JP2001527127A - 酵素顆粒 - Google Patents

酵素顆粒

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JP2001527127A
JP2001527127A JP2000525516A JP2000525516A JP2001527127A JP 2001527127 A JP2001527127 A JP 2001527127A JP 2000525516 A JP2000525516 A JP 2000525516A JP 2000525516 A JP2000525516 A JP 2000525516A JP 2001527127 A JP2001527127 A JP 2001527127A
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マティアス・ズンダー
ヴィルフリート・レーゼ
ヴェルナー・ピヒラー
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Henkel AG and Co KGaA
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
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Abstract

(57)【要約】 本発明の目的は、良好な溶解性および高い酵素貯蔵安定性(特に他の洗剤成分と混合する場合)を有し、同時に、洗浄または清浄に寄与しない担体材料成分の使用を実質的に防ぐ酵素顆粒の製造のための凝集混合物を提供することである。本発明は、酵素、有機または無機担体材料、造粒助剤、ならびにビルダー、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄または清浄結果に寄与する成分を60重量%を超えて含有する酵素顆粒によって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、酵素顆粒、その製法および固形洗剤の製造におけるその使用に関す
る。
【0002】 (背景技術) 酵素、特にプロテアーゼは、洗剤やランドリー助剤や洗浄剤製品において汎用
されている。一般に、酵素は、濃縮物の形態ではなく、希釈剤や担体材料との混
合物の形態で使用されている。既知ではあるが、酵素を塩担体に対し、その造粒
によるか(DE -OS 16 17 190)またはノニオン性界面活性剤との結 合によって(DE -OS 16 17 188)適用しても、酵素の貯蔵安定性は 大幅には改善されない。なぜなら、このような混合物中の敏感な酵素が、担体表
面上に通常存在しているからである。酵素の貯蔵安定性は、酵素を、カプセル化
したり担体材料中に埋め込み、次いで押出成形し、圧縮し、丸みを付けて所望の
粒状形態を形成することによって、実質的に増加しうるが(例えば、DE-PS
16 17 232、DE -OS 20 32 768、DE -ASS 21 37 0
42および21 37 043)、この種の酵素組成物は、満足できる溶解特性を
示さない。この溶解しない粒子は、洗濯物中に捕捉され、洗濯物を汚染したり、
使用されることがなく、排水中に排出されてしまう。
【0003】 粒状洗剤に従来から使用されていた酵素顆粒は、ごく少量の酵素的活性タンパ
ク質からなり、大部分は、有機および無機担体材料を含有し、有機および無機担
体材料は酵素を粒状形態にできるが、洗浄/清浄結果に何の寄与もせず、実際の
洗浄/清浄工程で機能を発揮しない。例えば、欧州特許EP 0 168 526
B1は、プロテアーゼおよび/またはアミラーゼ5〜25重量%およびゼオライ
トNaAおよび/またはNaX10〜60重量%を含有するが、水膨潤性デンプ
ン10〜50重量%および水溶性造粒助剤5〜50重量%および崩解助剤として
の無機塩15重量%までも含有する酵素顆粒を記載している。この明細書は、さ
らに、不溶性成分を含まない発酵溶液の濃縮、上記の添加剤の添加、形成された
混合物の造粒、および要すれば皮膜形成ポリマーおよび染料中の顆粒のカプセル
化から本質的になるそのような配合物の製造方法を記載している。
【0004】 国際出願WO 92/11347は、粒状洗剤に使用される酵素顆粒を記載し 、そこでは、酵素2〜20重量%、膨潤性デンプン10〜50重量%、造粒剤と
しての水溶性有機ポリマー5〜50重量%、穀物粉10〜35重量%、および水
3〜12重量%を含んでいる。このような添加剤によって、酵素は、その活性を
実質的に損なうことなく処理することが可能になるが、この目的は、洗浄および
/または清浄結果に寄与しない物質が比較的多量に存在することによってのみ達
成される。
【0005】 (発明の開示) (発明が解決しようとする課題) したがって、本発明が解決しようとする課題は、担体材料に洗浄−清浄結果に
寄与しない成分を実質的に含まないにもかかわらず、高溶解性および特に他の洗
剤成分と混合して高貯蔵安定性を示す酵素顆粒を提供することである。
【0006】 (その解決方法) 本発明によれば、この問題は、酵素、有機および/または無機担体材料および
造粒助剤を含有し、洗剤、特に粒状洗剤に組み込まれるのに適している酵素顆粒
であって、ビルダー、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄/清浄結
果に寄与する成分を60重量%を超えて、好ましくは62〜85重量%、特に6
5〜80重量%含有することを特徴とする酵素顆粒によって解決される。
【0007】 酵素の他に、本発明の顆粒は、他の、特に固形の成分を含有し、その成分は2
つの群、担体材料と造粒助剤に分けられる。担体材料は、その名が示すように、
酵素を担持し、顆粒の強度に大きく寄与し、一方、造粒助剤は、顆粒を製造する
のに必要とされることがあり、バインダーとしての機能によって、製造工程の簡
素化を可能にする。この結果として、担体材料は必ず存在しうるが、造粒助剤は
存在しなくてもよいこともある。担体材料または担体材料と造粒助剤との組み合
わせは、酵素の混入後、形成された顆粒が、60重量%を超えた量で、ビルダー
、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄/清浄結果に寄与する成分を
含有するように選択されなければならない。
【0008】 さらに、酵素、担体媒体および任意の造粒助剤に加えて、酵素顆粒は、被覆さ
れた酵素顆粒に基づいて5〜15重量%の量で存在する被覆層の形態で典型的な
組成物の外皮膜を有し得る。顆粒の機械的安定性は、さらに向上し、ダストの形
成を防ぐ。
【0009】 本発明は、水性酵素含有液を担体材料および添加剤としての任意の顆粒助剤を
混合して形成される酵素プレミックスを、圧縮形成/成形工程に付すことによる
、0.3〜3mmの平均粒子サイズを有する酵素顆粒の製造方法であって、場合
によりミクロ濾過により不溶性成分を除去した濃縮発酵ブロスであり得る水性酵
素含有液を、ビルダー、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄/清浄
結果に寄与する成分を60重量%を超えて含有する添加剤混合物と混合すること
を特徴とする方法にも関する。圧縮形成/成形工程は、圧縮力を適用する通常の
工程、例えば造粒、圧縮、特にロール圧縮または押出、タブレット化またはペレ
ット化によって行われ得る。
【0010】 本発明の方法の好ましい態様は、水性酵素含有液を添加剤としての担体材料お
よび任意の造粒助剤と混合して形成される酵素プレミックスの押出、スフェロナ
イザー中での押出物の球体化、要すれば染料−および/または顔料含有皮膜の適
用を含んでなる。
【0011】 担体材料は、好ましくは50〜95重量%、さらに好ましくは60〜85重量
%の量で本発明の酵素顆粒中に存在する。無機および/または有機ビルダーは、
本発明による酵素顆粒中の担体材料の好ましい成分に属する。無機ビルダーの中
で、水不溶性ビルダーが好ましい。本発明による酵素顆粒は、好ましくは50:
1〜5:1、特に25:1〜10:1の比の無機ビルダーと、特に水溶性有機ビ
ルダーとの組み合わせを含有する。無機水不溶性ビルダーは、結合水含有微結晶
合成ゼオライト、特にゼオライトAおよび/またはゼオライトPである。ゼオラ
イトPとしては、例えばZeolite MAP(登録商標)(Crosfield)を使用する。
しかしながら、ゼオライトX、並びにゼオライトA、Xおよび/またはPの混合
物も適当である。ゼオライトは、噴霧乾燥粉末の形態で、または製造後まだ湿潤
している未乾燥安定化懸濁液の形態で使用し得るが、未乾燥安定化懸濁液の形態
の場合、酵素顆粒中に存在する量を計算するために、固形として考慮される。ゼ
オライトを懸濁液の形態で使用する場合は、その懸濁液は、安定剤として少量の
ノニオン性界面活性剤、例えばゼオライトに対して1〜3重量%のエトキシル化
12-18脂肪アルコール(エチレンオキシド基数2〜5)、エトキシル化C12-14 脂肪アルコール(エチレンオキシド基数4〜5)、またはエトキシル化イソトリ デカノールを含有し得る。適当なゼオライトの平均粒子サイズは10μm未満で あり(体積分布、Coulter Counter法により測定)、結合水を好ましくは18〜
22重量%、より好ましくは20〜22重量%含有する。
【0012】 ホスフェートおよびゼオライトの適当な代替品または一部代替品は、式: Na MSix2x+1・yH2O[式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4 の数であり、yは0〜20の数であり、好ましくはxは2、3または4である。] で示される結晶層状ケイ酸ナトリウムである。そのような結晶層状ケイ酸塩は、
例えば欧州特許出願EP−A−0164514に記載されている。上記式で示さ
れる好ましい結晶層状ケイ酸塩は、Mがナトリウムで、xが2または3のもので ある。β−およびδ−二ケイ酸ナトリウムNa2Si25・yH2Oのいずれも、
特に好ましい。他の好ましいビルダーは、モジュラス(Na2O:SiO2比)が1
:2〜1:3.3、好ましくは1:2〜1:2.8、より好ましくは1:2〜1:
2.6の非晶質ケイ酸ナトリウムで、遅延溶解し、二次的洗浄性を示すものであ る。通常の非晶質ケイ酸ナトリウムに対する溶解遅延は、例えば表面処理、配合
、圧縮または過乾燥のような種々の方法で達成されている。本発明において「非 晶質」とは「X線非晶質」をも包含すると理解される。換言すれば、X線回折分析 においてケイ酸塩が結晶材料独特の鋭いX線反射を示さず、数度の回折角幅を有
する散乱X線極大を1個またはそれ以上示すに過ぎないことを意味する。ケイ酸
塩粒子が電子線回折分析において、弱いか、または鋭い回折極大を示す場合にも
、特に良好なビルダー性能を導き得る。このことは、ケイ酸塩が10〜数100
nmのサイズの微結晶部分を有することを意味すると解釈し得る。この値は50
nmまで、特に20nmまでであることが好ましい。このような、いわゆるX線
非晶質ケイ酸塩で、通常の水ガラスと比較して遅延溶解するものは、例えばドイ
ツ特許出願DE4400024A1に記載されている。圧縮非晶質ケイ酸塩、配
合非晶質ケイ酸塩、および過乾燥X線非晶質ケイ酸塩が、特に好ましい。
【0013】 一般に知られているホスフェートも、その使用が生態学的に問題とならなけれ
ば、本発明の酵素顆粒の担体材料にビルダーとして当然使用し得る。オルトリン
酸、ピロリン酸およびトリポリリン酸のナトリウム塩が適当である。場合によっ
ては、とりわけトリポリホスフェートが、10重量%までの少量であっても、他
のビルダーと組み合わせた場合、多数回洗浄サイクル性能の相乗的改善をもたら
すことがわかった。
【0014】 ゼオライトの適当な代替品または一部代替品は、天然および合成物由来の層状
シリケートである。そのような層状シリケートは、例えば特許出願DE2334
899、EP0026529およびDE3526405により知られている。そ
の好適性は、特定の組成または構造式に制限されない。しかし、スメクタイト、
特にベントナイトが好ましい。水膨潤性スメクタイトの群に属する適当な層状シ
リケートは、例えはモンモリロナイト、ヘクトライトまたはサポナイトである。
更に、前記式で示される層状シリケートの結晶格子に少量の鉄が組み込まれてい
てもよい。そのような層状シリケートのイオン交換性の故に、水素、アルカリ金
属、アルカリ土類金属イオン、とりわけNa+およびCa2+をも含有し得る。水 和水含量は通例、膨潤度および製法によるが、8〜20重量%である。有用な層
状シリケートは、例えばUS3966629、EP0026529およびEP0
028432により知られている。アルカリ処理によってカルシウムイオンおよ
び高着色性の鉄イオンを実質的に除去した層状シリケートを使用することが好ま
しい。
【0015】 担体材料の成分として有用な有機ビルダーは、例えば、ナトリウム塩として使
用し得るポリカルボン酸、例えばクエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸
、酒石酸、糖酸、アミノカルボン酸、例えば、ニトリロ三酢酸(NTA)であっ
て、その使用が生態学的に不都合でないもの、およびそれらの混合物である。好
ましい塩は、ポリカルボン酸、例えばクエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、酒石酸、糖酸の塩、およびそれらの混合物である。酸そのものを使用して
もよい。そのような酸は、ビルダー作用以外にも、通例酸性化成分としての性質
をも有するので、洗剤pHを比較的低く穏やかにするためにも役立つ。ここで、
クエン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、グルコン酸およびそれらの混合
物が特に挙げられる。そのような酸は、水不含有形態で使用することが好ましい
【0016】 他の適当な有機ビルダーは、デキストリン、例えはデンプンの部分加水分解に
よって得ることのできる炭水化物オリゴマーまたはポリマーである。加水分解は
、標準的な方法、例えば酸または酵素を触媒とする方法によって行い得る。その
最終生成物は、好ましくは平均分子量400〜500000の加水分解生成物で
ある。デキストロース当量(DE)0.5〜40、とりわけ2〜30の多糖が好ま しい。DEは、DEが100であるデキストロースと比較した多糖の還元の尺度
であると認識されている。DE3〜20のマルトデキストリンおよびDE20〜
37のドライグルコースシロップ、並びに比較的高分子量2000〜30000
のいわゆるイエローデキストリンおよびホワイトデキストリンのいずれを使用し
てもよい。好ましいデキストリンは、欧州特許出願EP0703292A1に記
載されている。そのようなオリゴ糖、例えば、デキストリンの酸化誘導体は、糖
環のアルコール官能基少なくとも1個をカルボン酸官能基に酸化し得る酸化剤と
の、デキストリンの反応生成物である。このように酸化したデキストリンおよび
その製法は、例えば欧州特許出願EP0232202、EP0427349、E
P0472042およびEP0542496、並びに国際出願WO92/185
42、WO93/08251、WO94/28030、WO95/07303、
WO95/12619およびWO95/20608により知られている。糖環の
6において酸化された生成物が、特に有用であり得る。イギリス特許出願19 600081に記載の酸化オリゴ糖も適している。
【0017】 他の適当な補助ビルダーは、オキシジスクシネートおよび他のジスクシネート
誘導体、好ましくはエチレンジアミンジスクシネートである。これに関連して、
例えばUS4524009、US4639325および欧州特許出願EP015
0930に記載されているグリセロールジスクシネートおよびグリセロールトリ
スクシネートも、特に好ましい。他の有用な有機補助ビルダーは、例えばアセチ
ル化ヒドロキシカルボン酸およびその塩で、これは、場合によりラクトン形態で
存在してもよく、炭素数が少なくとも4、ヒドロキシル基数が少なくとも1、酸
基数が2までである。このような補助ビルダーは、例えば国際出願WO95/2
0029に記載されている。
【0018】 ポリマーポリカルボキシレート、例えば、ポリアクリル酸またはポリメタクリ
ル酸のナトリウム塩(例えば相対分子量が酸換算で800〜150000のもの)
は、有機ビルダーとして適している。適当なコポリマーポリカルボキシレートは
、とりわけ、アクリル酸とメタクリル酸から成るもの、およびアクリル酸または
メタクリル酸とマレイン酸から成るものである。アクリル酸50〜90重量%お
よびマレイン酸50〜10重量から成るアクリル酸/マレイン酸コポリマーが、
特に適当であるとわかった。その相対分子量は、遊離酸換算で通例5000〜2
00000、好ましくは10000〜120000、より好ましくは50000
〜100000である。2種以上の異なるモノマー単位から成る生分解性ポリマ
ー、例えばアクリル酸およびマレイン酸の塩と、ビニルアルコールもしくはビニ
ルアルコール誘導体とをモノマーとして含有するポリマー(DE4300772)
、またはアクリル酸および2−アルキルアリルスルホン酸の塩と糖誘導体とをモ
ノマーとして含有するポリマー(DE4221381)も、特に好ましい。他の好
ましいコポリマーは、ドイツ特許出願DE4303320およびDE44177
34に記載のもので、好ましくはアクロレインおよびアクリル酸/アクリル酸塩
、またはアクロレインおよび酢酸ビニルを、モノマーとして含む。他の好ましい
ビルダーは、ポリマーアミノジカルボン酸、その塩または前駆物質である。ポリ
アスパラギン酸またはその塩および誘導体(ドイツ特許出願DE1954008 6によると、補助ビルダー作用に加えて漂白安定化作用も有する)が、特に好ま しい。他の適当なビルダーは、例えば欧州特許出願EP0280223に記載の
ように、ジアルデヒドを、5〜7個の炭素原子および少なくとも3つのヒドロキ
シル基を有するポリオールカルボン酸と反応させることによって得られるポリア
セタールである。好ましいポリアセタールは、グリオキサール、グルタルアルデ
ヒド、テレフタルアルデヒドおよびそれらの混合物のようなジアルデヒドと、グ
ルコン酸および/またはグルコヘプトン酸のようなポリオールカルボン酸とから
得られる。
【0019】 担体材料の成分として適している界面活性剤は、スルホネートおよびスルフェ
ート型のアニオン性界面活性剤および、アニオン性とノニオン性界面活性剤の重
量比が100:1〜1:1、好ましくは50:1〜10:1である混合物の形態
でも使用されうるノニオン性界面活性剤である。スルホネート型の適当な界面活
性剤は、好ましくはC9-13アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネ
ート、すなわち、例えば内部または末端二重結合を有するC12-18モノオレフィ ンを気体状三酸化イオウでスルホン化し、次いでスルホン化生成物をアルカリま
たは酸加水分解することによって得られる、アルケンおよびヒドロキシアルカン
のスルホネートおよびジスルホネートの混合物である。他の適当なスルホネート
型界面活性剤は、C12-18アルカンを、例えばスルホ塩素化またはスルホキシド 化し、次いで加水分解または中和することによって得られるアルカンスルホネー
トである。α−スルホ脂肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例えば水素化
したヤシ油、パーム核油または獣脂の脂肪酸のα−スルホン化メチルエステルも
適当である。これは、植物および/または動物由来の脂肪酸のメチルエステル(
脂肪酸部分の炭素数8〜20)をα−スルホン化し、次いで中和して水溶性一塩
とすることによって得られる。このようなエステルは、好ましくは水素化したヤ
シ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸または獣脂脂肪酸のα−スルホ
ン化エステルであるが、不飽和脂肪酸(例えばオレイン酸)のスルホン化生成物
も、少量(好ましくはせいぜい約2〜3重量%の量)存在してもよい。エステル
基のアルキル鎖の炭素数が4以下のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル、例えば
メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステルおよびブチルエステルが、
特に好ましい。α−スルホ脂肪酸メチルエスチル(MES)およびそのケン化二
塩を使用することが、特に有利である。
【0020】 他の適当なアニオン性界面活性剤は、スルホン化した脂肪酸グリセロールエス
テル、すなわちモノグリセロールを1〜3モルの脂肪酸でエステル化するか、ま
たはトリグリセリドを0.3〜2モルのグリセロールでエステル交換することに よって得られる、モノエステル、ジエステルおよびトリエステル並びにそれらの
混合物である。好ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは、C12-18脂肪ア ルコール、例えばヤシ油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコール、ラウリル、ミリ
スチル、セチルもしくはステアリルアルコール、またはC10-20オキソアルコー ルの硫酸セミエステル、および同様の鎖長を有する第二級アルコールの硫酸セミ
エステルの、アルカリ金属塩、とりわけナトリウム塩である。他の好ましいアル
キル(アルケニル)スルフェートは、石油化学品由来の合成直鎖アルキル鎖を有す
る前記鎖長を有するアルキル(アルケニル)スルフェートであって、油脂化学原料
由来の対応する化合物に匹敵する分解挙動を有するものである。C12-16アルキ ルスルフェート、C12-15アルキルスルフェート、およびC14-15アルキルスルフ
ェートが、洗浄性能の点で特に好ましい。他の適当なアニオン性界面活性剤は2
,3−アルキルスルフェートで、これは例えばUS3234258またはUS5
075041に従って製造でき、Shell Oil Company からDAN(登録商標)の
名称で市販されている。エチレンオキシド1〜6モルでエトキシル化した直鎖ま
たは分枝状C7-21アルコール、例えば平均3.5モルエチレンオキシド(EO) 含有2−メチル分枝C9-11アルコールまたは1〜4EO含有C12-18脂肪アルコ ールの硫酸モノエステルも適当である。これらは発泡性が高いので、洗剤中に比
較的少量(例えば1〜5重量%)に限り使用する。
【0021】 他の好ましいアニオン性界面活性剤は、スルホコハク酸とアルコール(好まし くは脂肪アルコール、より好ましくはエトキシル化脂肪アルコール)とのモノエ ステルおよび/またはジエステルである、スルホスクシネートまたはスルホコハ
ク酸エステルとしても知られるアルキルスルホコハク酸の塩である。好ましいス
ルホスクシネートは、C8-18脂肪アルコール分子またはその混合物を有する。特
に好ましいスルホスクシネートは、分離を考慮してノニオン性界面活性剤(後述)
であるエトキシル化脂肪アルコールから誘導した脂肪アルコール分子を有する。
そのようなスルホスクシネートのうち、同族体範囲の狭いエトキシル化脂肪アル
コールから誘導した脂肪アルコール分子を有するものが、特に好ましい。アルキ
ル(アルケニル)鎖中に好ましくは8〜18個の炭素原子を有するアルキル(アル ケニル)コハク酸またはその塩を使用してもよい。他の適当なアニオン性界面活 性剤は、アミノ酸の脂肪酸誘導体、例えばN−メチルタウリン(タウリド)および
/またはN−メチルグリシン(サルコシド)である。サルコシドまたはサルコシネ
ート、とりわけ、場合によりモノもしくはポリ不飽和の高級脂肪酸のサルコシネ
ート(例えばオレイルサルコシネート)が特に好ましい。他の適当なアニオン性界
面活性剤は、とりわけ石鹸で、好ましくは0.2〜5重量%の量で使用する。適 当な石鹸はとりわけ、飽和脂肪酸石鹸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、水素化エルカ酸およびベヘン酸の塩、並びに特に天然
脂肪酸(例えばヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸または獣脂脂肪酸)から誘導した
石鹸混合物である。このような石鹸と共に、またはその代わりに、既知のアルケ
ニルコハク酸塩を使用してもよい。アニオン性界面活性剤(および石鹸)は、ナト
リウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態で、および有機塩基(例えばモノ 、ジまたはトリエタノールアミン)との可溶性塩の形態で存在し得る。アニオン 性界面活性剤は、ナトリウムまたはカリウム塩、とりわけナトリウム塩の形態で
あることが好ましい。
【0022】 好ましいノニオン性界面活性剤は、アルコキシル化(好ましくはエトキシル化)
した特に第一級のアルコールであり、これは好ましくは炭素数8〜18のアルコ
ールと、アルコール1モル当たりエチレンオキシド(EO)平均1〜12モルから
成り、アルコール残基は直鎖もしくは好ましくは2−メチル分枝状であり得るか
、または通常のオキソアルコール残基におけるように直鎖およびメチル分枝基を
混合して有し得る。しかし、天然物由来のC12-18アルコール(例えばヤシ油脂肪
アルコール、パーム油脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコールまたはオレイルアル
コール)の直鎖基と、アルコール1モル当たり平均2〜8EOとを有するアルコ ールエトキシレートが特に好ましい。好ましいエトキシル化アルコールは例えば
、3EOまたは4EO含有C12-14アルコール、7EO含有C9-11アルコール、 3EO、5EO、7EOまたは8EO含有C13-15アルコール、3EO、5EO または7EO含有C12-18アルコール、およびそれらの混合物(例えば3EO含有
12-14アルコールと7EO含有C12-18アルコールとの混合物)を包含する。上 記エトキシル化度は、生成物によって整数または分数であり得る統計学的平均値
である。同族体分布の狭いアルコールエトキシレート(狭範囲エトキシレート、 NRE)が好ましい。ノニオン性界面活性剤は、一般式R1O(G)x[式中、R1 は、8〜22個の炭素原子(好ましくは12〜18個の炭素原子)を有する1級
直鎖またはメチル分岐状、特に2−メチル分岐状脂肪族基であり、Gは、5また
は6個の炭素原子を有するグリコース単位、好ましくはグルコースである。]で
示されるアルキルグリコシドも包含する。モノグリコシドおよびオリゴマーグリ
コシドの分布を示すオリゴマー化度は、1〜10の数、好ましくは1.2〜1.
4の数である。
【0023】 他の適当なノニオン性界面活性剤は、式(I):
【化1】 [式中、R2COは6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり、R3
水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり
、[Z]は3〜10個の炭素原子および3〜10個のヒドロキシル基を有する直
鎖または分枝状ポリヒドロキシアルキル基である。] で示されるポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは
、炭素数5または6の還元糖、とりわけグルコースから誘導することが好ましい
。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、式(II):
【化2】 [式中、R4は7〜12個の炭素原子を有する直鎖または分枝状のアルキルまた はアルケニル基であり、R5は2〜8個の炭素原子を有する直鎖、分枝状もしく は環式のアルキレン基またはアリーレン基であり、R6は1〜8個の炭素原子を 有する直鎖、分枝状もしくは環式のアルキル基またはアリール基またはヒドロキ
シアルキル基であり、C1-4アルキル基またはフェニル基が好ましく、[Z]は 、アルキル鎖に少なくとも2個のヒドロキシル基が置換した直鎖ポリヒドロキシ
アルキル基、またはその基のアルコキシル化(好ましくはエトキシル化またはプ
ロポキシル化)誘導体である。] で示される化合物をも包含する。この場合も好ましくは、[Z]は、糖、例えば
グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノー
スまたはキシロースの還元的アミノ化により誘導する。次いで、N−アルコキシ
−またはN−アリールオキシ−置換化合物を、例えば国際出願WO95/073
31に従って触媒としてのアルコキシドの存在下に脂肪酸メチルエステルと反応
させて、所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに変換し得る。
【0024】 唯一のノニオン性界面活性剤として、または他のノニオン性界面活性剤(とり わけ、アルコキシル化脂肪アルコールおよび/またはアルキルグリコシド)と組 み合わせて使用する他の好ましいノニオン性界面活性剤群は、脂肪酸アルキルエ
ステル(好ましくはアルキル鎖の炭素数1〜4)、とりわけ脂肪酸メチルエステル
の、アルコキシル化物、とりわけエトキシル化物またはエトキシル化/プロポキ
シル化物であり、これは例えば、特願昭58−217598に記載されており、
または好ましくは国際出願WO90/13533に記載の方法で製造する。平均
3〜15EO(とりわけ5〜12EO)含有C12-18脂肪酸メチルエステルが好ま しいノニオン性界面活性剤である。アミンオキシド型のノニオン性界面活性剤、
例えばN−ヤシ油アルキル−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−獣脂ア ルキル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキシド、並びに脂肪酸アルカノー ルアミド型のノニオン性界面活性剤も適当である。これらの種のノニオン性界面
活性剤の使用量は、好ましくはエトキシル化脂肪アルコールの使用量を越えず、
より好ましくはその半量を越えない。
【0025】 他の適当な界面活性剤は、いわゆるジェミニ(Gemini)界面活性剤である。ジ
ェミニ界面活性剤は通常、1分子当たり2個の親水性基および2個の疎水性基を
有する化合物であると理解される。それらの基は通例、いわゆる「スペーサー」
によって互いに隔てられている。スペーサーは通例、親水性基をそれらが互いに
独立して機能し得るよう充分隔てる長さを有すべき炭素鎖である。ジェミニ界面
活性剤は通例、臨界ミセル濃度が非常に低く、水の表面張力を著しく低下できる
性質を特徴とする。しかしながら、例外として、ジェミニ界面活性剤は、二量体
界面活性剤だけでなく、三量体界面活性剤であるとも理解されることがある。適
当なジェミニ界面活性剤は、例えば、ドイツ特許出願DE4321022A1に
よる硫酸化ヒドロキシ混合エーテル、並びに先のドイツ特許出願DE19503
061A1による二量体アルコールビス−および三量体アルコールトリス−スル
フェートおよび−エーテルスルフェートである。ドイツ特許出願DE19513
391A1による末端キャップした二量体および三量体混合エーテルは、とりわ
けその二機能および多機能によって特徴付けられる。すなわち、そのような末端
キャップ界面活性剤は、良好な湿潤性を示し、発泡性が低いので、機械による洗
浄または清浄方法に使用するのに特に適当である。しかしながら、国際出願WO
95/19953、WO95/19954およびWO95/19955に記載の
ジェミニポリヒドロキシ脂肪酸アミドまたはポリ−ポリヒドロキシ脂肪酸アミド
を使用してもよい。
【0026】 上記の担体材料に対して、造粒剤は、酵素顆粒に対して、好ましくは1〜20
重量%、さらに好ましくは5〜15重量%の少量でのみ存在する。ノニオンセル
ロースおよびデンプンエーテルのようなセルロースおよびデンプン誘導体、例え
ば、メチルセルロースまたはデンプン、エチルセルロースまたはデンプン、プロ
ピルセルロースまたはデンプンおよびそれらのヒドロキシ含有誘導体、例えばヒ
ドロキシエチルセルロースまたはデンプン、ヒドロキシプロピルセルロースまた
はデンプンならびに水溶性塩、例えばアルカリ金属塩の形態で存在するアニオン
セルロースまたはデンプンエーテル、例えばカルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルデンプンおよびリン酸化デンプン、いわゆる混合エーテル、例えば
メチルヒドロキシエチルセルロースまたはデンプン、メチルヒドロキシプロピル
セルロースまたはデンプン、メチルカルボキシメチルセルロースまたはデンプン
およびそれらの混合物である。リン酸化デンプンは、デンプンアンヒドログルコ
ース単位のヒドロキシ基を、−O−P(O)(OH)2基またはその水溶性塩(特に ナトリウム塩および/またはカルシウム塩のようなアルカリ金属塩)で置換した
デンプン誘導体であると、理解される。デンプンまたはセルロースの平均置換度
は、全ての糖類単位で平均した、多糖の糖モノマー1つ当たり、エーテルまたは
リン酸塩基部分を有するエステル化酸素原子の数であると、理解される。リン酸
化デンプンの場合、平均置換度(リン酸化度)は、1.5〜2.5である。なぜ
なら、このようなリン酸化デンプンを用いることによって、所定の顆粒強度を得
るのに、非常に少ない量で十分だからである。
【0027】 上記のデンプン誘導体は、天然デンプンまたはそのフラグメント、いわゆる部
分加水分解デンプンである。本明細書に用いられる「部分加水分解デンプン」なる
用語は、酸または酵素触媒法のような常法に従いデンプンを部分的に加水分解す
ることによって得られるような、炭水化物のオリゴマーまたはポリマーを意味す
る。部分加水分解デンプンは、好適には、平均分子量440〜500,000の 加水分解生成物である。デキストロース当量(DE)0.5〜40、好適には2
〜30の多糖類が、好適である。DEは、デキストロース当量100であるデキ
ストロースと比較することによる、多糖類の還元作用の標準的な尺度である。マ
ルトデキストリン(DE 3−20)および乾燥グルコースシロップ(DE 2
0−37)並びにいわゆるイエローデキストリンおよびホワイトデキストリン(
比較的高い平均分子量約2,000〜30,000)の両者も、エーテル化また
はリン酸化後に使用することができる。
【0028】 造粒助剤系の任意の成分は、この目的のための他の物質、例えばグリセロール
、ゼラチン、カゼイン、穀物粉、タンパク質、トラガカントゴム、または天然ま
たは合成起源の他の水溶性または水分散性ポリマーである。好適な合成水溶性ポ
リマーは、既に上記の担体材料の一部でない場合、ポリアクリレート、ポリメタ
クリレート、アクリル酸とマレイン酸またはビニル基含有化合物とのコポリマー
、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル(部分ケン化されうる)、ポリビニル
ピロリドン、平均分子量200〜6000のポリエチレングリコール、1,2−
プロピレングリコールおよび式(III): R−(OCH2CH2n−OH (III) [式中、Rは、3までのC−C二重結合および8〜22個(特に12〜18個)
の炭素原子を有する直鎖または分岐状アルキルまたはアルケニル基であり、平均
エトキシル化度nは、10〜80(特に、30〜45)である。] で示されるポリエトキシレートである。上記の化合物は、遊離カルボキシル基を
有するものである場合、通常、アルカリ金属塩、特にナトリウム塩の形態で存在
する。このような任意の造粒助剤は、60重量%を超えて、ビルダーまたは界面
活性剤と一緒に、本発明の酵素顆粒に存在しなければならないビルダー(例えば
、ポリアクリレート)または界面活性剤(例えば一般式(III)で表示される
もの)も含む。
【0029】 本発明の酵素顆粒は、好ましくは、造粒助剤としてグリセロールおよび/また
はポリエチレングリコールと組み合わせて、リン酸化デンプンを含有する。この
ことは、酵素顆粒の貯蔵安定性に有意に作用する。
【0030】 本発明による酵素は、ビルダーに加えて界面活性剤を含有する場合、ビルダー
と界面活性剤の重量比は、好ましくは100:1〜5:1、さらに好ましくは5
0:1〜8:1である。本発明の1つの好ましい態様において、界面活性剤およ
び少なくとも部分的にビルダーを、粒状ビルダー含有配合物の形態で導入し、ビ
ルダーの一部は別に、すなわちこの配合物の形態ではなしに、組み込む。上記の
界面活性剤およびビルダー含有配合物は、好ましくは、界面活性剤およびビルダ
ーの他に、他の通常の比較的耐熱性の洗剤成分を含有しうる、界面活性剤および
ビルダーの水性スラリーを噴霧乾燥することにより得られる粒状生成物である。
他の洗剤成分は、例えば蛍光増白剤および無機塩、例えばアルカリ金属塩化物、
アルカリ金属硫酸塩およびアルカリ金属炭酸塩を包含する。ここでの配合物は、
好ましくは10〜50重量%の界面活性剤および50〜90重量%のビルダーを
含有する。
【0031】 本発明による酵素顆粒は、複数の成分からなる皮膜または皮膜系を備え得る。
ドイツ特許出願DE19651446から既知のように、5〜70重量%、特に
10〜50重量%の微粒子無機水不溶性顔料(酵素顆粒のやっかいな着色をおお
い隠す)、45〜90重量%、特に50〜85重量%の水溶性有機物質(室温で
固体、融点40〜70℃)と20重量%までの流動改良剤の組み合わせがこの目
的のために、好ましく使用される。ここでの物質が、ビルダーまたは界面活性剤
として作用する場合、ビルダーおよび界面活性剤としての上記の量には考慮され
ない。
【0032】 本発明の酵素顆粒中に存在する酵素は、特に、細菌や真菌などの微生物から得
られるプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、および/またはセルラーゼならび
にクチナーゼ、プルラナーゼ、ヘミセルラーゼ、オキシダーゼおよび/またはペ
ルオキシダーゼであり、バシラス属の細菌によって産生されるプロテアーゼは、
それ自体でまたはデンプン加水分解酵素との組み合わせとして、好適である。酵
素は、常法に従い、好適な微生物(例えば、DE -OS 19 40 488、2 0 44 161、21 01 803および21 21 397; US-PS 3,6
32,957および4,264,738; ヨーロッパ特許出願EP 066 63
8記載のもの)から、発酵法によって得られる。本発明の方法は、高活性プロテ
アーゼ(例えば、国際出願WO 91/2792記載のもの)の処方のために、 特に有利に使用することができる。なぜなら、洗剤中に貯蔵安定の状態で混和す
ることは、しばしば問題を起こしていたのであるが、本発明によって、望ましく
ない酵素ダストの形成を回避することができるからである。酵素は、本発明の顆
粒中に、タンパク質に基づいて好適には4〜20重量%の量で存在させる。本発
明の酵素顆粒がプロテアーゼ含有組成物である場合、そのプロテアーセ活性は、
好適には酵素顆粒1g当たり、150,000〜350,000プロテアーゼユ
ニット(PU)、特に160,000〜300,000 PUである。プロテア ーゼ活性は、Tenside 7(1970)125頁記載の以下の標準方法によって決定される
:硬度15°dHの水中に12g/lカゼインおよび30mMトリポリリン酸ナ
トリウムの水溶液(0.058重量%CaCl2・2H2O、0.028重量%M
gCl2・6H2Oおよび0.042重量%NaHCO3を含む)を70℃に加熱 し、0.1N NaOHを50℃で添加してpHを8.5に調節する。2重量% のトリポリリン酸ナトリウム緩衝溶液(pH8.5)中のタンパク質分解活性を
調べるための試薬の溶液200mLを、基質溶液600mLに添加する。反応混
合液を、50℃で15分間インキュベートする。次いで、TCA溶液(3体積%
酢酸中の0.44Mトリクロロ酢酸および0.22M酢酸ナトリウム)500m
Lを添加し、冷却して(氷浴0℃、15分)、反応を停止する。TCA不溶性タ
ンパク質を遠心分離で取り除き、900mLの上澄み液を、2N NaOH30 0mLによって希釈する。この溶液の290nmでの吸収を、吸収分光計で決定
し、ゼロ吸収値は、上記TCA溶液600mLと上記基質溶液600mLを混合
し、次いで酵素溶液を添加して調製した溶液を、遠心分離した後に測定して決定
した。上記の測定条件下で0.500 ODの吸収を示す溶液のタンパク質分解 活性が、1mLにつき10PUと定義される。
【0033】 原則として、好適な他の担体材料は、たとえあったにせよ、造粒される酵素を
無視できる程度でしか破壊または不活性化しないような、造粒条件下に安定性を
示す、有機または無機粉末である。粉末形の担体材料には、例えばデンプン、穀
物粉、セルロース粉末である。しかしながら、洗浄結果に寄与しない物質を実質
的に含まない担体材料混合物が好ましく使用される。
【0034】 水中に膨潤可能なデンプンは、好適にはトウモロコシデンプン、米デンプン、
ジャガイモデンプンまたはそれらの混合物であり、トウモロコシデンプンが特に
好適である。穀物粉は、特に、小麦、大麦、ライ麦またはカラス麦またはこれら
の穀物粉の混合物から得られる生成物であり、全粒粉が好適である。本明細書に
用いられる「全粒粉」なる用語は、完全には粉砕されていない穀物粉であって、皮
を取った全粒から製造され、このような生成物を少なくともその主成分とし、完
全に粉砕した穀物粉またはデンプンを残部とするものを意味する。市販の小麦粉
、例えばType 450 またはType 550が好適に使用される。前記した膨潤性デンプ ンが得られるようないずれの穀物粉末も、穀物自体から製造しうる限り、その使
用が可能である。添加剤混合物中の穀物粉成分は、同量の対応するデンプンの混
和によって達成される酵素組成物臭気の減少に比し、酵素組成物の臭気を著しく
減少させることが知られている。
【0035】 本発明において、発酵工程で蓄積している細胞外酵素のブロスを、例えばミク
ロ濾過による不溶性成分の除去、およびその後の限外濾過による濃縮、要すれば
その後の真空蒸発によって、貯蔵可能な実質的に匂いのない顆粒に直接転換する
。付加的な乾燥工程により生じる望ましくない酵素ダストの形成および活性の低
下を、うまく適応した添加剤混合物によって防ぐ。
【0036】 本発明の酵素顆粒は、好適には、例えばミクロ濾過によって不溶性成分を除去
しうる発酵ブロスから製造される。ミクロ濾過法は、好適には十字流ミクロ濾過
によって、0.1μmを越える細孔を有する多孔質管、2m/sを越える濃厚溶
液の流速および透過側に対する5bar未満の圧力差を用いて実施する(例えば
ヨーロッパ特許出願EP 200 032)。ミクロ濾過透過物は、次いで好適に
は限外濾過で濃縮され、その後、所望により真空蒸発させる。他の酵素について
の欧州特許EP 0 564 576に記載のように、濃縮段階は、好適には5〜 50重量%、より好適には10〜40重量%の比較的低い乾燥物質含量が得られ
るように、実施することができる。酵素溶液を、好適には予め調製した前記添加
剤の乾燥粉末形態または顆粒形の混合物に添加する。この混合物の水分含量は、
撹拌機またはビーターによる処理によって室温で非粘着性を示しかつ比較的高い
圧力で塑性変形、とりわけ押出成形しうる顆粒状粒子に、変換されうるように選
択すべきである。1つの好ましい態様において、酵素水溶液10〜50重量部を
担体材料70〜90重量および造粒助剤0.5〜10重量部と混合する。
【0037】 酵素含有プレミックスを既知の方法で、例えば押出機またはペレットプレスを
使用して顆粒に変換する。1つの好ましい態様において、プレミックスをニーダ
ーおよび隣接する押出機によって常法に従い処理し、この機械処理の結果、温度
40〜60℃、特に45〜55℃となりうる塑性塊を形成することができる。押
出機から吐出される材料は、多孔押出しダイを通過し、次いで、切断用ブレード
を通過して、所定の寸法の円筒状粒子に、その寸法が減少する。多孔押出しダイ
の孔の直径は、0.3〜3mm、好適には0.5〜1.5 mmである。この形 態で存在する粒子を、次いで乾燥し、所定の用途に供する。しかしながら、押出
機およびカッターから放出された円筒状粒子を球体化すること、即ち適切な装置
によって丸みを付けたり、ばりをとることが、有利であることが、判明した。そ
のような球体化方法は、DE−A 21 37 042およびDE−A 21 37
043に記載されている。この目的に、円筒状容器を備えると共に固定側壁およ
び基部に回転自在に載置した摩擦板を備える装置が、使用される。このタイプの
機械は、商標名Marumerizer(登録商標)として市販される。球体化工程の後、 まだ湿潤であるビーズは、好適には流動床乾燥機を用い、例えば4〜10重量%
、特に5〜8重量%の残留水分含量となるような、好適には35〜60℃の温度
、より好適には45℃の最大生成物温度で連続式またはバッチ式で乾燥する。粒
子をカプセル化および被覆する物質を、乾燥工程後または好ましくは乾燥工程の
間にさらに導入し得る。適した膜材料は、特に、上記の水溶性有機ポリマーの中
の皮膜形成剤である。染料または顔料も、酵素濃縮物から発生する色をマスクす
るまたは変化するためにこの段階で粒子に適用される。特に、二酸化チタンは、
有用かつ不活性であり、生態学的に安全な顔料であるとわかっていて、好ましく
は水性分散体の形態で導入される。顔料分散体またはポリマー溶液を介して導入
された水は、同時に行われるまたは後の段階で繰り返される乾燥の間に除去され
る。
【0038】 存在するダスト状微粒子および粗い粒子は、いずれも、ふるい分けまたは空気
分離によって除去でき、所望により製造工程に戻すことができる。本発明による
顆粒は、0.3mm未満または1.6mmを超える寸法の粒子を少なくとも5重
量%未満、さらに好ましくは多くとも1重量%で含有する。
【0039】 本発明によるまたは本発明の方法に従って製造される酵素顆粒は、洗剤に通常
含まれる他の粉末成分と酵素顆粒を混合して簡単に得られる固形の、特に粒状の
洗剤の製造に好ましく使用される。粒状洗剤に組み込むために、酵素顆粒は、好
ましくは平均粒子サイズ0.3〜3mm、特に0.5〜1.5mmを有する。
【0040】 本発明による方法に得られる酵素組成物は、極めて丸く、かつダストを含まな
い粒子からなり、この粒子は、一般に嵩密度約500〜900 g/L、特に6 50〜880 g/Lを有する。プロテアーゼ含有発酵ブロスが使用される場合 、その酵素活性は、好ましくは150,000PU/g〜350,000PU/
g、さらに好ましくは160,000PU/g〜300、000PU/gの値に
調製される。本発明の顆粒は、特に室温よりも高い温度および高い大気湿度で非
常に高い貯蔵安定性、その中に存在する酵素活性の良好な放出、洗濯機での良好
な分配挙動および洗浄液中の迅速な溶解を特徴とする。本発明の顆粒は、好適に
は90%を超える、特に100%の酵素活性を、25℃の水中に5分で放出する
ことができる。
【0041】 (実施例)実施例1 WO 91/2792に記載の発酵後に得られたブロス(1g当たり75,0 00プロテアーゼ単位( PU/g))を、デカンテーションして濃縮し、発酵 残渣の除去後に、限外濾過モジュールにより、ミクロ濾過した。真空蒸発によっ
てさらに濃縮すると、水性酵素懸濁液は、約700,000 PU/gとなった 。このプロテアーゼ濃縮物(PK)を、変速切断装置を備えたLoedigeすき刃ミ キサーを使用して、表1に示す予め調製した添加剤の混合物に混合し、均一にし
、切断装置を備えた押出機中で、顆粒E1〜E4に変換した。押出機ダイの孔直
径は、0.85mmであった。顆粒の長さ対厚みの比率は、1:1であった。顆
粒に丸みをつけ、乾燥した後、粒径0.4mm未満の粒子および粒径1.6mm
を越える粒子を、ふるい分けして除去した。粒径0.4〜1.6mmの粒子フラ
クションに、被覆層を、流動床乾燥機によって被覆した。被覆には、ポリエチレ
ングリコール(平均分子量約12000)16.3重量%、ナトリウムカルボキ
シメチルセルロース0.3重量%および二酸化チタン16.3重量%の水性懸濁
液を使用した。噴霧乾燥した界面活性剤含有粉体SPの組成を表2に示す。
【0042】
【表1】 a): Pregeflo(登録商標) PJ-20 (Roquette Frere製)b) : 平均分子量4000c) : 平均分子量2000
【0043】
【表2】 a):5×エトキシル化獣脂アルコールb) :ヒドロキシエタン二リン酸二ナトリウム(Turpinal(登録商標)2 NL、
Henkel KGaA製)
【0044】実施例2 酵素顆粒が残留物を残さずに溶解しうることを測定するため、1,000mL
の水(16°dH、30℃に維持)を、2,000 mL容のガラスビーカー( トールビーカー)内に注ぎ、プロペラ形撹拌ヘッドを備えた実験用撹拌機を、ガ
ラスビーカーの底部から1.5cmで中央の位置に固定し、800 r.p.m.で撹 拌を開始した。実施例1にしたがって製造した(被覆)顆粒E1〜E4 8gを 散布し、90秒間撹拌した。次いで、ガラスビーカー中の液体を、既知重量のふ
るい(メッシュ幅0.2mm)を通して注ぎ、ガラスビーカーを少量の冷水で洗
浄し、ふるいを40℃で恒量まで乾燥した後に秤量した。ふるい上に2%未満の
残渣がそれぞれの場合に得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート・レーゼ ドイツ連邦共和国デー−40589デュッセル ドルフ、バーレンシュトラーセ168番 (72)発明者 ヴェルナー・ピヒラー オーストリア、アー−6250クントル、ロフ ァンヴェーク10番 Fターム(参考) 4B050 CC07 JJ03 KK01 KK09 KK15 KK17 LL04 4H003 AB18 AC08 BA09 EA08 EA11 EA12 EA28 EB05 EB30 EB36 EB41 EC01 ED02 FA16 FA32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵素、有機および/または無機担体材料および造粒助剤を含
    有し、洗剤、特に粒状洗剤に組み込まれるのに適している酵素顆粒であって、ビ
    ルダー、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄/清浄結果に寄与する
    成分を60重量%を超えて含有することを特徴とする酵素顆粒。
  2. 【請求項2】 ビルダー、界面活性剤およびその混合物から選択される洗浄
    /清浄結果に寄与する成分を62〜85重量%、特に65〜80重量%含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の酵素顆粒。
  3. 【請求項3】 無機水不溶性ビルダーを含有することを特徴とする請求項1
    または2に記載の酵素顆粒。
  4. 【請求項4】 50:1〜5:1、特に25:1〜10:1の比の無機ビル
    ダーおよび特に水溶性有機ビルダーの組み合わせを含有することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の酵素顆粒。
  5. 【請求項5】 ビルダーおよび界面活性剤を、100:1〜5:1、特に5
    0:1〜8:1の重量比で含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の酵素顆粒。
  6. 【請求項6】 ビルダーおよび界面活性剤の混合物を含有し、界面活性剤が
    、粒状ビルダー含有配合物の形態で導入されることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の酵素顆粒。
  7. 【請求項7】 配合物が、界面活性剤10〜50重量%およびビルダー50
    〜90重量%含有することを特徴とする請求項6に記載の酵素顆粒。
  8. 【請求項8】 1〜20重量%、特に5〜15重量%の造粒助剤を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の酵素顆粒。
  9. 【請求項9】 造粒助剤として、リン酸化デンプンを、グリセロールおよび
    /またはポリエチレングリコールと組み合わせて含有することを特徴とする請求
    項8に記載の酵素顆粒。
  10. 【請求項10】 プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼおよび/またはセル
    ラーゼを含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の酵素顆粒。
  11. 【請求項11】 酵素顆粒1gにつき150,000〜350,000PU
    、特に160,000〜300,000PUの活性を有するプロテアーゼを含有
    することを特徴とする請求項10に記載の酵素顆粒。
  12. 【請求項12】 水性酵素含有液を担体材料および添加剤としての任意の顆
    粒助剤を混合して形成される酵素プレミックスを、圧縮形成/成形工程に付すこ
    とによる、粒状洗剤に組み込むために適した0.3〜3mmの平均粒子サイズを
    有する酵素顆粒の製造方法であって、水性酵素含有液を、ビルダー、界面活性剤
    およびその混合物から選択される洗浄/清浄結果に寄与する成分を60重量%を
    超えて含有する添加剤混合物と混合することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 水性酵素含有液が、場合によりミクロ濾過により不溶性成
    分を除去した濃縮発酵ブロスであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 固形、特に粒状洗剤の製造のための、請求項1〜11のい
    ずれかに記載の酵素顆粒または請求項12もしくは13に記載の方法によって得
    られた酵素顆粒の使用。
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