JP2001510692A - 動脈瘤の治療装置 - Google Patents

動脈瘤の治療装置

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Abstract

(57)【要約】 動脈瘤の治療装置(30)は、カテーテル(14)の末端部に取外し可能なように取り付けられた袋体(31)を備え、この袋体は動脈瘤(20)内に挿入されるように構成され且つしなやかで伸長する材料により形成され且つ血液成分の少なくともいくつかが浸透する性質の材料で形成されたものとされる。袋体が挿入されると、その中に別個のGDコイル(18)が挿入される。袋体は、目印リング(46)を規制する、ガイドワイヤー(40)の肩部(42)または幅広部(50)によって挿入される。袋体の材料は血液凝固を促進させるものとできる。他の態様では、袋体(131)が、挿入の間、カテーテルの端部を取り囲むように配置される。挿入が完了したならば電気分解性を有する支柱(32,172)が取り除かれ、袋体はカテーテルから分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動脈瘤の治療装置に関し、特に頭蓋内の動脈瘤の血管内治療に使用
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行する2つの特許が類似の装置を開示しているが、それらは患者の血管を遮
断するための装置であって、動脈瘤を閉塞するために設計されてはいない。具体
的には、米国特許5,334,210号が、血液の流通を妨げるためのリップス
トップナイロン製の袋体を含む血管閉塞部品を開示している。この袋体は、所定
のダイアモンド形をなしており、したがって動脈瘤に対して適応させるのには不
向きなものである。さらに、この袋体の材料は重くかつ伸張しない性質を有して
いるので、細い頭蓋内の血管を通して導入するのは困難である。ガイドワイヤー
は備えておらず、袋体は摩擦によって作動する装置により着脱される。
【0003】 同様に、国際公開第96/01591号は、自己膨張する血管閉塞装置を開示
している。金属製織物からなる籠状体が予め形成され、折り畳まれてカテーテル
を介して通され、当該籠状体に取り付けたガイドワイヤーにより所定部位に配置
され、その後、患者の静脈内において膨張される。金属製の本体を通すことは患
者に外傷を及ぼすおそれがあるので、籠状体はカテーテルの内側を通して移動さ
せる。
【0004】 本発明に係る装置は、ググリエルミ(Guglielmi)の着脱可能なコイル装置( GDコイル)を使用するのに特に好適である。このコイル装置は、ググリエルミ
・ジー、ヴィヌエラ・エフ、ダックウィラー・ジー、ディオン・ジェイ,「電気
的に取外し可能なコイルを用いた後部循環動脈瘤の血管内治療」,ジェイ・神経
外科,77:515−524,1992(Guglielmi G., Vinuela F., Duckwile
r G., Dion J., et al, endovascular treatment of posterior circulation an
eurysms using electrically detachable coils. J Neurosurgery. 77: 515-524
, 1992. )に開示されている。
【0005】 頭蓋内動脈壁の弱いところに頭蓋内(脳)嚢状動脈瘤が発生した場合、動脈の
側壁にバルーンのような瘤が成長することになる。かかる動脈瘤は非常に重要で
ある。なぜならば、かかる動脈瘤は破裂して脳の表面への出血(クモ膜下出血)
を引き起こし易く、その場合外科手術を行わなければ30%以上の患者が24時
間以内に死に至り、さらに25〜30%の患者が次の4週間以内に死に至るから
である。
【0006】 最近まで、脳動脈瘤の一般的な治療方法は、バルーンの首部を縛るように動脈
瘤の首部を横切ってクリップする神経外科手術によってなされてきた。ここ10
〜15年では、動脈瘤閉塞のための血管内技術が発展している。これらの技術は
、装置や材料を管(カテーテル)によって親動脈を通り動脈瘤へ送り込み、それ
らによって血液や血栓の凝固を減少させるとともに、それを効果的に血液循環か
ら除外する、という共通の特質を有している。一般に、カテーテルは鼠径部の大
腿動脈を通して挿入されるとともに、その手順がX線透視法によって監視される
。それゆえ装置は、直接的な目視なしに約1m程の距離をおいて遠隔操作される
。1980年代中頃においては、動脈瘤閉塞のためラテックスやシリコンラバー
製のバルーンが使用されていた。その効果は小さく、かつ死亡率は高かった。そ
の理由は、1.動脈瘤を一つのバルーンにより完全に満たせることがめったにな
く、2.仮に、二つ以上のバルーンを用いても、満たされない大きなスペースが
動脈瘤内に残るに違いなく(一つの球は、それよりも小さい複数の球により完全
に満たされることはない)、3.それら一つ又は複数のバルーンによって動脈瘤
壁の拡張が起こり易く且つそれを見ることも計測することもできないことにある
【0007】 他の者は、不活性金属製(一般的には白金)のソフトコイルを動脈瘤に詰める
とともにその内部の血栓を減少させるために使用して、注目すべき成功を収めて
いる。当初、コイルは自由な状態でカテーテルの中を単純に推し進められ、一度
カテーテルから出てしまうと取り戻すことができなかった。そのため、この方法
はコントロールが難しく、危険なものであった。
【0008】 1991年になると、コイル技術の重要な進歩であるGDコイルが現れ、そし
てそれは脳動脈瘤の血管内治療において唯一受け入れられた装置となった。基本
的かつ単純な柔らかい白金コイルであるが、それは前述の自由なコイルとは異な
って繋がれており、よって使用者がそれを離すことを選ぶまではコントロール可
能なものである。
【0009】 GDコイルは、特に後部頭蓋内循環における動脈瘤に対して非常に有効である
ことが証明されている。GDコイルは、他の手段により手術不能と考えられるよ
うな動脈瘤の治療にもしばしば使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、GDコイルには次のような問題点がある。 1.大きい(1cmより大)または非常に大きい(2.5cmより大)動脈瘤に
対して、相対的に効果に乏しい。 2.治療した動脈瘤の首部を横切って内皮を成長させるのに失敗する。 3.コイルが動脈瘤の広い首部から脱出し、親動脈を塞ぎがちである。 4.コイルが動脈瘤壁を貫通することにより、早期(処置において)または後発
的(後の治療において)破裂が起こる。 本発明は、上述の問題点の一つまたはそれ以上を解決若しくは減少することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様としては、カテーテルと、このカテーテルの一端部に取外
し可能なように取り付けられた、動脈瘤内に挿入されるように構成され且つ血液
成分の少なくともいくつかが浸透する性質の材料で形成された袋体とを有する動
脈瘤の治療装置が提供される。
【0012】 カテーテルは袋体と連結されており、袋体が動脈瘤内にある状態で、袋体をカ
テーテルから取り外す前において一つまたはそれ以上のGDコイルまたは他の好
適な挿入体を袋体内に配置させることができるようになっている。
【0013】 袋体は、袋体およびカテーテルの挿入を補助するためのガイドワイヤーを備え
るものとできる。また袋体は一つまたはそれ以上の目印リングを有するものとで
き、ガイドワイヤーは、目印リングの一つが一方向移動するように規制する肩部
を有するものとできる。
【0014】 袋体の材料は、動脈瘤の内部サイズおよび形状に適合するように、ナイロンス
トッキングのような可撓性を有しかつ伸張可能なものが好適である。袋体の材料
は非金属製であり、天然または合成繊維材料により形成することができる。
【0015】 袋体の材料は、凝固を促進するようなものであっても良いし、あるいはまた凝
固を阻止するようなものであっても良い。
【0016】 袋体は、袋体と、袋体が取外し可能に取り付けられるカテーテルと、ガイドワ
イヤーとを含むパーツキットの一部として提供されても良い。
【0017】 本発明の第2の態様としては、カテーテルと、このカテーテルの一端部に取外
し可能なように取り付けられた、動脈瘤内に挿入されるように構成されるととも
に可撓性且つ局所的に伸長可能な材料で形成された袋体とを有する動脈瘤の治療
装置が提供される。
【0018】 本発明の第3の態様としては、環状または分割環状の部材を患者内に導入する
ための装置であって、一端部または一端部に隣接して要素を有するカテーテルを
含み、カテーテルに沿って要素まで延在する少なくとも一つの電極を有し、要素
は、間隔をおいて配置された二つまたはそれ以上の支柱により部材と連結されて
おり、支柱は、電極に電流が流れたときに電気分解により取り除くことができる
ように構成されている装置が提供される。
【0019】 好適には、カテーテルの要素もまた環状または分割環状をなし、支柱によって
、部材と要素とが相対的に一定の例えばそれらの平面が平行をなす安定した配置
を維持させる。
【0020】 本発明の第4の態様としては、患者内に袋体を導入するための装置であって、
袋体は実質的に環状の開口を有し、ガイドワイヤーは、開口を通り自由に通過す
る第1部分と開口を通り自由に通過しない第2部分とを備え、それによってガイ
ドワイヤーが、袋体を導入するための一方向移動手段をなす装置が提供される。
【0021】 第1の部分は、第2の部分をなす軸の端の、幅が狭い端部とすることができ、
それら第1および第2部分の間に段部または肩部が形成される。一方、第2の部
分は長さの短い幅広部、たとえば他の一定の細さの断面を有するガイドワイヤー
上に設けた球状部材により形成することもできる。
【0022】 袋体の開口は、目印リングによって与えられるようにすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、具体例によって本発明の好適な実施形態につい
て述べる。
【0024】 図1に示されるように、従来技術のようにGDコイルを単独で使用するときに
は、各装置10は、コイル18がスチール製の押込みワイヤーに対して単独連結
により溶接又ははんだ付けされ、ワイヤー11のはんだ付け接合個所12は非常
に細いものとされる。ワイヤーは、接合個所から約1mmの部位まで電気的に絶
縁される。装置10は、カテーテル14を通して動脈瘤20内に導入される。正
常な頭蓋動脈は21で示されている。カテーテル14の白金製の目印16と押込
みワイヤー11の白金製の目印16とが並んだときが、コイル18が所望の取外
し位置にいることを表す。
【0025】 装置10が所望の位置に操作されているならば、正の低電圧(約3.5V)を
ワイヤーの基端部に加える。負端子は患者の鼠径部にあるアース針に接続される
。1mAの電流を通すことにより、押込みワイヤーの末端部が電気分解侵食を生
じ、約2分でコイル18が取り外される。さらに図2に示されるように、コイル
18は動脈内に十分に詰め込まれ、それ以上挿入することができなくなるまで順
次挿入される。
【0026】 図3〜5は、本発明に係る装置30を示しており、この装置は、2つのスチー
ル製アタッチメント支柱32を用いてカテーテル14の末端部に対して取外し可
能に取り付けられた、ライナーをなす袋体または封筒状袋体31を備えるもので
ある。
【0027】 この態様の基本コンセプトは、GDコイルを挿入する前に袋体31を動脈瘤2
0内に挿入するところにある。
【0028】 簡単に説明すると、袋体31は、血液を含む液体が浸透可能な材料によりなる
略球形の封筒状袋体である。袋体31は、動脈瘤20と同等のサイズ範囲とされ
る。袋体31は、カテーテル14の端部に取り付けられた状態で動脈瘤20内に
挿入され、その中にGDコイル18(または他の物)が挿入される間は、カテー
テルに取り付けられたままとされ、動脈瘤壁に接するように膨張される。コイル
の塊が出来上がり取り外されたならば、袋体31は自身を運んだカテーテル14
から取り外され、カテーテルは引込められる。
【0029】 図5のガイドワイヤー40は、普通、カテーテルのみを挿入するのに使用され
るが、ここではカテーテル端部の袋体31を動脈瘤20の位置まで導くためにも
使用される。ガイドワイヤーは幅の狭い断面の先端部41を有し、ワイヤーの残
部とともに肩部42を形成している。先端部41の長さは約1〜2cmとされ、
挿入を補助するためにワイヤー残部よりも曲がり易いものとされている。ワイヤ
ーの横断面は、当該ワイヤー40が袋体31の白金製の基端(または南極)目印
リング36を自由に通過するものの、白金製の頂端(または北極)目印リング4
6については先端部41のみが通過可能なように構成されている。かくして、肩
部42によって頂端目印46が規制され、ガイドワイヤーは袋体31を挿入しカ
テーテル14を取り外すために一方向移動するように動作する。ワイヤー40の
幅広部が袋体を縦軸方向に伸ばし、袋体を相対的に長く且つ狭い形状に保持する
ことによって、挿入が容易となる。これは血管内における操作および動脈瘤内へ
の案内を容易にする。
【0030】 袋体の基端目印36とカテーテルの目印16とが並べば、袋体31が確実に正
確な位置にあることになる。袋体が正確な位置に位置決めされたならば、カテー
テル14に取り付けられた袋体を残して、ガイドワイヤー40は引込められる。
【0031】 次に、押込みワイヤー11にそれぞれ取り付けられたGDコイル18が、公知
の方法と同様に、順次、カテーテル14を伝って導入され、袋体31内に挿入さ
れる。
【0032】 次に図3に示されるように、袋体は膨張され、動脈瘤の内側にぴったりと合わ
される。袋体31が十分な量詰め込まれ、先のGDコイル18が取り外され、そ
の押込みワイヤーが取り除かれたならば、続いて袋体31がカテーテル14から
取り外される。カテーテルの取外し機構は、GDコイルアタッチメントのそれを
改良したものであり、電気分解による取外しが可能である。袋体はその基部にお
いて、白金または他の好適な材料により形成され、直径がカテーテルと等しい小
リング(図示していない)に取り付けられている。このリングは、送り込みカテ
ーテルの末端目印リング16の上に配置され、このリング16に対し二つの細い
スチール製支柱によって取り付けられている。末端目印リング16は反対側にお
いて送り込みカテーテルの壁に埋め込まれた細い電極に接続されている。取り外
しは、GDコイルの取り外しと同様の方法で電気分解により行われる。
【0033】 袋体31の材料は、局所的な伸張がある程度可能な、非常に細かく編まれた、
撚られたまたは織られた生地とされる。袋体は、ガイドカテーテルおよび血管を
通して通過させるために、潰れた状態で可能限り嵩張らないようなものとされる
が、動脈瘤のサイズ、おそらく3cm程度まで、設計サイズに到達するまでは著
しい抵抗なしに膨張できなければならない。それら編物、撚り物または織物は、
コイル18の先端による貫通力に抵抗するのに十分な程度に目が詰まっているも
のとされる。好適な材料は5デニールのナイロンである。袋体は、コイル18を
収容し且つ動脈瘤の首部からそれらが抜け出るのを防止するのに十分な強度を有
するものとされる。したがって、袋体31全体は、動脈瘤内に配置され、血管に
は完全に何もなくなるように構成される。
【0034】 袋体31を使用することによって、動脈瘤壁が補強されて動脈瘤破裂の危険性
が少なくなり、それら動脈瘤の首部が架橋されるとともにコイルが収容され、コ
イル18の挿入が容易となり、コイルが抜け出す可能性も低くなる。また袋体3
1は伸張性材料で形成され自己膨張しないものであり、ほぼ球形をなしているも
のの、それは詳細にはコイル18の挿入により個々の動脈瘤の形状に適合する。
さらにまた、動脈瘤壁の繊維症を引き起こして、永久的にそれを強化するととも
にさらに内皮細胞が動脈瘤の首部を横切って成長するための骨組みを形成し、親
血管の正常な血流が回復される。それは、大きな動脈瘤の良好な治療となるとと
もに、動脈瘤の再成長の可能性も低減させる。
【0035】 上述の装置に対しては様々な改良を施すことができる。たとえば、図6の改良
に示されるように、ガイドワイヤー40は、幅広な例えばボール型として知られ
るような短い部分50を有するものとできる。これは先端41ガイドワイヤーの
シャフトとの間に備えられる。この例では、マイクロカテーテル14は、支柱3
2を電気分解するために、その壁部内に埋め込まれた螺旋状の電極59を有する
【0036】 装置30の挿入手段は選択的に変更でき、目印リング36,46を同径とした
り、あるいはカテーテル14の端部が基端目印36は通過するものの頂端目印4
6は通過しないように構成したりすることができる。
【0037】 リングの意味は、あらゆる形状のリングを含み、分割リングもまた同様である
【0038】 支柱32は、一つ又は三つまたはそれ以上など、いくつ備えていても良い。機
械的な着脱装置や、カテーテル14の引き抜き若しくは袋体31の押し外しによ
る取り外しの摩擦を利用したアタッチメントを選択して用いることができる。
【0039】 袋体31の材料は、タイツを作るのに使用されてきた材料の類型に当てはまる
もののうち非常に上質なものを用いることができる。絹などの天然繊維や、ナイ
ロン、ライクラ、ダクロン、テフロンなどの人工繊維が適している。ゴアテック
スのような多孔性膜は検討することができる(ゴアテックスは、一般に水をベー
スとする液体が透過しないと考えられているが、予めアルコールで湿らせておき
続いてアルコールを水で置換すれば、水は自由に透過するようになる。プラズマ
もまた透過できるが、血液の細胞要素は透過できないであろう。)選択された材
料は繊維芽細胞または内皮細胞の侵入のための骨組みとして働くのであるが、そ
の生地には他の材料、例えば細胞の成長を促進させるためのコラーゲンや血栓を
減らすヘパリンをしみ込ませることが可能である。
【0040】 改良の一つとして、袋体を、例えばダクロンシート材を用いて、複数の貫通孔
を有するバルーン状に形成することができる。これは、強く、滑らかで、軽くか
つコンパクトであるという利点を有する。しかしながら、特別な動脈瘤の形状に
対して適合するには弾性が十分でないかもしれない。
【0041】 電極49,59は、撚り形成された電気伝導材をカテーテルの壁部に埋め込むこ
とより形成できる。
【0042】 図7に示す形態では、装置130は、ライナー袋体131の南極リング136
を現実に通過することができる目印リング116が一体化されたマイクロカテー
テル114を有する。リング136は、カテーテル114の末端部分まで前後に
沿って自由に移動できる。南極リング136を通過するには幅が広すぎる取外し
リング117は、電気分解可能な支柱172によってカテーテルの目印リングに
取り付けられている。ガイドワイヤー140のボール150は、北極リング14
6を通過するのには幅が広すぎるが、取外しリング117、端子目印116およ
びカテーテル114を通過する程度には十分に幅が狭くなっているものである。
前述のように、ガイドワイヤー140は曲がり易い先端部141を有している。
さらにまた、カテーテル114は、必要に応じて支柱172を取り除くための、
自身の壁部に埋め込まれた電極(図示していない)を有している。
【0043】 使用する場合、装置130は、袋体131の内側にリング117を有するよう
に組み立てられ、袋体131がカテーテルの末端部にだらりと保持される。装置
は、袋体131、カテーテル114およびガイドワイヤー140とともに、ほぼ
図示の配置で、とはいえ袋体に対して相対的に僅かに前に出た相対的な配置で、
動脈瘤へと導かれる。取外しリング117は、袋体の北極リング146に向かっ
て正確に押し上げられる。
【0044】 次に、ガイドワイヤー140をカテーテルから引き抜き、カテーテルを僅かに
引込めその末端が袋体の中心付近に位置させる。続いて、コイル18をカテーテ
ルを通して動脈瘤内側の袋体内に配置する。袋体が充満するにつれて、カテーテ
ルは南極リング136に向かって押し進められるが、リング117によってカテ
ーテルが袋体から離れてしまうのは妨げられる。
【0045】 袋体が充満したならば、支柱172を電気分解除去し、リング117を取り外
す。続いてカテーテル114を袋体131から引き抜き、患者から取り除く。南
極リング136によって、コイル18を含む袋体内側にリング117が保持され
る。それゆえ、リング117は適切な材料により形成されなければならない。
【0046】 本形態の利点は、動脈瘤に向けておよびその中へより容易に導くことが可能で
あるところにある。また、本形態によると、袋体131内へコイル18を放出す
る位置をより正確にコントロールできるようになる。
【0047】 袋体31,131はGDコイル以外の要素、例えば異なる形状の要素および/
または治癒反応を引き起こす物質を含む若しくは収容する要素により満たすこと
ができる。挿入体は、取外し可能な又は押し込み可能な白金製コイルや、液体と
して注入され袋体の中で凝固する注入可能な粒子または物質を含むことができる
。これらの物質は治癒反応を引き起こさせる生物活性物質を含むこともできるし
含まないようにすることもできる。
【0048】 実際には、袋体31,131は適切な多孔性の適切な材料により形成すれば、
袋体を要素18により満たす必要はなく、動脈瘤内において袋体を膨張させるの
には十分かもしれない。さらにまた、袋体は血液の全成分が透過しない性質のも
のとできるかもしれない。
【0049】 また、上述の装置は体の他の部位に位置する動脈瘤にたいしても使用すること
ができる。
【0050】 結論として、好適な袋体の特性のいくつかをまとめると次記に示すようになる
。 1.つぶした状態で現状のガイドカテーテルシステムを通るのに十分な小ささ。 2.曲がりくねった血管を通り抜けるのに十分なしなやかさ。 3.ガイドワイヤーによる導入が可能。 4.GDコイルにより設計サイズまで膨張が可能。 5.コイルを含むのにまた動脈瘤を補強するのに十分な強度。 6.無毒であること。 7.放射線不透過性の目印を有し、位置を監視できること。 8.送込みカテーテルに対してしっかりと取り付けられるが、必要時には取り外
せること。 9.繊維芽細胞および内皮細胞が侵入でき、かつその骨組みとして働くこと。 10.縦形と略球状との間で伸長できること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、頭蓋内動脈瘤の内側にある一般的なGDコイルを示す断面図である。
【図2】 図2は、GDコイルで詰められた図1の動脈瘤を示す図である。
【図3】 図3は、頭蓋内動脈瘤の内側にある本発明の第1の態様に係る装置を示す図で
ある。
【図4】 図4は、図3の装置を示す拡大図である。
【図5】 図5は、挿入のためにつぶされた状態の、図3および図4の装置を示す拡大図
である。
【図6】 図6は、本発明に係る改良装置を示している。
【図7】 図7は本発明の第2の態様の装置を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月18日(2000.1.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、動脈瘤の治療装置に関し、特に頭蓋内の動脈瘤の血管内治療に使用
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 先行する2つの特許が類似の装置を開示しているが、それらは患者の血管を遮
断するための装置であって、動脈瘤を閉塞するために設計されてはいない。具体
的には、米国特許5,334,210号が、血液の流通を妨げるためのリップス
トップナイロン製の袋体を含む血管閉塞部品を開示している。この袋体は、所定
のダイアモンド形をなしており、したがって動脈瘤に対して適応させるのには不
向きなものである。さらに、この袋体の材料は重くかつ伸張しない性質を有して
いるので、細い頭蓋内の血管を通して導入するのは困難である。ガイドワイヤー
は備えておらず、袋体は摩擦によって作動する装置により着脱される。
【0003】 同様に、国際公開第96/01591号は、自己膨張する血管閉塞装置を開示
している。金属製織物からなる籠状体が予め形成され、折り畳まれてカテーテル
を介して通され、当該籠状体に取り付けたガイドワイヤーにより所定部位に配置
され、その後、患者の静脈内において膨張される。金属製の本体を通すことは患
者に外傷を及ぼすおそれがあるので、籠状体はカテーテルの内側を通して移動さ
せる。
【0004】 本発明に係る装置は、ググリエルミ(Guglielmi)の着脱可能なコイル装置( GDコイル)を使用するのに特に好適である。このコイル装置は、ググリエルミ
・ジー、ヴィヌエラ・エフ、ダックウィラー・ジー、ディオン・ジェイ,「電気
的に取外し可能なコイルを用いた後部循環動脈瘤の血管内治療」,ジェイ・神経
外科,77:515−524,1992(Guglielmi G., Vinuela F., Duckwile
r G., Dion J., et al, endovascular treatment of posterior circulation an eurysms using electrically detachable coils. J Neurosurgery. 77: 515-524
, 1992. )に開示されている。
【0005】 頭蓋内動脈壁の弱いところに頭蓋内(脳)嚢状動脈瘤が発生した場合、動脈の
側壁にバルーンのような瘤が成長することになる。かかる動脈瘤は非常に重要で
ある。なぜならば、かかる動脈瘤は破裂して脳の表面への出血(クモ膜下出血)
を引き起こし易く、その場合外科手術を行わなければ30%以上の患者が24時
間以内に死に至り、さらに25〜30%の患者が次の4週間以内に死に至るから
である。
【0006】 最近まで、脳動脈瘤の一般的な治療方法は、バルーンの首部を縛るように動脈
瘤の首部を横切ってクリップする神経外科手術によってなされてきた。ここ10
〜15年では、動脈瘤閉塞のための血管内技術が発展している。これらの技術は
、装置や材料を管(カテーテル)によって親動脈を通り動脈瘤へ送り込み、それ
らによって血液や血栓の凝固を減少させるとともに、それを効果的に血液循環か
ら除外する、という共通の特質を有している。一般に、カテーテルは鼠径部の大
腿動脈を通して挿入されるとともに、その手順がX線透視法によって監視される
。それゆえ装置は、直接的な目視なしに約1m程の距離をおいて遠隔操作される
。1980年代中頃においては、動脈瘤閉塞のためラテックスやシリコンラバー
製のバルーンが使用されていた。その効果は小さく、かつ死亡率は高かった。そ
の理由は、1.動脈瘤を一つのバルーンにより完全に満たせることがめったにな
く、2.仮に、二つ以上のバルーンを用いても、満たされない大きなスペースが
動脈瘤内に残るに違いなく(一つの球は、それよりも小さい複数の球により完全
に満たされることはない)、3.それら一つ又は複数のバルーンによって動脈瘤
壁の拡張が起こり易く且つそれを見ることも計測することもできないことにある
【0007】 他の者は、不活性金属製(一般的には白金)のソフトコイルを動脈瘤に詰める
とともにその内部の血栓を減少させるために使用して、注目すべき成功を収めて
いる。当初、コイルは自由な状態でカテーテルの中を単純に推し進められ、一度
カテーテルから出てしまうと取り戻すことができなかった。そのため、この方法
はコントロールが難しく、危険なものであった。
【0008】 1991年になると、コイル技術の重要な進歩であるGDコイルが現れ、そし
てそれは脳動脈瘤の血管内治療において唯一受け入れられた装置となった。基本
的かつ単純な柔らかい白金コイルであるが、それは前述の自由なコイルとは異な
って繋がれており、よって使用者がそれを離すことを選ぶまではコントロール可
能なものである。
【0009】 GDコイルは、特に後部頭蓋内循環における動脈瘤に対して非常に有効である
ことが証明されている。GDコイルは、他の手段により手術不能と考えられるよ
うな動脈瘤の治療にもしばしば使用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、GDコイルには次のような問題点がある。 1.大きい(1cmより大)または非常に大きい(2.5cmより大)動脈瘤に
対して、相対的に効果に乏しい。 2.治療した動脈瘤の首部を横切って内皮を成長させるのに失敗する。 3.コイルが動脈瘤の広い首部から脱出し、親動脈を塞ぎがちである。 4.コイルが動脈瘤壁を貫通することにより、早期(処置において)または後発
的(後の治療において)破裂が起こる。 本発明は、上述の問題点の一つまたはそれ以上を解決若しくは減少することを
目的とする。
【0011】 なお国際公開第96/18343号は、自身を取り囲むネットを有する塞栓症 に用いるコイルを開示している。欧州特許公開公報第0352325号は、内側 および外側バルーンを含む装置、およびそれに貫通孔を形成した装置のいずれも 開示している。国際公開第96/12367号は、電気分解の影響を受け易い捨 てリンク手段によって取外しが達成される、塞栓症に用いるコイルを開示してい る。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1の態様としては、カテーテルと、このカテーテルの一端部に取外
し可能なように取り付けられた、自身の内側がカテーテルに連通する袋体とを有 し、袋体は 動脈瘤内に挿入されるように構成され、少なくとも一つの挿入体を有 し、その又はそれぞれの挿入体を、袋体が動脈瘤内にある状態で且つ袋体がカテ ーテルから取り外される前に、袋体内に配置するための手段を備えることを特徴 とする、 動脈瘤の治療装置が提供される。
【0013】 袋体は、袋体およびカテーテルの挿入を補助するためのガイドワイヤーを備え
るものとできる。また袋体は一つまたはそれ以上の目印リングを有するものとで
き、ガイドワイヤーは、目印リングの一つが一方向移動するように規制する肩部
を有するものとできる。したがってガイドワイヤーは、軸状をなす第2の部分の 端に、幅が狭い第1の端部分を有し、それら第1および第2部分の間に段部また は肩部が形成される。一方、第2の部分は長さの短い幅広部、たとえば他の一定 の細さの断面を有するガイドワイヤー上に設けた球状部材からなるものとするこ ともできる。
【0014】 袋体の材料は、動脈瘤の内部サイズおよび形状に適合するように、ナイロンス
トッキングのような可撓性を有しかつ伸張可能なものが好適である。袋体の材料
は非金属製であり、天然または合成繊維材料により形成することができる。
【0015】 袋体の材料は、凝固を促進するようなものであっても良いし、あるいはまた凝
固を阻止するようなものであっても良い。
【0016】 袋体は、袋体と、袋体が取外し可能に取り付けられるカテーテルと、ガイドワ
イヤーとを含むパーツキットの一部として提供されても良い。
【0017】 本発明の第2の態様としては、一端部または一端部に隣接して要素を有するカ テーテルを含み、カテーテルに沿って要素まで延在する少なくとも一つの電極を 有する、環状または分割環状の部材を患者内に導入するための装置であって、要 素は、間隔をおいて配置された二つまたはそれ以上の支柱により部材と連結され ており、支柱は、電極に電流が流れたときに電気分解により取り除くことができ るように構成されていることを特徴とする装置が 提供される。
【0018】 好適には、カテーテルの要素もまた環状または分割環状をなし、支柱によって
、部材と要素とが相対的に一定の例えばそれらの平面が平行をなす安定した配置
を維持させる。
【0019】
【発明の実施の形態】 以下、添付図面を参照しつつ、具体例によって本発明の好適な実施形態につい
て述べる。
【0020】 図1に示されるように、従来技術のようにGDコイルを単独で使用するときに
は、各装置10は、コイル18がスチール製の押込みワイヤーに対して単独連結
により溶接又ははんだ付けされ、ワイヤー11のはんだ付け接合個所12は非常
に細いものとされる。ワイヤーは、接合個所から約1mmの部位まで電気的に絶
縁される。装置10は、カテーテル14を通して動脈瘤20内に導入される。正
常な頭蓋動脈は21で示されている。カテーテル14の白金製の目印16と押込
みワイヤー11の白金製の目印16とが並んだときが、コイル18が所望の取外
し位置にいることを表す。
【0021】 装置10が所望の位置に操作されているならば、正の低電圧(約3.5V)を
ワイヤーの基端部に加える。負端子は患者の鼠径部にあるアース針に接続される
。1mAの電流を通すことにより、押込みワイヤーの末端部が電気分解侵食を生
じ、約2分でコイル18が取り外される。さらに図2に示されるように、コイル
18は動脈内に十分に詰め込まれ、それ以上挿入することができなくなるまで順
次挿入される。
【0022】 図3〜5は、本発明に係る装置30を示しており、この装置は、2つのスチー
ル製アタッチメント支柱32を用いてカテーテル14の末端部に対して取外し可
能に取り付けられた、ライナーをなす袋体または封筒状袋体31を備えるもので
ある。
【0023】 この態様の基本コンセプトは、GDコイルを挿入する前に袋体31を動脈瘤2
0内に挿入するところにある。
【0024】 簡単に説明すると、袋体31は、血液を含む液体が浸透可能な材料によりなる
略球形の封筒状袋体である。袋体31は、動脈瘤20と同等のサイズ範囲とされ
る。袋体31は、カテーテル14の端部に取り付けられた状態で動脈瘤20内に
挿入され、その中にGDコイル18(または他の物)が挿入される間は、カテー
テルに取り付けられたままとされ、動脈瘤壁に接するように膨張される。コイル
の塊が出来上がり取り外されたならば、袋体31は自身を運んだカテーテル14
から取り外され、カテーテルは引込められる。
【0025】 図5のガイドワイヤー40は、普通、カテーテルのみを挿入するのに使用され
るが、ここではカテーテル端部の袋体31を動脈瘤20の位置まで導くためにも
使用される。ガイドワイヤーは幅の狭い断面の先端部41を有し、ワイヤーの残
部とともに肩部42を形成している。先端部41の長さは約1〜2cmとされ、
挿入を補助するためにワイヤー残部よりも曲がり易いものとされている。ワイヤ
ーの横断面は、当該ワイヤー40が袋体31の白金製の基端(または南極)目印
リング36を自由に通過するものの、白金製の頂端(または北極)目印リング4
6については先端部41のみが通過可能なように構成されている。かくして、肩
部42によって頂端目印46が規制され、ガイドワイヤーは袋体31を挿入しカ
テーテル14を取り外すために一方向移動するように動作する。ワイヤー40の
幅広部が袋体を縦軸方向に伸ばし、袋体を相対的に長く且つ狭い形状に保持する
ことによって、挿入が容易となる。これは血管内における操作および動脈瘤内へ
の案内を容易にする。
【0026】 袋体の基端目印36とカテーテルの目印16とが並べば、袋体31が確実に正
確な位置にあることになる。袋体が正確な位置に位置決めされたならば、カテー
テル14に取り付けられた袋体を残して、ガイドワイヤー40は引込められる。
【0027】 次に、押込みワイヤー11にそれぞれ取り付けられたGDコイル18が、公知
の方法と同様に、順次、カテーテル14を伝って導入され、袋体31内に挿入さ
れる。
【0028】 次に図3に示されるように、袋体は膨張され、動脈瘤の内側にぴったりと合わ
される。袋体31が十分な量詰め込まれ、先のGDコイル18が取り外され、そ
の押込みワイヤーが取り除かれたならば、続いて袋体31がカテーテル14から
取り外される。カテーテルの取外し機構は、GDコイルアタッチメントのそれを
改良したものであり、電気分解による取外しが可能である。袋体はその基部にお
いて、白金または他の好適な材料により形成され、直径がカテーテルと等しい小
リング(図示していない)に取り付けられている。このリングは、送り込みカテ
ーテルの末端目印リング16の上に配置され、このリング16に対し二つの細い
スチール製支柱によって取り付けられている。末端目印リング16は反対側にお
いて送り込みカテーテルの壁に埋め込まれた細い電極に接続されている。取り外
しは、GDコイルの取り外しと同様の方法で電気分解により行われる。
【0029】 袋体31の材料は、局所的な伸張がある程度可能な、非常に細かく編まれた、
撚られたまたは織られた生地とされる。袋体は、ガイドカテーテルおよび血管を
通して通過させるために、潰れた状態で可能限り嵩張らないようなものとされる
が、動脈瘤のサイズ、おそらく3cm程度まで、設計サイズに到達するまでは著
しい抵抗なしに膨張できなければならない。それら編物、撚り物または織物は、
コイル18の先端による貫通力に抵抗するのに十分な程度に目が詰まっているも
のとされる。好適な材料は5デニールのナイロンである。袋体は、コイル18を
収容し且つ動脈瘤の首部からそれらが抜け出るのを防止するのに十分な強度を有
するものとされる。したがって、袋体31全体は、動脈瘤内に配置され、血管に
は完全に何もなくなるように構成される。
【0030】 袋体31を使用することによって、動脈瘤壁が補強されて動脈瘤破裂の危険性
が少なくなり、それら動脈瘤の首部が架橋されるとともにコイルが収容され、コ
イル18の挿入が容易となり、コイルが抜け出す可能性も低くなる。またバッグ
31は伸張性材料で形成され自己膨張しないものであり、ほぼ球形をなしている
ものの、それは詳細にはコイル18の挿入により個々の動脈瘤の形状に適合する
。さらにまた、動脈瘤壁の繊維症を引き起こして、永久的にそれを強化するとと
もにさらに内皮細胞が動脈瘤の首部を横切って成長するための骨組みを形成し、
親血管の正常な血流が回復される。それは、大きな動脈瘤の良好な治療となると
ともに、動脈瘤の再成長の可能性も低減させる。
【0031】 上述の装置に対しては様々な改良を施すことができる。たとえば、図6の改良
に示されるように、ガイドワイヤー40は、幅広な例えばボール型として知られ
るような短い部分50を有するものとできる。これは先端41ガイドワイヤーの
シャフトとの間に備えられる。この例では、マイクロカテーテル14は、支柱3
2を電気分解するために、その壁部内に埋め込まれた螺旋状の電極59を有する
【0032】 装置30の挿入手段は選択的に変更でき、目印リング36,46を同径とした
り、あるいはカテーテル14の端部が基端目印36は通過するものの頂端目印4
6は通過しないように構成したりすることができる。
【0033】 リングの意味は、あらゆる形状のリングを含み、分割リングもまた同様である
【0034】 支柱32は、一つ又は三つまたはそれ以上など、いくつ備えていても良い。機
械的な着脱装置や、カテーテル14の引き抜き若しくはバッグ31の押し外しに
よる取り外しの摩擦を利用したアタッチメントを選択して用いることができる。
【0035】 袋体31の材料は、タイツを作るのに使用されてきた材料の類型に当てはまる
もののうち非常に上質なものを用いることができる。絹などの天然繊維や、ナイ
ロン、ライクラ、ダクロン、テフロンなどの人工繊維が適している。ゴアテック
スのような多孔性膜は検討することができる(ゴアテックスは、一般に水をベー
スとする液体が透過しないと考えられているが、予めアルコールで湿らせておき
続いてアルコールを水で置換すれば、水は自由に透過するようになる。プラズマ
もまた透過できるが、血液の細胞要素は透過できないであろう。)選択された材
料は繊維芽細胞または内皮細胞の侵入のための骨組みとして働くのであるが、そ
の生地には他の材料、例えば細胞の成長を促進させるためのコラーゲンや血栓を
減らすヘパリンをしみ込ませることが可能である(ライクラ、ダクロン、テフロ ン、ゴアテックスは登録商標)
【0036】 改良の一つとして、バッグを、例えばダクロンシート材を用いて、複数の貫通
孔を有するバルーン状に形成することができる。これは、強く、滑らかで、軽く
かつコンパクトであるという利点を有する。しかしながら、特別な動脈瘤の形状
に対して適合するには弾性が十分でないかもしれない。
【0037】 電極49,59は、撚り形成された電気伝導材をカテーテルの壁部に埋め込むこ
とより形成できる。
【0038】 図7に示す形態では、装置130は、ライナー袋体131の南極リング136
を現実に通過することができる目印リング116が一体化されたマイクロカテー
テル114を有する。リング136は、カテーテル114の末端部分まで前後に
沿って自由に移動できる。南極リング136を通過するには幅が広すぎる取外し
リング117は、電気分解可能な支柱172によってカテーテルの目印リングに
取り付けられている。ガイドワイヤー140のボール150は、北極リング14
6を通過するのには幅が広すぎるが、取外しリング117、端子目印116およ
びカテーテル114を通過する程度には十分に幅が狭くなっているものである。
前述のように、ガイドワイヤー140は曲がり易い先端部141を有している。
さらにまた、カテーテル114は、必要に応じて支柱172を取り除くための、
自身の壁部に埋め込まれた電極(図示していない)を有している。
【0039】 使用する場合、装置130は、袋体131の内側にリング117を有するよう
に組み立てられ、袋体131がカテーテルの末端部にだらりと保持される。装置
は、袋体131、カテーテル114およびガイドワイヤー140とともに、ほぼ
図示の配置で、とはいえ袋体に対して相対的に僅かに前に出た相対的な配置で、
動脈瘤へと導かれる。取外しリング117は、袋体の北極リング146に向かっ
て正確に押し上げられる。
【0040】 次に、ガイドワイヤー140をカテーテルから引き抜き、カテーテルを僅かに
引込めその末端が袋体の中心付近に位置させる。続いて、コイル18をカテーテ
ルを通して動脈瘤内側の袋体内に配置する。袋体が充満するにつれて、カテーテ
ルは南極リング136に向かって押し進められるが、リング117によってカテ
ーテルが袋体から離れてしまうのは妨げられる。
【0041】 袋体が充満したならば、支柱172を電気分解除去し、リング117を取り外
す。続いてカテーテル114を袋体131から引き抜き、患者から取り除く。南
極リング136によって、コイル18を含む袋体内側にリング117が保持され
る。それゆえ、リング117は適切な材料により形成されなければならない。
【0042】 本形態の利点は、動脈瘤に向けておよびその中へより容易に導くことが可能で
あるところにある。また、本形態によると、袋体131内へコイル18を放出す
る位置をより正確にコントロールできるようになる。
【0043】 袋体31,131はGDコイル以外の要素、例えば異なる形状の要素および/
または治癒反応を引き起こす物質を含む若しくは収容する要素により満たすこと
ができる。挿入体は、取外し可能な又は押し込み可能な白金製コイルや、液体と
して注入され袋体の中で凝固する注入可能な粒子または物質を含むことができる
。これらの物質は治癒反応を引き起こさせる生物活性物質を含むこともできるし
含まないようにすることもできる。
【0044】 実際には、袋体31,131は適切な多孔性の適切な材料により形成すれば、
袋体を要素18により満たす必要はなく、動脈瘤内において袋体を膨張させるの
には十分かもしれない。さらにまた、袋体は血液の全成分が透過しない性質のも
のとできるかもしれない。
【0045】 また、上述の装置は体の他の部位に位置する動脈瘤にたいしても使用すること
ができる。
【0046】 結論として、好適な袋体の特性のいくつかをまとめると次記に示すようになる
。 1.つぶした状態で現状のガイドカテーテルシステムを通るのに十分な小ささ。
2.曲がりくねった血管を通り抜けるのに十分なしなやかさ。 3.ガイドワイヤーによる導入が可能。 4.GDコイルにより設計サイズまで膨張が可能。 5.コイルを含むのにまた動脈瘤を補強するのに十分な強度。 6.無毒であること。 7.放射線不透過性の目印を有し、位置を監視できること。 8.送込みカテーテルに対してしっかりと取り付けられるが、必要時には取り外
せること。 9.繊維芽細胞および内皮細胞が侵入でき、かつその骨組みとして働くこと。 10.縦形と略球状との間で伸長できること。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジェフリー・マーティン・アンドリュー イギリス ケント ビーアール5 1エヌ ティ オーピントン ペッツウッド チス ルハーストロード 248

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カテーテル(14,114)と、 このカテーテルの一端部に取外し可能なように取り付けられた、動脈瘤内に挿
    入されるように構成され且つ血液成分の少なくともいくつかが浸透する性質の材
    料で形成された袋体(31,131)と、 を有する動脈瘤の治療装置(30,130)。
  2. 【請求項2】前記袋体(30,131)が、可撓性を有しかつ伸張可能な材
    料で形成されている請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記袋体が動脈瘤内にある状態で、前記袋体を前記カテーテル
    から取り外す前において一つまたはそれ以上の挿入体を前記袋体内に配置させる
    ことができるように、前記カテーテルが前記袋体内に連通している請求項1また
    は2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記袋体が一つまたはそれ以上の目印器具(36,46;13
    6,146)を有する請求項1〜3のいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】前記一つのまたは各目印器具がリング状をなしている請求項4
    記載の装置。
  6. 【請求項6】前記袋体は、幅広部分(42,50)を有するガイドワイヤー
    (40,140)を有し、前記幅広部分によって前記目印リングの一つが一方向
    移動するように規制される、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】前記袋体(31,131)の材料が治癒反応を促進するものか
    らなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記袋体(31,131)の材料がナイロンまたは他の合成繊
    維からなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記袋体(31,131)の材料が天然繊維からなる請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記袋体(31,131)が編物材で形成されいてる請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記袋体(31,131)が織物材で形成されている請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記袋体(31,131)が撚り材で形成されている請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】カテーテル(14,114)と、 このカテーテルの一端部に取外し可能なように取り付けられた、動脈瘤内に挿
    入されるように構成されるとともに可撓性且つ局所的に伸長可能な材料で形成さ
    れた袋体(31,131)と、 を有する動脈瘤の治療装置(30,130)。
  14. 【請求項14】前記袋体は、環状または分割環状の部材(36)を含み、 前記カテーテルはその一端部に若しくはその一端部に隣接して要素(16)を
    有し、この要素(16)には、前記カテーテルに沿って前記要素まで延在する少
    なくとも一つの電極(49)が取り付けられ、 前記要素は、間隔をおいて配置された二つまたはそれ以上の支柱(32)によ
    り前記部材と連結されており、 前記支柱は、前記電極に電流が流れたときに電気分解により取り除くことがで
    きるようになっている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記カテーテルは、その一端部に若しくはその一端部に隣接し
    て、相対的に幅が広い環状または分割環状の部材(117)と相対的に幅が狭い
    要素(116)と前記カテーテルに沿って前記要素まで延在する少なくとも一つ
    の電極(59)とを有し、 前記要素は、間隔をおいて配置された二つまたはそれ以上の支柱(172)に
    より前記部材と連結されており、 前記支柱は、前記電極に電流が流れたときに電気分解により取り除くことがで
    きるようになっている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】前記袋体(131)は、前記要素(116)は通過させるが
    前記部材(117)は通過させない、基端リングまたは基端分割リング(136
    )を含む請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】前記カテーテルの前記要素(16,116)もまた環状また
    は分割環状をなし、前記部材(36,117)の平面と前記要素の平面とが実質
    的に平行に維持されるように前記支柱(32,172)が構成されている請求項
    14、15または16記載の装置。
  18. 【請求項18】環状または分割環状の部材(36,117)を患者内に導入
    するための装置(30,130)であって、 一端部または一端部に隣接して要素(16,116)を有するカテーテル(1
    4,114)を含み、 前記カテーテルに沿って前記要素まで延在する少なくとも一つの電極(49,
    59)を有し、 前記要素は、間隔をおいて配置された二つまたはそれ以上の支柱(32,17
    2)により前記部材と連結されており、 前記支柱は、前記電極に電流が流れたときに電気分解により取り除くことがで
    きるように構成されている装置。
  19. 【請求項19】患者内に袋体(30,130)を導入するための装置であっ
    て、 前記袋体は実質的に環状の開口(46,146)を有し、 ガイドワイヤー(40,140)は、前記開口を通り自由に通過する第1の部
    分(41,141)と前記開口を通り自由に通過しない第2の部分とを備え、 それによって、前記ガイドワイヤーが、前記袋体を導入するための一方向移動
    手段をなす装置。
  20. 【請求項20】カテーテル(14,114)と、このカテーテルに対して取
    外し可能に取り付けられる袋体(31,131)とを含み、この袋体の材料は血
    液の少なくともいくつかの成分が浸透する性質を有し、前記袋体内に挿入される
    一つ又はそれ以上の挿入体(18)を含む、パーツキット。
  21. 【請求項21】前記挿入体(18)がGDコイルである請求項20記載のパ
    ーツキット
  22. 【請求項22】ガイドワイヤー(40,140)をさらに含む請求項20ま
    たは21記載のパーツキット。
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