JP2002002604A - 充填機 - Google Patents

充填機

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JP2002002604A
JP2002002604A JP2000184397A JP2000184397A JP2002002604A JP 2002002604 A JP2002002604 A JP 2002002604A JP 2000184397 A JP2000184397 A JP 2000184397A JP 2000184397 A JP2000184397 A JP 2000184397A JP 2002002604 A JP2002002604 A JP 2002002604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包材にあらかじめ形成された折り目の位置と実
際の折り目の位置とを一致させることができるようにす
る。 【解決手段】ウェブ状の包材11を湾曲させて包材チュ
ーブ41を形成する包材チューブ形成手段と、包材チュ
ーブ形成手段より上流側において包材11を案内するガ
イドローラと、前記包材11の折り目を検出する折り目
検出処理手段と、オーバーラップ部を検出するオーバー
ラップ部検出処理手段と、前記折り目検出処理手段によ
る検出結果、及び前記オーバーラップ部検出処理手段に
よる検出結果に基づいて、前記ガイドローラの一端を移
動させるセンタリング処理手段とを有する。包材11に
あらかじめ形成された折り目の位置と実際の折り目の位
置とを一致させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填(てん)機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料水等の液体食品が
充填された包装容器を製造する充填機においては、ウェ
ブ状の包材が搬送されながら連続的にチューブ状にさ
れ、チューブ状の包材内に液体食品が充填されるように
なっている。
【0003】図2は従来の充填機の概念図である。
【0004】図において、11は包材であり、該包材1
1は、リール12の状態で充填機にセットされ、図示さ
れない繰出機によって繰り出されて充填機内をウェブ状
の形状で搬送される。
【0005】続いて、ウェブ状の包材11は、図示され
ないフォーミングリング等によって案内されながら徐々
に湾曲させられ、チューブ状にされ、図示されない縦シ
ール装置によって縦方向にシールされて包材チューブに
なる。そして、包材チューブが下方に搬送される間に、
充填用パイプ13を介して液体食品が上方から供給さ
れ、包材チューブ内に充填される。次に、図示されない
横シール装置によって前記包材チューブが両側から挟持
され、所定の間隔ごとに横方向にシールされることによ
って、枕(まくら)状、袋状等の原型容器14が形成さ
れる。
【0006】続いて、図示されない切断装置が、前記包
材チューブの横方向に延びるシール部分、すなわち、横
シール部S1を切断することによって原型容器14を分
離させる。そして、図示されない成形装置が各原型容器
14をあらかじめ形成された折り目に沿って所定の形状
に成形することによって、包装容器15を完成させる。
【0007】ところが、包材チューブの断面がほぼ円形
の形状を有するので、包材チューブを搬送する間、包材
チューブの位置決めを行うことが困難である。したがっ
て、包材チューブが、例えば、前記フォーミングリング
から力を受けて矢印A1、A2方向に回動すると、縦方
向に延びるシール部分、すなわち、オーバーラップ部S
2が所定の位置からずれてしまう。そして、オーバーラ
ップ部S2が所定の位置からずれたまま、原型容器14
を所定の形状に成形して包装容器15を完成させると、
包材11にあらかじめ形成された折り目の位置と実際の
折り目の位置とが一致せず、包装容器15の外観が悪く
なってしまう。
【0008】図3はオーバーラップ部が所定の位置に置
かれた状態で形成された原型容器の平面図、図4はオー
バーラップ部が所定の位置からずれた状態で形成された
原型容器の平面図である。
【0009】図において、14は原型容器、14a、1
4bは耳片、S1は横シール部、S2はオーバーラップ
部、m1、m2は前記耳片14a、14bを折り曲げる
ために包材11(図2)にあらかじめ形成された折り目
である。図3に示されるように、前記オーバーラップ部
S2が所定の位置に置かれた状態で原型容器14が形成
されると、折り目m1、m2がいずれも一つの線上に置
かれるので、折り目m1、m2に沿って前記耳片14
a、14bを折り曲げることができる。
【0010】ところが、前記オーバーラップ部S2が所
定の位置からずれた状態で原型容器14が形成される
と、図4に示されるように、折り目m1、m2が一つの
線上に置かれない。したがって、折り目m1、m2に沿
って前記耳片14a、14bを折り曲げることができ
ず、耳片14a、14bは、折り目n1、n2で折り曲
げられてしまう。
【0011】そこで、ウェブ状の包材11の図示されな
い搬送路に図示されないペーパガイドを配設し、該ペー
パガイドを包材11の縁部に押し当て、包材11を搬送
方向に対して直角の方向に移動させることによって、オ
ーバーラップ部S2が所定の位置に置かれるように調整
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の充填機においては、ペーパガイドを包材11の縁部
に押し当てる必要があるので、包材11の縁部を損傷さ
せてしまう。
【0013】また、包材11は、幅の広い図示されない
原紙を複数箇所で縦方向に裁断することによって形成さ
れるが、裁断誤差に伴って距離αにばらつきが生じる
と、たとえ、オーバーラップ部S2の位置を調整して
も、包材11にあらかじめ形成された折り目m1、m2
の位置と実際の折り目n1、n2の位置とを一致させる
ことができない。
【0014】図5は包材の展開図、図6は包材チューブ
の断面図である。
【0015】図において、11は包材、11a、11b
は該包材11の縁部、m1、m2は包材11の横方向に
あらじめ形成された折り目、m11〜m14は包材11
の縦方向にあらじめ形成された折り目である。裁断誤差
がない場合には、前記包材11の幅は安定するが、裁断
誤差があると前記包材11の幅にばらつきが生じてしま
う。
【0016】その結果、前記縁部11aと折り目m11
との距離αにばらつきが生じ、図6に示されるように包
材チューブ41を形成した場合、オーバーラップ部S2
の位置を調整しても、包材11にあらかじめ形成された
折り目m1、m2の位置と実際の折り目n1(図4)、
n2の位置とが一致せず、包装容器15(図2)の外観
が悪くなってしまう。
【0017】本発明は、前記従来の充填機の問題点を解
決して、オーバーラップ部の所定の位置を補正すること
により、包材にあらかじめ形成された折り目の位置と実
際の折り目の位置とを一致させることができ、包装容器
の外観を良くすることができる充填機を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の充
填機においては、ウェブ状の包材を湾曲させて包材チュ
ーブを形成する包材チューブ形成手段と、前記包材の搬
送方向における包材チューブ形成手段より上流側におい
て、回転自在に配設され、前記包材を案内するガイドロ
ーラと、前記包材の折り目を検出する折り目検出処理手
段と、前記包材チューブのオーバーラップ部を検出する
オーバーラップ部検出処理手段と、前記折り目検出処理
手段による検出結果、及び前記オーバーラップ部検出処
理手段による検出結果に基づいて、前記ガイドローラの
一端を移動させるセンタリング処理手段とを有する。
【0019】本発明の他の充填機においては、さらに、
前記折り目検出処理手段による検出結果に基づいて、前
記折り目と包材の縁部との間の距離を算出する距離算出
処理手段と、前記距離に基づいて前記オーバーラップ部
検出処理手段による検出結果を補正するための補正値を
算出する補正値算出処理手段とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態における充填機
の概念図、図7は本発明の実施の形態におけるガイドロ
ーラ支持機構の制御ブロック図である。
【0022】図において、11は包材、30は充填機の
所定の箇所に配設された無菌室であり、前記包材11
は、リール12の状態で充填機にセットされ、図示され
ない繰出機によって繰り出されて充填機内をウェブ状の
形状で搬送される。なお、前記包材11は、幅の広い図
示されない原紙を複数箇所で縦方向に裁断することによ
って形成され、折り目m1(図5参照)、m2、m11
〜m14があらかじめ形成される。
【0023】そして、前記繰出機によって繰り出された
包材11は、ローラR1〜R5によって案内されて無菌
室30に供給された後、ローラR6、R7によって案内
され、続いて、無菌室30内を上方に向けて矢印C方向
に搬送され、ローラ32によって案内された後、斜め上
方に向けて搬送され、エアナイフ部33に送られる。続
いて、前記包材11は、エアナイフ部33内を斜め上方
に向けて矢印B方向に搬送され、その間に、図示されな
いノズルから吐出される熱風によって、包材11に付着
した殺菌剤等が除去される。
【0024】エアナイフ部33から排出された包材11
は、第1のガイドローラ34に送られ、該第1のガイド
ローラ34によって案内された後、下方に向けて矢印D
方向に搬送され、第2のガイドローラ35に送られる。
そして、前記包材11は、第2のガイドローラ35によ
って案内された後、斜め上方に向けて搬送され、第3の
ガイドローラ36に送られ、該第3のガイドローラ36
によって案内された後、下方に向けて搬送され、包材チ
ューブ形成手段としての図示されないフォーミングリン
グ等によって案内されながら徐々に湾曲させられ、チュ
ーブ状にされ、図示されない縦シール装置によって縦方
向にシールされて包材チューブ41になる。
【0025】そして、包材チューブ41が下方に搬送さ
れる間に、図示されない充填用パイプを介して液体食品
が上方から供給され、包材チューブ41内に充填され
る。なお、前記第1〜第3のガイドローラ34〜36
は、包材11の搬送方向における前記フォーミングリン
グより上流側において、回転自在に配設され、包材11
を案内する。
【0026】その後、包材チューブ41は、無菌室30
から排出され、図示されない横シール装置に送られ、該
横シール装置において、両側から挟持され、所定の間隔
ごとに横方向にシールされて横シール部が形成される。
続いて、該横シール部において、図示されない切断装置
によって、包材チューブ41が切断され、枕状、袋状等
の原型容器14が分離させられる。そして、図示されな
い成形装置によって、各原型容器14があらかじめ形成
された折り目m1、m2、m11〜m14に沿って所定
の形状に成形され、包装容器15(図2参照)が完成す
る。
【0027】ところで、包材チューブ41の断面がほぼ
円形の形状を有するので、包材チューブ41を搬送する
間、包材チューブ41の位置決めを行うことが困難であ
る。したがって、包材チューブ41が、例えば、前記フ
ォーミングリングから力を受けて回動すると、オーバー
ラップ部S2が所定の位置からずれてしまう。そして、
オーバーラップ部S2が所定の位置からずれたまま、原
型容器14を所定の形状に成形して包装容器15を完成
させると、包材11にあらかじめ形成された折り目m
1、m2の位置と実際の折り目n1(図4参照)、n2
の位置とが一致せず、包装容器15の外観が悪くなって
しまう。
【0028】そこで、前記無菌室30からの包材チュー
ブ41の出口の近傍に包材チューブ41と対向させて光
検出部としてのCCD23が配設され、該CCD23の
センサ出力に基づいて前記オーバーラップ部S2を検出
し、該オーバーラップ部S2の検出結果としての第1の
検出データに基づいて、前記第1のガイドローラ34の
一端が、前記エアナイフ部33における包材11の搬送
方向と同じ矢印B方向に移動させられる。
【0029】すなわち、包材11がローラ32と第1の
ガイドローラ34との間を搬送され、前記第1のガイド
ローラ34に到達する際の包材11の搬送面と、前記第
1のガイドローラ34の一端が移動させられる方向(矢
印B方向)とが平行にされる。
【0030】この場合、包材11は、第1のガイドロー
ラ34によって案内される間に、第1のガイドローラ3
4の一端が移動した量に対応して、第1のガイドローラ
34の表面上を軸方向に移動させられる。すなわち、包
材11を搬送方向に対して直角の方向に移動させること
ができる。したがって、フォーミングリングによって湾
曲させられる包材11の縁部11a、11b(図6参
照)の位置が変化するので、オーバーラップ部S2を移
動させることができ、オーバーラップ部S2の位置を調
整し、オーバーラップ部S2を所定の位置に置くことが
できる。
【0031】その結果、原型容器14が成形されて包装
容器15が完成したときに、包材11にあらかじめ形成
された折り目m1、m2の位置と実際の折り目n1、n
2の位置とが一致するので、包装容器15の外観を良く
することができる。
【0032】また、オーバーラップ部S2の位置を調整
するために、ペーパガイドを包材11の縁部11a、1
1bに押し当てる必要がなくなるので、包材11の縁部
11a、11bを損傷させることがなくなる。
【0033】また、第1のガイドローラ34に送られる
包材11の搬送面と第1のガイドローラ34の一端が移
動させられる方向とが平行にされるので、オーバーラッ
プ部S2を所定の位置に置くのに当たり、包材11の搬
送状態が大きく変化するのを防止することができる。
【0034】なお、本実施の形態においては、第1のガ
イドローラ34の一端を移動させるようにしているが、
第2のガイドローラ35の一端を移動させたり、第1、
第2のガイドローラ34、35の一端を移動させたりす
ることもできる。また、第2のガイドローラ35の一端
を移動させる場合、包材11が第1、第2のガイドロー
ラ34、35間を搬送され、前記第2のガイドローラ3
5に到達する際の包材11の搬送面と、前記第2のガイ
ドローラ35の一端が移動させられる方向(矢印D方
向)とが平行になるように設定される。
【0035】次に、前記第1のガイドローラ34の一端
を移動させて包材チューブ41のオーバーラップ部S2
の位置を補正する機構について説明する。
【0036】図7において、41は包材チューブであ
り、該包材チューブ41は、オーバーラップ部S2にお
いて両縁が重ねられるので、外周面に段差が形成され
る。また、21は光源であり、該光源21は、前記包材
チューブ41の外周面のうち、少なくともオーバーラッ
プ部S2を含む部分に光を照射する。そのために、光源
21は、オーバーラップ部S2における前記包材チュー
ブ41の接線上において、オーバーラップ部S2と所定
の距離をおいて、かつ、オーバーラップ部S2の端面1
8と対向させて配設される。そして、22は、包材チュ
ーブ41の中心と端面18とを結ぶ線上において、前記
オーバーラップ部S2より径方向外方の所定の位置に配
設された集光部材としてのレンズであり、該レンズ22
は、前記光源21によって発生させられ、包材チューブ
41の外周面において反射された光を集める。
【0037】また、前記CCD23は、包材チューブ4
1の中心と端面18とを結ぶ線上において、オーバーラ
ップ部S2及びレンズ22より径方向外方に、かつ、該
レンズ22の光軸上に配設され、レンズ22によって集
められた光を受けてセンサ出力を発生させる。前記CC
D23は一次元のラインセンサであっても、二次元の面
状センサであってもよい。前記レンズ22及びCCD2
3によって第1の撮像手段が構成される。
【0038】この場合、光源21が包材チューブ41に
光を照射すると、包材チューブ41の外周面において反
射された光のうち、端面18において反射された光の強
度が大きく、CCD23のセンサ出力にピークが形成さ
れる。したがって、センサ出力にピークが形成される点
に基づいてオーバーラップ部S2を検出することができ
る。この場合、端面18において反射された光は、前記
包材チューブ41の他の部分において反射された光より
強度が大きいので、包装容器15の外装のデザインによ
って前記センサ出力にノイズが発生することはない。
【0039】そして、24は第1の画像処理装置であ
り、該第1の画像処理装置24はCCD駆動回路26及
び2値化部27を備え、前記CCD駆動回路26によっ
てCCD23が駆動され、CCD23のセンサ出力は、
CCD駆動回路26を介して2値化部27に送られ、該
2値化部27において2値化される。なお、本実施の形
態においては、2値化部27としてコンパレータを使用
することができ、該コンパレータは、あらかじめ設定さ
れた基準値と前記センサ出力とを比較し、1又は0の出
力を発生させる。そして、前記2値化部27の出力は制
御装置16に送られる。
【0040】該制御装置16は、オーバーラップ部検出
処理手段28、センタリング処理手段43、折り目検出
処理手段128、距離算出処理手段129及び補正値算
出処理手段130を備え、前記オーバーラップ部検出処
理手段28は、2値化部27の出力を受けると、該出力
に基づいてオーバーラップ部S2を検出し、第1の検出
データを検出信号としてディスプレイ等の表示装置31
に送る。したがって、該表示装置31は、前記第1の検
出データに基づいてオーバーラップ部S2の位置を表示
する。
【0041】また、前記第1の検出データは、センタリ
ング処理手段43に送られ、該センタリング処理手段4
3は、第1の検出データに基づいてモータ74を駆動
し、第1のガイドローラ34の一端を移動させる。
【0042】ところで、包材11は、幅の広い図示され
ない原紙を複数箇所で縦方向に裁断することによって形
成されるが、裁断誤差に伴って距離αにばらつきが生じ
ると、たとえ、オーバーラップ部S2の位置を調整して
も、包材11にあらかじめ形成された折り目m1、m2
の位置と実際の折り目n1、n2の位置とを一致させる
ことができない。
【0043】そこで、包材11にあらかじめ形成された
折り目m11〜m14のうちの所定の折り目m11を検
出し、該折り目m11の位置に基づいて、第1の検出デ
ータを補正するようにしている。
【0044】そのために、包材11と所定の距離をおい
て、かつ、包材11と対向させて光源121が配設さ
れ、該光源121は、前記包材11の表面のうち、少な
くとも折り目m11を含む部分に光を照射する。そし
て、122は、前記折り目m11と対向させて配設され
た集光部材としてのレンズであり、該レンズ122は、
前記光源121によって発生させられ、包材11の表面
において反射された光を集める。
【0045】また、123はCCDであり、該CCD1
23は、ローラR3、R4間に包材11と対向させて、
かつ、前記レンズ122の光軸上に配設され、レンズ1
22によって集められた光を受けてセンサ出力を発生さ
せる。前記CCD123は一次元のラインセンサであっ
ても、二次元の面状センサであってもよい。前記レンズ
122及びCCD123によって第2の撮像手段が構成
される。
【0046】そして、124は第2の画像処理装置であ
り、該第2の画像処理装置124はCCD駆動回路12
6及び2値化部127を備え、前記CCD駆動回路12
6によってCCD123が駆動され、CCD123のセ
ンサ出力は、CCD駆動回路126を介して2値化部1
27に送られ、該2値化部127において2値化され
る。なお、本実施の形態においては、2値化部127と
してコンパレータを使用することができ、該コンパレー
タは、あらかじめ設定された基準値と前記センサ出力と
を比較し、1又は0の出力を発生させる。そして、前記
2値化部127の出力は制御装置16に送られる。
【0047】前記制御装置16の折り目検出処理手段1
28は、2値化部127の出力を受けると、該出力に基
づいて折り目m11を検出し、折り目m11の検出結果
としての第2の検出データを検出信号として距離算出処
理手段129に送る。該距離算出処理手段129は、前
記第2の検出データに基づいて、前記包材11の縁部1
1aと折り目m11との距離αを算出し、該距離αを補
正値算出処理手段130に送る。該補正値算出処理手段
130は、前記距離αに基づいて補正値を算出し、該補
正値をセンタリング処理手段43に送る。
【0048】該センタリング処理手段43は、前記補正
値に基づいて第1の検出データを補正し、補正後の第1
の検出データに基づいてモータ74を駆動し、第1のガ
イドローラ34の一端を移動させる。したがって、裁断
誤差に伴って距離αにばらつきが生じても、補正後の第
1の検出データに基づいて、オーバーラップ部S2が所
定の位置に置かれるように調整されるので、包材11に
あらかじめ形成された折り目m1、m2の位置と実際の
折り目n1、n2の位置とを一致させることができる。
【0049】なお、前記補正値に基づいて第1の検出デ
ータを補正して、オーバーラップ部S2の位置を調整す
ると、実際のオーバーラップ部S2の位置がわずかに矢
印A1、A2方向に回動させられるが、前記オーバーラ
ップ部S2において包材11が縦方向にシールされる部
分は大きく変化しない。したがって、前記オーバーラッ
プ部S2におけるシール性が低下することはない。
【0050】本実施の形態においては、第2の検出デー
タに基づいて第1の検出データを補正するようになって
いるが、第1の検出データだけに基づいてオーバーラッ
プ部S2の位置を調整するモードと、第2の検出データ
に基づいて第1の検出データを補正し、補正後の第1の
検出データに基づいてオーバーラップ部S2の位置を調
整するモードとを選択することもできる。
【0051】すなわち、第1の検出データに基づいてエ
ッジ基準でオーバーラップ部S2を調整したり、補正後
の第1の検出データに基づいてクリース基準でオーバー
ラップ部S2を調整したりすることができる。なお、モ
ードを選択するために、図示されないモード選択スイッ
チを配設することもできる。
【0052】この場合、成形性が重要になる充填機にお
いては、包材11上の折り目m11〜m14の位置を一
定にする必要があり、シール性が重要になる充填機にお
いては、オーバーラップ部S2の位置を一定にする必要
がある。したがって、成形性が重要になる充填機におい
てはクリース基準でオーバーラップ部S2を調整し、シ
ール性が重要になる充填機においては、エッジ基準でオ
ーバーラップ部S2を調整する。
【0053】なお、本実施の形態においては、オーバー
ラップ部S2をCCD23のセンサ出力に基づいて、折
り目m11をCCD123のセンサ出力に基づいて検出
するようになっていて、CCD23、123が互いに離
れた位置に配設されるようになっているが、この程度の
位置の差に基づく距離αのばらつきは無視される。すな
わち、前記距離αの変動周期は、包材11及び包材チュ
ーブ41の搬送方向におけるCCD23、123間の距
離と比べて極めて大きい。
【0054】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、充填機においては、ウェブ状の包材を湾曲させて
包材チューブを形成する包材チューブ形成手段と、前記
包材の搬送方向における包材チューブ形成手段より上流
側において、回転自在に配設され、前記包材を案内する
ガイドローラと、前記包材の折り目を検出する折り目検
出処理手段と、前記包材チューブのオーバーラップ部を
検出するオーバーラップ部検出処理手段と、前記折り目
検出処理手段による検出結果、及び前記オーバーラップ
部検出処理手段による検出結果に基づいて、前記ガイド
ローラの一端を移動させるセンタリング処理手段とを有
する。
【0056】この場合、折り目検出処理手段によって包
材の折り目が、オーバーラップ部検出処理手段によって
包材チューブのオーバーラップ部が検出され、前記折り
目検出処理手段による検出結果、及び前記オーバーラッ
プ部検出処理手段による検出結果に基づいて、前記ガイ
ドローラの一端が移動させられる。
【0057】したがって、包材の縁部の位置が変化する
ので、オーバーラップ部を移動させることができ、オー
バーラップ部の位置を調整し、オーバーラップ部を所定
の位置に置くことができる。
【0058】また、裁断誤差に伴って距離にばらつきが
生じても、前記折り目検出処理手段による検出結果に基
づいて、オーバーラップ部が所定の位置に置かれるよう
に調整されるので、包材にあらかじめ形成された折り目
の位置と実際の折り目の位置とを一致させることができ
る。したがって、包装容器の外観を良くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における充填機の概念図で
ある。
【図2】従来の充填機の概念図である。
【図3】オーバーラップ部が所定の位置に置かれた状態
で形成された原型容器の平面図である。
【図4】オーバーラップ部が所定の位置からずれた状態
で形成された原型容器の平面図である。
【図5】包材の展開図である。
【図6】包材チューブの断面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるガイドローラ支持
機構の制御ブロック図である。
【符号の説明】
11 包材 11a 縁部 28 オーバーラップ部検出処理手段 34、35 第1、第2のガイドローラ 41 包材チューブ 43 センタリング処理手段 128 折り目検出処理手段 129 距離算出処理手段 130 補正値算出処理手段 m11 折り目 S2 オーバーラップ部 α 距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ウェブ状の包材を湾曲させて包材
    チューブを形成する包材チューブ形成手段と、(b)前
    記包材の搬送方向における包材チューブ形成手段より上
    流側において、回転自在に配設され、前記包材を案内す
    るガイドローラと、(c)前記包材の折り目を検出する
    折り目検出処理手段と、(d)前記包材チューブのオー
    バーラップ部を検出するオーバーラップ部検出処理手段
    と、(e)前記折り目検出処理手段による検出結果、及
    び前記オーバーラップ部検出処理手段による検出結果に
    基づいて、前記ガイドローラの一端を移動させるセンタ
    リング処理手段とを有する充填機。
  2. 【請求項2】 (a)前記折り目検出処理手段による検
    出結果に基づいて、前記折り目と包材の縁部との間の距
    離を算出する距離算出処理手段と、(b)前記距離に基
    づいて前記オーバーラップ部検出処理手段による検出結
    果を補正するための補正値を算出する補正値算出処理手
    段とを有する請求項1に記載の充填機。
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