JP2002002419A - 車両用電子制御ユニット - Google Patents

車両用電子制御ユニット

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JP2002002419A
JP2002002419A JP2000184706A JP2000184706A JP2002002419A JP 2002002419 A JP2002002419 A JP 2002002419A JP 2000184706 A JP2000184706 A JP 2000184706A JP 2000184706 A JP2000184706 A JP 2000184706A JP 2002002419 A JP2002002419 A JP 2002002419A
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failure
ecu
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memory
vehicle
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Takashi Matsuura
隆 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーラで電子制御ユニット(ECU)の故
障(異常)と判断されて、車両メーカあるいはECUメ
ーカに送られたECUについて、その故障の内容(原
因)を特定することが可能な電子制御ユニットを提供す
る。 【解決手段】 ECU10および外部機器(センサ1
6、アクチュエータ18)のいずれかに故障が生じたと
き、その故障箇所を特定する第1の故障コード(メイン
故障コード)を作成することに加え、ECUに故障が生
じたとき、その故障の内容を特定する第2の故障コード
(サブ故障コード)を作成して、それらの故障コードを
記憶手段(メモリ22、メインメモリ12a、サブメモ
リ20a)に記憶させると共に、読出し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用電子制御
ユニットに関し、より詳しくは車両に搭載されると共
に、車両用電子制御ユニットおよび、それに接続される
外部機器に故障が生じたとき、その故障箇所および故障
内容を記憶して出力することが可能な車両用電子制御ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る車両用電子制御ユニット
について、図6を参照して説明する。
【0003】図6は、従来技術に係る車両用電子制御ユ
ニット(以下「ECU」という)10の構成を説明する
ための説明ブロック図である。尚、ECU10は、図示
しない車両に搭載される。
【0004】従来技術に係るECU10は、メインCP
U12を備えると共に、メインCPU12は、入出力回
路14を介してセンサ(例えば速度センサ)16、アク
チュエータ(例えば4WD用アクチュエータ)18など
の外部機器と接続され、センサ16の出力信号、アクチ
ュエータ18の駆動信号などの授受が行われる。
【0005】メインCPU12には、メインCPU12
と相互に通信可能に接続され、その動作を監視するため
のサブCPU20が接続される。尚、各CPUには、電
源(図示しない車両搭載バッテリ)から動作電圧(例え
ば5〔V〕程度)が供給される。また、メインCPU1
2には、メインCPU12と相互に通信可能なメモリ2
2が接続されてデータの書込み/読出しが行われる。
【0006】上述のように構成されたECU10の内
部、あるいは接続された外部機器に故障が生じた場合、
メインCPU12が、メインまたはサブCPUの内蔵メ
モリ(図示せず)あるいはメモリ22に故障箇所を特定
するためのコード(故障コード)を記憶すると共に、入
出力回路14を介して接続されたワーニング・ランプ
(図に「W/L」と示す)24を点灯させ、運転手(ユ
ーザ)に対する警告が行われる。
【0007】ワーニング・ランプ24による警告を受け
た運転手が、車両をディーラに持ち込むと、ディーラに
あっては、デジタル・サーキット・テスタなどの診断機
(外部診断機)26が、ハーネス28を介してECU1
0に接続される。診断機26によって、前記CPU内外
のメモリに記憶された故障コードが読出され、故障箇所
(ECU10に生じた故障か、あるいは機械的な故障
か)の特定が行われる。
【0008】この特定の結果、ディーラにおいて「EC
Uの故障」と判断された場合、ECU10は、車両メー
カあるいはECUメーカなどに送られると共に、車両メ
ーカあるいはECUメーカなどにあっては、ECUの故
障(異常)の原因の解析が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして、メ
ーカに送られたECUは、故障に関する情報(故障コー
ド)として「ECUの故障」しか持たないため、ECU
内部のどの箇所が故障(異常)の原因なのか、即ち故障
の内容を特定するために長時間および多くの工数が必要
となる恐れがある。
【0010】このような不都合を解消するために、特開
平7−218391号公報に記載されるように、ディー
ラにおいてECUの故障コードを消去する際に、バック
アップ用のメモリに前記故障コードを複写して、車両メ
ーカあるいはECUメーカにおいて故障箇所の特定を容
易にした技術が提案されている。
【0011】しかしながら、特開平7−218391号
公報に記載された技術にあっては、依然、故障箇所の特
定のみが行われるため、車両メーカあるいはECUメー
カにあっては、故障の内容を特定するために長時間およ
び多くの工数を必要とする恐れがあった。
【0012】従って、この発明は、ディーラで「ECU
の異常」と判断されて、車両メーカあるいはECUメー
カに送られたECUについて、その故障(異常)の原因
を特定することが可能なECU(車両用電子制御ユニッ
ト)を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1項に記載の発明にあっては、車両に搭載さ
れ、少なくとも1個のCPUと、メモリと、入出力回路
を備えると共に、前記入出力回路を介して外部機器に接
続される車両用電子制御ユニット(ECU)において、
前記車両用電子制御ユニットおよび外部機器のいずれか
に故障が生じたとき、その故障箇所を特定する第1の故
障コードを作成して前記メモリに記憶させる第1故障コ
ード作成手段、前記故障が前記車両用電子制御ユニット
に生じたとき、その故障の内容を特定する第2の故障コ
ードを作成して前記メモリに記憶させる第2故障コード
作成手段、および外部診断機に接続されるとき、前記記
憶させた第1の故障コードおよび第2の故障コードを出
力する故障コード出力手段を備えるように構成した。
【0014】ECUおよび外部機器のいずれかに故障が
生じたとき、その故障箇所を特定する第1の故障コード
(メイン故障コード)を作成することに加え、ECUに
故障が生じたとき、その故障の内容を特定する第2の故
障コード、即ちECUの故障の詳細な箇所に対応するサ
ブ故障コードを作成して、読み取り可能に構成したの
で、車両メーカあるいはECUメーカにおいて、ディー
ラから送られたECUの故障(異常)の原因の特定が容
易となる。
【0015】また、請求項2項にあっては、前記故障コ
ード出力手段は、少なくとも前記記憶させた第2の故障
コードをパルス列として出力するように構成した。
【0016】第2の故障コードがパルス列で出力される
ように構成したので、故障コードの読み取りに特殊な回
路を追加する必要がなく、オシロスコープなどを用いた
簡易な構成で、ECUの故障(異常)の原因を特定する
ことができる。
【0017】また、請求項3項にあっては、前記メモリ
が、バックアップ電源を備えたRAMおよびE2 PRO
Mのいずれかであるように構成した。
【0018】前記故障コード、特に第2の故障コード
が、バックアップ電源を備えたRAMあるいはE2 PR
OMなどのメモリに記憶されるように構成したので、車
両メーカあるいはECUメーカにおいて、より確実に第
2の故障コードを読み取ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の一つの実施の形態に係るECU(車両用電子制御ユ
ニット)を説明する。
【0020】図1は、この発明の一つの実施の形態に係
るECUの構成を説明するための説明ブロック図であ
る。本実施の形態に係るECUの構成は、従来技術に係
るECUの構成とほぼ同様であるため、同じ構成には同
じ符号を用いると共に、その詳細な説明を省略する。
【0021】以下、相違点に重点をおいて説明すると、
先ず、メインCPU12の内部に、バックアップ電源
(図示せず)を有するRAMからなるメインメモリ12
aが設けられる。ECU10の内部あるいは接続された
外部機器に故障が生じた場合、メインCPU12は、メ
モリ22に故障箇所を特定するためのメイン故障コード
(第1の故障コード)を記憶すると共に、入出力回路1
4を介して接続されたワーニング・ランプ(図に「W/
L」と示す)24を点灯させ、運転手に対する警告が行
われる。
【0022】本実施の形態にあっては、故障がECU1
0に生じた故障である場合は、ECU10の故障発生箇
所あるいは故障内容(故障動作)かを予め定めたサブ故
障コード(第2の故障コード)がメインメモリ12aに
記憶される。尚、記憶されたサブ故障コードは、メイン
CPU12に設けられた出力ポートAからパルス列とし
て出力される。
【0023】次いで、図2および図3を参照して、この
実施の形態に係る故障の特定、および故障の原因の特定
(ECUが故障した場合)の処理を説明する。
【0024】図2は、ECU10の内部あるいは接続さ
れた外部機器に故障が生じたとき、ECU10で開始さ
れる故障(箇所および内容)に応じた故障コードの作成
・記憶処理を示すフロー・チャートである。メインCP
U12が上述の故障を検知した場合、先ず、運転手に警
告を行うため、S10でワーニング・ランプを点灯させ
る。
【0025】次いで、プログラムはS12に進み、故障
箇所(ECU10に生じた故障、あるいはセンサ16、
アクチュエータ18などに生じた機械的な故障)に対応
するメイン故障コードを作成してメモリ22に記憶す
る。
【0026】次いで、プログラムはS14に進み、前記
作成されたメイン故障コードがECU10内の故障か否
か判断する。S14で肯定された場合、プログラムはS
16に進み、ECU10のどの箇所で如何なる故障が生
じたか、即ち故障の内容を特定し、その故障内容に対応
するサブ故障コードを作成すると共に、メインメモリ1
2aに記憶してプログラムを終了する。尚、S14で否
定されたとき、プログラムはS16をスキップし、その
まま終了する。
【0027】上述の処理を経た車両がディーラに持ち込
まれると、ディーラでは、整備員などが、デジタル・サ
ーキット・テスタなどの診断機(外部診断機)26を、
ハーネス28を介してECU10に接続する。診断機2
6は、メモリ22に記憶されたメイン故障コードを読出
し、故障箇所(ECU10に生じた故障か、あるいは機
械的な故障か)の特定が行われる。
【0028】より具体的には、診断機26のモニタは、
例えば二桁の数値を表示するように構成されており、デ
ィーラにおいて整備員が、表示された数値から今回生じ
た故障が、ECU10に生じた故障か、あるいは機械的
な故障(アクチュエータ18の動作異常、センサ16の
出力信号異常など)か否かの特定が行われる。
【0029】ここで、故障がECU10に生じたもので
ある場合、ECU10は車両から取り外されて車両メー
カあるいはECUメーカに送られると共に、ECU10
以外の箇所に生じたものである場合、その故障箇所に対
応した処置が施される。
【0030】尚、メモリ22に記憶されたメイン故障コ
ードは、ECU10が車両から取り外された際に消去さ
れるが、メインメモリ12aは前述の通りバックアップ
電源を備えたRAMからなるため、サブ故障コードは消
去されずに車両メーカあるいはECUメーカにおいて読
出し可能となる。
【0031】図3は、メインメモリ12aからサブ故障
コードを読出す際の出力処理を示すフロー・チャートで
ある。尚、サブ故障コードの読出しの際には、前記EC
U10には所定の電源(図示せず)が接続されて動作電
圧が供給されると共に、出力ポートAにオシロスコープ
(外部診断機)およびモニタ(共に図示せず)が接続さ
れる。
【0032】尚、このとき車両メーカあるいはECUメ
ーカにおいて、予め設定された端子間が短絡(接続)さ
れる。この短絡(接続)は、メインメモリ12aからパ
ルス列を出力する、即ち故障内容の読出しを行うための
スイッチの役目を果たす。このプログラムは、上記のよ
うに接続されて動作電圧が供給されると、20msec
毎に実行される。
【0033】フロー・チャートの説明を開始すると、先
ずS100でECU10の故障か否か判断する。これ
は、メインメモリ12a内にサブ故障コードが記憶され
ているか否かを確認することにより行われる。尚、S1
00で否定されたとき、プログラムは終了すると共に、
肯定されたときはS102に進み、特定端子が接続され
ているか否か確認する。
【0034】S102で否定されたときは、サブ故障コ
ードの出力が要求されていないので、以降のプログラム
がスキップされてプログラムが終了すると共に、S10
2で肯定されたときはS104に進み、図2フロー・チ
ャートのS16で作成・記憶されたサブ故障コードが、
出力モードAのパルスを含むか否か判断する。
【0035】尚、以下、サブ故障コードと出力モードA
からCの関係について、図4を参照して説明する。
【0036】本実施の形態にあっては、出力されるサブ
故障コードは#1から#99までが設定されると共に、
そのサブ故障コードに対応したパルス列が出力されるよ
うに構成される。尚、出力されるパルス列は、図4に模
式的に示すAパターン(:周期αのパルス)、Bパター
ン(:周期βのパルス)、およびCパターン(:長さγ
のローレベル信号)が組み合わせられたものである。
【0037】尚、本実施の形態にあっては、AからCパ
ターンの組み合わせは、10の位をAパターン、1の位
をBパターンとし、その後にCパターンを付加する。例
えばサブ故障コードが#12のときの出力パターン(お
よび出力順)は、図5に示すように、Aパターン×1回
+Bパターン×2回+Cパターンのパルス列となる。前
述の通り、図3フロー・チャートの処理は20msec
毎に実行されるため、このパルス列は繰り返し出力され
る。
【0038】以上に基づいて図3フロー・チャートの説
明に戻ると、S104で肯定されると、プログラムはS
106に進み、Aパターンの出力が行われる。次いでプ
ログラムはS108に進み、図2フロー・チャートのS
16で作成・記憶されたサブ故障コードが、出力モード
Bのパルスを含むか否か判断する。
【0039】尚、S108およびS110のフローは、
S104およびS106のフローと同様な処理であるた
め、説明を省略する。S110でBパターンの出力が終
了した後はS112に進み、Cパターン(ローレベル信
号)の出力が行われる。
【0040】図3フロー・チャートのような処理が実行
されることにより、オシロスコープに接続されたモニタ
には、サブ故障コードに対応したパルス列が表示され、
車両メーカあるいはECUメーカにあっては、容易にE
CUの故障(異常)の原因を特定することができる。
【0041】また、出力されるサブ故障コードが、パル
ス列からなるので、故障コードの読み取りに特殊な回路
を追加する必要がなく、オシロスコープなどを用いた簡
易な構成で、ECUの故障(異常)の原因を特定するこ
とができる。
【0042】また、第2の故障コードが、バックアップ
電源を備えたRAMからなるメインメモリ12aに記憶
されるように構成したので、車両メーカあるいはECU
メーカにおいて、より確実に第2の故障コードを読み取
ることができる。
【0043】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
車両用電子制御ユニットについて説明する。第2の実施
の形態の説明を開始する前に、図1装置のメインCPU
12およびサブCPU20の動作を簡潔に説明する。
【0044】前述の通り、サブCPU20は、メインC
PU12と相互に通信可能に接続され、その動作を監視
する。また、メインCPU12の動作が異常、即ち誤動
作したときは、それに伴う外部機器の暴走を防止するた
めに、サブCPU20でメインCPU12の動作を監視
しつつ、メインCPU12の動作を停止すると共に、メ
インCPU12をリセットすることが好ましい。
【0045】しかしながら、メインCPU12がリセッ
トされると、第1の実施の形態におけるメインメモリ1
2aの内容もリセットされることとなり、メインCPU
12に異常が生じた場合、ECU10の故障内容の特定
が煩瑣となる。これを鑑みて、第2の実施の形態にあっ
ては、サブCPU20内にバックアップ電源を備えたR
AMからなるサブメモリ20aを設けると共に、サブ故
障コードをサブメモリ20aに記憶するように構成し
た。また、サブCPU20は、サブ故障コード読取り用
の出力ポートBを備えるように構成した。
【0046】尚、サブメモリ20aは、設けられた場所
が異なるだけで、その動作はメインメモリ12aと何ら
異ならない。サブCPU20は、メインCPU12が誤
動作してもリセットされないので、サブメモリ20aの
内容が消去されることはない。
【0047】従って、第1の実施の形態の効果に加え、
メインCPU12が誤動作した場合でも、サブ故障コー
ドを記憶することができる。即ち、ECU10による制
御の安全性を増加させることができる。
【0048】上述の第1および第2の実施の形態におい
て、メインメモリ12aおよびサブメモリ20aが、バ
ックアップ電源を備えたRAMからなるように構成した
が、それに限られず、E2 PROMなどのメモリからな
るようにしても良い。
【0049】上記した如く、この発明の実施の形態にあ
っては、車両に搭載され、少なくとも1個のCPU(メ
インCPU12、サブCPU20)と、メモリ(メモリ
22、メインメモリ12a、サブメモリ20a)と、入
出力回路(出力ポートA,B)を備えると共に、前記入
出力回路を介して外部機器(センサ16、アクチュエー
タ18)に接続される車両用電子制御ユニット(ECU
10)において、前記車両用電子制御ユニットおよび外
部機器のいずれかに故障が生じたとき、その故障箇所を
特定する第1の故障コード(メイン故障コード)を作成
して前記メモリに記憶させる第1故障コード作成手段
(図2フロー・チャートのS12)、前記故障が前記車
両用電子制御ユニットに生じたとき、その故障の内容を
特定する第2の故障コード(サブ故障コード)を作成し
て前記メモリに記憶させる第2故障コード作成手段(図
2フロー・チャートのS14,S16)、および外部診
断機(診断機26、オシロスコープ)に接続されると
き、前記記憶させた第1の故障コードおよび第2の故障
コードを出力する故障コード出力手段(ハーネス28、
出力ポートA,B)を備えるように構成した。
【0050】また、前記故障コード出力手段は、少なく
とも前記記憶させた第2の故障コードをパルス列(図4
のパターンAからCの組み合わせ)として出力する(図
3フロー・チャートのS106,S110,S112)
ように構成した。
【0051】また、前記メモリ(メインメモリ12a、
サブメモリ20a)が、バックアップ電源を備えたRA
MおよびE2 PROMのいずれかであるように構成し
た。
【0052】上述の実施の形態において、サブ故障コー
ドを#1から#99としたが、この数に限定されず、さ
らに詳細な区分としても良く、また、より大きな区分と
しても良い。
【0053】
【発明の効果】請求項1項に記載の発明にあっては、E
CUおよび外部機器のいずれかに故障が生じたとき、そ
の故障箇所を特定する第1の故障コード(メイン故障コ
ード)を作成することに加え、ECUに故障が生じたと
き、その故障の内容を特定する第2の故障コード、即ち
ECUの故障の詳細な箇所に対応するサブ故障コードを
作成して、読み取り可能に構成したので、車両メーカあ
るいはECUメーカにおいて、ディーラから送られたE
CUの故障(異常)の原因の特定が容易となる。
【0054】また、請求項2項に記載の発明にあって
は、第2の故障コードがパルス列で出力されるように構
成したので、故障コードの読み取りに特殊な回路を追加
する必要がなく、オシロスコープなどを用いた簡易な構
成で、ECUの故障(異常)の原因を特定することがで
きる。
【0055】また、請求項3項に記載の発明にあって
は、前記故障コード、特に第2の故障コードが、バック
アップ電源を備えたRAMあるいはE2 PROMなどの
メモリに記憶されるように構成したので、車両メーカあ
るいはECUメーカにおいて、より確実に第2の故障コ
ードを読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る車両用電子
制御ユニットの構成を説明するための説明ブロック図で
ある。
【図2】図1に示す車両用電子制御ユニットの内部ある
いは接続された外部機器に故障が生じたとき、故障(箇
所および内容)に応じた故障コードの作成・記憶処理を
示すフロー・チャートである
【図3】図1に示す車両用電子制御ユニットにおけるメ
インメモリあるいはサブメモリからサブ故障コードを読
出す際の出力処理を示すフロー・チャートである。
【図4】サブ故障コードを出力するためのパルス列を構
成する、出力モードAからCを模式的に示す説明図であ
る。
【図5】サブ故障コードが#12のときのパルス列を模
式的に例示する説明図である。
【図6】従来技術に係る車両用電子制御ユニットの構成
を説明するための説明ブロック図である。
【符号の説明】
10 車両用電子制御ユニット(ECU) 12 メインCPU 12a メインメモリ 14 入出力回路 16 センサ 18 アクチュエータ 20 サブCPU 20a サブメモリ 22 メモリ 24 ワーニング・ランプ 26 診断機 28 ハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、少なくとも1個のCP
    Uと、メモリと、入出力回路を備えると共に、前記入出
    力回路を介して外部機器に接続される車両用電子制御ユ
    ニットにおいて、 a.前記車両用電子制御ユニットおよび外部機器のいず
    れかに故障が生じたとき、その故障箇所を特定する第1
    の故障コードを作成して前記メモリに記憶させる第1故
    障コード作成手段、 b.前記故障が前記車両用電子制御ユニットに生じたと
    き、その故障の内容を特定する第2の故障コードを作成
    して前記メモリに記憶させる第2故障コード作成手段、 および c.外部診断機に接続されるとき、前記記憶させた第1
    の故障コードおよび第2の故障コードを出力する故障コ
    ード出力手段、を備えることを特徴とする車両用電子制
    御ユニット。
  2. 【請求項2】 前記故障コード出力手段は、少なくとも
    前記記憶させた第2の故障コードをパルス列として出力
    することを特徴とする請求項1項記載の車両用電子制御
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記メモリが、バックアップ電源を備え
    たRAMおよびE2PROMのいずれかであることを特
    徴とする請求項1項または2項のいずれかに記載の車両
    用電子制御ユニット。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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