JP2001519682A - 栄養物にマーカー染料を加えるための器具 - Google Patents

栄養物にマーカー染料を加えるための器具

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Abstract

(57)【要約】 本発明による器具は、液体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給する補給管に、供給容器から液体経腸栄養物を送り出す間に、この栄養物を染料マーキングするために便利である。ドリップチャンバなどのフォーミュレーションチャンバは、供給容器に接続可能である。生理学的に受容可能なマーカー染料を含む少なくとも一つの持続式放出リザーバが、フォーミュレーションチャンバの内部に配置され、またはそうでなければ、キットの一部として含まれる。持続式放出リザーバは、被覆錠剤、浸透被駆動装置、被覆カプセル、マイクロカプセルに入れたミクロスフェア、集塊した分子ふるい材料、または透過性壁を有する刻まれた中空繊維の形にすることができる。流体連通手段がフォーミュレーションチャンバを患者の補給管に接続する。マーカー染料は着色染料、または蛍光染料、またはこれらの混合物であってもよい。染料マーキング用の器具を使用すると、栄養物は器具と補給管とを通って流れ、患者の胃腸管に入る。

Description

【発明の詳細な説明】 栄養物にマーカー染料を加えるための器具 発明の分野 本発明は、液体経腸栄養物を補給するための器具に関し、特に、1センチポア ズ(cps.)から約300cps.までの粘性を有する液体経腸栄養物を患者 の胃腸管に補給する間にこの栄養物の流れがより容易に視覚的に検出されるよう にするための液体経腸栄養物の変更に関する。発明の背景 底部の出口がドリップ(滴下)チャンバに接続され、このドリップチャンバが 可撓性の管材または内腔に接続され、重力流れによって、または蠕動ポンプによ る助けをかりて、胃フィステル形成術または空腸フィステル形成術によって挿入 された経鼻腔胃管すなわち補給管に通じている、ボトルまたはプラスチック製バ ッグなどの容器から液体経腸栄養物を補給することは周知である。液体経腸栄養 物は、使用前に、感染予防のために処理されたり、または最終的にレトルト処理 されることもあり、そして予め満たされて吊す準備ができた容器として供給され るか、または看護従事者によってこの容器に入れられることもあ る。しかしながら、機械的な誤動作または看護従事者の注意散漫が原因で液体経 腸栄養物の流れが開始されず、これにしばらく気が付かないという問題が生ずる ことがある。同様な原因によって、この栄養物が行く先を誤ることもある。消化 不良または過剰供給のさまざまな原因のいずれかによって患者の胃または小腸か ら栄養物が逆流することがあり、そしてこれが肺に向かうことがあるというさら なる問題が生ずる。このような場合には患者の特別の介護が必要となり、そして 通常この問題は、これに適切かつ迅速に気が付かない場合にはさらに重大なこと になる。 これらの事例の各々において、患者の胃または腸以外の不適当な箇所に液体経 腸栄養物が存在することが、もっと容易に検出可能であれば、通常これは非常に 便利であろう。液体経腸栄養物の存在をもっと容易に検出するための一つの方法 は、液体経腸栄養物中に生理学的に受容可能な適当なマーカー染料(標識色素) を溶解させて、栄養物を見えるようにすることであろう。しかしながらこれは、 染料を混合したときの液体経腸栄養物の加熱滅菌中またはこれに続く貯蔵中もし くはその両方における、この栄養物中に存在するさまざまな特定の栄養素または 薬剤に対する特定の染料の適合性に関する情報が通常不足しているので、製造設 備などの特別に装備された施設以外では軽率に着手することはできない。マーカ ー染料が栄養物の滅菌前に溶液中に置かれている場合には、栄養物の組成または 染料の色が変化する可能性がある。さらに、滅菌後に食品用染料などのマーカー 染料を導入する過程は、保証された無菌染料を使用する場合でも無菌性を失わせ ることがある。したがって、貯蔵中または輸送中に有機体が様々かつ急速に繁殖 するかもしれない栄養物の汚染を回避するために、注意を払わなければならない 。 米国特許第4511353号、同第5318558号、および同第53242 80号に薬物送出ステムが記載され、特許請求されているが、この場合には、送 り出されることになる薬物成分がカプセル中に貯蔵されており、このカプセルか ら薬物成分が水分の浸透注入に応じて常時排出され、静脈すなわち非経口送出ス テム中の適当な液体によって、または米国特許第5318558号の装置、すな わちカプセルの体内移植により体液によっても、薬物がカプセルの外部表面から 運ばれる。 米国特許第5069671号には、やはりドリップチャンバにすることもでき るフォーミュレーション(製剤)チャンバを 記載しており、この場合には、薬物または薬剤、または栄養素などの生理学的に 有益な成分をフォーミュレーションチャンバ中に放出するために、さまざまな形 態の持続式放出機構が採用され、フォーミュレーションチャンバから、薬物また はその他の成分が適当な液体によって非経口送出ステム中に運ばれる。 米国特許第4511353号と同第5069671号は、非経口組成物の静脈 送出に向けられたもので、後者の特許の場合には、静脈内、動脈内、腹膜内、ま たは皮下の経路を通じた注入による送出を含む。米国特許第5324280号の 浸透投与システムは、哺乳動物における組織または臓器の移植などの生物学的環 境、または海洋生物のための流れまたはタンクへのある時間にわたる薬物製剤の 送出に関するものである。米国特許第5318558号の浸透被駆動装置は、獣 医薬剤投与から人間の薬物投与にまで、また魚槽などの趣味の状況にまで及ぶ環 境範囲において、薬物、薬剤および栄養素を送り出すことが可能であると言われ ている。さらに、人間への投与の場合には、送出は、患者の組織または臓器の内 部への移植とこれに続く浸透装置による体液の作用によるものと思われる。 浸透送出装置および持続式放出投与(投薬)方式の他の形態 は、しばらくの間は利用可能であったが、知られているかぎりでは、このような 送出ステムを利用して、液体経腸栄養物を患者の胃腸管に投与するときに、30 0cps.の粘性を有するこの栄養物にマーカー染料を加えるという試みはなか った。現在市販されている液体経腸栄養物は、参考図書「Nutrition In Critical Care」(Gary P.Zaloga編集、Mo sby−Year Book Inc.、ミズーリ州セントルイス、1944年 、Barbara Hopkins著)の第III部「Feeding」(439− 467ページ)に記載されている。この参考図書は、完全な栄養組成物は蛋白質 、炭水化物、繊維、脂肪、およびビタミンとミネラルをさまざまな比率で水性ま たは水/脂肪性媒体中に含む、と述べている。特別の治療食は、これらの成分の 一つまたは複数の種類を完全または部分的に省くことができる。発明の概要 本発明の第一の態様は、吊下げ可能な容器などの液体経腸栄養物の供給源から 、患者の胃腸管にこの液体経腸栄養物を送り出す補給管に送る際に、この液体経 腸栄養物を染料マーキング(色素標識付け)によって変更するための器具に関す る。この 器具は、 液体経腸栄養物の供給容器に接続可能で、入口及び出口を有するフォーミュレ ーションチャンバと、 液体経腸栄養物の媒体中で溶解可能で生理学的に受容可能なマーカー染料また はこのような染料の混合物であって、マーカー染料またはマーカー染料混合物は 、フォーミュレーションチャンバの内部に位置する少なくとも一つの持続式放出 リザーバ内に収容され、これによってフォーミュレーションチャンバを通る液体 経腸栄養組成物と接触するかまたはその中に浸(漬)けられ、フォーミュレーシ ョンチャンバ内の少なくとも一つの持続式放出リザーバの内部におけるマーカー 染料またはマーカー染料混合物の量は、有効期間中にフォーミュレーションチャ ンバを流れる液体経腸栄養物を見えるようにマーキングするために十分なもので ある、マーカー染料またはマーカー染料混合物と、 少なくとも一つのマーカー染料を含む液体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給す るための管にフォーミュレーションチャンバの出口を接続する流体連絡手段とを 備えている。 利用される持続式放出リザーバは、被膜カプセル、浸透送出 装置、被膜錠剤、マイクロカプセルに入れたミクロスフェア(中心体)、分子ふる い材料の粒子の集塊、または細かい中空の透過性壁をもつ繊維、またはこのよう な繊維のコイルであって、マーカー染料またはマーカー染料混合物を貯蔵すなわ ち保持することができ、フォーミュレーションチャンバの内部の液体経腸栄養物 との接触に応じて次々に放出することのできるものが好ましい。 ドリップチャンバは、ここでは通常フォーミュレーションチャンバとして使用 される。(一つまたは複数の)持続式放出リザーバは、ドリップチャンバからの 液体経腸栄養物の流れを持続式放出リザーバが遮断することを防ぐように、すな わちこれを避けるように形作られるか保持されることが好ましい。また少なくと も一つのマーカー染料は青色の染料であるか、または紫外線下で蛍光を発する染 料であるか、または二つの染料の混合物であることが好ましい。周知の体液で青 色を示すものはない。 フォーミュレーションチャンバ内に設けられた(一つまたは複数の)持続式放 出リザーバと共に、液体経腸栄養物の媒体に溶解することができる少なくとも一 つのマーカー染料を含んで いる少なくとも一つの持続式放出リザーバを伴うか、あるいは単にフォーミュレ ーションチャンバを付随するところのフォーミュレーションチャンバ及び流体連 通手段の組合せは、供給容器から液体経腸栄養物を患者の胃腸管に送るための有 用な補給キットを構成する。 本発明の別の見地によれば、本発明は、液体経腸栄養組成物を含む供給容器か ら患者の胃腸管中につながる補給管へこの組成物が流れる間に、この組成物を変 更することを含む、染料でマーキングされた液体経腸栄養物を準備する方法に関 する。さらに特定すれば、この方法は、 A.(a)入口及び出口を有し、入口は液体経腸栄養物の供給容器に液体連通 式に接続されているフォーミュレーションチャンバ、 (b)液体経腸栄養物の媒体中で溶解可能で生理学的に受け入れることができ るマーカー染料またはこのような染料の混合物であって、マーカー染料またはマ ーカー染料混合物は、フォーミュレーションチャンバの内部に位置する少なくと も一つの持続式放出リザーバの内部に収容され、これによってフォーミュレーシ ョンチャンバを通る液体経腸栄養組成物と接触するか またはその中に浸けられ、フォーミュレーションチャンバ内の少なくとも一つの 持続式放出リザーバの内部におけるマーカー染料またはマーカー染料混合物の量 は、有効期間中にフォーミュレーションチャンバを流れる液体経腸栄養物を見え るようにマーキングするために十分なものである、マーカー染料またはマーカー 染料混合物、および (c)染料マーキングされた液体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給するための 管にフォーミュレーションチャンバの出口を使用(作動)可能に接続することの できる流体連通手段を含む器具を提供する段階と、 B.液体経腸栄養物を入れた供給容器を提供する段階と、 C.供給容器及び補給管間の流体流に連通して直列に器具を置く段階と、 D.器具を通じて液体経腸栄養物を補給管に流し、栄養物がマーカー染料の存 在によってマーキングされる段階とを備えている。 望む場合または必要とする場合には、可撓管材を含む器具の連通手段は、補給 管への染料マーキングされた液体経腸栄養物の流れを流すすなわち促進するため に、ポンプも直列に含んで いる。カム動作を受け入れるためのポンプブラケットまたは補給中に作動するポ ンプ中に可撓管材を据え付けることによって、蠕動ポンプを使用することもでき る。またはポンプは、使い捨ての注入ポンプチャンバカセットを利用する米国特 許第4927411号に記載されているような容積移送型にすることもできる。 したがって上述の方法は、段階Dにおいて、患者の補給管中への染料マーキング された液体経腸栄養物の流れを促進するために、重力流れに加えて、または重力 流れの代わりに、ポンプの利用を含むと理解されたい。特に正常の照明条件の下 で見える染料による急速なマーキングを望む場合には、持続式放出投与の形態で はない少量の追加マーカー染料を、持続式放出リザーバ上に表面塗布して、また は別個にフォーミュレーションチャンバ中に置く。図面の簡単な説明 第1図は、液体経腸栄養物を染料マーキングするための器具と、この栄養物を 鼻と胃を通じて補給する管の部分概略図であり、この器具は、栄養物が本発明に したがって染料マーキングされ、同時に栄養物が吊下げ容器から経鼻腔胃補給管 に導かれている。 第2図は、本発明による染料マーキング用の器具、液体経腸栄養物、および胃 フィステル形成管を通じてこの栄養物を補給する管の部分概略図である。 第3図は、本発明による染料マーキング用の器具、液体経腸栄養物、およびポ ンプの援用によって空腸フィステル形成管を通じてこの栄養物を補給する管の部 分概略図である。 第4図は、第1図から第3図までに示す供給容器などの、液体経腸栄養物の吊 下げ供給容器の下方部分の拡大部分正面図であり、これは、容器のふた及びこれ から下がるドリップチャンバを通じて挿入されたドリップチャンバの入口管の斜 めに切られた端部を有し、ドリップチャンバの内部に配置されて流れる液体経腸 栄養物中に浸けられた持続式放出リザーバを有し、ドリップチャンバの下方部分 とこの中の持続式放出リザーバは部分的に切欠され、流体連通手段、すなわちこ こでは主としてドリップチャンバから出ている可撓管材は、図示のために切り詰 めて省略されている。 第5図は、本発明によるドリップチャンバの斜視図であり、ドリップチャンバ の内部に配置されたほぼ矩形固形物の形態をなす持続式放出リザーバを有し、ド リップチャンバの斜めに切 られた入口管端部は、供給容器の栓を通じて正規の方法で押し込まれ、供給容器 と連通してそこから液体経腸栄養物を受け取る上端部である。 第6図は、構造の詳細をさらに示すために反転された第5図のドリップチャン バの斜視図である。 第7図は、本発明によるドリップチャンバの内部に生理学的に受容可能なマー カー染料を供給するために使用される、浸透ポンプ式の矩形固体形状の持続式放 出リザーバの部分切欠部分断面斜視図であり、染料はリザーバ中では液体状で、 液体経腸栄養物の媒体中で可溶性である。 第8図は、本発明によるドリップチャンバの内部に生理学的に受容可能な少な くとも一つのマーカー染料を供給するために使用される、他の浸透装置式の矩形 固体形状の持続式放出リザーバの部分切欠部分断面正面図である。 第8A図は、同じタイプであるが、ドリップチャンバを通じて液体経腸栄養物 の流れの開始を着手するときに、この栄養物の媒体中に直ちに容易に取り入れら れるマーカー染料の外部コーティングを有する持続式放出リザーバの第8図と同 じ図である。 第9図は、本発明によるドリップチャンバ中の液体経腸栄養物の媒体中で可溶 性である生理学的に受容可能な少なくとも一つのマーカー染料を含む、マイクロ カプセル入り粒子型、分子ふるい型、または切り刻まれた透過性中空繊維型の有 効な量の持続式放出リザーバを入れた、容易に分解可能すなわち溶解可能なカプ セル型キャリアの部分切欠部分断面正面図である。 第9A図は、ドリップチャンバまたは他の形態のフォーミュレーションチャン バ中に置くのに適しており、錠剤または浸透被駆動装置またはカプセルなどの持 続式放出リザーバ、またはマイクロカプセル入り粒子、分子ふるい型材料、また は切り刻まれた透過性中空繊維型の有効な量の持続式放出リザーバであって、各 々が、本発明によるドリップチャンバ中の液体経腸栄養物の媒体中で可溶性であ る生理学的に受容可能な少なくとも一つのマーカー染料を含む、持続式放出リザ ーバを保持することのできる、不織布ティーバッグ型であることが好ましい、高 度に透過性の繊維質パックの部分切欠部分断面斜視図である。 第10図は、液体経腸栄養物を補給する間にこの栄養物を染料マーキングする のに有効なキットであって、このキットを補給管に接続するための管材連通手段 に接続されたドリップチャ ンバを含み、有効な量の適当なマーカー染料または染料混合物を入れた持続式放 出リザーバは、キット中に据え付られるように用意されたドリップチャンバに付 随する、前記キットの側面図である。 第11図は、第4図と同様の図であるが、第7図から第9A図までのいずれか の持続式放出リザーバが、メッシュスリーブあるいはメッシュバッグ中に閉じ込 められている。 第12図は、第4図と同様の図であるが、第7図から第9A図までのいずれか の持続式放出リザーバが、有孔すなわち孔あけされたスリーブすなわちバッグ中 に閉じ込められている。 第13図は、第4図と同様の図であるが、第7図から第9A図までの複数の持 続式放出リザーバまたはキャリアが、ドリップチャンバの出口オリフィスの上の 有孔板によって支えられている。 第13A図は、第13図に示すドリップチャンバにおいて有孔板の代わりに使 用できる格子のすぐ上のレベルにおけるフォーミュレーションチャンバの横断面 図である。 第14図は、マーカー染料を含む持続式放出リザーバを装填したドリップチャ ンバと、液体経腸栄養物を患者の胃腸管に向 けるために使用される補給管にドリップチャンバを接続するための流体連通手段 を含み、端部コネクタのためのキャップも含む、本発明による補給セットからな るキットの側面図である。 第15図は、第二フォーミュレーションチャンバがその入口によって流体連通 式に、可撓管材の端部でコネクタに取り付けられており、可撓管材は通常は患者 の補給管につながる管継手に取り付けられ、第二フォーミュレーションチャンバ の出口管は、補給管への接続のための管継手を有する、補給キットの側面図であ る。 第16図は、第5図に示すものと同様であるが、供給容器への接続のためのア タッチメントが異なった形であり、ここでは供給容器が取り付けられるねじ込み キャップが、フォーミュレーションチャンバの入口端部と一体となって形成され ている、適当なフォーミュレーションチャンバの斜視図である。 第17図は、第16図に示すフォーミュレーションチャンバの、反転して反対 方向から見た斜視図である。発明の詳細な説明 次の用語と句が、説明と請求の範囲のために定義される。 「液体経腸栄養物」とは、ある液状媒体中に供給されて、患 者の胃腸管中で利用されるものと通常理解される組成物を指す。この栄養物は1 センチポアズ(cps.)から約300cps.までの粘性を有し、約5cps .〜約150cps.の範囲にあることが最も多い。 「経腸栄養物媒体」は、液体経腸栄養物の液体部分で、主に水であるが、例え ば植物油や魚油といった脂質などの少量の一つまたは複数の非水物質を含むこと が多い液体部分を指す。 本文で使用される用語「胃腸管」とは胃と小腸のみを指す。胃腸管への補給は 、鼻腔通路と食道を通じ、そこから胃にまで延びる経鼻腔胃管を使用して、また は腹壁を通じて胃または小腸にまで延びる補給管を使用して行われる。 用語「補給(フィージング)セット」は、実質的な量の液体経腸栄養物を正常 な照明条件の下で彩色するため、または紫外線の下で見えるようにするために、 少なくとも一つの十分な量の生理学的に受容可能なマーカー染料または染料混合 物を全体的に含む、一つまたは複数の持続式放出リザーバを装填したフォーミュ レーションチャンバと、経腸補給のための補給管に接続可能な流体連通手段との 組合せを指す。 「液体経腸栄養物を見えるようにマーキングする」という句 は、可視光下または紫外線下のいずれかで十分な程度にまで見えるようにマーキ ングし、これによって栄養物中の染料の存在が人間の目に明らかに見えることを 意味する。可視光は白色光を指すこともできる。 用語「送出手段」は、一般に、フォーミュレーションチャンバを通過する液体 経腸栄養物の媒体中で可溶性である生理学的に受容可能なマーカー染料を、ドリ ップチャンバなどのフォーミュレーションチャンバ中に貯蔵し、その後に送り出 すための手段またはシステムを示す。 持続式放出リザーバは、「流量制御手段」または「流量が制御された投与形態 」または「持続式放出投与形態」とも理解されるものとする。 ここで図面において、同様の部分は同様の参照符号が付けられている。第1図 に、本発明による器具を、全体的に参照符号20で示す補給セットの形で示すが 、これは、吊下げ式供給容器22の出口21を経鼻腔胃補給管23に接続し、経 鼻腔胃補給管23は患者の鼻腔通路24を通って食道25を下り、胃26にまで 延びている。補給セットはここでは、供給容器22から流れてくる液体経腸栄養 物33中に一つまたは複数のマーカ ー染料または染料を取り込むためのフォーミュレーションチャンバとしても役立 つドリップチャンバ27と、全体的に番号28で示す流体連通手段とから構成さ れる。流体連通手段は大部分は、通常はポリ塩化ビニルなどの透明プラスチック の一本または複数本の可撓管材54から構成される。複数本の管材がある場合に は、これらの管材は直列に接続されるか、またはコネクタエレメント31を使用 して他の構成部分を直列に接続するために使用される。 使用のために選択される各フォーミュレーションチャンバ、ならびにこ中で所 定の補給中に使用される一つまたは複数の持続式放出リザーバは、通常は持続式 放出リザーバがチャンバに関連して形成されるか位置付けられるか、またはその 両方であり、これによって(一つまたは複数の)持続式放出リザーバは、チャン バを通過する液体経腸栄養物によって接触または濡らされるか、またはこの栄養 物中に浸けられることになる。フォーミュレーションチャンバはドリップチャン バに追加して使用されたり使用されなかったりするが、ドリップチャンバをフォ ーミュレーションチャンバとして使用することが好ましく、フォーミュレーショ ンチャンバは、ドリップチャンバと連続して使 用するときには、ドリップチャンバになってはならないか、またはドリップチャ ンバとして役立つべきである。ドリップチャンバはほとんど常に使用されるので 、供給容器からの液体経腸栄養物の流れを可視的に監視することもでき、したが ってフォーミュレーションチャンバとして使用することもできる。 「フォーミュレーションチャンバ」は、ほとんどの場合に中空フロースルーチ ャンバであり、この中には一つまたは複数の持続式放出リザーバが配置されてい る。ドリップチャンバに追加して使用するため、またはドリップチャンバが必要 ではない場合の、さまざまな適当なフォーミュレーションチャンバの設計例を、 米国特許第5069671号の第4図と第5図に示す。水平位置で使用するため の、ここでは第15図に示すもの、および第16図と第17図に示すような異な った供給容器用アタッチメントを持つフォーミュレーションチャンバなどの、別 の設計になるフォーミュレーションチャンバも必要または有効である。 「流体連通手段」は、通常は連続して、ドリップチャンバ出口29から、可撓 管材54、接続部30、経鼻腔胃補給管23などの補給管までに利用されるすべ ての流体連通構成部品を含 むものと理解される。構成部品は、可撓管材54と管材のいずれのセグメントも 含むのみならず、たとえあるにしても、必要であれば第3図に概略的に示すポン プ35などの患者への栄養物の流れを助けるためのポンプ利用のために、何らか の追加の特別に適合または形成された管材部分またはコネクタもしくはその両方 も含む。コネクタエレメントすなわちアダプタ31を、他の構成部分を接続する 管材部材54の間に使用することもできる。 ドリップチャンバ27は、供給容器22からドリップチャンバ27に流れる液 体経腸栄養物33に適切な照明条件の下で可視性を付与するための、少なくとも 一つの十分な量の生理学的に受容可能なマーカー染料またはマーカー染料混合物 を含む持続式放出リザーバ32を装填しており、ドリップチャンバ27中で、通 常は水ベースである栄養物が持続式放出リザーバ32または複数の持続式放出リ ザーバと接触し、これを湿らせるかまたは流れ中に浸けて、リザーバに貯蔵され た一つまたは複数のマーカー染料を栄養物中に放出すなわち排出させる。 本発明による有効な「マーカー染料または染料混合物」は、着色染料または蛍 光性染料、またはこれらの染料の混合物であ り、これらの染料は患者に生理学的に受容可能であり、また液体経腸栄養物の液 状媒体中に検出可能な濃度に溶解することが可能であり、また栄養物は、一つま たは複数のマーカー染料を含む少なくとも一つの持続式放出リザーバを中に置い ているドリップチャンバなどのフォーミュレーションチャンバを通って流れる。 採用されるマーカー染料は、白色光下で、すなわち病院または診療所で見られ る正常な昼光または人工室内光の下で見える着色染料であってもよく、またはマ ーカー染料は、紫外線下で見えるように蛍光を発するF.D.& C.Red #3染料などの蛍光性染料、または着色染料と蛍光性染料の混合物であってもよ い。着色染料と蛍光性染料の混合物は、存在する着色染料によってドリップチャ ンバを通る流れが正常な照明条件の下で容易に知覚される一方で、例えば口腔中 や鼻腔通路における場違いの少量の栄養物さえも、これが蛍光性染料を含む場合 には紫外線の助けによってさらに容易に検出される、という点で特に有利のよう である。これは、極めて低い濃度の場合でも紫外線下で特に可視性であるという 蛍光性染料の性質のためである。 染料または染料混合物が液体経腸栄養物の液体媒体中で可溶性であることは重 要である。一般に、着色染料が望まれる場合には食品用染料を使用してもよい。 F.D.& CBlue #2青色染料は好ましい染料であるが、F.D.& C.Blue #1染料は液体経腸栄養物の着色マーキングにはさらに好ましい 。ここで、F.D.& C.はアメリカ合衆国のいわゆる「Food,Drug and Cosmetic Act」を指し、この条項によって食品使用のた めに認可された染料が上記のように確認される。 F.D.& C.Red #3赤色染料は好ましい蛍光性染料である。 生理学的に受容可能なマーカー染料またはこれらの染料の混合物の「有効な量 」とは、通常は注入過程である典型的な補給実施に合致して、約1分間から30 時間またはそれ以上の範囲で、しかし一般には少なくとも2時間で24時間以下 の範囲で予め選定された期間において、液体経腸栄養物を常時、白色光下で色彩 によるか、または紫外線下で蛍光によるかのいずれかによって、人間の目で見え るようにマーキングするために十分な量のことである。 「注入」過程とは、この情況では、少なくとも1分間から48時間まで、一般 には24時間以下まで、しかし好ましくは少なくとも液体経腸栄養物が補給され ており細菌学的に安全である間、例えば所定の補給セットからの補給が、低酸性 栄養物を含む供給容器に接続されているときに、マーカー染料を入れた液体経腸 栄養物を常時供給する過程を呼ぶものとする。このような補給は一般に少なくと も2時間継続し、また約24時間までの長い時間にわたって続くこともあるが、 連続的ではなく間欠的に実施してもよい。 本発明にしたがって使用される持続式放出リザーバは、マンニトール、ソルビ トール、アルギン酸ナトリウムあるいはカリウム、カルボキシメチルセルロース ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ ース、塩化カリウムあるいはナトリウム、ポリビニルピロリドン、クエン酸トリ エチル、酢酸セルロース、ステアリン酸マグネシウム、またはポリエチレンオキ シドなどの何らかの賦形剤を除けば、マーカー染料またはこのような染料の混合 物だけを含み、この賦形剤は、液体経腸栄養物の媒体における一つまたは複数の 染料の溶解性を和らげるために、存在する一つまたは複数の染料 の約10重量パーセントまでの少量が採用されてもよい。 明細書と請求の範囲のための用語「持続式放出リザーバ」とは、被膜錠剤、浸 透送出装置、被膜カプセル、マイクロカプセルに入れたミクロスフェア、集塊し た分子ふるい粒子、または巻いたりまたは切り刻んで多孔質のキャリア中に入れ た透過性壁をもつ細かい中空繊維であって、これら中には、マーカー染料が本発 明によって使用される前に貯蔵されており、液体経腸栄養物の流れによってドリ ップチャンバなどのフォーミュレーションチャンバ中で浸けられるか、または接 触されるときの補給期間中に持続的にマーカー染料が放出されるようなものを呼 ぶものとする。 適度に持続する放出速度で長時間液体経腸栄養物中に染料が、より安定的でよ り予測可能に送り出されるので、好ましい持続式放出リザーバとなっている浸透 装置の場合には、この持続式放出リザーバは、外部コーティングすなわち外部被 膜を備えており、この外部被膜は、染料が送り出される間に持続式放出リザーバ の完全性を維持する。浸透送出型の持続式放出リザーバは、リザーバがほぼ消費 されてしまうまで放出速度が初期速度の約25%未満に低下しないように、さま ざまな容量または補 給時間のために設計することができる。他の形式の持続式放出リザーバは、通常 低コストであるが、時間とともにさらに変化する放出速度で染料を放出する傾向 があり、これはある程度は、例えば、継時的な間隔で溶解するすなわち透過性に なる零から約6層の範囲のコーティング厚によって被覆された染料のミクロスフ ェア粒子を入れた、マイクロカプセルに入れたミクロスフェアリザーバ混合物に よって克服することもできる。分子ふるい型は、各等級または形式のふるいにつ いて非線形の放出曲線を有する。複数のふるい等級の混合物を使用して曲線を平 坦化することもできる。マーカー染料が持続的に補給期間を通じて十分な量だけ 放出されて、マーカとして役立つ以上、これらの別の非浸透型の持続式放出リザ ーバは適切のようである。しかしながら、マーカー染料のもっと可変、すなわち 大きく変わる放出速度では、色または蛍光の濃さは、これが体液によって希釈さ れる場合には、栄養物の希釈の程度を測定するために使用できない。 再び第1図を見ると、栄養物の流れは便利に始動または遮断され、または、ク リップだけを使用して調整することは困難になりがちであるが、可撓管材54が 通過して延びる従来型の調 節可能な圧縮クリップ34を使用して調節されることもある。 第2図を見ると、液体経腸栄養物33をドリップチャンバ27に供給する吊下 げ式供給容器22が示され、ドリップチャンバ27はフォーミュレーションチャ ンバとして機能し、このフォーミュレーションチャンバから栄養物は補給セット 20aと胃フィステル形成補給管23aに流れる。第2図に示す胃フィステル形 成管30は、商業的に入手可能な多種多様な胃フィステル形成補給管の単なる例 示にすぎず、本発明で使用できるのはこの種の胃フィステル形成補給管であれば どれでもよいと理解すべきである。 第3図では、第1図に示した器具によく似た空腸フィステル形成術のための補 給配置であるが、腸溶性栄養物媒体に可溶性のマーカー染料が、吊下げ式供給容 器22からフォーミュレーションチャンバとして役立つドリップチャンバ27中 の持続式放出リザーバに流れる液体経腸栄養物33に加えられた後に、染料でマ ーキングされた合成物は補給セット20bを通じて空腸フィステル形成補給管2 3bに移動する点が異なる。ポンプ35と共に使用されている補給セット20b が示され、ポンプ35は患者の小腸または空腸26aへの確実な流れを提供し、 患者のためには重力流れが補助なしに利用されることは少ない。この場合のよう にポンプが連続して使用されるどのような補給セットにおいても、ポンプ35は 、連通手段の可撓管部分の区分に作用するカム作用を持つ蠕動ポンプであっても よく、これにポンプハウジングに合わせるための特別な形状の管材部分が伴うこ ともある。またポンプ35は、米国特許第4927411号に記載されているよ うな、使い捨ての流体注入ポンプ室カセットを有する容積移送型ポンプにするこ ともできる。例えば、供給容器を患者に対して高い位置に吊すかまたは他の方法 で位置付けることが便利でないとき、または栄養物がむしろ粘性で、重力流れに よってゆっくり流れるときには、ポンプをどんな適切な形式の管補給処理手順に おいても使用できる。 第4図の拡大部分図では、浸透ポンプ装置式の持続式放出リザーバ32aが、 フォーミュレーションチャンバとして機能するドリップチャンバ27中の液体経 腸栄養物33中に沈んでいるのが見える。この形式の持続式放出リザーバは、こ の完全性を維持する外部囲いすなわち膜を有し、持続式放出リザーバは、ドリッ プチャンバ27の出口を通る液体経腸栄養物33の流れの遮断されるのを防止す なわち完全に避ける幾何学的立体また は他の非球形でなければならず、またはこのような遮断を防ぐために他の手段も 採用できる。円形断面のドリップチャンバまたは他のフォーミュレーションチャ ンバとともに使用可能な適当な幾何学的立体形状は、長方形立体、四面体、また は五面体などの多面体を含む。持続式放出リザーバを、取扱い時によく起こる損 傷を防ぐために、隅部を僅かに丸めた設計にすることもできるが、星形などの尖 った形状も使用可能である。 フォーミュレーションチャンバとして採用できる普通のドリップチャンバの一 例の構造詳細を、それぞれ反対方向に向けた拡大斜視図として、第5図と第6図 に示す。このようなドリップチャンバは、この場合、フォーミュレーションチャ ンバとしても使用され、示された器具においてこの容量で使用される。図示のド リップチャンバ27は二つの部分を有する。第一部分は、中空でほぼ円筒形また は僅かに先細の、容積が約5ミリリットル(ml)より大きく約250ミリリッ トル(ml)までのチャンバ本体37であり、より一般には、容積が約10ml から約25ミリリットルまでであり、開いた第一端部38と、細くなって一体形 成された出口管部分29に続く出口オリフィス40を形成する第二端部39とを 有する。ドリップチャンバ がその正規の位置にあるときには、これは直立またはほぼ直立となり、第一端部 38は第二端部39より高い位置にある。チャンバ本体37は、栄養組成物の流 れが見えるようにするために、プラスチックまたはガラスなどの透明な透けて見 える材料で形成される必要がある。通常、ドリップチャンバは、透明なポリ塩化 ビニルまたはポリオレフィン樹脂などの、透明でいくらか可撓性があってオート クレーブ処理可能なプラスチックで形成される。 この第一の例示されたドリップチャンバ27の第二部分は、チャンバ本体37 の第一端部38中にきちんと圧入される内端部43を有する円筒体のプラグ42 のようなものである。プラグ本体42の内端部43は僅かに小さな直径を有する ことが好ましく、この近位縁44、すなわち入口管46の斜端49に向かってい る縁部は、二つの部分を組み合わせるときにストッパとして役に立つ。プラグ本 体は、一体形成された流体連通通路45を備えており、この流体連通通路45は 、固体プラグ本体中の軸方向ボアホール(立孔)の形を取ってもよく、このボア ホールは、プラグ本体の頂端部48から半径方向に延びるカラー状フランジ47 より軸方向に外側に突き出た入口管部分46 と連通する。しかし、チャンバ本体37の第一端部38中にもっと容易に挿入す るために弾力性がもっと高いプラグ本体を準備するために、流体連通通路45は 、この場合には、短い硬質中央部分を除いて主として中空円筒であるプラグ本体 の内部に、ほぼプラグ本体の長さだけ軸方向に置かれた同心管であることが好ま しい。同心管45は、入口管部分46と一体的に形成されるか、または入口管部 分46と流体連通して接続される。望む場合には、ドリップチャンバを組み立て るときにプラグ本体を把持する助けになるように、プラグ本体の側部に沿ってカ ラー状フランジ47から長さ方向に延びる一体形成された短い周囲フランジ50 を設けてもよい。望む場合には、プラグ本体をポリ塩化ビニル樹脂などのプラス チックで成形して、着色してもよい。 入口管部分46の遠位端すなわち自由端49は、供給容器22などの従来型の 吊下げ供給容器の栓のシール(図示せず)を容易に刺すことができるように、十 分に鋭く斜めに切られている。カラー状フランジ47は、供給コンテナ22のネ ックに設けられた従来型の接続手段のいずれかにおける栓中に尖ったまたは斜め に切った入口管部分46を挿入するための、ストッパ として役に立つ。 本発明において使用される器具におけるフォーミュレーションチャンバとして 適当に機能するドリップチャンバの第二実施例の構造を、第16図と第17図に 示す。これらの図に示すドリップチャンバ82は、従来型の供給容器(図示せず )の一つのふた84と一体形成されたプラグ端83を有し、ドリップチャンバは 82はこの供給容器に容易にねじ式に接続されて、供給容器から吊される。 他の構造様式のドリップチャンバも、液体経腸栄養物の滴下または流れの速度 を観察できるような透けて見える管状チャンバと共に、供給容器への適当な接続 が準備される以上、採用することができる。 本発明の器具は、説明のためにここに図示するドリップチャンバを包含するこ とに限定されると考えるべきではなく、またこのようなドリップチャンバの使用 にも限定されない。例えば、第15図に示すフォーミュレーションチャンバ76 は、供給容器から遠位にあってほぼ患者のベッドのレベルにある補給セットの可 撓管54の端部で、水平姿勢で使用するのに適している。特に、ドリップチャン バ27中の持続式放出リザーバ中にある 着色染料に加えて、補給中に持続式放出リザーバを使用して栄養物中に蛍光マー カー染料を入れることが必要または望まれる場合には、看護従事者は、ドリップ チャンバの近くで補給セットを分解するよりも、供給容器から遠い可撓管54の 端部にこのようなフォーミュレーションチャンバ76を取り付ける方が便利であ る、とわかるであろう。図示したフォーミュレーションチャンバは、一つまたは 複数の持続式放出リザーバをこのように保持すなわち支持するために準備され、 したがって補給される液体経腸栄養物は、(一つまたは複数の)持続式放出リザ ーバの上にわたって導びかれることになる。この実施形態では、フォーミュレー ションチャンバは球根状にふくれた中央部分77を有し、この中に持続式放出リ ザーバ32が置かれているので、栄養物33の流れはこの上を通って流れ、リザ ーバからマーカー染料を取り込むことになる。フォーミュレーションチャンバも 、チャンバ本体の下側の側壁に沿って一本の長さ方向の溝を有し、補給を開始す る前に(一つまたは複数の)持続式放出リザーバがこの溝中に置かれるように形 状化すなわち成形してもよい。 本発明のすべての実施形態において、フォーミュレーション チャンバは、入口と出口を有する中空のフロースルー(流れ通過)チャンバであ り、一つまたは複数の持続式放出リザーバがこのフォーミュレーションチャンバ を流れる液体経腸栄養物と接触する位置で少なくとも一つの持続式放出リザーバ を受け入れるのに適しているが、フォーミュレーションチャンバ自体は、その正 規の意図された方向に配されて支持すなわち保持されている。 第5図、第6図、第16図、第17図に示すドリップチャンバは、その中に使 用準備済みの持続式放出リザーバ32を持っている。持続式放出リザーバには、 本発明の目的にしたがって少なくとも一つの受容可能なマーカー染料が入ってい る。場合によって十分な深さの色または蛍光を得ることが必要な場合、またはよ り長い染料マーキング時間を得ることが必要な場合には、複数の持続式放出リザ ーバをドリップチャンバ中に入れてもよい。こうして、複数のリザーバを選択し てさまざまな放出速度を得ることができ、またはリザーバのどれかは、より長い 期間にわたるために放出開始を遅らせることもできる。 持続式放出リザーバは通常、所定の量の染料または所定のマーキング時間を提 供するだけの量を保持する多孔性キャリアま たは繊維コイルなどの包みに入った、被膜錠剤、浸透駆動式装置、被覆カプセル 、マイクロカプセルに入れたミクロスフェア、集塊した分子ふるい粒子、または 透過性の壁中空繊維片の形にされる。ドリップチャンバ27または他のフォーミ ュレーションチャンバの出口オリフィス40を通る液体経腸栄養物の流れを持続 式放出リザーバ32が実質的に阻害しないように、個別のリザーバまたは複数の リザーバを入れたキャリア、および出口40が、これらの間を液体が容易に通過 できるように、互いに相補的な形状をなさないことが好ましい。例えば、持続式 放出リザーバは、出口通路29への円形オリフィスに向かって狭くなっている円 筒形または先細円筒形チャンバを閉塞しない実質的に矩形固形物として、または 尖った星形固体として形状化してもよい。これは、持続式放出リザーバが、外部 層またはその被覆またはそのためのキャリアの完全性を維持する一方で、液体腸 溶性栄養組成物と接触している間に成分が浸出するか、しぼり出されるようなも のである場合に、特に適切である。 被覆または包みまたはキャリアの完全性を維持しない別の形式の持続式放出リ ザーバを使用する場合には、第11図のドリップチャンバ内部の入口管45の内 端部から吊られて示されて いるメッシュバッグ51などの、ある種の閉込め域中に持続式放出リザーバを配 置することが好ましい。この種類の持続式放出リザーバでは、使用される閉込め 手段はドリップチャンバの出口オリフィス40の詰まりを防止することができる ので、特殊形状のリザーバはほとんど必要ない。第11図に、望む場合には、追 加の染料を加えてより深い染料マーキングを得るために採用できるような、複数 の持続式放出リザーバ32も示す。 第12図に示すように、小孔のあるスリーブ状バッグ、すなわち多くの孔を中 に有するスリーブ状バッグを、ドリップチャンバ中に吊して、ドリップチャンバ 中に持続式放出リザーバを位置付け閉じ込めるために使用することもできる。ま たは第13図に示すように、小孔を有するすなわち孔開けされたプラスチックま たはセラミックまたは不活性金属プレート53をドリップチャンバ本体37の下 方部分に横断して置き、一つまたは複数の持続式放出リザーバを支持することも できる。第13図では非常に多くの持続式放出リザーバ32が示され、これらは 、各々が非常にゆるやかに染料を放出する錠剤またはカプセルからの長期間塗料 マーキング放出を得るために、または放出速度に応じて栄養物中により高いマー カー染料濃度を得るために使 用される。 第13A図に、一つまたは複数の持続式放出リザーバを支持するために第13 図のドリップチャンバ27において、有孔プレート53の代わりに使用すること のできる、セラミックまたはプラスチック材料、または不活性金属のようなステ ンレス鋼の格子41に真上で切った、フォーミュレーションチャンバの本体37 の横断面図を示す。 第7図に示す持続式放出リザーバは、米国特許第5318558号に記載され 特許請求されている浸透被駆動式の送出装置の方式で機能する浸透ポンプ型であ り、この明細書と図面は、ここでは環境と内容と最終使用は異なるが、ここに記 載されている持続式放出リザーバとこれを作る方法と放出構造に関して参照とし てここに組み込まれている。ポンプ式リザーバは、(a)第一端部と第二端部を 有する基本的に円筒形の閉鎖された長いキャビティを画定する第一本体壁部分5 9、(b)このキャビティ中で長さ方向に滑動可能であり同時に周囲の第一本体 壁部分59に滑動可能に接触しているピストン58、および(c)第二本体壁部 分62を通じてキャビティの第二端部に形成されたオリフィス57を含む。ピス トンは、キャビティの内 部に第一ゾーンと第二ゾーンを画定する。第一ゾーン60は水活性(ハイドロア クティブ)物質で満たされているが、第二ゾーン61は液体または溶液の形態の マーカー染料で満たされている。本体壁部分59、62は一緒に完全なふたを提 供する。第一本体壁部分59は、キャビティの第一ゾーンと第一端部と隣接する 第二端部とを囲み、水分透過可能な膜で形成されている。第二本体壁部分62は キャビティの第二端部を囲み、第一本体壁部分59の一部に入れ子式に重なり、 液体経腸栄養物の媒体を透過しない膜で形成されている。キャビティの第二端部 において第二本体壁部分62を通じて、オリフィス57が、流れる液体経腸栄養 物中にマーカー染料を排出するために形成されている。各本体壁部分は、水分の 存在の下で少なくとも24時間その完全性を維持する材料でできている。 ポンプ式リザーバでは、ここでは液体または溶液の形のマーカー染料または染 料混合物などの、補給されるべき成分は、ピストン58の作用によって非常に小 さなオリフィス57を通じてリザーバ内部の円筒形囲いまたはキャビティ56か らしぼり出されるが、このピストン58は、リザーバの側方に向かってピストン を着実に駆動するピストン58の背後の水活性物質6 0を閉じ込める半透過性の膜59を通って液体経腸栄養物から取り込まれる水分 の浸透注入によって発生する圧力によって駆動され、染料または染料混合物61 はオリフィス57を通じて徐々に強制流出される。閉込め部56は不透過膜また は被覆62の内部に形成される。 第8図に示す持続式放出リザーバは、米国特許第5324280号に記載され 特許請求されている浸透被駆動式の送出装置の様式で機能する持続式放出リザー バを有する他の浸透投与システムであり、この特許の明細書と図面は、ここでは 環境と内容と最終使用は異なるが、この特許に記載されている持続式放出リザー バとこれを作る方法と放出方式に関して参照としてここに組み込まれている。こ のタイプの浸透式装置は、(a)水性流体の存在の下で完全性を維持する半透過 性の組成物によって少なくとも一部が作られている外壁で形成されたカプセル、 (b)外壁によって囲まれ、制御された速度で空間を占める水活性の膨脹可能な 組成物または水活性の組成物を含む水活性層、(c)水活性層によって囲まれた 内部カプセル、および(d)内部カプセルと連通し、外部カプセルの外側に延び る内腔を含む。内部カプセルは、液体または溶液の形で少なくとも有用な 量の水溶性マーカー染料を含む。内部カプセルの壁は、補給される液体経腸栄養 物に対して実質的に不透過性である。 このタイプのシステムでは、ここでは液体または溶液の形態の染料または染料 混合物63などの、補給されるべき成分は、不透過性被膜64の内部に囲まれ、 被膜64は、外膜被覆66中に完全に閉じ込められた水活性材料の層65によっ て囲まれ、外膜被覆66は、液体経腸栄養物の液体媒体に対して半透過性である 。液体経腸栄養物から入ってくる水分の注入によって水活性層65中に発達する 浸透圧は、液体染料または液体染料混合物63を含むコア67を圧縮し、この液 体をコア67からリザーバの外部へ非常に小さな通路68を通じて常時確実に強 制流出させる。 第8A図に、第8図に示した形式の持続式放出リザーバを示すが、容易に溶解 可能な外部被覆69を有し、この外部被覆69は、マーカー染料のみからなるか 、または持続式放出リザーバの外側に染料を軽く接着させることが好ましい一つ または複数の生理学的に受容可能な賦形剤を混合して含む。重量平均の分子量が 約35000〜50000の範囲であるポリビニルピロリドン、マンニトール、 ソルビトール、澱粉、またはステア リン酸マグネシウムなどの賦形剤を、単独またはゼインまたはグアーガムとの組 合せで、被覆重量の約10重量パーセントまでの全量で選択することができる。 有用とすべきマーカー染料被覆は、液体経腸栄養物の媒体中で急速に溶解して、 好ましくは10秒間以内で、さらに好ましくは3秒間未満以内で実用的に即時染 料マーキングを提供する被覆である。 特に色素染料による急速染料マーキングが特に有用すなわち効果的であること がわかった場合には、これは、ドリップチャンバまたはその他のフォーミュレー ションチャンバ中に少量の容易に溶解する適当な色素染料が持続式放出投与の形 式ではなく、第9A図に示すパック79などの繊維質パックの形で置かれた補給 セットを、選択し利用することによってむしろ簡単に達成されよう。これを、急 速着色のための染料被覆持続式放出リザーバを使用する代わりに行うことができ る。持続式放出投与の形ではないが、例えばばらばらの粒子の形のあるマーカー 染料78を、繊維質パック79中、およびこのパックとフォーミュレーションチ ャンバに共に隣接して位置付けられた上記の持続式放出リザーバの一つの両方中 に置いてもよい。また望む場合には、ある非持続式放出色素染料を、補給中に2 4時間ま での染料マーキング継続のために、同じ色素染料を含む持続式放出リザーバを伴 う繊維質パック中に置いてもよい。一般に、非持続式放出投与の形の約1mg〜 約10mg好ましくは約5mgのF.D.& C.Blue #1などの色素染 料は、液体経腸栄養物の流れがフォーミュレーションチャンバを通じて始まると 、十分なほぼ瞬間可視色を提供する。 第9図に示す持続式放出リザーバキャリア70は、腸溶性栄養物の媒体中で容 易に溶解すなわち分解する包み71中に一定量のマイクロカプセルまたは集塊し た分子ふるい粒子72が準備された形式のものである。マイクロカプセルの場合 には、これらは各々が被覆されたミクロスフェアであって、各ミクロスフェアの 各々は、栄養物の媒体中で可溶の少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカ ー染料を、複数のそれぞれの部分として含み、各部分は被覆厚の範囲に一つまた は複数の栄養物の媒体中で可溶性または透過性すなわち分解性のある被覆物を備 えており、これによって持続式放出効果が得られる。包みと被覆物は本質的に、 液体経腸栄養物の液状媒体に可溶性であるか媒体の流れによって運ばれる破片に 単に分解するかのいずれかであって、栄養補給のために生理学的に受容可能でな ければな らない。 粒子が一つの分子ふるい形式または二つ以上の分子ふるい形式の組合せである 場合には、粒子は、色彩マーキングのために使用されるべきマーカー染料または 染料混合物によって含浸されなければならず、また粒子は、本発明によってそれ 自体が使用可能な持続式放出リザーバを形成するために、第9図の包み71また は第9A図の繊維質バッグ中で使用されるような所望の寸法の顆粒または塊に集 塊されるか、または可溶性、分解性、または透過性の被覆物で軽く被覆されなけ ればならない。 キャリア包み内の持続式放出リザーバは、ばらばらの粒子染料78の代わりに 刻まれた細かい中空透過性繊維の内容物を有する従来型のティーバッグに似た、 繊維質、好ましくは不織バッグ79の第9A図に示す形をとることもできる。こ のような刻まれた中空繊維は、生理学的に受容可能なマーカー染料または染料混 合物を取り込んで貯蔵することができ、次いでドリップチャンバまたはその他の 接触チャンバ中における流れる液体経腸栄養物との接触によってマーカー染料ま たは染料混合物を付与することのできる、再構成されたセルロースまたはセルロ ースエーテルまたはセルロースエステルなどの透過性材料で形 成されてもよい。第9A図に示す中空繊維78は、従来型のティーバッグに似た 透過性の高い不織繊維質包み79中に保持されている。 被覆物のどの可溶性または分解性成分も、またはキャリア包みも生理学的に受 容可能で、持続式放出リザーバが、適当なマーカー染料または染料混合物を貯蔵 し、これを、腸への補給中に有用な期間にわたって有用な速度で液体経腸栄養物 中に放出することができる限り、本発明によってリザーバを有用にする際に、い かなる持続式放出様式も使用することができる。 本発明の器具の好ましい一実施形態では、フォーミュレーションチャンバ内の 一つまたは少数のリザーバは第8A図に示す形式の各々であって、各リザーバは F.D.& C.Blue #1染料の、またはこれを全体で約5mg含む可溶性 で急速分解性の層によって外部が被覆されている。リザーバを被覆する染料は、 流れる腸溶性栄養物を3秒以内で着色し、そして一つまたは複数のリザーバは集 合的に、1分未満から約1440分までの間で0.7ml〜約3000mlの粘 性約15cps.の液体経腸栄養物が流れる間に、少なくとも0.075ミリグ ラム/ミリリットル(mg/ml)で0.125mg/ml以下、 より好ましくは0.10mg/mlの液体経腸栄養物中の持続濃度で、前記の青 色染料を提供する。 本発明の器具の好ましい他の実施形態では、フォーミュレーションチャンバ内 の一つまたは少数のリザーバは第8図に示す形式の各々であって、各リザーバは マーカー染料としてF.D.& C.Red #3染料を含み、一つまたは複数 のリザーバは集合的に、約10秒から約1200分までの間で約1.5ml〜約 3000mlの粘性約28cps.の液体経腸栄養物が流れる間に、少なくとも 0.01mg/mlで約0.05mg/ml以下の持続濃度で、液体経腸栄養物 中に蛍光を発する赤色染料を提供する。 第2図に示すような液体経腸栄養物の吊下げ容器に接続された補給セットを使 用する、本発明の器具の好ましいさらに他の実施形態では、フォーミュレーショ ンチャンバ内の一つまたは少数のリザーバは第8A図に示す形式の各々であって 、各持続式放出リザーバは、F.D.& C.Blue #2染料の、またはこ れを含む可溶性で急速分解性の層によって外部が被覆され、一つまたは複数のリ ザーバは集合的に、F.D.& C.Blue #2染料とF.D.& C.R ed #3染料との 混合物を含み、少なくとも0.075ミリグラム/ミリリットル(mg/ml) で0.125mg/ml以下、より好ましくは0.10mg/mlの液体経腸栄 養物中の持続濃度で、前記の青色染料を提供し、また少なくとも0.01mg/ mlで約0.02mg/ml以下の持続濃度で、蛍光を発する赤色染料を提供し 、約0.7ml〜約3000mlの粘性約53cps.の液体経腸栄養物が流れ る間に、青色染料は10秒以内で少なくとも最低濃度で現れ、蛍光を発する赤色 染料は15秒以内で現れ、両染料は約1440分間まで続く。染料でマーキング された栄養物は、紫外線の下で検査されると見えるように蛍光を発する。 本発明の器具と方法のさらに別の好ましい実施形態では、第2図に示すような 補給セットが吊下げ可能な容器に接続されて、この容器から腸溶性栄養物の流れ を受け取る。容器は、オハイオ州コロンバスのRoss Products D ivision of Abbott Laboratoriesの製品である PULMOCARE(登録商標)などの、粘性約40cps.の液体経腸栄養物 で満たされている。補給セットのドリップチャンバは、フォーミュレーションチ ャンバ中の持続式放 出リザーバとしてF.D.& C.Blue #1染料を含む第8図に示すよう な浸透装置を含む。液体経腸栄養物の安定した流れが開始される。浸透被駆動装 置は、少なくとも0.075ミリグラム/ミリリットル(mg/ml)で0.1 25mg/ml以下であるが主に約0.10mg/mlである変化する濃度で、 前記の青色染料を液体経腸栄養物の流れ中に提供し、約0.7ml〜約3000 mlの液体経腸栄養物が流れる間に、青色染料は10秒以内で少なくとも最低濃 度で現れ、約1440分間まで続く。 本発明の器具と方法のさらに別の好ましい実施形態では、第1図に示すものに 似ているが、第13図に示すような多孔板を備えたフォーミュレーションチャン バを有する補給セットが、吊下げ可能な容器に接続されて、この容器から栄養物 の定常流れを受け取る。吊下げ可能な容器は、オハイオ州コロンバスのRoss Products Division of Abbott Laborat oriesの製品であるOSMOLITE(登録商標)などの、粘性約12cp s.の液体経腸栄養物で満たされている。補給セットのドリップチャンバは、第 9図に示すような持続式放出リザーバのためのゼラチンカプセ ルキャリアを含む。マイクロカプセルに入れたF.D.& C.Blue #1 染料の持続式放出リザーバが薄壁のゼラチンカプセルキャリア中に入れられ、こ のゼラチンカプセルキャリアは多孔板の上に支持され、液体経腸栄養物の媒体中 で直接に分解する。この青色染料は、六つの部分に分けられた一定量のミクロス フェアに加工されている。五つの部分はマイクロカプセルに入れられ、それぞれ の部分のミクロスフェアに塗布された1〜5層のゼイン被覆を有し、これによっ て液体経腸栄養物において部分から部分への染料の可溶性化を相対的に減速化す る。五つのマイクロカプセルに入れられた部分は被覆されていないミクロスフェ アとブレンドされており、ゼラチンカプセルを満たすために使用されている。ゼ ラチンカプセルはさらに、前記の青色染料8mgと重量平均の分子量が約350 00〜44500の範囲であるポリビニルピロリドン少量すなわち染料の重量に 基づいて約3重量パーセントとの混合物の急速溶解層によって被覆されている。 ゼラチンカプセルの表面被覆は、流れる液体経腸栄養物の着色を2秒以内でもた らし、マイクロカプセルに入れられたミクロスフェアは、少なくとも0.065 ミリグラム/ミリリットル(mg/ml)で0.25mg/ml以 下の変化する濃度で、前記の青色染料を液体経腸栄養物の流れ中に提供し、青色 染料はかなり急速に現れて、約0.7ml〜約2400mlの液体経腸栄養物が 流れる間に、少なくとも最低濃度で見える青の着色を維持し、約1320分間ま で続く。 約2時間から約30時間またはそれ以上までであるが通常は24時間を越えな いような時間にわたって、ぴったり一定の速度で染料マーキングされた液体経腸 栄養物を提供することは、必要またはまったく重要であり、所定の補給時間にわ たり作動をさらに均一化し、染料放出の低下を少なくするためには、浸透ポンプ または浸透投与システムが好ましいとされる。 第14図に示すキット20などの補給セットは、フォーミュレーションチャン バとして役立つドリップチャンバ27中にすでに置かれている生理学的に受容可 能なマーカー染料を含む持続式放出リザーバ32と、従来型の結合エレメント3 0で終端する連通手段の主要部分として役立つ適当な長さの可撓管材54を出口 に付けたドリップチャンバとによって、液体経腸栄養物を補給する際に使用する ために準備されたパッケージされた形で提供されるのが便利であり、結合エレメ ント30は、補給管の入口に結合エレメントを取り付けるために着脱可能な第1 4図に示すようなキャップ55を有する。このキットは、このキットを使用して 補給すべき液体経腸栄養物の媒体中で可溶性の生理学的に受容可能なマーカー染 料を含む持続式放出リザーバを有するように選択される。栄養物の流れが非常に 急速であるか、または染料の栄養物中における溶解性が限られている場合に、よ り深い染料マーキングを必要とするか、または望まれるときには、キットは使用 のための複数の持続式放出リザーバを備えることもできる。 第10図に示すような同様のキット20aは、ドリップチャンバ27中に置か れていないが望むならば使用するまで保護包装(図示せず)を備えることもある 、持続式放出リザーバ32を含む。例えば、フォーミュレーション/ドリップチ ャンバ中に一つまたは複数の持続式放出リザーバを容易に置くために、ドリップ チャンバのプラグ42をチャンバ本体37から容易に取外しできるようにし、そ して再挿入できるようにこともできる。 本発明の器具と方法を使用して液体経腸栄養物を染料マーキングすることは、 腸溶性栄養物の補給中に、放出制御投与の形または非放出制御投与の形もしくは その両方で、腸溶性栄養物 のみを本質的にマーキングするためにも、または栄養物をマーキングすると同時 に、ドリップチャンバなどのフォーミュレーションチャンバ中で、栄養素、薬剤 、抗生物質または診断作用物質などの一つまたは複数の有益な薬剤を栄養物に加 えるためにも、広範囲に有用である。放出制御は、持続式放出ならびに遅延また は断続的放出を含むものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲクル,ロニータ・ケイ アメリカ合衆国、オハイオ・43221、コロ ンバス、シユルーズベリイ・ロード・2443 (72)発明者 パイオンテツク,カール・ジヨージフ アメリカ合衆国、オハイオ・43065、パウ エル、ビーチ・リツジ・ドライブ・118 (72)発明者 デユエル,スーザン・ベス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 28352、ローリンバーグ、ダンデイー・サ ークル・12501 (72)発明者 ダーブ−クルジコウスキイ,アンドレ アメリカ合衆国、オハイオ・43214、コロ ンバス、ウエスト・ジエフリイ・プレイ ス・35 (72)発明者 ジヨージフ,ロバート・ルイス アメリカ合衆国、オハイオ・43221、コロ ンバス、サマフオード・ロード・3080 (72)発明者 ピアソン,ウイリアム・ガイ アメリカ合衆国、オハイオ・43110、カナ ル・ウインチエスター、ライト・ロード・ 10297 (72)発明者 ロクリン,トーマス・ダニエル アメリカ合衆国、オハイオ・43235、コロ ンバス、マクベイ・ブールバード・6824 (72)発明者 オシツプ,トーマス・ウオルター アメリカ合衆国、オハイオ・43017、ダブ リン、ドニゴール・クリフス・ドライブ・ 4622

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体経腸栄養物の供給容器に接続可能であると共に、入口及び出口を有する フォーミュレーションチャンバと、 フォーミュレーションチャンバを通る液体経腸栄養物と物理的に接触するよう に、フォーミュレーションチャンバの内部に位置する少なくとも一つの持続式放 出リザーバ中に含まれている少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー染 料であって、液体経腸栄養物の媒体中で溶解可能であり、前記マーカー染料を含 む少なくとも一つの持続式放出リザーバは、液体経腸栄養物を患者に補給する間 の持続式放出リザーバが液体経腸栄養物と物理的に接触するときにマーカー染料 を液体経腸栄養物に供給して分配するための手段である前記少なくとも一つのマ ーカー染料と、 染料によってマーキングされた液体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給する装置 に対してフォーミュレーションチャンバの出口を使用可能に接続することのでき る流体連通手段とを備えている液体経腸栄養物を補給するための器具。 2.前記マーカー染料が白色光下で見える着色染料である請求 の範囲第1項に記載の器具。 3.前記マーカー染料が蛍光を発する染料である請求の範囲第1項に記載の器具 。 4.前記フォーミュレーションチャンバにおける少なくとも一つの持続式放出リ ザーバの外部が容易に分散する着色染料によって被覆されている請求の範囲第1 項に記載の器具。 5.前記フォーミュレーションチャンバがドリップチャンバである請求の範囲第 1項に記載の器具。 6.前記フォーミュレーションチャンバが、少なくとも一つの生理学的に受容可 能なマーカー染料を含む複数の持続式放出リザーバを含む請求の範囲第1項に記 載の器具。 7.液体経腸栄養物が水性組成物であり、マーカー染料を含む少なくとも一つの 持続式放出リザーバの各々が、少なくとも一つの水溶性マーカー染料を含む水溶 性成分送出装置である器具であって、 少なくとも一つの内部質量移入コンダクタを含み、 少なくとも一つの水溶性マーカー染料が少なくとも一つの内部質量移入コンダ クタ中に配置され、少なくとも一つの内部質量移入コンダクタは少なくとも一つ の水溶性マーカー染料の通 過に対して透過性であり、 かつ少なくとも一つの内部質量移入コンダクタを囲む膜を含み、この膜は、液 体経腸栄養物がこの膜を通過して患者の腸に投与されるときに採用された液体経 腸栄養物に少なくとも一つの水溶性マーカー染料の有用な量を放出する請求の範 囲第1項に記載の器具。 8.前記マーカー染料を含む少なくとも一つの持続式放出リザーバが、液体経腸 栄養物の媒体中で可溶性である少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー 染料を含む浸透駆動式装置であり、 第一端部と第二端部を有する長いキャビティを画定する本体壁と、 キャビティ内で長さ方向に滑動可能であり、キャビティの側部で本体に接触し ているピストンとを備えており、 前記ピストンはキャビティ中に、第一ゾーンと第二ゾーンとを画定し、該第一 ゾーンは水活性の物質で満たされており、 第二ゾーンは液体または溶液の形の少なくとも一つの生理学的に受容可能なマー カー染料で満たされており、 本体は第一部分及び第二部分とを有し、第一部分は、キャビ ティの第一ゾーン及び第一端部と、隣接する第二ゾーンの一部とを囲んだ水分透 過可能な膜であり、本体壁の第二部分は、少なくともキャビティの第二端部を囲 むと共に第一部分に重なった液体経腸栄養物を透過しない膜であり、キャビティ の第二端部においてオリフィスが膜を通って形成されており、各本体壁部分は、 水分の存在下で少なくとも24時間の間その完全性を維持する材料でできている 請求の範囲第1項に記載の器具。 9.前記液体経腸栄養物が水性組成物であり、マーカー染料を含む少なくとも一 つの持続式放出リザーバが浸透被駆動装置であり、該装置が、水性流体の存在下 で完全性を維持する半透過性の組成物によって少なくとも一部が作られている外 壁で形成されたカプセルを備えており、該外壁は、制御された速度で空間を占め る水活性の膨脹可能な組成物または水活性の組成物を含む水活性層と、水活性層 によって囲まれると共に外部カプセルの外側に延びる内腔に連通する内部カプセ ルとを取り囲んでおり、該内部カプセルは、液体または溶液製剤の形態で少なく とも有用な量の水溶性マーカー染料を含み、内部カプセルの壁は補給される液体 経腸栄養物に対して実質的に不透過性である請求の範囲第1項に記載の器具。 10.マーカー染料を含む複数の持続式放出リザーバがあり、このような持続式 放出リザーバの各々は実質的に、少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカ ー染料を含むミクロスフェア粒子を含み、それぞれの粒子は零から六つのマイク ロカプセル被覆厚さを有し、この被覆厚さは、液体経腸栄養物にある時間以上接 触すると、粒子中から少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー染料を徐 々に溶解して放出する請求の範囲第1項に記載の器具。 11.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバが、少なくとも一つの生理学的 に受容可能なマーカー染料によって含浸された集塊分子ふるい形であり、集塊分 子ふるいは、液体経腸栄養物にある時間以上接触すると少なくとも一つの生理学 的に受容可能なマーカー染料を徐々に生ずる請求の範囲第1項に記載の器具。 12.前記少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー染料が青色染料また は複数の青色染料の混合物である請求の範囲第1項に記載の器具。 13.前記少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー染料が、F.D.& C.Blue #1またはF.D.& C. Blue #2である請求の範囲第12項に記載の器具。 14.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバが、液体経腸栄養物にさらされ る間、少なくともリザーバの有効寿命だけその完全性を実質的に維持し、リザー バは矩形固形物の形状をなす請求の範囲第1項に記載の器具。 15.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバがフォーミュレーションチャン バ内のメッシュバッグ中に閉じ込められている請求の範囲第1項に記載の器具。 16.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバがフォーミュレーションチャン バ内の小孔を有するバッグ中に閉じ込められている請求の範囲第1項に記載の器 具。 17.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバが非常に多孔性の繊維質パック 中に閉じ込められている請求の範囲第1項に記載の器具。 18.前記繊維質パックが持続式放出リザーバ中にない追加のマーカー染料を含 む請求の範囲第17項に記載の器具。 19.前記繊維質パックが不織構造である請求の範囲第17項に記載の器具。 20.前記フォーミュレーションチャンバはマーカー染料を含 む少なくとも一つの持続式放出リザーバに加えて持続式放出リザーバに入ってい ない可溶性の生理学的に受容可能なマーカー染料を含む請求の範囲第1項に記載 の器具。 21.前記少なくとも一つの持続式放出リザーバがフォーミュレーションチャン バ内の小孔を有する板または格子の上の支持されている請求の範囲第1項に記載 の器具。 22.液体経腸栄養物の供給容器に接続可能であると共に入口及び出口を有する フォーミュレーションチャンバと、 フォーミュレーションチャンバを通る液体経腸栄養物と物理的に接触するよう にフォーミュレーションチャンバの内部に配置された少なくとも一つの持続式放 出リザーバであって、フォーミュレーションチャンバ中に存在する少なくとも一 つの持続式放出リザーバが、液体経腸栄養物の媒体中で可溶性の少なくとも一つ の生理学的に受容可能なマーカー染料を含む浸透被駆動装置である前記少なくと も一つの持続式放出リザーバと、前記フォーミュレーションチャンバの出口を、 染料によってマーキングされた液体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給するための 装置に使用可能に接続することのできる流体連通手段とを備えている液体経腸栄 養物を補給するための器具。 23.前記浸透被駆動装置が、水性流体の存在下で完全性を維持する半透過性の 組成物によって少なくとも一部が作られている外壁で形成されたカプセルの形状 をなし、該外壁は、制御された速度で空間を占める水活性の膨脹可能な組成物ま たは水活性の組成物を含む水活性層と、水活性層によって囲まれると共に外部カ プセルの外側に延びる内腔に連通する内部カプセルとを取り囲んでおり、該内部 カプセルは液体製剤の形で少なくとも一つのマーカー染料を含み、該内部カプセ ルの壁は補給される液体経腸栄養物に対して実質的に不透過性である請求の範囲 第22項に記載の器具。 24.前記マーカー染料が白色光下において液体経腸栄養物中で見える着色染料 である請求の範囲第23項に記載の器具。 25.前記着色染料がF.D.& C.#1 Blue染料またはF.D.& C.#2 Blue染料である請求の範囲第24項に記載の器具。 26.前記マーカー染料が蛍光を発する染料である請求の範囲第23項に記載の 器具。 27.前記マーカー染料が着色染料及び蛍光染料の混合物である請求の範囲第2 3項に記載の器具。 28.一つの持続式放出リザーバを中に配置したドリップチャンバであって、該 持続式放出リザーバは適度の賦形剤の他に唯一の水溶性の成分として腸に使用す るために生理学的に受容可能な少なくとも一つの水溶性マーカー染料の少なくと も有効な量を含むドリップチャンバ。 29.少なくとも一つの追加の持続式放出リザーバを中に配置しており、各追加 持続式放出リザーバは唯一の水溶性の成分として生理学的に受容可能な少なくと も一つの水溶性マーカー染料の少なくとも有効な量を含む請求の範囲第28項に 記載のドリップチャンバ。 30.入口及び出口を有すると共に液体経腸栄養物の供給容器に接続可能なフォ ーミュレーションチャンバであって、その中にフォーミュレーションチャンバを 通る液体経腸栄養物に濡らされるかまたはその中に浸けられるような位置に少な くとも一つの持続式放出リザーバを支持するための手段を有するフォーミュレー ションチャンバと、 液体経腸栄養物の媒体中で可溶性である少なくとも一つの生理学的に受容可能 なマーカー染料を含む少なくとも一つの持続式放出リザーバであって、少なくと も一つの生理学的に受容可 能なマーカー染料が、白色光または紫外線下で見える彩色を少なくとも2時間液 体経腸栄養物に付与するのに少なくとも十分な量だけ存在し持続的に放出可能で ある少なくとも一つの持続式放出リザーバと、 少なくとも一つの生理学的に受容可能なマーカー染料を見えるように含む液体 経腸栄養物を患者の胃腸管に補給するための管に対してフォーミュレーションチ ャンバの出口を使用可能に接続することのできる流体連通手段とを備えている液 体経腸栄養物を患者の胃腸管に補給するためのキット。
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