JP2002001791A - 擬竹材 - Google Patents

擬竹材

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JP2002001791A
JP2002001791A JP2000191485A JP2000191485A JP2002001791A JP 2002001791 A JP2002001791 A JP 2002001791A JP 2000191485 A JP2000191485 A JP 2000191485A JP 2000191485 A JP2000191485 A JP 2000191485A JP 2002001791 A JP2002001791 A JP 2002001791A
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JP
Japan
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bamboo
bamboo material
artificial
artificial bamboo
node
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Application number
JP2000191485A
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English (en)
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Takashi Itsubo
孝 井坪
Toshiharu Kano
俊治 狩野
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MIYUKI KASEI KK
SANEI JUSHI KK
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
MIYUKI KASEI KK
SANEI JUSHI KK
Shin Nikkei Co Ltd
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Publication date
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】節部を備えた擬竹材を、熱可塑性樹脂を用いて
単層押出しで一体成型し、竹垣などに使用する場合のが
たつきを抑えた擬竹材を開発する。 【解決手段】熱可塑性樹脂を溶融させ、単層または複層
の押出し成型で真空吸着法によって、擬竹素材表面の任
意の位置に***節部10を、擬竹素材裏面の任意の位置
に陥没節部12を、形成させた環状または半丸状の擬竹
材、半丸状本体の長手方向両側端に軟質部材11を設け
たことを特徴とする半丸状の擬竹材を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹垣などの塀に用
いる節を形成した擬竹材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、擬竹材の節部の成型におい
て、樹脂や金属などの硬質芯材に、プラスティック被覆
材となる樹脂を塗着する方法で擬竹材の製造が行われて
きた(特開平05−069468)。しかし、この方法
では硬質芯材が必要であり、且つ塗着可能な樹脂が限ら
れていたため、様々な用途に幅広く対応することが出来
なかった。また、押出し直後の軟化した擬竹素材に、直
接節部を形成することができないため、工程を多く経る
必要があった。一方、軟化した樹脂を、そのまま従来の
単層押出し成型によって擬竹材の節部を形成すること
は、節部が盛り上がっていることから困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の擬竹材の需要増
加に伴い、硬質の芯材を使用することを要せず、軟質、
硬質を問わずに様々な樹脂を使用することができ、ま
た、樹脂が軟化したままの状態での節部の形成が可能で
あり、工程および加工時間を短縮できる擬竹材が求めら
れていた。そこで発明者らが鋭意研究開発を行っていた
ところ、遂に本発明の擬竹材に至ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明によれば、熱可塑性樹脂を溶融させ、単層また
は複層の押出し成型で真空吸着法によって、擬竹素材表
面の任意の位置に***節部を、擬竹素材裏面の任意の位
置に陥没節部を、形成させたことを特徴とする環状また
は半丸状の擬竹材とすることができる。このように構成
すれば、硬質の芯材を使うことなく、熱可塑性樹脂から
単層で***節部および陥没節部を備えた擬竹材を提供す
ることができる。また、請求項2記載の発明によれば、
熱可塑性樹脂を溶融させ、単層または複層の押出し成型
で真空吸着法によって、擬竹素材表面の任意の位置に隆
起節部を、擬竹素材裏面の任意の位置に陥没節部を、形
成させた半丸状本体の長手方向両側端に軟質部材を設け
たことを特徴とする半丸状の擬竹材を提供することがで
きる。このように構成すれば、例えば竹垣などに設置す
る場合、隣接する半丸状の擬竹材すなわち割竹との隙間
やがたつきを抑えることができる。
【0005】本発明による擬竹材の材料は、熱可塑性樹
脂であれば限定されず、ABSやPP、PE、AES、AAS、PVCな
ど様々な材料を用いることが出来るが、耐候性を備えた
材質がより望ましい。
【0006】次に本発明の擬竹材の製造方法について説
明する。まず、ホッパーに1原料の熱可塑性樹脂を投入
する。投入された樹脂は、加熱シリンダー内に入り、加
熱シリンダー中のスクリューにより軟化した樹脂が押出
しダイから押し出される。押し出された竹の形状をした
擬竹素材は、引き取り機により引っ張られながら節部形
成機に進み、節部が形成される。節(ふし)を形成する
ための節型には、割型を用い一方の型に真空吸着を行う
ため、多数の空気孔が備えられており、他方の型と咬合
するようになっている。次に、節部を形成した擬竹素材
は、その状態を維持し、タイマー制御により一定時間押
圧されたままシリンダーにより移動する。一定時間経過
後、節部形成割型の咬合状態が解かれ、元の位置に戻
る。このようにして、一定の間隔で擬竹素材に節部が形
成される。ところで、節部の成形であるが咬み合った割
型の側壁に設けた多数の空気孔から空気を吸引し真空吸
引することで、表面を***させるだけでなく、裏面を陥
没させた、より天然の竹に近い節部を形成することが出
来る。
【0007】なお、請求項2記載の発明のように、擬竹
素材の長手方向両側端に軟質部材を一体に備える場合、
本体の樹脂と、軟質部材の樹脂と、2種類の押出しダイ
を備えることで、一体押出し成型することができる。
【0008】次に水槽に通して冷却することで、性状を
軟らかな状態から硬い状態にし、さらに、水槽内で冷却
と最終寸法にするためのサイジングと呼ばれる作業を行
う。節部と節部以外の両方にサイジングを行うために
は、例えば、節部の部分に来れば、サイジングの上型
が、下型と分離して持ち上がり、節部の上方を通り、節
部の摩耗を避け、節部を逃がすようにすればよい。サイ
ジング工程を通過した擬竹は、所定の長さで切断され、
最終製品の擬竹材を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。
【0010】図1に本発明による擬竹材の表面を、図3
に擬竹材の端面を示す。擬竹素材13の任意の位置に真
空吸着することにより、盛り上がらせて表面に***節部
10を形成している。また、半丸状本体の両側端長手方
向に沿って、軟質部材11を一体成形することにより、
竹垣などに設置した場合、軟質部材が緩衝材の作用をな
し、がたつきやそれに伴う不快な音を消し、割竹の製造
公差や熱変形、経年変化に伴う、隣り合う割竹との隙間
を吸収することが出来る。また、図2に、本発明による
擬竹材の裏面を示す。擬竹素材13の任意の位置に真空
吸着することにより、裏面から表面に亘って、***部と
陥没した節部の形状に成型した陥没節部12を形成する
ことができ、より一層天然の竹に近い形状に成型した擬
竹材を提供することが出来る。
【0011】図4に、半丸状の擬竹材を、単層押出し成
形で製造する工程図を示す。ホッパー1から投入された
熱可塑性の原料は、まず溶融工程に入り、加熱シリンダ
ー2内で溶融し、溶融した樹脂は、次に押出し工程に入
り、スクリューにより押出しダイ3から軟化した状態で
押し出される。軟化した樹脂は、節部形成工程として、
節部形成機4に入り、割竹形状をした擬竹素材の節(ふ
し)が形成される。節が形成された割竹形状をした擬竹
素材は温度が下がるに伴い硬化しながら、続いて冷却水
槽6の中に入り、冷却と最終寸法にするためのサイジン
グ工程に入る。割竹形状をした擬竹素材はサイジング金
具5を通り、さらに冷却水槽6で冷却され、引き取り機
7で引き取られて移動し、切断機8で所定の長さで切断
され、最終製品となる擬竹材9を得る。
【0012】次に、節部の形成についてさらに詳細に説
明する。節部形成金型は、凹凸状に咬み合う割型で行
う。すなわち、一方の節型は中央部が盛り上がった半丸
竹の形状と、該半丸竹の形状の上方に更に***する形で
成型された節の形状を備えたものであり、他方の節型は
中央が半丸状に凹んだ半丸竹の形状と、該半丸竹の形状
の上方に更に湾曲状に凹んだ節の形状を備えたものであ
る。割竹形状をした擬竹素材が、一方の半丸竹の形状
と、他方の半丸竹の形状に挟み込まれて押圧され、その
際、擬竹素材の裏面が、一方の節形状によって押圧さ
れ、他方の凹んだ節形状に圧入されて盛り上がり、他方
の節形状の外周に沿って設けられた多数の吸引孔から、
吸引孔と連通するエアーパイプによって空気を吸引する
真空吸着を行うことによって、擬竹素材が割竹裏面14
から割竹表面15方向に変形***し、確実に節部の形状
に成型することができる。図4に示すように、実際の工
程では節部の割型金型が合着し、真空吸着により節部が
形成されながら擬竹素材が通過する。
【0013】本発明の実施形態としては、半丸形状をし
た擬竹材について説明したが、環状の擬竹材についても
適用できる。また、素材として主として単層擬竹素材に
ついて説明したが、複層素材であっても基本的に変わり
はない。
【0014】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明によれ
ば、節部を有する擬竹材でさえも硬質芯材に樹脂を塗着
することなく、単層または複層で押出し成型が可能であ
り、真空吸着を行うことにより、擬竹材の表面に***節
部を形成し、裏面に陥没節部を形成することができ、よ
り一層自然の竹に近い擬竹材とすることができる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、半丸
状本体の長手方向両側端に軟質部材を設けることによっ
て、竹垣などに取り付けた場合、あるいは強風や経年変
化に伴うがたつきや隙間を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の擬竹材の節部を表面から見て示す斜視
図である。
【図2】本発明の擬竹材の節部を裏面から見て示す斜視
図である。
【図3】本発明の擬竹材の端面図である。
【図4】本発明の擬竹材を製造する装置を示す全体図で
ある。
【符号の説明】
10 ***節部 11 軟質部材 12 陥没節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坪 孝 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 狩野 俊治 富山県射水郡小杉町戸破針原53−14 ミユ キ化成株式会社内 Fターム(参考) 4F207 AG11 AG21 AH01 KA01 KA17 KK77 KL65 KW26 KW42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂を溶融させ、単層または複層
    の押出し成型で真空吸着法によって、擬竹素材表面の任
    意の位置に***節部(10)を、擬竹素材裏面の任意の
    位置に陥没節部(12)を、形成させたことを特徴とす
    る環状または半丸状の擬竹材。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂を溶融させ、単層または複層
    の押出し成型で真空吸着法によって、擬竹素材表面の任
    意の位置に***節部(10)を、擬竹素材裏面の任意の
    位置に陥没節部(12)を、形成させた半丸状本体の長
    手方向両側端に軟質部材(11)を設けたことを特徴と
    する半丸状の擬竹材。
JP2000191485A 2000-06-26 2000-06-26 擬竹材 Pending JP2002001791A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103277659A (zh) * 2013-06-28 2013-09-04 张至德 一种内衬节式抗弯工程管

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