JP2002004495A - 複合梁部材及びその製造方法 - Google Patents

複合梁部材及びその製造方法

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JP2002004495A JP2000188689A JP2000188689A JP2002004495A JP 2002004495 A JP2002004495 A JP 2002004495A JP 2000188689 A JP2000188689 A JP 2000188689A JP 2000188689 A JP2000188689 A JP 2000188689A JP 2002004495 A JP2002004495 A JP 2002004495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッキ付き梁部材を溶接することなく、
かしめ固定により一体化した複合梁部材の提供。 【解決手段】 予めメッキされた鋼板2が折り曲げ加工
されて溝形梁部材5a,5bが形成され、一対の前記溝
形梁部材5a,5bにおけるウエブ6a,6b相互を重
合し、前記各ウエブ6a,6b相互をかしめ固定して溝
形梁部材5a,5b相互を一体化して複合梁部材1を形
成し、座屈し難くする。また前記溝形梁部材5a,5b
の長手方向でずらし、端部側に接合部17を確保した複
合梁部材1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチールハウス等
の住宅等に使用されるH形あるいはリップ付きH形等の
形鋼のような形状をした複合梁部材とその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、強度を必要とする部位の補強梁
として、特開平11−339196号公報に示されてい
るように、C形溝形鋼梁のフランジ部に沿って補強鋼板
を、かしめ固定、スポット溶接、プラグ溶接等の接合部
をほとんど突出させない方法で接合した補強梁の構造が
知られている。
【0003】また従来、C形溝形鋼梁のウエブ相互を
重合しボルトで一体化を図り、部材の重心と剛芯(せん
断中心)にずれを無くすことで、C形溝形鋼梁の単独状
態で発生していた断面方向のねじりを抑制する方法が知
られている。
【0004】さらにまた従来、H形断面部材を他の部
材に接合するためには、スプライスプレートなどの接合
部品を用いる方法や、H形断面のフランジの一部を切断
し接合する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の場合は、C形
溝形鋼梁は、図19(a)に示すように、部材の重心G
とせん断中心(S・C)とにずれがあるために、梁せい
方向の外力Fによる曲げモーメントを受けた場合、図1
9(b)に示すように、梁の断面方向にねじりが発生
し、極端に構造強度が低下することが知られている。ま
た前記公報に記載されている補強方法としても、C形溝
形鋼梁の断面方向のねじりは抑制できず、補強効果の格
段の改善効果は期待できない。
【0006】また前記の場合は以下の問題がある。一
体化のためのボルトを配設するための孔がC形溝形鋼梁
に必要となり、生産性が低下する。ボルトという新たな
接合部材を使うことでコスト高の原因となる。
【0007】さらに前記の場合は以下の問題がある。
他の部材の接合のための新たな部品や加工が必要となり
コスト高の原因となる。
【0008】本発明は、予めメッキされた帯状鋼板から
製作された梁部材、例えばC形溝形の梁部材を対称軸の
両側に配置し、ウエブ相互をかしめ固定により一体化を
図ることで、複合部材の重心と剛芯(せん断中心)にず
れを無くし、C形溝形の梁部材の単独状態で発生してい
た断面方向のねじりを抑制することができる複合梁部材
を提供することを目的とする。またC形溝形の梁部材の
一体化の手段として、かしめ固定を採用することによ
り、従来のように接合のためのC形溝形鋼への事前の孔
明けや新たな接合部材を不要化することができ、一体化
に関わる製造費用を極力抑制する複合梁部材を提供する
ことを目的とする。さらにC形溝形の梁部材を一体にす
る際、長手方向で部材をずらし、部材端部側に、他の部
材との接合面を確保することで、接合のための新たな部
品や加工を省略することも可能な複合梁部材を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【問題を解決するための手段】前記従来の問題点を有利
に解決するために、本発明の請求項1の複合梁部材にお
いては、予めメッキされた鋼板が折り曲げ加工されて梁
部材が形成され、一対の前記梁部材におけるウエブ相互
を重合し、前記各ウエブ相互をかしめ固定して梁部材相
互を一体化し、座屈し難くしたことを特徴とする。
【0010】また請求項2の発明においては、請求項1
の複合梁部材において、予めメッキされた鋼板が折り曲
げ加工されて溝形の梁部材が形成され、一対の前記梁部
材におけるウエブ相互を重合し、前記各ウエブ相互をか
しめ固定して梁部材相互を一体化し、座屈し難くしたこ
とを特徴とする。
【0011】さらに請求項3の発明においては、請求項
1の複合梁部材において前記溝形の梁部材は、予めメッ
キされた鋼板がロールフォーミングにより成型された溝
形の梁部材またはリップ付き溝形の梁部材であることを
特徴とする。
【0012】さらにまた請求項4の発明においては、請
求項1または2に記載の複合梁部材において、前記かし
め固定は、クリンチ式のかしめ固定とされていることを
特徴とする。
【0013】なおまた請求項5の発明においては、請求
項1、2または3のいずれかに記載の複合梁部材におい
て、前記メッキは、溶融亜鉛メッキであることを特徴と
する。
【0014】また請求項6の発明においては、請求項1
または2に記載の複合梁部材において、一対の梁部材が
その長手方向に相対的に位置をずらした状態でウエブ相
互がかしめ固定されて、端部側に非重合部が形成され、
その端部側の非重合部を接合部としたことを特徴とす
る。
【0015】また請求項7の複合梁部材の製造方法にお
いては、予めメッキされた鋼板を折り曲げ加工して梁部
材を構成した後、前記一対の梁部材におけるウエブ相互
を重合し、次いで前記各ウエブ相互をかしめ固定して、
梁部材相互を溶接することなく一体化することを特徴と
する。
【0016】また請求項8の複合梁部材の製造方法にお
いては、予めメッキされた鋼板を折り曲げ加工して溝形
の梁部材を構成した後、前記一対の梁部材におけるウエ
ブ相互を重合し、次いで前記各ウエブ相互をかしめ固定
して、梁部材相互を溶接することなく一体化することを
特徴とする。
【0017】さらにまた請求項9の複合梁部材の製造方
法においては、請求項7または8に記載の複合梁部材の
製造方法において、前記梁部材は、予めメッキされた鋼
板がロールフォーミング加工により成型された溝形の梁
部材またはリップ付き溝形の梁部材であることを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】次にこの発明を図示の実施形態に
基づいて詳細に説明する。図1(a)は、本発明の一実
施形態の複合梁部材1を示すものであって、図16
(a)に示すように、比較的薄い帯状薄鋼板2全体が溶
融亜鉛のどぶつけメッキにより、帯状薄鋼板2の全表面
に渡って亜鉛メッキ処理されて全表面に亜鉛メッキ層3
が形成され、このような予め亜鉛メッキ層3を有するプ
レメッキ帯状薄鋼板4が、冷間ロールフォーミング加工
により折り曲げ加工されて、ウエブ6(6a,6b)の
両端側に一体に直角にフランジ5dが対向するように並
行に屈折連設されていると共に、前記フランジ5dに一
体に直角にかつ前記ウエブ6(6a,6b)と平行にリ
ップ5cが屈折連設されたリップ5cを有するリップ付
きプレメッキ溝形梁部材5が構成され、前記一対のリッ
プ付きプレメッキ溝形梁部材5a,5bにおけるウエブ
6a,6b相互を背中合わせに縦軸を中心として軸対象
に配設し、かつ同レベルにおいて重合すると共に、その
ウエブ6a,6b相互を、その上部において、部材長手
方向に直列に間隔を置いて複数個所でかしめ固定7さ
れ、またウエブ6a,6b相互を、その下部において、
前記上部側のかしめ固定7間の中央部において、直列に
間隔を置いて複数個所でかしめ固定7して、一対のプレ
メッキ溝形梁部材5a,5bを複合一体化し、単一のH
形鋼と同等の曲げ座屈挙動化を図るようにした組立H形
梁部材からなる複合梁部材1としたものである。
【0019】前記のプレメッキ溝形梁部材5a,5bを
製造する場合、例えば、スリットコイル状に巻かれたプ
レメッキ帯状薄鋼板4を加工工場に搬送して、前記プレ
メッキ帯状薄鋼板4を繰り出しながら、適宜接合用穴あ
け加工と、ロールフォーミング加工と、切断作業を順次
行なって、溝形梁部材5a,5bまたはリップ付き溝形
梁部材5a,5b等の梁部材を製作する。この場合、前
記ロ−ルフォミング加工においては、通常、プレメッキ
帯状薄鋼板4の巾方向両側に配設される折り曲げ加工用
の多段式のロールは、前記帯状薄鋼板4の巾方向に位置
調整可能に設けられているので、容易にウエブ6部分の
高さ(梁せい)を調整することが容易であるばかりでな
く、フランジ5dの巾を調整することも比較的容易であ
るので、溝形梁部材5の寸法調整作業を容易におこなっ
て、多様な寸法の溝形梁部材5またはリップ付き溝形梁
部材5を容易に折り曲げ加工して製造することができる
ため、設計の自由度を飛躍的に高めることができる。そ
のため多様な寸法の組立H形梁部材等の複合梁部材1を
製作することができる。
【0020】図3および図4は、図1または図2に示す
かしめ固定7部分の詳細構造を示すものであって、一方
のウエブ6aから他方のウエブ6bに向かって、矩形船
形のポンチ等により(図示を省略した)、矩形船形形状
で、横断面台形状の凹部8が形成されると共に反対側に
おいて突出部12が形成され、かつ前記矩形船形凹部8
の中間上縁部9および中間下縁部10は、凹部8の左右
方向中間部において、ウエブ6a,6bの板厚がせん断
切断され、前記中間上縁部9および中間下縁部10は、
図3(c)に示すように、その背面側、すなわち他方の
プレメッキ溝形梁部材5bにおけるウエブ6bの表面側
の上方および下方に張り出すように、可動ポンチ受け台
(図示を省略した)により押圧されて、係止フランジ部
11a,11bが形成されていると共に、前記係止フラ
ンジ部11a,11bが他方のウエブ6bの表面に圧着
されて、ウエブ6a,6b相互が締結されたクリンチ式
のかしめ固定7とされている。
【0021】前記実施形態の場合には、亜鉛の防食メッ
キ3がされているので、腐食環境の条件の悪い、基礎ま
わりの土台梁、根太あるいは大引き等の梁(小梁、大
梁)として使用することができる。また、かしめ固定7
の部分のせん断切断された切断面部分における鋼板端面
が露出した部分Bおよび部材端部側の部分については、
亜鉛メッキあるいは厚めの亜鉛メッキ3の場合等におい
ては、そのまま使用しても、自然に犠性防食が行なわれ
て防食されるので、複合梁部材1が腐食する恐れを排除
することができる。
【0022】図5は、前記かしめ固定7部分の他の実施
形態を示すものであって、この実施形態の場合は、せん
断切断されずに、一方のウエブ6aから他方のウエブ6
bに向かって、断面円形のポンチにより押圧変形され
て、円形凹部8が形成されると共に反対側において突出
部12が形成され、かつその突出部12の周縁部が他方
のプレメッキ溝形梁部材5bにおけるウエブ6bの表面
側に円形に張り出すように、可動ポンチ受け台(図示を
省略した)により押圧されると共に、支承しながら側方
に拡径するように逃げる受け台(図示を省略した)に
て、他方のウエブ6bに円形に張り出す外側係止フラン
ジ部11bが形成され、かつその外側係止フランジ部1
1bの凹部12bの内側において、前記ウエブ6b本体
側の凹部13よりも大径の内側係止フランジ11aが一
方のウエブ6a側に形成されて、ウエブ6a,6b相互
が締結されたクリンチ式のかしめ固定7とされている。
【0023】図6は図1に示した組立H形梁部材からな
る複合梁部材1を床版支持用の梁材1aとして使用した
形態を示すものであって、前記複合梁部材1がフーチン
グ等のコンクリート製基礎14の上部の凹部15に載置
され、その上部に床版16が配設されている。このよう
にコンクリート基礎上14の比較的腐食環境条件が悪い
場所に配設しても、腐食することなく長期にわたって梁
材1aとして使用することができる。
【0024】図2は図1の変形形態を示すものであっ
て、一対のリップ付きプレメッキ溝形梁部材5a,5b
におけるウエブ6a,6b相互を背中合わせに、かつ同
レベルにおいて重合すると共に、部材長手方向にずらし
た状態で、ウエブ6a,6b相互がかしめ固定7され
て、端部側に、リップ付きプレメッキ溝形梁部材5a,
5b単体となった接合部(または接合面)17を形成す
るようにした形態であるが、その他の構成は前記実施形
態と同様である。この実施形態の場合には、端部側のプ
レメッキ溝形梁部材5a,5bの単体部分を接合部(ま
たは接合面)17とすることができ、この接合部(また
は接合面)17の部分にボルト挿通用透孔18を形成
し、柱材19あるいは梁材に、接合用スプライスプレー
トを介することなく直接ボルト接合することができる。
【0025】図7は図2に示す実施形態のH形の複合梁
部材1を、鉄骨べた基礎として使用した形態を示すもの
であって、基礎支持部材19a上に固定された横断面十
字状の各連結用基礎柱材19における接合用縦リブ20
間に渡って、H形の複合梁部材1における端部側のウエ
ブ6a,6b外面が当接するように配置され、前記ウエ
ブ6a,6bと縦リブ20の各透孔に渡って挿通された
ボルト21およびこれに螺合されたナットにより緊締さ
れ、一体に連結され、複合梁部材1の下部は、べた打ち
コンクリートに埋設される。
【0026】次に本発明の複合梁部材1についてその性
能試験をしたので、これについて説明する。図8および
図9は、図1に示す形態のかしめ接合(固定)7した組
立H形鋼からなる複合梁部材1(またはかしめ接合しな
い状態のもの。以下単に試験体とも言う)を、図10に
示す寸法に製作して、その曲げ性状を試験している状態
を示すものである。ウエブ6a,6b相互のかしめ接合
は、図1のような千鳥状配置とし、曲げ性状を特徴付け
ると思われる圧縮側の接合間隔を「カシメ間隔」と定義
し、カシメ間隔を30.5cm、61.0cm、91.
5cm、122.0cmの4段階に変化させ、これを試
験変数とした。またウエブ6a,6b相互を接合せず、
背合わせにしただけの梁も試験対象に加えた。
【0027】組立H形梁部材からなる複合梁部材1の両
端部を、支承台22に固定された支持部材23に複数の
ボルト24により固定し、複合梁部材1の中間部に複数
の断面箱型治具25を間隔をおいて嵌設するように配設
して、前記箱型治具25の下部を複合梁部材1の下フラ
ンジ5cにボルト26により固定した状態で、前記下フ
ランジ5cを引き降ろす載荷方式としている。
【0028】ロールフォーミング加工により折り曲げ加
工され前記性能試験に使用した溝形鋼素材の機械的性質
は、板厚3.18mm、降伏点329MPa、引張強さ
471MPa、伸び35%である。
【0029】また図3および図4に示す場合のかしめ接
合部の接合強度についての試験結果について、これを図
17に示す。せん断試験は、凹部8におけるせん断切断
されている部分(縁部9,10)に直角な方向にせん断
するように板材29を引張る場合を90度とし、せん断
切断されている方向に平行にせん断するように板材29
を引張る場合を0度としている。また引張り試験につい
ては、せん断切断されている縁部9,10に直角な方向
に屈折連設された側板27によりU字状の部材28相互
を離反する方向に引張る場合を90度とし、せん断切断
されている縁部9,10に平行な方向に屈折連設された
側板27によりU字状の部材28相互を離反する方向に
引張る場合を0度としている(せん断試験・引張り試験
方法は、図14および図15参照)。
【0030】図8および図9に示す装置による曲げ試験
結果の一覧を図18に示す。
【0031】また荷重Pとスパン中央のたわみδCの関
係は図11となり、カシメ間隔が最も広いSG3612
とかしめ接合のないSG3600を除き、概ね同様な曲
げ性状を示し、最大荷重の約7割までは、ほぼ比例関係
を保っており、図中に直線で示した計算結果と合致した
値になっている。その後に生じる横倒れ変形の進展と共
に剛性が低下し、たわみδCが約12mmに達する時点
で最大耐力に至った。かしめ部および載荷部・支点部と
もに損傷は確認されなかった。
【0032】一方、かしめ接合されていない試験体(S
G3600)では、載荷初期から生じる大きな横倒れ変
形の影響を受けて、他の試験体に比べて小さな剛性にな
っている。また同試験体の載荷点部では、圧縮フランジ
が載荷ようの箱型治具25に接触し、試験中盤から座屈
拘束を受けたため、強度が上昇し続け、梁部材1(試験
体)の正確な最大曲げ耐力を確認することができなかっ
た。そこで、他の試験体で最大荷重となったときの変形
量と同じだけ変形した時点での荷重(約55kN)を最
大荷重と定義した。なお、試験体SG3612では、他
の試験体よりも高い剛性を示しているが、これは変位計
の不具合によるものであり、試験変数による有意差では
ない。
【0033】(荷重―横倒れ関係について)荷重Pと溝
形梁部材の横倒れ量δh関係を図12に示す。横倒れ量
は、外部の不動点からワイヤーを用いて計測しているた
め(図示を省略した)、鉛直変位も含んでいるが、不動
点までの距離が鉛直変位量に比べて十分大きいため、鉛
直変位の影響は無視できるものとした。かしめ接合され
た試験体(SG3606等)では、いずれも同様な傾向
を示し、横倒れの向きに違いがあるものの、2本の溝形
梁部材5a,5bが一体となって横倒れ変形しているこ
とが確認できる。一方かしめ接合されてない試験体(S
G3600)では、図20のような状態の2本の溝形梁
部材5が図12中に実線で示すようにバラバラに横倒れ
していることがわかる。
【0034】(ひずみ分布について)最大荷重に至る直
前の時点での部材スパン中央のひずみ分布を図13に示
す。かしめ接合された試験体(SG3606等)のひず
み分布はいずれも同様で、上下フランジ5cともに応力
勾配が生じており、どちらにも一直線の応力勾配が見ら
れる。このことから、かしめ接合された2本の溝形梁部
材5a,5bは一体になって横倒れ変形するという現象
を定量的に説明できる。一方ウエブ6が接合されていな
い試験体(SG3600)のひずみ分布から、上フラン
ジ5cが左右バラバラに横倒れ変形していることを読み
取ることができる。
【0035】以上の実験結果からして、以下の結論を得
た。すなわち、(1)ウエブをかしめ接合で締結した組
立H形梁部材は、2本の溝形梁部材5a,5bが一体と
なった曲げ性状(単一のH形鋼と同等の曲げ座屈挙動す
るようになること)を示し、曲げ剛性は計算結果と合致
している。(2)またかしめ接合間隔が曲げ性状に及ぼ
す影響は小さい。
【0036】(本発明を実施する場合の変形形態につい
て)前記実施形態の場合には、メッキ付き鋼板4から形
成された溝形梁部材5またはリップ付き溝形梁部材5
a,5bにおけるウエブ6a,6b相互を重合すると共
にかしめ固定7して、ほぼH形の組立H形梁部材からな
る複合梁部材1を構成するようにしているが、フランジ
部5cが折り曲げ重合されたT形梁部材におけるウエブ
相互を重合して、前記ウエブ相互をかしめ固定により固
定して組立H形梁部材からなる複合梁部材を構成するよ
うにしてもよい。またメッキ付き鋼板から形成された適
宜の断面形状の梁部材相互をウエブ部分で重合し、ウエ
ブ相互をかしめ固定して複合梁部材を構成するようにし
てもよい。前記実施形態においては、帯状鋼板2の板厚
3.18mmの場合を例示したが、本発明を実施する場
合、板厚3.18mm以下であってもよく、板厚3.1
8mm以上の鋼板を使用するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるので次のよう
な効果を有している。請求項1の発明によると、予めメ
ッキされた鋼板が折り曲げ加工されて梁部材または溝形
の梁部材が形成され、一対の前記梁部材または溝形の梁
部材におけるウエブ相互を重合し、前記各ウエブ相互を
かしめ固定して梁部材または溝形の梁部材相互を一体化
し、座屈し難くしたので、プレメッキ鋼板からプレメッ
キ梁部材を容易に低コストで製作することができ、梁部
材または溝形梁部材を対称軸の両側に配置し、ウエブ相
互をかしめ固定により複合一体化を図ることで、複合梁
部材の重心とせん断中心にずれを無くし、梁部材または
溝形梁部材の単独状態で発生していた断面方向のねじり
を抑制し、座屈し難くすることができる。またプレメッ
キ梁部材または溝形梁部材相互の一体化の手段として、
かしめを採用することにより、従来のように接合のため
の形鋼への事前の孔明けや新たな接合部材を不要とする
ことができる。
【0038】請求項3の発明によると、溝形梁部材は、
予めメッキされた鋼板がロールフォーミングにより成型
された溝形の梁部材またはリップ付き溝形の梁部材であ
るので、ほぼH形の複合梁部材を容易に低コストで製作
することができる。
【0039】請求項4の発明によると、かしめ固定は、
クリンチ式のかしめ固定とされているので、梁部材また
は溝形梁部材のウエブ相互を容易に比較的強固に低コス
トで、複合一体化することができる。
【0040】請求項5の発明によると、亜鉛メッキであ
るので、梁部材端面あるいはカシメ固定した部分が部分
的にせん断切断されて鋼板の切断面が生じても、これら
の部分を犠牲防食により、防食することができる。
【0041】請求項6の発明によると、一対の溝形梁部
材等の梁部材がその長手方向に相対的に位置をずらした
状態でウエブ相互がかしめ固定されて、端部側に非重合
部が形成され、その端部側の非重合部を接合部としたの
で、梁部材端部側に、他の部材との接合面を確保するこ
とで、接合のための新たな部品や加工を省略することも
可能な複合梁部材とすることもできる。
【0042】請求項7または請求項8の発明によると、
予めメッキされた鋼板を折り曲げ加工して梁部材または
溝形梁部材を構成した後、前記一対の梁部材または溝形
梁部材におけるウエブ相互を重合し、次いで前記各ウエ
ブ相互をかしめ固定して、梁部材または溝形梁部材相互
を溶接することなく一体化するので、プレメッキ鋼板か
らプレメッキ梁部材または溝形梁部材を容易に低コスト
で製作することができ、また梁部材または溝形梁部材を
対称軸の両側に配置した状態で、ウエブ相互を溶接する
ことなく、かしめ固定という簡単な固定手段により複合
一体化を図ることができる。しかも複合梁部材の重心と
せん断中心にずれを無くし、梁部材または溝形梁部材の
単独状態で発生していた断面方向のねじりを抑制し、単
一の梁部材またはH形梁部材と同等の曲げ座屈挙動する
ようにすることができる。また防食性能の高い複合梁部
材を比較的薄鋼板のプレメッキ鋼板から比較的低コスト
で製作することができる。また製造工程を比較的簡素化
することができる。
【0043】請求項9の発明によると、プレメッキされ
た鋼板をロールフォーミング加工により溝形鋼またはリ
ップ付き溝形鋼に成型するので、多様なウエブおよびフ
ランジ寸法のプレメッキ溝形鋼またはリップ付き溝形鋼
を製作でき、したがって多様なウエブ寸法およびフラン
ジ寸法の形鋼、又はほぼH形の複合梁部材を製作できる
ため、防食性能の高い梁部材の設計の自由度を飛躍的に
高めることができると共に、低コストで製作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る組立H形梁部材か
らなる複合部材を示すものであって、(a)は一部切欠
側面図であり、(b)はA−A線断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る組立H形梁部材か
らなる複合梁部材を示すものであって、(a)は一部切
欠側面図であり、(b)はB−B線断面図である。
【図3】(a)は図1および図2におけるカシメ固定部
分を拡大して示す正面図であり、(b)はそのC−C線
断面図であり、(c)は(a)のD−D線断面図であ
る。
【図4】図1および図2に示すかしめ固定部を拡大して
示す縦断斜視図である。
【図5】他の形態のかしめ固定部を示す縦断斜視図であ
る。
【図6】図1に示す組立H形梁部材を床支持用小梁とし
て使用した形態を示す一部縦断正面図である。
【図7】(a)は図2に示す組立H形梁部材を基礎用鉄
骨部材として使した形態を示す一部縦断正面図である。
(b)は一部切欠横断平面図である。
【図8】曲げ試験装置により、組立H形梁部材からなる
梁材の曲げ性状を試験している状態を示す図である。
【図9】図8における箱型載荷治具付近の断面図であ
る。
【図10】曲げ試験に使用した組立H形梁部材試験体の
断面形状およびかしめ位置・かしめ間隔を示す説明図で
ある。
【図11】かしめ固定しない場合を含む組立H形梁部材
試験体の荷重・変形曲線および曲げ剛性計算値の荷重・
変形曲線を示す図である。
【図12】SG3606の場合とSG3600の場合の
荷重と部材中央の横倒れ量δhの関係を示す図である。
【図13】組立H形梁部材中央のひずみ分布を示す説明
図である。
【図14】かしめ接合部のせん断性能評価試験方法を示
す説明図である。
【図15】かしめ接合部の引張り性能評価試験方法を示
す説明図である。
【図16】(a)はメッキ付き鋼板を示す縦断正面図で
あり、(b)はその亜鉛メッキ付き鋼板をロールフォー
ミングにより折り曲げ加工して形成した溝形鋼を示す縦
断正面図である。(c)はかしめ固定した組立H形梁部
材の梁の挙動を示す説明図である。
【図17】かしめ接合部の接合強度についての試験結果
を示す表である。
【図18】曲げ試験結果の一覧を示す表である。
【図19】(a)はリップ付き溝形梁部材の図芯とせん
断中心とのずれを説明するための説明図であり、(b)
は図芯とせん断中心とのずれによるねじれ振動を説明す
るための説明図である。
【図20】かしめ固定しない場合の2本のリップ付き溝
形梁部材による梁の挙動説明図である。
【符号の説明】
1 複合梁部材 1a 梁材 2 帯状薄鋼板 3 メッキ(層) 4 プレメッキ帯状薄鋼板 5 プレメッキ溝形梁部材 5a リップ付きプレメッキ溝形梁部材 5b リップ付きプレメッキ溝形梁部材 6 ウエブ 6a ウエブ 6b ウエブ 7 かしめ固定 8 凹部 9 中間上縁部 10 中間下縁部 11a 係止フランジ部 11b 係止フランジ部 12 凹部 13 凹部 14 コンクリート製基礎 15 凹部 16 床版 17 接合部(または接合面) 18 ボルト挿通用透孔 19 連結用基礎柱材 20 接合用縦リブ 21 ボルト 22 支承台 23 支持部材 24 ボルト 25 箱型治具 26 ボルト 27 側板 28 U字状の部材 29 板材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めメッキされた鋼板が折り曲げ加工さ
    れて梁部材が形成され、一対の前記梁部材におけるウエ
    ブ相互を重合し、前記各ウエブ相互をかしめ固定して梁
    部材相互を一体化し、座屈し難くしたことを特徴とする
    複合梁部材。
  2. 【請求項2】 予めメッキされた鋼板が折り曲げ加工さ
    れて溝形の梁部材が形成され、一対の前記梁部材におけ
    るウエブ相互を重合し、前記各ウエブ相互をかしめ固定
    して梁部材相互を一体化し、座屈し難くしたことを特徴
    とする複合梁部材。
  3. 【請求項3】 前記梁部材は、予めメッキされた鋼板が
    ロールフォーミングにより成型された溝形の梁部材また
    はリップ付き溝形の梁部材であることを特徴とする請求
    項2に記載の複合梁部材。
  4. 【請求項4】 前記かしめ固定は、クリンチ式のかしめ
    固定とされていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の複合梁部材。
  5. 【請求項5】 前記メッキは、溶融亜鉛メッキであるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載
    の複合梁部材。
  6. 【請求項6】 一対の梁部材がその長手方向に相対的に
    位置をずらした状態でウエブ相互がかしめ固定されて、
    端部側に非重合部が形成され、その端部側の非重合部を
    接合部としたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の複合梁部材。
  7. 【請求項7】 予めメッキされた鋼板を折り曲げ加工し
    て梁部材を構成した後、前記一対の梁部材におけるウエ
    ブ相互を重合し、次いで前記各ウエブ相互をかしめ固定
    して、梁部材相互を溶接することなく一体化することを
    特徴とする複合梁部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 予めメッキされた鋼板を折り曲げ加工し
    て溝形の梁部材を構成した後、前記一対の梁部材におけ
    るウエブ相互を重合し、次いで前記各ウエブ相互をかし
    め固定して、梁部材相互を溶接することなく一体化する
    ことを特徴とする複合梁部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記梁部材は、予めメッキされた鋼板が
    ロールフォーミング加工により成型された溝形の梁部材
    またはリップ付き溝形の梁部材であることを特徴とする
    請求項7または8に記載の複合梁部材の製造方法。
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