JP2002000426A - 介護用多目的枕カバー - Google Patents

介護用多目的枕カバー

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JP2002000426A
JP2002000426A JP2000188661A JP2000188661A JP2002000426A JP 2002000426 A JP2002000426 A JP 2002000426A JP 2000188661 A JP2000188661 A JP 2000188661A JP 2000188661 A JP2000188661 A JP 2000188661A JP 2002000426 A JP2002000426 A JP 2002000426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護を必要とする病人や老人が寝たままの姿
勢で食事する場合における寝具,衣類等の汚れを防止す
る機能と、肩の冷えを防止する保温機能とを兼備した介
護用多目的枕カバーを提供する。 【解決手段】 タオル地を用いて筒状または袋状に形成
された枕カバー1の一辺(3)に、枕カバー本体4より
連続した生地で張出した張出部分5を形成し、該張出部
分は、先端部より基端部の略中央部に至るスリット5c
によって左右に分割され、且つ、少なくとも張出部分5
の表面全体(12,13,14)及び張出部分5に連な
る枕カバー本体4表面の一部(11,12)には、タオ
ル地の地経糸と共に製織されたパイル経糸によるパイル
が形成されているものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護用多目的枕カ
バーに関する。
【0002】
【従来の技術】介護を必要とする病人、あるいは寝たき
りの老人が、ベッドや寝床で食事をするに際し、寝床か
ら上体を起こせれば大きな支障はないが、上体を起こせ
ず寝たままの無理な姿勢で食事をする場合には食事をこ
ぼし易く、特に汁物や流動食等をこぼすと寝具や衣類に
浸透し、交換しなければならない。このため、前掛けを
用いたり、タオル等を敷いたりする場合も有るが、前掛
けは上体を起こしての使用はともかくとして寝た姿勢で
は不充分であり、また、タオル等は特別な形態をなして
いる訳ではないので、使用中にずれたり襟元が煩雑にな
ったりして食事がしずらいという問題があった。
【0003】一方、上記被介護者にあっては、手足が衰
弱し掛布団の位置を自力で修正できない場合が多く、ま
た、介護者の側でも介護を行い易いように掛布団を浅め
に掛ける傾向が有り、被介護者が肩や襟元に冷えを感じ
易いという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の上記の点に鑑みて、介護を必要とする病人や老人が寝
たままの姿勢で食事する場合における寝具,衣類等の汚
れを防止する機能と、肩の冷えを防止する保温機能とを
兼備した介護用多目的枕カバーを提供することを目的と
してなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、タオル地を用いて筒状または袋状に形成
された枕カバーの一辺に、枕カバー本体より連続した生
地で張出した張出部分を形成し、該張出部分は、先端部
より枕カバー本体と連続する基端部の略中央部に至るス
リットによって左右に分割され、且つ、少なくとも張出
部分の表面全体及び張出部分に連なる枕カバー本体表面
の一部には、タオル地の地経糸と共に製織されたパイル
経糸によるパイルが形成されているものとした。
【0006】上記張出部分と枕カバー本体とが連続する
スリット最奥部付近のパイル長を相対的に長くする一
方、それより先端側の張出部分のパイル長を相対的に短
くすることが好適である。更に、張出部分と枕カバー本
体とが連続するスリット最奥部付近のパイル長が相対的
に長い部分と、パイルを形成しない枕カバー本体中央側
及びパイル長が相対的に短い張出部分側との間では、パ
イル長を漸次、段階的に短くすることが好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明実施形態
の介護用多目的枕カバー1を示す。図において、枕カバ
ー1は、通常の枕カバーに必要なタオル地の2〜3倍程
度の長さを有するタオル地の一端側2を折り返して縫合
することにより筒状の枕カバー本体4を形成すると共
に、該枕カバー4の一辺、即ち、前記縫合3部分に沿っ
た一辺から張出した張出部分5を形成している。
【0008】張出部分5は先端部から前記縫合3した基
端部の中央に至るスリット5cによって左側部分5aと
右側部分5bとに分割されると共に、スリット5cの最
奥部は使用者が首を出し易いようにあき部分5dを形成
している。
【0009】また、枕カバー本体4の両側開口部6,6
には、閉鎖手段として各一対の面ファスナ7,8を設け
ている。この閉鎖手段は枕カバー1の使用感を阻害しな
いものであればこれに限定されず、スナップやファスナ
等を使用しても良い。更に、いずれか一方の開口部6を
縫合して閉鎖して袋状にしても良い。また、両側開口部
6,6を縫合して閉鎖すると共に、長辺に沿った縫合3
部分を開放した袋状とすることもできるが、通常の枕よ
り長い水枕のカバーとしての使用を考慮すると、両側開
口部6,6が開放可能であることが有利である。
【0010】上記のような基本形状を有する枕カバー1
は、張出部分5の表面全体と、該張出部分5に隣接した
枕カバー本体4の表面の一部は、パイル組織11,1
2,13,14で製織され、それ以外の枕カバー本体4
部分は平組織等の非パイル組織10により平坦に製織さ
れる。
【0011】パイル組織11,12,13,14で製織
された部分は、図2及び図3を示すように、夫々、パイ
ルループの長さ(高さ)が異なり、あき部分5dを含む
張出部分5の基端部のパイル組織12のパイルループP
aが最も長く、張出部分5(5a,5b)の先端側の大
半の部分のパイル組織14のパイルループPbは中程度
の長さとなっている。
【0012】そして、それらの間のパイル組織13は、
長いパイルループPaと中程度のパイルループPbとの
間で、漸次段階的にパイル長を変化させ、長パイル区間
(12)と中パイル区間(14)との間に段差を生じな
いように、滑らかに連続させている。
【0013】また、上記同様に、パイル組織11におい
ても、長パイル区間(12)と非パイル区間(10)の
間で漸次、段階的にパイル長が短くなるようにして生地
表面に段差を生じないようにしている。
【0014】パイル組織11,12,13,14のパイ
ル長を変化させる手段としては、図示しないタオル織機
での織成時に地経糸Gとは別のパイルビームから引出さ
れるパイル経糸Pに付与する張力を変化させることによ
り行うことができる。
【0015】図3は、3本緯片面タオル地の場合を示す
もので、3回毎の筬打動作において始めの2回は織前か
ら適宜の間隔Lを有して筬打ちを行い、3回目に前1,
2回で緯入れした緯糸と共に強く筬打ちするテリーモー
ションによって、パイル経糸Pを弛ませ、パイルループ
を形成する。この際、パイル経糸Pに付与する張力を弱
くすれば、より長くパイル経糸Pが引き出され長いパイ
ルループが形成され、逆に、張力を強めればパイル経糸
Pが引き出され難くなるので短いパイルループが形成さ
れる。従って、上記の張力を張力可変型のテンション装
置で漸次、段階的に変化させることにより、パイル長を
変化させることができる。また、上記テリーモーション
における始め2回の筬打ちの位置(間隔L)を変化させ
ることによってもパイル長を変化させることができる。
【0016】尚、タオル地は3本緯片面タオル地以外の
4本緯タオル地や両面タオル地等であっても良い。ま
た、非パイル組織10の部分をパイル組織とすることも
できる。
【0017】以上の如く形成された枕カバー1は、図4
及び図5に示すようにあき部分5dから首を出し、張出
部分5の左右両側部分5a,5bを胸の上に掛けること
で頭部の周囲から肩口,胸部までが張出部分5によって
被われ、寝たままの姿勢で食事をして万一食事をこぼし
ても寝具や衣類の汚れを防止できる。
【0018】特に、枕カバー1はあき部分5dの左右両
側に配された長パイルのパイル組織12によって吸水性
が高められているため、汁物や流動食をこぼしても、そ
れらを吸収し寝具,衣類への浸透を防止できる。
【0019】また、張出部分5が枕カバー本体4と連続
したタオル地で形成されているので、とかく煩雑になり
がちな枕元がすっきりし、気持良く食事ができる。
【0020】更に、食事以外の時も上記同様に張出部分
5を胸の上に掛けることで、該張出部分5によって肩口
がすっぽりと被われ、しかも、張出部分5はパイル組織
11,12,13,14によって保温性が高められてい
るので、使用者の肩冷えを防止するのに最適である。
【0021】特に、寝たきりの病人,老人にあっては、
手足の衰弱等により自力で掛布団の位置を直すのが困難
な場合が有るが、本発明の枕カバー1では、張出部分5
が枕カバー本体4と一体であるため、肩口からずれ難く
保温が確実である。
【0022】一方、本発明の枕カバー1は、図6に示す
ように張出部分5を肩から背中の下に敷いて使用するこ
とも出来、その場合、吸水性に優れたパイル組織11,
12,13,14により寝汗等の水分を吸収するのに有
効である。特に、シーツに比べて小さく、取り換えが容
易であるため、洗濯も行い易いので、カゼ等の発熱性疾
患の患者の使用にも最適である。また、長パイル区間
(12)と非パイル区間(10)や中程度のパイル区間
(14)との間の区間(11,13)では、パイル長が
漸次、段階的に変化するので、段差が無く、背中の下に
敷いても違和感が無い。
【0023】更に、発熱性疾患の患者の使用において
は、水枕の枕カバーとしても最適である。タオル地によ
って水枕に付着した水分を吸収できることは勿論、パイ
ル組織、特にパイル長の長いパイル組織12が水枕と肩
の間に位置し、水枕による肩の冷えを防止できる。尚、
水枕使用時に肩との間により強力な断熱性を必要とする
場合は、図7に示すように張出部分5を筒状に丸めて水
枕と肩の間に介在させることが出来る。
【0024】また、左右いずれか一方の張出部分(5a
または5b)を丸め、他の一方のみを肩から背中の下に
敷き、これを定期的に左右交互に行うことで寝る体勢を
変化させ、床ずれの予防にも寄与できる。
【0025】
【発明の効果】本発明の介護用多目的枕カバーは、上述
のとおり構成されているので、介護を必要とする病人や
老人が寝たままの姿勢で食事する際にこぼした食事によ
る寝具,衣類の汚れを確実に防止でき、特にパイル組織
の優れた吸水性によってこぼれた汁物,流動物の寝具,
衣類への浸透を防止する上で有利であると共に、食事時
以外においては、張出部分によって肩口がすっぽり被わ
れ、パイル組織の保温性により肩の冷えを防止すること
ができる。
【0026】また、張出部分を背中側に敷いて使用する
ことにより寝汗を吸収できカゼ等の発熱性疾患の患者の
使用にも最適であり、シーツ等に比べて小さいので交換
や洗濯も容易である。また、水枕のカバーとして使用す
れば、張出部分、特に長パイル部分によって水枕と肩と
の間に断熱性が確保され、肩の冷えを防止できる。
【0027】そして、使用者の首や肩に対応する張出部
分の基端付近のパイル長を長くしたので、これらの部位
の吸水性,保温断熱性が高められる一方、張出部分の先
端側はそれより短いパイル長としたことにより、張出部
分を胸の上に掛けた場合には重くならず、背中に敷く場
合に段差が出来難いという利点が有る。更に、非パイル
部分を含め上記パイル長の異なる部分間において、パイ
ル長を漸次、段階的に変化させたことにより、首回りや
肩付近に段差が出来ず、使用感に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーを示す
斜視図である。
【図2】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーを示す
側面図である。
【図3】パイル組織を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーの使用
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーの使用
状態を示す側面図である。
【図6】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーの他の
使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明実施形態の介護用多目的枕カバーの他の
使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 枕カバー 4 枕カバー本体 5 張出部分 5c スリット 5d あき部分 10 非パイル組織 11,12,13,14 パイル組織

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タオル地を用いて筒状または袋状に形成
    された枕カバーの一辺に、枕カバー本体より連続した生
    地で張出した張出部分を形成し、該張出部分は、先端部
    より枕カバー本体と連続する基端部の略中央部に至るス
    リットによって左右に分割され、且つ、少なくとも張出
    部分の表面全体及び張出部分に連なる枕カバー本体表面
    の一部には、タオル地の地経糸と共に製織されたパイル
    経糸によるパイルが形成されていることを特徴とする介
    護用多目的枕カバー。
  2. 【請求項2】 張出部分と枕カバー本体とが連続するス
    リット最奥部付近のパイル長を相対的に長くする一方、
    それより先端側の張出部分のパイル長を相対的に短くし
    た請求項1記載の介護用多目的枕カバー。
  3. 【請求項3】 張出部分と枕カバー本体とが連続するス
    リット最奥部付近のパイル長が相対的に長い部分と、パ
    イルを形成しない枕カバー本体中央側及びパイル長が相
    対的に短い張出部分側との間では、パイル長を漸次、段
    階的に短くした請求項2記載の介護用多目的枕カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105942773A (zh) * 2016-05-09 2016-09-21 泉州师范学院 一种用于座椅休息睡眠的可披挂抱靠用品

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