JP2001509507A - 5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1h−テトラゾール誘導体 - Google Patents

5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1h−テトラゾール誘導体

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JP2001509507A JP2000502034A JP2000502034A JP2001509507A JP 2001509507 A JP2001509507 A JP 2001509507A JP 2000502034 A JP2000502034 A JP 2000502034A JP 2000502034 A JP2000502034 A JP 2000502034A JP 2001509507 A JP2001509507 A JP 2001509507A
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ペバレツロ,パオロ
ジヨルダーニ,アントニオ
ビラ,マニユエラ
スペチヤル,カーメラ
バラジ,マリオ
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フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Abstract

(57)【要約】 式(I) 【化1】 [式中、同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、フェニル、ベンジル、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、SOR又はSO(式中、RはC〜Cアルキルである)、−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、ホルミル又はC〜Cアシルである)であり、Rは、水素、C〜Cアルキル、C 〜Cアルコキシ、ベンジル、フェニルであり、Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及びRの一方は水素であり、他方はCOR(式中、Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)(式中、R10及びR11は、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルである)である)であるか又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を形成する]の5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体及びその薬物的に許容される塩は、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ酵素阻害活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾー
ル誘導体、その製造方法、それを含有する薬物組成物及び治療に於けるその使用
に関する。
【0002】 本発明の化合物は、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ(KYN−OH)、即
ち、キヌレニンの代謝経路に含まれる酵素の阻害剤である。
【0003】 キヌレニン経路を通して、トリプトファン代謝が、図1に示されるように、一
方で3−ヒドロキシキヌレニン(3−OHKYN)及びキノリン酸(QUIN)
の両方を、そして他方でキヌレン酸(KYNA)を生成させることがよく知られ
ている。(図1に対する凡例を、本明細書の実験の部の最後の頁に示す)。
【0004】 KYNA及びQUINの両方は、生物学的活性を有することが知られている。
特にKYNAは、神経保護特性を有しており(J.Neurosci.、199
0年、第10巻、第2965−2973頁)、一方、QUINは、種々の神経学
的傷害の病因に係わる強力な神経毒である(Life Sci.、1984年、
第35巻、第19−32頁;Nature、1986年、第321巻、第168
−171頁;Science、1983年、第219巻、第316−318頁)
【0005】 QUINの濃度上昇がまた、後天性免疫不全症候群(エイズ)を含む多くの感
染及び炎症疾患を伴う神経学的傷害に応答性であることも示された(Ann.N
eurol.、1991年、第29巻、第202−209頁)。
【0006】 3−OHKYN及びQUINの生産を阻止するか又はKYNA生産を増加させ
て、KYNA/QUINバランスを変えることを目標とする主な戦略の一つは、
その間にキヌレニン−3−ヒドロキシラーゼが特に関係しているキヌレニン(K
YN)経路の重要な酵素の阻害を引き起こす。
【0007】 従って、該酵素の阻害を可能にする化合物の、治療に於ける要求が存在する。
【0008】 我々は、驚くべきことに、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼに対する阻害活
性を有している5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾ
ールの幾つかの誘導体が、このような要求を実現することを見出した。
【0009】 従って、本発明は、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害剤として使用する
ための、式(I):
【0010】
【化5】 [式中、同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、ヒ
ドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、フェニル、ベンジル、C
アルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、SOR又は
SO(式中、RはC〜Cアルキルである)、−N(R)(式
中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、ホルミル
又はC〜Cアシルである)であり、 Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェ
ニルであり、 Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベ
ンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、
独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及び
の一方は水素であり、他方はCORであり、式中、Rは、水素、C
アルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)で
あり、その際R10及びR11は、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキ
ルである)であるか又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を
形成する] の5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体で
ある化合物又はその薬物的に許容される塩を提供する。
【0011】 本明細書の説明に於いて、式(I)の化合物のアルキル基及びアルコキシ基は
、分枝鎖基又は直鎖基であってよい。
【0012】 C−Cアルキル基の代表的な例には、メチル、エチル、n−及びイソプロ
ピル、n−、イソ−、sec−及びtert−ブチル基のようなC−Cアル
キル基が含まれる。
【0013】 C−Cアルコキシ基の代表的な例には、メトキシ又はエトキシのようなC −Cアルコキシ基が含まれる。
【0014】 C−Cアルキルチオ基の代表的な例には、メチルチオ又はエチルチオ基の
ようなC−Cアルキルチオ基が含まれる。
【0015】 C−Cアシル基の代表的な例には、アセチル又はプロピオニルのようなC −Cアシル基が含まれる。
【0016】 C−Cアルコキシカルボニル基の代表的な例には、メトキシカルボニル又
はエトキシカルボニル基のようなC−Cアルコキシカルボニル基が含まれる
【0017】 ハロゲン原子は、フッ素、臭素、塩素又はヨウ素であり、塩素又はフッ素が特
に好ましい。
【0018】 式(I)の化合物の薬物的に許容される塩は、無機酸、例えば、硝酸、塩酸、
臭化水素酸、硫酸、過塩素酸及びリン酸又は有機酸、例えば、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、
マレイン酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸及びサリチル
酸との酸付加塩並びに無機塩基、例えば、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金
属、特に、ナトリウム、カリウム、カルシウム若しくはマグネシウムの水酸化物
、炭酸塩若しくは重炭酸塩又は有機塩基、例えば、非環式若しくは環式アミン、
好ましくは、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン
若しくはピペリジンとの塩である。
【0019】 式(I)の化合物は、非対称炭素原子を有していてよく、それ故ラセミ混合物
として又は個々の光学異性体として存在してよい。更に、本発明の化合物はまた
、(E)若しくは(Z)異性体として又はこれらの混合物として存在してもよい
【0020】 従って、式(I)の化合物の、全ての可能な異性体及びそれらの混合物の並び
に代謝物及び薬物的に許容される生物前駆体(あるいは、プロドラッグとして知
られている)のキヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害剤としての使用も、本発
明の範囲内である。
【0021】 本発明は更に、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害活性を有する薬物の製
造に於ける、前記定義されたような式(I)の5−(3−フェニル−3−オキソ
−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体又はその薬物的に許容される塩の使用
を提供する。
【0022】 上記の式(I)の化合物の中で、幾つかの5−(3−フェニル−3−オキソ−
プロピル)−1H−テトラゾール誘導体は、新規である。
【0023】 それ故、本発明は更に、式(Ia):
【0024】
【化6】 [式中、同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、ト
リフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ベンジル、C〜Cアルキルチオ、SO
又はSO(式中、RはC〜Cアルキルである)、−N(R )(式中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、
ホルミル又はC〜Cアシルである)であり、 Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェ
ニルであり、 Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベ
ンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、
独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及び
の一方は水素であり、他方はCORであり、式中、Rは、水素、C
アルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)で
あり、その際R10及びR11は、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキ
ルである)であるか又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を
形成する] の5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体で
ある化合物又はその薬物的に許容される塩を提供する。
【0025】 また、式(Ia)の化合物について、他に特定しない限り、用語アルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、アシル若しくはアルコキシカルボニル基又はハロゲン
原子によって、我々は、式(I)の化合物について前記した基を意図する。
【0026】 同様に、式(Ia)の化合物の全ての可能な光学的又は幾何学的異性体(E、
Z)並びに薬物的に許容される塩が、本発明の範囲内である。
【0027】 本発明の好ましい化合物は、式(Ia)[式中、 同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、トリフル
オロメチルであり、 Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェ
ニルであり、 Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベ
ンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、
独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及び
の一方は水素であり、他方はCORであり、式中、Rは、水素、C
アルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)で
あり、その際R10及びR11は、水素又はC〜Cアルキルである)である
か又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を形成する]の化合
物及びその薬物的に許容される塩である。
【0028】 この種類の中のなお更に好ましい化合物は、R及びRが共にハロゲン原子で
ある式(Ia)の化合物である。
【0029】 単一の(E)若しくは(Z)異性体又はそれらの混合物として、単一の光学異
性体又はそれらの混合物として及び適切なときはいつでも、薬物的に許容される
塩の形での、本発明の好ましい化合物の例は下記の化合物である。 5−[3−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラ
ゾール; 5−[3−(3−クロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
ール; 5−[3−(3−ブロモフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
ール; 5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テ
トラゾール; 5−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−
テトラゾール; 5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピ
ル]−1H−テトラゾール; 1−(3,4−ジクロロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)
−シクロプロパン; 1−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル
)−シクロプロパン。
【0030】 本発明の式(Ia)の化合物及び式(I)の化合物の全グループは、特に、キ
ヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ酵素阻害剤として治療的に活性な物質であり、
それ故、例えば、ハンチントン舞踏病、アルツハイマー病、パーキンソン病及び
その他の関連する神経変性傷害を含む神経病理学的過程の予防及び/又は治療で
有用である。
【0031】 このように、本発明のさらなる目的は、治療的に有効量の式(Ia)の化合物
を含有する薬物組成物である。
【0032】 本発明はまた、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害剤を必要とする、ヒト
を含む哺乳動物の治療方法であって、それに治療的に有効量の前記定義された通
りの式(I)の化合物又はその薬物的に許容される塩を投薬することを含む方法
を提供する。
【0033】 本発明の目的物である式(Ia)の化合物及びその塩は、例えば、 a)式(II):
【0034】
【化7】 (式中、R、R、R及びRは前記定義された通りである) の化合物を、トリアルキル錫アジドと反応させること又は b)式(III):
【0035】
【化8】 (式中、R、R、R及びRは前記定義された通りであり、R12は置換さ
れたベンジル基である) の化合物を、適切な加水分解剤と反応させること及び c)所望により、式(Ia)の化合物を薬物的に許容される塩に転化させること
を含む方法によって得ることができる。
【0036】 上記の方法変形a)及びb)は、当該技術分野で公知の方法によって実施する
ことができる類似方法である。
【0037】 式(II)の化合物とトリアルキル錫アジドとの反応は、例えば、トルエンの
ような適切な溶媒中で、約−78℃〜約150℃の範囲内の温度で、約1時間〜
10日間、トリ(n−ブチル)錫アジドを使用することによって実施できる。
【0038】 このようにして得られた式(Ia)の化合物の任意の塩形成並びに酸付加塩の
対応する遊離化合物への転化及び異性体の混合物の単一異性体への分離は、全て
従来の方法によって行うことができる。
【0039】 前記のように、本発明の化合物(Ia)は、非対称炭素原子及び(E、Z)異
性を有する。従って、これらは、続いて一般的な方法によって分離されるべき混
合物として又は公知の立体特異方法によって単一異性体化合物として製造するこ
とができる。
【0040】 前記定義された通りの式(II)の化合物は、例えば、式(IV):
【0041】
【化9】 (式中、R、R、R及びRは前記定義された通りである) の化合物を、例えば、塩化ホスホリルのような適切な脱水剤と、DMFのような
適切な溶媒中で、適切な温度、例えば−20℃〜100℃で、1〜24時間から
なる時間反応させることによって得ることができる。
【0042】 更に、式(IV)の化合物は、式(V):
【0043】
【化10】 (式中、R13は、C〜Cアルキル基、通常メトキシ基である) の対応する化合物を、アンモニアと、1,4−ジオキサンのような適切な溶媒中
で、適切な温度、例えば−20℃〜100℃で、適切な時間、例えば1時間〜数
日間反応させることによって得ることができる。
【0044】 出発物質としての式(V)の化合物は、公知の化合物であるか又は公知の方法
によって容易に製造することができる。
【0045】 また、式(II)の化合物は、式(VI):
【0046】
【化11】 (式中、R、R、R及びRは前記定義された通りである) の化合物を、1,4−ジオキサンのような適切な溶媒中で、適切な温度、例えば
78℃〜180℃で、適切な時間、例えば1時間〜数日間加熱することによって
製造することができる。
【0047】 式(VI)の化合物は、式(VII):
【0048】
【化12】 (式中、R、R、R及びR13は前記定義された通りである) の化合物とアルカリ試薬との反応を含む多段方法によって得ることができる。
【0049】 式(VII)の化合物は、式(VIII):
【0050】
【化13】 (式中、R及びR13は前記の意味を有する) の化合物を、式(IX):
【0051】
【化14】 (式中、Xはハロゲン原子である) の化合物と反応させることによって得ることができる。
【0052】 式(VI)の化合物を得るための式(VII)の化合物の反応は、塩基性加水
分解により、即ち、適切な温度、例えば0℃〜55℃で、適切な時間、例えば2
〜24時間、水酸化アルカリ金属のアルコール性溶液、典型的に適切なアルコー
ル性媒体、即ちメタノール中の水酸化ナトリウム溶液を使用することによって達
成することができる。
【0053】 式(VII)の化合物を得るための、式(VIII)の化合物と式(IX)の
化合物との反応は、−20℃〜78℃の範囲内の温度で、1〜48時間の範囲内
の時間、アルカリアルコラート、例えばナトリウムエチラートの無水溶液を使用
することによって達成することができる。
【0054】 式(VIII)の化合物及び式(IX)の化合物は、公知の化合物であるか又
は公知の方法により容易に製造することができる。
【0055】 方法変形b)による式(III)の化合物は、式(X):
【0056】
【化15】 (式中、R、R、R及びRは前記の意味を有する) の化合物を、アジ化アルカリと反応させることを含む多段方法によって得ること
ができる。
【0057】 式(X)の化合物は、式(XI):
【0058】
【化16】 (式中、R、R及びRは前記定義された通りである) の化合物から、一般式(XII): R−M (XII) (式中、Rは前記の意味を有し、Mは、水素原子又はリチウム若しくはナトリ
ウムのようなアルカリ金属である) の適切な誘導体で処理することによって得ることができる。
【0059】 式(XI)の化合物は、式(XIII):
【0060】
【化17】 (式中、R、R及びRは前記の意味を有する) の対応する化合物のアミド化によって得ることができる。
【0061】 式(III)の化合物への式(X)の化合物の転化は、例えば、DEAD及び
トリフェニルホスフィンの存在下で、適切な溶媒、例えばTHF中で、適切な温
度、例えば−20℃〜110℃で、例えば1時間〜数日間の範囲内の適切な時間
、アジドトリメチルシランを使用することにより達成することができる。
【0062】 式(X)の化合物への式(XI)の化合物の転化は、適切な溶媒、例えばTH
F中で、適切な温度、例えば−78℃〜110℃で、0.5〜48時間の範囲内
の適切な温度で達成することができる。
【0063】 式(XI)の化合物を得るための式(XIII)の化合物の転化は、ジクロロ
メタンのような適切な溶媒中で、適切な温度、例えば−78℃〜110℃で、適
切な時間、例えば1〜72時間、4−メトキシベンジルアミンを使用することに
よって達成することができる。
【0064】 式(XII)の化合物及び式(XIII)の化合物は、公知の化合物であるか
又は文献で報告されている公知の方法により製造することができる。
【0065】 式(Ia)の化合物の製造のための出発物質又は中間体中に、反応に於いて妨
害し得る官能基が存在するときはいつでも、該基を反応が起こる前に保護し、次
いで反応の最後に脱保護することが必要であることは当業者には明らかである。
【0066】 例えば、ヒドロキシ、アミノ及び/又はカルボキシ基は、ペプチドの化学の一
般的に公知の技術により、保護し、次いで脱保護することができる。
【0067】 本発明の目的である、式(Ia)の化合物の製造について前記した方法を、式
(I)の化合物の全グループの製造に同様に適用できることもまた、当業者に明
らかである。薬理学 式(I)(この式は、式(Ia)の化合物も包含する)の化合物は、キヌレニ
ン−3−ヒドロキシラーゼ酵素阻害剤として活性であり、それ故、興奮性アミノ
酸受容体及び/又は酸化性ストレスにより媒介される神経伝達の過剰の活性に起
因する、キノリン酸及び/又は3−ヒドロキシキヌレニンの錯乱した生成に関連
する神経病理学的過程の予防及び/又は治療で有用である。このような神経病理
学的過程の例は、例えば、ハンチントン舞踏病、アルツハイマー病、パーキンソ
ン病、オリーブ橋大脳萎縮症、後天性免疫不全症候群(エイズ)、多発梗塞性痴
呆、大脳筋萎縮性側索硬化症、大脳虚血、大脳低酸素症、脊椎及び頭外傷並びに
てんかんによって起こされる痴呆様症候群を含む非アルツハイマー痴呆を含む、
神経変性病変である。
【0068】 こうして、キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ酵素阻害剤を必要とするヒト及
び動物は、それらに治療的に有効量の式(I)の化合物又はその塩を投薬するこ
とを含む方法によって治療することができる。それによって、ヒト又は動物の状
態を改善することができる。
【0069】 酵素キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼの阻害に於ける本発明の化合物の効能
を、例えば、下記の方法に従ったラット肝ミトコンドリアエキス中で、Anal
ytical Biochem.、(1992年)、第205巻、第257−2
62頁に記載された手順により評価した。
【0070】 キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼについてのこのアッセイは、ヒドロキシル
化反応の間のトリチウム化水の酵素的合成を基礎にしている。活性炭による同位
体基質及びその代謝物の選択的吸着に続いて、放射能標識した水を定量した。
【0071】 ラット肝ミトコンドリアエキスを、このアッセイのための酵素製剤として使用
した。
【0072】 キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ活性についてのこのアッセイは、37℃で
30分間実施した。100mLの全体積を有する反応混合物は、44mgの懸濁
エキス、100mMのトリス/Cl緩衝液pH8.1、10mMのEDTA、
100mMのKCl、0.8mMのNADPH、0.025mMのL−キヌレニ
ン、0.5mCiのL−(3,5−H)キヌレニン(10Ci/ミリモル)及
び10mLの異なった濃度の阻害剤溶液からなっていた。インキュベーションし
た後、1mLの7.5%(W/v)活性炭を添加することによって反応を終結さ
せ、撹拌し、7分間遠心分離した。
【0073】 上澄み液の500mLのアリコートを、5mLの液体シンチレーション中でシ
ンチレーション分光法によってカウントした。下記の表1に示したこれによるデ
ータは、本発明の代表的化合物、即ち5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジク
ロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾール(内部コードP
NU−168778)の効能を明らかに示している。
【0074】
【表1】 哺乳動物、例えばヒトに投薬するために適した用量レベルは、患者の年令、体
重、状態に及び投薬経路に依存する。例えば、経口投薬のために採用される用量
は、本発明の代表的化合物であるPNU−168778について、一日1〜5回
で、分量当たり約10〜約500mgの範囲であってよい。
【0075】 式(I)の化合物は、種々の剤形で、例えば、経口では錠剤、カプセル剤、糖
衣若しくはフィルムコーティング錠、水剤又は懸濁剤の形態で、直腸投与では坐
剤の形態で、非経口では、例えば、筋肉内に又は静脈内及び/若しくは鞘内及び
/若しくは髄腔内注射又は注入により投薬することができる。
【0076】 本発明にはまた、薬物的に許容される賦形剤(坦体又は希釈剤であってよい)
と一緒にした、式(Ia)の化合物又はその薬物的に許容される塩からなる薬物
組成物が含まれる。
【0077】 本発明の化合物を含有する薬物組成物は、通常、従来の方法に従って製造され
、薬物的に適切な剤形で投薬される。
【0078】 例えば、固体経口剤形には、活性化合物と一緒に、希釈剤、例えばラクトース
、デキストロース、サッカロース、スクロース、コーンスターチ又はジャガイモ
デンプン;滑沢剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネ
シウム若しくはカルシウム及び/又はポリエチレングリコール;結合剤、例えば
デンプン、アラビアゴム、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース又はポリビニルピロリドン;分離剤、例えばデンプン、アルギン酸、アル
ギン酸塩又はデンプングリコール酸ナトリウム(sodium starch
glycolate);飽和剤;染料;甘味剤;レシチン、ポリソルベート、ス
ルホン酸ラウリルのような湿潤剤;並びに一般的に、薬物配合物に一般的に使用
されている非毒性及び薬理学的に不活性の物質が含有されていてよい。該製剤は
、公知の方法、例えば、混合、顆粒化、錠剤化、糖コーティング又はフィルムコ
ーティング方法の手段によって製造することができる。
【0079】 経口投薬用の液体分散剤は、例えば、シロップ剤、乳剤及び懸濁剤であってよ
い。
【0080】 シロップ剤には更に、坦体として、例えば、サッカロース又はグリセリン及び
/若しくはマンニトール及び/若しくはソルビトールとサッカロースが含有され
ていてよい。
【0081】 懸濁剤及び乳剤には、坦体として、例えば、天然ゴム、寒天、アルギン酸ナト
リウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はポリビ
ニルアルコールが含有されていてよい。
【0082】 筋肉内注射用の懸濁剤及び溶液には、活性化合物と一緒に、薬物的に許容され
る坦体、例えば、滅菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール、例えば
プロピレングリコール並びに所望により、適切な量のリドカイン塩酸塩が含有さ
れていてよい。静脈内注射又は注入用の水剤には、坦体として、例えば、滅菌水
若しくはプロピレングリコールが含有されていてよく又は好ましくは、これらは
滅菌水性等張食塩溶液の形態であってよい。坐剤には、活性化合物と一緒に、薬
物的に許容される坦体、例えば、カカオバター、ポリエチレングリコール、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル界面活性剤又はレシチンが含有されて
いてよい。
【0083】 本発明を限定することなく本発明をより良く例示する目的で、下記の実施例を
示す。
【0084】 実施例1 (E)−2−(3,4−ジクロロベンゾイル)−シクロプロピレン−1−カルボ
キサミドの製造 1,4−ジオキサン(50mL)中の(E)−2−(3,4−ジクロロベンゾ
イル)−シクロプロピレン−1−カルボン酸メチル(3.5g、12.82ミリ
モル)の溶液を、30%アンモニア溶液(140mL)で処理した。室温で48
時間後に、溶媒を真空下で除去し、得られた無色の固体を、イソプロピルアルコ
ールから結晶化させて、(E)−2−(3,4−ジクロロベンゾイル)−シクロ
プロピレン−1−カルボキサミドを得た(2g、60%)(m.p.188〜1
90℃)。 H−NMR (DMSO−d),δ(ppm):8.2(d,1H,2’−
CH);8.02(dd,1H,6’−CH);7.85(d,1H,5’−C
H);7.75(m,1H,CONH);7.12(m,1H,CONH);3
.15−3.02(m,1H,CH);2.32−2.2(m,1H,CH);
1.5−1.32(m,2H,CH). 同様にして、下記の化合物を製造できる。 4−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド; 4−(3−クロロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド; 4−(3−ブロモフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド; 4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド; 4−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド。
【0085】 実施例2 (E)−2−(3,4−ジクロロベンゾイル)−シクロプロピレン−1−カルボ
ニトリルの製造 p−トルエンスルホニルクロリド(2.2g、11.6ミリモル)を、磁気撹
拌及び窒素雰囲気下に維持した、ピリジン(15mL)中の(E)−2−(3,
4−ジクロロベンゾイル)−シクロプロピレン−1−カルボキサミド(2.0g
、7.75ミリモル)の懸濁液に添加し、混合物を80℃で3時間放置した。冷
却した後、この反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、有機相を1N
塩酸(2×100mL)、重炭酸カリウム(2×100mL)、食塩水(2×1
00mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下に濃縮した。残渣
を、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル0÷5を使用することによってフ
ラッシュクロマトグラフィー処理した。(E)−2−(3,4−ジクロロベンゾ
イル)−シクロプロピレン−1−カルボニトリルを得た(1.12g、60%)
(m.p.86−88℃)。 H−NMR (DMSO−d),δ(ppm):8.38(d,1H,2’
−CH);8.08(dd,1H,6’−CH);7.9(d,1H,5’−C
H);3.85−3.72(m,1H,CH);2.42−2.3(m,1H,
CH);1.75−1.48(dm,2H,CH). 同様にして、下記の化合物を製造できる。 4−(3−フルオロフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリル; 4−(3−クロロフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリル; 4−(3−ブロモフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリル; 4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリル; 4−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリル。
【0086】 実施例3 (E)−1−(3,4−ジクロロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5
−イル)−シクロプロパンの製造 (E)−2−(3,4−ジクロロベンゾイル)−シクロプロピレン−1−カル
ボニトリル(1.12g、4.65ミリモル)、トリ−n−ブチル錫アジド(1
.47mL、5.35ミリモル)及びトルエン(25mL)を混合し、窒素雰囲
気下で15時間還流させた。この混合物を冷却し、トルエンを真空下で除去し、
残渣を10% 1N塩酸/THF(130mL)で処理し、室温で6時間後に、
この反応混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈した。有機相を、水(2×1
50mL)、重炭酸カリウム(2×100mL)、食塩水(2×150mL)で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下に濃縮した。残渣を、溶離剤と
してシクロヘキサン/酢酸エチル0÷30を使用することによってフラッシュク
ロマトグラフィー処理し、得られた固体をn−ヘキサンでスラリー化し、濾過し
、真空中で50℃で乾燥させて、無色固体として(E)−1−(3,4−ジクロ
ロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−シクロプロパンを得
た(0.89g、67%)(m.p.170−172℃)。 H−NMR (CDCl),δ(ppm):8.12(d,1H,2’−C
H);7.86(dd,1H,6’−CH);7.58(d,1H,5’−CH
);3.4(m,1H,CH);3(m,1H,CH);1.93(dd,2H
,CH). 同様にして、下記の化合物を製造できる。 5−[3−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラ
ゾール; 5−[3−(3−クロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
ール; 5−[3−(3−ブロモフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
ール; 5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テ
トラゾール; 5−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−
テトラゾール; 5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピ
ル]−1H−テトラゾール; 1−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル
)−シクロプロパン。
【0087】 実施例4 2−ベンジル−2−シアノ−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニル)−
酪酸エチルの製造 水素化ナトリウム(2.2g、46ミリモル)を、磁気撹拌及び窒素雰囲気下
に0℃に維持した、DMF(25mL)中の2−シアノ−3−フェニル−プロピ
オン酸エチル(7.8g、38.4ミリモル)の溶液に添加した。この混合物を
室温に加温させ、撹拌を30分間続けた。次いで、これを0℃に冷却させ、DM
F(25mL)中の(3,4−ジクロロ)−ブロモアセトフェノン(10g、3
1ミリモル)の溶液を、その中に滴下により添加した。室温で4時間後に、この
反応混合物を水(250mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×150mL)で
抽出した。有機層を食塩水(1×150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥させ、真空中で蒸発させた。残渣を、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エ
チル0÷30を使用することによってフラッシュクロマトグラフィー処理し、そ
うして2−ベンジル−2−シアノ−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−酪酸エチルを得た(8g、65%)(m.p.134−135℃)。 H−NMR (CDCl),δ(ppm):7.95(d,1H,2’−C
H);7.70(dd,1H,6’−CH);7.56(d,1H,5’−CH
);7.32(m,5H,Ph);4.21(m,2H,CH);3.55(
dd,2H,CHPh);3.24(q,2H,CHCO);1.2(t,
3H,CH).
【0088】 実施例5 2−ベンジル−2−シアノ−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニル)−
ブタン酸の製造 NaOHの1N溶液(36mL、36ミリモル)を、磁気撹拌下に0℃で維持
された、95%エタノール/THF8/1(450mL)中の2−ベンジル−2
−シアノ−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニル)−酪酸エチルの溶液
に滴下により添加した。2時間後に、この反応混合物を水(800mL)の中に
注ぎ、37%HClで酸性にし、水相を酢酸エチル(3×300mL)で抽出し
た。有機抽出液を食塩水(1×400mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥させ、真空下で濃縮して、ヘキサンで処理して、無色固体として標題化合物を
得た(5g、90%)(m.p.181−183℃)。 H−NMR (DMSO−d),δ(ppm):13.79(s,1H,C
OOH);8.21(d,1H,2’−CH);7.89(dd,1H,6’−
CH);7.85(d,1H,5’−CH);7.29(m,5H,Ph);3
.86(dd,2H,CHCO);3.20(m,2H,CHPh).
【0089】 実施例6 2−ベンジル−4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−オキソ−ブチロニトリ
ルの製造 10%水/1,4−ジオキサン(250mL)中の2−ベンジル−2−シアノ−
4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニル)−ブタン酸(5g、13.8ミ
リモル)の溶液を、約24時間還流させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、溶
離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル0÷15を使用するフラッシュクロマト
グラフィーによって精製した。標題化合物を無色固体として得た(2.7g、6
2%)(m.p.101−102℃)。 H−NMR (CDCl),δ(ppm):7.97(d,1H,2’−C
H);7.72(dd,1H,6’−CH);7.56(d,1H,5’−CH
);7.30(m,5H,Ph);3.53(m,1H,CH);3.25(d
d,2H,CHCO);3.12(d,2H,CH).
【0090】 実施例7 (E)−N−4−メトキシベンジル−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−2−ブテンカルボキサミドの製造 クロロホルム(25mL)中の4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−オキ
ソ−2−ブテンカルボン酸(2.0g、8.16ミリモル)及び塩化オキサリル
(0.84mL、9.79ミリモル)の溶液を、室温で窒素雰囲気下で3時間維
持した。溶媒を真空下で除去し、残渣を、ロータリーエバポレーターでトルエン
から2回蒸発させて、微量の塩化オキサリルを除去した。このようにして得られ
た酸クロリドを塩化メチレン(15mL)中に溶解させ、不活性雰囲気下で−7
8℃で冷却した。TEA(1.25mL、9.79ミリモル)、4−DMAP(
0.1g、0.816ミリモル)及び4−メトキシベンジルアミン(1.12g
、8.16ミリモル)を添加し、その間磁気撹拌を−78℃で4時間続けた。こ
の反応混合物を室温に加温させ、次いで塩化メチレン(100mL)で希釈し、
有機相を、1N HCl(3×10mL)、飽和重炭酸カリウム(3×10mL
)、食塩水(3×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下
で濃縮した。残渣を、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル0÷5を使用す
るフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。標題化合物を薄黄色固体と
して得た(1.84g、62%)(m.p.169−170℃)。 H−NMR (CDCl),δ(ppm):8.10(d,1H,2’−C
H);7.90(d,1H,COCH=);7.82(dd,1H,6’−CH
);7.58(d,1H,5’−CH);7.22(d,2H,3”,5”−C
H);6.69(d,1H,=CH);6.86(d,2H,2”,6”−CH
);6.15(m,1H,CONH);4.51(d,2H,CH);3.8
0(s,3H,CHO).
【0091】 実施例8 (R,S)−N−4−メトキシベンジル−2−ベンジル−4−(3,4−ジクロ
ロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミドの製造 臭化銅(I)−硫化ジメチル錯体(0.52g、2.52ミリモル)を、窒素
雰囲気下で、THF(30mL)中のベンジルマグネシウムクロリドの冷却した
(−78℃)溶液(THF中の2M溶液;3.78mL、7.56ミリモル)に
添加した。−78℃で30分後に、THF(30mL)中の(E)−N−4−メ
トキシベンジル−4−オキソ−4−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ブテン
カルボキサミド(1.84g、5.05ミリモル)及びTMSC(1.28mL
、10.1ミリモル)の混合物を、3時間かけて滴下により添加した。撹拌を更
に1時間続けた。この反応混合物を0℃で飽和NHCl水溶液(10mL)で
クエンチした。有機層を、飽和NHCl水溶液(2×10mL)、水(2×1
5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を
、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル0÷5を使用することによりフラッ
シュクロマトグラフィー処理して、標題化合物を無色固体として得た(1.5g
、65%)。
【0092】 実施例9 5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピ
ル]−1−(4−メトキシベンジル)−1H−テトラゾールの製造 (R,S)−N−(4−メトキシベンジル)−2−ベンジル−4−(3,4−
ジクロロフェニル)−4−オキソ−ブチルアミド(1.5g、3.3ミリモル)
、トリフェニルホスフィン(1.72g、6.6ミリモル)、アジドカルボン酸
ジエチル(1.04mL、6.6ミリモル)、トリメチルシリルアジド(0.8
6mL、6.6ミリモル)及びTHF(60mL)を混合し、室温で窒素雰囲気
下で24時間撹拌した。この混合物を0℃に冷却し、過剰の硝酸セリウム(IV
)アンモニウム(ammonium cerium(IV) nitrate)
(528mL、26.4ミリモル)の5.5%水溶液をゆっくり添加した(N 発生)。次いでTHF(250mL)を更に添加した。この水性混合物を塩化メ
チレン(3×400mL)で抽出した。集めた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥させ、溶媒を真空下で除去し、残渣を、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エ
チル5÷20を使用することによってフラッシュクロマトグラフィー処理した。
得られた生成物(1.6g)を、更に精製することなく次の工程でそのまま使用
した。
【0093】 実施例10 5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピ
ル]−1H−テトラゾールの製造 前の工程からの5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3
−オキソ−プロピル]−1−(4−メトキシベンジル)−1H−テトラゾール(
1.6g、3.3ミリモル)とTFA(20mL)とを混合し、室温で窒素雰囲
気下で40時間撹拌した。この混合物を水(100mL)で希釈し、塩化メチレ
ン(3×200mL)で抽出した。有機層を一緒にし、水(2×100mL)、
食塩水(1×100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を
真空下で除去し、残渣を、溶離剤としてシクロヘキサン/酢酸エチル0÷20を
使用することによってフラッシュクロマトグラフィー処理した。標題化合物を無
色固体として得た(0.6g、50%)(m.p.172−174℃)。 H−NMR (CDCl),δ(ppm):7.96(d,1H,2’−C
H);7.68(dd,1H,6’−CH);7.53(d,1H,5’−CH
);7.32−7.12(m,5H,Ph);4(m,1H,CH);3.64
(dd,1H,CHPh);3.36(dd,1H,CHPh);3.28−3
.15(m,2H,COCH).
【0094】 実施例11 それぞれ重量0.23gで50mgの活性物質を含有するカプセル剤は、下記
のようにして製造することができる。 500個のカプセル剤についての組成: (E)−1−(3,4−ジクロロベンゾイル)−2−(1H −テトラゾール−5−イル)−シクロプロパン 25g ラクトース 80g コーンスターチ 5g ステアリン酸マグネシウム 5g この配合物を、それぞれのカプセルが0.23gの重量である、2個の片の硬
質ゼラチンカプセル剤にカプセル化することができる。
【0095】 実施例12 50mg/mLの筋肉内注射剤 薬物注射用組成物は、50gの5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−3
−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾールを、滅菌プロピレングリコール(1
000mL)中に溶解させ、1−5mLアンプル中に密封することによって製造
することができる。図1に対する凡例 IDO=インドールアミンオキシゲナーゼ KYN=キヌレニン KYN−OH=キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ KYNA=キヌレン酸 3−OHAA=3−ヒドロキシアントラニル酸 KYNase=キヌレニナーゼ QUIN=キノリン酸 3−HAO=3−ヒドロキシアントラニル酸デオキシゲナーゼ KAT=キヌレニンアミノトランスフェラーゼ 3−OHKYN=3−ヒドロキシ−キヌレニン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,CA,CN,CZ,EE,HU, ID,IL,JP,KR,LT,MX,NO,NZ,P L,RO,SG,SI,TR,UA,US (72)発明者 ビラ,マニユエラ イタリー国、イ−22040・ルラゴ・デルバ、 ビア・サン・ベルナルデイーノ、12 (72)発明者 スペチヤル,カーメラ イタリー国、イ−20014・ナルビアーノ、 ビア・パパ・ジヨバンニ・ビジエシモ・テ ルツオ、21 (72)発明者 バラジ,マリオ イタリー国、イ−20142・ミラン、モンキ ユツコ、24/アー Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC62 MA01 MA04 NA14 ZA02 ZA16 ZC20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害剤として使用するた
    めの、式(I): 【化1】 [式中、同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、ヒ
    ドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、フェニル、ベンジル、C
    アルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、SOR又は
    SO(式中、RはC〜Cアルキルである)、−N(R)(式
    中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、ホルミル
    又はC〜Cアシルである)であり、 Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェ
    ニルであり、 Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベ
    ンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、
    独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及び
    の一方は水素であり、他方はCORであり、式中、Rは、水素、C
    アルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)で
    あり、その際R10及びR11は、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキ
    ルである)であるか又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を
    形成する] の5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体で
    ある化合物又はその薬物的に許容される塩。
  2. 【請求項2】 キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ阻害活性を有する薬物の
    製造に於ける、請求項1記載の化合物の使用。
  3. 【請求項3】 式(Ia): 【化2】 [式中、同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハロゲン、ト
    リフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ベンジル、C〜Cアルキルチオ、SO
    又はSO(式中、RはC〜Cアルキルである)、−N(R )(式中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキル、
    ホルミル又はC〜Cアシルである)であり、 Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェ
    ニルであり、 Rは、水素、ヒドロキシ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベ
    ンジル、フェニル又は基−N(R)(式中、R及びRのそれぞれは、
    独立に、水素、C〜Cアルキル、ベンジル、フェニルであるか又はR及び
    の一方は水素であり、他方はCORであり、式中、Rは、水素、C
    アルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル又は基−N(R1011)で
    あり、その際R10及びR11は、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキ
    ルである)であるか又はRとRとは一緒になって、炭素環式C〜C環を
    形成する] の5−(3−フェニル−3−オキソ−プロピル)−1H−テトラゾール誘導体で
    ある化合物又はその薬物的に許容される塩。
  4. 【請求項4】 同じか又は異なっているR及びRのそれぞれは、水素、ハ
    ロゲン、トリフルオロメチルであり、Rは、水素、C〜Cアルキル、C 〜Cアルコキシ、ベンジル、フェニルであり、Rは、水素、ヒドロキシ、C 〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ベンジル、フェニル又は基−N(R )(式中、R及びRのそれぞれは、独立に、水素、C〜Cアルキ
    ル、ベンジル、フェニルであるか又はR及びRの一方は水素であり、他方は
    CORであり、式中、Rは、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルコ
    キシ、フェニル又は−N(R1011)基であり、その際R10及びR11
    、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルである)であるか又はRとR とは一緒になって、炭素環式C〜C環を形成する請求項3記載の化合物及
    びその薬物的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 R及びRが共にハロゲン原子である請求項3又は4記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】 ラセミ混合物としての若しくは個々の光学異性体としての及
    び/又は個々の幾何学的(E)若しくは(Z)異性体としての若しくはこのよう
    な異性体の混合物としての、 5−[3−(3−フルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラ
    ゾール; 5−[3−(3−クロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
    ール; 5−[3−(3−ブロモフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テトラゾ
    ール; 5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−テ
    トラゾール; 5−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−オキソ−プロピル]−1H−
    テトラゾール; 5−[1−ベンジル−3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソ−プロピ
    ル]−1H−テトラゾール; 1−(3,4−ジクロロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)
    −シクロプロパン; 1−(3,4−ジフルオロベンゾイル)−2−(1H−テトラゾール−5−イル
    )−シクロプロパン から選択される請求項3記載の化合物及びその薬物的に許容される塩。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の化合物の製造方法であって、 a)式(II): 【化3】 (式中、R、R、R及びRは請求項3に定義された通りである) の化合物を、トリアルキル錫アジドと反応させること又は b)式(III): 【化4】 (式中、R、R、R及びRは請求項3に定義された通りであり、R12
    置換されたベンジル基である) の化合物を、加水分解剤と反応させること及び c)所望により、式(Ia)の化合物をその薬物的に許容される塩に転化させる
    こと を含む方法。
  8. 【請求項8】 治療によってヒト又は動物の身体を処理する方法で使用する
    ための、請求項3記載の化合物。
  9. 【請求項9】 キヌレニン−3−ヒドロキシラーゼ酵素阻害剤として使用す
    るための、請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 神経病理学的傷害の治療で使用するための薬物の製造に於
    ける、請求項3記載の化合物の使用。
  11. 【請求項11】 薬物的に許容される坦体又は希釈剤と活性成分として治療
    的に有効量の請求項3記載の化合物とを含有する薬物組成物。
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