JP2001524460A - 弗素含有有機化合物の製造 - Google Patents

弗素含有有機化合物の製造

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JP2001524460A
JP2001524460A JP2000522067A JP2000522067A JP2001524460A JP 2001524460 A JP2001524460 A JP 2001524460A JP 2000522067 A JP2000522067 A JP 2000522067A JP 2000522067 A JP2000522067 A JP 2000522067A JP 2001524460 A JP2001524460 A JP 2001524460A
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Abstract

(57)【要約】 ハロアルケンと弗化水素との反応による弗素含有有機化合物の製造であって、弗素含有有機化合物とハロアルケンの両者が、別々に、弗化水素と共沸混合物を形成し、また、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物が、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物より揮発性である、弗素含有有機化合物の製造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はハロアルケンと弗化水素とを反応させることにより弗素含有有機化合
物を製造する方法、特に、フルオロアルケンからハイドロフルオロカーボンを製
造する方法、特に、ヘキサフルオロプロペン、ハイドロフルオロカーボン/弗化 水素の共沸混合物又は共沸混合物状混合物、特に、1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオ
ロプロパン/弗化水素の共沸混合物又は共沸混合物状混合物、及び、ハロアルケ ン/弗化水素の共沸混合物又は共沸混合物状混合物、特に、ヘキサフルオロプロ ペン/弗化水素の共沸混合物又は共沸混合物状混合物から、1,1,1,2,3,3,3-ヘプ タフルオロプロパンを製造する方法に関する。
【0002】 ハイドロフルオロカーボンは多数の用途においてクロロフルオロカーボン化合
物の代替物として広く使用されている。かかる用途としては、医薬的用途、例え
ばエアゾール噴射剤、火炎抑制剤としての用途、冷凍剤としての用途及び他の用
途が挙げられる。この分野でハイドロフルオロカーボン 227eaとして知られる 1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン(以下においては、便宜のため、"HFC 227ea"と称する)はオゾン減損能力(ozone depletion potential)が無く、低毒 性、不燃性、溶剤特性及び沸点を包含する性質を組合わせて保有するという点か
ら医薬的用途において特に有用である。
【0003】 フルオロアルケンを、液相又は気相中で、場合により触媒の存在下で弗化水素
処理(ハイドロフルオロ化;hydrofluorination)して対応するハイドロフルオロ
アルカンにすることによりハイドロフルオロカーボンを製造することは知られて
いる。かかる弗化水素処理法における弗化水素処理剤としては弗化水素が知られ
ている。
【0004】 かかる弗化水素処理法においては、触媒として多数の物質が使用されている。 例えば、フルオロアルケンと弗化水素とを気相で反応させてハイドロフルオロ
カーボンを製造する方法、例えば、ヘキサフルオロプロペンからHFC 227eaを製 造する方法において、オキシ弗化クロム及び活性炭触媒を使用することが、それ
ぞれ、ドイツ特許第2,712,732号及び英国特許第902,590号明細書に記載されてい
る。
【0005】 例えば、フルオロアルケンと弗化水素とを液相で反応させてハイドロフルオロ
カーボンを製造する方法、例えば、ヘキサフルオロプロペンからHFC 227eaを製 造する方法において、有機アミンと弗化水素との錯体からなる触媒及びある種の
アンチモン触媒を使用することが、それぞれ、WO 97/11042号及びWO 96/0243号 明細書に記載されている。
【0006】 これらの特許明細書に開示されていることは、参照として、本明細書に包含さ
れている。
【0007】 上記した方法においては、通常、フルオロアルケンに対して化学量論的に過剰
の弗化水素が使用されており、フルオロアルケンのハイドロフルオロカーボンへ
の転化率は、特に、使用された触媒、及び、もしあれば、反応器内の条件により
変動する。
【0008】 かかる反応からの生成物は、典型的には、所望の弗素含有有機化合物、有機副
生物及び弗化水素からなる。例えば、ハロアルケンがヘキサイフルオロプロペン
(以下においては、便宜のため、"HFP"と称する)である場合には、HFPと弗化水
素とを反応させる反応器から流出する生成物流は、典型的にはHFC 227ea、HFP、
弗化水素及びその共沸混合物からなる。
【0009】 かかる弗化水素処理反応からの生成物から、再使用するために、可能なかぎり
多くの弗化水素を回収することが通常行われている。この回収は、一部、蒸留に
より行われる。しかしながら、HFC 227ea/弗化水素の共沸混合物又は共沸混合物
状混合物及びHFP/弗化水素の共沸混合物又は共沸混合物状混合物が生成物流中に
存在することにより、単なる蒸留により弗化水素を弗素含有有機化合物から回収
する程度が制限される。
【0010】 ハイドロフルオロカーボン/弗化水素共沸混合物、例えば、HFC 227ea/弗化水 素共沸混合物及びハロアルケン/弗化水素共沸混合物、例えば、HFP/弗化水素共 沸混合物を含有する生成物流を、蒸留により弗化水素の一部を回収した後、水洗
することにより、弗化水素を実質的に含まない有機化合物の混合物と弗化水素水
溶液の両者を回収し得ることは知られている。しかしながら、かかる処理におい
ては、この方法で生じた弗化水素水溶液を苛性溶液又は石灰で中和し、最終的に
廃棄することが通常行われるため、弗化水素が浪費される。
【0011】 別の方法においては、本出願人のWO 97/13179号明細書の記載されるごとく、 ハロアルケンと弗化水素との反応からの生成物流を、弗化水素の一部を蒸留によ
り回収した後、アルカリ金属を無水弗化水素に溶解させた溶液で処理している。
しかしながら、かかる方法では弗化水素を再使用のために上記プロセス内で回収
しているが、追加の装置を必要とするという不利益を有する。
【0012】 更に、ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含有有機化合物を製造する
際に、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物を弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混
合物から分別蒸留により回収し、そして、水で処理することにより、弗化水素を
弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物から回収し得ることも知られている。 しかしながら、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物を水で処理することに より弗化水素を除去する場合には、高価な装置を必要としかつ弗化水素が浪費さ
れる。
【0013】 水性スクラビングは、弗化水素とハロアルケンとを反応させた後、弗化水素を
有機化合物から除去するための効率的な方法ではあるが、水性スクラビングはプ
ロセスから弗化水素が失われるという点から高価な方法であることは理解される
であろう。水性スクラビングを行う前に、可能な限り多量の弗化水素を生成物流
から分離することが好ましく、実質的に全ての弗化水素を生成物流から分離する
ことがより好ましくは、水性スクラビングを排除することが特に好ましい。
【0014】 今般、ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含有有機化合物を製造する
際に、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物が、反応中に生成する弗素含有有機化 合物/弗化水素共沸混合物より揮発性である場合、即ち、より低い沸点を有する 場合には、(a) 反応生成物を蒸留塔に供給し、(b) ハロアルケンを蒸留塔に導入
し、そして、(c) 得られる混合物を蒸留することにより、弗化水素を実質的に含
まない弗素含有有機化合物と、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物とを分離し得 ることが認められた。
【0015】 分離されたハロアルケン/弗化水素共沸混合物を反応器に再循環させ、別の反 応で使用するか、又は、後に詳述するごとく、好ましくは、その少なくとも一部
を、ハロアルケンに富む液相と弗化水素に富む液相とに分離することができる。 本発明の第1の要旨によれば、ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含
有有機化合物を製造する方法であって、弗素含有有機化合物とハロアルケンの両
者が、別々に、弗化水素と共沸混合物を形成し、また、ハロアルケン/弗化水素 共沸混合物が、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物より揮発性である、弗 素含有有機化合物の製造方法において、 A.ハロアルケンと、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物、及び場合により、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物、及び/又は弗化水素からなるハロアルケンと弗化水素との反応から生 じる混合物とを蒸留塔に供給する工程; B.ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物と弗素含有有機 化合物とを、別々に蒸留塔から回収する工程;及び、場合により、 C.工程Bから回収されたハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状 混合物の少なくとも一部を、ハロアルケンに富む液相と弗化水素に富む液相とに
分離する工程; を行うことを特徴とする弗素含有有機化合物の製造方法が提供される。
【0016】 本発明の第1の要旨による方法の工程Aで述べたハロアルケンと弗化水素との
反応は、場合により適当な触媒の存在下、液相又は気相で行い得る。
【0017】 本発明の第1の要旨によるプロセスの工程Cが行われる場合には、分離は、典
型的には、ハロアルケンに富む液相と弗化水素に富む液相とを重力下で分離させ
ることにより行われる。
【0018】 本発明の第1の要旨による方法の第1の実施態様においては、ハロアルケンと
弗化水素との反応の生成物を、典型的には、蒸留することにより該生成物から弗
化水素の一部を回収し、ついで、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は 共沸混合物状混合物とハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合 物と弗化水素とからなる混合物を工程Aの蒸留塔に供給する。
【0019】 工程Aの前に蒸留により回収される弗化水素の一部は、これが回収される場合
には、反応器に再循環し得る。
【0020】 本発明の第1の要旨による方法の第2の実施態様においては、ハロアルケンと
弗化水素との反応の生成物を、直接、工程Aの蒸留塔に供給する。
【0021】 工程Bから回収される弗素含有有機化合物中の、共沸混合物を形成するのに必
要な弗化水素より過剰に存在する弗化水素は、例えば蒸留により回収し得る。
【0022】 工程Bから回収されるハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混 合物は、直接、弗素含有有機化合物を製造する反応器、又は、反応器へ供給され
るハロアルケンを含有する適当なプロセス流、例えばハロアルケンと弗化水素の
混合物を含有するプロセス流に供給し得る。
【0023】 同様に、工程Cが行われる場合には、この工程から回収される弗化水素に富む
相及び/又はハロアルケンに富む液相を、直接、弗素含有有機化合物を製造する 反応器、又は、反応器へ供給されるハロアルケンを含有する適当なプロセス流、
例えばハロアルケンと弗化水素の混合物を含有するプロセス流に供給し得る。
【0024】 本発明の第2の要旨によれば、ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含
有有機化合物を製造する方法であって、弗素含有有機化合物とハロアルケンの両
者が、別々に、弗化水素と共沸混合物を形成し、また、ハロアルケン/弗化水素 共沸混合物が、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物より揮発性であり、そ して、 A.ハロアルケンと弗化水素とからなる混合物を反応器に供給する工程と、 B.場合により、工程Aの反応生成物から、弗化水素の少なくとも一部を蒸留に
より回収する工程; とを行うことからなる弗素含有有機化合物の製造方法において、 C.ハロアルケンと、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物及びHFか らなる、工程Aからの混合物、又は、工程Bを行う場合には、ハロアルケンと、
弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物及びハロアル ケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物からなる、工程Bからの混合 物とを蒸留塔に供給する工程; D.ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物を工程Cの蒸留 塔から回収する工程; E.弗化水素を実質的に含まない弗素含有有機化合物を工程Cの蒸留塔から回収
する工程;及び、場合により、 F.工程Dから回収されたハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状 混合物の少なくとも一部を、ハロアルケンに富む相と弗化水素に富む相とに分離
する工程を更に行うことを特徴とする弗素含有有機化合物の製造方法が提供され
る。
【0025】 工程Fを行う本発明の第2の要旨による方法においては、弗化水素に富む液相
を、ハロアルケンと弗化水素との反応を行うための反応器又は該反応器への供給
ラインに、直接、再循環させることができ、ハロアルケンに富む液相の少なくと
も一部を工程Cに再循環させることができる。
【0026】 本発明の第2の要旨による方法においては、工程Dの蒸留塔から回収されるハ
ロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物、又は、工程Fを行う 場合には、工程Fにかけていない部分を、ハロアルケンと弗化水素との反応を行
うための反応器又は該反応器への供給ラインに再循環させることができる。
【0027】 本発明の他の要旨によれば、HFC 227eaと弗化水素との共沸混合物又は共沸混 合物状混合物が提供される。
【0028】 本発明の更に他の要旨によれば、HFPと弗化水素との共沸混合物又は共沸混合 物状混合物が提供される。
【0029】 本発明の第2の要旨による方法において、HFC 227eaをHFPと弗化水素との反応
により製造する場合及び工程Aを触媒、例えばTaF、NbF又はSbFの存在下 、液相で行う場合には、この反応は20〜200℃、好ましくは、40〜120℃、特に、5
0〜 100℃の温度で行うことが適当である。工程Aの反応は、反応剤が、反応し てHFC 227eaを生成するのに十分な時間、液相であるような超大気圧(super- atomospheruc pressure)下で行うことが適当である。この圧力は、好ましくは、
少なくとも5バール、より好ましくは10〜50バールである。
【0030】 本発明の第2の要旨による方法における工程Aの反応器内での滞留時間は、原
料ハロアルケンを弗素含有有機化合物に転化させるのに十分な時間である。滞留
時間は、特に、要求される転化率、反応剤の比率及び反応条件により変動するで
あろう。
【0031】 本発明の第2の要旨による方法における工程Fからのハロアルケンは、弗素含
有有機化合物を製造する反応器に再循環させることが好ましい。
【0032】 ハロアルケンの弗素含有有機化合物への転化率が低いことを希望する場合は、
供給原料(feedstock)を再循環させて、原料物質からの弗素含有有機化合物の収 率を増大させることが好ましい。しかしながら、高い一回通過転化率(single pass conversion)を必要とする場合には、再循環を使用し得る。
【0033】 本発明の第2の要旨による方法の工程Aにおいては、反応器に供給される弗化
水素(HF)とハロアルケンのモル比は少なくとも1:1:であることが適当であり、好
ましくは、1.2〜10:1である。低い転化率が要求される場合には、0.1〜1:1のHF とハロアルケンのモル比を使用し得る。
【0034】 本発明の第2の要旨による方法の工程Aにおいては、ハロアルケンと触媒のモ
ル比は100:1以下であることが適当であり、好ましくは、1〜50:1である。
【0035】 本発明の第2の要旨による方法の工程AにおけるHF、ハロアルケン及び触媒の
水準は、触媒と反応剤が使用された反応条件下で液相中に溶解しているように選
択されることが適当である。
【0036】 本発明の第2の要旨による方法は、所望に応じて、バッチ方式又は連続方式で
行い得る。準バッチ方式も使用することができ、この方式では、1種又はそれ以
上の供給原料を連続的にプロセスに供給し、1種又はそれ以上の他の供給原料を
バッチ方式でプロセスに供給する。
【0037】 また、本発明の第2の要旨による方法は気相中で行い得る。本発明の第2の要
旨による方法を気相中で行う際に使用するのに適当な条件と触媒は、ドイツ特許
第2,712,732号及び英国特許第902,590号明細書により詳細に記載されている。
【0038】 本発明の第2の要旨による方法の工程C及び本発明の第1の要旨による方法の
工程Aにおいては、ハロアルケンと、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物 又は共沸混合物状混合物及びハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物からなる混合物とを同時に蒸留塔に供給することが好ましく、ハロアル
ケンを、蒸留塔の、上記混合物を供給する位置より低い位置に供給することがよ
り好ましい。
【0039】 本発明の第1又は第2の要旨による方法は、ハロアルケン/弗化水素共沸混合 物又は共沸混合物状混合物の相対揮発度(relative volatility)が、弗素含有有 機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物のそれより高い限り、弗 化水素と、任意のハロアルケン及び任意の弗素含有有機化合物との混合物に適用
し得る。大部分のハイドロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン
及びハイドロフルオロエーテルは弗化水素と共沸混合物又は共沸混合物状混合物
を形成し、かかる混合物の処理、特に、弗素含有有機化合物がハイドロフルオロ
カーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、クロロフルオロカーボン又はハイ
ドロフルオロエーテルである混合物の処理は本発明の好ましい態様である。
【0040】 本発明の第1の要旨による方法によって調製し得る弗素含有有機化合物群の例
としては、特にハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、例えばペンタフルオロエタ
ン及びテトラフルオロエタン及びハイドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)、 例えば1,1,1,2-テトラフルオロ-2-クロロエタンが挙げられる。
【0041】 本発明の第1の要旨による方法によって調製し得る弗素含有有機化合物の例と
しては、特に1,1,1,2-テトラフルオロエタン[HFC 134a]、クロロ-1,1,1-トリフ ルオロエタン[HCFC 133a]、クロロテトラフルオロエタン[HCFC 124/124a]、ペン
タフルオロエタン[HFC 125]、1,1-ジフルオロエタン[HFC 152a]、1,1,1-トリフ ルオロエタン[HFC 143a]及び1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン[HFC 245fa]が 挙げられる。
【0042】 本発明の第1の要旨による方法によって調製される弗素含有有機化合物がハイ
ドロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン又はクロロフルオロカ
ーボンである場合、かかる弗素含有有機化合物は、通常、1〜6個、好ましくは
1〜4個の炭素原子を含有しているであろう。
【0043】 以下においては、本発明の方法を実施するための装置の略図又はある種の二成
分系についての温度/組成プロットを例示する図面を参照して、本発明を更に説 明する。
【0044】 図1、2、3及び4は本発明の第2の要旨による方法を実施する装置の略図で
あり、これらの図において、図1は工程A、B、C、D及びEを実施する場合を
例示しており、図2は工程A、B、C、D、E及びFを実施する場合を例示して
おり、図3は工程A、C、D及びEを実施する場合を例示しており、図4は工程
A、C、D、E及びFを実施する場合を例示している。
【0045】 図5は本発明の第1の要旨による方法の第2の態様を実施する装置の略図であ
り、図6はHFC 227ea/HF二成分系についての温度/組成プロットを示す図面であ り、図7はHFP/HF二成分系についての温度/組成プロットを示す図面である。
【0046】 本発明の第1及び第2の要旨による方法は前記した有機化合物の任意のものに
適用し得るが、以下においては、HFC 227eaの調製について説明する。
【0047】 図1及び2においては、供給パイプ(1)は、場合により弗素化触媒が収容され ている反応器(4)に連結されている。反応器(4)からの生成物パイプ(5)は第1蒸 留塔(6)に連結されており、両者の間を流体が流動する;第1蒸留塔(6)は例えば
一段フラッシュ容器(single stage flash vessel)である。蒸留塔(6)は、典型的
には、12バールの圧力下、塔底温度70℃、塔頂温度約50℃で作動させる。蒸留塔
(6)からの塔底パイプ(2)は供給パイプ(1)に連結されており、両者の間を流体が 流動する。蒸留塔(6)からの塔頂パイプ(7)は、例えば充填塔である第2蒸留塔 (8)に連結されており、両者の間を流体が流動する。蒸留塔(8)は、典型的には約
12バールの圧力下、塔頂温度37℃、塔底温度約60℃で作動させる。蒸留塔(8)に は供給パイプ(9)と、塔底パイプ(10)と、供給パイプ(1)に流体を流動させる塔頂
パイプ(3)とが設けられている;供給パイプ(9)は、塔頂パイプ(7)が蒸留塔(8)に
連結されている位置より低い位置に連結されている。
【0048】 図2においては、蒸留塔(8)からの塔頂パイプ(3)には、相分離器(12)に流体を
流動させるパイプ(11)が設けられている。相分離器(12)には、供給パイプ(9)に 流体を流動させるパイプ(13)と、塔頂パイプ(3)に流体を流動させるパイプ(14) とが設けられている。
【0049】 操作を行う際には、反応器(4)に供給パイプ(1)から、新しい弗化水素と、再循
環弗化水素(塔底パイプ(2)及び塔頂パイプ(3)から)と、HFP/弗化水素共沸混合
物(塔頂パイプ(3)から)とを含有する原料流を供給する。反応器(4)からの生成
物流(HFC 227ea、弗化水素及び、場合により未転化HFP)を生成物パイプ(5)を経
て第1蒸留塔(6)に供給する。蒸留塔(6)においては、塔底パイプ(2)を経て供給 パイプ(1)に再循環される弗化水素を、HFC 227ea、弗化水素及び未転化HFPの混 合物から分離する。HFC 227ea、残留弗化水素及びHFPの混合物を、蒸留塔(6)か ら塔頂パイプ(7)を経て第2蒸留塔(8)に供給する。HFPを供給パイプ(9)を経て蒸
留塔(8)に供給する。HFPと、パイプ(7)を経て蒸留塔(8)に流入する流れ中に含ま
れる弗化水素の実質的に全てとからなる流れを、蒸留塔(8)の頂部からパイプ(3)
を経て取出し、生成物流であるHFC 227eaを蒸留塔(8)から塔底パイプ(10)を経て
取出す。
【0050】 図2に示すごとく、パイプ(3)中の流れの一部を、液相で、パイプ(11)を経て 分離器(12)に供給し、ここでHFPに富む相を弗化水素に富む相から分離すること が好ましい。HFPに富む相はパイプ(13)からパイプ(9)を経て蒸留塔(8)に供給す る。分離器(12)からの弗化水素に富む液相はパイプ(14)及び塔頂パイプ(3)を経 て供給パイプ(1)に還送する。
【0051】 図3及び4においては、供給パイプ(21)は、場合により弗素化触媒が収容され
ている反応器(22)に連結されている。反応器(22)からの生成物パイプ(23)を、例
えば充填塔である蒸留塔(24)に連結して、流体を流動させる。蒸留塔(24)は、典
型的には、約12バールの圧力下、塔頂温度37℃、塔底温度約60℃で作動させる。
蒸留塔(24)には塔底パイプ(25)と、供給パイプ(21)に流体を流動させる塔頂パイ
プ(26)と、供給パイプ(27)とが設けられている;供給パイプ(27)は生成物パイプ
(23)が蒸留塔(24)に連結されている位置より低い位置で連結されている。
【0052】 図4においては、蒸留塔(24)からの塔頂パイプ(26)に、相分離器(29)に流体を
流動させるパイプ(28)が設けられている。相分離器(29)にはパイプ(26)に流体を
流動させるパイプ(30)と、供給パイプ(27)に流体を流動させるパイプ(31)とが設
けられている。
【0053】 操作を行う際には、反応器(22)に、供給パイプ(21)を経て、弗化水素(新しい
弗化水素及び(パイプ26からの)弗化水素に富む流れからの弗化水素)と、再循
環HFPとからなる原料流を供給する。分離器(29)からの生成物(HFC 227ea、弗化
水素及び、場合によりHFP)を生成物パイプ(23)を経て蒸留塔(24)に流動させる。
HFPは供給パイプ(27)を経て蒸留塔(24)に供給される。HFPと、パイプ(23)を経て
蒸留塔(24)に流入する流れ中に含まれる弗化水素の実質的に全てとからなる流れ
を、蒸留塔(24)の頂部からパイプ(26)を経て取出し、生成物流HFC 227eaを蒸留 塔(24)から塔底パイプ(25)を経て取出す。
【0054】 図4に示すごとく、パイプ(26)中の流れの一部を、液相で、パイプ(28)を経て
分離器(29)に供給し、ここでHFPに富む相を、弗化水素に富む相から分離するこ とが好ましい。蒸留塔(24)からのHFPに富む相はパイプ(31)を経てパイプ(29)及 びついで蒸留塔(24)に供給する。分離器(29)からの弗化水素に富む相はパイプ (30)及びパイプ(26)を経て供給パイプ(21)に還送する。
【0055】 図5においては、蒸留塔(32)に反応器(図示せず)に連結されている供給パイ
プ(31)と、供給パイプ(33)と、塔底パイプ(34)と塔頂パイプ(35)とが設けられて
いる。操作を行う際には、HFC 227ea/HF共沸混合物又は共沸混合物状混合物、 HFP/HF共沸混合物又は共沸混合物状混合物及び/又はHFからなる混合物を、パイ プ(31)を経て蒸留塔(32)に供給し、HFPからなる流れをパイプ(33)を経て蒸留塔
(32)に供給する。HFP/HF共沸混合物又は共沸混合物状混合物を塔頂パイプ(35)を
経て蒸留塔(32)から取出し、HFを実質的に含まないHFC 227eaを塔底パイプ(34) を経て蒸留塔(32)から取出す。
【0056】 本発明を更に下記の実施例により例示する。 実施例 この実施例はHFPとHFC 227eaの両者がHF共沸混合物を形成し、一定の圧力下で
は、HFP/HF共沸混合物の沸点はHFC 227ea/HF共沸混合物の沸点より低いことを示
す。
【0057】 図6にHFC 227ea/HF二成分系についての温度/組成プロットが示されている; 図6において点線----は蒸気相組成を表し、実線は液相組成を表す。図6から、
174psiにおいては、HFC 227ea/HF共沸混合物は123°Fの沸点を有しており、その
組成はHF 42 モル%、HFC 227ea 58モル%であることが判る。
【0058】 図7にHFP/HF二成分系についての温度/組成プロットが示されている;図7に おいて点線----は蒸気相組成を表し、実線は液相組成を表す。図7から、174psi
においては、HFP/HF共沸混合物は98°Fの沸点を有しており、その組成はHF 38 モル%、HFP 62モル%であることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第2の要旨による方法を実施する装置の略図である。
【図2】 本発明の第2の要旨による方法を実施する装置の略図である。
【図3】 本発明の第2の要旨による方法を実施する装置の略図である。
【図4】 本発明の第2の要旨による方法を実施する装置の略図である。
【図5】 本発明の第1の要旨による方法を実施する装置の略図である。
【図6】 HFC 227ea/HF二成分系についての温度/組成プロットを示す図面で ある。
【図7】 HFP/HF二成分系についての温度/組成プロットを示す図面である。
【符号の説明】
1 供給パイプ 2 塔底パイプ 3 塔頂パイプ 4 反応器 5 生成物パイプ 6 第1蒸留塔 7 塔頂パイプ 8 第2蒸留塔 9 供給パイプ 10 塔底パイプ 11 パイプ 12 相分離器 13 パイプ 14 パイプ 21 供給パイプ 22 反応器 23 生成物パイプ 24 蒸留塔 25 塔底パイプ 26 塔頂パイプ 27 供給パイプ 28 パイプ 29 相分離器 30 パイプ 31 パイプ 32 蒸留塔 33 供給パイプ 34 塔底パイプ 35 塔頂パイプ
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月9日(2001.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】 図4に示すごとく、パイプ(26)中の流れの一部を、液相で、パイプ(28)を経
て分離器(29)に供給し、ここでHFPに富む相を、弗化水素に富む相から分離する ことが好ましい。分離器(29)からのHFPに富む相はパイプ(31)を経てパイプ(27) 及びついで蒸留塔(24)に供給する。分離器(29)からの弗化水素に富む相はパイプ
(30)及びパイプ(26)を経て供給パイプ(21)に還送する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AD12 BC10 BC11 BD33 BD52 BE01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含有有機化合物を
    製造する方法であって、弗素含有有機化合物とハロアルケンの両者が、別々に、
    弗化水素と共沸混合物又は共沸混合物状混合物を形成し、また、ハロアルケン/
    弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物が、弗素含有有機化合物/弗化水素 共沸混合物又は共沸混合物状混合物より揮発性である、弗素含有有機化合物の製
    造方法において、 A.ハロアルケンと、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物、及び場合により、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物及び/又は弗化水素からなる、ハロアルケンと弗化水素との反応から生 じる混合物とを蒸留塔に供給する工程、及び B.ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物と弗素含有有機 化合物とを蒸留塔から別々に回収する工程を行うことを特徴とする弗素含有有機
    化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 工程Bから回収されたハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は 共沸混合物状混合物の少なくとも一部を、ハロアルケンに富む液相と弗化水素に
    富む液相とに分離する工程を更に行う、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ハロアルケンと弗化水素との反応により弗素含有有機化合物を
    製造する方法であって、弗素含有有機化合物とハロアルケンの両者が、別々に、
    弗化水素と共沸混合物又は共沸混合物状混合物を形成し、また、ハロアルケン/
    弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物が、弗素含有有機化合物/弗化水素 共沸混合物又は共沸混合物状混合物より揮発性であり、そして、 A.ハロアルケンと弗化水素とからなる混合物を反応器に供給する工程;及び B.場合により、工程Aの反応器からの反応生成物から、弗化水素の少なくとも
    一部を蒸留により回収する工程; を行うことからなる弗素含有有機化合物の製造方法において、 C.ハロアルケンと、弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物 状混合物、ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物及びHFか らなる、工程Aからの混合物、又は、工程Bを行う場合には、ハロアルケンと、
    弗素含有有機化合物/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物及びハロアル ケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物からなる、工程Bからの混合 物とを蒸留塔に供給する工程; D.ハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は共沸混合物状混合物を工程Cの蒸留 塔から回収する工程;及び、 E.弗化水素を実質的に含まない弗素含有有機化合物を工程Cの蒸留塔から回収
    する工程; を更に行うことを特徴とする弗素含有有機化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 工程Dから回収されたハロアルケン/弗化水素共沸混合物又は 共沸混合物状混合物の少なくとも一部を、ハロアルケンに富む相と弗化水素に富
    む相とに分離する工程を更に行う、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 弗素含有有機化合物はハイドロフルオロカーボンであり、ハロ
    アルケンはフルオロアルケンである、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ハイドロフルオロカーボンはHFC 227eaであり、フルオロアル ケンはHFPである、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程Fからのハロアルケンに富む相を、工程Cの蒸留塔に還送
    し、工程Fからの弗化水素に富む相を工程Aの反応器に再循環させる、請求項3
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 HFC 227eaと、弗化水素との共沸混合物又は共沸混合物状混合 物。
  9. 【請求項9】 HFPと弗化水素との共沸混合物又は共沸混合物状混合物。
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