JP2001523298A - ジオレフィンを用いる触媒的方法での促進されたオレフィン収量 - Google Patents

ジオレフィンを用いる触媒的方法での促進されたオレフィン収量

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、炭化水素供給原料の軽質オレフィンへの転化を改良する方法を提供する。この方法は、炭化水素供給原料をジオレフィンと混合して混合物を形成し、その後、混合物をゼオライト分解触媒と接触させることを含む。好ましくは、触媒は、約500℃乃至約750℃の範囲の反応温度で接触させ、供給原料は、約0.1時-1乃至約100時-1WHSVの範囲の重量時空間速度で流動する。ジオレフィンは、少なくとも二つのπ結合を有する、直鎖、分枝鎖、又は環状炭化水素であり得る。好ましくは、ジオレフィンは、4乃至20の炭素元素の炭化水素である。

Description

【発明の詳細な説明】 ジオレフィンを用いる触媒的方法での促進されたオレフィン収量発明の分野 本発明は、触媒的方法における原料中にジオレフィンを使用することによる触 媒的方法でのエチレン及びプロピレンの収量を増大させる方法を提供する。発明の背景 炭化水素のオレフィンへの熱及び触媒的な転化は、毎年数十億ポンドのオレフ ィンを生産する、重要な産業上の方法である。生産量が大きいため、操作効率の わずかな改良が、著しい利益を生ずる。触媒は、炭化水素のオレフィンへのより 選択的な転化において、重要な役割を果たす。 天然及び合成ゼオライトから特に重要な触媒が見出されている。ゼオライトは 、共有酸素原子により結合されたAlO4及びSiO4四面体の網状構造を形成す る複合結晶アルミノケイ酸塩である。四面体の陰性の電荷は、アルカリ又はアル カリ土類金属イオンのような陰イオン又は陽イオンを含有することによりバラン スが保たれる。結晶性網状構造により形成された隙間の空間又はチャネルにより 、分離方法での分子ふるいとして、ゼオライトを使用することが可能となる。ゼ オライトの物質を吸着する能力は、触媒として使用することを可能にさせる。大 多数の天然及び合成ゼオライト構造が存在する。このような構造の変化の広い範 囲は、W.M.Meier、D.H.Olson及びC.H.Baerlocher著、“Atlas of Zeolite Struc ture Types”(第4版、Butterworths/International Aeolite Association、1 996年)の報告を検討することにより理解され得る。ゼオライトを含む触媒は 、炭化水素をエチレン及びプロピレン、即ち主要なオレフィンへ分解することが 見出された。特に興味深いのは、米国特許第3,702,886号に記載され、ク レームされた、ZSM−5ゼオライト、及び米国特許第3,709,979号に記 載されたZMS−11であり、その後の特許に記載され、クレームされたこれら の触媒の種々の変形体である。 炭化水素からエチレン及びプロピレンへの転化における収量の増大、及び、特 に、触媒的炭化水素加工でのエチレンに対するプロピレンの収量の増大に対する 絶えざる要求が存在する。世界的な石油の供給が枯渇するにつれて、収量の改良 の要求がますます重要になるであろう。先行技術では、改良された収量の要求に 関する多くの試みがあったが、これを満たしていない。本発明は、触媒的転化に さらされた炭化水素供給物中にジオレフィンを意図的に供給することにより、炭 化水素の軽質オレフィン、特にエチレンへの改良された転化を与える。以下の記 載からわかるように、先行技術は、請求項に記載された発明とは異なった方向を 指向し、たかだかエチレン収量の維持を示すことしか教示しない。 Adamsの米国特許第3,360,587号は、ガソリン沸騰成分を増加させ る一般的な目的で、重油の接触分解工程の反応流れへ飽和炭化水素の熱分解から の排出物を導入することにより、アセチレン、ブタジエン、その他の排出物を含 む、他の混入物からエチレンを分離することを教示している。Adamsは、減 少したアセチレン及びブタジエン含量のエチレン画分の回収を報告しているが、 プロピレンへの転化の減少を示す。又、Adamsは、最新のゼオライト触媒、 特に、ZSM−5又はZSM−11型のゼオライト触媒を使用せず、また、Ad amsはエチレンの収量を他の熱及び接触分解工程よりも著しく増大させること も観察しなかった。Adamsの報告する収量の比較では、別の流れでは80. 9モル(2263lb)のエチレンを得たのに対して、接触分解操作での重質油 原料と組合せたブタジエン及びアセチレンを有する流れからは81.8モル(2 295lb)のエチレン(32lb、1.3%の純増大)を得た。Adamsは 、この結果について、エチレン収量を維持したのみで、収量を特に増大したもの ではないと考察している(Adamsの第7欄24乃至26行「・・・熱分解の 排出液からのエチレンが、接触分解帯で消失してはいないことを明らかに示して いる」)。Adamsは、供給流れへのジオレフィンの添加は、プロピレンを含 む軽質オレフィンへの転化を実質的に増大し得ることは観察していない。 触媒の安定性は、全体の収量において重要な因子である。精製操作では、粗油 は、さらなる処理のための供給原料流れを製造するために、分別される。このよ うに製造された流れは、さらなる加工に使用しない場合、しばしば「バージン」 流れといわれる。より小さい分子量の炭化水素への要求が、より大きい分子量の 流れへの要求より大きいので、多くのより大きい分子量の画分は、熱又は接触分 解により、より小さい分子量の流れへと分解される。これらの「分解された」流 れは、沸騰範囲及び主要な成分が同一名称を含む「バージン」流れと同じである 。例えば、「軽質バージンナフサ」(LVN)に対して接触分解されたナフサを 「軽質接触分解ナフサ」(LCN)というように、同一の名称を含んでいる場合 がこれに当たる。これらの流れは、同様の沸点範囲を有し、同じ成分をいくつか 含むが、それらは、しばしば精製操作で全く異なる挙動を示す。例えば、ゼオラ イト分解での触媒の寿命は、LCNのような分解された流れを加工する場合より も、LVN流れを加工する場合のほうが、実質的に長いということが長い間認識 されている。他方、LCN流れは、しばしば、エチレン及びプロピレンに対する 、より高い初期転化を示す。本発明は、LCNで観察される、触媒安定性の損失 を遅らせる一方、LCNで得られるのと同様のLVN収量を促進する方法を提供 する。 要約すると、当技術分野では、軽質オレフィンの改良された収量を求め続けら れているが、本発明の方法は、以前は認識されていなかったものである。発明の要約 本発明は、供給原料の軽質オレフィンへの転化を増大させるのに十分な濃度で 、少なくとも一つのジオレフィンを含む炭化水素供給原料を、酸性ゼオライトを 含む分解触媒と接触させることを含む、炭化水素供給原料の軽質オレフィンへの 転化を改良する方法を提供する。ゼオライト触媒は、天然又は合成ゼオライトで あり、炭化水素からの軽質オレフィンの形成を増大する。また、本発明は、炭化 水素供給原料の、エチレン及びプロピレンへの転化を改良する方法を提供し、こ の方法は、 (1) 炭化水素供給原料を、軽質オレフィン収量を改良するのに十分な量のジ オレフィンと混合し、混合物を形成し、及び (2) 酸性ゼオライトを含む分解触媒と混合物を接触させる ことを含む。 軽質バージンナフサのような、バージン流れで実施する場合、触媒の酸性化の 急速な損失が避けられ、LCN原料で観察される初期の収量と同レベルか又はこ の収量を越えるレベルへ高められる。発明の詳細な説明 定義 「軽質ナフサ」は、主にC5乃至C7の炭化水素である、炭化水素蒸留画分を意 味する。 「バージンナフサ又は流れ」は、追加の転化工程なしに、粗油又は天然ガスか ら得られた炭化水素蒸留画分を意味する。 「接触触媒ナフサ」は、より重質の炭化水素画分の接触分解により得られた炭 化水素の希釈された画分を意味する。 「BTX」は、ベンゼン、トルエン、及びキシレンを含む混合物を意味する。 本明細書で使用する「ジオレフィン」は、炭素原子間に少なくとも二つのπ結 合を有する不飽和炭化水素を意味する。通常、ジオレフィンは、二つの二重結合 を有するが、付加的な二重結合又は付加的に一つ以上の三重結合を有する分子も また、本発明の目的においては、ジオレフィンとして機能し得る。ジエンに二重 結合又は三重結合を単に付加することは、本発明の改良を無効にすることはない 。現時点では、可能性のある供給原料の大部分は、二つの二重結合のみを有する 化合物である。しかし、n−1,3,5−ヘキサトリエン又はn−1,4,6− ヘプタトリエン又はプロピレンのような不飽和炭化水素も又、本発明の「ジオレ フィン」としての役割への要求を満たす。 「軽質オレフィン」は、エチレン、プロピレン及びこれらの混合物を意味する 。 「改良された転化」とは、同じ触媒を使用し、同じ条件下で同じ供給原料を分 解した時に、少なくとも1.5%又はこれ以上の軽質オレフィン収量である、生 成物の増加をもたらすことを意味する。 「炭化水素供給原料」は、生成物の中において軽質オレフィンを形成するフラ グメントへ分解される、2以上の炭素原子を有する1以上の炭化水素を含む、炭 化水素の流れを意味する。 「炭化水素供給原料とジオレフィンとの混合」は、複数の炭化水素の流れを物 理的に組合せてブレンドした又は組合せた流れを形成するか、又は炭化水素加工 装置を調整して、炭化水素とジオレフィンの所望のブレンドを含む供給原料を製 造することを意味する。 反応条件及び触媒 軽質接触分解ナフサ(LCN)又は軽質バージンナフサ(LVN)のような炭 化水素供給原料を、特に、ZSM−5群に属するゼオライト含有触媒上で分解す ることにより実質的な量のエチレン及びプロピレンを、製造することができる。 本発明は、少なくとも一つのジオレフィンを含む供給流れを炭化水素の供給流れ と混合することにより、エチレン及びプロピレンの収量を高めるための方法を提 供する。好ましくは、供給流れは、LCN又はLVNのようなナフサ沸騰範囲を 有する流れであるか、又はこれらの流れと他の炭化水素流れとのブレンドである 。 分解触媒として使用するのに適するゼオライトは、典型的には、天然に生じる か又は合成結晶性ゼオライト、特に約2.0:1乃至2000:1の範囲内のシ リカ−アルミナモル比を有するゼオライトの酸性形である。一般に、ジオレフィ ンをその供給原料に追加することにより転化が改良される、より大きい分子量の 炭化水素から軽質オレフィンへのいずれのゼオライト分解も本発明の方法に適す る。以下に記載された簡単な卓上試験を行うことにより、当業者は、ジオレフィ ンを、特定の触媒により分解される供給原料に添加することにより、触媒が改良 された転化を示すかどうかを迅速に決定することができる。 本発明の方法に有用なゼオライトの例は、ケイ酸ガリウム、ゼオライトβ、ゼ オライトρ、ZK5、チタノケイ酸、フェロケイ酸塩、ホウケイ酸塩、Union Ca rbideのLinde Divisionにより、X、Y、A、Lの文字で表されたゼオライト( これらのゼオライトは、米国特許第2,882,244号、第3,130,007号 、第3,882,243号、及び第3,216,789号にそれぞれ記載されている )、フォージャサイト、シャバサイト、エリオナイト、マッザイト、モルデナイ ト、オフレタイト、グメリナイト、アナルサイトなどのような天然に生じる結晶 性ゼオライト、及びZSM−5(米国特許第3,702,886号に記載されてい る) を含む。 好ましくは、ゼオライト触媒は、フュージャサイト、シャバサイト、エリオナ イト、モルデナイト、オフレタイト、グメリナイト、アナルサイト、フェリエラ イト、ヒューランダイト、マッザイト、フィリプサイト、ZSM−5、ZSM− 11、ZSM−22、ZSM−25、ガリウムケイ酸ゼオライト、ゼオライトβ 、ゼオライトρ、ZK5、チタノケイ酸塩、約2.0:1乃至2000:1の範 囲内のシリカ/アルミナモル比を有するゼオライト、フェロケイ酸塩、及びホウ ケイ酸塩からなる群から選択される。 ZSM−5ゼオライトは、特に好ましい。適するゼオライトを含む触媒の調整 は、先述した文献及び当事者に知られている他の多くの文献に記載されているよ うに実施することができる。多くの適するゼオライトは、当業者に周知の商業上 の供給者から購入することができる。 分解工程は、いずれの従来の反応器装置、固定床、移動床、のような流動床上 昇管又はデンス(dense)流動床系、又は静置式流動床系及び炭化水素原料流れ を使用して実施することができる。以下の実施例は、固定式床の卓上規模の系で 行われているが、本発明の実施では、好ましい態様は、連続する触媒再生のため の装置を有する循環流動床であり得る。好ましくは、触媒は、500℃乃至75 0℃の範囲、より好ましくは、550℃乃至700℃、最も好ましくは575℃ 乃至625℃の範囲の温度で接触される。この方法は、好ましくは、0.1時-1 WHSV乃至100時-1WHSVの範囲、より好ましくは、1時-1WHSV乃至 50時-1WHSVの範囲、最も好ましくは、1時-1WHSV乃至30時-1WHS Vの範囲の毎時重量空間速度(WHSV)で実施されることが好ましい。 軽質オレフィンの高い収量を得るために使用することのできる、炭化水素流れ の例は、蒸気分解されたナフサ、軽質接触分解されたナフサ、軽質バージンナフ サ、ブテン、ペンチレン、及びコーカー・ナフサを含む。好ましい供給原料は、 軽質接触分解ナフサ(LCN)又は軽質バージンナフサ(LVN)である。 ジオレフィン成分は、二つ以上の炭素原子、好ましくは2乃至20の炭素原子 、より好ましくは2乃至10の炭素原子、最も好ましくは4乃至10の炭素原子 を 有する、少なくとも二つのπ結合を有する、一つ以上の直鎖、分枝鎖、又は環状 、任意に置換された、炭化水素であり得る。二重結合は、1,3−ブタジエンの ように共役していても、n−1,4−ペンタジエンのように非共役でもよい。得 られる置換された炭化水素が、実質的に触媒活性を減少させない限り、一つ以上 の炭化水素の水素を置換することができる。ジオレフィンの重量%は、軽質オレ フィンの製造を増大するのに十分な量である。以下に記載された簡単な卓上試験 で、いずれか特定のジオレフィン又はジオレフィン混合物の、最適の百分率を決 定することが可能である。通常、ジオレフィンは、2乃至50%の範囲であり、 好ましくは10乃至20%の範囲である。しかし、ジオレフィン混合物の中には 、これらの範囲外でも、炭化水素の流れ中での軽質オレフィンの製造を増大させ るのに効率的に機能する傾向にあるものもある。 多くのゼオライト触媒は活性が高く、ユニットの操作の間、連続する触媒の再 生を可能にする上昇管式流動床分解(FCC)に使用することができる。このよ うな操作は、典型的には、5乃至10:1の油に対する触媒比を使用する。これ に対し、あまり活性のないゼオライトは、しばしば、200乃至4000:1の 触媒比で使用される。これらの高い油に対する触媒比には、充填式床のようなデ ンス触媒床、静置式流動床、又は移動床が要求される。コークスはこのような触 媒の表面を覆うので、このようなユニットは、触媒の再生のために周期的にライ ンを休止しなければならない。したがって、軽質オレフィンの初期収量がより高 くても、有用な触媒寿命が短いLCN流れは、操作上の不利益に見舞われる。し かし、軽質オレフィンへの転化が低いことによる、LVN中での生産の低さの欠 点は、バージン流れで観察される長い触媒寿命を相殺する傾向にある。本発明に したがって、LVNにジオレフィンを添加することにより、LCNの軽質オレフ ィンへの高い転化とLVNの触媒安定性の利点を組合せることができる。 実施例1 小さい卓上反応器中の一連のランを、1,4−シクロヘキサジエン又は1,5 −ヘキサジエンをそれぞれ添加した軽質接触分解ナフサ上において行った。同様 のランを、ジオレフィンモデル化合物のみを加えたもので行い、及び対照のラン を、無添加LCNで行った。全てのランは、米国ニュージャージー州シー・グリ ット(Sea Grit)のインターキャット・インク(Intercat Inc.)から入手可能 なZSM−5触媒であるZCAT40で充填された、固定式床上で、593℃、 1.2時-1WHSVで行った。実験室試験の前に、ZCAT40に、816℃、 1気圧で16時間100%蒸気を当て、触媒をエージングした。流出蒸気をオン ライン・ガス・クロマトグラフィー(GC)で分析した。60mの長さを有する 、融合したシリカで充填されたカラムを分析のために使用した。使用したGCは 、デュアルFIDヒューレット・パッカード(Hewlette Packard)・モデル58 80Aであった。 表1は、共役環状ジオレフィンでの結果を示す。 表1からわかるように、軽質接触分解ナフサをZCAT40上で593℃で分 解した場合、エチレンの収量は8.4重量%であるが、プロピレンの収量は23. 9重量%であった。1,4−シクロペンタジエンのみを同様の触媒及び条件で分 解した場合にはエチレン及びプロピレンの収量は無視できる程度であった。意外 なことに、軽質接触分解ナフサ及びジオレフィンを共にブレンドした場合、いず れかの原料のみで製造するよりも、より高い収量のエチレン及びプロピレンが得 られる。予期しないことに、この一連のデータの中で、原料中に約11.7重量 %の1,4−シクロヘキサジエンが存在すると、エチレン及びプロピレン収量が 最大である。軽質オレフィンの収量の増大は、芳香族及び軽質飽和物の収量の減 少を伴い、組合せた生成物の全体の値を改良した。 表2は、非共役ジオレフィンでの結果を要約する。 表2からわかるように、1,5−ヘキサジエンをZCAT40上で593℃で 分解した場合、エチレンの収量は14.6重量%であり、プロピレンの収量は2 4.0重量%であった。芳香族の収量は、1,5−ヘキサジエンのみを分解した 場合に非常に高くて35.5重量%であった。予想しないことに、原料中に、1 0乃至20重量%の1,5−ヘキサジエンが存在する場合、芳香族収量が最小で あることがわかった。さらに、原料中に21.3重量%の1,5−ヘキサジエン が存在したときに得られた総軽質オレフィン収量(12.0重量%のエチレン及び 25.5重量%のプロピレン)は、ジオレフィンを添加しないLCNの分解で得ら れた総軽質オレフィン重量よりも6重量%近く高い。 実施例2 卓上反応器中の一連のランを、1,5−ヘキサジエン添加軽質バージンナフサ 、無添加LCN、及び無添加LVN上について行った。全てのランは、米国ニュ ージャージー州シー・グリットのインターキャット・インクから入手可能なZS M−5触媒である、ZCAT40で充填された、固定式床上で、650℃、1. 2時-1WHSVで行った。実験室試験の前に、ZCAT40に、816℃、1気 圧で16時間100%蒸気を当て、触媒をエージングした。流出蒸気をオンライ ン・ガス・クロマトグラフィーで分析した。50mの長さを有する、架橋された メチ ルケイ酸ガム(gum)で充填されたカラムを分析のために使用した。使用した GCは、デュアルFIDヒューレット・パッカード・モデル5880であった。 表3は、ラン中での比較可能なインターバルでの収量を示す。 上記のデータは、エチレン及びプロピレンの収量が、はじめはLVNよりもL CNで高いが、LCNのみでは迅速に触媒を損失し、収量を減少させることを示 す。LVNは、はじめはより低い収量で開始するが、触媒の活性があまり急速に 減少しないのでより高いレベルを維持する。本発明の有利な効果は、LCN供給 原料のみで触媒活性の急速な減少を回避するとともに、LVNの初期の収量を改 良することにより著しく示されている。 上述の実施例は、本発明を例示するものであって、制限するものではない。当 業者には明らかであろう本発明の多くの変形が存在する。本発明は、以下の請求 項により定義され、制限される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月28日(1999.7.28) 【補正内容】 表2からわかるように、1,5−ヘキサジエンをZCAT40上で593℃で 分解した場合、エチレンの収量は14.6重量%であり、プロピレンの収量は2 4.0重量%であった。芳香族の収量は、1,5−ヘキサジエンのみを分解した 場合に非常に高くて35.5重量%であった。予想しないことに、原料中に、1 0乃至20重量%の1,5−ヘキサジエンが存在する場合、芳香族収量が最小で あることがわかった。さらに、原料中に21.3重量%の1,5−ヘキサジエン が存在したときに得られた総軽質オレフィン収量(12.0重量%のエチレン及び 25.5重量%のプロピレン)は、ジオレフィンを添加しないLCNの分解で得ら れた総軽質オレフィン重量よりも6重量%近く高い。 実施例2 卓上反応器中の一連のランを、1,5−ヘキサジエン添加軽質バージンナフサ 、無添加LCN、及び無添加LVN上について行った。全てのランは、米国ニュ ージャージー州シー・グリットのインターキャット・インクから入手可能なZS M−5触媒である、ZCAT40で充填された、固定式床上で、650℃、1. 2時-1WHSVで行った。実験室試験の前に、ZCAT40に、816℃、1気 圧 (100kPa)で16時間100%蒸気を当て、触媒をエージングした。流出 蒸気をオンライン・ガス・クロマトグラフィーで分析した。50mの長さを有す る、架橋されたメチルケイ酸ガム(gum)で充填されたカラムを分析のために 使用した。 請求の範囲 1. 炭化水素供給原料のエチレン又はプロピレンへの転化を改良する方法であ って、 (1)炭化水素供給原料をジオレフィンと混合して、ジオレフィンの濃度が混合 物中の2乃至50重量%の範囲である混合物を形成し、 (2)当該混合物を、酸性ゼオライトを含む分解触媒と接触させることを含む、 方法。 2. ジオレフィンの濃度が、10乃至20重量%の範囲である、請求項1記載 の方法。 3. ジオレフィンの濃度が、約10重量%である、請求項1記載の方法。 4. 炭化水素供給原料が、蒸気分解されたナフサ、ブテン、ペンチレン、コー カー・ナフサ、軽質接触分解ナフサ及び軽質バージンナフサからなる群か ら選択される、請求項1乃至3のいずれか1請求項記載の方法。 5. 分解触媒が、約2.0:1乃至2000:1の範囲内のアルミナに対する シリカのモル比を有するゼオライトを含む、請求項1乃至4のいずれか1 請求項に記載の方法。 6. ゼオライトが、フュージャサイト、シャバサイト、エリオナイト、モルデ ナイト、オフレタイト、ゲメリナイト、アナルサイト、フェリエライト、 ヒューランダイト、マッザイト、フィリプサイト、ZSM−5、ZSM− 11、ZSM−18、ZSM−22、ZSM−25、ゲリウムケイ酸ゼオ ライト、ゼオライトβ、ゼオライトρ、ZK5、チタノケイ酸塩、フェロ ケイ酸塩、及びホウケイ酸塩からなる群から選択される、請求項1乃至5 のいずれか1請求項記載の方法。 7. 触媒が、500℃乃至750℃の範囲内の反応温度で接触され、及び供給 原料が0.1時-1WHSV乃至100時-1WHSVの毎時重量空間速度で 流れる、請求項1乃至6のいずれか1請求項記載の方法。 8. 触媒が、550℃乃至700℃の範囲内の反応温度で接触される、請求項 1乃至7のいずれか1請求項記載の方法。 9. 原料供給速度が、15時-1WHSV乃至50時-1WHSVの範囲である、 請求項1乃至8のいずれか1請求項記載の方法。 10.触媒を、575℃乃至625℃の範囲内の反応温度で接触させる、請求項 1乃至9のいずれか1請求項記載の方法。 11.原料供給速度が、1時-1WHSV乃至30時-1WHSVの範囲である、請 求項1乃至10のいずれか1請求項記載の方法。 12.ジオレフィンが、2乃至20の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至11のいずれか1請求項記載の方法。 13.ジオレフィンが、2乃至14の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至12のいずれか1請求項記載の方法。 14.ジオレフィンが、2乃至10の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至13のいずれか1請求項記載の方法。 【手続補正書】 【提出日】平成12年10月25日(2000.10.25) 【補正内容】 1.特許請求の範囲を以下のように訂正する。 「1.炭化水素供給原料のエチレン又はプロピレンへの転化を改良する方法であ って、 (1)炭化水素供給原料をジオレフィンと混合して、ジオレフィンの濃度が混 合物中の2乃至50重量%の範囲である混合物を形成し、 (2)当該混合物を、酸性ゼオライトを含む分解触媒と接触させることを含む 、方法。 2.ジオレフィンの濃度が、10乃至20重量%の範囲である、請求項1記載 の方法。 3.ジオレフィンの濃度が、約10重量%である、請求項1記載の方法。 4.炭化水素供給原料が、蒸気分解されたナフサ、ブテン、ペンチレン、コー カー・ナフサ、軽質接触分解ナフサ及び軽質バージンナフサからなる群か ら選択される、請求項1乃至3のいずれか1請求項記載の方法。 5.分解触媒が、約2.0:1乃至2000:1の範囲内のアルミナに対する シリカのモル比を有するゼオライトを含む、請求項1乃至4のいずれか1 請求項に記載の方法。 6.ゼオライトが、フュージャサイト、シャバサイト、エリオナイト、モルデ ナイト、オフレタイト、ゲメリナイト、アナルサイト、フェリエライト、 ヒューランダイト、マッザイト、フィリプサイト、ZSM−5、ZSM− 11、ZSM−18、ZSM−22、ZSM−25、ケイ酸ガリウム、ゼ オライトβ、ゼオライトρ、ZK5、チタノケイ酸塩、フェロケイ酸塩、 及びホウケイ酸塩からなる群から選択される、請求項1乃至5のいずれか 1請求項記載の方法。 7.触媒が、500℃乃至750℃の範囲内の反応温度で接触され、及び供給 原料が0.1時-1WHSV乃至100時-1WHSVの毎時重量空間速度で 流れる、請求項1乃至6のいずれか1請求項記載の方法。 8.触媒が、550℃乃至700℃の範囲内の反応温度で接触される、請求項 1乃至7のいずれか1請求項記載の方法。 9.原料供給速度が、15時-1WHSV乃至50時-1WHSVの範囲である、 請求項1乃至8のいずれか1請求項記載の方法。 10.触媒を、575℃乃至625℃の範囲内の反応温度で接触させる、請求 項1乃至9のいずれか1請求項記載の方法。 11.原料供給速度が、1時-1WHSV乃至30時-1WHSVの範囲である、 請求項1乃至10のいずれか1請求項記載の方法。 12.ジオレフィンが、2乃至20の炭素原子を有する炭化水素である、請求 項1乃至11のいずれか1請求項記載の方法。 13.ジオレフィンが、2乃至14の炭素原子を有する炭化水素である、請求 項1乃至12のいずれか1請求項記載の方法。 14.ジオレフィンが、2乃至10の炭素原子を有する炭化水素である、請求 項1乃至13のいずれか1請求項記載の方法。」 2.明細書第1頁下から7行「Aeolite」を「Zeolite」と訂正する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU (72)発明者 カーペンシー、ジョセフ・フランシス アメリカ合衆国、テキサス州 77586― 4114、シーブルック、レイク・グローブ・ ドライブ 4322 (72)発明者 チャン、タン−ジェン アメリカ合衆国、テキサス州 77345、キ ングウッド、ロフティ・マグノリア・コー ト 5615 (72)発明者 フーン、シュン・チョン アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08807、ブリッジウォーター、パーペン・ ロード 855

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 炭化水素供給原料の軽質オレフィンへの転化を改良する方法であって、少 なくとも一つのジオレフィンを含む炭化水素供給原料を、供給原料の軽質オ レフィンへの転化を増大するのに十分な量で、酸性ゼオライトを含む分解触 媒と接触させることを含む、方法。 2. ジオレフィンが2乃至50重量%の量で存在する、請求項1記載の方法。 3. ジオレフィンが、10乃至20重量%の量で存在する、請求項1記載の方 法。 4. ジオレフィンが、約10重量%の量で存在する、請求項1記載の方法。 5. 供給原料が、蒸気分解されたナフサ、ブテン、ペンチレン、コーカー・ナ フサ、軽質接触分解ナフサ及び軽質バージンナフサからなる群から選択され る、請求項1乃至4のいずれか1請求項記載の方法。 6. 蒸気分解されたナフサ、ブテン、ペンチレン、コーカー・ナフサ、軽質接 触分解ナフサ、軽質バージンナフサからなる群から選択された炭化水素を、 ゼオライト触媒と接触させる、接触分解法におけるエチレン及びプロピレン の収量を増大させる方法において、2乃至20の炭素原子を有する少なくと も一つのジオレフィンを炭化水素と接触させ、供給原料中のジオレフィンの 触媒に対する百分率が、2乃至50重量%の範囲の混合物を形成することを 含む改良を行う、方法。 7. 炭化水素供給原料のエチレン又はプロピレンへの転化を改良する方法であ って、 (1) 炭化水素供給原料を軽質オレフィン収量と混合し、ジオレフィン の濃度を改良して混合物を形成し、 (2) 混合物を酸性ゼオライトを含む分解触媒と接触させる ことを含む、方法。 8. 供給原料が、蒸気分解したナフサ、ブチレン、ペンチレン、コーカー・ナ フサ、軽質接触分解ナフサ、及び軽質バージンナフサからなる群から選択さ れる、請求項7記載の方法。 9. 軽質バージンナフサのエチレン又はプロピレンへの転化を改良する方法 であって、 (1) 炭化水素供給原料を軽質オレフィン収量と混合し、ジオレフィン の濃度を改良して混合物を形成し、 (2) 混合物を酸性ゼオライトを含む分解触媒と、固定式床又は移動床 系接触させる ことを含む、方法。 10.ジオレフィンが、2乃至50重量%で存在する、請求項9記載の方法。 11.ジオレフィンが、10乃至20重量%で存在する、請求項9記載の方法。 12.分解触媒が、約2.0:1乃至2000:1の範囲内のアルミナに対する シリカのモル比を有するゼオライトを含む、請求項1乃至11のいずれか1 請求項に記載の方法。 13.ゼオライトが、フュージャサイト、シャバサイト、エリオナイト、モルデ ナイト、オフレタイト、ゲメリナイト、アナルサイト、フェリエライト、ヒ ューランダイト、マッザイト、フィリプサイト、ZSM−5、ZSM−11 、ZSM−18、ZSM−22、ZSM−25、ゲリウムケイ酸ゼオライト 、ゼオライトβ、ゼオライトρ、ZK5、チタノケイ酸塩、フェロケイ酸塩 、及びホウケイ酸塩からなる群から選択される、請求項1乃至12のいずれ か1請求項記載の方法。 14.触媒が、500℃乃至750℃の範囲内の反応温度で接触され、及び供給 原料が0.1時-1WHSV乃至100時-1WHSVの毎時重量空間速度で流 れる、請求項1乃至13のいずれか1請求項記載の方法。 15.触媒が、550℃乃至700℃の範囲内の反応温度で接触される、請求項 1乃至14のいずれか1請求項記載の方法。 16.原料供給速度が、15時-1WHSV乃至50時-1WHSVの範囲である、 請求項1乃至15のいずれか1請求項記載の方法。 17.触媒を、575℃乃至625℃の範囲内の反応温度で接触させる、請求項 1乃至16のいずれか1請求項記載の方法。 18.原料供給速度が、1時-1WHSV乃至30時-1WHSVの範囲である、請 求項1乃至17のいずれか1請求項記載の方法。 19.ジオレフィンが、2乃至20の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至18のいずれか1請求項記載の方法。 20.ジオレフィンが、2乃至14の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至19のいずれか1請求項記載の方法。 21.ジオレフィンが、2乃至10の炭素原子を有する炭化水素である、請求項 1乃至20のいずれか1請求項記載の方法。
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