2の態様に
係る渦電流探傷方法は、上記第3の目的を達成するため
に、前記ネットワークを介して前記センタにアクセス
し、前記センタで行われた前記探傷データの分析結果を
評価するように構成できる。
【0021】この本発明の第2の態様に係る渦電流探傷
方法によっても、上述した第1の態様に係る渦電流探傷
システムと同様の作用・効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。以下では、本発明の
渦電流探傷システム及び渦電流探傷方法が、原子力発電
プラントに適用される場合を例に挙げて説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る渦電流探傷システムの構成を示す図であ
る。この渦電流探傷システムは、検査現場1、管理・分
析センタ2及びこれらを接続するネットワーク3から構
成されている。
【0024】検査現場1は原子力発電プラントが設置さ
れている場所であり、通常、遠隔地に存在する。この検
査現場1には、検査員が携行した制御端末装置10及び
渦電流探傷装置5が設置される。
【0025】制御端末装置10は、例えばワークスステ
ーション、パーソナルコンピュータ等で構成することが
できる。この制御端末装置10は、渦電流探傷装置5に
制御信号を送ることにより該渦電流探傷装置5を制御す
ると共に、この渦電流探傷装置5から得られる探傷デー
タを取り込む。また、この制御端末装置10は、ネット
ワーク3を介して管理・分析センタ2のサーバ20との
間で情報の送受を行う。
【0026】渦電流探傷装置5は、コントローラ11、
ロボット12及び探傷器データ収集装置13から構成さ
れている。コントローラ11は、制御端末装置10から
の制御信号に応答してロボット12及び探傷器データ収
集装置13を制御する。
【0027】ロボット12は、複数の探傷用プローブ
(図示は省略する)を備えている。このロボット12
は、コントローラ11から制御信号として送られてくる
探傷アドレス、プローブ番号等に応じて蒸気発生器伝熱
管14に探傷用プローブを順次挿入する。そして、この
探傷用プローブが挿入された状態で、蒸気発生器伝熱管
14の渦電流探傷が行われる。各探傷用プローブから得
られた探傷データは探傷器データ収集装置13に送られ
る。
【0028】探傷器データ収集装置13は、ロボット1
2からの探傷データを収集して記憶する。この探傷器デ
ータ収集装置13に収集された探傷データは、所定のデ
ータ量になる毎に制御端末装置10に送られる。
【0029】管理・分析センタ2にはサーバ20が設置
されている。そして、渦電流探傷が行われる時は、この
管理・分析センタ2には評価者が待機する。
【0030】このサーバ20には、分析システム21が
接続されている。この分析システム21は、例えばエン
ジニアリングワークステーション(EWS)で構成する
ことができる。この分析システム21では、例えば一次
分析及び詳細分析が行われる。また、この分析システム
21には、検査現場1から受け取った探傷データや分析
結果を記憶するデータベース22が接続されている。
【0031】また、ネットワーク3は、インターネット
(WWW)を使用することができる。この場合、通信プ
ロトコルとしては、例えばTCP/IPを用いることが
できる。なお、ネットワーク3としては、インターネッ
ト(WWW)に限らず、特定のサイトに存在する情報を
複数人が参照できるような種々のネットワークを使用す
ることができる。
【0032】次に、以上のように構成される本発明の実
施の形態1に係る渦電流探傷システムの動作を説明す
る。
【0033】原子力発電プラントの蒸気発生器伝熱管1
4の渦電流探傷を行う際は、検査現場1に制御端末装置
10及び渦電流探傷装置5が設置される。そして、管理
・分析センタ2は、ネットワーク3を介して探傷アドレ
ス、プローブ番号、探傷条件等の情報を検査現場1の制
御端末装置10に送信する。
【0034】この情報を受け取った制御端末装置10
は、渦電流探傷装置5に探傷条件に従った渦電流探傷を
開始させる。即ち、制御端末装置10は、コントローラ
11に制御信号を送ることによりロボット12を動作さ
せ、プローブ番号で指定される探傷用プローブを探傷ア
ドレスで指定される蒸気発生器伝熱管14に挿入し、渦
電流探傷を実行する。
【0035】そして、ロボット12は、この渦電流探傷
により探傷用プローブから得られた探傷データを探傷器
データ収集装置13に送る。探傷器データ収集装置13
は、ロボット12から得られる探傷データを順次記憶
し、一定量の探傷データが蓄積されたら制御端末装置1
0に送る。
【0036】制御端末装置10は、探傷器データ収集装
置13から受け取った探傷データを、順次ネットワーク
3を介して管理・分析センタ2のサーバ20に送信す
る。
【0037】管理・分析センタ2では、検査現場1から
受け取った探傷データを、分析システム21を用いて分
析する。この分析システム21では、大まかな探傷結果
を得るための一次分析及び詳細な探傷結果を得るための
詳細分析が行われる。そして、分析に使用した探傷デー
タ(検査現場1から受け取ったデータ)及び分析結果を
データベース22に登録する。
【0038】管理・分析センタ2に待機している評価者
(エキスパート)は、上記分析結果を参照して評価を行
う。即ち、探傷箇所に欠陥が存在するかどうかを判断
し、欠陥が存在する疑いがあれば更に詳細な探傷を実行
するように、ネットワーク3を介して検査現場1に指示
する。また、欠陥が存在することが明らかであればその
蒸気発生器伝熱管14を交換するように、ネットワーク
3を介して検査現場1に指示する。
【0039】以上説明したように、この実施の形態1に
係る渦電流探傷システムによれば、検査現場1の制御端
末装置10と管理・分析センタ2のサーバ20とがネッ
トワーク3を介して接続されているので、制御端末装置
10から管理・分析センタ2への探傷データの送信、及
び管理・分析センタ2から検査現場1の制御端末装置1
0への探傷アドレス、プローブ番号、探傷条件等の情報
の送信をリアルタイムに行うことができる。その結果、
探傷データの分析によって探傷条件の指示ミスや設定ミ
ス、不良の探傷用プローブを用いて探傷が行われたこと
等がリアルタイムで判断できると共に、検査現場1への
各種指示をリアルタイムで行うことができるので、渦電
流探傷を迅速に行うことができる。また、検査現場1に
おける探傷状況を管理・分析センタ2から一元的且つ効
率的に管理することが可能になる。
【0040】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る渦電流探傷システムは、渦電流探傷装置から得られ
る探傷データを圧縮して制御端末装置に送るようにした
ものである。
【0041】図2は、本発明の実施の形態2に係る渦電
流探傷システムの構成を示す図である。この渦電流探傷
システムでは、図1に示した実施の形態1に係る渦電流
探傷システムの検査現場1にデータ圧縮装置15が追加
され、管理・分析センタ2にデータ復元装置23が追加
されている。
【0042】データ圧縮装置15は、例えばハードウェ
アで構成されたデータ圧縮専用ボード又はパーソナルコ
ンピュータで構成することができる。このデータ圧縮装
置15は、渦電流探傷装置5の探傷器データ収集装置1
3からの探傷データを圧縮して制御端末装置10に供給
する。このデータ圧縮装置15で使用される圧縮アルゴ
リズムとしては、周知の種々のアルゴリズムを用いるこ
とができる。
【0043】また、データ復元装置23は、例えばハー
ドウェアで構成されたデータ復元専用ボード又はパーソ
ナルコンピュータで構成することができる。このデータ
復元装置23は、サーバ20からの圧縮された探傷デー
タを復元(伸長)して分析システム21に供給する。こ
のデータ復元装置23で使用される伸長アルゴリズムと
しては、上記圧縮アルゴリズムに対応した周知の種々の
アルゴリズムを用いることができる。
【0044】次に、以上のように構成される本発明の実
施の形態2に係る渦電流探傷システムの動作を説明す
る。
【0045】実施の形態1で説明したと同様の動作に
て、探傷器データ収集装置13に一定量の探傷データが
蓄積されると、該探傷器データ収集装置13は、蓄積さ
れた探傷データをデータ圧縮装置15に送る。データ圧
縮装置15は、この探傷器データ収集装置13からの探
傷データを圧縮して制御端末装置10に送る。これによ
り、制御端末装置10は、圧縮された探傷データを、ネ
ットワーク3を介して管理・分析センタ2のサーバ20
に送る。
【0046】サーバ20は、この圧縮された探傷データ
をデータ復元装置23に送る。データ復元装置23は、
この圧縮された探傷データを復元(伸長)して分析シス
テム21に送る。これにより、分析システム21は、上
述した実施の形態1の場合と同様にして探傷データの分
析を行い、分析結果をデータベース22に登録する。以
後の動作は、実施の形態1の動作と同じである。
【0047】以上説明したように、この実施の形態2に
係る渦電流探傷システムによれば、渦電流探傷装置5か
らの探傷データは、データ圧縮装置15で圧縮されるこ
とによりデータの数が減らされた後にネットワーク3介
してサーバ20に送信されるので、短時間で探傷データ
をサーバ20に送信することができる。その結果、渦電
流探傷のリアルタイム性が向上する。
【0048】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る渦電流探傷システムは、渦電流探傷装置から得られ
る探傷データをスクリーニングして制御端末装置に送る
ようにしたものである。
【0049】図3は、本発明の実施の形態3に係る渦電
流探傷システムの構成を示す図である。この渦電流探傷
システムでは、図1に示した実施の形態1に係る渦電流
探傷システムの検査現場1にスクリーニング装置16が
追加されている。
【0050】スクリーニング装置16は、例えばハード
ウェアで構成されたデータ圧縮専用ボード又はパーソナ
ルコンピュータで構成することができる。このスクリー
ニング装置16は、渦電流探傷装置5の探傷器データ収
集装置13からの探傷データをスクリーニングする。こ
のスクリーニングは、上述した実施の形態1における分
析システム21で行われる一次分析と同様の処理、即
ち、有意信号(通常の信号と異なった信号)の抽出が行
われる。このスクリーニング装置16でスクリーニング
された探傷データは、制御端末装置10に供給される。
【0051】次に、以上のように構成される本発明の実
施の形態3に係る渦電流探傷システムの動作を説明す
る。
【0052】実施の形態1で説明したと同様の動作に
て、探傷器データ収集装置13に一定量の探傷データが
蓄積されると、該探傷器データ収集装置13は、蓄積さ
れた探傷データをスクリーニング装置16に送る。スク
リーニング装置16は、この探傷器データ収集装置13
からの探傷データをスクリーニングして制御端末装置1
0に送る。これにより、制御端末装置10は、スクリー
ニングされた探傷データを、ネットワーク3を介して管
理・分析センタ2のサーバ20に送る。
【0053】サーバ20は、このスクリーニングされた
探傷データを分析システム21に送る。これにより、分
析システム21は、上述した実施の形態1の場合と同様
にして探傷データの分析を行い、分析結果をデータベー
ス22に登録する。以後の動作は、実施の形態1の動作
と同じである。
【0054】以上説明したように、この実施の形態3に
係る渦電流探傷システムによれば、渦電流探傷装置5か
らの探傷データは、スクリーニングによって探傷データ
の数が減らされた後にネットワーク3介してサーバ20
に送信されるので、短時間で探傷データをサーバ20に
送信することができる。その結果、渦電流探傷のリアル
タイム性が向上する。
【0055】なお、この実施の形態3に係る渦電流探傷
システムに、上述した実施の形態2に係る渦電流探傷シ
ステムを組み合わせて渦電流探傷システムを構成するこ
ともできる。即ち、探傷器データ収集装置13からの探
傷データをスクリーニング装置16でスクリーニング
し、このスクリーニングされた探傷データを更にデータ
圧縮装置15で圧縮して制御端末装置10に供給するよ
うに構成できる。この構成によれば、検査現場1から管
理・分析センタ2に送られる探傷データを更に少なくす
ることができるので、渦電流探傷のリアルタイム性を更
に向上させることができる。
【0056】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る渦電流探傷システムは、複数の端末装置からサーバ
にアクセスすることにより、他の場所に居る評価者も管
理・分析センタでの評価作業に参加できるようにしたも
のである。
【0057】図4は、本発明の実施の形態4に係る渦電
流探傷システムの構成を示す図である。この渦電流探傷
システムでは、図1に示した実施の形態1に係る渦電流
探傷システムのネットワーク3に、評価者端末装置41
〜4nが追加して接続されている。
【0058】評価者端末装置41〜4nは、例えばパーソ
ナルコンピュータで構成することができる。この評価者
端末装置41〜4nは、所定のIDを使用することによ
り、管理・分析センタ2のサーバ20にアクセスできる
ようになっている。
【0059】次に、以上のように構成される本発明の実
施の形態4に係る渦電流探傷システムの動作を説明す
る。
【0060】実施の形態1で説明したと同様の動作に
て、管理・分析センタ2の分析システム21での分析が
完了すると、他の場所に居る評価者は、評価者端末装置
1〜4nから管理・分析センタ2の分析結果を参照す
る。そして、複数の評価者が複数の場所から同時に探傷
データの評価及び議論を行い、探傷箇所の欠陥の有無等
を判断する。
【0061】以上説明したように、この実施の形態4に
係る渦電流探傷システムによれば、管理・分析センタ2
待機している評価者のみならず、他場所に居る評価者も
探傷データの評価に参加することができるので、評価を
効率的に行うことができる。また、複数の評価者によっ
て探傷データの評価が行われるので評価の精度が向上す
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
検査現場の制御端末装置とセンタのサーバとがネットワ
ークを介して接続されているので、制御端末装置からセ
ンタへの探傷データの送信をリアルタイムに行うことが
できる。その結果、探傷データの分析によって探傷条件
の指示ミスや設定ミス、不良の探傷用プローブを用いて
探傷が行われたこと等がリアルタイムで判断できるの
で、渦電流探傷を迅速に行うことができる渦電流探傷シ
ステム及び渦電流探傷方法を提供できる。
【0063】また、本発明によれば、探傷手段からの探
傷データは、スクリーニングによって探傷データの数が
減らされた後にネットワークを介してサーバに送信され
るので、短時間で探傷データをサーバに送信することが
できる。また、探傷手段からの探傷データは、圧縮され
ることによりデータの数が減らされた後にネットワーク
を介してサーバに送信されるので、短時間で探傷データ
をサーバに送信することができる。その結果、渦電流探
傷のリアルタイム性が向上する渦電流探傷システム及び
渦電流探傷方法を提供できる。
【0064】更に、センタに待機している評価者のみな
らず、他場所に居る評価者も探傷データの評価に参加で
きるので、評価を効率的に行うことができると共に、複
数の評価者によって探傷データの評価が行われるので評
価の精度を向上させることのできる渦電流探傷システム
及び渦電流探傷方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る渦電流探傷システ
ムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る渦電流探傷システ
ムの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る渦電流探傷システ
ムの構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係る渦電流探傷システ
ムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 検査現場 2 管理・分析センタ 3 ネットワーク 41〜4n 評価者端末装置 5 渦電流探傷装置 10 制御端末装置 11 コントローラ 12 ロボット 13 探傷器データ収集装置 14 蒸気発生器伝熱管 15 データ圧縮装置 16 スクリーニング装置 20 サーバ 21 分析システム 22 データベース 23 データ復元装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 正剛 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 2G053 AA11 AB21 CB22 CB28 2G075 AA05 BA17 CA17 DA16 FA16 FB01 FB07 FC14 GA15 GA21 GA34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地に存在する検査現場に設置された
    制御端末装置とセンタに設置されたサーバとがネットワ
    ークによって接続された渦電流探傷システムであって、 前記制御端末装置は、該制御端末装置に接続された、渦
    電流探傷するための探傷手段から得られた探傷データを
    前記ネットワークを介して前記サーバに送信し、 前記サーバは、前記ネットワークから受信された前記探
    傷データを分析して評価を行う、渦電流探傷システム。
  2. 【請求項2】 前記制御端末装置は、前記探傷手段から
    の探傷データをスクリーニングするためのスクリーニン
    グ手段を更に備え、 該スクリーニング手段によってスクリーニングされた探
    傷データを前記ネットワークを介して前記サーバに送信
    する、請求項1に記載の渦電流探傷システム。
  3. 【請求項3】 前記制御端末装置は、前記探傷手段から
    の探傷データを圧縮するデータ圧縮手段を更に備え、 該データ圧縮手段によって圧縮された探傷データを前記
    ネットワークを介して前記サーバに送信する、請求項1
    又は2に記載の渦電流探傷システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークに接続された、前記サ
    ーバにアクセス可能な端末装置、を更に備え、 前記端末装置によって前記サーバで行われた前記探傷デ
    ータの分析結果を評価する、請求項1乃至3の何れか1
    項に記載の渦電流探傷システム。
  5. 【請求項5】 遠隔地に存在する検査現場とセンタとを
    ネットワークによって接続して渦電流探傷を行う渦電流
    探傷方法であって、 前記検査現場では、渦電流探傷を行うことにより得られ
    た探傷データを前記ネットワークを介して前記センタに
    送信し、 前記センタでは、前記ネットワークから受信された前記
    探傷データを分析して評価を行う、渦電流探傷方法。
  6. 【請求項6】 前記検査現場では、前記探傷データをス
    クリーニングし、 該スクリーニングされた探傷データを前記ネットワーク
    を介して前記センタに送信する、請求項5に記載の渦電
    流探傷方法。
  7. 【請求項7】 前記検査現場では、前記探傷データを圧
    縮し、 該圧縮された探傷データを前記ネットワークを介して前
    記センタに送信する、請求項5又は6に記載の渦電流探
    傷方法。
  8. 【請求項8】 前記ネットワークを介して前記センタに
    アクセスし、前記センタで行われた前記探傷データの分
    析結果を評価する、請求項5乃至7の何れか1項に記載
    の渦電流探傷方法。
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