JP2001353784A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JP2001353784A
JP2001353784A JP2000177215A JP2000177215A JP2001353784A JP 2001353784 A JP2001353784 A JP 2001353784A JP 2000177215 A JP2000177215 A JP 2000177215A JP 2000177215 A JP2000177215 A JP 2000177215A JP 2001353784 A JP2001353784 A JP 2001353784A
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manufacturing
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JP2000177215A
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English (en)
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Tsuyoshi Otokura
堅 乙倉
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Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材に異なる色からなる石目模様を印刷で
き、高級感の変化のある化粧板の製造方法を提供するも
のである。 【解決手段】 片面に柄を印刷した基材11に、片面に
柄を印刷した熱可塑性樹脂からなる透明被覆材12を印
刷面同士を接着剤13を介して熱圧着してなる化粧板1
0の製造方法であって、前記基材11と透明被覆材12
とは、基材11の印刷面に接着剤13を塗布して接着
し、前記基材11の溝111で区画した印刷面には、色
の異なる柄を印刷すると共に、前記透明被覆材12に
は、色の異なる柄を印刷していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧板の製造方法では、熱可塑性
樹脂シートからなる複合板の裏面に印刷を施して複合板
を形成し、該複合板をパネル化して製造されていた。こ
れらの方法では、熱可塑性樹脂シートの奥に印刷がある
だけで窯業系の型押し基材の塗装板などに比べると非常
に単調な仕上がりとなっている。
【0003】凹凸模様に同調した着色模様を有する熱硬
化性樹脂化粧板を製造する方法に関して、特開平5―3
18694号公報に記載がある。上記公報では、熱硬化
性樹脂含浸紙に着色もしくは不透明化した熱硬化性樹脂
を塗布するか該熱硬化性樹脂を担持させた透明オーバレ
イ紙もしくはプラスチックフィルムを重ね合わせてなる
表面化粧材を凹凸模様付き基材上にセットし、クッショ
ン材を介してプレス圧を加える熱圧成形を行うようにな
されて、凹凸模様と同調した着色模様を付与することが
でき、高級感ある特殊な意匠になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、熱可塑性樹脂シートに石目調の印刷が、窯
業系の型押し基材の塗装板などに比べて、非常に人工的
で単調な柄仕上げとなっている。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、基材に異なる色
からなる石目模様を印刷でき、高級感の変化のある化粧
板の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
化粧板の製造方法は、片面に柄を印刷した基材に、片面
に柄を印刷した熱可塑性樹脂からなる透明被覆材を印刷
面同士を接着剤を介して熱圧着してなる化粧板の製造方
法であって、前記基材と透明被覆材とは、基材の印刷面
に接着剤を塗布して接着し、前記基材の溝で区画した印
刷面には、色の異なる柄を印刷すると共に、前記透明被
覆材には、色の異なる柄を印刷しているものである。
【0007】請求項2記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記化粧板が石目調の柄になっているものである。
【0008】請求項3記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記透明被覆材が20〜200ミクロンのアクリル
樹脂で形成しているものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明の化粧板の製造方法は、
前記基材と透明被覆材とは、基材の印刷面に接着剤を塗
布して接着し、前記基材の溝で区画した印刷面には、色
の異なる柄を印刷すると共に、前記透明被覆材には、色
の異なる柄を印刷しているので、柄の表面に異なる色を
かさねることによって、高級感のある変化のある柄の化
粧板にすることができる。更に、印刷面が透明被覆材で
被覆されているので、いつまでも色の褪せないきれいな
印刷面を維持出来る耐久性のよい化粧板とすることがで
きる。
【0010】請求項2記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記化粧板が石目調の柄になっているので、石目調
の柄に色の異なる印刷に仕上げることができ、自然な石
目調の柄に仕上げることができる。
【0011】請求項3記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記透明被覆材が20〜200ミクロンのアクリル
樹脂で形成しているので、裏面の印刷面を外部から透け
て見ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の化粧板の製造方
法を示す断面図、図2は本発明の化粧板の製造方法で製
造された化粧板の印刷面を示す平面図である。
【0013】図1に示す様に、本発明の化粧板10の製
造方法は、片面に柄101、102、103を印刷した
熱可塑性樹脂からなる基材11に、片面に柄121を印
刷した熱可塑性樹脂からなる透明被覆材12を印刷面1
12、122同士を当接して熱圧着して製造されてい
る。
【0014】前記基材11と透明被覆材12とは、基材
11の印刷面112に接着剤13を塗布して接着してい
る。基材11には、溝111で区画した印刷面112に
色の異なる柄101、102、103を印刷している。
柄101、103を黒色、柄102を茶色等にして変化
を持たせることができる。
【0015】基材11は、熱可塑性樹脂のABS樹脂製
のシート材で形成されている。基材11の厚みは1.5
〜7ミリになされている。基材11の材質は、その他に
珪酸カルシウム等の無機質の基材を用いても良い。
【0016】基材11の印刷面112は、溝111で区
画されている。溝111は幅3ミリ、深さ0.5ミリで
設けられ、500ミリのピッチにNCルーターで溝加工
されている。印刷面112は、スクリ―ン印刷で一面に
印刷されている。
【0017】前記透明被覆材12は、色の異なる柄12
1を印刷し、前記化粧板10に、多色の柄121を印刷
しているものである。透明被覆材12は、アクリル樹脂
シートで形成され、肉厚50ミクロンになされている。
【0018】前記透明被覆材12は、20〜200ミク
ロンのアクリル樹脂で形成されている。このように、透
明被覆材12は、透明になっているので、外から印刷面
122を透けてみることができる。透明被覆材12の印
刷面122は、グラビア印刷機で粒状の柄121が塗布
されて印刷されている。
【0019】粒状の柄121は、異なる色で印刷されて
いる。印刷面122は、帯状に区切られて、粒状の柄1
21は印刷面121に間隔をおいて設けられている。そ
の為、透明被覆材12の印刷面122は印刷された帯状
になされた柄121とその間に印刷されてない面とが形
成されている。
【0020】印刷はグラビア印刷、転写印刷、スクリー
ン印刷で1〜5の柄パターンを印刷している。
【0021】透明被覆材12の印刷面122は、4色の
石目調の柄121に印刷されている。石目調の柄121
は黒色、茶色等を含めて色の異なる印刷をすることがで
きる。基材11と透明被覆材12とは、接着剤13で接
着されている。
【0022】基材11上に塗布される接着剤13の塗布
量は、10〜100g/m2になされ、ロールコーター
を用いて塗布されている。このようにして基材11と透
明被覆材12とは印刷面122、112同士を合わせて
接着されている。接着された基材11と透明被覆材12
は熱圧着して化粧板10が形成されている。
【0023】熱圧着は、一対の熱盤20、20で基材1
1と透明被覆材12とを挟んで加熱、加圧保持して形成
されている。即ち、熱盤20、20を上下から化粧板1
0を挟み、透明被覆材12と熱盤20との間には、シリ
コン材212とジュラルミン材211とからなる緩衝材
21が挿入されている。
【0024】弾性のあるシリコン材212が透明被覆材
12を基材11の印刷面101、102、103に押し
当てて透明被覆材12と基材11とが均一に密着される
ようになされている。
【0025】熱盤20、20の温度は温度調節機構を持
って、40〜170℃±5℃以内に調節可能になされて
いる。このように加熱温度を一定に保った熱盤20、2
0を有するプレス機で化粧板10は接着硬化されて形成
されている。
【0026】プレス機の成形圧力は、0.5〜3kpa
で保持されている。熱盤20、20の熱源には電気ヒー
ター、蒸気、オイル等を熱源に用いることができる。
【0027】基材11、透明被覆材12に用いる熱可塑
性樹脂は、上記の他に、メタクリル樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂等を用いることができる。
【0028】この様に、本発明の化粧板10の製造方法
は、前記基材11と透明被覆材12とは、基材11の印
刷面112に接着剤13を塗布して接着し、前記基材1
1の溝111で区画した印刷面112には、色の異なる
柄101、102、103を印刷すると共に、前記透明
被覆材12には、色の異なる柄121を印刷しているの
で、色の異なる柄101、102、103の表面に異な
る色をかさねることによって、高級感のある深みの柄の
化粧板にすることができる。更に、印刷面112が透明
被覆材12で被覆されているので、いつまでも色の褪せ
ないきれいな印刷面112を維持出来る耐久性のよい化
粧板10とすることができる。
【0029】又、本発明の化粧板10の製造方法は、前
記透明被覆材12の印刷が4色の石目調の柄になってい
るので、自然な感じの石目調の柄に仕上げることがで
き、変化の深みのある柄に仕上げることができる。
【0030】又、本発明の化粧板10の製造方法は、前
記透明被覆材12が50ミクロンの透明なアクリル樹脂
で形成しているので、裏面の印刷面を外部から透けて見
ることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の化粧板の製造方
法は、前記基材と透明被覆材とは、基材の印刷面に接着
剤を塗布して接着し、前記基材の溝で区画した印刷面に
は、色の異なる柄を印刷すると共に、前記透明被覆材に
は、色の異なる柄を印刷しているので、柄の表面に異な
る色をかさねることによって、高級感のある変化のある
柄の化粧板にすることができる。更に、印刷面が透明被
覆材で被覆されているので、いつまでも色の褪せないき
れいな印刷面を維持出来る耐久性のよい化粧板とするこ
とができる。
【0032】請求項2記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記化粧板が石目調の柄になっているので、石目調
の柄に色の異なる印刷に仕上げることができ、自然な石
目調の柄に仕上げることができる。
【0033】請求項3記載の本発明の化粧板の製造方法
は、前記透明被覆材が20〜200ミクロンのアクリル
樹脂で形成しているので、裏面の印刷面を外部から透け
て見ることができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の化粧板の製造方法で製造された化粧板
の印刷面を示す平面図である。
【符号の説明】
10 化粧板 101、102 塗装面 103 塗装面 11 基材 111 溝 112 塗装面 12 透明被覆材 121 塗装面 122 印刷面 13 接着剤 20 熱盤 21 ジュラルミン板 22 シリコン板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01C AK25C AK74 AT00A BA04 BA06 BA10A BA10C DC22 EC18 EC182 EH46 EH462 GB08 HB00B HB00D HB31B HB31D JB16C JN01C 4F211 AA11 AA13 AA21 AH48 TA03 TC04 TD11 TH22 TN07 TN42 TN60 TN67 TQ04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に柄を印刷した基材に、片面に柄を
    印刷した熱可塑性樹脂からなる透明被覆材を印刷面同士
    を接着剤を介して熱圧着してなる化粧板の製造方法であ
    って、 前記基材と透明被覆材とは、基材の印刷面に接着剤を塗
    布して接着し、 前記基材の溝で区画した印刷面には、色の異なる柄を印
    刷すると共に、 前記透明被覆材には、色の異なる柄を印刷していること
    を特徴とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記化粧板が石目調の柄になっているこ
    とを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記透明被覆材が20〜200ミクロン
    のアクリル樹脂で形成していることを特徴とする請求項
    1及び2記載の化粧材の製造方法。
JP2000177215A 2000-06-13 2000-06-13 化粧板の製造方法 Pending JP2001353784A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531941A (ja) * 2005-11-03 2008-08-14 株式会社 韓国ファイバー ヒーティングパッドを用いた2次ガスバリヤ接着方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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