JP2002001924A - 切断見当及び印刷見当自動調整機能を有する同期制御装置 - Google Patents

切断見当及び印刷見当自動調整機能を有する同期制御装置

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JP2002001924A JP2000188844A JP2000188844A JP2002001924A JP 2002001924 A JP2002001924 A JP 2002001924A JP 2000188844 A JP2000188844 A JP 2000188844A JP 2000188844 A JP2000188844 A JP 2000188844A JP 2002001924 A JP2002001924 A JP 2002001924A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、連続紙を使用する輪転機におい
て、切断見当調整と印刷見当調整とを各色ごとの所定の
マークの検出に基づいて自動調整を行い、かつ切断見当
調整作業のノンスキル化と時間短縮をはかる。 【解決手段】 駆動基準設定部とフィードバック信号出
力部とマーク検出部と見当補正値出力部とが設けられ、
印刷機構の駆動部を制御する制御部が、駆動基準位相を
見当補正値で補正した補正駆動基準位相と各駆動手段に
よって駆動される版胴のフィードバック位相とを同期さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、輪転機における
連続紙の切断見当並びに連続紙の長手方向における印刷
見当及び幅方向における印刷見当のうちの少なくとも長
手方向の印刷見当を調整する見当調整機能を有する輪転
機の同期制御装置に関し、特に、それぞれ独立した駆動
手段で駆動される複数の印刷機構で連続紙に多色印刷を
行うとともに、この多色印刷された連続紙を、独立した
駆動手段で駆動される切断機構で所定の印刷画像単位ご
とに切断する輪転機において、各印刷機構と切断機構と
のそれぞれ独立した駆動手段を同期制御することによっ
て、連続紙の切断見当並びに連続紙の長手方向における
印刷見当及び幅方向における印刷見当のうちの少なくと
も長手方向の印刷見当を調整する見当調整機能を有する
輪転機の同期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】それぞれ独立した駆動手段で駆動される
複数の印刷機構で連続紙に多色刷りを行うとともに、こ
の多色刷りされた連続紙を、独立した駆動手段で駆動さ
れる切断機構で所定の印刷画像単位で切断する輪転機に
おいて、連続紙の切断見当並びに連続紙の長手方向にお
ける印刷見当及び幅方向における印刷見当のうちの少な
くとも長手方向の印刷見当を調整する同期制御装置と考
えられる装置に、特開平6−47905号公報に示され
るものがある。
【0003】また、同様の輪転機において連続紙の長手
方向における印刷見当及び幅方向における印刷見当のう
ちの少なくとも長手方向の印刷見当を調整する同期制御
装置としては、特許第2866071号公報に示される
ものがある。
【0004】特開平6−47905号公報に示されるも
のは、印刷ユニットの被駆動部(シリンダー)ごとの個
別駆動部(電動機)とこの個別駆動部ごとの駆動制御装
置とが、印刷ステーション群としてまとめられている。
そしていくつかの印刷ステーション群は互いに独立して
おり、それぞれの位置基準をそれらの印刷ステーション
群が配属されたデータバスを介して受け取る。すなわ
ち、印刷ステーション群はそれぞれ駆動装置を有してお
り、各駆動装置は折畳みユニットが連結されたデータバ
スと連結されるとともに当該印刷ステーション群の個別
駆動部の位置決めを制御し、かつ個別駆動部相互の相対
的な位置決めを制御する。
【0005】また、駆動装置が連結されたデータバスに
は上位マスター装置である操作・データ処理ユニットが
連結されており、この操作・データ処理ユニットは、目
標値及び目標値偏差のプリセットならびに実際値の処理
を行い、それによって種々異なる印刷ステーション群の
目標値コントロールを印刷ステーション群相互間及び折
畳みユニットに対して整合的に行うようにしている。
【0006】つまり、この輪転機では、印刷ステーショ
ン群の電動機ごとの駆動制御を、駆動装置と上部マスタ
ー装置からの制御基準に基づいて、駆動制御装置を介し
て、折畳みユニットから受け取った位置基準との関係で
行うようにしている。
【0007】特許2866071号公報に示されるもの
は、連続紙に多色刷り可能であるように設けられた複数
の印刷ユニットの版胴をそれぞれ独立した駆動手段で駆
動するように設けるとともに、この駆動手段の作動状態
をフィードバックさせ、このフィードバック信号で駆動
制御に係る指令値を補正し、駆動手段による版胴の駆動
を制御するようにしている。また、多色刷りする各版胴
により所定のマークを印刷するとともに、このマークを
読み取って各版胴による印刷画像のずれを検出演算し、
ずれに対応する信号を出力する制御部を有しており、前
記指令値をフィードバック信号で補正するときに、併せ
て前記制御部の信号による指令値の捕正を行い、印刷画
像における連続紙の長手方向のずれを自動調整するよう
にしている。
【0008】なお、特許2866071号公報に示され
るものは、印刷画像における連続紙の幅方向のずれを自
動調整可能であるように版胴を軸方向に移動させる版胴
軸方向調整機構を有しており、前記制御部からの軸方向
調整に係る信号により版胴軸方向調整機構の駆動手段が
作動制御されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−479
05号公報の記載内容は、発明の構成も作用も極めて概
略的で具体的な制御の内容を開示していない。
【0010】例えば、折畳みユニットから受け取った位
置基準との関連で印刷ステーション群の個別駆動部の位
置決めを制御しかつ個別駆動部相互の相対的位置決めを
制御するという記載にしても、何をどうするための制御
か明確でない。仮にこれが、印刷画像相互の関係を正し
く整合するための制御及び印刷画像と切断・折畳みとの
関係を正しく整合するための制御だとしても、この制御
が具体的にどのように行われるのか明らかにされていな
い。
【0011】前記特許2866071号公報に示される
ものは、印刷画像の印刷見当を自動調整することが可能
であるものの、切断見当の自動調整についてはまったく
考慮していないものであり、この切断見当を調整するた
めに切断後の印刷物をサンプリングして、基準色の印刷
画像又は各色の印刷画像について目視確認しながら、切
断見当つまり切断位置と印刷画像との関係を調整する必
要があり、作業に熟練と時間とを要し、目視調整の間に
比較的多くの損紙が出ていた。
【0012】この発明は、連続紙を使用する輪転機にお
いて、例えば折畳みユニットやシーターによる切断位置
を印刷位置に対して適切な位置に調整する切断見当調整
と、多色刷りにおける各色の印刷画像同士の重なり具合
を適切な状態に調整する印刷見当調整とを、各色の印刷
画像とともに印刷された各色ごとの所定のマークの検出
に基づいて自動調整可能にするものである。また、切断
見当調整作業のノンスキル化と時間短縮をはかり、この
作業に伴う損紙の低減をはかるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記特許請
求の範囲に記載した構成によって、従来の技術が有して
いた課題を解決するものである。
【0014】前記構成によれば、まず、連続紙に印刷さ
れた所定のマークが検出される予め定められた被検出位
置と切断機構の切断作用位置との間の連続紙の長さと、
印刷画像の切断単位長さとの関係から、各駆動手段を駆
動基準によって同期制御した状態において、マークが検
出される時の、連続紙上の実際の切断位置と連続紙上の
正しい切断位置との相違長さを求め、この長さに基づい
て、駆動基準位相を調整するための切断見当調整値を定
め、予め見当補正値出力部内に設定しておく。
【0015】この状態で駆動基準設定部を作動させる。
すると、制御部は駆動基準を受け取ってこの駆動基準速
度及び駆動基準位相に従って、かつフィードバック信号
を受け取って駆動状態を確認しながら、駆動手段を作動
させ輪転機を作動させる。
【0016】輪転機が作動すると、印刷機構がマークを
印刷し、このマークをマーク検出部が検出し検出信号を
出力する。
【0017】また、駆動基準設定部が作動するとともに
輪転機が作動してマーク検出部が検出信号を出力する
と、見当補正値出力部は、駆動基準位相を受け取るとと
もにこの駆動基準位相を切断見当調整値で調整し、更
に、マーク検出部が検出信号を出力した時点における、
駆動基準位相を切断見当調整値で調整した値を登録し、
この登録した値を切断見当補正値として設定し、この切
断見当補正値を見当補正値として印刷機構の制御部に送
信する。また、マーク検出部が出力した検出信号に基づ
いて、基準マークに対する他のマークの正しい位置と実
際の位置とのずれを印刷見当補正値として求める。
【0018】見当補正値出力部から見当補正値を受け取
った印刷機構の制御部は、駆動基準位相を見当補正値で
補正して補正駆動基準位相とし、駆動基準位相を補正駆
動基準位相に置き換えて、駆動基準速度及び補正駆動基
準位相に従って、かつフィードバック信号を受け取って
駆動状態を確認しながら、駆動手段を作動させる。な
お、切断機構の制御部は、それまで同様に駆動基準速度
及び駆動基準位相に従って、かつフィードバック信号を
受け取って駆動状態を確認しながら、駆動手段を作動さ
せる。
【0019】この制御駆動により、切断機構の回転位相
に対し印刷機構の回転位相が補正され、連続紙上の実際
の切断位置と連続紙上の正しい切断位置とが一致し、見
当補正値出力部で出力する、マーク検出部が検出信号を
出力した時点における、駆動基準位相を切断見当調整値
で調整した値が「0」になる。すると、見当補正値出力
部では、それまでの切断見当補正値のみの見当補正値
を、切断見当補正値に前記印刷見当補正値を併合した見
当補正値に替えて印刷機構の制御部に送信する。
【0020】見当補正値出力部から切断見当補正値に印
刷見当補正値を併合した新たな見当補正値を受け取った
印刷機構の制御部は、それまでの補正駆動基準位相を新
たな見当補正値で補正して新たな補正駆動基準位相と
し、補正駆動基準位相を新たな補正駆動基準位相に置き
換えて、駆動基準速度及び新たな補正駆動基準位相に従
って、かつフィードバック信号を受け取って駆動状態を
確認しながら、駆動手段を作動させる。なお、切断機構
の制御部は、これまで同様に駆動基準速度及び駆動基準
位相に従って、かつフィードバック信号を受け取って駆
動状態を確認しながら、駆動手段を作動させる。
【0021】この制御駆動により、基準マークの印刷機
構の回転位相に対し他のマークの印刷機構の回転位相が
補正され、連続紙上に印刷される基準マークに対する他
のマークの位置が正しい位置に一致する。
【0022】以後、制御部は、駆動基準速度及び新たな
補正駆動基準位相に従って、かつフィードバック信号を
受け取って駆動状態を確認しながら、駆動手段を作動さ
せる制御を続ける。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態にお
ける輪転機の説明図である。
【0024】図1には、一実施の形態として、それぞれ
4つの印刷機構Pを有する印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5と、印刷された連続紙Wを
所定の印刷画像ごとに切断して折り畳む切断機構である
折畳みユニットFDとを備えた輪転機に、本発明に係る
切断見当及び印刷見当自動調整機能を有する同期制御装
置を適用したものが示されている。
【0025】各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、
CT4、CT5の印刷機構Pは、ブランケット胴BCと
版胴PCの印刷カップルが2組ずつ設けられている。各
印刷カップルは、版胴PCが伝動手段GTを介して、ま
たブランケット胴BCが版胴PC及び版胴PCとブラン
ケット胴BCの両胴間に設けられた図示しない伝動手段
を介して、駆動手段Mによって駆動される。
【0026】すなわち、各印刷ユニットCT1、CT
2、CT3、CT4、CT5の印刷機構Pは、それぞれ
が独立した駆動手段Mで駆動されるようになっている。
また、折畳みユニットFDは折胴FCが伝動手段GTを
介して、また他の胴は折胴FCと他の胴との間に設けら
れた図示しない伝動手段を介して、駆動手段Mによって
駆動される。なお、伝動手段GTをなくし、版胴PC及
び折胴FCをそれぞれ駆動手段Mで直接駆動するように
してもよい。
【0027】前記駆動手段Mには、各駆動手段Mに対応
する#11〜♯18、#21〜#28、#31〜#3
8、#41〜#48、#51〜#58、#99のスレー
ブ制御部3及び駆動手段Mの回転の角変位量に比例する
数だけの、第1パルス信号(以下、パルス信号とする)
を出力するとともに、1回転ごとに第2パルス信号(以
下、Z相パルス信号とする)を出力するフィードバック
信号出力部であるZ相付きロータリーエンコーダー(イ
ンクリメンタルエンコーダー;以下、エンコーダーとす
る)6が設けられている。
【0028】スレーブ制御部3は、図3で説明するスレ
ーブネットワーク接続部31を介して、ネットワークラ
イン5に接続されている(なお、#15〜#18、#2
1〜#28、#31〜#38、#41〜#48、#51
〜♯54、#99のスレーブ制御部3とネットワークラ
イン5との接続態様は、#11〜#14、#55〜#5
8のスレーブ制御部3と同様なので図示を省略した)。
また、このネットワークライン5には、マスター制御部
1が接続されている。
【0029】更に、各印刷ユニットCT1、CT2、C
T3、CT4、CT5の最下流側印刷機構Pよりも下流
側には、連続紙Wに印刷された所定のマーク、例えば見
当合わせ用マーク(以下、見当マークとする)を検出す
るマーク検出部7、7が、連続紙Wの表裏に対向して設
けられ、これら連続紙Wの表裏に設けられた一対のマー
ク検出部7、7ごとに、これらと接続されるとともに、
それぞれ当該印刷ユニットCT1、CT2、CT3、C
T4、CT5の各スレーブ制御部3及びマスター制御部
1と接続された見当補正値出力部8が設けられている。
【0030】マーク検出部7、7は、それぞれ各印刷機
構Pの版胴PCによって印刷された見当マークをそれぞ
れ個別に検出可能であり、見当補正値出力部8は、個別
に検出した見当マークごとに見当補正値を出力すること
が可能であるように設けられている。
【0031】マーク検出部7、7によって検出される見
当マークは、通常、正規の印刷画像から外れた位置に印
刷される。この実施の形態では、連続紙の長手方向にも
印刷画像のない位置、たとえば、新聞における両側白地
部分や折畳みされる中央の白地部分に印刷されるのが好
ましい。
【0032】ネットワークライン5は、ループ状に形成
され、何らかのトラブルによってその一方が不通となっ
た場合でもその他方により、マスター制御部1と#11
〜#18、#21〜#28、#31〜#38、#41〜
#48、#51〜#58、#99のスレーブ制御部3と
の信号伝達が可能であるように構成されている。
【0033】なお、前記マスター制御部1に替え、マス
ター制御部が複数設けられ、それぞれが後に説明するマ
スター制御部の機能を有するとともに、マスター制御部
を選択的に切り替えて使用できる構成であってもよい。
【0034】また、各印刷機構Pの版胴PCには、図示
しない連続紙幅方向印刷見当調整機構が設けられてもよ
い。この連続紙幅方向印刷見当調整機構は、後に説明す
る見当補正値出力部8が出力する適宜の補正信号によっ
て調整作動するように設けられる。
【0035】図2はマスター制御部1の説明図である。
図2において、マスター制御部1には、入力操作部1
1、駆動基準設定部13、処理部12、マスターネット
ワーク接続部17が設けてある。また、駆動基準設定部
13には、マスターパルス信号出力部14、速度設定部
15、位相設定部16が設けてある。
【0036】入力操作部11は、印刷稼動で使用する印
刷ユニットを印刷ユニットCT1、CT2、CT3、C
T4、CT5から指定するなどのセット編成情報を入力
する初期操作が可能であるとともに、起動、増減速、停
止などの稼動信号を入力する稼動操作ができるようにな
っている。
【0037】処理部12は、入力操作部11によって入
力されたセット編成情報に基づいて、輪転機のセットを
編成して管理範囲指定電文及び他の電文を作成するとと
もに、編成したセットを同期制御が可能であるように前
記入力操作部11からの稼動操作や、この操作に基づく
駆動基準設定を可能にしている。
【0038】マスターネットワーク接続部17は、処埋
部12が作成した管理範囲指定電文をネットワークライ
ン5に送信するとともに、駆動基準設定部13が設定し
た駆動基準などに係る制御電文をネットワークライン5
に送信し、かつスレーブ制御部3からネットワークライ
ン5を介して送信されてくる応答情報の応答電文を受信
するようになっている。
【0039】マスターパルス信号出力部14は、入力操
作部11によって入力された起動、増減速、停止などの
稼動信号に基づいて処理部12が設定した速度値に比例
する第1マスターパルス信号を出力し、かつ第1マスタ
ーパルス信号が予め定められた所定数だけ出力されるた
びに第2マスターパルス信号を出力する。この第1マス
ターパルス信号及び第2マスターパルス信号は、印刷機
構Pが設定された速度で稼動させられるときに、各駆動
手段Mに対応して設けられたエンコーダー6が出力する
パルス信号及びこのエンコーダー6が出力するZ相パル
ス信号に等しい周波数の信号である。
【0040】速度設定部15は、マスターパルス信号出
力部14が出力する第1マスターパルス信号に基づい
て、駆動手段Mの駆動基準速度を設定するようになって
いる。
【0041】位相設定部16は、マスターパルス信号出
力部14が出力する第1マスターパルス信号及び第2マ
スターパルス信号に基づいて、駆動手段Mの、ひいては
駆動手段Mの被駆動部である版胴PCの駆動基準位相を
設定するようになっている。
【0042】図3は印刷機構の駆動手段Mに対応するス
レーブ制御部3の説明図である。図3において、スレー
ブ制御部3には、駆動基準受信部を兼ねるスレーブネッ
トワーク接続部31、駆動基準速度信号出力部32、見
当補正値登録部45、補正駆動基準位相信号出力部4
6、見当補正値受信部44、フィードバック信号受信部
38、フィードバック速度信号出力部39、フィードバ
ック位相信号出力部37、位相偏差検出部34、位相偏
差信号出力部35、第1速度信号補正部36、第2速度
信号補正部40、モータードライバー41が設けてあ
る。
【0043】スレーブネットワーク接続部31は、イン
ターフェイスを含むマイクロコンピューターであり、マ
スター制御部1が送信したセット編成情報からなる管理
範囲指定電文及び駆動基準速度と駆動基準位相とをもつ
駆動基準の制御電文をネットワークライン5を介して受
信するとともに、必要に応じてマスター制御部1からの
電文を受信したことを知らせる応答電文をネットワーク
ライン5を介してマスター制御部1に送信するものであ
る。
【0044】見当補正値受信部44は、見当補正値出力
部8が送信した見当補正値である制御電文を送信ライン
95を介して受信し、この見当補正値を見当補正値登録
部45に入力する。
【0045】見当補正値登録部45は、入力された見当
補正値を登録するとともに、これを補正駆動基準位相信
号出力部46に出力可能になっている。
【0046】駆動基準速度信号出力部32は、制御電文
の駆動基準速度を、前記入力操作部11によって入力さ
れ前記処理部12が設定した速度値に比例するアナログ
信号の駆動基準速度信号に変換して出力するものであ
る。
【0047】補正駆動基準位相信号出力部46は、制御
電文の駆動基準位相が入力されるたびに、見当補正値登
録部45に登録されている見当補正値によって、入力さ
れた駆動基準位相を補正し、補正駆動基準位相として適
宜の信号で出力するものである。
【0048】フィードバック信号受信部38は、当該駆
動手段Mに対応するエンコーダー6の出力するパルス信
号及びZ相パルス信号を入力されるようになっている。
【0049】フイードバック速度信号出力部39は、駆
動手段Mの回転速度に比例する値をエンコーダー6の出
力するパルス信号に基づいて演算し、さらに駆動手段M
の回転速度に比例するアナログ信号である駆動速度信号
に変換して出力する。
【0050】フィードバック位相信号出力部37は、エ
ンコーダー6の出力するパルス信号とZ相パルス信号と
から、駆動手段Mの、ひいては駆動手段Mの被駆動部で
ある版胴PCのフィードバック位相を検出し、これを適
宜の信号で出力する。
【0051】位相偏差検出部34は、補正駆動基準位相
信号出力部46が出力する補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号出力部37が出力する版胴PCのフ
ィードバック位相信号とから、補正駆動基準位相に対す
る版胴PCのフィードバック位相の偏差を検出するもの
である。
【0052】位相偏差信号出力部35は、比例積分アン
プであり、位相偏差検出部34が検出した偏差をアナロ
グ信号の位相偏差信号に変換して出力するものである。
【0053】第1速度信号補正部36は、駆動基準速度
信号出力部32が出力する駆動基準速度信号を、位相偏
差信号出力部35が出力する位相偏差信号によって補正
するものである。
【0054】第2速度信号補正部40は、第1速度信号
補正部36で補正された第1補正速度信号を、フィード
バック速度信号出力部39が出力する駆動手段Mの駆動
速度信号によって補正する。
【0055】モータードライバー41は、第2速度信号
補正部40によって補正された第2補正速度信号に基づ
いて、駆動手段Mに駆動電力を供給する。
【0056】したがって、印刷機構の駆動手段Mに対応
するスレーブ制御部3は、版胴PCが補正駆動基準位相
と整合するように対応する駆動手段Mを同期制御する。
【0057】図4は切断機構(この実施の形態では折畳
みユニットの折胴FCと鋸胴の対)の駆動手段Mに対応
する#99であるスレーブ制御部3の説明図である。図
4において、スレーブ制御部3には、駆動基準受信部を
兼ねるスレーブネットワーク接続部31、駆動基準速度
信号出力部32、駆動基準位相信号出力部33、フィー
ドバック信号受信部38、フィードバック速度信号出力
部39、フィードバック位相信号出力部37、位相偏差
検出部34、位相偏差信号出力部35、第1速度信号補
正部36、第2速度信号補正部40、モータードライバ
ー41が設けてある。
【0058】これら構成部分のうち、前記図3を参照し
て説明した、印刷機構の駆動手段Mに対応するスレーブ
制御部3の構成部分と同じ符号のものは前記と同じであ
るので、説明を省略する。
【0059】駆動基準位相信号出力部33は、制御電文
の駆動基準位相が入力され、当該駆動基準位相が入力さ
れるたびにこれを適宜の信号で出力するものである。
【0060】図4のフィードバック位相信号出力部37
は、前記図3を参照して説明したフィードバック位相信
号出力部37と基本的に同じである。ただ、図4のフィ
ードバック位相信号出力部37は、エンコーダー6の出
力するパルス信号とZ相パルス信号とから、駆動手段M
の、ひいては駆動手段Mの被駆動部である切断動作部
(この実施の形態では折畳みユニットの折胴FC)のフ
ィードバック位相を検出し、これを適宜の信号で出力す
る。
【0061】位相偏差検出部34は、駆動基準位相信号
出力部33が出力する駆動基準位相信号とフィードバッ
ク位相信号出力部37が出力する折胴FCのフィードバ
ック位相信号とから、駆動基準位相に対する折胴FCの
フィードバック位相の偏差を検出するものである。
【0062】したがって、切断機構(この実施の形態で
は折畳みユニットの折胴FCと鋸胴の対)の駆動手段M
に対応する#99であるスレーブ制御部3は、折胴FC
が駆動基準位相と整合するように対応する駆動手段Mを
同期制御する。
【0063】図5は見当補正値出力部8の説明図であ
る。図5において、見当補正値出力部8には、駆動基準
受信部であるネットワーク接続部81、駆動基準位相信
号出力部82、切断見当調整値登録部83、切断見当補
正値出力部84、切断見当補正値登録部85、見当補正
値処理部86、見当補正値送信部87、前記マーク検出
部7と連結されたマーク位置演算部88、印刷見当補正
値出力部89、切断見当補正値確定部90、切断見当整
合検出部91、切断見当補正値出力部84と切断見当補
正値登録部85との連結を断続切り替えする第1スイッ
チ92、切断見当補正値登録部85と見当補正値処理部
86との連結を断続切り替えする第2スイッチ93、印
刷見当補正値出力部89と見当補正値処理部86との連
結を断続切り替えする第3スイッチ94が設けてある。
【0064】なお、100は連続紙幅方向印刷見当を調
整するための補正信号を、図示しない連続紙幅方向印刷
見当調整機構に出力する、連続紙幅方向印刷見当補正信
号出力部である。ただし、連続紙幅方向印刷見当調整機
構による連続紙幅方向印刷見当調整は、本発明に直接関
係しないので、これ以上の説明を省略する。
【0065】駆動基準受信部であるネットワーク接続部
81は、インターフェイスを含むマイクロコンピュータ
ーであり、マスター制御部1が送信したセット編成情報
からなる管理範囲指定電文及び駆動基準速度と駆動基準
位相とをもつ駆動基準の制御電文をネットワークライン
5を介して受信するとともに、必要に応じてマスター制
御部1からの電文を受信したことを知らせる応答電文を
ネットワークライン5を介してマス夕ー制御部1に送信
するものである。なお、この見当補正値出力部8では、
ネットワーク接続部81で受信した駆動基準の駆動基準
速度は必要でない。したがって、駆動基準の制御電文は
駆動基準速度を欠いたものであってもさしつかえない。
【0066】駆動基準位相信号出力部82は、制御電文
の駆動基準位相が入力され、当該駆動基準位相が入力さ
れるたびにこれを適宜の信号で出力するものである。
【0067】切断見当調整値登録部83は、切断見当調
整値が設定登録され、この調整値を適宜の信号で出力す
る。ここで、切断見当調整値は、各見当マークがマーク
検出部7で検出される被検出位置B1、B2から切断機
構である折胴FCと鋸胴の対が連続紙Wを切断する切断
作用位置Cまでの連続紙Wの長さが、前記所定の印刷画
像単位の長さ(つまり見当マークが印刷される間隔であ
り、切断単位長さに等しい)の整数倍となるように補正
する値である。したがって、切断見当調整値は、各見当
マークの印刷位置が印刷画像設定においてどのように配
置されているかや、各見当マークを検出する被検出位置
がどのように配されているかによって、どの版胴PCに
よって印刷される見当マークに対しても同一の値になっ
たり相違する値になったりする。
【0068】すなわち、説明をわかりやすくするため図
9に概略を示すように、前記各見当マークがマーク検出
部7で検出される被検出位置B1、B2から切断機構が
連続紙Wを切断する切断作用位置Cまでの連続紙Wの長
さL0を前記所定の印刷画像単位の長さLCで除し、そ
の残余長さL1に連続紙W上における正しい切断位置か
ら最寄りの見当マーク印刷位置までの長さLMを加算又
は減算した長さL2を、前記印刷機構Pの版胴PCの外
周上の長さに置き換え、更にこの外周上の長さに対応す
る前記フイードバック信号出力部6のパルス信号の数又
はフイードバック信号出力部6のパルス信号とZ相パル
ス信号との数に替えた値Nが切断見当調整値として設定
され、駆動基準位相信号出力部82が信号を出力するた
びにこの切断見当調整値を適宜の信号で出力する。
【0069】なお、切断位置から最寄りの見当マークが
連続紙W上における正しい切断位置より上流側に印刷さ
れているときは前記長さLMを減算し、切断位置から最
寄りの見当マークが連続紙W上における正しい切断位置
より下流側に印刷されているときは前記長さLMを加算
して補正値Nを設定する。
【0070】切断見当補正値出力部84は、前記駆動基
準位相信号出力部82が駆動基準位相信号を出力するた
びに、この駆動基準位相信号を切断見当調整値登録部8
3の切断見当調整値によって調整処理し、前記マーク検
出部7が各見当マークを検出するたびに、調整処理した
値を、それぞれの見当マークを印刷する版胴PCの切断
見当補正値として適宜の信号で出力する。
【0071】切断見当補正値登録部85は、各版胴PC
によって印刷される見当マークごとに、それら見当マー
クがそれぞれ対応するマーク検出部7によって検出され
た時点に前記切断見当補正値出力部84が出力している
切断見当補正値を、登録する。この登録に際し、切断見
当補正値登録部85は、各見当マークごとに、新たに登
録しようとする切断見当補正値とすでに登録されている
切断見当補正値との相違が、予め定めた範囲を超えてな
いときは、切断見当補正値を更新せずに、すでに登録さ
れている切断見当補正値の登録を維持する。
【0072】切断見当補正値確定部90は、切断見当補
正値登録部85における切断見当補正値の更新をチェッ
クし、切断見当補正値の更新が予め定めた回数(例えば
3回)連続して行われないときに切断見当補正値確定信
号を出力し、前記第1スイッチ92と第2スイッチ93
とを切り換える。すなわち、後に説明する制御開始時の
状態を切り換え、第1スイッチ92を「OFF」して切
断見当補正値出力部84と切断見当補正値登録部85と
の連結を断ち、第2スイッチ93を「ON」して切断見
当補正値登録部85と見当補正値処理部86を連結す
る。
【0073】この切断見当補正値確定部90の作用によ
り、切断見当補正値登録部85には、各見当マークごと
に相違する値が確定登録される。確定登録された各見当
マークごとの切断見当補正値は、各見当マークを印刷す
る印刷機構Pの印刷作用位置Aからマーク検出部7、7
によるマークの被検出位置B1、B2までの長さが、前
記印刷画像単位の長さの整数倍となるように補正する値
となっている。
【0074】見当補正値処理部86は、第2スイッチ9
3の「ON」によって切断見当補正値登録部85と連結
されると、切断見当補正値登録部85に登録されている
切断見当補正値を見当補正値として適宜の信号で出力す
る。また、後に説明する印刷見当補正値が入力される
と、印刷見当補正値が入力されるたびにこの印刷見当補
正値と切断見当補正値とを併合させて、見当補正値とし
て適宜の信号で出力する。
【0075】見当補正値送信部87は、見当補正値処理
部86が出力する見当補正値から、各印刷機構Pのスレ
ーブ制御部3にそれぞれ該当する見当補正値を、送信ラ
イン95を介して送信する。
【0076】マーク位置演算部88は、マーク検出部7
と連結されており、マーク検出部7の検出信号に基づい
て、各印刷機構Pが印刷した見当マークそれぞれの重心
位置を演算し適宜の信号で出力する。
【0077】印刷見当補正値出力部89は、マーク位置
演算部88が出力した信号に基づいて、予め定めた基準
見当マーク(例えば、ブラックの見当マーク)の重心位
置に対する他の色の見当マークの重心位置が、当該他の
色の見当マークの重心が本来あるべき位置からどれだけ
ずれているかを演算し、そのずれを印刷見当補正値とし
て適宜の信号で出力する。
【0078】切断見当整合検出部91は、切断見当補正
値出力部84と連結され、マーク検出部7が各見当マー
クを検出した時点における切断見当補正値出力部84の
出力する切断見当補正値が、予め定めた「0」を挟む所
定の範囲になったとき、すなわち、連続紙W上の切断位
置が本来切断される位置と略一致し、切断見当調整が終
了したときに、第3スイッチ94を「ON」する切断見
当整合信号を出力する。第3スイッチ94が、後に説明
する制御開始時の状態が切り換えられて「ON」される
と、印刷見当補正値出力部89が見当補正値処理部86
と連結され、印刷見当補正値出力部89の出力値である
印刷見当補正値が見当補正値処理部86に入力され、見
当補正値処理部86で前記のとおり処理される。すなわ
ち、切断見当補正値と印刷見当補正値が併合される。
【0079】以下に、本発明に係る切断見当及び印刷見
当自動調整機能を有する同期制御装置による制御を説明
する。
【0080】まず、切断見当調整値登録部83に切断見
当調整値を設定する。この切断見当調整値は、前記した
通りのもので設計上決まるが、なお、印刷ユニットを組
み立てたときの誤差などを加味して決められる。
【0081】切断見当調整値は、各版胴による見当マー
クが、連続紙長手方向の同位置に印刷される印刷画像設
定であって、かつ連続紙走行経路の走行方向同位置で検
出されるようにマーク検出部7の位置が設定されている
ときは、すべての見当マークとも同じである。
【0082】また、前記見当補正値出力部8の構成の説
明では各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT
4、CT5において、各印刷機構Pごとに切断見当調整
値を設定し各印刷機構Pそれぞれを切断見当調整する構
成を説明したが、各印刷ユニットCT1、CT2、CT
3、CT4、CT5において、各印刷機構Pが駆動基準
にしたがって駆動されたときに、各印刷機構Pの印刷画
像が2乃至3ミリメートル程度の範囲に収まるずれで重
なり合う回転位相関係となるように、各印刷機構Pの版
胴PCが設定されているときは、切断見当調整値を予め
定めた基準見当マークを印刷する印刷機構Pについて設
定し、この印刷機構Pによって印刷される基準見当マー
クを検出した検出信号によって決まる切断見当補正値に
よって各印刷機構Pを切断見当調整すればよい。
【0083】次に、当該印刷稼動でマスター制御部1の
駆動基準によって同期制御されるべき印刷ユニット及び
折畳みユニットを指定するセット編成情報を、マスター
制御部1の入力操作部11から入力する。例えば、図1
の印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、CT
5及び折畳みユニットFDを指定するセット編成情報を
マスター制御部1に入力する。
【0084】この入力により、マスター制御部1の処理
部12は、アスキーコードからなる管理範囲指定電文を
マスターネットワーク接続部17及びネットワークライ
ン5を介して#11〜#18、#21〜#28、#31
〜#38、#41〜#48、#51〜#58、#99の
各スレーブ制御部3及び#01〜#05の各見当補正値
出力部8に送信する。
【0085】図6は、管理範囲指定電文と応答電文の説
明図である。管理範囲指定電文は、例えば、図6に示さ
るように、電文のスタートコード「STX」と電文の最
終コード「ETX」との間に、(i)この電文が管理範
囲を指定するものであることを示す「F」、(ii)マスタ
ー制御部1を示す「MC1」及び(iii) 管理範囲となる
印刷カップルそれぞれ及び折畳みユニットの#11〜#
18、#21〜#28、#31〜#38、#41〜#4
8、#51〜#58、#99のスレーブ制御部3のノー
ド番号を示す「CS11」乃至「CS58」及び「CS
99」、(iv)各印刷ユニットCT1、CT2、CT3、
CT4、CT5の#01〜#05の見当補正値出力部8
のノード番号を示す「RC01」、「RC02」、「R
C03」、「RC04」及び「RC05」が挿入されて
テキスト文とされる。そして当該テキスト文に続けてブ
ロックチェック「BCC」を付して構成される。
【0086】管理範囲指定電文を受信した、各スレーブ
制御部3はそれぞれのスレーブネットワーク接続部31
がネットワークライン5を介して、また各見当補正値出
力部8はそれぞれのネットワーク接続部81がネットワ
ークライン5を介して、マスター制御部1に対して、管
理範囲指定電文を受信したことを知らせる応答電文を送
信する。応答電文は、応答電文であることを示す「AC
K」と、応答したスレーブ制御部3又は見当補正値出力
部8を示す自己のノード番号とから構成される。
【0087】また、管理範囲指定電文を受信した各見当
補正値出力部8は、第1スイッチ92が「ON」状態
に、第2スイッチ93及び第3スイッチ94が「OF
F」状態になる。
【0088】同期制御稼動は、まず、マスター制御部1
の入力操作部11が稼動信号入力可能状態に切り替えら
れ、入力操作部11から起動、増減速、停止などの稼動
信号が入力されることによって行われる。
【0089】稼動信号が入力されると、処理部12は、
入力された稼動信号に相応する速度値を駆動基準設定部
13のマスターパルス信号出力部14に設定する。これ
により、マスターパルス信号出力部14は、設定された
速度に相応する第1マスターパルス信号を出力するとと
もに、第1マスターパルス信号の所定数出力ごとに第2
マスターパルス信号を出力する。この第1マスターパル
ス信号及び第2マスターパルス信号は、輪転機が設定さ
れた速度で稼動させられるときに、各駆動手段Mに対応
して設けられたエンコーダー6が出力するパルス信号及
びこのエンコーダー6が出力するZ相パルス信号に等し
い周波数の信号である。
【0090】マスターパルス信号出力部14が前記の信
号出力を開始すると、駆動基準設定部13の速度設定部
15と位相設定部16とは、マスターパルス信号出力部
14が出力するパルス信号を積算する。すなわち、速度
設定部15は、前記第1マスターパルス信号を積算する
とともに、第2マスターパルス信号でクリアーされる。
位相設定部16は、前記第1マスターパルス信号と第2
マスターパルス信号とを積算するとともに、当該第1マ
スターパルス信号の積算値は第2マスターパルス信号で
クリアーされ、第2マスターパルス信号の積算値はその
積算値が所定数になるたびにクリアーされる。
【0091】第2マスターパルス信号のクリアーされる
所定数は、版胴PCの回転と駆動手段Mとともに回転す
るエンコーダー6の回転の比率に基づいて予め定められ
ており、例えば、版胴PCが1回転する間にエンコーダ
ー6が4回転するときは「4」であり、版胴PCが1回
転する間にエンコーダー6が2回転するときは「2」で
ある。
【0092】前記速度設定部15と位相設定部16との
積算値は、予め定められた所定時間ごとに、例えば、1
00マイクロ秒ごとに、制御電文としてマスターネット
ワーク接続部17からネットワークライン5を介して管
理範囲となっているスレーブ制御部3及び見当補正値出
力部8に送信される。
【0093】図7は、速度設定部15と位相設定部16
との積算値の制御電文の説明図である。制御電文は、例
えば図7に示されるように、電文のスタートコード「S
TX」と電文の最終コード「ETX」との間に、(i)
この電文が駆動基準であることを示す「P」、(ii)マス
ター制御部1を示す「MC1」及び(iii) 管理範囲とな
る印刷ユニットCT1、CT2、CT3、CT4、CT
5の各印刷カップル及び折畳みユニットFDのそれぞれ
の#11〜#18、#21〜#28、♯31〜#38、
#41〜♯48、#51〜#58、#99のスレーブ制
御部3のノード番号を示す「CS11」〜「CS1
8」、「CS21」〜「CS28」、「CS31」〜
「CS38」、「CS41」〜「CS48」、「CS5
1」〜「CS58」及び「CS99」、(iv)各印刷ユニ
ットCT1、CT2、CT3、CT4、CT5の#01
〜#05の見当補正値出力部8のノード番号を示す「R
C01」、「RC02」、「RC03」、「RC04」
及び「RC05」、(v)更に駆動基準速度を示す「V
8」、「V7」、「V6」、「V5」及び駆動基準位相
を示す「V4」、「V3」、「V2」、「V1」が挿入
されてテキスト文とされる。そして当該テキスト文に続
けてブロックチエック「BCC」を付して構成されてい
る。ここで、「V8」乃至「V1」はアスキーコード
(16進数)の「0」から「9」及び「A」から「F」
を使用し、例示の電文では、駆動基準速度と駆動基準位
相とはともに、例えば4バイトからなる。これらの電文
は、ネットワークライン5を、例えば毎秒20メガビッ
トの速度で送信される。
【0094】制御電文を受信した印刷機構Pの各スレー
ブ制御部3では、駆動基準速度が駆動基準速度信号出力
部32ヘ入力され、駆動基準位相が補正駆動基準位相信
号出力部46へ入力されてそれぞれ処理される。すなわ
ち、駆動基準速度が入力された駆動基準速度信号出力部
32では、今回入力された駆動基準速度をY2、その直
前に入力された駆動基準速度をY1、マスター制御部1
が制御電文を送信する予め定められた間隔時間をTとし
て、 S1=(Y2−Y1)/T の演算により、処理部12が設定した速度値に比例する
値S1を求め、この値S1に相当するアナログ信号を駆
動基準速度信号として出力する。なお、速度設定部15
の第1マスターパルス信号の積算値が第2マスターパル
ス信号によってリセットされることにより、Y1>Y2
となりS1<0の場合が生じるが、その場合は S1=(Ym+Y2−Y1)/T の演算によりS1を求める。Ymは前後する2つの第2
マスターパルス信号が出力される間に出力される第1マ
スターパルス信号の出力数であり、予め定められた値で
ある。
【0095】また、駆動基準位相が入力された補正駆動
基準位相信号出力部46は、駆動基準位相が入力される
たびに、入力された駆動基準位相を見当補正値登録部4
5の登録値で補正して補正駆動基準位相とし、直前の補
正駆動基準位相を今回補正した補正駆動基準位相に置き
換え、最新の補正駆動基準位相を適宜の信号で出力す
る。なお、見当補正値登録部45の登録値は、後に説明
する見当補正値出力部8が見当補正値を「0」以外の値
で送信出力をするまでは「0」である。
【0096】また、制御電文を受信した折畳みユニット
FDのスレーブ制御部3では、駆動基準速度が駆動基準
速度信号出力部32ヘ、駆動基準位相が駆動基準位相信
号出力部33へ入力されてそれぞれ処理される。すなわ
ち、駆動基準速度が入力された駆動基準速度信号出力部
32では、今回入力された駆動基準速度をY2、その直
前に入力された駆動基準速度をY1、マスター制御部1
が制御電文を送信する予め定められた間隔時間をTとし
て、 S1=(Y2−Y1)/T の演算により、処理部12が設定した速度値に比例する
値S1を求め、この値S1に相当するアナログ信号を駆
動基準速度信号として出力する。なお、速度設定部15
の第1マスターパルス信号の積算値が第2マスターパル
ス信号によってリセットされることにより、Y1>Y2
となりS1<0の場合が生じるが、その場合は S1=(Ym+Y2−Y1)/T の演算によりS1を求める。Ymは前後する2つの第2
マスターパルス信号が出力される間に出力される第1マ
スターパルス信号の出力数であり、予め定められた値で
ある。
【0097】また、駆動基準位相が入力された駆動基準
位相信号出力部33は、駆動基準位相が入力されるたび
に直前の駆動基準位相を今回入力された駆動基準位相に
置き換え、最新の駆動基準位相を適宜の信号で出力す
る。
【0098】また別に、各スレーブ制御部3では、各ス
レーブ制御部3と対応する駆動手段Mに連結されて設け
られているエンコーダー6の出力するパルス信号及びZ
相パルス信号がフィードバック信号受信部38に入力さ
れ、フィードバック信号受信部38に入力されたエンコ
ーダー6の出力するパルス信号及びZ相パルス信号は、
フイードバック位相信号出力部37及びフィードバック
速度信号出力部39でそれぞれ処理される。
【0099】フィードバック位相信号出力部37は、エ
ンコーダー6の出力するパルス信号及びZ相パルス信号
を積算し、その積算値を駆動手段M、ひいては駆動手段
Mの被駆動部である版胴PCの回転位相値として適宜の
信号で出力する。このフィードバック位相信号出力部3
7の積算において、パルス信号の積算値はZ相パルス信
号でクリアーされ、Z相パルス信号の積算値はその積算
値が所定数になるたびにクリアーされる。Z相パルス信
号の積算値がクリアーされる所定数は、前記位相設定部
16における第2マスターパルス信号の積算値をクリア
ーする場合と同様に、版胴PCの回転と駆動手段Mとと
もに回転するエンコーダー6の回転の比率に基づいて予
め定められている。
【0100】また、フィードバック速度信号出力部39
は、エンコーダー6が出力するパルス信号を積算すると
ともに、制御電文をスレーブネットワーク接続部31が
受信するたびに、そのときの積算値をY4、その直前の
制御電文受信時の積算値をY3、マスター制御部1が制
御電文を送信する予め定められた間隔時間をTとして、 S2=(Y4−Y3)/T の演算により、駆動手段Mの回転速度に比例する値S2
を求め、この値S2に相当するアナログ信号を駆動基準
速度信号として出力する。なお、フィードバック速度信
号出力部39のパルス信号の積算値がZ相パルス信号に
よってリセットされることにより、Y3>Y4となりS
2<0の場合が生じるが、その場合は S2=(Yn+Y4−Y3)/T の演算によりS2を求める。Ynは前後2つのZ相パル
ス信号が出力される間に出力されるエンコーダー6のパ
ルス信号の出力数であり、前記第2マスターパルス信号
が出力されるのに必要な第1マスターパルス信号の出力
数Ymと同数であり、予め定められた値である。
【0101】更に、スレーブ制御部3では、制御電文を
スレーブネットワーク接続部31が受信するたびに、モ
ータードライバー41から駆動手段Mへの駆動電力が補
正される。詳細は次のごとくである。
【0102】制御電文によって駆動基準をスレーブネッ
トワーク接続部31が受信するたびに、前述したように
補正駆動基準位相信号出力部46が、受信した駆動基準
の駆動基準位相を見当補正値登録部45の登録値で補正
して補正駆動基準位相とし、補正駆動基準位相信号を出
力する。この補正駆動基準位相信号は位相偏差検出部3
4に入力される。また位相偏差検出部34にはフィード
バック位相信号出力部37が出力する、駆動手段M、ひ
いては駆動手段Mの被駆動部である版胴PCの回転位相
値がフィードバック位相信号で入力されている。
【0103】位相偏差検出部34は、補正駆動基準位相
信号が入力されるごとに、補正駆動基準位相信号とフィ
ードバック位相信号とから補正駆動基準位相と駆動手段
Mの回転位相との偏差、ひいては補正駆動基準位相と駆
動手段Mの被駆動部である版胴PCの回転位相との偏差
を求め、求められた偏差を位相偏差信号出力部35であ
る積分アンプに対して出力する。これにより、位相偏差
信号出力部35は入力された前記偏差に相応するアナロ
グ信号を位相偏差信号として出力する。
【0104】そして、制御電文によって駆動基準をスレ
ーブネットワーク接続部31が受信するたびに駆動基準
速度信号出力部32が出力する前記駆動基準速度信号
は、第1速度信号補正部36で位相偏差信号によって補
正されて第1補正速度信号とされ、次いで第2速度信号
補正部40でフィードバック速度信号出力部39が出力
する駆動手段Mの駆動速度を示す駆動速度信号によって
補正されて第2補正速度信号とされる。そして第2補正
速度信号がモータードライバー41に入力される。
【0105】第2補正速度信号が入力されたモータード
ライバー41は、駆動手段Mに供給する駆動電力を第2
補正速度信号に整合するように補正する。
【0106】以上の制御により、マスター制御部1の管
理範囲である各印刷機構Pでは、版胴PCが、補正駆動
基準位相に整合するとともに駆動基準速度に整合するよ
うに同期制御されて駆動回転され、切断機構である折畳
みユニットFDでは、折胴FCが、駆動基準位相に整合
するとともに駆動基準速度に整合するように同期制御さ
れて駆動回転される。
【0107】他方、マスター制御部1から制御電文を受
信した各見当補正値出力部8では、見当補正値を次のよ
うに設定し、印刷機構Pのスレーブ制御部3に送信出力
する。すなわち、マスター制御部1から制御電文を受信
した各見当補正値出力部8では、まず駆動基準位相が駆
動基準位相信号出力部82へ入力されて処理される。
【0108】駆動基準位相が入力された駆動基準位相信
号出力部82では、駆動基準位相が入力されるたびに直
前の駆動基準位相を今回入力された駆動基準位相に置き
換え、最新の駆動基準位相を適宜の信号で切断見当補正
値出力部84に出力する。
【0109】すると、切断見当補正値出力部84は、最
新の駆動基準位相が入力されるたびに、この最新の駆動
基準位相を切断見当調整値登録部83に設定登録された
切断見当調整値で調整して、例えば駆動基準位相から切
断見当調整値を減算して、切断見当補正値とし、後で説
明するマーク検出部7が見当マークを検出するたびに、
その時点の切断見当補正値を、当該見当マークを印刷す
る版胴PCの切断見当補正値として適宜の信号で出力す
る。前記駆動基準位相から切断見当調整値を減算した切
断見当補正値が「0」より小さいときは、この切断見当
補正値に、前記マスターパルス信号出力部14が前後す
る2つの第2マスターパルス信号を出力する間に出力す
る第1マスターパルス信号の出力数Ym(予め定められ
た値)を加算して切断見当補正値とする。
【0110】切断見当補正値出力部84が出力した切断
見当補正値は、切断見当補正値登録部85に各見当マー
クごとに、つまり、各見当マークを印刷する版胴PCご
とに登録される。
【0111】切断見当補正値登録部85に登録された切
断見当補正値は、前記切断見当補正値確定部90の作用
により、第1スイッチ92が「OFF」されて切断見当
補正値出力部84からの切断見当補正値の入力が断たれ
ることによって確定される。また、切断見当補正値確定
部90は、第1スイッチ92を「OFF」するとともに
第2スイッチ93を「ON」する。
【0112】この第2スイッチ93の「ON」により、
切断見当補正値登録部85が見当補正値処理部86と連
結される。すると、見当補正値処理部86は、切断見当
補正値登録部85に登録された各見当マークに係る切断
見当補正値を、当該見当マークを印刷する版胴PCの見
当補正値とし、見当補正値送信部87を介して該当する
印刷機構Pのスレーブ制御部3に送信する。
【0113】ただし、前記したように、この装置による
制御開始当初は、第2スイッチ93及び第3スイッチ9
4が「OFF」状態になっており、見当補正値処理部8
6は見当補正値とする値を入力されず、見当補正値出力
部8は見当補正値「0」を送信する。このように、制御
開始当初に見当補正値「0」を送信するように制御する
のは、制御開始当初においては、輪転機内に連続紙Wに
作用する走行張力等が安定していないため、上記によっ
て切断見当補正値登録部85に登録される切断見当補正
値が安定しないので、これが安定し正しい切断見当補正
値が得られるようになるまで待つために行う。
【0114】見当補正値出力部8から切断見当補正値を
版胴PCの見当補正値として送信された印刷機構Pのス
レーブ制御部3は、前記した処理及び制御により版胴P
Cを、切断見当補正値による補正駆動基準位相と整合す
るとともに駆動基準速度と整合するように同期駆動す
る。その結果、各版胴PCで印刷された見当マークの、
それぞれに対応するマーク検出部7で検出されるタイミ
ングが略一致し、かつ、連続紙W上の切断位置が切断さ
れるべき正しい位置に略一致する。つまり、見当補正値
出力部8において、マーク検出部7が見当マークを検出
した時点の切断見当補正値出力部84の出力する切断見
当補正値が「0」になる。
【0115】マーク検出部7が見当マークを検出した時
点の切断見当補正値出力部84の出力する切断見当補正
値が「0」になると、切断見当整合検出部91がこれを
検出して切断見当整合信号を出力し、第3スイッチ94
を「ON」する。
【0116】この第3スイッチ94の「ON」により、
印刷見当補正値出力部89が見当補正値処理部86と連
結され、マーク検出部7が各見当マークを検出するたび
に当該見当マークに係る印刷見当補正値が入力される。
すると、見当補正値処理部86は、切断見当補正値登録
部85に登録された各見当マークに係る切断見当補正値
と当該見当マークに係る印刷見当補正値とを併合し、当
該見当マークを印刷する版胴PCの見当補正値として、
見当補正値送信部87を介して該当する印刷機構Pのス
レーブ制御部3に送信する。
【0117】見当補正値出力部8から切断見当補正値と
印刷見当補正値とを併合した値を版胴PCの見当補正値
として送信された印刷機構Pのスレーブ制御部3は、前
記した処理及び制御により版胴PCを、切断見当補正値
と印刷見当補正値とを併合した値による補正駆動基準位
相と整合するとともに駆動基準速度と整合するように同
期駆動する。その結果、各版胴PCで印刷された見当マ
ークが、基準見当マークに対して有るべき位置に一致し
て印刷される。つまり、各印刷機構Pの版胴PCによる
印刷画像が正しく重なり合った状態で印刷される。
【0118】上記見当補正値出力部8から印刷機構Pの
スレーブ制御部3への見当補正値の送信出力は、制御電
文で行われる。
【0119】図8は、見当補正値出力部8が送信出力す
る見当補正値の制御電文の説明図である。制御電文は、
例えば図8に示されるように、電文のスタートコード
「STX」と電文の最終コード「ETX」との間に、
(i)この電文が見当補正値であることを示す「G」、
(ii)送信元の#01〜#05のいずれかの見当補正値出
力部8のノード番号を示す「RC01」(「RC0
2」、「RC03」、「RC04」又は「RC05」─
─なお、図8は「RC01」の場合のみを示す)、(ii
i) 及び送信先となるいずれかの印刷ユニットCT1、
CT2、CT3、CT4、CT5の各印刷カップルのそ
れぞれの#11〜#18、#21〜#28、#31〜#
38、#41〜#48、#51〜#58のいずれかのス
レーブ制御部3のノード番号を示す「CS11」〜「C
S18」(「CS21」〜「CS28」、「CS31」
〜「CS38」、「CS41」〜「CS48」又は「C
S51」〜「CS58」──なお、図8は「CS11」
〜「CS18」のみを示す)、(iv)更に見当補正値を示
す「V4」、「V3」、「V2」、「V1」が挿入され
てテキスト文とされる。そして当該テキスト文に続けて
ブロックチェック「BCC」を付して構成されている。
ここで、「V4」乃至「V1」はアスキーコード(16
進数)の「0」から「9」及び「A」から「F」を使用
し、例示の電文では、見当補正値は、例えば4バイトか
らなる。これらの電文は、送信ライン95を、例えば毎
秒20メガビットの速度で送信される。
【0120】以上記載のとおりであり、図示の実施の形
態の装置によれば、マスター制御部1の管理範囲である
各印刷機構Pと切断機構である折畳みユニットFDで
は、双方が駆動基準速度に整合するよう駆動回転され、
かつ、まず、各印刷機構Pの版胴PCの回転位相が、切
断機構である折畳みユニットFDの折胴FCの回転位相
に対して切断見当が整合するように駆動回転され、続い
て、各印刷機構Pの版胴PCの回転位相が、基準見当マ
ークを印刷する版胴PCによる印刷画像に対し他の版胴
PCによる印刷画像が正しく重なりあった状態になるよ
うに、つまり印刷見当が整合するように駆動回転され
る。
【0121】すなわち、速度が一致させられ、更に、切
断見当が合わせられるとともに、切断見当が合った状態
で印刷見当が合わせられる同期制御駆動が行われる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の実施に
より、連続紙を使用する輪転機において、例えば折畳み
ユニットやシーターによる切断位置を印刷位置に対して
適切な位置に調整する切断見当調整と、多色刷りにおけ
る各色の印刷画像同士の重なり具合を適切な状態に調整
する印刷見当調整とを、所定の印刷マークの検出に基づ
いて連続的に自動調整することができる。したがって、
切断見当調整作業と印刷見当調整作業のノンスキル化と
時間短縮を実現することができるとともに、これらの作
業に伴う損紙の低減をはかることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における輪転機の説明図で
ある。
【図2】マスター制御部の説明図である。
【図3】印刷機構の駆動手段に対応するスレーブ制御部
の説明図である。
【図4】切断機構(この実施の形態では折畳みユニット
の折胴と鋸胴の対)の駆動手段に対応するスレーブ制御
部の説明図である。
【図5】見当補正値出力部の説明図である。
【図6】管理範囲指定電文と応答電文の説明図である。
【図7】速度設定部と位相設定部の積算値の制御電文の
説明図である。
【図8】見当補正値出力部が送信出力する見当補正値の
制御電文の説明図である。
【図9】切断見当調整値の説明図である。
【符号の説明】
1:マスター制御部 3:スレーブ制御部 5:ネットワークライン 6:エンコーダー(フィードバック信号出力部) 7:マーク検出部 8:見当補正値出力部 11:入力操作部 12:処理部 13:駆動基準設定部 14:マスターパルス信号出力部 15:速度設定部 16:位相設定部 17:マスターネットワーク接続部 31:スレーブネットワーク接続部(駆動基準受信部) 32:駆動基準速度信号出力部 33:駆動基準位相信号出力部 34:位相偏差検出部 35:位相偏差信号出力部 36:第1速度信号補正部 37:フィードバック位相信号出力部 38:フィードバック信号受信部 39:フィードバック速度信号出力部 40:第2速度信号補正部 41:モータードライバー 44:見当補正値受信部 45:見当補正値登録部 46:補正駆動基準位相信号出力部 81:ネットワーク接続部 82:駆動基準位相信号出力部 83:切断見当調整値登録部 84:切断見当補正値出力部 85:切断見当補正値登録部 86:見当補正値処理部 87:見当補正値送信部 88:マーク位置演算部 89:印刷見当補正値出力部 90:切断見当補正値確定部 91:切断見当整合検出部 92:第1スイッチ 93:第2スイッチ 94:第3スイッチ 95:送信ライン 100:連続紙幅方向印刷見当補正信号出力部 CT1、CT2、CT3、CT4、CT5:印刷ユニッ
ト P:印刷機構 BC:ブランケット胴 PC:版胴 FD:折畳みユニット FC:折胴 GT:伝動手段 M:駆動手段 A:印刷作用位置 B1,B2:見当マークの被検出位置 C:切断作用位置 L0:被検出位置から切断作用位置までの連続紙の長さ LC:印刷画像単位の長さ L1:L0をLCで除した残余長さ LM:連続紙上における切断位置から最寄りの見当マー
ク印刷位置までの長さ L2:L1にLMを加算又は減算した長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 3/12 B41F 33/14 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続紙に多色刷り可能であるように設けら
    れた複数の印刷機構と、これら印刷機構で多色刷りした
    連続紙を所定の印刷画像単位ごとに切断可能な少なくと
    も1つの切断機構とを有し、各印刷機構と切断機構とが
    それぞれ個別の駆動手段を備えるとともに、各駆動手段
    を制御する制御部が設けられた輪転機において、 駆動基準速度と駆動基準位相とからなる駆動基準を設定
    する駆動基準設定部と、 前記駆動手段の回転にともなう角変位量に比例する第1
    パルス信号と前記駆動手段の1回転ごとに第2パルス信
    号とを出力するフィードバック信号出力部と、 各印刷機構で印刷された所定のマークを予め定められた
    位置で検出可能に設けられたマーク検出部と、 マーク検出部によるマークの被検出位置から切断機構に
    よる切断作用位置までの連続紙の長さと切断単位長さと
    に基づく切断見当調整値を設定登録可能であるととも
    に、マーク検出部の検出信号と駆動基準設定部からの駆
    動基準位相とを受領可能に設けられ、駆動基準位相を切
    断見当調整値で調整した値にするとともに、マーク検出
    部がマークを検出した時点における前記駆動基準位相を
    切断見当調整値で調整し、その調整した値を切断見当補
    正値として設定し、かつ前記検出信号に基づいて、基準
    となる印刷画像に対する他の印刷画像の印刷見当ずれを
    検出し、このずれに基づいて印刷見当補正値を設定し、
    切断見当補正値と印刷見当補正値とに基づいた見当補正
    値を出力する見当補正値出力部と、 が設けられ、 印刷機構の駆動部を制御する前記制御部が、 駆動基準位相を前記見当補正値で補正した補正駆動基準
    位相と各駆動手段によって駆動される版胴のフィードバ
    ック位相とを同期させるように制御する、 ことを特徴とする切断見当及び印刷見当自動調整機能を
    有する同期制御装置。
  2. 【請求項2】連続紙に多色刷り可能であるように設けら
    れた複数の印刷機構と、これら印刷機構で多色刷りした
    連続紙を所定の印刷画像単位ごとに切断可能な少なくと
    も1つの切断機構とを有し、各印刷機構と切断機構とが
    それぞれ個別の駆動手段を備えるとともに、各駆動手段
    を制御する制御部が設けられた輪転機において、 駆動基準速度と駆動基準位相とからなる駆動基準を設定
    する駆動基準設定部と、 前記駆動手段の回転にともなう角変位量に比例する第1
    パルス信号と前記駆動手段の1回転ごとに第2パルス信
    号とを出力するフィードバック信号出力部と、 各印刷機構で印刷された所定のマークを予め定められた
    位置で検出可能に設けられたマーク検出部と、 マーク検出部によるマークの被検出位置から切断機構に
    よる切断作用位置までの連続紙の長さと切断単位長さと
    に基づく切断見当調整値を設定登録可能であるととも
    に、マーク検出部の検出信号と駆動基準設定部からの駆
    動基準位相とを受領可能に設けられ、駆動基準位相を切
    断見当調整値で調整した値にするとともに、マーク検出
    部がマークを検出した時点における前記駆動基準位相を
    切断見当調整値で調整し、その調整した値を切断見当補
    正値として設定し、かつ前記検出信号に基づいて、基準
    となる印刷画像に対する他の印刷画像の印刷見当ずれを
    検出し、このずれに基づいて印刷見当補正値を設定し、
    切断見当補正値と印刷見当補正値とに基づいた見当補正
    値を出力する見当補正値出力部と、 が設けられ、 印刷機構の駆動部を制御する前記制御部に、 前記見当補正値出力部からの見当補正値を受け取る見当
    補正値受信部と、 見当補正値受信部が受信した見当補正値を登録可能であ
    るとともに出力可能な見当補正値登録部と、 駆動基準設定部から駆動基準を受け取る駆動基準受信部
    と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準速度信号を出力する駆動基準速度信号出力部と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準位相を前記見当補正値登録部の見当補正値で補正した
    補正駆動基準位相信号を出力する補正駆動基準位相信号
    出力部と、 前記フィードバック信号出力部が出力する信号を受信す
    るフィードバック信号受信部と、 フィードバック信号受信部が受信した第1パルス信号に
    基づいて駆動手段のフィードバック速度信号を出力する
    フィードバック速度信号出力部と、 フィードバック信号受信部が受信した第1パルス信号と
    第2パルス信号とに基づいて前記駆動手段によって駆動
    される版胴のフィードバック位相信号を出力するフィー
    ドバック位相信号出力部とを有し、 この制御部が、 駆動基準速度信号を、補正駆動基準位相と版胴のフィー
    ドバック位相との偏差に係る信号及びフィードバック速
    度信号で補正して、制御信号を生成し、この制御信号で
    駆動を制御する、 ことを特徴とする切断見当及び印刷見当自動調整機能を
    有する同期制御装置。
  3. 【請求項3】連続紙に多色刷り可能であるように設けら
    れた複数の印刷機構と、これら印刷機構で多色刷りした
    連続紙を所定の印刷画像単位ごとに切断可能な少なくと
    も1つの切断機構とを有し、各印刷機構と切断機構とが
    それぞれ個別の駆動手段を備えるとともに、各駆動手段
    を制御する制御部が設けられた輪転機において、 駆動基準速度と駆動基準位相とからなる駆動基準を設定
    する駆動基準設定部と、 前記駆動手段の回転にともなう角変位量に比例する第1
    パルス信号と前記駆動手段の1回転ごとに第2パルス信
    号とを出力するフィードバック信号出力部と、 各印刷機構で印刷された所定のマークを予め定められた
    位置で検出可能に設けられたマーク検出部と、 マーク検出部によるマークの被検出位置から切断機構に
    よる切断作用位置までの連続紙の長さと切断単位長さと
    に基づく切断見当調整値を設定登録可能であるととも
    に、マーク検出部の検出信号と駆動基準設定部からの駆
    動基準位相とを受領可能に設けられ、駆動基準位相を切
    断見当調整値で調整した値にするとともに、マーク検出
    部がマークを検出した時点における前記駆動基準位相を
    切断見当調整値で調整し、その調整した値を切断見当補
    正値として設定し、かつ前記検出信号に基づいて、基準
    となる印刷画像に対する他の印刷画像の印刷見当ずれを
    検出し、このずれに基づいて印刷見当補正値を設定し、
    切断見当補正値と印刷見当補正値とに基づいた見当補正
    値を出力する見当補正値出力部と、 が設けられ、 前記見当補正値出力部に、 駆動基準設定部から駆動基準を受け取る駆動基準受信部
    と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準位相信号を出力する駆動基準位相信号出力部と、 切断見当調整値を設定登録可能であるとともに出力可能
    な切断見当調整値登録部と、 マーク検出部の検出信号から各マークの重心位置を演算
    するマーク位置演算部と、 マーク位置演算部が演算した各マークの重心位置におい
    て、予め定めた基準マークの重心位置に対する他のマー
    クの有るべき重心位置に対する各他のマークの重心位置
    の偏差を演算しこの偏差を印刷見当補正値として出力す
    る印刷見当補正値出力部と、 前記駆動基準位相信号出力部の出力信号を切断見当調整
    値登録部の登録値で調整した調整位相値とし、各マーク
    についてマーク検出タイミングにおける調整位相値を切
    断見当補正値として出力する切断見当補正値出力部と、 切断見当補正値出力部の出力する切断見当補正値を登録
    可能であるとともに出力可能な切断見当補正値登録部
    と、 切断見当補正値登録部の登録値をそのまま、又は印刷見
    当補正値と併合して見当補正値として出力する見当補正
    値処理部と、 切断見当補正値出力部の出力する切断見当補正値が
    「0」になったのを検出して切断見当整合信号を出力
    し、この切断見当整合信号で印刷見当補正値出力部と見
    当補正値処理部とを連結させる切断見当整合検出部と、 見当補正値処理部が出力する見当補正値を制御部に送信
    する補正値送信部と、 を有し、 印刷機構の駆動部を制御する前記制御部が、 駆動基準位相を前記見当補正値で補正した補正駆動基準
    位相と各駆動手段によって駆動される版胴のフィードバ
    ック位相とを同期させるように制御する、 ことを特徴とする切断見当及び印刷見当自動調整機能を
    有する同期制御装置。
  4. 【請求項4】連続紙に多色刷り可能であるように設けら
    れた複数の印刷機構と、これら印刷機構で多色刷りした
    連続紙を所定の印刷画像単位ごとに切断可能な少なくと
    も1つの切断機構とを有し、各印刷機構と切断機構とが
    それぞれ個別の駆動手段を備えるとともに、各駆動手段
    を制御する制御部が設けられた輪転機において、 駆動基準速度と駆動基準位相とからなる駆動基準を設定
    する駆動基準設定部と、 前記駆動手段の回転にともなう角変位量に比例する第1
    パルス信号と前記駆動手段の1回転ごとに第2パルス信
    号とを出力するフィードバック信号出力部と、 各印刷機構で印刷された所定のマークを予め定められた
    位置で検出可能に設けられたマーク検出部と、 マーク検出部によるマークの被検出位置から切断機構に
    よる切断作用位置までの連続紙の長さと切断単位長さと
    に基づく切断見当調整値を設定登録可能であるととも
    に、マーク検出部の検出信号と駆動基準設定部からの駆
    動基準位相とを受領可能に設けられ、駆動基準位相を切
    断見当調整値で調整した値にするとともに、マーク検出
    部がマークを検出した時点における前記駆動基準位相を
    切断見当調整値で調整し、その調整した値を切断見当補
    正値として設定し、かつ前記検出信号に基づいて、基準
    となる印刷画像に対する他の印刷画像の印刷見当ずれを
    検出し、このずれに基づいて印刷見当補正値を設定し、
    切断見当補正値と印刷見当補正値とに基づいた見当補正
    値を出力する見当補正値出力部と、 が設けられ、 前記見当補正値出力部に、 駆動基準設定部から駆動基準を受け取る駆動基準受信部
    と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準位相信号を出力する駆動基準位相信号出力部と、 切断見当調整値を設定登録可能であるとともに出力可能
    な切断見当調整値登録部と、 マーク検出部の検出信号から各マークの重心位置を演算
    するマーク位置演算部と、 マーク位置演算部が演算した各マークの重心位置におい
    て、予め定めた基準マークの重心位置に対する他のマー
    クの有るべき重心位置に対する各他のマークの重心位置
    の偏差を演算しこの偏差を印刷見当補正値として出力す
    る印刷見当補正値出力部と、 前記駆動基準位相信号出力部の出力信号を切断見当調整
    値登録部の登録値で調整した調整位相値とし、各マーク
    についてマーク検出タイミングにおける調整位相値を切
    断見当補正値として出力する切断見当補正値出力部と、 切断見当補正値出力部の出力する切断見当補正値を登録
    可能であるとともに出力可能な切断見当補正値登録部
    と、 切断見当補正値登録部の登録値をそのまま、又は印刷見
    当補正値と併合して見当補正値として出力する見当補正
    値処理部と、 切断見当補正値出力部の出力する切断見当補正値が
    「0」になったのを検出して切断見当整合信号を出力
    し、この切断見当整合信号で印刷見当補正値出力部と見
    当補正値処理部とを連結させる切断見当整合検出部と、 見当補正値処理部が出力する見当補正値を制御部に送信
    する補正値送信部と、 を有し、 印刷機構の駆動部を制御する前記制御部に、 前記見当補正値出力部からの見当補正値を受け取る見当
    補正値受信部と、 見当補正値受信部が受信した見当補正値を登録可能であ
    るとともに出力可能な見当補正値登録部と、 駆動基準設定部から駆動基準を受け取る駆動基準受信部
    と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準速度信号を出力する駆動基準速度信号出力部と、 前記駆動基準受信部で受信した駆動基準に基づく駆動基
    準位相を前記見当補正値登録部の見当補正値で補正した
    補正駆動基準位相信号を出力する補正駆動基準位相信号
    出力部と、 前記フィードバック信号出力部が出力する信号を受信す
    るフィードバック信号受信部と、 フィードバック信号受信部が受信した第1パルス信号に
    基づいて駆動手段のフィードバック速度信号を出力する
    フィードバック速度信号出力部と、 フィードバック信号受信部が受信した第1パルス信号と
    第2パルス信号とに基づいて前記駆動手段によって駆動
    される版胴のフィードバック位相信号を出力するフィー
    ドバック位相信号出力部とを有し、 印刷機構の駆動部を制御する前記制御部が、 駆動基準位相を前記見当補正値で補正した補正駆動基準
    位相と、各駆動手段によって駆動される版胴のフィード
    バック位相とを同期させるべく、駆動基準速度信号を、
    補正駆動基準位相と版胴のフィードバック位相との偏差
    に係る信号及びフィードバック速度信号で補正して、制
    御信号を生成し、この制御信号で駆動手段を制御する、 ことを特徴とする切断見当及び印刷見当自動調整機能を
    有する同期制御装置。
  5. 【請求項5】制御部が、マスター制御部に従属するスレ
    ーブ制御部であり、マスター制御部が駆動基準速度と駆
    動基準位相を含む駆動基準を設定して送信可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3又は請求項4のいずれかに記載の切断見当及び印刷見
    当自動調整機能を有する同期制御装置。
  6. 【請求項6】マスター制御部とスレーブ制御部とが、そ
    れぞれネットワークラインで接続されていることを特徴
    とする請求項5に記載の切断見当及び印刷見当自動調整
    機能を有する同期制御装置。
  7. 【請求項7】マスター制御部が、 輪転機を稼動操作するに要する情報などを入力する入力
    操作部と、 入力操作部から入力された情報を処理して他の構成部を
    動作させるとともに、スレーブ制御部との信号の送受信
    を管理する処理部と、 駆動基準位相と駆動基準速度とを設定する駆動基準設定
    部と、 を有することを特徴とした請求項5又は請求項6のいず
    れかに記載の切断見当及び印刷見当自動調整機能を有す
    る同期制御装置。
  8. 【請求項8】駆動基準設定部が、 第1マスターパルス信号とこの第1マスターパルス信号
    の予め定められた所定数の出力が完了するたびに第2マ
    スターパルス信号を出力するマスターパルス信号出力部
    と、 前記第1マスターパルス信号に基づいて駆動基準速度を
    設定する速度設定部と、 前記第1マスターパルス信号及び前記第2マスターパル
    ス信号に基づいて駆動基準位相を設定する位相設定部
    と、 を有することを特徴とした請求項7に記載の切断見当及
    び印刷見当自動調整機能を有する同期制御奘置。
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