JP2001524650A - 液圧減衰二室形エンジンマウント - Google Patents

液圧減衰二室形エンジンマウント

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JP2001524650A
JP2001524650A JP2000522388A JP2000522388A JP2001524650A JP 2001524650 A JP2001524650 A JP 2001524650A JP 2000522388 A JP2000522388 A JP 2000522388A JP 2000522388 A JP2000522388 A JP 2000522388A JP 2001524650 A JP2001524650 A JP 2001524650A
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decoupling diaphragm
engine mount
chamber
decoupling
diaphragm
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JP2000522388A
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グーグッシュ、マチアス
プフェニング、アンドレアス
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ベーテーエル アーファウエス テクニカル センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • F16F13/105Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like characterised by features of partitions between two working chambers
    • F16F13/106Design of constituent elastomeric parts, e.g. decoupling valve elements, or of immediate abutments therefor, e.g. cages

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Hydraulic Motors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、作動液体で満たされている作動室(1)と平衡室(2)とを備えた特に自動車用の液圧減衰二室形エンジンマウントに関する。作動室(1)および平衡室(2)は中間板(6、7)によって分離されている。中間板(6、7)に溢流路(4)、少なくとも1つの開閉可能なバイパス通路(18、19)および減結合ダイヤフラム(3)が配置されている。減結合ダイヤフラム(3)はアクチュエータ(25)によって回転でき、その第1の回転位置(47)において減結合ダイヤフラム(3)がバイパス通路(18、19)を閉鎖し、第2の回転位置(48)において開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、作動液体で満たされ中間板によって分離されている作動室と平衡室
とを備え、その中間板に溢流路、少なくとも1つの切換可能なバイパス通路およ
び減結合ダイヤフラムが配置されている特に自動車用の液圧減衰二室形エンジン
マウントに関する。
【0002】 このような液圧マウントの場合、静的荷重は作動室を包囲する担いばねによっ
て受けられる。液圧減衰作用は、溢流路内で振動する液柱によって生じさせられ
る。液圧マウントにおいて減結合ダイヤフラムは、導入された小さな振幅の振動
を液圧式に減結合する任務を有し、即ち溢流路を働かさせない任務を有している
。これによって、減衰作用全部が回避され、小さな振幅においてマウントは理想
的に柔軟に反応する。減結合ダイヤフラムが十分にあるいは完全に変形されたと
きおよびまたはストッパに当たったときにはじめて、液圧減衰作用が生じさせら
れ、剛性が高められる。減結合ダイヤフラムは、できるだけ大きな周波数範囲に
わたる小さな振幅を、特に音響的に重要な振幅を減結合しなければならない。
【0003】 バイパス通路は、所定の運転状態においてマウントを適合させるために開かれ
る。バイパス通路を開放することによって、動的剛性を静的剛性以下に下げるこ
とができる。これはアンダーシュートとも呼ばれている。このアンダーシュート
は、マウントが特にエンジンの無負荷運転中に生ずる振動を良好に絶縁し減結合
するので、特に無負荷運転の場合に有効である。
【0004】 減結合ダイヤフラムおよびバイパス通路が一緒にマウントに配置されるとき、
これらは互いに調和されねばならない。しかしこの調和は全体として満足できる
結果を生じない。その理由は、無負荷運転振動の振幅が音響的に重要な振動より
ほんの僅かしか大きくないことにある。バイパス通路が開かれている場合におけ
る最良の調和は、バイパス通路が閉じている場合には悪い結果を生ずる。即ち悪
い音響特性を生じ、あるいはまた十分に機能しない。
【0005】 本発明の課題は、バイパス通路が簡単に開閉できるような液圧減衰二室形エン
ジンマウントを作ることにある。
【0006】 この課題は本発明に基づいて、減結合ダイヤフラムがアクチュエータによって
回転でき、その第1の回転位置において減結合ダイヤフラムがバイパス通路を閉
鎖し、第2の回転位置において開放することによって解決される。
【0007】 バイパス通路が開かれている場合、減衰作用および減結合作用は、実際に、専
らバイパス通路によって達成される。この運転状態に対する設計は、減結合ダイ
ヤフラムに無関係に行える。これによって、減結合ダイヤフラムは、バイパス通
路が閉じられている場合の採用に対して最良に設計できる。マウントの両運転状
態に対する適合性が向上する。回転可能な減結合ダイヤフラムによって、簡単な
構造で、バイパス通路を開閉させることができる。
【0008】 本発明の有利の実施態様は各従属請求項に記載されている。
【0009】 本発明の実施態様において、減結合ダイヤフラムに、この減結合ダイヤフラム
を第2の回転位置において軸線方向に固定する手段が付設されている。これによ
って、バイパス通路が開かれている場合に、減結合ダイヤフラムは拘束され、従
って、減結合ダイヤフラムはもはや機能しなくなる。
【0010】 減結合ダイヤフラムを回転するためのアクチュエータは、平衡室内あるいは作
動室内に配置される。このアクチュエータは中間板に直接、あるいは別個の支持
部分に取り付けられる。アクチュエータは、有利には、電動機あるいは電磁式操
作部として形成される。
【0011】 減結合ダイヤフラムは、有利には、アクチュエータの軸に、回転不能に且つ軸
線方向に移動可能に配置されている。減結合ダイヤフラムは円形、楕円形あるい
は星形に形成され、弾力的にあるいは硬く形成される。
【0012】 減結合ダイヤフラムは、その形状に応じて、バイパス通路を開放するために、
1つあるいは複数の開口が設けられる。この開口の数は、有利には、バイパス通
路の数に一致している。減結合ダイヤフラムの回転によって、その開口は少なく
とも1つのバイパス通路の範囲に到達し、このバイパス通路を開ける。その閉鎖
は、減結合ダイヤフラムをあらためて逆方向にあるいは同じ方向にさらに回転す
ることによって行われる。
【0013】 円形減結合ダイヤフラムが利用されるとき、その開口は必然的に必要である。
楕円形あるいは星形減結合ダイヤフラムの場合、少なくとも1つのバイパス通路
を閉鎖するために大直径部位が利用される。
【0014】 減結合ダイヤフラムを軸線方向に固定するために、減結合ダイヤフラムには中
間板にある狭隘部と共働する突起が設けられている。この狭隘部の高さは減結合
ダイヤフラムおよび突起の合計高さより低い。減結合ダイヤフラムが回転された
際、その突起は狭隘部の範囲に到達し、減結合ダイヤフラムを固定する。これに
よって、減結合ダイヤフラムの軸線方向における動きあるいは弾力的なたわみは
確実に防止される。バイパス通路が開かれている場合、減結合ダイヤフラムの減
衰作用は遮断される。
【0015】 その突起は種々の形にでき、例えば円形、半円形あるいは膨出部状にできる。
突起は減結合ダイヤフラムの片面にあるいは両面に配置される。
【0016】 以下図に示した実施例を参照して本発明を詳細に説明する。
【0017】 図1〜図3にはそれぞれ、本発明に基づく液圧減衰二室形エンジンマウントの
3つの異なった構造が示されている。各図において同じ機能の構造部分には同一
符号が付され、一度だけ説明する。
【0018】 本発明に基づく二室形エンジンマウントは作動室1と平衡室2とを有し、これ
らの作動室1と平衡室2は中間板6、7で互いに分離されている。この中間板は
2分割構造に形成され、上側中間板6と下側中間板7から成っている。作動室1
と平衡室2を互いに連通するために、中間板内をスパイラル状に延びている溢流
路4が使われている。中間板6、7に配置されている保持器5に、減結合ダイヤ
フラム3が収容されている。
【0019】 作動室1はゴム弾性材料から成る担いばね31で包囲されている。この担いば
ね31にはマウント芯8が収容されている。マウント芯8から取付けボルト9が
突出している。担いばね31は筒形金属リング11に支持され、この金属リング
11は上下両中間板6、7並びにハウジング12を包囲している。ハウジング1
2に取付けボルト14が固定されている。ハウジング12に平衡室2が組み入れ
られている。平衡室2はゴム弾性ダイヤフラム15によって下側が閉じられてい
る。
【0020】 作動室1並びに平衡室2は作動液体で満たされている。減結合ダイヤフラム3
は作動室1および平衡室2から、中間板6、7に設けられた開口16、17を介
して液圧を与えられる。溢流路4の半径方向内側に2つのバイパス通路18、1
9が存在している。図1〜図3において、これらのバイパス通路18、19は減
結合ダイヤフラム3で閉じられている。
【0021】 作動室1内に挿入体(図示せず)が設けられている。この挿入体はマウント芯
8に固定され、ストッパに当たってその振幅を制限される。
【0022】 減結合ダイヤフラム3はアクチュエータ25の軸26に、回転不能に且つその
軸線方向に移動可能に結合されている。減結合ダイヤフラム3は中間板6、7の
保持器5内に回転可能に収納されている。
【0023】 アクチュエータ25、特に電動機は接続リード29、30を介して給電される
。図1においては、アクチュエータ25は下側中間板7に取り付けられ、図2お
よび図3においては、アクチュエータ25を固定するために支持板23が設けら
れている。この支持板23は、液体が減結合ダイヤフラム3に向けて貫流できる
ようにするために、切欠き開口28を有している。図2において、接続リード2
9は平衡室2を貫通して延び、ゴム弾性ダイヤフラム27は連続して通して形成
されている。図3において、ゴム弾性ダイヤフラム32はアクチュエータ25に
密接して設けられ、接続リード30は完全に平衡室2の外を延びている。あるい
はまた、ゴム弾性ダイヤフラム32の内側縁20は支持板23に当てることもで
きる。これによって、アクチュエータ25が作動液体に接触しないようにできる
【0024】 運転中、例えば作動室1は圧縮され、作動液体が溢流路4を通して溢流される
。振幅が小さい場合、作動室1と平衡室2との圧力差は、減結合ダイヤフラム3
の変位ないし弾性変形によって平衡される。振幅が大きい場合、液体は溢流路4
を通って流れ、そして圧力を平衡する。従って、小さい振幅に対して、減結合ダ
イヤフラム3の挙動が、大きな振幅に対して、溢流路4の挙動が大きく作用する
【0025】 減結合ダイヤフラム3がアクチュエータ25によって所定の角度だけ回転され
たら、バイパス通路18、19が開かれる。同時に減結合ダイヤフラム3は、軸
線方向運動あるいは弾性的な平衡がもはや行えないように、後述する手段44で
固定される。この位置において減結合ダイヤフラム3はもはや減結合作用を生じ
ないので、いまや小さな振幅に対して、バイパス通路18、19が決定的に重要
な働きをする。
【0026】 バイパス通路18、19を閉鎖するために、減結合ダイヤフラム3はアクチュ
エータ25および軸26を介して再回転される。その再回転は、開放方向と同じ
方向にあるいはそれと逆方向に行われる。
【0027】 図4〜図6には、3つの異なった形態の上側中間板6および減結合ダイヤフラ
ム3が平面図で示されている。図4および図5において、バイパス通路18、1
9は減結合ダイヤフラム3で閉じられ、図6においては開かれている。減結合ダ
イヤフラム3は図4および図5においてはその第1の回転位置47にあり、図6
においては第2の回転位置48にある。減結合ダイヤフラム3は中心軸線22を
中心として矢印49の方向に回転でき、またこれと逆向きにも回転できると好ま
しい。
【0028】 図4において、円形中央切欠き開口34を有する上側中間板6aが利用されて
いる。この中間板6aは切欠き開口34の両側に開口35、36が配置されてい
る。これらの開口35、36はバイパス通路18、19の口を形成している。中
間板6aは溢流路4の入口37も有している。
【0029】 破線で示されている減結合ダイヤフラム3aは楕円形に形成されている。中心
軸線22を中心として回転した際、楕円形の大径部両端41は、バイパス通路1
8、19から外れて、これを開放する。その再回転によりバイパス通路18、1
9は閉鎖される。減結合ダイヤフラム3aは、バイパス通路が開かれた際にたわ
み易い減結合ダイヤフラムによって作動室1の剛性が低下することがないように
するために、硬いゴムあるいはプラスチックから成る比較的硬い形状物、あるい
はゴム層で被覆された金属板あるいはプラスチック板で構成されている。
【0030】 図5には、ほぼ円形の減結合ダイヤフラム3bが示されている。この減結合ダ
イヤフラム3bは開口39、40を有している。減結合ダイヤフラム3bが上述
したように回転された際、その開口39、40はバイパス通路18、19の範囲
に到達し、これを開放する。中間板6bは大きな切欠き開口34の代わりに多数
の小さな切欠き開口38を備えている。この形状は、利用される減結合ダイヤフ
ラム3bがたわみ易いときに有利である。このようなたわみ易い減結合ダイヤフ
ラム3bは、図4に示されているような比較的硬い減結合ダイヤフラム3aより
も簡単に且つ安価に製造できる。大きな切欠き開口34の代わりに多数の小さな
切欠き開口38が存在することによって、たわみ易い減結合ダイヤフラム3bを
利用する場合、作動室1の剛性の低下が防止される。
【0031】 図6には、4つの半径方向に突出したアーム42を有する星状減結合ダイヤフ
ラム3cが示されている。図6において上側半部には中間板6aが、下側半部に
は中間板6bが示されている。そのアーム42の数がバイパス通路18、19の
数に一致していると有利である。図示した実施例において、それぞれ開口35、
35a、36、36aを備えた4つのバイパス通路18、18a、19、19a
が存在している。これらの開口の数はアーム42の数に一致している。
【0032】 図示した回転位置48において、バイパス通路18、18a、19、19aは
開かれ、減結合ダイヤフラム3cは軸線方向に固定されている。
【0033】 減結合ダイヤフラム3cの外径は、バイパス通路18、19がアーム42で確
実に閉じられるように選定されている。また減結合ダイヤフラム3cの中央に、
アクチュエータ25の軸26を受ける多角形の開口43も示されている。
【0034】 各アーム42は、減結合ダイヤフラム3cを固定するために使う1つあるいは
複数の突起44を備えている。次のこの突起44の機能および保持器5を形成す
る中間板6、7との共働を、図7〜図11を参照して説明する。
【0035】 図7〜図11にはそれぞれ、減結合ダイヤフラム3を固定するための手段の異
なった5つの実施例が示されている。これらの全実施例において、減結合ダイヤ
フラム3は上面から突出している突起44を備えている。一方あるいは両方の中
間板6、7は狭隘部45および空所46を有している。狭隘部45は、その内の
り高さが減結合ダイヤフラム3と突起44との合計高さより低いように設定され
ている。図7〜図10において、減結合ダイヤフラムはその第1の回転位置47
にあり、図11において、第2の回転位置48にある。
【0036】 図7には、断面ほぼ三角形の突起44aが示されている。それに応じて、上側
中間板6は断面ほぼ三角形の空所46aを有している。狭隘部45aは空所46
aが存在しない範囲に形成されている。図8には、断面二等辺三角形の空所46
bと共働する断面二等辺三角形の突起44bが利用されている実施例が示されて
いる。図9には、複数の円形あるいは膨出部状の突起44cが示され、これらの
突起44cはそれに応じた空所46cおよび狭隘部45cと共働する。
【0037】 図7〜図9において、減結合ダイヤフラム3は軸線方向に固定されていない。
従ってこの減結合ダイヤフラム3は所定の減結合機能を果たす。これらの図にお
いて、バイパス通路18、19は閉じられている。減結合ダイヤフラム3を回転
した場合、突起44a、44b、44cは狭隘部45a、45b、45cの範囲
に到達する。バイパス通路18、19は開かれ、同時に減結合ダイヤフラム3は
軸線方向に固定される。
【0038】 図10および図11には、両面に突起44d、44dが設けられている減結合
ダイヤフラム3が示されている。またそれに応じて上下両中間板6、7に空所4
6d、46dが設けられている。図10において、減結合ダイヤフラム3は図7
〜図9と同様に軸線方向に固定されておらず、図11において、突起44eは狭
隘部45eの範囲にある。即ち、減結合ダイヤフラム3は図11において軸線方
向に固定され、第2の回転位置48にあり、その場合、バイパス通路18、19
は開かれている。
【0039】 図12には、図7〜図11に示されている突起44a〜44eを備えている減
結合ダイヤフラム3が平面図で示されている。実際上各減結合ダイヤフラム3ご
とに一種類の突起44が利用されると有利である。方向づけのために、1つのバ
イパス通路18が破線で示されている。
【0040】 突起44aは平面ほぼ半円形をしている。突起44bは2つの突起44aから
組み合わされている。突起44cは減結合ダイヤフラム3に対して同心的な複数
の膨出部から成っている。突起44dはそのような大きな1つの膨出部から成っ
ている。勿論、突起44c、44dは半径方向に延びて形成することもできる。
突起44eは図6のそれに相当し、それぞれ断面円形をしている。
【0041】 減結合ダイヤフラム3はアクチュエータ25の軸26を受けるための三角形あ
るいは多角形の開口43aも備えている。これによって、減結合ダイヤフラム3
は軸26に回転不能に且つ軸線方向に移動可能に固定される。
【0042】 突起44a〜44eは減結合ダイヤフラム3の中心に対してバイパス通路18
と同じ距離を有している。この距離はより大きくも小さくも形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく液圧減衰二室形エンジンマウントの断面図。
【図2】 本発明に基づく液圧減衰二室形エンジンマウントの異なった実施例の部分断面
図。
【図3】 本発明に基づく液圧減衰二室形エンジンマウントの更に異なった実施例の部分
断面図。
【図4】 中間板および減結合ダイヤフラムの実施例の平面図。
【図5】 中間板および減結合ダイヤフラムの異なった実施例の平面図。
【図6】 中間板および減結合ダイヤフラムの更に異なった実施例の平面図。
【図7】 減結合ダイヤフラムを固定する手段の実施例の断面図。
【図8】 減結合ダイヤフラムを固定する手段の異なった実施例の断面図。
【図9】 減結合ダイヤフラムを固定する手段の更に異なった実施例の断面図。
【図10】 減結合ダイヤフラムを固定する手段の異なった実施例の断面図。
【図11】 減結合ダイヤフラムを固定する手段の更に異なった実施例の断面図。
【図12】 種々の固定手段を備えた減結合ダイヤフラムの平面図。
【符号の説明】
1 作動室 2 平衡室 3 減結合ダイヤフラム 6 上側中間板 7 下側中間板 18 バイパス通路 19 バイパス通路 25 アクチュエータ 26 アクチュエータ軸 39 開口 40 開口 44 突起 45 狭隘部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プフェニング、アンドレアス ドイツ連邦共和国 デー‐56410 モンタ バウル ゲーテシュトラーセ 11 Fターム(参考) 3J047 AA03 CA12 CB10 CD12 DA02 FA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液体で満たされ中間板(6、7)によって分離されてい
    る作動室(1)と平衡室(2)とを備え、中間板(6、7)に溢流路(4)、少
    なくとも1つの開閉可能なバイパス通路(18、19)および減結合ダイヤフラ
    ム(3)が配置されている特に自動車用の液圧減衰二室形エンジンマウントにお
    いて、減結合ダイヤフラム(3)がアクチュエータ(25)によって回転でき、
    その第1の回転位置(47)において減結合ダイヤフラム(3)がバイパス通路
    (18、19)を閉鎖し、第2の回転位置(48)において開放することを特徴
    とする液圧減衰二室形エンジンマウント。
  2. 【請求項2】 減結合ダイヤフラム(3)に、この減結合ダイヤフラム(3
    )を第2の回転位置(48)において軸線方向に固定する手段(44、45)が
    付設されていることを特徴とする請求項1記載の二室形エンジンマウント。
  3. 【請求項3】 アクチュエータ(25)が平衡室(2)内あるいは作動室(
    1)内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の二室形エンジン
    マウント。
  4. 【請求項4】 アクチュエータ(25)が中間板(6、7)にあるいは別個
    の支持部分(23)に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の二室形エンジンマウント。
  5. 【請求項5】 アクチュエータ(25)が、電気式、電磁式あるいは空気圧
    式操作部として形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    つに記載の二室形エンジンマウント。
  6. 【請求項6】 減結合ダイヤフラム(3)がアクチュエータ(25)の軸(
    26)に、回転不能に且つ中心軸線(22)の方向に移動可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の二室形エンジンマウ
    ント。
  7. 【請求項7】 減結合ダイヤフラム(3)が円形、楕円形あるいは星形に形
    成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の二室形
    エンジンマウント。
  8. 【請求項8】 減結合ダイヤフラム(3)が硬くあるいは弾力的に形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の二室形エンジ
    ンマウント。
  9. 【請求項9】 減結合ダイヤフラム(3)が1つあるいは複数の開口(39
    、40)を備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載
    の二室形エンジンマウント。
  10. 【請求項10】 減結合ダイヤフラム(3)を固定する手段(44、45)
    が、減結合ダイヤフラム(3)上に1つあるいは複数の突起(44)の形で形成
    され、この突起(44)が中間板(6、7)にある狭隘部(45)と共働し、こ
    の狭隘部(45)の高さが減結合ダイヤフラム(3)および突起(44)の合計
    高さより低いことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の二室形
    エンジンマウント。
  11. 【請求項11】 突起(44)が円形、半円形あるいは膨出部状に形成され
    ていることを特徴とする請求項10記載の二室形エンジンマウント。
  12. 【請求項12】 突起(44)が減結合ダイヤフラム(3)の片面にあるい
    は両面に設けられていることを特徴とする請求項10又は11記載の二室形エン
    ジンマウント。
JP2000522388A 1997-11-21 1998-11-17 液圧減衰二室形エンジンマウント Pending JP2001524650A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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DE19751783.8 1997-11-21
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