【発明の詳細な説明】
抄紙機のアフタードライヤにおける表面処理紙ウェブもしくはその等価物の乾
燥方法、および該方法を行う抄紙機のアフタードライヤ
本発明は、抄紙機のアフタードライヤにおける表面処理紙ウェブもしくはその
等価物の乾燥方法に関するものであり、この方法では最初に、仕上部において紙
ウェブの仕上げを行う。仕上部では仕上装置を用いて表面サイズもしくはコーテ
ィングを紙ウェブに行い、その後、紙ウェブを乾燥する。
さらに本発明は、本発明による方法を表面処理紙ウェブもしくはその等価物の
乾燥に用いる抄紙機のアフタードライヤに関するものであり、このアフタードラ
イヤは仕上装置の後に配置され、仕上装置によって紙ウェブの表面サイズもしく
はコーティングを行う。
従来技術において公知のように、抄紙機の多筒ドライヤにおいては、ツインワ
イヤドローおよび／またはシングルワイヤドローを用いる。ツインワイヤドロー
においては、乾燥用シリンダのグループは２つのワイヤを有し、それらがウェブ
を一方が上から、他方が下から加熱シリンダ面に対して押しつける。乾燥用シリ
ンダの複数の列は、通常は水平な列であり、複数の列の間でウェブは、自由な無
支持のドローを有する。このドローはフラッタリングを起こす可能性がある。そ
の結果、ウェブの破損が起こり、特に、ウェブがまだ比較的湿めっていて、した
がって強度が低いときに、破損する。これが、近年においては、上記のシングル
ワイヤドローの利用が、絶えず増え続けている理由である。シングルワイヤドロ
ーでは、乾燥用シリンダの各グループは１つの乾燥用ワイヤしか有さず、それに
支持されてウェブがグループ全体を走行し、乾燥用ワイヤが乾燥用シリンダ上の
加熱シリンダ面に対してウェブを押しつける。そしてウェブが、乾燥用シリンダ
間にある逆転シリンダ上もしくは逆転ロール上では外側の湾曲部側にある。した
がって、シングルワイヤドローにおいては、乾燥用シリンダをワイヤループの外
側に配置し、逆転シリンダもしくは逆転ロールを上記ループの内側に配置する。
シングルワイヤドローを有する通常グループと称される、従来から公知のもの
においては、加熱乾燥用シリンダを上側の列に配置し、逆転シリンダを下側の列
に配置する。それらの列は原則として水平で、互いに平行である。他方、シング
ルワイヤドローを有する逆転グループにおいては、乾燥用シリンダを原則として
下側の列に、逆転シリンダを上側の列に配置する。以下、「通常（ドライヤ）グ
ループ」と「逆転（ドライヤ）グループ」の用語を用いる場合、その意味するも
のは明らかに多筒ドライヤにおけるシングルワイヤドローを有する上述の種類の
グループのことである。
紙をシングルワイヤドローの通常グループによってその下面側から乾燥すると
き、そのような非対称な乾燥がプレドライヤの全長にわたっている場合、最初は
紙ウェブの下面側を乾燥するように乾燥が起こる。乾燥が進むと、乾燥効果が紙
ウエブの上面側にも及ぶ。そうした状況であるので、乾燥された紙は常にカール
し、上から見ると凹面になる。
従来から公知なように、ウェブを形成するときに、特にシートを形成する段階
でスライスジエットとワイヤの間の速度差を選択することによって、そして他の
運転用パラメータを用いることによって、紙がカールする傾向は、すでに影響を
受けている。例えば複写用紙の場合、従来から公知なように、アフタードライヤ
において両側から不均一に乾燥することによって、適切な初期カール形状を、そ
のシートに関して調整して、片側複写後もしくは両側複写後の紙のカールを最適
化できるようにする。複写用紙の場合、カールの反応性、すなわち含水量の単位
変化当たりのカールする量に、湿部でのウェブ形成時に生成される紙の多層構造
を用いてかなりの程度まで影響を及ぼす。
高速抄紙機、特に上級紙抄紙機における本発明に関係する最も最近の技術は、
機械の長さの大部分にわたってシングルワイヤドローを配置し、紙のカールする
傾向を調整するために実際に逆転グループも用いて、乾燥をＺ方向に充分に対称
に行なうことができるようにする乾燥部を基本とする。
従来技術によると、コーティングされる紙のための、特に上級紙もしくはその
等価物のためのアフタードライヤに関する方法が知られている。このアフタード
ライヤでは先ず上部シリンダと、下部シリンダと、この後に通常のシングルワイ
ヤドローを用いた１つのグループと、その後にツインワイヤドローを用いた複数
の乾燥グループとがある。これらの方法においては、紙のカールする傾向の点か
ら見ると、カールを効果的に調整することを意図しているとするならば、上部シ
リンダおよび下部シリンダの比率が不適切であるという問題がある。従来技術か
ら公知のように、アフタードライヤにおいては、ウェブやサイズ／ペーストが最
初のシリンダに付着するため、そのシリンダの温度を低く保つ必要があった。こ
の結果、シングルワイヤドローあるいはツインワイヤドローのいずれにおいても
、シリンダ上でウェブを加熱するために、与えられている能力に比較して機械の
全長のうち過剰に大きな割合を必要としていた。
本発明は、紙のカールを調整してもアフタードライヤが実質的に長くならない
方法を提供することを目的とする。
コーティングされる紙の仕上げ、特に上級紙の仕上げのための上述の種類のグ
ループを、たとえば、本出願人のフィンランド特許出願第950434号公報において
説明している。したがって、本発明は、上記出願に開示する方法をさらに発展さ
せて、紙がカールする傾向をアフタードライヤにおいて、より効果的に調整でき
るようにすることを目的とする。
従来技術に関して、本出願人のフィンランド特許出願第931263号公報（欧州特
許出願第0,620,313号公報および米国特許第5,495,678号公報に対応する）も参照
することができる。それは衝突乾燥を、シングルワイヤドローを用いた従来技術
に係わるシリンダドライヤグループと組み合わせるための好ましい装置を記載し
ている。
プレドライヤにおいて紙ウェブのカールを調整することが不可能もしくはカー
ルを調整することが好ましくない乾燥部における使用に特に適した、アフタード
ライヤのための方法を提供することを本発明は、更なる目的とする。
さらに本発明は走行性能を、非常に高水準にすることができる抄紙機のための
アフタードライヤを提供することを目的とする。
本発明は、効率的な乾燥が可能な抄紙機のアフタードライヤを提供することを
更なる目的とする。
従来技術によると、コーティング部もしくは表面サイジング装置の後に電気赤
外線もしくはガス赤外線を用いることが知られている。さらに、従来技術からは
赤外線の熱風を浮遊式ウェブドライヤと称されるものへ送り込むコンビネーショ
ンドライヤと称されるものを使用することが知られている。
本発明は、エネルギー消費の点で有利な抄紙機のアフタードライヤを提供する
ことを更なる目的とする。
本発明は、走行性と、効率と、カールの調整とを最適化した抄紙機のアフター
ドライヤに関する新規の概念を創出することを具体的な目的とする。
上述の目的および後述の目的を達成するため、本発明による方法はアフタード
ライヤにおいて、シングルワイヤドローを用いた少なくとも１つのドライヤグル
ープにおいて紙ウェブを乾燥し、それと同時に上記ドライヤグループの少なくと
も１つのシリンダもしくはロールに対して設けた衝突乾燥装置によって紙ウェブ
を乾燥することを主たる特徴とする。
さらに、当該方法を利用した本発明に係るアフタードライヤは、そのアフター
ドライヤが、シングルワイヤドローを用いた少なくとも１つのドライヤグループ
を有し、衝突乾燥装置を上記ドライヤグループ内の少なくとも１つのシリンダも
しくはロールに設けたことを主たる特徴とする。
本発明の１つの実施例によれば、アフタードライヤの開始部には、シングルワ
イヤドローの逆転グループを設け、このグループのサクションロール、サクショ
ンシリンダ、もしくはそれと同等の逆転ロール／シリンダ上には衝突送風用フー
ドを配置する。この方法は、シングルワイヤドローは走行性が良く、ロープを用
いた通紙を必要としないし、さらに衝突乾燥によって紙ウェブのコーティング面
を効率的に乾燥させるため好ましい。この装置によって、とりわけ、ウェブが迅
速に加熱され、それによってウェブ表面の水の効率的蒸発が達成されるという利
点が得られる。この衝突送風によってカールに影響を及ぼすことはないが、カー
ルは、後続するツインワイヤドローのグループ内で上部および下部シリンダの蒸
気圧を適切な水準に調節することによって調整される。本発明による装置によっ
て短いアフタードライヤを作ることができ、赤外線ドライヤなどの電気エネルギ
ーに基づく装置よりも大きなエネルギーの節約になる。なぜならば、衝突乾燥に
おいては、例えば電気よりも有利な液化石油ガスからの燃焼ガスを用いることが
できるからである。浮遊式ウェブドライヤと比べた本発明による装置の重要な
利点は優良な走行性にある。さらに、本発明による装置においては、効率を容易
に調整でき、さらに衝突乾燥によってプロファイリングが可能となる。
本発明の好ましい実施例による装置においては、衝突乾燥をコーティングの乾
燥に用いる。さらに、赤外線／浮遊式複合ウェブドライヤと同様に、赤外線によ
り加熱された空気を衝突乾燥装置において利用する。暖気を衝突乾燥装置の代替
空気として、そして直接、衝突送風としても用いることができ、置き換えないと
すると加熱が必要である空気と置き換えることができる。もしくは暖気を、上記
衝突送風を加熱するためのバーナー用の予熱された空気として用いることもでき
る。効率の点で、ガス赤外線ドライヤが使用可能な状態にあることは特に有利で
ある。このような装置のアフタードライヤにおいては、コーティング装置、もし
くは表面サイジング装置の後であって、シリンダ乾燥装置および衝突乾燥装置の
手前に、前部乾燥用としてガスドライヤもしくは赤外線ドライヤがある。得られ
る利点として、エネルギーの節約とウェブの良好なドローがある。
次に、添付図面の図を参照して、本発明をより詳細に説明するが、本発明は決
して、これらの図面の内容に限定されるものではない。
第１図は一実施例の概略図であり、この実施例では、アフタードライヤの始め
の部分に、シングルワイヤドローを用いたドライヤグループを配置し、そのグル
ープ内の逆転ロール／シリンダに衝突乾燥装置を設け、そのグループをツインワ
イヤドローのドライヤグループよりも手前に配置する。
第２図は、第１図に示すアフタードライヤと実質的に同じアフタードライヤの
概略図であり、このドライヤではドライヤ内の最初の乾燥装置が浮遊式ウェブド
ライヤである。
第３図に概略的に示す実施例は、第１図および２図に示す実施例と実質的に同
じであるが、この実施例においてはコーティングの後、ウェブが逆転ブローボッ
クスによって転向される。
第４図は一実施例の概略図であり、この実施例では、コーティング／表面サイ
ズ処理後にウェブが逆転ブローボックスによって転向されて、シングルワイヤド
ローを用いた逆転乾燥グループヘ送り込まれ、衝突乾燥装置を逆転ロール／シリ
ンダに対して設け、その後にはツインワイヤドローを用いたグループを続いて配
置する。
第５図は一実施例の概略図であり、この実施例は、第４図に示す実施例と実質
的に同じであるが、シングルワイヤドローの逆転ドライヤグループ内の乾燥用シ
リンダを逆転ブローボックスに代えている。
第６図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、最初のドライヤグルー
プが通常シングルワイヤドローのグループであり、そのグループ内では逆転ロー
ルに対して衝突乾燥装置を設け、この乾燥装置をツインワイヤドローのドライヤ
グループより手前に配置する。
第７図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、アフタードライヤ内の
最初のグループがシングルワイヤドローの通常ドライヤグループであり、このグ
ループの後にシングルワイヤドローの２番目の通常グループがあり、そのグルー
プ内では衝突乾燥装置を逆転ロールのいくつかに対して設ける。
第８図は、第７図に示す実施例と実質的に同じ実施例の概略図であるが、シン
グルワイヤドローのグループの手前にある、アフタードライヤ内の最初の乾燥装
置が浮遊式ウェブドライヤである。
第９図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、浮遊式ウェブ乾燥装置
をシングルワイヤドローの通常ドライヤグループの手前に配置し、そのグループ
の後に非常に直径の大きいシリンダを配置し、そのシリンダに対して衝突乾燥装
置を設け、そのシリンダをシングルワイヤドローを用いた通常ドライヤグループ
の手前に配置する。
第10図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、アフタードライヤ内の
最初のドライヤグループに直径の大きい逆転シリンダ／ロールを設け、この逆転
シリンダ／ロールに対して衝突乾燥装置を設け、逆転シリンダ／ロールを、ツイ
ンワイヤドローを用いたドライヤグループの手前に配置する。
第11図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、アフタードライヤ内の
最初のグループがシングルワイヤドローのグループであり、そのグループの後に
、シングルワイヤドローを有する逆転ドライヤグループを配置し、さらにこのグ
ループの後に、ツインワイヤドローを用いたドライヤグループを配置する。
第12A図および12B図は、衝突乾燥装置のノズル面の実施例の概略図である。
第13図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、アフタードライヤの開
始部分において、最初のシリンダに対して赤外線ドライヤを設け、その熱を衝突
乾燥に用い、赤外線ドライヤと衝突ドライヤとの間に、逆転ブロー装置を設ける
。
第14図は、一実施例の概略図であり、この実施例では、コーティング後、ウェ
ブを赤外線ドライヤもしくはガスドライヤによって乾燥し、これらのドライヤの
熱を衝突乾燥において利用し、赤外線ドライヤの後には逆転ブローボックスを設
け、ブローボックスの後に衝突ドライヤグループを配置する。
第１図において、コーティング装置を参照番号10で示す。このコーティング装
置10は、例えば本出願人によりSYM-SIZERTMの名称で市販されているコーティン
グ装置である。その装置は２つの相対するコーティング用ロール11および12を有
し、このそれぞれに対してサイズ供給装置を配置する。紙ウェブＷは、ロール11
および12の間のコーティング用ニップにおいて両側からコーティングされる。こ
の後、ウェブＷはアフタードライヤの中の、下列RA内に配置した最初の乾燥用シ
リンダ21上へ送られる。次に、それを越えてウェブＷはシングルワイヤドローの
逆転ドライヤグループの中の、上列RYの最初の逆転ロール／シリンダ23へ送られ
る。そこからウェブＷは乾燥用ワイヤもしくはそれと同等の支持ファブリック26
によって下列RA内の乾燥用シリンダ22上へ、さらに上列RY内の逆転ロールもしく
はシリンダ24上へ送られる。上列RY内の逆転ロールもしくはシリンダ23、24に対
して、衝突ブロー装置25を設け、これによって乾燥用ガス／空気噴流をウェブＷ
に向けて吹き出す。乾燥用ワイヤ26のガイドロールは参照番号27で示す。そのガ
イドロール27Aによって乾燥用ワイヤ26の走行路を変えて、乾燥用シリンダ21上
を越えて走行する被乾燥ウェブＷに走行路が接触しないようにする。逆転ロール
／シリンダ24から、乾燥用ワイヤ26に支持されながら、ウェブＷは閉鎖ドローと
して、ツインワイヤドローのドライヤグループの中の、グループの下列RA内の最
初の乾燥用シリンダ31上へ送られる。同図において、下列RA内の乾燥用シリンダ
は参照番号31.32および33で示す。それらのシリンダを越えてウェブＷが上列RY
内の乾燥用シリンダ41,42および43上を交互に蛇行しながら走行する。下列RAの
シリンダ31,32、33の乾燥用ワイヤ34はガイドロール35によって案内されて走行
し、上列RYの乾燥用ワイヤ44はガイドロール45によって案内されて走行する。ガ
イド
ロール／アライメントロール46を越えてウェブＷは次の処理へ送られる。乾燥用
シリンダに対してドクタ28を設けることができる。
逆転ロール／シリンダとしては"VAC-R0LL"TMの商標で本出願人が市販しており
、かつ内部サクションボックスを設けていないサクションシリンダを用いること
が特に好ましい。このロールの詳細な構造に関しては本出願人のフィンランド特
許出願第83,680号公報（米国特許第5,022,163号公報および第5,172,491号公報に
相当する）を参照する。Vac-Rollサクションシリンダの替わりに、本出願人によ
りUNOの商標で市販されているロール、もしくは公知の冷却シリンダもしくは加
熱シリンダを用いることもできる。
第２図に示す実施例は、第１図に示すものと実質的に同じである。対応する部
品は同じ参照番号で示す。第１図に示す実施例とは異なり、第２図においてはコ
ーティング装置10により被覆されたウェブＷは最初に、前部ドライヤとして作用
する浮遊式ウェブドライヤ15へ送り込まれ、このドライヤは最初の乾燥用シリン
ダ21の前にある。
第３図に示す実施例は第１図および第２図に示すものと実質的に同じである。
対応する部品は同じ参照番号で示す。この実施例においては、コーティング装置
10の後において紙ウェブＷが逆転ブロー装置14を越えて、前部ドライヤとして働
く浮遊式ウェブドライヤ15へ送られ、さらに浮遊式ウェブドライヤ15から、ただ
ちにシングルワイヤドローの逆転グループの上列RY内の最初の逆転ロール／シリ
ンダ23上へ送られる点が異なる。
第４図に示す実施例は第１図ないし第３図に示す実施例と実質的に同じである
が、この実施例においては、コーティング装置10の後においてウェブＷが逆転ブ
ロー装置14を越えて、シングルワイヤドローの逆転グループの上列RY内の最初の
逆転ロール／シリンダ23上へ、ただちに送られる。
第５図に示す実施例は第４図に示すものと実質的に同じであるが、ここではシ
ングルワイヤドローの最初の逆転ドライヤグループの下列RA内の乾燥用シリンダ
22を逆転ブロー装置28に代えている。
第６図に示す実施例において、コーテッドウェブＷはコーティング装置10から
乾燥用シリンダ21を越えて、シングルワイヤドローの通常ドライヤグループの上
列RY内の最初の乾燥用シリンダ51上へ送られる。このドライヤグループは上列RY
内に２つの乾燥用シリンダ51および52と、下列RA内に２つの逆転ロールもしくは
逆転シリンダ53、54とを有する。これらの逆転ロール／シリンダに対して、衝突
乾燥装置55を設ける。乾燥用ワイヤを参照番号56で、ガイドロールを参照番号57
で示す。このドライヤグループの後、ウェブＷは閉鎖ドローの状態で乾燥用ワイ
ヤ56によって、ツインワイヤドローのドライヤグループの上列RY内の最初の乾燥
用シリンダ41A上へ送られる。その他の点では、このツインワイヤドローのドラ
イヤグループは前出の図に図示するツインワイヤドローと同じである。
第７図に示す実施例において、コーティング装置10は通常シングルワイヤドロ
ーのドライヤグループの手前に置かれ、その中へコーテッド紙ウェブＷが乾燥用
シリンダ61および62を越えて送られる。乾燥用ワイヤ66に支持されて、乾燥すべ
き紙ウェブＷは下列RA内の逆転ロール／シリンダ65および上列RY内の乾燥用シリ
ンダ63を越えて乾燥用シリンダ64上へ蛇行しながら走行する。そこからウェブＷ
は、閉鎖ドローである通常シングルワイヤドローを有する次のドライヤグループ
の中の、上記グループの乾燥用ワイヤ76上へ送られる。このワイヤに支持されて
紙ウェブは下列RA内の逆転ロール／シリンダ75、78および上列の乾燥用シリンダ
73を蛇行しながら越えて走行する。下列内の中間逆転ロール／シリンダ78に対し
て、衝突乾燥装置79を、ウェブを乾燥用送風によってさらに乾燥させるために設
ける。乾燥用シリンダ74を越えて、ウェブＷは次の処理へ送られる。シングルワ
イヤドローのドライヤグループにおいてはブローボックス68、もしくはその等価
物、例えば、本出願人がUNO-RUN-BLOW-BOXの商標で市販しており、かつ走行性を
改善する装置68を用いる。もちろん、これらの装置をその他の図における実施例
にも用いることができる。
第８図に示す実施例は第７図に示すものと同じであるが、この実施例において
はウェブＷはコーティング装置10から前部ドライヤとして作動する浮遊式ウェブ
ドライヤ15を通って乾燥用シリンダ61、62を越え、通常シングルワイヤドローを
用いたドライヤグループへ送り込まれる。
第９図に示す実施例は第８図に示すものと実質的に同じである。この実施例に
おいては、コーティング装置10の後、コーテッド紙ウェブＷは浮遊式ウェブドラ
イヤ15を通り、シリンダ61、62を越えて、シングルワイヤドローの最初の通常ド
ライヤグループヘ送り込まれる。その後ウェブＷは乾燥用シリンダ81を越えて大
径ロール80を回る。そのロールに対して衝突乾燥装置85を設ける。大径ロールの
直径は通常の乾燥用シリンダの直径よりも20%〜150%大きく、25%〜90%大きいこ
とが望ましい。この後、下列の乾燥用シリンダ82が続き、そこからウェブＷは乾
燥用シリンダ91を越えてシングルワイヤドローの通常ドライヤグループへ送り込
まれる。このグループの逆転ロール／シリンダを参照番号95で、乾燥用シリンダ
を参照番号93で示す。乾燥ワイヤは参照番号96で、そのガイドロールを参照番号
97で示す。
第10図に示す実施例において、コーティング装置10の後、紙ウェブＷを乾燥用
シリンダ101を越えて大径ロール100上へ送る。大径ロール100に対して衝突乾燥
装置105を設ける。大径ロール100は乾燥用シリンダ102および逆転ロール／シリ
ンダ103の手前に置かれ、その後ウェブＷはツインワイヤドローのドライヤグル
ープヘ送り込まれる。このグループは上述のもの、例えば第１図に関して述ベた
ものと実質的に同じである。大径ロール100に対してそれ自身の乾燥用ワイヤ106
を設ける。そのガイドロールは参照番号107で示す。ガイドロールl07Aによって
乾燥用ワイヤの走路を変えて、ワイヤが、乾燥用シリンダ101を越えて走行する
乾燥すべき紙ウェブＷに接触しないようにする。
第11図に示す実施例において、紙ウェブＷは、コーティング装置10においてコ
ーティングされて、先ず乾燥用シリンダ11を越えてツインワイヤドローのドライ
ヤグループヘ送られる。そこでは上部ワイヤ114がガイドロール115に案内されて
乾燥用シリンダ112および113を越えて走行し、下部ワイヤ122はガイドロール123
および乾燥シリンダ121を越えて走行する。ウェブＷは一方の列RAから他方の列R
Yへ蛇行しながら走行し、それらの列RA、RY間でウェブＷは、支持されていない
自由ドローである。ツインワイヤドローのグループからウェブＷは次のドライヤ
グループの中の下列内の乾燥用シリンダ131上へ送られる。そこではウェブは乾
燥用ワイヤ136に支持されて走行する。この後、ウェブを上列内の逆転ロール／
シリンダ132上へ送る。逆転ロール／シリンダ132に対して衝突乾燥装置135を設
けている。この後、ウェブを下列へ送り戻し、さらに上列内の乾燥用シリンダ
141、142へ送る。このグループの最後の部分にはツインワイヤドローの通常グル
ープを設け、そこでは、下部ワイヤ136として働くワイヤは、衝突ドライヤグル
ープを通り抜けるワイヤを兼ねている。上列内の乾燥用シリンダ141.142には、
ガイドロール147を備えたそれら自身のための乾燥用ワイヤの循環146を設ける。
ガイドロール143を越えてウェブＷは、次の処理があるとすれば、そこへ送られ
る。
第12A図および第12B図は衝突乾燥装置のノズル面の構造の概略図であり、そこ
では吹出し口を参照符号N2で、排気管を参照符号N1で示す。排気管N1の直径は約
50mm〜100mmであり、望ましくは75mmである。吹出し口の直径は約３mm〜８mmで
あり、最も一般的には５mmである。紙ウェブＷはノズル板の面から約10mm〜150m
m、望ましくは25mm離れて走行する。フードのノズルチャンバを参照文字Ｎで示
す。シリンダ面を参照符号Ｃで示す。ウェブＷの区域内のノズル板の吹出し口の
開口面積は約１％〜５％で、最も一般的には1.5%である。吹出し口での空気の速
度は毎秒約40〜150メートル、望ましくは毎秒100メートルである。吹出される空
気量は、1平方メートル当り毎秒約0.5〜2.5立方メートルであり、それはフード
の有効面積に関して算出される。最も一般的には、１平方メートル当り毎秒１〜
1.5立方メートルの空気量が用いられる。排気管の開口面積は５〜15%、最も一般
的には10％である。この図に示すノズル面の他にも、公知のスロットノズル構造
、流体ノズル構造、フォイルノズル構造、もしくは直接吹出しノズル構造ならび
に、例えば赤外線ドライヤ、さらにこれらのもののうちのいずれかを、組合せド
ライヤと称されるものとして機械の横方向に交互に用いることができる。
上述した第１図ないし第11図に示す実施例において用いられる衝突乾燥装置を
、多数のさまざまな種類の、それ自体は当業者に公知の装置とすることができる
。この装置では、乾燥用空気流を、乾燥すべきウェブに向けて吹き出す。衝突乾
燥装置をウェブの走行方向Ｓに、もしくは走行方向に対して垂直な方向に複数の
ブロックとして構成することができる。その場合、各ブロックを、必要ならば個
別に調整することができる。
第13図に示す実施例において、コーティング装置10の後、紙ウェブＷは乾燥用
シリンダ151上へ送られる。乾燥用シリンダ151に対して赤外線乾燥装置152を設
けている。この後、乾燥すべき紙ウェブを、逆転ブローボックス153を越えて乾
燥用シリンダ154上へ、さらに逆転ロールもしくは乾燥用シリンダもしくはその
等価物155上へ送る。シリンダ／ロール154に対して衝突乾燥装置156を設け、衝
突乾燥装置156を洗浄のために、矢印S156で示すように開けることができる。ワ
イヤドローは、前出の図面に関して上述したように通常シングルワイヤドローと
して行なわれる。コーティング装置10によってコーティングがワイヤ側へ、すな
わち同図に示すようにウェブ面Ｗの下側へ行なわれる。赤外線ドライヤ152の高
熱排気は、衝突ドライヤ156で使用するためにダクト157に沿ってブロア158を介
して送られる。この赤外線加熱空気を直接、衝突用送風として使うことができる
。例えば、置き換えないとすると加熱しなければならない空気を置き換えるため
に使うことができる。もしくは赤外線加熱空気を、衝突ドライヤ用の吹出空気を
加熱するバーナーの予熱空気として用いることができる。もしくは衝突加熱装置
用の代替空気として利用することができる。衝突乾燥装置156をピボット部材171
によって下に向けて開口することができる。
第14図に示す実施例は１つの装置を示す。この装置では、コーティング装置10
によるウェブＷのコーティングがウェブの上側に行なわれ、ウェブＷが先ず赤外
線／ガスドライヤ161によって乾燥される。その後、ウェブＷの走行路が逆転ブ
ローボックス162によって方向を変えられ、さらに、逆転シングルワイヤドロー
のグループへ走り込むようにウェブＷを送る。そこでは逆転ロール／シリンダ16
3、165に対して衝突乾燥装置167を設けている。赤外線／ガスドライヤ161からの
排気は衝突乾燥のための乾燥空気として用いられ、その排気ガスはダタト168お
よびブロア169を介して衝突乾燥の空気系統へ送り込まれる。
以上、本発明をいくつかの好ましい前述の実施例のみを参照して説明したが、
本発明は決して上記実施例の内容に限定されることはない。次の特許請求の範囲
に明記する本発明の概念の範囲内で多くの変化および修正が可能である。The present invention relates to a method for drying a surface-treated paper web or its equivalent in an after-dryer of a paper machine, and an after-dryer of a paper machine for performing the method. It relates to a method of drying the equivalent, in which the paper web is first finished in the finish. The finishing uses a finishing device to apply the surface size or coating to the paper web and then dry the paper web. The invention further relates to an afterdryer of a paper machine which uses the method according to the invention for drying a surface-treated paper web or an equivalent thereof, the afterdryer being arranged after a finishing device, by means of the finishing device. Perform size or coating. As is known in the prior art, multi-cylinder dryers for paper machines use twin-wire draw and / or single-wire draw. In a twin-wire draw, the group of drying cylinders has two wires, which press the web against the heated cylinder face, one from above and the other from below. The rows of drying cylinders are usually horizontal rows, between which the web has a free, unsupported draw. This draw can cause fluttering. As a result, web breakage occurs, especially when the web is still relatively moist and therefore has low strength. This is the reason that the use of the above-mentioned single wire draw has been constantly increasing in recent years. In a single wire draw, each group of drying cylinders has only one drying wire, on which the web runs through the entire group, and the drying wire is placed on the web against the heated cylinder surface on the drying cylinder. Press. The web is then on the outer bend on the reversing cylinder or reversing roll between the drying cylinders. Therefore, in a single wire draw, the drying cylinder is arranged outside the wire loop, and the reversing cylinder or reversing roll is arranged inside the loop. In what is conventionally known, usually referred to as a group having a single wire draw, the heating and drying cylinders are arranged in the upper row and the reversing cylinders are arranged in the lower row. The rows are in principle horizontal and parallel to each other. On the other hand, in a reversing group with a single wire draw, the drying cylinders are arranged in principle in the lower row and the reversing cylinders in the upper row. Hereinafter, when the terms "normal (dryer) group" and "reversal (dryer) group" are used, the meaning is obviously the above-mentioned type of group having a single wire draw in a multi-cylinder dryer. When the paper is dried from its lower side by a normal group of single wire draws, if such asymmetric drying extends the entire length of the pre-dryer, the drying occurs first to dry the lower side of the paper web. As drying proceeds, the drying effect extends to the upper surface side of the paper web. As such, the dried paper will always curl and become concave when viewed from above. As is known in the art, when forming a web, the paper is curled by choosing the speed difference between the slice jet and the wire, especially at the stage of forming the sheet, and by using other operating parameters. The trend is already being affected. For example, in the case of copy paper, as is conventionally known, by drying unevenly from both sides in an after dryer, an appropriate initial curl shape is adjusted with respect to the sheet, and the paper after one-sided copy or after both-sided copy is adjusted. Be able to optimize curl. In the case of copy paper, the curl reactivity, i.e., the amount of curl per unit change in water content, is affected to a large extent using the multilayer structure of the paper produced during web formation in wet areas. The most recent technology related to the present invention in high speed paper machines, especially advanced paper machines, is to place a single wire draw over most of the length of the machine and actually use a reversing group to adjust the tendency of the paper to curl. And a drying unit which enables drying to be performed sufficiently symmetrically in the Z direction. According to the prior art, methods are known for afterdryers for the paper to be coated, in particular for fine paper or its equivalent. In this afterdryer, there are first an upper cylinder, a lower cylinder, then one group using a normal single wire draw, and then a plurality of drying groups using a twin wire draw. In these methods, in view of the tendency of the paper to curl, the problem is that the ratio of the upper cylinder to the lower cylinder is inappropriate if the intention is to adjust the curl effectively. is there. As is known from the prior art, in an afterdryer the temperature of the cylinder had to be kept low as the web or size / paste adhered to the first cylinder. As a result, either a single wire draw or a twin wire draw required an excessively large percentage of the total machine length to heat the web on the cylinder compared to the capacity provided. SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a method in which the afterdryer does not become substantially long even when the curl of the paper is adjusted. Groups of the type described above for the finishing of coated papers, especially for the finishing of fine papers, are described, for example, in the applicant's Finnish patent application 950434. Accordingly, an object of the present invention is to further develop the method disclosed in the above-mentioned application so that the tendency of paper to curl can be more effectively adjusted in an after-dryer. With regard to the prior art, reference can also be made to the applicant's Finnish patent application No. 931263 (corresponding to European patent application No. 0,620,313 and US Pat. No. 5,495,678). It describes a preferred apparatus for combining impingement drying with a prior art cylinder dryer group using a single wire draw. It is a further object of the present invention to provide a method for an after-dryer, particularly suitable for use in a drying section where it is impossible or difficult to control the curl of the paper web in a pre-dryer. I do. It is a further object of the present invention to provide an afterdryer for a paper machine which can achieve a very high level of running performance. It is a further object of the present invention to provide an afterdryer for a paper machine capable of efficient drying. According to the prior art, it is known to use electrical or gas infrared after the coating or surface sizing device. Furthermore, it is known from the prior art to use what is called a combination dryer that sends infrared hot air into what is called a floating web dryer. It is a further object of the present invention to provide an afterdryer for a paper machine that is advantageous in terms of energy consumption. SUMMARY OF THE INVENTION It is a specific object of the present invention to create a new concept for an afterdryer of a paper machine that optimizes running performance, efficiency, and curl adjustment. To achieve the above and below objects, the method according to the invention comprises, in an afterdryer, drying the paper web in at least one dryer group using a single wire draw, while at least one cylinder or at least one cylinder of said dryer group. The main feature is that the paper web is dried by an impact drying device provided for the roll. Further, the after-dryer according to the present invention using the method, wherein the after-dryer has at least one dryer group using a single wire draw, and the impingement drying device is connected to at least one cylinder or roll in the dryer group. The main feature is that it is provided in. According to one embodiment of the invention, at the beginning of the afterdryer there is provided a single-wire draw reversing group, on which the impingement air blows on the suction roll, suction cylinder or equivalent reversing roll / cylinder. Place the food hood. This method is preferable because the single-wire draw has good running properties, does not require paper passing using a rope, and efficiently dries the coated surface of the paper web by impingement drying. This device has, inter alia, the advantage that the web is heated quickly, whereby an efficient evaporation of the water on the web surface is achieved. While this impingement blow does not affect the curl, the curl is adjusted by adjusting the vapor pressure of the upper and lower cylinders to the appropriate level within the group of subsequent twin wire draws. The device according to the invention makes it possible to produce short after-dryers, which results in a significant energy savings over devices based on electrical energy, such as infrared dryers. This is because in impingement drying, for example, combustion gas from liquefied petroleum gas which is more advantageous than electricity can be used. An important advantage of the device according to the invention over floating web dryers is good runnability. Furthermore, in the device according to the invention, the efficiency can be easily adjusted and the profiling is possible by means of impingement drying. In an apparatus according to a preferred embodiment of the present invention, impingement drying is used for drying the coating. Further, as with the infrared / floating composite web dryer, the air heated by the infrared is utilized in the impingement dryer. Warm air can be used as an alternative air to the impingement dryer, and directly as impingement air, which could otherwise be replaced by air requiring heating. Alternatively, warm air can be used as preheated air for a burner to heat the impinging blast. It is particularly advantageous in terms of efficiency that the gas infrared dryer is ready for use. In the after dryer of such a device, there is a gas dryer or an infrared dryer for front drying after the coating device or the surface sizing device but before the cylinder drying device and the collision drying device. The resulting benefits include energy savings and good web draw. The present invention will now be described in more detail with reference to the figures in the accompanying drawings, which by no means limit the invention. FIG. 1 is a schematic view of one embodiment. In this embodiment, a dryer group using a single wire draw is disposed at the beginning of an after-dryer, and a reverse dryer / cylinder in the group is provided with a collision dryer. And place that group before the twin-wire draw dryer group. FIG. 2 is a schematic diagram of an afterdryer substantially similar to the afterdryer shown in FIG. 1, wherein the first drying device in the dryer is a floating web dryer. The embodiment shown schematically in FIG. 3 is substantially the same as the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, except that after coating, the web is turned by a reversing blow box. FIG. 4 is a schematic diagram of one embodiment in which after coating / surface sizing, the web is turned by a reversing blow box and fed to a reversing drying group using a single wire draw, where the impingement dryer is used. Is provided for the reversing roll / cylinder, followed by a group using twin wire draw. FIG. 5 is a schematic diagram of one embodiment, which is substantially the same as the embodiment shown in FIG. 4, except that the drying cylinder in the single wire draw reversing dryer group is replaced with a reversing blow box. Has been replaced. FIG. 6 is a schematic diagram of one embodiment, in which the first dryer group is usually a single wire draw group in which an impingement dryer is provided for the reversing rolls, Place the device before the twin wire draw dryer group. FIG. 7 is a schematic diagram of one embodiment, in which the first group in the afterdryer is a single wire draw normal dryer group, followed by a second normal group of single wire draws. Within that group, impingement dryers are provided for some of the reversing rolls. FIG. 8 is a schematic diagram of an embodiment substantially the same as the embodiment shown in FIG. 7, but before the group of single wire draws, the first dryer in the afterdryer is a floating web dryer. is there. FIG. 9 is a schematic view of one embodiment, in which a floating web dryer is placed in front of a single wire draw normal dryer group, followed by a very large diameter cylinder. Then, an impingement drying device is provided for the cylinder, and the cylinder is arranged in front of a normal dryer group using a single wire draw. FIG. 10 is a schematic view of one embodiment. In this embodiment, the first dryer group in the after-dryer is provided with a reversing cylinder / roll having a large diameter, and an impingement dryer is provided for the reversing cylinder / roll. And the reversing cylinder / roll is placed in front of the dryer group using twin wire draw. FIG. 11 is a schematic diagram of one embodiment, in which the first group in the afterdryer is a group of single wire draws, followed by a reversing dryer group having a single wire draw. After this group, a dryer group using twin wire draw is arranged. 12A and 12B are schematic diagrams of an embodiment of the nozzle surface of the collision drying device. FIG. 13 is a schematic view of one embodiment. In this embodiment, an infrared dryer is provided for the first cylinder at the start of the after-dryer, and its heat is used for impact drying. , A reverse blow device is provided. FIG. 14 is a schematic diagram of one embodiment.In this embodiment, after coating, the web is dried by an infrared dryer or a gas dryer, and the heat of these dryers is used in impact drying, and after the infrared dryer, A reverse blow box is provided, and a collision dryer group is arranged after the blow box. In FIG. 1, the coating apparatus is designated by the reference numeral 10. The coating apparatus 10 is, for example, a coating apparatus marketed by the present applicant under the name SYM-SIZER ™. The apparatus has two opposing coating rolls 11 and 12, for each of which a size feeder is arranged. The paper web W is coated from both sides in a coating nip between the rolls 11 and 12. Thereafter, the web W is sent to the first drying cylinder 21 arranged in the lower row RA in the after-dryer. Next, the web W is sent beyond it to the first reversing roll / cylinder 23 of the upper row RY in the reversing dryer group of the single wire draw. From there, the web W is conveyed by a drying wire or equivalent supporting fabric 26 onto the drying cylinder 22 in the lower row RA and further onto a reversing roll or cylinder 24 in the upper row RY. An impingement blow device 25 is provided for the reversing rolls or cylinders 23, 24 in the upper row RY, whereby the drying gas / air jet is blown toward the web W. The guide roll of the drying wire 26 is designated by the reference numeral 27. The traveling path of the drying wire 26 is changed by the guide roll 27A so that the traveling path does not come into contact with the web W to be dried traveling over the drying cylinder 21. From the reversing roll / cylinder 24, while supported by the drying wire 26, the web W is fed as a closed draw onto the first drying cylinder 31 in the lower row RA of the twin wire draw dryer group. In the figure, the drying cylinders in the lower row RA are indicated by reference numerals 31.32 and 33. The web W travels alternately meandering over the drying cylinders 41, 42 and 43 in the upper row RY beyond these cylinders. The drying wires 34 of the cylinders 31, 32, 33 in the lower row RA run while being guided by the guide rolls 35, and the drying wires 44 in the upper row RY run while being guided by the guide rolls 45. The web W passes through the guide roll / alignment roll 46 and is sent to the next processing. A doctor 28 can be provided for the drying cylinder. "VAC-R0LL" as reverse roll / cylinder TM It is particularly preferred to use a suction cylinder which is marketed by the applicant under the trademark No. and which is not provided with an internal suction box. Reference is made to the applicant's Finnish patent application Ser. No. 83,680 (corresponding to US Pat. Nos. 5,022,163 and 5,172,491) for the detailed structure of this roll. Instead of a Vac-Roll suction cylinder, a roll marketed under the trademark UNO by the applicant or a known cooling or heating cylinder can also be used. The embodiment shown in FIG. 2 is substantially the same as that shown in FIG. Corresponding parts are designated by the same reference numerals. Unlike in the embodiment shown in FIG. 1, in FIG. 2, the web W coated by the coating device 10 is first fed to a floating web dryer 15 acting as a front dryer, which is first dried. In front of the service cylinder 21. The embodiment shown in FIG. 3 is substantially the same as that shown in FIGS. 1 and 2. Corresponding parts are designated by the same reference numerals. In this embodiment, after the coating apparatus 10, the paper web W is fed past the reversing blow apparatus 14 to a floating web dryer 15 acting as a front dryer, and immediately from the floating web dryer 15 to a single wire draw. In the reverse row of the first reverse roll / cylinder 23 in the upper row RY. The embodiment shown in FIG. 4 is substantially the same as the embodiment shown in FIGS. 1 to 3, except that in this embodiment the web W passes over the reverse blow device 14 after the coating device 10. , Immediately on the first reversing roll / cylinder 23 in the upper row RY of the single wire draw reversing group. The embodiment shown in FIG. 5 is substantially the same as that shown in FIG. 4, except that the drying cylinder 22 in the lower row RA of the first reverse dryer group of the single wire draw is replaced with a reverse blow device 28. ing. In the embodiment shown in FIG. 6, the coated web W is conveyed from the coating apparatus 10 over the drying cylinder 21 onto the first drying cylinder 51 in the upper row RY of a normal dryer group of single wire draw. This dryer group has two drying cylinders 51 and 52 in the upper row RY and two reversing rolls or reversing cylinders 53, 54 in the lower row RA. An impingement dryer 55 is provided for these reversing rolls / cylinders. The drying wire is designated by reference numeral 56 and the guide roll is designated by reference numeral 57. After this dryer group, the web W is fed in a closed draw by the drying wire 56 onto the first drying cylinder 41A in the upper row RY of the twin-wire draw dryer group. Otherwise, the twin wire draw dryer group is the same as the twin wire draw illustrated in the previous figures. In the embodiment shown in FIG. 7, the coating apparatus 10 is usually placed in front of a single-wire draw dryer group, into which the coated paper web W is fed past the drying cylinders 61 and 62. Supported by the drying wire 66, the paper web W to be dried travels meandering over the reversing roll / cylinder 65 in the lower row RA and the drying cylinder 63 in the upper row RY onto the drying cylinder 64. From there, the web W is fed onto the drying wire 76 of that group in the next group of dryers, which typically have a single wire draw, which is a closed draw. Supported by this wire, the paper web travels in a meandering manner over the reversing rolls / cylinders 75, 78 in the lower row RA and the drying cylinder 73 in the upper row. For the intermediate reversing roll / cylinder 78 in the lower row, an impingement dryer 79 is provided for further drying the web by a drying blast. After the drying cylinder 74, the web W is sent to the next processing. Single wire draw dryer groups use a blow box 68, or an equivalent thereof, for example, a device 68 that is commercially available under the trademark UNO-RUN-BLOW-BOX and has improved runnability. Of course, these devices can also be used in the embodiments in the other figures. The embodiment shown in FIG. 8 is the same as that shown in FIG. 7, but in this embodiment the web W is passed from the coating apparatus 10 through a floating web dryer 15 acting as a front dryer and a drying cylinder 61. , 62 and usually into a dryer group using a single wire draw. The embodiment shown in FIG. 9 is substantially the same as that shown in FIG. In this embodiment, after the coating apparatus 10, the coated paper web W is fed through the floating web dryer 15 and beyond the cylinders 61, 62 to the first normal dryer group of a single wire draw. Thereafter, the web W goes around the large-diameter roll 80 beyond the drying cylinder 81. An impact dryer 85 is provided for the roll. The diameter of the large diameter roll is 20% to 150% larger than the diameter of a normal drying cylinder, and desirably 25% to 90% larger. This is followed by a lower row of drying cylinders 82 from which the web W is fed past the drying cylinder 91 to a single wire draw normal dryer group. The reversing roll / cylinder of this group is designated by reference numeral 95 and the drying cylinder by reference numeral 93. The drying wire is designated by reference numeral 96 and its guide roll is designated by reference numeral 97. In the embodiment shown in FIG. 10, after the coating apparatus 10, the paper web W is sent over the drying cylinder 101 onto the large-diameter roll 100. An impact drying device 105 is provided for the large-diameter roll 100. The large-diameter roll 100 is placed in front of the drying cylinder 102 and the reversing roll / cylinder 103, after which the web W is fed to a twin-wire draw dryer group. This group is substantially the same as that described above, for example, with respect to FIG. The large diameter roll 100 is provided with its own drying wire 106. The guide roll is indicated by reference numeral 107. The running path of the drying wire is changed by the guide roll l07A so that the wire does not come into contact with the paper web W to be dried that travels beyond the drying cylinder 101. In the embodiment shown in FIG. 11, a paper web W is coated in a coating apparatus 10 and first sent over a drying cylinder 11 to a twin-wire draw dryer group. There, the upper wire 114 is guided by the guide roll 115 and travels over the drying cylinders 112 and 113, and the lower wire 122 travels over the guide roll 123 and the drying cylinder 121. The web W travels meandering from one row RA to the other row RY, and between those rows RA, RY the web W is an unsupported free draw. The web W from the group of twin wire draws is fed onto the drying cylinder 131 in the lower row of the next dryer group. There, the web runs supported by drying wires 136. Thereafter, the web is fed onto a reversing roll / cylinder 132 in the upper row. An impingement drying device 135 is provided for the reversing roll / cylinder 132. Thereafter, the web is sent back to the lower row, and further sent to the drying cylinders 141 and 142 in the upper row. The last part of this group is provided with a normal group of twin wire draws, where the wire serving as lower wire 136 also serves as the wire passing through the impingement dryer group. The drying cylinders 141.142 in the upper row are provided with their own drying wire circulation 146 with guide rolls 147. The web W is sent to the web W beyond the guide roll 143, if any. 12A and 12B are schematic diagrams of the structure of the nozzle face of the impingement dryer, where the outlet is designated by the reference N. Two With reference to the exhaust pipe N 1 Indicated by Exhaust pipe N 1 Has a diameter of about 50-100 mm, preferably 75 mm. The diameter of the outlet is about 3 mm to 8 mm, most commonly 5 mm. The paper web W travels about 10 mm to 150 mm, preferably 25 mm away from the face of the nozzle plate. The nozzle chamber of the hood is indicated by the reference letter N. The cylinder surface is indicated by reference numeral C. The opening area of the outlet of the nozzle plate in the area of the web W is about 1% to 5%, most commonly 1.5%. The velocity of the air at the outlet is about 40-150 meters per second, preferably 100 meters per second. The volume of air blown is about 0.5-2.5 cubic meters per square meter per second, which is calculated in terms of the effective area of the hood. Most commonly, air volumes of 1 to 1.5 cubic meters per second per square meter are used. The open area of the exhaust pipe is 5-15%, most commonly 10%. In addition to the nozzle surface shown in this figure, a well-known slot nozzle structure, fluid nozzle structure, foil nozzle structure, or direct blow nozzle structure, and, for example, an infrared dryer, and any of these, are referred to as a combination dryer. Can be used alternately across the machine. The impingement dryer used in the embodiment shown in FIGS. 1 to 11 described above can be any of a number of different types, which are known per se to those skilled in the art. In this device, a stream of drying air is blown towards the web to be dried. The impingement drying device can be configured as a plurality of blocks in the running direction S of the web or in a direction perpendicular to the running direction. In that case, each block can be individually adjusted if necessary. In the embodiment shown in FIG. 13, after the coating device 10, the paper web W is fed onto a drying cylinder 151. An infrared drying device 152 is provided for the drying cylinder 151. Thereafter, the paper web to be dried is passed over a reversing blow box 153 onto a drying cylinder 154 and further onto a reversing roll or drying cylinder or its equivalent 155. An impact drying device 156 can be provided for the cylinder / roll 154, and the impact drying device 156 can be opened for cleaning as shown by arrow S156. The wire draw is usually performed as a single wire draw as described above with respect to the previous figures. The coating is performed by the coating apparatus 10 on the wire side, that is, below the web surface W as shown in the figure. The hot exhaust air of the infrared dryer 152 is sent through a blower 158 along a duct 157 for use in an impingement dryer 156. This infrared heated air can be used directly as blowing air for collision. For example, it can be used to replace air that would otherwise have to be heated. Alternatively, infrared heating air can be used as preheated air for a burner that heats blown air for a collision dryer. Alternatively, it can be used as an alternative air for a collision heating device. The impact drying device 156 can be opened downward by the pivot member 171. The embodiment shown in FIG. 14 shows one device. In this apparatus, the web W is coated on the upper side of the web by the coating apparatus 10, and the web W is first dried by an infrared / gas dryer 161. Thereafter, the traveling path of the web W is changed by the reversing blow box 162, and the web W is sent so as to run into the group of the reversing single wire draw. There, an impingement dryer 167 is provided for the reversing rolls / cylinders 163, 165. The exhaust gas from the infrared / gas dryer 161 is used as dry air for impingement drying, and the exhaust gas is sent to the impingement drying air system via the dart 168 and the blower 169. Although the present invention has been described with reference to only some of the preferred embodiments described above, the present invention is in no way limited to the contents of the above embodiments. Many variations and modifications are possible within the scope of the inventive concept as specified in the following claims.
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フロントページの続き
(81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，
ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ
Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ
，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，
ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ
Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ
，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ
，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，
ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ
Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ
，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，
ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ
Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ
，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，
ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ
【要約の続き】
に対して設けた衝突乾燥装置(25)とを含む。────────────────────────────────────────────────── ───
Continuation of front page
(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, IT, L
U, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF)
, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE,
SN, TD, TG), AP (GH, KE, LS, MW, S
D, SZ, UG, ZW), EA (AM, AZ, BY, KG)
, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL, AM, AT
, AU, AZ, BA, BB, BG, BR, BY, CA,
CH, CN, CU, CZ, DE, DK, EE, ES, F
I, GB, GE, GH, HU, ID, IL, IS, JP
, KE, KG, KP, KR, KZ, LC, LK, LR,
LS, LT, LU, LV, MD, MG, MK, MN, M
W, MX, NO, NZ, PL, PT, RO, RU, SD
, SE, SG, SI, SK, SL, TJ, TM, TR,
TT, UA, UG, US, UZ, VN, YU, ZW
[Continuation of summary]
And an impingement drying device (25).