JP2001505683A - コンピュータインターフェース拡張システム及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 パーソナルコンピュータ（２）のユーザインターフェイスを遠隔のテレビ（ＴＶ）受信機（４）の場所まで拡張して、パーソナルコンピュータにより生成されたビデオ及びオーディオ信号を遠隔のテレビ受信機で見たり、聞いたりすることができ、テレビの場所のユーザがテレビ受信機に位置する入力装置（２７ａ、２７ｂ、２７ｃ、２７ｄ）を介してパーソナルコンピュータの動作を制御することができるシステムが開示される。パーソナルコンピュータにより発生される、開示されたインターフェイス拡張システム、ビデオ信号及び伴送のオーディオ信号（もし存在すれば）は、遠隔のテレビ受信機に接続された受信機（８）へローカルに伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータインターフェース拡張システム及び方法 技術分野 本発明はコンピュータの入出力システムに関し、特に、パーソナルコンピュー タ（ＰＣ）を、テレビ受信機の場所から利用、制御できるようにするインターフ ェース拡張システムに関するものである。 背景技術 手頃な値段の汎用マイクロコンピュータ、すなわちパーソナルコンピュータ（ ＰＣ）は、近年、家計や教育ツール（道具）としてのかつての役割を超えて複雑 化して高度なマルチメディヤ娯楽システムとして活躍するようになってきており 、そして、ますます盛んに利用されるようになってきたインターネットアクセス により、物資やサービスのディレクト（直接）ホームマーケッティングに対する 重要なフォーラムとなろうとしている。さらに、パーソナルコンピュータで実行 されるように設計されたゲームは、任天堂（登録商標）やセガジェネシス（登録 商標）等の特定のゲームコンソール（操作卓）用に設計されたゲームを急激に凌 駕しつつある。 パーソナルコンピュータ業界もテレビ業界も、居間用のコンピュータシステム を提供することにより、これらの発展に応えている。パーソナルコンピュータ業 界による提示は、テレビメーカの伝統的領域へ参入しようとするパーソナルコン ピュータ製造業者側の欲望を反映している。一つのその様な最近導入されたパー ソナルコンピュータシステムは、ゲートウエイ２０００社により提供された「Ｄ ｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ」（デステネーション）（登録商標）システムである。そ のデステネーションシステムは、テレビ受信機が伝統的に使用されている場所で 用いるために最適化された高解像度、大画面パーソナルコンピュータである。デ ステネーションシステムは、譬えありきたりのものであっても、ハイエンド（高 級）なパーソナルコンピュータを組み込んでおり、このパーソナルコンピュータ は高性能マイクロプロセッサ、ＣＤ−ＲＯＭ（シーデーロム）ドライブ、サウン ド・ビデオ（音響映像）処理カード、ディスクストリッジ（ディスク記憶装置） を有する。そしてまた、そのデステネーションシステムは、ワイヤレスポインテ ィングデバイス（マウス）、利用可能なワイヤレスキーボードを備えている。さ らに、デステネーションシステムの大画面モニタは、従来の大画面テレビディス プレイよりも高解像度で画像を表示する。このような特徴を有しているため、デ ステネーションシステムは、ユーザが全機能を備えたパーソナルコンピュータシ ステムを操作することを可能にし、大画面パーソナルコンピュータシステムの視 野にあるソファからインターネットサイトをブラウズする（すなわちネットサー フする）ことを可能にする。デステネーションシステムに加えて、トムソンエレ クトロニックスにより提供される「Ｇｅｎｉｕｓ」（ジーニアス）システムは同 様の構成を有しており、ここで更に詳述する必要はないであろう。 他の最近開発されたパーソナルコンピュータシステムは、組み合わせのパーソ ナルコンピュータ−テレビシステムに対して、マイクロソフト社により採用され 、推進されている「Ｓｉｍｐｌｙ Ｉｎｔｅｒａｃｔｉｖｅ ＰＣ」（簡単なイ ンタラクテイブパーソナルコンピュータ）（商標）リファランス・スペスフィケ ーション（標準仕様）である。その仕様の下では、パーソナルコンピュータはビ デオディスプレイ（映像表示）信号を発生して、それをＮＴＳＣ等のテレビ走査 フォーマットに変換して、表示信号がテレビ受信機で見られるようにしている。 その仕様は、プロセッサやメモリ容量に対する最小の標準を提供するが、基本的 なインターネットブラウジング機能を提供するため、システムがモデム、ネット ワークプロトコルのサポートを含むことを要求する。最後に、その仕様は、パー ソナルコンピュータが「インスタント−オン」（瞬時オン）動作を有すること、 すなわち、パーソナルコンピュータがオンされたときに、ユーザの視点からブー ト（起動）サイクルを持たないように見えなければならないことを要求している 。 上述したゲートウエイ社のＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎ（デステネーション）やト ムソンのＧｅｎｉｕｓ（ジーニアス）システムは、より安価なテレビ受信機が従 来使用されてきたようなところ（例えば、一家の居間や娯楽室）で主として使用 されるハイエンドの（従って高価な）パーソナルコンピュータシステムとして市 場に出回っている。従来、テレビ受信機及びパーソナルコンピュータは、主とし てゲームのプレイ等の子供向けの活動のために居間や娯楽室で使用されてきた。 家計の管理やワープロ作業等のより集中力を必要とする活動は、伝統的に、居間 から離れた寝室やホームオフィス（事務所）等においてパーソナルコンピュータ で行われてきた。最新の情報を採り入れたゲームアプリケーション（ソフト）や ワープロアプリケーションは、比較的ハイエンドのパーソナルコンピュータシス テムを必要とするので、その様なアプリケーションから利便を得ようとするユー ザは、比較的ハイエンドのパーソナルコンピュータシステムを購入することによ り、時流に乗り遅れないようにしなければならない。最後に、ユーザは、全ての コンピュータによる活動を、彼らの居間にあるパーソナルコンピュータから行う ことを選択することを期待すべき理由はないので、新しいデステネーションやジ ーニアスシステムは、あらゆる伝統的なホームコンピューティグ活動を実行する ために、２つの比較的ハイエンドなシステムを購入することを一家族に要求する 。このため、新しい居間に基づくパーソナルコンピュータは相当なコストの追加 となり、最終的にはその魅力を制限することとなる。 現在利用可能な選択肢もまた望ましくない。「Ｓｉｍｐｌｙ Ｉｎｔｅｒａｃ ｔｉｖｅ ＰＣ ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ」（簡単なインタラクティブ・パ ーソナルコンピュータ仕様）に従うシステムは居間でのコンピューティングの費 用を減少させるにもかかわらず、この種のシステムはパーソナルコンピュータ機 能および性能において、相当な妥協を表す。居間で行われるこの種のパーソナル コンピュータ・コンピューティングに対するニーズは満足されていない。この種 のパーソナルコンピュータ・コンピューティングの動作能力を減少させることの なく、居間で実行されるパーソナルコンピュータのコンピューティングのコスト を減少させるシステムの必要性は、未だ満たされていない。 本発明は、ホームオフィス等の或る場所に位置するパーソナルコンピュータの ユーザ・インタフェースを、テレビ（ＴＶ）受信機が位置する他の場所へ拡張す ることによって、この必要性を満たすのものである。本発明は、パーソナルコン ピュータにより発生されたビデオディスプレイ信号を、テレビ受信機に表示され る得る走査フォーマットに変換し、そしてビデオディスプレイ信号および／また はパーソナルコンピュータにより発生された音声信号を、パーソナルコンピュー タの場所からテレビ受信機の場所へ伝送することにより、ユーザ・インタフェー スを拡張する。インターフェース・エクステンダ（拡張）・システムはまた、テ レビ受信機に配置され、ユーザーコマンドおよびポインティングデバイス入力デ ータを受け取ってその入力データを、無線や、家庭内のＡＣ配線等の既存の配線 を利用できる無線周波数伝送チャネルを介してパーソナルコンピュータに接続す る装置を内蔵する。 本発明は先行例がないわけではない。米国特許第３，６１８，０３５号は、ビ デオ信号がスイッチング（交換）システム１３０を介して、ビデオ表示画面１１ ２を有する「標準のビデオ−電話局」（例えば加入者設備１００ａ）に送信され るように、コンピュータ１５０（図１）の出力がデータ・トランスレータ（デー タ変換器）および同期装置１３４に接続されているシステムを示す。ビデオ−電 話局に位置する加入者は、制御信号をコンピュータ１５０に伝送して、それによ り、彼がディスプレイ上に見ていることを制御するためにライトペン１２２を使 用する。 米国特許第３，５６９，６１７号は、各ユーザーに対応するビデオ出力信号を 記録して、ビデオディスク３３上でタイムシェア（時分割）するビデオ信号分配 装置３２に接続されるスキャンコンバータ３１に、タイムシェアリング・コンピ ュータ１０（図１）がデータ・インタープリタ２０を介して接続されるシステム を示す。そして、ビデオディスク３３に記憶された情報は、各ユーザーによって 見られるために、複数の従来のテレビ受信機６０に伝えられる。米国特許第３， ６１８，０３５号におけるように、テレビ受信機に位置するユーザーは、表示さ れたビデオと対話して、制御信号をコンピュータ１０に返信するためにライトペ ン４０を使用する。 上記米国特許第３，６１８，０３５号および第３，５６９，６１７号に教示さ れたシステムは、ユーザー入力を遠隔地のコンピュータの場所からそのコンピュ ータへ伝送することが可能であるが、テレビ受信機の場所のユーザが、パーソナ ルコンピュータの設置場所にいるのと実質的に同じレベルでそのパーソナルコン ピュータを制御することができるように、コンピュータシステム、特にパーソナ ルコンピュータのユーザインタフェースを、殆ど変わらない条件で、拡張できな いという欠点があった。 従って、本発明の目的は、パーソナルコンピュータから離れた場所のテレビ（ ＴＶ）受信機へ該パーソナルコンピュータのユーザ・インタフェースを拡張する ことである。 本発明の他の目的は、遠隔のビデオディスプレイ（例えばテレビ受信機）の場 所で発生されたコマンドやポインティングデバイス入力データを、パーソナルコ ンピュータにより認識される入力フォーマットで該パーソナルコンピュータへ接 続するシステムを提供することである。 本発明の更なる目的は、無線伝送媒体により、或いは利用可能な平行導線すな わちツイストペア導線伝送線により、パーソナルコンピュータにより認識される 入力データを送信することによって、遠隔のテレビ受信機の位置から、パーソナ ルコンピュータの動作を制御しうるようにすることである。 本発明の別の目的は、フルモーションのパーソナルコンピュータ・ディスプレ イ（表示）およびパーソナルコンピュータにより発生された音声信号を、該パー ソナルコンピュータから遠隔のテレビ位置へ伝送するための、低コストで容易に 管理しうる伝送チャンネルを提供することである。 本発明の更に別の目的は、パーソナルコンピュータに対してマクロレベルの制 御を提供するマルチ・インストラクション・プログラム（多数命令プログラム） を遠隔地からランチ（起動）することにより、遠隔地から該パーソナルコンピュ ータを利用及び制御し得るようにすることである。 本発明の更に他の目的は、複数のビデオディスプレイの各々に位置するユーザ ーにより独立し，て制御される、多数の同時インタラクティブ（対話）セッショ ンをパーソナルコンピュータ上に提供するために、該パーソナルコンピュータの ユーザ・インタフェースをマルチ化する（増やす）システムを提供することであ る。 本発明の更に別の目的は、関連するディスプレイ（表示）および／または音声 信号をパーソナルコンピュータによって発生させるために、埋め込まれたアドレ スをテレビ送信から抜き出して、その抜き出されたアドレスにより関連するデー タをクセスすることによって、テレビ伝送が、関連するパーソナルコンピュータ により発生されたディスプレイおよび／または音声信号と共に、見られることを 可能にすることである。 発明の概要 これらの目的そしてまた他の目的が、本発明のコンピューターインターフェー ス拡張システム及び方法により提供される。本発明によれば、パーソナルコンピ ュータのユーザ・インタフェースを該パーソナルコンピュータの場所から遠隔地 のテレビ受信機の位置まで拡張するシステムが提供される。 コンピュータ・ユーザ・インタフェース、とりわけパーソナルコンピュータユ ーザ・インタフェースは、コンピュータにより受信されて認識されたユーザー入 力に応答して変化するビデオディスプレイ（映像表示）及び／又は１つ以上の音 声信号によって定義される。ここで使用されているように、用語「ビデオディス プレイ」は、例えばマルチメディアコンピュータから利用可能な、関連するオー ディオ（音声）表現を含む。様々なコンピューティング・システムにユーザー入 力を与えるために、非常に多様な信号方法、例えばライトペンや穿孔カード等が 、従来用いられてきたが、個人によって、ホームユース（家庭での使用）のため に今日購入される実際に全てのコンピュータが、キーボードやポインティングデ バイスからディジタル的にエンコードされた入力データを受け付けるパーソナル コンピュータである。パーソナルコンピュータ技術の最近の進歩は、パーソナル コンピュータが入力データを得るための新しい方法を提供する。これらは、ファ クシミリ伝送、サウンドカードによる音の取得、デジタル化するためのビデオ・ カメラ・システム及びドキュメント・スキャナによるイメージ取得、及び走査ド キュメントのキャラクタ（文字）入力またはオーディオ（音声）コマンドを光学 的に認識するシステムを含む。全てのこのような信号方法は、コンピュータをあ るレベルで制御することを可能にするが、現在及び予見できる将来に渡って主要 な及び好適な信号方法は、ポインタの位置を、パーソナルコンピュータにより発 生されるビデオディスプレイに対して相対的に移動させるようなもの（例えばマ ウス）、或いはユーザーがビデオディスプレイ上に現れるキャラクタ（文字）を 選ぶことができるようなもの（例えばキーボード）である。本発明は、このよう な主要な信号方法が、既存のパーソナルコンピュータ以上にパーソナルコンピュ ータからより遠く離れている場所で使用されることができるようにしようとする ものである。それに加えて、本発明は、他の主要ではない信号方法（例えばビデ オ・カメラ信号）が送信されて、遠隔の場所からパーソナルコンピュータに接続 されうるシステムを提供する。 従って、本発明の実施形態によるコンピューターインターフェース拡張システ ムは、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号をパーソナルコンピュー タ走査フォーマットからテレビ走査フォーマットへ変換して、パーソナルコンピ ュータビデオディスプレイがテレビ受信機で受信されて、見られることができる ようにするためのスキャンコンバータを組み込んでいる。パーソナルコンピュー タの場所から遠く離れたテレビ受信機の場所まで、パーソナルコンピュータのビ デオディスプレイ（映像表示）を表す信号及びパーソナルコンピュータにより発 生された音声信号（もし存在すれば）を送信する送信機もまた組み込まれる。更 に、インターフェース拡張システムは、コマンド入力及び／又はポインティング デバイス入力を含む、テレビ受信機の場所で発生されたユーザー入力を、パーソ ナルコンピュータによって認識されるフォーマットで、パーソナルコンピュータ へ接続するために使用される入力インターフェースエクステンダを備える。 本発明の入力インターフェース・エクステンダでは、記憶媒体の手動による交 換を必要としない全てのパーソナルコンピュータ動作が、入力インターフェース ・エクステンダに与えられるユーザー入力により、テレビ受信機の場所から開始 され、制御されることができ、このようにして、遠く離れた場所にあるパーソナ ルコンピュータをテレビ受信機の場所で充分に利用することができるようにする 。 データ及びビデオディスプレイ情報の交換は、本発明によれば、次のようにし て達成される。すなわち、好ましくは、システムの帯域幅を節約するために、パ ーソナルコンピュータ走査フォーマット・ディスプレイ信号は、パーソナルコン ピュータに位置するスキャンコンバータによって変換され、それから従来のテレ ビジョン信号（例えばＮＴＳＣフォーマット）として、パーソナルコンピュータ の場所からテレビ受信機の場所へ送られる。或いは、システムの帯域幅の考察が あまり重要でない場合には、スキャンコンバータをテレビ受信機の場所に配置す ることができ、この結果、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号が利 用可能なパーソナルコンピュータスキャンフォーマットでテレビ受信機の場所へ 送られて、それからテレビ受信機上での表示のために、テレビ走査フォーマット に変換される。好ましくは、第一の実施形態においては、パーソナルコンピュー タビデオディスプレイ信号は、パーソナルコンピュータの場所からテレビ受信機 の場所へ、変調された無線周波数またはマイクロ波信号として空中を伝送される 。他の好適な実施形態では、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号が パーソナルコンピュータの場所から、同軸ケーブル等の無線周波伝送線路のヘッ ドエンド（先端）へ送られ、これにより、送信された信号をテレビ受信機に接続 する。好ましくは、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号は、このよ うなヘッドエンド位置に送信されるとき、送信前にテレビ走査フォーマットに変 換される。変換されたディスプレイ信号及び如何なる伴送の音声信号も、好まし くは、パーソナルコンピュータの位置からヘッドエンド位置まで空中を送信され るが、この種の信号はまた無線周波数伝送線路を通してパーソナルコンピュータ の位置からヘッドエンドの位置まで送られてもよい。 本発明の他の実施形態は、パーソナルコンピュータのユーザ・インタフェース が、ビデオ及び伴送の音声信号（それが存在すれば）を与える多数の、同時の、 互いに独立して制御されるインタラクティブ（対話）セッションを、複数のビデ オディスプレイ（例えばテレビ受信機）の各々に位置するユーザーに提供するた め、マルチ化（増やす）することを可能にする。この実施例において、入力イン ターフェース・エクステンダは、ビデオディスプレイの各々に位置する。入力イ ンターフェース・エクステンダによって発生される入力データがインタラクティ ブ（対話）セッションの選ばれたものだけを制御できるようにするため、各入力 インターフェース・エクステンダは、それが発生する入力データに、ユニークな 識別子でタグを付ける。 本発明の更に他の実施形態において、入力インターフェース・エクステンダは 、パーソナルコンピュータの動作に対するマクロ・レベルの制御を提供するため に、少なくとも一つのマルチインストラクションプログラム（多数命令プログラ ム）を組み込んでいる。好ましくは、マルチインストラクションプログラムは、 パーソナルコンピュータで実行されるアプリケーションに関わりなく、且つ、好 ましくは、マイクロプロセッサのアーキテクチャやパーソナルコンピュータのオ ペレイティングシステムエレメントに関わりなく、パーソナルコンピュータの動 作を制御する。非常に好ましい実施形態において、入力インターフェース・エク ステンダに含まれるプログラムは、テレビ受信機の改良された表示を提供するた めに、パーソナルコンピュータのビデオディスプレイを変更するように構成され る。この種のプログラムは、パーソナルコンピュータ上で実行するために、テレ ビ受信機の場所で「実行」ボタンまたは他の単純な入力装置によって開始される ようにしてもよい。 最後に、本発明の更なる実施形態では、関連するパーソナルコンピュータ発生 のディスプレイ信号及び伴送の音声信号（もしそれが存在すれば）に関連して、 パーソナルコンピュータから遠く離れたテレビ受信機でテレビ送信を見ることが 可能であるシステムが提供される。この実施形態においては、埋め込まれたアド レスがテレビ送信から抽出され、そのアドレスで、テレビ伝送に関連するデータ に、パーソナルコンピュータによってアクセスすることができる。本システムは 、テレビ受信機でのユーザー入力に応答して、抽出されたアドレスを使用して、 パーソナルコンピュータを関連データにアクセスさせる起動装置（例えば押しボ タン・スイッチ）を含む。また本システムは、ディスプレイ信号及び如何なる伴 送の音声信号（もしそれが存在すれば）をもパーソナルコンピュータの場所で発 生させ、ビデオディスプレイ信号をパーソナルコンピュータ走査フォーマットか らテレビ走査フォーマットへ変換し、ディスプレイ信号及び如何なる伴送の音声 信号をもパーソナルコンピュータの場所からテレビ受信機へローカルに送信する ことにより、関連データを、表示可能な信号及び伴送の音声信号として、テレビ に供給する。好ましくは、関連したパーソナルコンピュータ発生のディスプレイ 信号は、ピクチャ−イン−ピクチャ・ディスプレイ（表示）・フォーマットでテ レビ受信機に供給される。好ましくは、本システムはまた、迅速に、直接、且つ 自動的に、送信されたテレビジョン信号と関連したパーソナルコンピュータディ スプレイ信号との間でテレビ受信機ディスプレイを切り換える方法を提供する。 好ましくは、本システムはまた、テレビ送信から抽出するために、埋め込まれた アドレスが利用可能である時に、視聴者にその旨の明確な表示を与え、また、パ ーソナルコンピュータが表示すべきこの種の関連データを受信する時には、それ を表示する。 図面の簡単な説明 図１は、本発明のコンピューターインターフェース拡張システムの概略構成及 びコンポーネントの間の相互作用を示すブロック図である。 図１ａは、そのコンピューターインターフェース拡張システムのパーソナルコ ンピュータ・インターフェース装置部の構成を示すブロック図である。 図１ｂは、コンピューターインターフェース拡張システムのヘッドエンドユニ ット部の構成を示すブロック図である。 図１ｃは、トランシーバの構成およびコンピューターインターフェース拡張シ ステムの入力インターフェース拡張コンポーネントを示すブロック図である。 図２は、本発明により実行されるビデオ信号処理動作を示すフローチャートで ある。 図３ａは、本発明の第一実施形態に従って作成されたシステムのテレビ受信機 に関するシステムコンポーネントの配置を示す。 図３ｂは、本発明の他の実施形態に従って作成されたシステムのテレビ受信機 に関するシステムコンポーネントの配置および相互接続を示す。 図３ｃは本発明の更に他の実施形態により作成されたシステムの複数のテレビ 受信機に関するシステムコンポーネントの配置および相互接続を示す。 図３ｄは本発明の更に別の実施形態により作成されたシステムのテレビに関す るシステムコンポーネントの配置および相互接続を示す。 図４は、本発明の入力インターフェース拡張装置およびビデオ信号変換及び伝 送部の構成及び動作を示すブロックおよび概略回路図である。 好適な実施形態の詳細な説明 図１は、本発明のコンピューターインターフェース拡張システムの第一実施形 態の構成並びに本発明とパーソナルコンピュータおよび従来のテレビ受信機との 一般的な相互接続を示す。図１に示される例示的な実施形態において、本発明は 、無線周波数またはマイクロ波周波数を介してテレビ受信機の場所へ、パーソナ ルコンピュータ・ビデオディスプレイ信号（音声を含むこと）を伝送するために 、パーソナルコンピュータに接続されたトランシーバ１２及びビデオ走査フォー マットコンバータを組み込んだパーソナルコンピュータインターフェース装置１ ０に実施されている。 図１に示された実施形態において、ビデオ走査フォーマットコンバータ（図１ ａにより詳細に示される）は、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号 の走査フォーマットを、パーソナルコンピュータによって生成された走査フォー マットから、参照符号４により示されるテレビ受信機に表示するのに適する走査 フォーマットに変換する。左右の音声チャネルデータも、パーソナルコンピュー タ２から、パーソナルコンピュータインターフェース装置１０を介してトランシ ーバ１２へ供給され、無線周波数またはマイクロ波周波数によりテレビ受信機４ に位置する対応するトランシーバ１４に送信される。 トランシーバ１４は、送信されたパーソナルコンピュータビデオおよびオーデ ィオ（音声）チャネル信号を受信して復調し、コンポジット（複合）ビデオ信号 １６および左右の音声チャネル信号１８をテレビ受信機４に出力する。或いは、 トランシーバ１４は、コンポジットビデオ信号および左右の音声チャネル信号を 含む無線周波数（ＲＦ）入力をテレビ受信機４へ提供する。このようにして、受 信されたオーディオおよびビデオ・チャネル信号を使用して、テレビ受信機４は 、パーソナルコンピュータにより発生されたビデオを互換テレビ走査フォーマッ トで表示して、テレビ受信機４と一体化されるか、或いはそれに接続されてもよ いスピーカ２０への出力のため、受信された左右の音声チャネル信号を処理する 。 図１に示すように、インターフェース拡張システムは、テレビ受信機の位置で 受信された入力データをパーソナルコンピュータインターフェース装置１０へ送 信するための「バックチャンネル」２１を内蔵する。テレビ受信機の位置で受信 された変調入力データは、バックチャンネル２１上を、ワイヤレスの無線周波数 伝送、或いはパーソナルコンピュータ２とテレビ受信機４の位置との間に延びる ＡＣ配線による伝送等の利用可能な伝送媒体に沿って送信される。当業者は、ワ イヤレスの無線周波数、マイクロ波および赤外線送信等の電磁放射や、専用或い は多目的伝送線（例えば並列導線、ツイストペアライン（より対線）および同軸 ケーブルライン）および／または光ファイバラインを利用する誘導伝送メディア 等に依存するメディア（媒体）を含む、限られた領域内でデータをローカル（局 所的）に送信するのに適する幾つかの異なる伝送媒体が利用できることを理解す るであろう。 インターフェース拡張システムに内蔵された、或いはそれと共に動作するトラ ンシーバ２２および１２（図１ａおよび図１ｃ）は、利用可能な伝送媒体（例え ばワイヤレスの無線周波数伝送）により情報を送信するように設計される。伝送 媒体が電流を搬送するＡＣ配線であるときに、トランシーバ２２および１２は、 例えばＣＥＢｕｓ等の公知の規格に従って動作するモデムとして実施される。 ユーザー入力は、例えば、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）規格ハブとし て示された、入力インターフェース・エクステンダ２６を介してテレビ受信機４ の位置から受信される。ユニバーサルシリアルバスは、典型的な入力装置（例え ばキーボード、マウス、ジョイスティック）や、より最近導入された入力装置（ 例えばマイク）からの入力データを単一のシリアル伝送ラインに沿ってパーソナ ルコンピュータのＵＳＢ入力ポートへ送信することができるようにする、最近導 入されたシステム規格である。 ＵＳＢ規格は、ＵＳＢ出力インターフェースを有する装置の出力ラインをＵＳ Ｂ伝送線、或いはパーソナルコンピュータのＵＳＢ入力ポートに接続される他の 如何なるＵＳＢ互換装置の出力ラインに単に接続することにより、該装置がＵＳ Ｂ伝送線に接続されることを許容する。それに加えて、ＵＳＢ規格は、ＵＳＢ伝 送線に沿ってＵＳＢトラフィックを二方向で制御するＵＳＢハブを提供する。し たがって、入力インターフェースエクステンダ２６は、ＵＳＢハブ装置に実施さ れるとき、キーボード、マウス、ジョイスティックおよびマイクロフォンの入力 データを受信して、そのデータを、マルチプレックス（多重）化されて且つシリ アル化されたパケットデータとして、送信機２２を介してバックチャンネル２１ に沿って、パーソナルコンピュータ２に接続されたパーソナルコンピュータイン ターフェース装置１０へ伝送する。入力インターフェースエクステンダ２６は、 ユーザの場所で使用するために（例えばワイヤレスの赤外線リンクによるＩＲ（ 赤外線）ヘッドホン２８への出力のためのオーディオ・チャネルデータとして使 用するために）、バックチャンネル２１から入力されるシリアル化されたデータ を更に識別して受信する。 ＵＳＢ送信プロトコルは、それらが有効になるにつれて、新しい入力装置シス テムが追加されることを可能にするオープン・スタンダード（標準）であると認 められるであろう。したがって、ヴァーチャルリアリティア（仮想現実）・アプ リケーションで使用されているようなレテナルトラッキングデバイス（網膜追跡 装置）や電子手袋は、多くの異なる種類の入力装置の中で、本発明で使用しうる ものである。この種の入力装置は、標準的な、ハードワイヤードされた（結線に より接続された）シリアルの或いはパラレルのデータ・インターフェースを有し ていてもよいし、或いはまた、ショートレンジ（短距離）無線データ伝送を可能 にする、より新しいクラスの入力装置に属していてもよいし、従来の規格（例え ばＰＳ／２（登録商標）、ＲＳ−２３２或いはより最近のＵＳＢ規格）に従って 動作してもよい。 図１ａは、パーソナルコンピュータの位置で使用するための、コンピューター インターフェース拡張システムのパーソナルコンピュータインターフェース装置 １０部分の構成を示すブロック図である。図１ａに示すように、パーソナルコン ピュータインターフェース装置１０は、パーソナルコンピュータビデオディスプ レイ（表示）出力を受信する「ＶＧＡ」や、パーソナルコンピュータオーディオ （音声）出力を受信する「オーディオ」等のインターフェース・ラインを介して パーソナルコンピュータ２に接続される。ジョイスティック２９ｃおよびジョイ スティック２７ｃ（図１ｃ）、キーボード２９ａおよびキーボード２７ａ（図１ ａ）、マウス２９ｂおよびマウス２７ｂ、マイク２９ｄおよびマイク２７ｄ、及 びＵＳＢ伝送線３０に直接接続される如何なるＵＳＢ装置をも含む各入力装置か らのマルチプレックス（多重）化されたデータとして、入力が信号インターフェ ース「ＵＳＢ」、「マウス」、「キーボード」、「ジョイスティック」、「シリ アル」および「マイク」を介してパーソナルコンピュータに供給される。 パーソナルコンピュータインターフェース装置１０は、以下の構成要素を内蔵 している。プロセッサ３２は、パーソナルコンピュータからのＶＧＡビデオ出力 を受信して、その信号を元の形式でビデオディスプレイ２ａに配信するために使 用される。プロセッサ３２はまた、パーソナルコンピュータでの出力のため、上 にパーソナルコンピュータ音声信号を元の形式で一対のスピーカ（図示せず）に 配信するために使用される。パーソナルコンピュータインターフェース装置１０ はまた、バックチャンネル２１或いはＵＳＢ伝送線３０を介して届くマルチプレ ックス化（多重送信）されたシリアルデータと共に、入力装置２９ａ−２９ｄか らパーソナルコンピュータ２までの入力信号のフローを案内するために使用され るマイクロコントローラ３４を備えている。コープレクサ装置３６は、各種の入 力装置（例えばテレビ受信機の場所に位置するジョイスティック２７ｃ及びパー ソナルコンピュータの場所に位置するジョイスティック２９ｃ）からの二つの信 号を、単一の標準入力インターフェース（例えばパーソナルコンピュータ２の入 力に示される「ジョイスティック」インターフェース）へ、多重送信するように 設計されている。コープレクサ３６は、本発明のインターフェース拡張システム がＵＳＢ標準インタフェースを組み込んでいない既存のパーソナルコンピュータ 及び入力装置で使用できるようにするものである。本発明において考察されるよ うに、コープレクサ３６は、既存のパーソナルコンピュータ入力装置（すなわち 参照符号２９ａから２９ｄにより表されるもの）から入力を受信するための複数 の標準のパーソナルコンピュータインターフェース接続を備えている。 パーソナルコンピュータインターフェース装置１０はまた、例えばＵＳＢ伝送 線３０を介してパーソナルコンピュータの場所で受信された、或いはバックチャ ンネル２１を介してテレビ受信機の場所からパーソナルコンピュータの場所で受 信されたされたＵＳＢデータを、マルチプレックス化（多重化）するためのＵＳ Ｂハブ１６を備えている。最後に、パーソナルコンピュータインターフェース装 置１０は、パーソナルコンピュータビデオディスプレイ信号を、パーソナルコン ピュータ走査フォーマット（例えばＶＧＡまたはＳＶＧＡフォーマット）からテ レビ走査フォーマット（例えばＮＴＳＣ）に変換するためのスキャンコンバータ ４０を備えている。 パーソナルコンピュータインターフェース装置１０の出力には、トランシーバ １２が接続され、このトランシーバ１２は、変換されたパーソナルコンピュータ ビデオディスプレイ信号を変調して、パーソナルコンピュータの場所からテレビ 受信機の場所へ空中を無線周波数またはマイクロ波周波数により、伝送するため に使用される。 図１ｂは、コンピューターインターフェース拡張システムのヘッドエンドユニ ット部分５０の構成を示すブロック図である。図１ｂを参照すると、ヘッドエン ドユニット５０は、パーソナルコンピュータにより発生され伝送されるビデオ信 号を、屋内の異なる部屋または領域に配信するために、ローカルケーブル・シス テムへ接続するために、ローカル（例えば家庭）ケーブル配電系統のヘッドエン ド（先端）で使用される。ヘッドエンドユニット５０は通常地階または車庫に配 置され、そこで、入力ケーブルが異なる部屋に配信される。図１ｂに示すように 、ヘッドエンドユニット５０は、パーソナルコンピュータによって発生されるビ デオ及び音声信号情報を含む、送信された無線周波数或いはマイクロ波周波数信 号をパーソナルコンピュータの場所から受信するためのアンテナ５２を備える。 当業者は、パーソナルコンピュータの場所からヘッドエンドユニットまで信号を 送るために、多くの選択肢が存在し、その選択肢の中に、パーソナルコンピュー タの場所からヘッドエンドユニット５０への別個の同軸ケーブルによる無線周波 数伝送を含む種々の有線により接続された方法が有ることを認めるであろう。 ヘッドエンドユニット５０は、パーソナルコンピュータから送信されたビデオ 及びオーディオ（音声）信号を検出し、受信するための受信機５４を有する。受 信機５４は、後述するように、受信された信号を送信周波数から周波数感応変調 器５８によって選択された周波数へ変換するコンバータ５６に接続される。ヘッ ドエンドユニット５０はまた、周波数感応変調器（ＦＡＭ）５８を含む。ＦＡＭ ５８は入力ＣＡＴＶケーブル上の利用可能な、すなわち使われていない周波数を 見つけて、信号を、１つ以上の他では使用されていないチャンネルに変調して、 ＦＡＭ変調信号がコンバイナ６０によりケーブル系の既存の信号と組み合わせら れて、ローカル（例えば家屋内）分配のために単一ケーブル６１で搬送され得る ようにするために使用される。ヘッドエンドユニット５０は更に、ＦＡＭ５８の 変調信号出力を、入力ケーブル６２からの利用可能なケーブル・チャネル信号と 結合して、ローカル分配のために使用される１つ以上のケーブル６１上へ出力す るコンバイナ６０を備える。ヘッドエンドユニット５０はまた、１つ以上の受信 機に位置する入力装置からのバックチャンネル・データを受信して、そのデータ を、例えばワイヤレスの無線周波数伝送や家屋のＡＣ配線等の利用可能な伝送メ ディア（媒体）を介して、パーソナルコンピュータ２へ伝送するために使用され るトランシーバユニット６３を備えている。 次に、図１ｃを参照して、インターフェース拡張システムのテレビ受信機の場 所に位置する部分について記載する。図１ｃに示すように、空中を伝わってアン テナ１５またはローカルケーブル６１（オプション（選択）的にはセットトップ ボックス７６を介して）に届く送信信号は、トランシーバ１４で受信される。そ れに加えて、オプションのビデオ・カメラ１９の出力は、パーソナルコンピュー タインターフェース装置１０（図１ａ）を介してパーソナルコンピュータ２への 送信のため、トランシーバ１４に接続されてもよい。トランシーバ１４は、送信 されたパーソナルコンピュータオーディオ及びビデオ信号を受信して、それらを コンポジット・ビデオ１６（音声左右チャネル情報１８）として、或いは無線周 波数信号２５として、テレビ受信機４に接続する。 図１ｃに示すように、入力インターフェース・エクステンダ２６は、ジョイス ティック２７ｃ、キーボード２７ａ、マウス２７ｂ、マイク２７ｄ及び電話２７ ｅを含む入力装置に接続される。入力インターフェース・エクステンダ２６はま た、電源コンセント２３を介してアクセスされるＡＣ配線システムとして代表的 に示されるように、利用可能なバックチャンネル２１に接続される。 本発明のこの例示的な実施形態において、入力インターフェース・エクステン ダ２６は、入力装置２７ａ〜２７ｅによって発生されるデータの標準伝送プロト コルによる交信を制御するのに使用されるＵＳＢハブ６４を含む。ワイヤレスの シングルサイドバンド（単側波帯）無線周波数を介して或いは導線上の搬送電流 を介して、信号を送受信するために使用されるモデム２２もまた、入力インター フェース・エクステンダ２６内に含まれる。 上述したように、バックチャンネル２１が、家屋のＡＣ配線システム等のよう に、伝送線として実施されることは必要ではない。例えば、信号は、電磁放射（ 例えば無線周波数、マイクロ波周波数または赤外線）によりテレビ受信機の場所 からパーソナルコンピュータまで、二つの場所の間で伝送線を使用することなく 送られてもよい。図１ｃに更に示すように、入力インターフェース・エクステン ダ２６は、レガシー（ＬＥＧＡＣＹ）（すなわち非ＵＳＢ入力装置２７ａ〜２７ ｅ）からの入力データを受信して、その入力データをＵＳＢ伝送プロトコルによ る伝送に適するフォーマットに変換するための回路６６を含む。更なる回路６８ は、ＵＳＢバス６５上の伝送のために変換された信号に、標準のＵＳＢ識別子を 付加するために使用される。 また、図１ｃに示されるように、入力インターフェース・エクステンダ２６は 、インターフェース拡張システムの他の部分の動作と共にパーソナルコンピュー タの動作を変化させる機能を自動的に起動するための１つ以上の機能ボタン７０ を含むことができる。機能ボタン７０は、入力インターフェース・エクステンダ ２６内の有線で接続された機能を動作させてもよいし、或いは入力インターフェ ース・エクステンダ２６でアクセスされて実行されるシングルまたはマルチイン ストラクションプログラムを起動するようにしてもよいし、或いはまた、バック チャンネル２１を通してパーソナルコンピュータインターフェース装置１０から パーソナルコンピュータ２に伝送されてその上で実行されるシングルまたはマル チインストラクションプログラムを起動するようにしてもよい。 プロセッサのインプリメンテーション（すなわちパーソナルコンピュータの「 マイクロプロセッサ」素子）或いはパーソナルコンピュータに存在するオペレー ティングシステム（例えばＤＯＳ、ＯＳ／２またはアップル）から独立して動作 するように設計されたジャバ（Ｊａｖａ）として知られるプログラミング命令言 語が開発されでいる。ここに記載されている本発明の例示的な実施形態において 、命令がプログラムして、「マイクロアプリケーション」と呼ばれる、この種の マルチプルインストラクション（多命令）プログラムが、入力インターフェース ・エクステンダ２６に存在して、そこからパーソナルコンピュータインターフェ ース装置１０に、機能ボタン７０或いは種々の入力装置２７ａ〜２７ｅの何れか らも他の単純な入力のタッチにより送信するようにすることができる。最後に、 入力インターフェース・エクステンダ２６は８ビット、１６ビット或いは３２ビ ット・マイクロコントローラ７４を含み、そのマイクロコントローラ７４は、入 力インターフェース・エクステンダ２６に対するＵＳＢデータ・トラフィックの フローを含めてその動作を制御する。 図２は、本発明の代表的な実施形態において実行されるビデオ信号処理動作を 示すフローチャートである。図２に示すように、パーソナルコンピュータ２から 受信されるビデオ信号は、選択された表示条件（例えばズーム、パン或いはスキ ャン等で、それはデフォルトで選択されるか、入力インターフェース・エクステ ンダ２６でのユーザ入力により選択されてもよいが）を提供するために、最初に ディジタル的に（すなわち「コンピュータ」で）処理される。処理されたビデオ は、それからパーソナルコンピュータ走査フォーマット（例えばＶＧＡ）からテ レビ・フォーマット（例えばＮＴＳＣ）に変換される（ステップ２０３）。変換 されたビデオ信号はそれから、適当な方法（例えば振幅変調、周波数変調または 拡散スペクトル）により調整され（ステップ２０５）、そして、或る無線周波数 （例えば９００ＭＨｚ）或いは或る超音波周波数（例えば２．４ＧＨｚ）で、パ ーソナルコンピュータの位置からトランシーバ１２を介して空中を伝送される（ ステップ２０７）。 ローカルケーブル・システムのヘッドエンド位置（屋内等のガレージ等）で、 送信されたビデオ信号が受信され（ステップ２０９）、周波数感応変調器５８に より利用可能であると識別された周波数に変換される（ステップ２１１）。変換 された周波数信号は、それからステップ２１３で結合されて、ステップ２１５に おいて、１つ以上のローカルケーブル６１を介してテレビ受信機４に配信される 。配信されたケーブル信号は、それから各テレビ受信機４に位置されるトランシ ーバ１４で受信され、そこで復調されて（ステップ２１７）、ＮＴＳＣ等のテレ ビスキャンフォーマットで表示するために、各テレビ受信機４に供給される（ス テップ２１９）。 次に、図１、１ａ乃至１ｃを参照して、インターフェース拡張システムの動作 について説明する。パーソナルコンピュータ２から離れた場所（例えばリビング ・ルーム）にあるテレビ受信機４の見える距離内にいるユーザが、テレビ受信機 ４でパーソナルコンピュータ２を使用したいと望むときに、ユーザは、入力イン ターフェース・エクステンダ２６にユーザの見える位置にある機能ボタン（この 機能ボタンは送信機２２からパーソナルコンピュータ２の近くに位置するＡＣ電 源コンセント２３へバックチャンネル２１（代表的にＡＣ配線として示される） に沿ってプログラミング命令７２を送信するものであるが）を起動してもよい。 信号は、コンセント２３からパーソナルコンピュータインターフェース装置１０ の入力側の受信機４２を介して受信される。パーソナルコンピュータインターフ ェース装置１０内で、インストラクションまたはマルチインストラクションプロ グラムは、マイクロコントローラ３４によって受信され処理されて、パーソナル コンピュータ２へ信号を供給するか、或いはパーソナルコンピュータ２をスリー プモード或いはパワーオフ状態から活動動作へ復元するスイッチを起動する。 また、追加のインストラクションまたはマルチインストラクションプログラム ７２が、機能ボタン７０により、パーソナルコンピュータインターフェース装置 １０へ送信され、コープレクサ３６を介してＵＳＢまたは他の入力インターフェ ース・ラインによりパーソナルコンピュータ２に伝送されることも可能である。 そして、この種のプログラミング命令は、テレビ受信機４に改良された表示をで きるようにするために、パーソナルコンピュータ２によって発生されるビデオ信 号の表示形式を修正するために使用されてもよい。パーソナルコンピュータ２は 、その動作中、ビデオ信号出力を、ＶＧＡ出力としてプロセッサ３２に供給し、 或いはまたは直接トランシーバ１２にコンポジット（混成の）テレビ走査フォー マット信号（例えばＮＴＳＣ）として供給する。パーソナルコンピュータ２はま た、オーディオ信号線により左右の音声チャネルデータをプロセッサ３２へ供給 する。ビデオ及び音声信号は、プロセッサ３２によって、パーソナルコンピュー タ表示画面２ａ及びパーソナルコンピュータスピーカ（図示せず）に配信される 。プロセッサ３２は、入力インターフェースエクステンダ２６からバックチャン ネル２１を介して受信されるズーム、パン、スキャン入力により、表示されたビ デオ信号に対する制御を提供する。処理後に、ビデオ信号は、テレビで見ること ができる走査フォーマット（例えばＮＴＳＣ）に、パーソナルコンピュータに より使用される走査フォーマット（例えばＶＧＡ）から変換される。スキャンコ ンバータ４０の出力である、変換されたパーソナルコンピュータディスプレイ信 号、或いはパーソナルコンピュータ２から直接出力されるコンポジット（混成の ）（ＮＴＳＣ）テレビ・フォーマット信号及び左右の音声信号は、トランシーバ １２による送信のために変調されて、アンテナ１１から送信されて、それからテ レビ受信機４の場所でトランシーバ１４に接続されたアンテナ１５で受信される 。 或いは、アンテナ１１からの送信信号は、ローカル（例えば家庭の）ケーブル ・システムのヘッドエンド（先端）に位置するヘッドエンドユニット５０の入力 であるアンテナ５２で受信される。送信されたパーソナルコンピュータビデオデ ィスプレイ信号及び如何なる伴送の音声信号も、アンテナ５２及び受信機５４を 介して受信され、ＦＡＭ５８により利用可能なケーブル・チャネル周波数に変調 され、コンバイナ６０に供給される。コンバイナ６０は、送信されたパーソナル コンピュータビデオディスプレイ信号及び如何なる音声信号をも、ケーブル・サ ービス・プロバイダからの入力ケーブル６２上の既存のチャネル信号と結合（組 み合わせ）して、屋内等で局所的にケーブル信号を配信する１つ以上のケーブル ６１上に、このようにして結合された出力を供給する。 テレビジョン受信機４では、パーソナルコンピュータからアンテナ１５を介し て、或いはケーブル６１及びセットトップボックス７６を介して受信された信号 が、ベースバンド・ビデオ信号１６及び音声左右チャンネル信号として、テレビ 受信機４に提供される。或いは、トランシーバ１４は、パーソナルコンピュータ ビデオディスプレイ信号を提供する１つ以上のケーブル２５に、無線周波数信号 を出力し、また、テレビ受信機４に表示される、或いはテレビ受信機４に組み込 まれた、或いはそれに接続された１つ以上のラウドスピーカ２０に出力される１ つ以上の音声チャネル信号を出力する。 パーソナルコンピュータにより発生されたビデオ信号を見て、そして、伴送の 音声信号があればそれを聞いて（それらの信号はテレビ受信機４上の出力である が）、テレビ受信機４の近くの見る場所に位置するユーザは、代表的にキーボー ド２７ａ、マウスまたはポインティングデバイス２７ｂ、ジョイスティック２７ ｃ、マイク２７ｄ、或いはデジタル電話２７ｅとして示される複数の利用可能な パーソナルコンピュータ入力装置の何れか一つを動作させて、ビデオディスプレ イ及び／または音声信号情報を変化させることができる。 この種の入力装置を使用することによって、ユーザは、ＵＳＢコンバータ６８ 及びＵＳＢハブ６４を介してパーソナルコンピュータに伝送された入力データ及 びモデム２２を介してバックチャンネル２１に伝送された入力データを介して、 パーソナルコンピュータの動作を制御する入力を供給する。フルレンジ（全域） の入力メソッド（方法）がテレビ受信機の場所でユーザに利用可能であり、これ により、ユーザは、パーソナルコンピュータハードウェアの動作、そのオペレー ティングシステム、及びその上で実行される如何なるアプリケーションに対する 制御をも含む、パーソナルコンピュータ２に対する全ての制御を実行することが できることが、当業者には、理解されるであろう。 入力インターフェース・エクステンダ２６から送信される入力データは、モデ ム４２を介してパーソナルコンピュータインターフェース装置１０で受信されて 、コープレクサ３６及びマルチプレクサ３８への入力として供給される。パーソ ナルコンピュータ２がＵＳＢ入力ポートを有するとき、ＵＳＢ入力は、パーソナ ルコンピュータ２に位置するＵＳＢ互換装置からＵＳＢバス３０を介して、また 、テレビ受信機の位置にある装置２７ａ〜２７ｅからＵＳＢハブ６４を介して、 ＵＳＢインターフェース・ライン上のマルチプレックス化された入力データとし て供給されてもよい。 パーソナルコンピュータ２或いはパーソナルコンピュータ位置の入力装置２９ ａ〜２９ｄがＵＳＢ互換でない場合には、コープレクサ３６は種々の入力装置２ ９ａ〜２９ｄからの入力をそれそれ受信して、各種類の入力装置からのデータ（ 例えばキーボード２９ａからのデータ）をテレビ受信機４に位置する対応入力装 置キーボード２７ａからのデータでそれぞれマルチプレックス化するために使用 される。これらの「コープレックス化された」出力は、従来の専用の入力インタ ーフェース（それは代表的に「マウス」、「キーボード」、「ジョイスティック 」、「シリアル」、「ミミック（疑似）」として示されるが）で、パーソナルコ ンピュータインターフェース装置１０からパーソナルコンピュータ２へ送信され る。 本発明を使用することによって、テレビ受信機４に位置するユーザは、パーソ ナルコンピュータ２が遠隔地に位置していても、すなわち標準入力インターフェ ース・ラインの通常の範囲を超えて、パーソナルコンピュータ２の動作に対する 全ての制御を行うことができる。動作の更なる例として、テレビ受信機４に位置 するユーザは、パーソナルコンピュータ２にビデオ会議アプリケーションを実行 するように命令し、ネットワーク（例えばインターネットまたは公衆電話交換ネ ットワーク）を通じて受信されるデータから、パーソナルコンピュータによって 発生されるビデオ信号を供給して、関連した音声出力をスピーカ２０により或い は電話２７ｅによりユーザへ供給するようにすることもできる。テレビ会議のた めのリターン（帰還）信号として、ユーザは、テレビ会議の他の参加者に伝送す るために、電話２７ｅにより話をしたり、ビデオ・カメラ１９によってビデオ信 号を局所的に発生させてもよい。 図３ａ〜３ｄは、本発明のインターフェース拡張システムを実施しうる種々の 物理的構成を例示する。図３ａは、図１ｃに示されるものと同じ物理的なインプ リメンテーション（実施例）を示し、これにおいて、トランシーバ１４及び入力 インターフェース・エクステンダ２６は、テレビ受信機４の外部に位置する。 図３ｂは、トランシーバ１４及び入力インターフェース・エクステンダ２６が テレビ受信機４に組み込まれた他の実施形態を示す。本実施形態において、キー ボード２７ａは、有線或いは無線（たとえば赤外線）により、入力インターフェ ースエクステンダ２６と接続される。 図３ｃは、パーソナルコンピュータの信号が複数のテレビ受信機４に配信され 、各テレビ受信機４が、装置（例えばキーボード２７ａ）からの入力データを、 バックチャンネル２１に沿ってパーソナルコンピュータインターフェース装置１ ０を介してパーソナルコンピュータ２へ送信する入力インターフェース・エクス テンダ２６を有する本発明の実施形態を示す。本実施形態において、パーソナル コンピュータビデオディスプレイ信号及び左右の音声チャネル信号は、無線周波 数またはマイクロ波周波数信号により、パーソナルコンピュータインターフェー ス装置１０から、ＣＡＴＶプロバイダからの入力ケーブル６２のヘッドエンドに 位置するヘッドエンドユニット５０へ送信される。パーソナルコンピュータイン ターフェース装置１０を介してパーソナルコンピュータから受信される信号は、 ケーブル６２上の入力ＣＡＴＶ信号と結合（組み合わせ）されて、複数のケーブ ル６１を介して多数のテレビ受信機に、それらのＲＦ入力ポートに配信される。 本発明のこの配信された伝送システムの実施形態において、パーソナルコンピ ュータ２によって発生されたビデオ信号は、各テレビ受信機４で、ユーザに伝え られることが可能である。そして、ビデオ信号は、全てのこの種のユーザには、 同じものに見える。しかし、各々のテレビ受信機４に位置するユーザが、パーソ ナルコンピュータ２によって、各々のテレビ受信機４の場所で各々異なる入力イ ンターフェース・エクステンダ２６で発生されたものとして認識される入力デー タを供給するシステムにおいて、この種の多数場所分配は、有利に利用される。 この種のシステムは、例えば、複数のプレーヤがゲーム・アプリケーションの実 行を制御するための制御入力を供給するようなゲーム・アプリケーションを実行 するために利用される。従って、本発明のこの分散されたシステムの実施形態に よって、テレビ受信機４或いは他のディスプレイ・モニタが位置する複数の異な る部屋にいるユーザが、インタラクティブ（対話的）に一つのパーソナルコンピ ュータ２の動作を制御することもできる。 ＵＳＢ標準の伝送プロトコルは、種々の入力装置（例えばキーボード２７ａ） によって発生されるシリアルデータに、ＵＳＢ識別子を付加する。従って、各々 のビデオ・ディスプレイ装置（例えばテレビ受信機４）に位置するこの種の回路 ６８を有する入力インターフェースエタステンダ２６は、パーソナルコンピュー タ２がこの種の入力データが受信された場所を認識して、それにしたがってパー ソナルコンピュータ２の動作を制御できるように、各々の入力インターフェース ・エクステンダ２６に位置する入力装置からのデータに適切にタグを付けること ができる。 本発明の分散システムの実施形態の更なる拡張として、パーソナルコンピュー タインターフュース装置１０は、アダプタをプロセッサ３２内に組み込んでもよ い。この場合、アダプタは、「ＶＧＡ」出力ラインによりパーソナルコンピュー タ２によって供給されるヴァーチャル（仮想）ビデオディスプレイ情報から、マ ルチプル（多数の）スクリーン・ビデオディスプレイを発生させるために使用さ れる。現在カラーグラフィック（Ｃｏｌｏｒｇｒａｐｈｉｃ Ｃｏｒｐ．）社に より販売されているようなマルチプルスクリーン・ビデオアダプタは、ウィンド ウ化されたディスプレイ（すなわちグラフィカルユーザインターフエース（ＧＵ Ｉ）ディスプレイ）からの標準ＶＧＡビデオ出力ディスプレイ信号から、マルチ プルスクリーン・ビデオ信号を発生する。従って、ユーザによって、各々のテレ ビ受信機４で見られる表示画面データは、各ユーザに対して異なっていてもよい 。この種のマルチプルスクリーン・ビデオディスプレイを提供することに関連し て、パーソナルコンピュータインターフェース装置１０は、各々のビデオ・ディ スプレイ装置（例えばテレビ受信機４）に位置するラウドスピーカの出力のため にコーディネート（調和）された音声信号を供給するため、追加のサウンドカー ド回路をプロセッサ３２内に組み込んでもよい。或いは、パーソナルコンピュー タ２の構成は、ユーザが、１つ以上のサウンドカード等の追加のオーディオ処理 回路により変更することも可能であり、このようにして各サウンドカードから多 重モノラル或いはペア（対）のステレオ音声信号を供給して、単一のサウンドカ ードが、各テレビ受信機４で提供される、より多くのユーザ・セッションへの出 力のために、音声信号を処理するために使用されるようにすることができる。 更に、オーエス２（ＯＳ／２）やウインドウズ（Ｗｉｎｄｏｗｓ）等のオペレ ーティングシステムは、単一の共通のグラフィカルユーザインターフエース（コ モンＧＵＩ）により、一つのパーソナルコンピュータ上で異なるアプリケーショ ンのマルチタスキングサービスを提供する。本発明の分散された実施形態では、 パーソナルコンピュータユーザインターフェースは、各ユーザがそれぞれ独立し て制御されるインタラクティブ（対）セッションでパーソナルコンピュータ２の 動作に対する制御を実行することができるように、「多重化」と呼ぶことができ る。 図３ｄは、トランシーバ１４がテレビ受信機４に組み込まれているか、入力イ ンターフェース・エクステンダ２６はテレビ受信機４に組み込まれていない補助 装置として使用される本発明の更に他の実施形態を示す。 図４は、パーソナルコンピュータ２と、テレビ受信機４、ビデオ・カメラ１９ 及びキーボード２７ａ、２９ａ、ジョイスティック２７ｃ及び２９ｃ、及びマウ ス２７ｂ及び２９ｂを含む代表的な入力装置との間の信号のフローを示す。図４ に示すように、パーソナルコンピュータ２によって発生されたビデオ信号は、コ ンバータ４０により、ＶＧＡ／ＳＶＧＡ走査フォーマットから変換されて、伴送 音声信号と共に（もし存在すれば）、無線周波数またはマイクロ波周波数により 、トランシーバ１２或いはパワー・ライン（ＰＬ）モデム４２を介して、テレビ 受信機に位置するトランシーバ１４へ送信される。当業者は、ビデオ信号がクロ ミナンス及び輝度コンテンツ（内容）を含む単一の複合ビデオ信号として、或い は二つの別個に調整されたクロミナンス及び輝度信号（Ｙ／Ｃで表示）として送 信され得ることを理解するであろう。この場合には、トランシーバ１２及び１４ は、クロミナンス及び輝度信号を二チャネルで送受信するように構成される。図 ４に示すように、カメラ１９によって発生されるビデオ信号は、無線周波数、マ イクロ波周波数または送電線伝送により、トランシーバ１４を介して、パーソナ ルコンピュータインターフェース装置１０に位置するトランシーバ１２またはモ デム４２に送信される。パーソナルコンピュータインターフェース装置１０で受 信されるビデオ信号は、それから入力情報としてパーソナルコンピュータ２に供 給される。 図４に更に示すように、テレビ受信機４の見える位置にある入力装置（すなわ ちキーボード２７ａ、マウス２７ｂ等のポインティングデバイス及びジョイステ ィック２７ｃ等）からのデータは、例えば、ＵＳＢハブであってもよいマルチプ レクサ６４によりマルチプレックス（多重）化されて、無線周波数、マイクロ波 周波数またはバックチャンネル２１上の送電線伝送によりモデム２２を介して送 信される。パーソナルコンピュータインターフェース装置１０で、多重送信され た入力データは、バックチャンネル２１からモデム４２を介して受信される。図 ４にさらに示すように、パーソナルコンピュータ２がＵＳＢインターフェースを 含まない場合、或いは、パーソナルコンピュータキーボード２９ａ、マウスまた はポインティングデバイス２９ｂ、及びジョイスティック２９ｃを含むパーソナ ルコンピュータ２に位置する入力装置がＵＳＢ互換でない場合には、テレビに位 置するこの種の各入力装置及びパーソナルコンピュータ２に位置する各対応する 入力装置からのデータが、パーソナルコンピュータ２への入力のために、「コー プレックス」されなければならない。この動作は、パーソナルコンピュータ２へ の入力のため、キーボード、ポインティングデバイス及びジョイスティック・デ ータをそれぞれコープレックス化するために使用されるコープレクサ回路３６ａ 、３６ｂ及び３６ｃへの入力で、送信された入力データのデマックス（ＤＥＭＵ Ｘ）３８によるデマルチプレックス化（多重分離）として、示される。 本発明の更に他の実施形態においては、テレビ信号が、パーソナルコンピュー タ２によって発生されるビデオ信号に関連して、テレビ伝送に関連するデータか らの伴送音声信号と共に（もしそれが存在すれば）、テレビ受信機４で見ること ができるシステムが提供される。図１ｃに示すように、セットトップボックス７ ６がローカルケーブル６１に接続され、１つ以上のケーブル・チャネル信号とし てトランシーバ１４に出力を供給する。或いは、セットトップボックス７６はロ ーカルケーブル６１だけに接続されて、テレビ受信機４への出力接続を有するよ うにしてもよい。 セットトップボックス７６は、ブランキング間隔（例えばテレビ伝送の垂直帰 線消去期間または水平帰線消去間隔）の間に送信される「ユニバーサル・リソー ス・ロケータ（ＵＲＬ）」アドレスを抽出するためのデジタル信号処理回路を含 む。抽出されたＵＲＬアドレスは、信号線７８で入力インターフェース・エクス テンダ２６に供給され、その入力インターフェース・エクステンダ２６は、パー ソナルコンピュータインターフェース装置１０を介して、無線周波数、マイクロ 波周波数またはバックチャンネル２１上の送電線伝送によりパーソナルコンピュ ータ２に伝送するために、ＵＲＬ信号を変調する。 パーソナルコンピュータ装置１０は、テレビ伝送に関連するデータにアクセス するためにＵＲＬアドレスを使用して、この種のアクセスが得られた後、アクセ スされたデータを、ビデオ、オーディオまたは他の情報信号としてトランシーバ １２またはモデム４２を介してトランシーバ１４及び／または入力インターフェ ース・エクステンダ２６に供給する。ビデオ信号の形のデータは、トランシーバ １４を介してテレビ受信機４へ供給される。関連するパーソナルコンピュータデ ータ信号は、ユーザによりピクチャ−インーピクチャ・フォーマット信号として 、この種の能力を有するテレビ受信機上で見るために利用することができるか、 或いはまた、テレビ送信に関連してテレビ受信機制御装置または入力インターフ ェース・エクステンダ２６上のボタンのタッチ（押すこと）により、選択的に見 られるようにすることが可能である。入力インターフェース・エクステンダ２６ はまた、標準のテレビ送信と関連するパーソナルコンピュータにより発生された 信号間の急速且つ直接の切替を提供するようにしてもよい。 本発明は、ここでは、特に好適な実施形態に関連して記載されたが、これらの 実施形態は単に本発明の側面及び特徴だけを表すものであることが理解されねば ならない。このように、ここで記載された例示的実施形態に対する多数の変更例 を作ることは、当業者にとって自明であろう。本発明を実施するために考えうる この種の変更例及び他の構成は、ここに記載され請求された本発明の精神及び範 囲から逸脱するものと、見なされるべきてはない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 サカルヤ、ダーサン アメリカ合衆国、ニュージャージー州、ド ーヴァー、イースト・ブラックウェル 10

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． コンピュータから離れたテレビ（ＴＶ）受信機の場所まで、コンピュータ のユーザ・インタフェースを拡張するためのシステムであり、前記ユーザ・イン タフェースが前記コンピュータのビデオディスプレイと、ユーザの起動操作に応 答して前記ビデオディスプレイを変化させるための前記コンピュータの入力イン ターフェースとを備えるシステムであって、 前記システムは、 （ａ） 少なくとも前記ビデオディスプレイの一部が前記テレビ受信機にテレビ ディスプレイとして現れるように、前記ビデオディスプレイを表す信号を、前記 コンピュータによって利用される走査フォーマットから前記テレビ受信機によっ て利用される走査フォーマットへ変換するためのスキャンコンバータと、 （ｂ） 前記コンピュータと前記テレビ受信機との間で信号を伝送するための送 信機と、 （ｃ） 前記テレビディスプレイを変化させるため、前記コンピュータに伝送す るための入力信号を受信する、ユーザ入力装置への接続のための入力インターフ ェース・エクステンダと、 を備えるシステム。 ２． 記憶媒体の人手による交換を必要としない前記コンピュータの機能は、前 記テレビ受信機の場所から前記入力インターフェース・エクステンダを介して使 用できる請求項１のシステム。 ３． 前記入力インターフェース・エクステンダは、前記入力信号をワイヤー導 線により前記コンピュータに伝送する手段を備える請求項１のシステム。 ４． 前記入力インターフェース・エクステンダは、電磁放射を利用することに よって、前記入力信号を前記コンピュータに伝送する手段を備える請求項１のシ ステム。 ５． 前記入力インターフェース・エクステンダは、ＡＣ配線により前記入力信 号を送信する手段を備える請求項１のシステム。 ６． 前記送信機によって送信される信号を受信して、該受信信号を前記テレビ 受信機への入力のために、前記テレビ受信機の１つ以上の入力周波数に変換する ための手段を更に備える請求項１のシステム。 ７． 前記送信機は前記コンピュータから前記テレビ受信機への分配及び結合の ために、前記コンピュータからの信号をヘッドエンド位置へ伝送する請求項１の システム。 ８． 前記スキャンコンバータは、電磁放射によって前記ヘッドエンド位置へ送 信される変換された信号を生成する請求項７のシステム。 ９． 前記電磁放射は無線周波数伝送である請求項７のシステム。 １０． 多重の、同時の、それぞれ独立して制御されるインタラクティブセッシ ョンを複数のビデオ・ディスプレイシステムの各々に位置するユーザへ提供する ため、コンピュータのユーザ・インタフェースを増やすためのシステムであり、 前記ユーザ・インタフェースが、前記コンピュータのビデオディスプレイと、ユ ーザの起動操作に応答して前記ビデオディスプレイを変化させるための前記コン ピュータの入力インターフェースとを備え、前記システムは、 （ａ） 前記コンピュータと前記複数のビデオ・ディスプレイシステムとの間で 前記ビデオディスプレイを表す信号を送信するための送信機と、 （ｂ） ユーザ入力装置への接続のために、前記ビデオ・ディスプレイシステム の各々に位置する複数の入力インターフェース・エクステンダであって、前記ビ デオ・ディスプレイシステムに現れる各ビデオディスプレイを変化させるため、 前記コンピュータに入力信号を供給する入力インターフェース・エクステンダと 、 を備えるシステム。 １１． 前記入力インターフェース・エクステンダの各々は、前記コンピュータ が前記入力インターフェース・エクステンダにおける前記入力信号を識別できる ように、該入力インターフェース・エクステンダに接続されたユーザ入力装置か ら受信されたデータに識別子を付加するための手段を備える請求項１０のシステ ム。 １２． 前記ビデオ・ディスプレイシステムのうちの少なくとも一つはテレビ（ ＴＶ）受信機であり、前記システムは、少なくとも前記ビデオディスプレイの一 部が前記テレビ受信機にテレビディスプレイとして現れるように、前記ビデオデ ィスプレイを表す信号を、前記コンピュータによって利用される走査フォーマッ トから前記テレビ受信機によって利用される走査フォーマットへ変換するための スキャンコンバータを更に備える請求項１０のシステム。 １３． 前記入力インターフェース・エクステンダは、更に、前記コンピュータ によって実行されて前記コンピュータの動作に対する制御を提供する、少なくと も一つのマルチインストラクションプログラムを記憶する手段を備える請求項１ のシステム。 １４． 前記プログラムは、前記テレビ受信機の表示改善のために前記ビデオデ ィスプレイを構成するビデオディスプレイプロセッサを制御する請求項１３のシ ステム。 １５． 前記入力インターフェース・エクステンダは、前記プログラムを前記コ ンピュータにより実行させるためのユーザにより操作可能な手段を更に備える請 求項１３のシステム。 １６． コンピュータにより生成されたビデオディスプレイ信号に関連して、前 記コンピュータから離れて位置する少なくとも一つのテレビ受信機でテレビ（Ｔ Ｖ）伝送が見られることを可能にするシステムであって、前記システムは、 （ａ） 前記コンピュータによって前記テレビ伝送に関連するデータにアクセス することを可能にする、前記テレビ伝送に埋め込まれたアドレスを抽出する手段 と、 （ｂ） 前記遠隔のテレビ受信機での入力に応答して、前記抽出されたアドレス を使用して前記コンピュータを前記関連したデータにアクセスさせるための起動 手段と、 （ｃ） 前記コンピュータにより生成されたビデオディスプレイの符号が前記テ レビ受信機に現れることができるように、前記コンピュータ生成のビデオディス プレイ信号を、前記テレビ受信機によって利用される走査フォーマットに変換す るためのスキャンコンバータと、 （ｄ） 前記コンピュータと前記テレビ受信機との間で信号を伝送するための送 信機と、 を備えるシステム。 １７． 前記送信機によって送信された信号を受信し、前記テレビ受信機への入 力のために、該受信された信号を前記テレビ受信機の１つ以上の入力周波数に変 換するための手段を更に備える請求項１６のシステム。 １８． 前記送信機は、前記テレビ受信機に分配及び結合するために、前記コン ピュータからの信号をヘッドエンド位置へ伝送する請求項１６のシステム。 １９． 前記スキャンコンバータは、前記コンピュータの場所に位置し、電磁放 射によって前記ヘッドエンド位置へ伝送される変換信号を生成する請求項１６の システム。 ２０． 前記テレビ受信機に位置し、前記送信されたコンピュータ生成ビデオデ ィスプレイ信号をピクチャ−イン−ピクチャ・フォーマットで前記テレビ受信機 に表示するための、ユーザにより操作可能な手段を更に備える請求項１６のシス テム。 ２１． 前記テレビ受信機に位置し、前記コンピュータ生成のデオディスプレイ 信号を前記テレビ受信機に自動的に表示するための、ユーザにより操作可能な手 段を更に備える請求項１６のシステム。 ２２． 前記テレビ受信機に位置し、前記コンピュータ生成のビデオディスプレ イ信号が利用可能である時を表すための手段を更に備える請求項１６のシステム 。