JP2001351336A - データ再生方法及び装置、並びにデータ記録方法及び装置 - Google Patents

データ再生方法及び装置、並びにデータ記録方法及び装置

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JP2001351336A
JP2001351336A JP2000175888A JP2000175888A JP2001351336A JP 2001351336 A JP2001351336 A JP 2001351336A JP 2000175888 A JP2000175888 A JP 2000175888A JP 2000175888 A JP2000175888 A JP 2000175888A JP 2001351336 A JP2001351336 A JP 2001351336A
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data
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virtual
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JP2000175888A
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Akira Hirai
晃 平井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に記録したデータ内容を参照し、データ
書換時に消費される記録媒体の記録領域を節約する。 【解決手段】 制御部24は、前回のVAT ICBを検索す
る。具体的には、記録媒体の記録済み領域の最終端に記
録されているVAT ICBから記録済み領域の記録開始点方
向へと検索して初めて現れるVAT ICBを読込み、DRAMに
展開し、DRAMに展開したVAT ICBを記録媒体の記録済み
領域の最終端に記録されているVAT ICBに続いて追記す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ再生方法及
び装置、並びにデータ記録方法及び装置に関し、特に、
記録媒体の記録位置の最後に記述される仮想アドレステ
ーブル以外の仮想アドレステーブルを参照してファイル
の管理を行うデータ再生方法及び装置、並びにデータ記
録方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的読取りを応用した、いわゆるCD
(Compact Disc)のようなディスク状記録媒体(以下、
光ディスクと記す。)は、記憶容量が大きく、ランダム
アクセスが可能である。また、光学読取りは、非接触で
あることから、磁気テープのような接触型の記録媒体と
比較してヘッドクラッシュ等の危険や読取りによる摩耗
・損傷がない。また、ディスク表面が頑丈なことから、
偶発的なデータ消失の危険性も少ない。このように多く
の利点を持つ光ディスクは、コンピュータ周辺のメモリ
として、またデータ制作・データ保存において優れた記
録媒体である。
【0003】近年においては、CD-R(Compact Disc-Rec
ordable)と呼ばれる追記型の光ディスクを用いた記録
再生装置が開発されている。このようなCD-Rのなかに
は、CD-ROM、CD-ROM/XA、CD-I、CD-DAといったコンパク
ト・ディスクで使用される全ての標準的なフォーマット
に対応した書込みを簡単に行うことができるものもあ
る。またCD-Rは、従来の磁気テープ、磁気ディスク等に
代わって、電子機器に搭載されて、データを記録及び/
又は再生する記録再生装置として使用されるようになっ
てきている。
【0004】光ディスクを用いた記録及び/又は再生に
関わる規格として米国のOSTA(Optical Storage Techno
logy Association)によって定められるUDF(Universal
Disk Format)がある。
【0005】このようなUDFに準拠した、いわゆるCD-R
(Conpact Disk-Recordable)のような追記型の記録媒
体では、データの書込みを行う際にパケットライティン
グを使用している。パケットライティングとは、データ
の前にリンクブロックと、4つのラン−イン(Run-In)
領域、及びデータの最後に2つのラン−アウト(Run-Ou
t)領域を有するパケット構造として書込みを行うもの
である。データ領域以外に7ブロックを隣接パケット間
の接合領域であるリンキングエリア(Linking Area)と
して使用する。
【0006】UDFでは、ディレクトリ及びファイルの管
理情報を実際の記録位置(論理アドレス)として直接管
理するかわりに、ファイル識別記述子(FID:File Iden
tifier Descriptor)、仮想割り当てテーブル(VAT:Vi
rtual Allocation Table)、ファイルエントリICB(Fil
e Entry Information Control Block)等を用いて間接
的に管理している。
【0007】VATとは、シーケンシャルライトのメディ
アをあたかもランダムリードライトのメディアであるか
のように扱うための技術であり、ファイルが実際に記録
されている論理アドレスと、この論理アドレスに対応す
る仮想アドレスとを対応テーブルとして管理するもので
ある。
【0008】つまり、UDFでは間接的にディレクトリ及
びファイルの位置情報を参照している。VATの位置は、
パケット構造のなかで自由に配置できるが、VATを指し
示しているVAT ICB(Virtual Allocation Table Inform
ation Control Block)は、記録媒体上に記録されてい
る最終セクタからリンキングエリア分だけ戻ったところ
に必ず配置されるように決められている。
【0009】UDFに準拠したファイルシステムでは、デ
ィスクの最終アドレス位置からリンキングエリアとして
用意されている7ブロック分だけ戻った位置に、必ず最
新のVAT ICBが記述されている。そのためUDFでは、まず
最初に、このVAT ICBが指し示すVATを読み込むことによ
って、仮想アドレスを実アドレス(論理アドレス)に変
換することができる。
【0010】特に、追記型記録媒体では一旦記録したデ
ータを物理的に消去すること、又は既に記録されている
データに重ねて上書きすることは不可能である。そのた
め、データを消去する際には、消去を希望するファイル
のFIDに存在するキャラクタリスティクスの削除ビット
を立てることによって論理的に消去している。また、そ
れに伴ってディレクトリ ICB、VAT ICB、VAT等を書き換
えて、これらを追記することによって論理的にデータを
消去している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなUDFに準
拠した従来のファイルシステムによってファイルの管理
を行っている追記型の記録媒体において、例えば200
0個のファイルの全てを削除する場合について考える。
【0012】この2000個のファイルの削除に伴っ
て、具体的にディレクトリ ICB=1ブロック(1ブロッ
ク=2048byte)、FID=63ブロック、VAT ICB=1ブロ
ック、VAT=4ブロック、リンキングエリア=7ブロッ
クを消費する。したがって、ファイルを削除するための
操作により、合計で76ブロック、即ち約156Kbyteに相
当する記録領域を消費することとなる。
【0013】このように、UDFに準拠した従来のファイ
ルシステムでは、ファイルを消去することによって記録
媒体の記録容量を無駄に消費するという問題点があっ
た。
【0014】また、UDFに準拠するファイルシステムに
基づく追記型の記録媒体は、以前に記録されたデータが
物理的に消去されることなく残されているにも関わら
ず、一旦論理的に消去したファイルは、再び参照するこ
とが不可能であるという問題点があった。
【0015】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、過去に記録したデータが参照可
能で、データ書換時に消費される記録媒体の記録領域を
節約することが可能なデータ再生方法及び装置、並びに
過去の記録状態を復元することが可能なデータ記録方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係るデータ再生方法は、データが格納
されたファイルの記録位置が示された実アドレスと、フ
ァイルの仮想的な記録位置が示された仮想アドレスとの
対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファイルの管理
を行ってデータを再生するデータ再生方法であって、記
録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想割付テ
ーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すことを特徴と
している。
【0017】このようなデータ再生方法は、記録媒体の
記録済み領域の最終端に記録された仮想割付テーブル以
外の仮想割付テーブルを読み出すことにより、過去に記
録したデータを参照する。
【0018】また、本発明に係るデータ再生装置は、デ
ータが格納されたファイルの記録位置が示された実アド
レスと、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想ア
ドレスとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファ
イルの管理を行ってデータを再生するデータ再生装置で
あって、記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された
仮想割付テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すた
めの制御を行う制御手段を有することを特徴としてい
る。
【0019】このようなデータ再生装置は、記録媒体の
記録済み領域の最終端に記録された仮想割付テーブル以
外の仮想割付テーブルを読み出すことにより、過去に記
録したデータを参照する。
【0020】上述した目的を達成するために、本発明に
係るデータ記録方法は、データが格納されたファイルの
記録位置が示された実アドレスと、ファイルの仮想的な
記録位置が示された仮想アドレスとの対応を示す仮想割
付テーブルに基づいてファイルの管理を行ってデータを
記録するデータ記録方法であって、記録媒体に記録され
た仮想割付テーブルを読み出して、記録媒体の記録済み
領域の最終端に続けて追記することを特徴としている。
【0021】このようなデータ記録方法は、記録媒体に
記録された仮想割付テーブルを読み出して、記録媒体の
記録済み領域の最終端に続けて追記することにより、過
去の記録状態を復元する。
【0022】また、本発明に係るデータ記録装置は、デ
ータが格納されたファイルの記録位置が示された実アド
レスと、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想ア
ドレスとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファ
イルの管理を行ってデータを記録するデータ記録装置で
あって、記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み
出して、記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記
するための制御を行う制御手段を有することを特徴とし
ている。
【0023】ここで、読み出される仮想割付テーブルが
記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想割付
テーブルの場合と、記録媒体の記録済み領域の最終端に
記録された仮想割付テーブル以外の仮想割付テーブルで
ある場合とがある。
【0024】このようなデータ記録装置は、記録媒体に
記録された仮想割付テーブルを読み出して、記録媒体の
記録済み領域の最終端に続けて追記することにより、過
去の記録状態を復元する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0026】本発明の実施の形態の一構成例として示す
デジタルスチルカメラは、UDF(Universal Disk Forma
t)に準拠したファイルシステムに基づいて、追記型の
記録媒体に対して、撮像した画像データの書込み、及び
記録媒体からの画像データの読出しを行うものであっ
て、画像データが格納されているファイルの書込み、及
び読出しを行う際、記録媒体の記録済み領域の最終端に
記録された仮想割付テーブル、又はこの仮想割付テーブ
ル以外の仮想割付テーブルを読み出すことによって記録
媒体に記録されている過去のデータを参照できるように
したものである。
【0027】UDF(Universal Disk Format)は、CD-R
(Compact Disc-Recordable)、WORM(Write-Once Read
-Many optical disk)、CD-R/RW(Compact Disc-Record
able/Rewritable)、MO(Magnet Optical Disk)、DVD
(Digital Versatile Disk)等の各種メディアに対して
相互に使用可能なファイル名の文字コード、ファイル属
性等を記述するための定義の1つであり、OSTA(Optica
l Storage Technology Association)によって策定され
ている。
【0028】つまり、UDFは、どの様なOSからも書込可
能で、かつ書き込んだファイルは、特別なリーダプログ
ラム無しにあらゆるOS上での再生互換が実現されるファ
イルシステムである。
【0029】UDFでは、主なデータ構造として、ファイ
ルエントリICB(File Entry Information Control Bloc
k)が用いられている。UDFでは、全てのファイルとディ
レクトリが独自のICBを持っている。本発明の実施の形
態における撮像画像の画像データ等の実データを格納し
ているファイルは、一般的にそれを定義するICBよりも
前に書かれるようになっているため、ファイルが複数の
エクステント(データ列)上に置かれる場合、ICBには
それらのエクステントのリストを含めることができる。
【0030】UDFでは、VAT(Virtual Allocation Tabl
e)と呼ばれるマッピングテーブルを利用して、各ファ
イルに仮想参照(Virtual Reference)のためのシーケ
ンシャルな番号(仮想アドレス)を割り当てている。国
際規格であるISO9660に準拠するファイルシステムが記
録媒体上の各ファイルやディレクトリを論理アドレスに
よって直接参照するようになっているのに対して、UDF
では上述のような仮想アドレスで参照している。VAT
は、トラック内のどの場所にでも配置することができ、
更にVATは、VATの位置を指し示すVAT ICBによって参照
されるようになっている。
【0031】UDFにおいてVAT ICBは、記録媒体上に最後
に記録された物理アドレスに置くことが決められてい
る。VATは、複数のエクステント上に分割されて配置さ
れているが、VAT ICBは、VATのエクステントリストを含
んでいる。したがって、UDFでは、ファイルが何らかの
方法で変更されたとしても、一連のファイルポインタ全
体を変更する必要はなく、最終的にはVAT ICBのみを変
更すれば、変更されたファイルに辿り着くことができ
る。
【0032】UDFに準拠するファイルシステムにおい
て、ファイル等を収容し、着脱可能な記録媒体の管理上
の単位(以下、ボリュームと記す。)構造は、図1に示
すようになっている。
【0033】UDFに準拠するファイルシステムでは、セ
ッションの先頭を0セクタとしたときの16セクタ以降に
記録されるエクステンデッドエリア内のBEAD(Begining
Extended Area Descriptor)と、TEAD(Terminating E
xtended Area Descriptor)とに挟まれるVSD(Volume S
tructure Descriptor)にUDFファイルシステムを認識す
るための情報が書かれている。
【0034】UDFに準拠するファイルシステムでは、記
録媒体へのデータの書込みがされた状態で、且つセッシ
ョンをクローズする前では、ファイルに辿り着くために
光学ヘッドが最初に読出しを行うAVDP(Anchor Volume
Descriptor Pointer)を記録することが認められてい
る。AVDPは、セッションの先頭を0セクタとしたときの
論理ブロック番号(LBN:Logical Block Number)が512
セクタ目の領域に記述されている。
【0035】つまり、セクタ512にAVDPが存在していれ
ば、UDFに準拠するファイルシステムに基づいて記録さ
れていることが分かる。AVDPは、記録媒体のクローズド
セッション動作によって、LBN=256のセクタと、LBN=
(最終書込みセクタのLBN)−256のセクタの2カ所のセ
クタに記述される。クローズドセッション動作後は、セ
クタ512に記述されたAVDPは、読出しの際に使用されな
い。AVDPは、ボリューム記述子(以下、VDS:Volume De
scriptor Sequenceと記す。)を指し示すものである。V
DS群は、セクタ512以降に記述されている。
【0036】VDSとは、ボリューム構造の中身に関する
情報を示した記述子であり、VDSには基本ボリューム記
述子、論理ボリューム記述子(以下、LVD:Logical Vol
ume Discriptionと記す。)、アプリケーション用ボリ
ューム記述子、仮想パーティション記述子、実パーティ
ション記述子等のボリューム情報やパーティション情報
が含まれている。
【0037】パーティションには、実パーティションと
仮想パーティションの2つがある。実パーティションに
は、記録媒体上に記録されるデータの実際の論理アドレ
スが含まれている。一方、仮想パーティションは、デー
タの仮想アドレスに基づくテーブルであり、記録媒体の
記録領域全体を物理アドレスから仮想アドレスにリマッ
ピングしたときの領域の区分である。仮想パーティショ
ンは、VATによって決定される。
【0038】また、VDS内には実パーティションと仮想
パーティションとを指す2つの記述子が置かれている。
パーティション番号が0であれば、ファイルシステム
は、実パーティション、つまり実際の論理アドレスを参
照し、1ならば仮想パーティション(VAT)を参照す
る。
【0039】VDSにおけるLVDは、ファイルセット記述子
(以下、FSDS:File Set Descriptor Sequenceと記
す。)の集合、つまりボリューム内に存在するファイル
セットの集合を指している。それぞれのFSDSは、RDICB
(Root Directory Information Control Block)を指し
ており、RDICBには、具体的なディレクトリ名、ファイ
ル名等の情報が含まれている。
【0040】パケットライティングに適したUDFに準拠
したファイルシステムでは、2つの固有なデータ構造が
ある。ファイルシステム内に存在する各ファイルを識別
するためのファイルエントリICB(File Entry ICB)
と、ファイル識別記述子(以下、FID:File Identifier
Descriptorと記す。)である。FIDは、ファイルエント
リICBの物理アドレスを指し示す。又は、VATを介して、
間接的にファイルエントリICBを指し示している。
【0041】RDICBから参照されるディレクトリは、関
連するFIDを集めたテーブルとして構成されている。フ
ァイルエントリICBには、格納されるファイルの全ての
エクステントリスト、日付、及びファイル属性等が入っ
ている。したがって、このファイルエントリICBの内容
は、ファイルが変更又は編集されたときに変化する可能
性がある物理アドレスである。
【0042】FIDは、ファイルエントリICBを指し、ファ
イルエントリICBによって参照されるファイルエントリ
が実際のファイルを指している。ディレクトリは、一種
のファイルであるから、ファイルエントリは、ディレク
トリを指すことも可能である。これによってUDFに準拠
したファイルシステムでは、ツリー状の階層構造を構成
している。
【0043】このように、RDICBによってルートディレ
クトリを参照することができる。また、ルートディレク
トリには、ファイルエントリICBを参照するためのFID
か、ディレクトリエントリICBを指すFIDが含まれてい
る。
【0044】FIDは、例えば「パーティション1/ブロ
ック200」のような情報を持っている。パーティショ
ンが1ならば仮想パーティションであるから、ファイル
システムは、ファイルを探すために直接論理アドレス♯
200へは行かない。代わりに、まずVATを参照し、VATを
介して論理アドレスを指し示すことになる。
【0045】以上のファイルシステムの結果、UDFでは
ファイルをシークするために、図2に模式的に示す動作
を実行する。
【0046】光ヘッドは、まず、ディスクの記録済みエ
リアの1番最後の領域を読みに行く。ここにはVAT ICB
が記述されている。VAT ICBからVATが読み込まれる。
【0047】続いて光ヘッドは、セクタ256のAVDPを参
照する。次にAVDPに記述されるVDSを参照する。
【0048】VDSから、パーティションが実パーティシ
ョンであるか、仮想パーティションであるかを判別す
る。
【0049】更にVDSから、FSDSを参照する。FSDSに
は、RDICBが示されており、RDICBにはルートディレクト
リが示されている。ルートディレクトリの中には、ファ
イルの毎のIDを示すFIDが含まれている。
【0050】最後に、FIDによって構成されるルートデ
ィレクトリのVDSのパーティションフラグが実パーティ
ションになっている場合は、ファイルエントリICBの物
理アドレスを直接参照し、フラグが仮想パーティション
になっている場合は、VATを介してファイルエントリICB
を参照することによって所望とするファイルに辿り着く
ことになる。
【0051】FIDとファイルエントリICBとの間にVATを
設けることによって、ファイルエントリICBが書き換え
られた場合であっても、VAT上でファイルエントリICBの
アドレスをすり替えることで仮想的にファイルエントリ
ICBが書き換えられたように扱うことができる。
【0052】したがって、例えばルートディレクトリの
中身を変更したことによってファイルエントリICBの場
所が変わったとしても、VATを変更すれば、FIDを書き換
える必要がない。
【0053】UDFに準拠するファイルシステムでは、以
上のようなシーク動作を行うことによって、シーケンシ
ャルライトの記録媒体を、あたかもランダムリードライ
トの記録媒体であるかのように扱うことを可能としてい
る。
【0054】続いて、本発明の実施の形態の一構成例と
して示すデジタルスチルカメラの具体的な構成につい
て、図3を参照して説明する。当該デジタルスチルカメ
ラは、例えば、記録媒体に対してデータの書込及び読み
出しを行うものであって、ここでは追記型の記録媒体と
して、ディスク形状を呈するいわゆるCD-R(Compact Di
sc-Recordable)を使用する。
【0055】デジタルスチルカメラ1は、被写体を撮像
する撮像部10と、撮像部10からの画像信号に変換を
施す画像信号演算処理部(Image Signal Processor)1
1と、当該デジタルスチルカメラ1を操作するための操
作情報、画像信号等を表示する表示部12と、後述する
記録媒体に対して書込及び/又は読出しを行うOP(Opti
cal Pickup)部13と、読出し信号をRF処理するRF処理
部14と、RF処理部14からの各信号からサーボ信号を
生成するサーボ信号処理部15と、サーボ信号処理部1
5からの信号に基づいて各ドライバを制御するためのア
ナログ信号を生成するアナログフィルタ処理部16と、
後述する記録媒体からの読出し信号を処理する信号処理
部17と、スピンドルモータの回転を制御するスピンド
ルドライバ18と、スレッドモータの動作を制御するス
レッドドライバ19と、OP部13の対物レンズを揺動す
るトラッキングドライバ20と、ディスク状記録媒体に
対してOP部13の対物レンズを垂直方向に動かしてビー
ムの焦点を制御するフォーカスドライバ21と、ディス
ク状記録媒体を駆動するスピンドルモータ22と、OP部
13を記録媒体の径方向に移動するスレッドモータ23
と、各部を制御する制御部24とを備え、記録媒体25
に対して、撮像した画像データの書込み、及び画像デー
タの読出しを行う。
【0056】撮像部10は、被写体の像を取り込むレン
ズ部30と、画像信号を生成する電荷結合素子(以下、
CCDと記す。)31と、サンプリング/ホールド(以
下、S/Hと記す。)32と、画像信号をデジタル信号に
変換するA/D変換回路33とを有している。CCD31は、
レンズ部30からの被写体像から画像信号を生成し、生
成した画像信号をS/H回路32へと供給する。S/H回路3
2は、CCD31からの画像信号をサンプリング及びホー
ルドした後、A/D変換回路33へと供給する。A/D変換回
路33は、S/H回路32からの画像信号をデジタル信号
へと変換し、画像信号演算処理部11へと供給する。
【0057】画像信号演算処理部11は、CPUに制御さ
れて、撮像部10からのデジタル画像信号に対して、RG
B信号から色差・輝度信号への色基準形変換、ホワイト
バランス処理、γ補正、縮小画像処理、JPEG圧縮処理等
の画像処理を行う。処理された画像信号は、信号処理部
17へと供給される。また、画像信号演算処理部11
は、処理した画像信号を表示部12へと供給する。
【0058】表示部12は、例えば液晶ディスプレイ
(LCD:Liquid Crystal Display)であり、画像信号処
理演算部からの画像信号を表示する。
【0059】OP(Optical Pickup)部13は、対物レン
ズ、レーザダイオード(LD)、レーザダイオードドライ
バ(LDdrv)、フォトディテクトIC(Photo Detect I
C)、ハーフミラー等を含み、光信号を検出してRF処理
部14へと出力する。また、記録媒体25に対して記録
する際には、ピット形成に必要な信号処理部17からの
レーザの点滅・駆動信号(DECEFMW)、レーザ強度と明
滅の最適値を示す(ライトストラテジ)信号等に基づい
て記録媒体25に対してデータの書込を行う。
【0060】RF処理部14は、OP部13から検出された
ビームシグナル、サイド、メインからなる8系統の信号
を、サンプリング及びホールドし、演算処理を行って、
8系統の信号のうちの所定の信号からFE(フォーカスエ
ラー)、TE(トラッキングエラー)、MIRR(ミラー)、
ATIP(Absolute Time In Pregroove)、読出し主信号等
の信号を生成する。RF処理部14は、生成した信号のう
ち、FMDT(FrequencyModulation Data)、FMCK(Freque
ncy Modulation Clock)、TE、FEをサーボ信号処理部1
5へと出力し、試し書きによって検出したレーザ強度の
最適値(OPC:Optical Power Calibration)信号及びレ
ーザ点滅・駆動信号を信号処理部17へと出力し、MIRR
を制御部24へと出力する。
【0061】サーボ信号処理部15は、RF処理部14か
らのFMDT(Frequency Modulation Data)、FMCK(Frequ
ency Modulation Clock)、TE、FEを入力し、制御部2
4に制御されて光ディスク特有の各種サーボを制御する
信号を生成し、アナログフィルタ処理部16へと出力す
る。
【0062】アナログフィルタ処理部16は、サーボ信
号処理部15からの各種サーボの制御信号からアナログ
信号を生成して、スピンドルドライバ18、スレッドド
ライバ19、トラッキングドライバ20、フォーカスド
ライバ21へと出力する。
【0063】信号処理部17は、制御部24に制御され
て、RF処理部14からのOPC、DECEFMを入力し、CIRCデ
コード及びエンコード、ライトストラテジ、ADDrデコー
ド、アシンメトリ、ランニングOPC等の処理を行う。記
録媒体に対してデータの書込を行う場合は、レーザの点
滅・駆動信号、レーザ強度の最適値を示す信号等の信号
をOP部13に対して出力する。
【0064】スピンドルドライバ18は、アナログフィ
ルタ処理部16からの信号に基づいてスピンドルモータ
22の回転を制御する。
【0065】スレッドドライバ19は、アナログフィル
タ処理部16からの信号に基づいてスレッドモータ23
のスレッド動作を制御する。
【0066】トラッキングドライバ20は、アナログフ
ィルタ処理部16からの信号に基づいてOP部13を揺動
して、記録媒体25のディスク表面に照射されるビーム
スポットの位置を制御する。
【0067】フォーカスドライバ21は、アナログフィ
ルタ処理部16からの信号に基づいてOP部13を記録媒
体25のディスク表面に対して垂直方向に動かすことに
よって、レーザの焦点調整を制御する。
【0068】スピンドルモータ22は、スピンドルドラ
イバ18からの信号に基づいて記録媒体を回転させる。
【0069】スレッドモータ23は、スレッドドライバ
19からの信号に基づいてOP部13のスレッド動作を行
う。
【0070】制御部24は、各種処理を行うためのプロ
グラムを格納するプログラムメモリと、VAT ICB及び各
種データを一時的に記憶するワークエリアとしてのDRAM
(Dynamic Random Access Memory)と、ROM、EPROMのよ
うな不揮発性メモリと、CPUとを備え、VAT ICBの読出
し、及びVAT ICBの書込みを制御している。また、制御
部24は、各部を統括して制御する。
【0071】ここで、DRAMは、具体的に、記録媒体上か
ら抽出されたVAT ICBを一時的に展開する作業領域とし
て使用される。また、DRAMは、ファイルやディレクトリ
の更新、追加、削除等に伴ってその都度更新されるVAT
と仮想パーティションが開始される記録媒体上の論理ア
ドレスとの対応テーブルを当該デジタルスチルカメラ1
の主電源がオフになる直前まで記憶する。
【0072】記録媒体25は、UDFに準拠したファイル
システムに基づいてデータの書込み及び読出しを行う追
記型記録媒体であって、ディスク形状を呈するいわゆる
CD-R(Compact Disc-Recordable)である。
【0073】上述のように構成されたデジタルスチルカ
メラとしての機能を有するデジタルスチルカメラ1にお
いて、記録媒体25に記録されている信号を読出す際の
各構成要素の動作を説明する。
【0074】記録媒体25のディスク表面から反射され
たレーザダイオードの光は、OP部13のレンズ光学系で
読取られる。レンズ光学系からの光は、PDIC(Photo De
tectIC)によって電気信号に変換されてRF処理部14内
でサンプリング及びホールドされ、8つのそれぞれ所定
の信号からフォーカスエラー(FE)、トラッキングエラ
ー(TE)、ミラー(MIRR)、ATIP(Absolute Time In P
regroove)、読出し主信号等の信号が演算処理により生
成される。
【0075】始めに、RF処理部14で求められたフォー
カスエラーは、サーボ信号処理部15(Digital Servo
Processor)にて特性を調整された後、アナログフィル
タ処理部16(Analog Filter Block)を通り、フォー
カスドライバ21に入力される。フォーカスドライバ2
1は、図示しないOP部13のレンズ駆動フォーカスコイ
ルを上下方向に移動し、フォーカスのずれを修正する。
【0076】同様に、RF処理部14で求められたトラッ
キングエラーは、サーボ信号処理部15(Digital Serv
o Processor)にてAC成分を取り出され、デジタルフィ
ルタ処理が施される。その後、アナログフィルタ処理部
16を通り、トラッキングドライバ20に入力される。
トラッキングドライバ20は、OP部13のレンズ駆動ト
ラッキングコイルを半径方向へと微動させ、トラッキン
グのずれを修正する。
【0077】また、RF処理部14で求められたトラッキ
ングエラーは、サーボ信号処理部15にてDC成分が取り
出され、デジタルフィルタ処理が施される。その後、ア
ナログフィルタ処理部16を通り、スレッドドライバ1
9に入力される。スレッドドライバ19は、スレッドモ
ータを動作させ、OP部13全体を記録媒体の径方向に移
動し、スレッド動作のずれを修正する。シーク動作時に
は、このスレッド制御の電圧を外部から意図的に加える
ことによって強制的にスレッドモータを駆動している。
【0078】以上のように、トラッキングエラーのAC成
分を元にレンズのみが径方向に微動されるトラッキング
動作が行われ、DC成分を元にOP部13全体を径方向に移
動するスレッド動作が行われる。
【0079】RF処理部14から出力される記録媒体の反
射率変化の検出信号(ミラー)は、OP部13がトラック
を横切りる際に検出されるため、CPUは、ミラーをカウ
ントすることによって、現在のシーク位置及び読取り位
置の検出、光ピックアップ動作の開始及び停止を行う。
【0080】スピンドルモータ22の制御は、ATIP(Ab
solute Time In Pregroove)処理に基づいて行われる。
記録媒体に書き込まれているウォッブル(Wobble)溝と
呼ばれる蛇行した溝には、径方向に22.05KHzの中心周波
数で+/-1KHzのFM変調により、時間情報が記録されてい
る。変調されているのは、Bi-Phase変調されたATIP(Ab
solute Time In Pregroove)と呼ばれる時間情報であ
る。
【0081】フォーカスとトラッキングが合っていると
き、RF処理部14では、入力された8信号の所定の組み
合わせからウォッブル信号が取り出される。FM復調、AT
IPデコードが施され、中心周波数に相当するクロック信
号(FMCK)と時間情報(FMDT)として取り出される。
【0082】FMDTは、サーボ信号処理部15(Servo Pr
ocessor)にてメディアの絶対時間位置、即ちアドレス
とその他の付加情報として分類された所定のレジスタに
格納されている。それに応じて、CPUがBUS経由で読み出
しを行う。
【0083】読出し動作時には、RF処理部14にて8信
号の所定の組み合わせから記録ピットに対応した信号を
取り出し、イコライザー処理をした後、EFM(Eight to
Fourteen Moduration)信号の形式のまま信号処理部1
7に供給される。信号処理部17で、CIRC(Cross Inte
rleave Reed-Solomon Code)に基づいた復号を行って所
望のデータを得る。
【0084】続いて、書込み動作について説明する。書
込み動作では、まず始めにリードイン領域にピックアッ
プを移動してATIP情報を読出す。更に、その中からスペ
シャルインフォメーション2の部分を読出し、リードイ
ン領域の開始位置を知る。開始位置は、通常、時間情報
として格納されている。スペシャルインフォメーション
2に書込まれている情報は、記録媒体の個別識別コード
に相当するものである。
【0085】記録媒体の読取装置では、この個別識別コ
ードに対応するライトストラテジパラメータと他の関連
パラメータとをテーブルとして予め記憶している。ライ
トストラテジとは、書込み後のピットサイズが規格を満
たすように、書込み時のレーザパルスを各ピット毎に時
間方向とレベル方向に修正する技術である。記録媒体毎
には、予めこの補正パラメータが用意されている。
【0086】次に、レーザ出力の最適値を決定するため
のOPC(Optical Power Caribration)動作を行う。上述
のライトストラテジが書込みピット毎のレーザの詳細な
制御であるのに対して、OPCは、全体の最適値を算出す
るための動作である。OPCを行うことによって、理想的
な読取り目標値に対応した書込み設定値を得る。
【0087】データの書込みは、RAM中に用意された圧
縮済みの撮影画像データを、シグナルプロセッサ内でCI
RCやEFMのエンコード処理を行った後に、ピット形成に
必要なレーザの点滅・駆動信号(DECEFMW)、レーザ強
度の最適値を示す(ライトストラテジ)信号としてOP部
のレーザドライバに入力される。
【0088】このときATIPをデコードして得られるFMDT
信号から得られるフレーム単位のアドレスを基準として
ファイルシステムに沿って、所定の位置にタイミングを
合わせて書込みが行われる。
【0089】最初の書込みでは、後のクローズセッショ
ンの際にリードインエリアとなる約20Mbyte分の領域を
スキップした位置から書込みを開始する。
【0090】続いて、デジタルスチルカメラ1を用いて
撮影を行う際、撮影された画像データがCD-Rに書き込ま
れる様子を図4を用いて説明する。図4には、N枚目の
撮影に続いて、(N+X)枚目までの撮影を行った直後
に記録媒体25(CD-R)に対して書き込まれた画像デー
タが示されている。
【0091】撮影を行うと、CD-Rディスク表面の内周か
ら外周方向へディスク中心を軸とした螺旋状にレーザ光
が走査されて、撮像した画像データパケットがピットと
して追記される。
【0092】物理エリア100及び101は、それぞれ
N枚目、(N+X)枚目に相当する画像データが書き込
まれた領域を示している。図4では、N枚目の画像デー
タがディスクの内周よりに書き込まれ、(N+X)枚目
の画像データがディスクの外周よりに書き込まれたこと
を示している。
【0093】このとき書き込まれる撮像画像のパケット
データの構造を図4を用いて説明する。図4に示すボリ
ューム102は、記録媒体25の内周側から外周側にか
けての記録空間に書き込まれたN枚目乃至(N+X)枚
目の画像データを、仮想論理アドレス空間に順番に並べ
て記録しているものとして示しており、撮像した画像デ
ータが書き込まれるUDFの仮想区間(仮想パーティショ
ン)を示している。
【0094】したがって、N枚目の画像データ103か
ら(N+X)枚目の画像データ104へと進む方向が記
録媒体25上をディスク内周側から外周側へと螺旋状に
進むトラック方向と対応している。
【0095】そして、画像データのボリューム構造が仮
想アドレス空間に対応して模式的に記述されている。
【0096】接合記録部分(Link Block)105,10
6,107,及び108は、7ブロック分の領域を有
し、セッションとセッションとを接続する際の、いわゆ
る繋ぎ目である。
【0097】セグメント109は、N枚目に撮影された
画像データを含むファイルの実体であり、セグメント1
10は、(N+X)枚目に撮影された画像データを含む
ファイルの実体である。
【0098】セグメント111は、ファイルシステムの
階層において、セグメント109に含まれるN枚目の画
像データのファイルの実体が属するディレクトリに対す
るファイルエントリICBと、ファイル識別記述子(FID)
の列が含まれる。ファイル識別記述子には、特定のファ
イルを識別するための識別文字列情報等が含まれる。
【0099】セグメント112は、セグメント110に
含まれる(N+X)枚目の画像データのファイルの実体
が属するディレクトリに対するファイルエントリICBの
みが含まれている。また、セグメント113には、ファ
イル識別記述子の列が含まれている。このように、ファ
イル識別記述子の数が多い場合は、セグメント112及
びセグメント113に示すように、ファイル識別記述子
列は、ファイルエントリICBとは別の論理ブロックに格
納される。
【0100】セグメント114及び115には、ファイ
ル実体の在処、ファイルの作成更新日時情報、権限(パ
ーミッション)情報等が含まれるファイルエントリICB
(ICB;Information Control Block)である。ファイル
エントリICBの位置は、当該ファイルエントリICBと1対
1に対応する上述のファイル識別記述子により特定する
ことができる。この両者の間の対応には、通常、仮想空
間へのアドレス参照表現が用いられる。
【0101】セグメント116には、仮想割付テーブル
ICB(VAT ICB)が含まれている。VAT ICBは、仮想アド
レス空間であるUDFの仮想区画内の仮想アドレスと、CD-
R上の実際の論理ブロックアドレスを関連づけるための
情報を格納するもので、VAT ICBは、ファイル実体の追
加・変更等により更新される。
【0102】セグメント117には、最後に撮影した
(N+X)枚目の画像のパケットデータに関する最新の
VATが収録されている。
【0103】セグメント118以降は、記録媒体25の
未記録のセクタを表している。
【0104】尚、図4では、撮影した画像データを含む
セッションはクローズされておらず追記可能な状態であ
ることを示している。
【0105】次に、デジタルスチルカメラ1が、過去の
記録データを参照する動作を図5を用いて具体的に説明
する。図5(a)には、イニシャライズ(初期化)時の
UDFのボリュームの構造が示されている。図5(b)に
は、イニシャライズの状態から複数枚の画像が撮像され
て、撮像された順番に画像データが追記された状態のUD
Fのボリューム構造が示されている。図5(c)には、
記録済み領域の最終端に記録された仮想割付ボリューム
(VAT ICB)を読み出して変更し、新規VAT ICBを生成し
て、現在の記録最終端に追記した際のUDFのボリューム
構造を示している。
【0106】制御部24は、図5(c)に示すように、
最新のVAT ICBを読み出して、記録内容の変更に基づい
て、このVAT ICBに変更を加え、新たな記録内容の状態
を示すVAT ICBを生成して追記する。
【0107】これにより、ディレクトリ ICB、FID、VAT
ICB、VAT、リンキングエリアの全てを書き換えること
なく記録内容を変更することができる。
【0108】続いて、デジタルスチルカメラ1が、一度
削除したファイルを再度参照する場合について、図6及
び図7を用いて具体的に説明する。
【0109】図6(a)には、イニシャライズ(初期
化)時のUDFのボリュームの構造が示されている。図6
(b)には、イニシャライズの状態から複数枚の画像が
撮像されて、撮像された順番に画像データが追記された
状態のUDFのボリューム構造が示されている。図6
(c)には、最新のVAT ICBより1つ前のVAT ICBを読み
出して現在の記録最終端に追記した際のUDFのボリュー
ム構造を示している。
【0110】このときの制御部24の具体的な動作を図
7を用いて説明する。以下の処理では、前回のVAT ICB
(最新のVAT ICBより1つ前のVAT ICB)を参照する場合
について示している。
【0111】ステップS1において、制御部24は、前
回のVAT ICBを検索する。具体的には、記録媒体の記録
済み領域の最終端に記録されているVAT ICBから記録済
み領域の記録開始点方向へと検索する。
【0112】ステップS2において、制御部24は、記
録済み領域の最終端に記録されているVAT ICBから記録
済み領域の記録開始点方向へ検索して初めて現れるVAT
ICBを読込み、メモリに展開する。
【0113】ステップS3において、制御部24は、DR
AMに展開したVAT ICBを記録媒体の記録済み領域の最終
端に記録されているVAT ICBに続いて追記するための制
御信号を生成する。
【0114】以上のように、前回のVAT ICBを検索して
読み込むことによって、最新のVAT ICBよりも1つ前の
記録状態を参照することが可能である。また、このVAT
ICBを、記録済み領域の最終端に追記することによっ
て、前回の記録状態に復元することができる。
【0115】なお、この場合、前回のVAT ICBを読み出
す場合について示したが、必要に応じて、更に過去のVA
T ICBを読み出すことも可能である。
【0116】続いて、データが記録されている記録媒体
を初期化時の状態に戻す場合の処理について図8及び図
9を用いて具体的に説明する。
【0117】図8(a)には、イニシャライズ(初期
化)時のUDFのボリュームの構造が示されている。図8
(b)には、イニシャライズの状態から複数枚の画像が
撮像されて、撮像された順番に画像データが追記された
状態のUDFのボリューム構造が示されている。図8
(c)には、イニシャライズ時に記述されたVAT ICBを
読み出して、このVAT ICBを現在の記録最終端に追記し
た際のUDFのボリューム構造を示している。
【0118】このときの制御部24の具体的な動作を図
9を用いて説明する。ステップS10において、制御部
24は、初期化時のVAT ICBを検索する。具体的には、5
12セクタに記述されているAVDPから記録済み領域の最終
端方向へと検索する。
【0119】ステップS11において、制御部24は、
AVDPから記録済み領域の最終端方向へと検索して初めて
現れるVAT ICBを読込み、DRAMに展開する。
【0120】ステップS12において、制御部24は、
DRAMに展開したVAT ICBを記録媒体の記録済み領域の最
終端に記録されているVAT ICBに続いて追記するための
制御信号を生成する。
【0121】以上のように、イニシャライズ時のVAT IC
Bを読み出して記録済み領域の最終端に続けて追記する
ことによって、データが何も記録されていないブランク
ディスクの状態を復元することが可能である。
【0122】このとき、上述した2000個のファイルを削
除するような場合を考える。従来のファイルシステムで
は、76ブロック(=156Kbyte)の記録領域を消費してい
たのに対して、イニシャライズ時のVAT ICBを最終端に
複製する場合では、8ブロック消費するだけでよいこと
になり、削除時の消費領域が節約される。更に、このと
き削除にかかる動作が省略されるため、処理時間が短縮
される。
【0123】続いて、VAT ICBに認証情報を記録するこ
とで、このVAT ICBを含むセッション全体に対するアク
セスを制限する場合について、図10を用いて具体的に
説明する。
【0124】まず、上述の初期化時の状態に戻す場合の
ステップS10とステップS11を経た後、ステップS
20において、初期化時のVAT ICB、即ち512セクタに記
述されているAVDPから記録済み領域の最終端方向へと検
索して初めて現れるVAT ICBをDRAMに展開する。
【0125】ステップS21において、このVAT ICB内
のExtended Attributesが指し示すImplementation Use
Attributesの中に、プロテクトモードのビットが立って
いるか否かの判別を行う。プロテクトモードのビットが
立っている場合、既にプロテクトされているため処理を
終了する。ここで、Extended Attributesが指し示すImp
lementation Use Attributesとは、内容を自由に記述す
ることを許されている領域である。
【0126】一方、プロテクトモードのビットが立って
いない場合、ステップS22において、VAT ICB内のExt
ended Attributesが指し示すImplementation Use Attri
butesの中に、プロテクトモードのビットを立てる。
【0127】続いて、ステップS23において、VAT IC
B内のExtended Attributesが指し示すImplementation U
se Attributesの中に、パスワードを暗号化して記述す
る。
【0128】ステップS24において、現在のVAT ICB
の実アドレスを、Implementation Use Attributesに記
述する。
【0129】ステップS25において、以上のDRAMでの
操作によって変更されたVAT ICBを記録済み領域の最終
端に続けて追記して処理を終了する。
【0130】また、以上のようにVAT ICBに記述された
認証情報に基づいてアクセスが制限されたファイルを読
み込む場合について、図11を用いて具体的に説明す
る。
【0131】まず、上述の初期化時の状態に戻す場合の
ステップS10とステップS11を経た後、ステップS
30において、初期化時のVAT ICB、即ち512セクタに記
述されているAVDPから記録済み領域の最終端方向へと検
索して初めて現れるVAT ICBをDRAMに展開する。
【0132】ステップS31において、このVAT ICB内
のExtended Attributesが指し示すImplementation Use
Attributesの中に、プロテクトモードのビットが立って
いるか否かの判別を行う。プロテクトモードのビットが
立っていない場合は、通常の処理を行う。
【0133】プロテクトモードのビットが立っている場
合、ステップS32において、パスワードの入力を要求
する。
【0134】ステップS33において、入力されたパス
ワードと、VAT ICB内のExtended Attributesが指し示す
Implementation Use Attributesの中に暗号化されて記
述されているパスワードとが同じであるか否かの判別を
行う。
【0135】パスワードが同じでない場合、ステップS
32に戻って、パスワードの入力を要求する。
【0136】一方、パスワードが同じであった場合、ス
テップS34に進んで、ステップS24の工程で記述さ
れたImplementation Use Attributes内のVAT ICBの実ア
ドレスを参照して、このVAT ICBをDRAMに展開する。
【0137】ステップS35において、DRAMに展開した
VAT ICBを記録済み領域の最終端に続けて追記して処理
を終了する。
【0138】以上のように、VAT ICB内のExtended Attr
ibutesが指し示すImplementation Use Attributesの中
にプロテクトモードのフラグを設け、パスワード等の識
別情報を暗号化して記述することによって、認証が確認
された場合にのみ、所望とするセクションを参照できる
ようにファイルへのアクセスを制御することが可能であ
る。
【0139】本発明の実施の形態においては、本発明に
係るデータ再生方法及び装置、並びにデータ記録方法及
び装置の機能を備えたデジタルスチルカメラについて例
示したが、他の電子機器であっても構わない。
【0140】なお、本発明は上述した実施の形態のみに
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0141】
【発明の効果】本発明に係るデータ再生方法は、データ
が格納されたファイルの記録位置が示された実アドレス
と、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想アドレ
スとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファイル
の管理を行ってデータを再生するデータ再生方法であっ
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想
割付テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出す。
【0142】したがって、このようなデータ再生方法
は、記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想
割付テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すことに
より、記録媒体上に残されている過去の記録データを参
照できる。
【0143】即ち、過去に削除したファイルであっても
復活して、これを使用することが可能となる。
【0144】また、仮想割付テーブルに含まれる認証情
報を使用して、ファイルに対するアクセスを制限するこ
とができる。
【0145】本発明に係るデータ再生装置は、データが
格納されたファイルの記録位置が示された実アドレス
と、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想アドレ
スとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファイル
の管理を行ってデータを再生するデータ再生装置であっ
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想
割付テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すための
制御を行う制御手段を有する。
【0146】したがって、このようなデータ再生装置
は、記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想
割付テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すことに
より、過去に記録したデータを参照できる。
【0147】即ち、過去に削除したファイルであっても
復活して、これを使用することが可能となる。
【0148】また、仮想割付テーブルに含まれる認証情
報を使用して、ファイルに対するアクセスを制限するこ
とができる。
【0149】本発明に係るデータ記録方法は、データが
格納されたファイルの記録位置が示された実アドレス
と、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想アドレ
スとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファイル
の管理を行ってデータを記録するデータ記録方法であっ
て、記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出し
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記す
る。
【0150】したがって、このようなデータ記録方法
は、記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出し
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記する
ことにより、過去の記録状態を復元できる。
【0151】また、ファイルを削除する際には、削除に
伴うディスクの消費容量を節約することができる。更
に、その際、削除にかかる動作が省略されるため、処理
時間の短縮を実現できる。
【0152】また、仮想割付テーブルに認証情報を記述
することによって、ファイルに対するアクセスを制限す
ることができる。
【0153】本発明に係るデータ記録装置は、データが
格納されたファイルの記録位置が示された実アドレス
と、ファイルの仮想的な記録位置が示された仮想アドレ
スとの対応を示す仮想割付テーブルに基づいてファイル
の管理を行ってデータを記録するデータ記録装置であっ
て、記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出し
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記する
ための制御を行う制御手段を有する。
【0154】ここで、読み出される仮想割付テーブルが
記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想割付
テーブルの場合と、記録媒体の記録済み領域の最終端に
記録された仮想割付テーブル以外の仮想割付テーブルで
ある場合とがある。
【0155】したがって、このようなデータ記録装置
は、記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出し
て、記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記する
ことにより、過去の記録状態を復元できる。
【0156】また、ファイルを削除する際には、削除に
伴うディスクの消費容量を節約することができる。更
に、その際、削除にかかる動作が省略されるため、処理
時間の短縮を実現できる。
【0157】また、仮想割付テーブルに認証情報を記述
することによって、ファイルに対するアクセスを制限す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】UDFに準拠するファイルシステムにおいて、フ
ァイル等を収容し、着脱可能な記録媒体の管理上の単位
(以下、ボリュームと記す。)構造を示す図である。
【図2】UDFに準拠するファイルシステムにおけるファ
イルのシーク処理を模式的に示す図である。
【図3】本発明の実施の形態として示すデジタルスチル
カメラの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態として示すデジタルスチル
カメラによって撮影され、記録媒体に書込まれた画像デ
ータの記録媒体上の位置と、画像データの構造とを示す
図である。
【図5】図5(a)は、本発明の実施の形態として示す
デジタルスチルカメラが記録媒体をイニシャライズ(初
期化)した時のUDFのボリューム構造を示す構造図であ
る。図5(b)は、イニシャライズの状態から複数枚の
画像が撮像されて、撮像された順番に画像データが追記
された状態のUDFのボリューム構造を示す構造図であ
る。図5(c)は、記録済み領域の最終端に記録された
仮想割付ボリューム(VAT ICB)を読み出して変更し、
新規VAT ICBを生成して、現在の記録最終端に追記した
際のUDFのボリューム構造を示す構造図である。
【図6】図6(a)は、イニシャライズ(初期化)した
時のUDFのボリューム構造を示す構造図である。図6
(b)は、イニシャライズの状態から複数枚の画像が撮
像されて、撮像された順番に画像データが追記された状
態のUDFのボリューム構造を示す構造図である。図6
(c)は、最新のVAT ICBより1つ前のVAT ICBを読み出
して、このVAT ICBを現在の記録最終端に追記した際のU
DFのボリューム構造を示す構造図である。
【図7】本発明の実施の形態として示すデジタルスチル
カメラにおける制御部が、最新のVAT ICBより1つ前のV
AT ICBを読み出して、このVAT ICBを現在の記録最終端
に追記する動作を説明するフローチャートである。
【図8】図8(a)は、イニシャライズ(初期化)した
時のUDFのボリューム構造を示す構造図である。図8
(b)は、イニシャライズの状態から複数枚の画像が撮
像されて、撮像された順番に画像データが追記された状
態のUDFのボリューム構造を示す構造図である。図8
(c)は、イニシャライズ時に記述されたVAT ICBを読
み出して、このVAT ICBを現在の記録最終端に追記した
際のUDFのボリューム構造を示す構造図である。
【図9】本発明の実施の形態として示すデジタルスチル
カメラの制御部が、イニシャライズ時に記述されたVAT
ICBを読み出して、このVAT ICBを現在の記録最終端に追
記する動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態として示すデジタルスチ
ルカメラの制御部が、VAT ICBに認証情報を記録する動
作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態として示すデジタルスチ
ルカメラの制御部が、VAT ICBに記述された認証情報に
基づいてアクセスが制限されたファイルを読み込む動作
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ、10 撮像装置、11 画
像信号演算処理部、12 表示部、13 OP部、14
RF処理部、15 サーボ信号処理部、16 アナログフ
ィルタ処理部、17 信号処理部、18 スピンドルド
ライバ、19スレッドドライバ、20 トラッキングド
ライバ、21 フォーカスドライバ、22 スピンド
ル、23 スレッド、24 制御部、30 レンズ部、
31 電荷結合素子、32 S/H回路、33 A/D変換回
路、100 物理エリア、101物理エリア、102
ボリューム、103 画像データ、104 画像デー
タ、105 接合記録部分、106 接合記録部分、1
07 接合記録部分、108 接合記録部分、109,
110,111,112,113,114,115,1
16,117,118 セグメント、120,121,
122 ブロック

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが格納されたファイルの記録位置
    が示された実アドレスと、上記ファイルの仮想的な記録
    位置が示された仮想アドレスとの対応を示す仮想割付テ
    ーブルに基づいてファイルの管理を行ってデータを再生
    するデータ再生方法であって、 記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想割付
    テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すことを特徴
    とするデータ再生方法。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体は、ディスク状の追記型記
    録媒体であることを特徴とする請求項1記載のデータ再
    生方法。
  3. 【請求項3】 上記仮想割付テーブルには認証情報が含
    まれ、認証が確認できた場合にのみ上記仮想割付テーブ
    ルに基づいて所定のファイルを読み出すことを特徴とす
    る請求項1記載のデータ再生方法。
  4. 【請求項4】 上記記録媒体に記録された最過去の仮想
    割付テーブルを読み出すことを特徴とする請求項1記載
    のデータ再生方法。
  5. 【請求項5】 OSTA(Optical Storage Technology Ass
    ociation)が定めるユニバーサル・ディスク・フォーマ
    ットに準拠して上記ファイルの管理を行うことを特徴と
    する請求項1記載のデータ再生方法。
  6. 【請求項6】 上記仮想割付テーブルは、ユニバーサル
    ・ディスク・フォーマットにおけるヴァーチャル・アロ
    ケーション・テーブルであることを特徴とする請求項5
    記載のデータ再生方法。
  7. 【請求項7】 データが格納されたファイルの記録位置
    が示された実アドレスと、上記ファイルの仮想的な記録
    位置が示された仮想アドレスとの対応を示す仮想割付テ
    ーブルに基づいてファイルの管理を行ってデータを再生
    するデータ再生装置であって、 記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された仮想割付
    テーブル以外の仮想割付テーブルを読み出すための制御
    を行う制御手段を有することを特徴とするデータ再生装
    置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体は、ディスク状の追記型記
    録媒体であることを特徴とする請求項7記載のデータ再
    生装置。
  9. 【請求項9】 上記仮想割付テーブルには認証情報が含
    まれ、上記制御手段は、認証が確認できた場合にのみ上
    記仮想割付テーブルに基づいて所定のファイルを読み出
    すことを特徴とする請求項7記載のデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、上記記録媒体に記録
    された最過去の仮想割付テーブルを読み出すことを特徴
    とする請求項7記載のデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、OSTA(Optical Stor
    age Technology Association)が定めるユニバーサル・
    ディスク・フォーマットに準拠して上記ファイルの管理
    を行うことを特徴とする請求項7記載のデータ再生装
    置。
  12. 【請求項12】 上記仮想割付テーブルは、ユニバーサ
    ル・ディスク・フォーマットにおけるヴァーチャル・ア
    ロケーション・テーブルであることを特徴とする請求項
    11記載のデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 データが格納されたファイルの記録位
    置が示された実アドレスと、上記ファイルの仮想的な記
    録位置が示された仮想アドレスとの対応を示す仮想割付
    テーブルに基づいてファイルの管理を行ってデータを記
    録するデータ記録方法であって、 記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出して、
    上記記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記する
    ことを特徴とするデータ記録方法。
  14. 【請求項14】 上記読み出される仮想割付テーブル
    は、上記記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された
    仮想割付テーブル以外の仮想割付テーブルであることを
    特徴とする請求項13記載のデータ記録方法。
  15. 【請求項15】 上記読み出される仮想割付テーブル
    は、上記記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された
    仮想割付テーブルであり、この仮想割付テーブルを変更
    して、変更後の仮想割付テーブルを上記記録媒体の記録
    済み領域の最終端に記録された仮想割付テーブルに続け
    て追記することを特徴とする請求項13記載のデータ記
    録方法。
  16. 【請求項16】 上記記録媒体は、ディスク状の追記型
    記録媒体であることを特徴とする請求項13記載のデー
    タ記録方法。
  17. 【請求項17】 認証が確認できた場合にのみ上記仮想
    割付テーブルを読み出すような認証情報を上記仮想割付
    テーブルに記述することを特徴とする請求項13記載の
    データ記録方法。
  18. 【請求項18】 上記記録媒体に記録された最過去の仮
    想割付テーブルを読み出すことを特徴とする請求項13
    記載のデータ記録方法。
  19. 【請求項19】 OSTA(Optical Storage Technology A
    ssociation)が定めるユニバーサル・ディスク・フォー
    マットに準拠して上記ファイルの管理を行うことを特徴
    とする請求項13記載のデータ記録方法。
  20. 【請求項20】 上記仮想割付テーブルは、ユニバーサ
    ル・ディスク・フォーマットにおけるヴァーチャル・ア
    ロケーション・テーブルであることを特徴とする請求項
    19記載のデータ記録方法。
  21. 【請求項21】 データが格納されたファイルの記録位
    置が示された実アドレスと、上記ファイルの仮想的な記
    録位置が示された仮想アドレスとの対応を示す仮想割付
    テーブルに基づいてファイルの管理を行ってデータを記
    録するデータ記録装置であって、 記録媒体に記録された仮想割付テーブルを読み出して、
    上記記録媒体の記録済み領域の最終端に続けて追記する
    ための制御を行う制御手段を有することを特徴とするデ
    ータ記録装置。
  22. 【請求項22】 上記読み出される仮想割付テーブル
    は、上記記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された
    仮想割付テーブル以外の仮想割付テーブルであることを
    特徴とする請求項21記載のデータ記録装置。
  23. 【請求項23】 上記読み出される仮想割付テーブル
    は、上記記録媒体の記録済み領域の最終端に記録された
    仮想割付テーブルであり、この仮想割付テーブルを変更
    して、変更後の仮想割付テーブルを上記記録媒体の記録
    済み領域の最終端に記録された仮想割付テーブルに続け
    て追記することを特徴とする請求項21記載のデータ記
    録装置。
  24. 【請求項24】 上記記録媒体は、ディスク状の追記型
    記録媒体であることを特徴とする請求項21記載のデー
    タ記録装置。
  25. 【請求項25】 上記制御手段は、認証が確認できた場
    合にのみ上記仮想割付テーブルを読み出すような認証情
    報を上記仮想割付テーブルに記述することを特徴とする
    請求項21記載のデータ記録装置。
  26. 【請求項26】 上記制御手段は、上記記録媒体に記録
    された最過去の仮想割付テーブルを読み出すことを特徴
    とする請求項21記載のデータ記録装置。
  27. 【請求項27】 上記制御手段は、OSTA(Optical Stor
    age Technology Association)が定めるユニバーサル・
    ディスク・フォーマットに準拠して上記ファイルの管理
    を行うことを特徴とする請求項21記載のデータ記録装
    置。
  28. 【請求項28】 上記仮想割付テーブルは、ユニバーサ
    ル・ディスク・フォーマットにおけるヴァーチャル・ア
    ロケーション・テーブルであることを特徴とする請求項
    27記載のデータ記録装置。
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