JP2001356881A - 多重化記憶制御装置 - Google Patents

多重化記憶制御装置

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JP2001356881A
JP2001356881A JP2000175654A JP2000175654A JP2001356881A JP 2001356881 A JP2001356881 A JP 2001356881A JP 2000175654 A JP2000175654 A JP 2000175654A JP 2000175654 A JP2000175654 A JP 2000175654A JP 2001356881 A JP2001356881 A JP 2001356881A
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JP2000175654A
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Masakazu Kato
雅一 加藤
Yasuhiro Inagaki
泰広 稲垣
Katsunori Yamada
勝則 山田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶装置に障害が発生したときの処理を
ホストコンピュータに負担をかけることなく高速に行
う。 【解決手段】 各ハードディスクのステータスにエラー
のステータスがあるか否かを検出するエラー検出部12
と、このエラー検出部が予め決められた1つのハードデ
ィスクのステータスにエラーのステータスがあることを
検出するとエラー検出部がエラーのステータスを検出し
ないもう一方のハードディスクのステータスがホストコ
ンピュータに転送されるようにホストコンピュータとハ
ードディスクを接続する信号線を切替える切替部11と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タと複数の外部記憶装置との間に接続され、各外部記憶
装置を制御する多重化記憶制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいてはデータ
やプログラムを記録するために外部記憶装置としてハー
ドディスクが使用されている。このようなシステムでは
ハードディスクが故障するとデータやプログラムが損失
するのみでなくコンピュータシステムが停止してしまう
おそれがある。これを防ぐためにハードディスクを二重
化する二重化ディスク装置が知られている。
【0003】例えば、特開平9−27162号公報には
大容量のバッファメモリを使用しない安価な二重化ディ
スク装置が記載されている。すなわち、この二重化ディ
スク装置はホストコンピュータから2台のハードディス
クにマイコンを介して同一のデータを同時に転送して書
き込むことでデータ書き込み時間の短縮、大容量バッフ
ァメモリの省略を図っている。
【0004】また、ホストコンピュータがハードディス
クからデータを読み出す場合には二つの方法が知られて
いる。一つは2台のハードディスクのうち、予め決めら
れた1台のハードディスクのみからデータを読み出す方
法であり、もう一つは2台のハードディスクにコマンド
を転送し、データ転送の準備が早く完了したいずれかの
ハードディスクからデータを読み出す方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2台のハードディスク
のうち、予め決められた1台のハードディスクのみから
データを読み出す方法は、制御方法が簡単であるという
利点がある反面、ホストコンピュータからリードコマン
ドを受けたハードディスクに何らかの障害が発生する
と、二重化ディスク装置内のマイコン、もしくはホスト
コンピュータがハードディスクのステータス値を読んで
障害が発生したことを判断し、もう一方のハードディス
クに新たにリードコマンドを転送してデータを読み出す
という処理を行うので処理時間が長くかかるという問題
があった。
【0006】また、2台のハードディスクにコマンドを
転送し、データ転送の準備が早く完了したいずれかのハ
ードディスクからデータを読み出す方法は、ハードディ
スクがリードコマンドを受けた時点で障害が発生した場
合には正常な方のハードディスクからデータを読み出せ
ばよいので処理時間を短くできるという利点がある。
【0007】データ転送中に障害が発生したかどうかは
1セクタのデータ転送毎にホストコンピュータがハード
ディスクのステータスを読むことで知ることができる。
ハードディスクのステータスを読む場合にはハードディ
スクに対してステータスレジスタを選択するチップセレ
クト信号とリード信号を出力し、ハードディスクはステ
ータスの値を出力する。
【0008】正常なハードディスクにコマンドを出力
し、データ転送中にこのハードディスクのステータス値
がエラーを示した場合にはハードディスクに何らかの障
害が発生したと判断できる。しかし、一つのコマンドに
関するすべてのセクタのデータ転送が完了していない時
点でエラーが発生した場合には再度このハードディスク
にリードコマンドを転送してデータを読み出すという処
理を行わなければならず処理時間が長くかかるという問
題があった。
【0009】そこで、各請求項記載の発明は、外部記憶
装置に障害が発生したときの処理をホストコンピュータ
に負担をかけることなく高速に行うことができる多重化
記憶制御装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ホストコンピュータと複数の外部記憶装置との間に接続
され、各外部記憶装置を制御する多重化記憶制御装置に
おいて、各外部記憶装置のステータスにエラーのステー
タスがあるか否かを検出するエラー検出部と、ホストコ
ンピュータとデータ転送を行う外部記憶装置のステータ
スにエラーのステータスがあることがエラー検出部によ
って検出されると、エラーのステータスがエラー検出部
によって検出されていない他の外部記憶装置のステータ
スをホストコンピュータに転送させるようにホストコン
ピュータと各外部記憶装置を接続する信号線を切替える
切替部とを備えたことにある。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の多
重化記憶制御装置において、切替部は、ホストコンピュ
ータが外部記憶装置のステータスを読み出すために出力
した信号をすべての外部記憶装置に供給するように信号
線を切替え、エラー検出部は、信号によって各外部記憶
装置から読み出されたステータスにエラーのステータス
があるか否かを検出することにある。
【0012】請求項3記載の発明は、ホストコンピュー
タと複数の外部記憶装置との間に接続され、各外部記憶
装置を制御する多重化記憶制御装置において、各外部記
憶装置のステータスにエラーのステータスがあるか否か
を検出するエラー検出部と、ホストコンピュータからの
コマンドを各外部記憶装置に供給するように信号線を切
替え、続いてホストコンピュータが各外部記憶装置のス
テータスを読み出すために出力した信号を各外部記憶装
置に供給するように信号線を切替え、その後エラー検出
部が予め決められた1つの外部記憶装置のステータスに
エラーのステータスがあることを検出するとエラー検出
部がエラーのステータスを検出しない他の外部記憶装置
のステータスがホストコンピュータに転送されるように
ホストコンピュータと外部記憶装置を接続する信号線を
切替える切替部とを備えたことにある。
【0013】請求項4記載の発明は、ホストコンピュー
タと複数の外部記憶装置との間に接続され、各外部記憶
装置を制御する多重化記憶制御装置において、各外部記
憶装置のステータスにエラーのステータスがあるか否か
を検出するエラー検出部と、ホストコンピュータからの
コマンドを各外部記憶装置に供給するように信号線を切
替え、続いてホストコンピュータが各外部記憶装置のス
テータスを読み出すために出力した信号を各外部記憶装
置に供給するように信号線を切替え、その後エラー検出
部が予め決められた1つの外部記憶装置のステータスに
エラーのステータスがあることを検出するとエラー検出
部がエラーのステータスを検出しない他の外部記憶装置
のステータスがホストコンピュータに転送されるように
ホストコンピュータと外部記憶装置を接続する信号線を
切替える切替部と、ホストコンピュータからのコマンド
に対応するコマンドブロック群を保持するコマンドブロ
ックレジスタと、切替部がホストコンピュータからのコ
マンドを各外部記憶装置に供給するように信号線を切替
える前に、そのコマンドより1つ前に出力したコマンド
を実行したときにエラー検出部がエラーを検出している
か否かを確認する確認手段と、この確認手段がエラー検
出部によるエラー検出を確認すると、コマンドブロック
レジスタが保持している1つ前に出力したコマンドに対
応するコマンドブロック群の内容に基づいてエラー処理
を行うエラー処理手段とを備えたことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1はコンピュータシステムの構
成を示すブロック図で、このコンピュータシステムは、
ホストコンピュータ1と、外部記憶装置である2台のハ
ードディスク2、3と、前記ホストコンピュータ1と各
ハードディスク2,3との間に接続した多重化記憶制御
装置4とで構成している。
【0015】前記多重化記憶制御装置4は、制御部5、
前記ホストコンピュータ1を接続したホストインターフ
ェース部6、前記各ハードディスク2、3を接続したハ
ードディスクインターフェース部7を備えている。前記
ホストインターフェース部6は、ATA(AT Attachm
ent)インターフェースコネクタを介してホストコンピ
ュータ1と制御部5との信号線を接続している。前記ハ
ードディスクインターフェース部7は、2個のATAイ
ンターフェースコネクタを持ち、制御部5と各ハードデ
ィスク2,3とを接続している。前記制御部5はホスト
コンピュータ側の信号とハードディスク側の信号との接
続を制御するもので、通常時はホストコンピュータ1か
ら転送されたデータを前記各ハードディスク2,3に同
時に書き込み、また、1台のハードディスクからデータ
を読取るように信号線の接続を切替え制御するようにな
っている。
【0016】前記制御部5は、図2に示すように、切替
部11とエラー検出部12からなり、いずれも論理回路
によって構成されている。そして、前記切替部11は、
さらに、バス切替部13と制御信号切替部14とで構成
されている。
【0017】次に読み取り時における基本的動作につい
て図3の流れ図に基づいて説明する。なお、ハードディ
スク2をX側ハードディスク、ハードディスク3をY側
ハードディスクとして述べる。先ず、S1にて、制御部
5はホストコンピュータ1が出力したリードコマンドを
X、Y両方のハードディスク2,3に伝える。S2に
て、各ハードディスク2,3はリードコマンドを受けて
データ転送の準備を行う。そして、S3にて、各ハード
ディスク2,3はデータ転送の準備が完了した時点でイ
ンタラプト(以下、INTRQと証する。)信号をセット
し、割り込みを発行する。
【0018】S4にて、制御部5はこのINTRQ信号を監
視し、X、Y両方のハードディスクのINTRQ信号がセッ
トされた時点でホストコンピュータ1にINTRQ信号を伝
える。S5にて、ホストコンピュータ1はハードディス
クからのINTRQ信号を受けると、ハードディスクのステ
ータスレジスタを読む。そして、S6にて、ホストコン
ピュータ1がハードディスクにおいてデータ転送の準備
が完了しているのを確認してからハードディスクはデー
タ転送を開始する。このとき制御部5ではホストコンピ
ュータ1からのリード信号を両方のハードディスク1,
3に伝え、各ハードディスク2,3ではリード信号に従
ってデータを出力する。制御部5ではリード信号によっ
て読み出されたデータのうち、X側のハードディスク2
からのデータのみをホストコンピュータ1に転送する。
【0019】なお、リードセクタコマンドでは1インタ
ラプト(INTRQ)で1セクタのデータ転送を、リードマ
ルチプルコマンドでは1インタラプトで1ブロック(セ
ットマルチプルコマンドで設定された値、例えば、16
セクタ)のデータ転送を行うようになっている。従っ
て、データ転送においてはハードディスクは指定セクタ
毎にINTRQ信号をホストコンピュータ1に対して出力
し、そのINTRQ信号毎にホストコンピュータ1はハード
ディスクのステータスを読む。
【0020】ハードディスク2,3に障害が発生したか
どうかはハードディスクのステータスレジスタを読んだ
ときにエラービットが「1」になっているか否かで判断
する。前記ホストコンピュータ1はハードディスク2,
3からINTRQ信号があったときにハードディスクのステ
ータスレジスタを読取る。
【0021】次にホストコンピュータ1がハードディス
ク2,3のステータスレジスタを読んだときにハードデ
ィスクからエラーが返ってきたときの切替え動作につい
て図4のタイミング図に従って述べる。
【0022】ホストコンピュータ1はハードディスク
2,3のステータスを読むためにチップセレクト信号-C
Sによりステータスレジスタを選択し、リード信号-IORD
をアクティブ「0」にする。制御部5はこれらの信号を
切替部11内の制御信号切替部14を通してX、Y両方
のハードディスク2,3に伝え、各ハードディスク2,
3はステータスの値DATA_X、DATA_Yを出力する。これに
より同時に2台のハードディスク2,3のステータスを
読取ることができる。
【0023】通常、切替部11内のバス切替部13では
片側、例えばX側のハードディスク2が出力するデータ
をホストコンピュータ1に返すようにしているため、
X、Yの両ハードディスク2,3ともに正常のステータ
ス、例えば50Hを返した場合には制御部5は正常のス
テータス50Hをホストコンピュータ1に返す。
【0024】また、X側のハードディスク2がエラーを
返し、Y側のハードディスク3が正常のステータスを返
した場合には次のような処理を行う。すなわち、ホスト
コンピュータ1が出力したステータスレジスタを選択す
るチップセレクト信号-CSとリード信号-IORDにより、
X、Yそれぞれのハードディスク2,3はステータス値
を返す。X側のハードディスク2は51Hを返し、Y側
のハードディスク3は50Hを返す。ステータス値のビ
ット「0」はエラービットであり、51Hはエラーを表
わしている。
【0025】前記制御部5内のエラー検出部12は-CS
=0で、かつ-IORD=0のときのステータスの値DATA_X
I、DATA_YIを保持する。そして、値DATA_XIがエラー5
1Hを示し、DATA_YIが正常50Hを示している場合に
は、Y側のハードディスク3のステータス値をホストコ
ンピュータ1に返すようにバス切替部13を制御する。
これが図中A時点である。
【0026】この結果、ホストコンピュータ1に出力す
るデータDATA_Oは、当初X側のハードディスク2からの
データがホストコンピュータ1に返るようになっている
ためステータス値51Hが返るが、このステータス値5
1Hが返るのはエラー検出部12でエラーを検出し、バ
ス切替部13でY側のハードディスク3のデータがホス
トコンピュータ1に返るように切替えるまでのこの短い
時間Tのみで、Y側のハードディスク3に切替った後は
ホストコンピュータ1にはステータス値50Hが返るよ
うになる。
【0027】ホストコンピュータ1はリード信号-IORD
の立ち上がりエッジ、すなわち、図中B時点でデータを
読むために、X側のハードディスク2からのステータス
値51Hはホストコンピュータ1では認識されることは
ない。こうして、ホストコンピュータ1はY側のハード
ディスク3からの正常なステータス値50Hを認識する
ことになる。Y側のハードディスク3に切り替わった後
は、ホストコンピュータ1は、Y側のハードディスク3
とデータ転送を行うことになる。
【0028】以上の制御は論理回路からなる制御部5が
行うので処理が高速であり、また、ホストコンピュータ
1に負荷をかけることもない。また、片側のハードディ
スクにエラーが発生し、もう一方のハードディスクが正
常の場合にはホストコンピュータ1には正常のステータ
ス値が返るのでホストコンピュータはエラー処理を行う
必要がなく、ホストコンピュータ1において業務がエラ
ー処理のために中断されることはない。しかも、データ
転送の途中でエラーが発生してもホストコンピュータ1
には常に正常なステータス値が返るのでデータ転送の途
中か否かに関係なく対処できる。
【0029】なお、この実施の形態ではホストコンピュ
ータがコマンドを送出した後ハードディスクのステータ
スを読み込む処理を行う場合について述べたが必ずしも
これに限定するものではなく、ホストコンピュータがコ
マンドを送出する前にハードディスクのステータスを読
み込む場合にも適用できる。すなわち、ホストコンピュ
ータがコマンドを送出する前にハードディスクのステー
タスを読み込んだときにそのハードディスクからエラー
のステータスを検出すると、もう一方の正常なハードデ
ィスクのステータス値をホストコンピュータに返すこと
ができる。
【0030】(第2の実施の形態)なお、前述した第1
の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し詳細な
説明は省略する。図5に示すように、多重化記憶制御装
置4は、制御部51、各インターフェース部6,7及び
マイクロコンピュータ8を備えている。前記制御部51
は、図6に示すように、切替部11、エラー検出部12
の他、コマンドブロックレジスタA15、コマンドブロ
ックレジスタB16、割込み発生部17を設けている。
【0031】前記各コマンドブロックレジスタ15,1
6は、図7に示すように、フィーチャーズレジスタ2
1、セクタカウントレジスタ22、セクタナンバーレジ
スタ23、シリンダローレジスタ24、シリンダハイレ
ジスタ25、デバイス/ヘッドレジスタ26、コマンド
レジスタ27の7つのレジスタによって構成されてい
る。
【0032】前記エラー検出部12は各ハードディスク
2,3のステータスレジスタの値を監視し、エラーを検
出すると前記割込み発生部17に通知するようになって
いる。前記割込み発生部17は、前記エラー検出部12
からエラー発生の通知を受けると、マイクロコンピュー
タ8に割込みを発生するようになっている。なお、前記
マイクロコンピュータ8に割込みを発生するタイミング
はホストコンピュータ1からコマンドを受けたときにな
っている。従って、データ転送中にエラーが発生したと
きには、その時点ではマイクロコンピュータ8に対して
割込みを発生せずにホストコンピュータ1から次にコマ
ンドを受けたときとなる。
【0033】データ転送中にエラーが発生したときは第
1の実施の形態と同様に前記切替部11とエラー検出部
12とで正常なハードディスクに切替える処理をハード
ウエアによって高速に行う。従って、第1の実施の形態
と同様の作用効果が得られる。
【0034】そして、エラーを検出した時点でマイクロ
コンピュータ8に割込みを発生してもマイクロコンピュ
ータ8の処理はハードウエアのみの処理と比較すると遅
いのでエラー処理が間に合わないことになる。このた
め、ホストコンピュータ1から次のコマンドが来るのを
待ち、コマンドが来た時点で適切なエラー処理を行う。
【0035】次に動作について図8の流れ図に基づいて
説明する。通常時の動作は次のようになる。ホストコン
ピュータ1が、S11にて、コマンドブロック群のフィ
ーチャーズ、セクタカウント、シリンダロー、シリンダ
ハイ、デバイス/ヘッドの各レジスタ21〜26に設定
すべき必要な値をハードディスクに対して送信すると、
多重化記憶制御装置4の制御部51は、S12にて、そ
の値をコマンドブロックレジスタA15の各レジスタ2
1〜26に取り込む。
【0036】続いて、ホストコンピュータ1が、S13
にて、コマンドを発行すると、多重化記憶制御装置4の
制御部51は、S14にて、そのコマンドをハードディ
スクには直接伝えずに一旦コマンドブロックレジスタA
15のコマンドレジスタ27に取り込む。同時にコマン
ドをホストコンピュータ1から受信したことを割込み発
生部17に伝える。
【0037】この状態で、S15にて、割込み発生部1
2がエラー検出部12からエラー発生の通知を受けてい
るか否かを確認し(確認手段)、エラー発生の通知を受
けていなければ、S16にて、制御部51はコマンドブ
ロックレジスタA15に取り込んだ値をハードディスク
インターフェース部7を介してハードディスク2,3に
転送する。同時にこのコマンドブロックレジスタA15
の値をコマンドブロックレジスタB16にも転送する。
ハードディスク2,3は受取ったコマンドに従って動作
する。
【0038】また、エラー発生時の動作は次のようにな
る。S11〜S14の処理は通常時の動作と同じであ
る。S15にて、割込み発生部12がエラー検出部12
からエラー発生の通知を受けていることを確認すると、
S17にて、割込み発生部17はマイクロコンピュータ
8に対して割込みを発生する。
【0039】マイクロコンピュータ8はエラーが発生し
たことを示す割込みを受けると、S18にて、コマンド
ブロックレジスタB16の内容を読み込む。このときコ
マンドブロックレジスタB16には、1つ前、すなわ
ち、エラーが発生したときのホストコンピュータ1が出
力したコマンドブロック群の値が入っている。従って、
マイクロコンピュータ8はコマンドブロックレジスタB
16の内容を判断し必要なエラー処理を行う。(エラー
処理手段) このエラー処理では、例えば、片方のハードディスクで
致命的な障害が発生したと判断すれば、そのハードディ
スクを切り離し、正常なもう一方のハードディスクと接
続するような処理を行う。そして、必要なエラー処理が
完了した時点でコマンドブロックレジスタA15の内容
をハードディスクインターフェース部7を介して正常な
方のハードディスクに送出する。
【0040】このようにエラーが発生してから次のコマ
ンドが来たときにエラー処理を行い、その場合に2つの
コマンドブロックレジスタ15,16を備え、一方のコ
マンドブロックレジスタ16にはホストコンピュータ1
が発行した1つ前のコマンドブロック群を保持させるよ
うにしているので、マイクロコンピュータ8はどのコマ
ンドでエラーを発生したかを確実に知ることができ、エ
ラーに対する適切な処理ができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、各請求項記載の発
明によれば、外部記憶装置に障害が発生したときの処理
をホストコンピュータに負担をかけることなく高速に行
うことができる。また、請求項4記載の発明によれば、
さらに、どのコマンドでエラーを発生したかを確実に知
ることができ、エラーに対する適切な処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における制御部の構成を示すブロ
ック図。
【図3】同実施の形態における読み取り時の基本的動作
を説明するための流れ図。
【図4】同実施の形態におけるエラー発生時の切替え動
作を示すタイミング図。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すコンピュータ
システムの構成を示すブロック図。
【図6】同実施の形態における制御部の構成を示すブロ
ック図。
【図7】同実施の形態におけるコマンドブロックレジス
タの構成を示す図。
【図8】同実施の形態における要部動作を説明するため
の流れ図。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ 2,3…ハードディスク(外部記憶装置) 4…多重化記憶制御装置 5…制御部 11…切替部 12…エラー検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 勝則 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社製品開発センター内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA11 EA18 EK01 5D044 AB01 BC01 CC04 DE48 GK12 HL01 JJ06 JJ07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータと複数の外部記憶装
    置との間に接続され、前記各外部記憶装置を制御する多
    重化記憶制御装置において、 前記各外部記憶装置のステータスにエラーのステータス
    があるか否かを検出するエラー検出部と、前記ホストコ
    ンピュータとデータ転送を行う外部記憶装置のステータ
    スにエラーのステータスがあることが前記エラー検出部
    によって検出されると、エラーのステータスが前記エラ
    ー検出部によって検出されていない他の外部記憶装置の
    ステータスを前記ホストコンピュータに転送させるよう
    に前記ホストコンピュータと前記各外部記憶装置を接続
    する信号線を切替える切替部とを備えたことを特徴とす
    る多重化記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 切替部は、ホストコンピュータが外部記
    憶装置のステータスを読み出すために出力した信号をす
    べての外部記憶装置に供給するように信号線を切替え、
    エラー検出部は、前記信号によって前記各外部記憶装置
    から読み出されたステータスにエラーのステータスがあ
    るか否かを検出することを特徴とする請求項1記載の多
    重化記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータと複数の外部記憶装
    置との間に接続され、前記各外部記憶装置を制御する多
    重化記憶制御装置において、 前記各外部記憶装置のステータスにエラーのステータス
    があるか否かを検出するエラー検出部と、前記ホストコ
    ンピュータからのコマンドを前記各外部記憶装置に供給
    するように信号線を切替え、続いて前記ホストコンピュ
    ータが前記各外部記憶装置のステータスを読み出すため
    に出力した信号を前記各外部記憶装置に供給するように
    信号線を切替え、その後前記エラー検出部が予め決めら
    れた1つの外部記憶装置のステータスにエラーのステー
    タスがあることを検出すると前記エラー検出部がエラー
    のステータスを検出しない他の外部記憶装置のステータ
    スが前記ホストコンピュータに転送されるように前記ホ
    ストコンピュータと外部記憶装置を接続する信号線を切
    替える切替部とを備えたことを特徴とする多重化記憶制
    御装置。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータと複数の外部記憶装
    置との間に接続され、前記各外部記憶装置を制御する多
    重化記憶制御装置において、 前記各外部記憶装置のステータスにエラーのステータス
    があるか否かを検出するエラー検出部と、前記ホストコ
    ンピュータからのコマンドを前記各外部記憶装置に供給
    するように信号線を切替え、続いて前記ホストコンピュ
    ータが前記各外部記憶装置のステータスを読み出すため
    に出力した信号を前記各外部記憶装置に供給するように
    信号線を切替え、その後前記エラー検出部が予め決めら
    れた1つの外部記憶装置のステータスにエラーのステー
    タスがあることを検出すると前記エラー検出部がエラー
    のステータスを検出しない他の外部記憶装置のステータ
    スが前記ホストコンピュータに転送されるように前記ホ
    ストコンピュータと外部記憶装置を接続する信号線を切
    替える切替部と、前記ホストコンピュータからのコマン
    ドに対応するコマンドブロック群を保持するコマンドブ
    ロックレジスタと、前記切替部が前記ホストコンピュー
    タからのコマンドを前記各外部記憶装置に供給するよう
    に信号線を切替える前に、そのコマンドより1つ前に出
    力したコマンドを実行したときに前記エラー検出部がエ
    ラーを検出しているか否かを確認する確認手段と、この
    確認手段が前記エラー検出部によるエラー検出を確認す
    ると、前記コマンドブロックレジスタが保持している1
    つ前に出力したコマンドに対応するコマンドブロック群
    の内容に基づいてエラー処理を行うエラー処理手段とを
    備えたことを特徴とする多重化記憶制御装置。
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