JP2001352569A - 無線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信システムの無線端末局 - Google Patents

無線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信システムの無線端末局

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JP2001352569A
JP2001352569A JP2000170692A JP2000170692A JP2001352569A JP 2001352569 A JP2001352569 A JP 2001352569A JP 2000170692 A JP2000170692 A JP 2000170692A JP 2000170692 A JP2000170692 A JP 2000170692A JP 2001352569 A JP2001352569 A JP 2001352569A
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Keisuke Noda
敬介 野田
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自局が接続している無線基地局より無線通信
状態が良好な他の無線基地局に時間をかけずに切り替わ
るようにする。 【解決手段】 無線端末局は、自局が接続している無線
基地局からの信号の受信レベルが予め設定されている強
制切替レベルより低下すると、無線通信状態が良好な他
の無線基地局を探して自局の接続先を切り替える。ま
た、自局が接続している無線基地局からの信号の受信レ
ベルが強制切替レベルよりも高く設定されている自動切
替レベルより低下しているとき他の無線基地局から自動
切替レベルより高いレベルの信号を受信すると、即時該
他の無線基地局に自局の接続先を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線周波数ホッピ
ング通信方式を用いた無線通信システムの無線端末局に
関し、特に、自局が接続している無線基地局からの信号
の受信レベルが低下したとき無線通信状態が良好な他の
無線基地局に自局の接続先を切り替える手段の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数台の無線基地局がそれぞ
れ自局に接続される1台以上の無線端末局と無線LAN
によるデータ通信を行う方法の1種として、無線周波数
ホッピング通信方式が知られている。この無線周波数ホ
ッピング通信方式は、複数の異なる周波数をサイクリッ
クに設定した周波数ホッピングパターンを各無線基地局
にそれぞれ設定する。そして各無線基地局が、自局の無
線ゾーン内に位置する全ての無線端末局と上記周波数ホ
ッピングパターンに従い使用周波数を順次切り替えなが
ら無線通信を行うものである。
【0003】このような無線周波数ホッピング通信方式
においては、通常、2473MHzから2495MHzまでの
周波数帯のなかの1MHz単位,計23種類の周波数f1
〜f23を使用し、この23種類の周波数f1〜f23をサ
イクリックに設定して、1つの周波数ホッピングパター
ンを構成していた。そして、前記のように複数の無線基
地局を有する無線通信システムに無線周波数ホッピング
通信方式を採用する場合には、各無線基地局に設定され
る周波数ホッピングパターンをそれぞれ異ならせること
によって、無線ゾーンが隣接する複数の無線基地局で同
時期に同一周波数が使用されるのを防ぐようにしてい
た。ただし、周波数ホッピングパーンを構成する周波数
の種類には限りがあるため、周波数ホッピングパターン
を異ならせてもいくつかの周波数が重複して使用される
ことは避けられなかった。このため、たとえ複数の無線
基地局で使用する無線周波数ホッピングパターンをそれ
ぞれ異ならせても、隣接する無線ゾーン内で同時期に同
一の周波数が使用されることがあった。
【0004】ところで、無線端末局を移動させた場合、
自局が接続している無線基地局から離れるに従い電波受
信強度が徐々に低下し、無線通信状態が悪化してやがて
無線通信が行なえなくなる。そこで従来は、無線端末局
において自局が接続している無線基地局からの電波受信
強度が予め設定された一定レベル以下になると、無線通
信状態が良好な他の無線基地局を自ら探し、電波受信強
度が一定レベル以上の他の無線基地局を見つけると自局
の接続先を該他の無線基地局に切り替えるようにしてい
た。この機能をローミング機能と称している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線周波数ホッピング通信方式における無線端末局のロ
ーミング機能は、無線基地局を切り替える際に他の無線
基地局が今どの周波数を使用しているのか分からないた
め、全ての周波数f1〜f23を短時間で順次切り替えて
他の無線基地局からの電波受信強度を観測し、最も通信
状態がよい無線基地局を選択して切り替えていた。この
ため、自局が接続している無線基地局からの電波受信強
度が低下して切替えを始めてから、通信状態が良好な他
の無線基地局に切り替わるまでに数秒の時間を要してお
り、その間、当該無線端末局では通信が不能になってい
た。
【0006】そこで本発明は、自局が接続している無線
基地局より無線通信状態が良好な他の無線基地局に時間
をかけずに切り替わることができ、無線基地局切替えの
際の通信不能時間をごく短くすることができる無線周波
数ホッピング通信方式を用いた無線通信システムの無線
端末局を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、複数の無線基地局が、それぞれ異なる周波数をサイ
クリックに設定した周波数ホッピングパターンに従い使
用周波数を順次切り替えながら自己の無線ゾーン内に位
置する1台以上の無線端末局と無線通信を行なう無線周
波数ホッピング通信方式を用いた無線通信システムの無
線端末局において、自局が接続している無線基地局より
も無線通信状態が良好な他の無線基地局からの信号を捉
えるか常時監視し、捉えると、即時、その無線通信状態
が良好な他の無線基地局に自局の接続先を切り替えるよ
うにしたものである。
【0008】また、本願請求項2記載の発明は、同無線
端末局において、自局が接続している無線基地局からの
信号の受信レベルと他の無線基地局からの信号の受信レ
ベルとを比較し、自局が接続している無線基地局からの
信号の受信レベルよりも他の無線基地局からの信号の受
信レベルの方が高く、かつ自局が接続している無線基地
局からの信号の受信レベルが予め設定された自動切替レ
ベルより低いとき、即時、該他の無線基地局に自局の接
続先を切り替えるようにしたものである。
【0009】また、本願請求項3記載の発明は、同無線
端末局において、自局が接続している無線基地局からの
信号の受信レベルが予め設定されている強制切替レベル
より低下すると、無線通信状態が良好な他の無線基地局
を探して自局の接続先を切り替える強制切替処理手段
と、自局が接続している無線基地局からの信号の受信レ
ベルが強制切替レベルよりも高く設定されている自動切
替レベルより低下しているとき他の無線基地局から自動
切替レベルより高いレベルの信号を受信すると、即時該
他の無線基地局に自局の接続先を切り替える自動切替処
理手段とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、互いに
隣接する4台の無線基地局が、それぞれ異なる周波数を
サイクリックに設定した周波数ホッピングパターンに従
い使用周波数を順次切り替えながら自己の無線ゾーン内
に位置する1台以上の無線端末局と無線通信を行なう無
線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信システム
の無線端末局に本発明を適用したものである。
【0011】図1は本実施の形態における無線通信シス
テムの全体構成図であり、このシステムは、1台のサー
バコンピュータ10と、4台の無線基地局21,22,
23,24と、複数台(この実施の形態では8台とす
る)の無線端末局31,32,33,34,35,3
6,37,38とからなる。そして、サーバコンピュー
タ10と各無線基地局21,22,23,24とをLA
Nケーブル40で接続している。そして、第1の無線基
地局21の無線ゾーン51内に第1及び第2の無線端末
局31,32が位置し、第2の無線基地局22の無線ゾ
ーン52内に第3及び第4の無線端末局33,34が位
置し、第3の無線基地局23の無線ゾーン53内に第5
及び第6の無線端末局35,36が位置し、第4の無線
基地局24の無線ゾーン54内に第7及び第8の無線端
末局37,38が位置している。
【0012】なお、図示しないが、各無線端末局31〜
38には例えばPOS(Point Of Sales:販売時点情報
管理)ターミナルやパーソナルコンピュータなどの持ち
運び可能なクライアントコンピュータが接続されてい
る。そして、サーバコンピュータ10は、各無線基地局
21〜24を介して、各無線端末局31〜38に接続さ
れるクライアントコンピュータにプログラムやデータ等
を無線送信する機能や、各無線端末局31〜38から無
線送信されたクライアントコンピュータでの処理データ
等を各無線基地局21〜24及びLANケーブル40を
介して収集する機能などを有している。
【0013】図3は各無線端末局31〜38のハードウ
ェア構成の要部を示すブロック図であって、各無線端末
局31〜38はハードウェア構成を同一にしている。す
なわち、無線端末局31〜38は、メインボート200
に、制御部本体を構成するCPU(Central Processing
Unit)201、このCPU201が各部を制御するた
めのプログラムデータなどを格納したROM(Read Onl
y Memory)202、送受信データを格納するメモリなど
の各種メモリを形成したRAM(Random Access Memor
y)203、日時を計時する時計回路204、DMA(D
irect Memory Access)コントローラ205、クライア
ントコンピュータを接続しこのクライアントコンピュー
タとのデータ通信を制御する通信コントローラ206、
任意の設定時間を計時するタイマ回路207、スイッチ
などを設けた操作部208、この操作部208からの信
号を取込む入力ポート209、表示器210、この表示
器210に表示信号を出力する出力ポート211、EP
ROM(Erasable Programmable Read Only Memory)2
12、シリアルI/O(Input/Output)213などを配
置している。そして、前記CPU201とROM20
2、RAM203、時計回路204、DMAコントロー
ラ205、通信コントローラ206、タイマ回路20
7、入力ポート209、出力ポート211、EPROM
212及びシリアルI/O213とは、バスライン21
4によって電気的に接続している。
【0014】また、前記メインボート200の外に無線
制御部215を設け、この無線制御部215を前記バス
ライン214に接続するとともに前記シリアルI/O2
13に接続している。そして、前記無線制御部215に
アンテナ216を接続している。なお、各無線基地局2
1〜24のハードウェア構成も、図3に示した無線端末
局31〜38と基本的に一致している。
【0015】かかる構成の無線通信システムにおいて、
各無線基地局21〜24は、それぞれ互いに異なる周波
数ホッピングパターンで使用周波数を変化させながら、
自局の無線ゾーン51〜54の中に位置する少なくとも
1台以上の無線端末局31〜38と無線通信を行うもの
となっている。この場合において、各無線基地局21〜
24は、それぞれ一定周期毎にホッピング制御信号(ビ
ーコン)を発している。この制御信号には、送信元とな
る無線基地局のIDコードの他、当該無線基地局が使用
している周波数ホッピングパターンの識別情報や、次に
どのタイミングでどの周波数に移動するかを無線端末局
に通知する情報等が載っている。
【0016】他方、各無線端末局31〜38は、各無線
基地局21〜24がそれぞれ使用する各周波数ホッピン
グパターンと、自局が接続している無線基地局のIDコ
ードとをEPROM212に記憶している。また、各無
線基地局21〜24からの電波受信強度のしきい値とし
て、図2に示すように、強制切替レベルAと自動切替レ
ベルBとをROM202またはEPROM212に記憶
している。ここで、強制切替レベルAと自動切替レベル
Bとを比較すると、自動切替レベルBの方が強制切替レ
ベルAよりも高い。
【0017】しかして、各無線端末局31〜38のCP
U201は、各無線基地局21〜24から定期的に無線
発信されるホッピング制御信号を受信すると、図4の流
れ図に示す処理を実行するものとなっている。すなわ
ち、ST(ステップ)1として受信したホッピング制御
信号の無線基地局IDコードから、自局が接続している
無線基地局から発信された制御信号か否かをチェックす
る。
【0018】ここで、自局が接続している無線基地局か
ら発信された制御信号であると確認した場合には、ST
2としてこの制御信号の電波受信強度レベルが前記自動
切替レベルB以下か否かを判断する。そして、自動切替
レベルBより高い場合には、ST3としてRAM203
に自動切替フラグfがセットされていたならばリセット
して、今回の制御信号受信処理を終了する。
【0019】これに対し、受信した制御信号の電波受信
強度レベルが自動切替レベルB以下の場合には、ST4
としてRAM203に自動切替フラグfをセットする。
次いで、ST5としてその受信した制御信号の電波受信
強度レベルが前記強制切替レベルA以下か否かを判断す
る。そして、強制切替レベルAより高い場合には、今回
の制御信号受信処理を終了する。
【0020】これに対し、受信した制御信号の電波受信
強度レベルが強制切替レベルA以下の場合には、ST6
としてRAM203にセットされた自動切替フラグfを
リセットする。しかる後、ST7として基地局強制切替
処理を実行する。この処理は、周波数ホッピングパター
ンで使用する全ての周波数f1〜f23を短時間で順次切
り替えて他の無線基地局からの電波受信強度を観測し、
最も通信状態がよい無線基地局を選択して切り替える従
来のローミング機能と同じ処理である。(強制切替処理
手段)こうして、自局が接続する基地局を最も通信状態
がよい無線基地局に切り替えたならば、今回の制御信号
受信処理を終了する。
【0021】一方、受信したホッピング制御信号が、自
局が接続している無線基地局以外の基地局から発信され
た制御信号の場合には、ST8としてRAM203に自
動切替フラグfがセットされているか否かを判断する。
そして、自動切替フラグfがセットされていない場合に
は、自局が接続している無線基地局との無線通信状態が
良好なので、今回の制御信号受信処理を終了する。
【0022】これに対し、自動切替フラグfがセットさ
れていた場合には、自局が接続している無線基地局から
受信したホッピング制御信号の受信レベルが強制切替レ
ベルA以上でかつ自動切替レベルB以下であるので、S
T9として今回受信した他の無線基地局からのホッピン
グ制御信号の電波受信強度レベルが自動切替レベルB以
上か否かを判断する。そして、自動切替レベルBより低
い場合には、自局が接続している無線基地局の方が制御
信号発信元の他の無線基地局よりも無線通信状態が良好
なので、今回の制御信号受信処理を終了する。
【0023】一方、受信した制御信号の電波受信強度レ
ベルが自動切替レベルB以上の場合には、自局が接続し
ている無線基地局よりも制御信号発信元の他の無線基地
局の方が無線通信状態が良好なので、ST10としてR
AM203にセットされた自動切替フラグfをリセット
した後、ST11として基地局自動切替処理を実行す
る。この処理は、今回受信したホッピング制御信号に含
まれる無線基地局IDコードを自局が接続する無線基地
局のIDコードとしてEPROM212に記憶するとと
もに、自局で使用している周波数ホッピングパターンを
当該ホッピング制御信号に含まれる識別情報で識別され
るパターンに切り替えて、自局の接続先を制御信号発信
元の無線基地局に即時切り替える処理である。(自動切
替処理手段)こうして、自局が接続する無線基地局を通
信状態がよい他の無線基地局に切り替えたならば、今回
の制御信号受信処理を終了する。
【0024】このように本実施の形態においては、各無
線基地局31〜38は、自局が接続している無線基地局
よりも無線通信状態が良好な他の無線基地局からの信号
を捉えるか常時監視している。具体的には、自局が接続
している無線基地局から定期的に発信されるホッピング
制御信号の受信レベルと、他の無線基地局から定期的に
発信されるホッピング信号の受信レベルとを比較し、自
局が接続している無線基地局からの制御信号の受信レベ
ルよりも他の無線基地局からの信号の受信レベルの方が
高く、かつ自局が接続している無線基地局からの制御信
号の受信レベルが予め設定された自動切替レベルBより
低いとき、自局が接続している無線基地局よりも無線通
信状態が良好な他の無線基地局からの信号を捉えたと判
断するようにしている。そして、自局が接続している無
線基地局よりも無線通信状態が良好な他の無線基地局か
らの信号を捉えた場合には、即時、その無線通信状態が
良好な他の無線基地局に自局の接続先を切り替えるよう
にしている。
【0025】例えば今、図5に示すように、時点t1〜
時点t2の間において、第1の無線基地局21が使用す
る周波数ホッピングパターンを同図中P1とし、第2の
無線基地局22が使用する周波数ホッピングパターンを
同図中P2とし、第3の無線基地局23が使用する周波
数ホッピングパターンを同図中P3とし、第4の無線基
地局24が使用する周波数ホッピングパターンを同図中
P4とすると、期間Tでは、第1の無線基地局21が使
用する周波数f7と第2の無線基地局22が使用する周
波数f7とが一致する。従って、この期間T1では、第
1の無線基地局21を接続先とする無線端末局31,3
2と第2の無線基地局22を接続先とする無線端末局3
3,34とは、いずれも両方の無線基地局21,22か
ら発信されるホッピング制御信号を受信可能である。
【0026】そこで仮に、図6に示すように、第1の無
線基地局21を接続先としていた無線端末局31が、地
点S1から地点S2に移動し、さらに地点S3に移動し
たとする。なお、図中2点鎖線の同心円c1内は、第1
の無線基地局21からの電波受信強度が100%の範囲
内であり、同じく2点鎖線の同心円c2内は75%の範
囲内であり、同じく2点鎖線の同心円c3内は50%の
範囲内である。また、図中1点鎖線の同心円d1内は、
第2の無線基地局22からの電波受信強度が100%の
範囲内であり、同じく1点鎖線の同心円d2内は75%
の範囲内であり、同じく1点鎖線の同心円d3内は50
%の範囲内である。そして、自動切替レベルBを電波受
信強度の75%とし、強制切替レベルを50%とする。
【0027】そうすると、無線端末局31が地点s1に
位置しているときには、第1の無線基地局21からの電
波受信強度が75%以上であり、第2の無線基地局22
からの電波受信強度が75%未満であるので、たとえ期
間T1において両方の無線基地局21,22から発信さ
れるホッピング制御信号を受信したとしても、自局に接
続する無線基地局は第1の無線基地局21のまま切り替
わらない。
【0028】これに対し、無線端末局31が地点s2ま
で移動したときには、第1の無線基地局21からの電波
受信強度が75%未満となり、第2の無線基地局22か
らの電波受信強度が75%以上となるので、期間T1に
おいて第1の無線基地局21から発信されるホッピング
制御信号に続いて第2の無線基地局21から発信される
ホッピング制御信号を受信すると、即時、自局に接続す
る無線基地局が第1の無線基地局21から第2の無線基
地局22に切り替わる。
【0029】また、無線端末局31が地点s3まで移動
する間、期間T1が存在せず、無線基地局が切り替わら
なかった場合でも、無線端末局31が地点s3に位置す
ると第1の無線基地局21からの電波受信強度が50%
以下になるので、従来のローミング機能が動作する。そ
の結果、自局に接続する無線基地局が第1の無線基地局
21から受信状態が最も良好な第2の無線基地局22に
切り替わる。
【0030】このように本実施の形態によれば、各無線
端末局31〜38は、自局が接続している無線基地局よ
りも無線通信状態が良好な他の無線基地局からの信号を
捉えるか常時監視し、捉えると、即時、その無線通信状
態が良好な他の無線基地局に自局の接続先を切り替える
ようにしたので、自局が接続している無線基地局より無
線通信状態が良好な他の無線基地局に時間をかけずに切
り替わることができ、無線基地局切替えの際の通信不能
時間をごく短くすることができる効果を奏する。
【0031】なお、前記実施の形態では、自局が接続す
る無線基地局からの信号の受信レベルが低いと判断する
基準の自動切替レベルB1と、他の無線基地局からの信
号の受信レベルが良好であると判断する基準の自動切替
レベルB2とを同レベルとしたが、後者の自動切替レベ
ルB2を前者の自動切替レベルB1より高く設定しても
よい。こうすることにより、両方の無線基地局からの受
信レベルが自動切替レベルの近傍で変動することによ
り、切替が頻繁に行なわれるのを防ぐことができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、無線周波数ホッピング通信方式を用い
た無線通信システムの無線端末局において、自局が接続
している無線基地局より無線通信状態が良好な他の無線
基地局を捉えると即座にその他の無線基地局に自局の接
続先を切り替えるので、常に良好な無線通信状態が得ら
れるとともに、無線基地局切替えの際の通信不能時間を
ごく短くすることができる効果を奏する。また、本願請
求項2記載の発明によれば、同無線基地局において、自
局が接続している無線基地局の無線通信状態が悪化した
場合に限り、即座に無線通信状態が良好な他の無線基地
局に自局の接続先を切り替えるので、常に良好な無線通
信状態が安定して得られるとともに、無線基地局切替え
の際の通信不能時間をごく短くすることができる効果を
奏する。また、本願請求項3記載の発明によれば、同無
線基地局において、自局が接続している無線基地局から
の信号受信レベルが自動切替レベルまで低下したとき、
他の無線基地局から自動切替レベルより高いレベルの信
号を受信すると即座にその他の無線基地局に自局の接続
先を切り替えるので、無線基地局切替えの際の通信不能
時間をごく短くすることができるとともに、たとえ他の
無線基地局から自動切替レベルより高いレベルの信号を
受信できなくても、自局が接続している無線基地局から
の信号受信レベルが自動切替レベルより低い強制切替レ
ベルまで低下すると無線通信状態が良好な他の無線基地
局を探して自局の接続先を切り替えるので、常に良好な
無線通信状態が得られる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である無線通信システ
ムの概略を示す図。
【図2】 同実施の形態において各無線端末局が記憶す
る主要設定データを示す図。
【図3】 同実施の形態における各無線端末局の要部構
成を示すブロック図。
【図4】 同実施の形態で各無線端末局のCPUが実行
するホッピング制御信号受信処理の要部を示す流れ図。
【図5】 同実施の形態におけるホッピングパターンの
一例図。
【図6】 同実施の形態の作用説明図。
【符号の説明】
21,22,23,24…無線基地局 31,32,33,34,35,36,37,38…無
線端末局 51,52,53,54…無線ゾーン 201…CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局が、それぞれ異なる周
    波数をサイクリックに設定した周波数ホッピングパター
    ンに従い使用周波数を順次切り替えながら自己の無線ゾ
    ーン内に位置する1台以上の無線端末局と無線通信を行
    なう無線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信シ
    ステムの無線端末局において、 自局が接続している無線基地局よりも無線通信状態が良
    好な他の無線基地局からの信号を捉えるか常時監視し、
    捉えると、即時、その無線通信状態が良好な他の無線基
    地局に自局の接続先を切り替えることを特徴とする無線
    周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信システムの
    無線端末局。
  2. 【請求項2】 複数の無線基地局が、それぞれ異なる周
    波数をサイクリックに設定した周波数ホッピングパター
    ンに従い使用周波数を順次切り替えながら自己の無線ゾ
    ーン内に位置する1台以上の無線端末局と無線通信を行
    なう無線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信シ
    ステムの無線端末局において、 自局が接続している無線基地局からの信号の受信レベル
    と他の無線基地局からの信号の受信レベルとを比較し、
    自局が接続している無線基地局からの信号の受信レベル
    よりも他の無線基地局からの信号の受信レベルの方が高
    く、かつ自局が接続している無線基地局からの信号の受
    信レベルが予め設定された自動切替レベルより低いと
    き、即時、前記該他の無線基地局に自局の接続先を切り
    替えることを特徴とする無線周波数ホッピング通信方式
    を用いた無線通信システムの無線端末局。
  3. 【請求項3】 複数の無線基地局が、それぞれ異なる周
    波数をサイクリックに設定した周波数ホッピングパター
    ンに従い使用周波数を順次切り替えながら自己の無線ゾ
    ーン内に位置する1台以上の無線端末局と無線通信を行
    なう無線周波数ホッピング通信方式を用いた無線通信シ
    ステムの無線端末局において、 自局が接続している無線基地局からの信号の受信レベル
    が予め設定されている強制切替レベルより低下すると、
    無線通信状態が良好な他の無線基地局を探して自局の接
    続先を切り替える強制切替処理手段と、 自局が接続している無線基地局からの信号の受信レベル
    が前記強制切替レベルよりも高く設定されている自動切
    替レベルより低下しているとき他の無線基地局から前記
    自動切替レベルより高いレベルの信号を受信すると、即
    時該他の無線基地局に自局の接続先を切り替える自動切
    替処理手段とを具備したことを特徴とする無線周波数ホ
    ッピング通信方式を用いた無線通信システムの無線端末
    局。
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