JP2001349416A - チェーンガイド - Google Patents

チェーンガイド

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JP2001349416A
JP2001349416A JP2000166004A JP2000166004A JP2001349416A JP 2001349416 A JP2001349416 A JP 2001349416A JP 2000166004 A JP2000166004 A JP 2000166004A JP 2000166004 A JP2000166004 A JP 2000166004A JP 2001349416 A JP2001349416 A JP 2001349416A
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JP
Japan
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chain
oil
timing chain
guide
oil passage
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Application number
JP2000166004A
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English (en)
Inventor
Masahisa Kamiya
雅久 神谷
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、タイミングチェーンの振動を効果
的に規制し得るチェーンガイドを実現することを目的と
している。 【構成】 このため、タイミングチェーンを規制するチ
ェーンガイドにおいて、オイルポンプからのオイルをシ
リンダヘッドに供給するオイル通路を設け、オイル通路
はシリンダヘッドカバー内のタイミングチェーン室に配
設されるヘッド側オイル通路を備え、ヘッド側オイル通
路をパイプ部材で形成する一方、チェーンガイドは一側
をシリンダヘッドに固定されるとともに他側をパイプ部
材と結合して設けている。また、タイミングチェーンが
捲き掛けられる吸気カムスプロケットと排気カムスプロ
ケットとのいずれか一方のスプロケットとこのスプロケ
ットが取り付けられるカム軸との回転位相を変化させる
油圧式アクチュエータを付加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はチェーンガイドに
係り、特にタイミングチェーンの振動を効果的に規制す
るチェーンガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンは、クラン
ク軸からの駆動力を、タイミングチェーンを介して、吸
気カム軸及び排気カム軸に伝達させている。
【0003】このとき、タイミングチェーンは、テンシ
ョナからの押圧力によって適正な緊張状態に維持される
ている。
【0004】チェーンガイドとしては、実開平3−77
839号公報に開示されるものがある。この公報に開示
されるチェーンガイドは、チェーンに接触して案内する
案内片と、案内片と直交して据付面に据付けられる取付
片とを有し、案内片と、据付面から離れた取付片上との
少なくとも一方に突部を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジンにおいては、図10及び図11に示す如く、エンジ
ン202のシリンダブロック204の下部に図示しない
クランク軸を軸支し、シリンダブロック204の上部に
シリンダヘッド206を取り付け、シリンダヘッド20
6上部に吸気バルブ(図示せず)を開閉駆動する吸気カ
ム軸212と排気バルブ(図示せず)を開閉駆動する排
気カム軸214とをカムハウジング216により軸支
し、前記シリンダヘッド206の一側及び他側に図示し
ない吸・排気マニホルドを取り付け、シリンダヘッド2
06には吸・排気カム軸212、214を覆うように前
記ヘッドカバー208を取り付けている。
【0006】前記クランク軸には、一端側にクランクス
プロケット(図示せず)を取り付け、前記吸気カム軸2
12の一端側に吸気カムスプロケット218を取り付け
るとともに、前記排気カム軸214の一端側には排気カ
ムスプロケット220を取り付けている。
【0007】そして、前記クランクスプロケットと吸・
排気カムスプロケット218、220とには、タイミン
グチェーン222を捲き掛け、このタイミングチェーン
222によって、クランク軸の回転を吸・排気カム軸2
12、214に伝達している。
【0008】前記エンジン202には、シリンダブロッ
ク204とシリンダヘッド206との長手方向一端側に
タイミングチェーン222を覆うようにチェーンカバー
210を取り付けて設け、タイミングチェーン室224
を形成する。
【0009】また、前記エンジン202は、チェーンカ
バー210の前面直前に位置させるべく、クランク軸に
図示しないクランクプーリを取り付けるとともに、クラ
ンク軸により駆動されるウォータポンプやオルタネータ
等の複数の補機を設けている。
【0010】前記エンジン202は、クランク軸により
駆動されるオイルポンプ226を設けている。オイルポ
ンプ226は、チェーンカバー210に設けられたポン
プハウジング228に内ロータ及び外ロータ(図示せ
ず)を回転可能に内蔵して設け、この内ロータ及び外ロ
ータはクランク軸により回転され、オイルパン内のオイ
ルを吸引して圧縮し、吐出する。
【0011】前記オイルポンプ226の吐出するオイル
は、図示しないオイルフィルタにより濾過されてシリン
ダブロック204のクランク軸の軸線方向に指向するメ
インギャラリ230に供給される。このメインギャラリ
230のオイルは、クランク軸や吸・排気カム軸21
2、214、吸・排気弁等の動弁系及びウォータポンプ
等の補機系に供給される。
【0012】そして、前記エンジン202は、油圧式の
可変バルブタイミング(「VVT」)装置232を設け
ている。この可変バルブタイミング装置232は、例え
ば吸気カムスプロケット218とこの吸気カムスプロケ
ット218が取り付けられる吸気カム軸212との回転
位相を変化させる油圧アクチュエータ234を設け、こ
の油圧アクチュエータ234にオイルポンプから吐出さ
れたオイルがオイルコントロールバルブ236を介して
供給される。油圧アクチュエータ234は、吸気カム軸
212の一端側に取り付けられるとともに、オイルコン
トロールバルブ236は、チェーンカバー210の前面
に取り付けられる。
【0013】オイルコントロールバルブ236は、油圧
アクチュエータ234にオイルを供給する略円柱形状の
バルブ本体部238とこのバルブ本体部238を動作さ
せる略円柱形状のソレノイド部240とを備え、バルブ
本体部238とソレノイド部240とを長手方向に一体
的に連設して設けている。バルブ本体部238は、スプ
ール弁(図示せず)を内蔵し、取付フランジ部242を
設けている。ソレノイド部240は、ソレノイドコイル
(図示せず)を内蔵し、図示しないケーブルを接続し設
けている。
【0014】また、前記オイルコントロールバルブ23
6は、取付フランジ部242をチェーンカバー210の
前面に設けたバルブ取付ボス部244に取付ボルト24
6により取り付ける。バルブ取付ボス部244は、チェ
ーンカバー210の前面の上方に設けられ、オイルコン
トロールバルブ236はシリンダヘッド206とシリン
ダブロック204との接合面Pを跨ぐようにチェーンカ
バー210の略中央部位に取り付けられ、バルブ取付ボ
ス部244に取り付けられる一端側を斜め上方に指向さ
せるとともに、他端をウォータポンププーリに近接させ
て配設される。
【0015】前記チェーンカバー210の前面には、バ
ルブ取付ボス部244の上側に位置させて、マウント取
付ボス部248を設け、このマウント取付ボス部248
には、エンジン2を図示しない車体に支持するエンジン
マウントが取り付けられる。
【0016】前記オイルポンプ226の吐出するオイル
が流入するメインギャラリ230は、クランク軸の軸線
方向一端側をチェーンカバー210のカバー連通孔25
0に連通して設けている。カバー連通孔250は、オイ
ルパイプ252によりオイルコントロールバルブ236
に連絡して設け、オイルコントロールバルブ236は、
オイルパイプ252により取り入れたオイルをチェーン
カバー210に設けた進角用オイル通路254及び遅角
用オイル通路256に進角用オイル及び遅角用オイルと
して振り分けて供給する。
【0017】進角用オイル通路254及び遅角用オイル
通路256は、チェーンカバー210上端においてパイ
プ部材である進角用オイルパイプ258及び遅角用オイ
ルパイプ260に連絡し、進角用オイルパイプ258及
び遅角用オイルパイプ260は、カムハウジング214
の図示しないヘッド側オイル通路であるハウジング進角
用オイル通路及びハウジング遅角用オイル通路262に
連絡している。ハウジング進角用オイル通路及びハウジ
ング遅角用オイル通路262は、吸気カム軸212に設
けた図示しないカム軸進角用オイル通路及びカム軸遅角
用オイル通路を介して前記油圧アクチュエータ234に
連絡している。
【0018】そして、前記可変バルブタイミング装置2
32は、図示しない制御手段によりエンジン2の運転状
態に応じてオイルコントロールバルブ236を作動制御
し、オイルポンプ226の吐出するオイルを進角用オイ
ル及び遅角用オイルに振り分けて油圧アクチュエータ2
34に供給し、吸気カムスプロケット218とこの吸気
カムスプロケット218が取り付けられる吸気カム軸2
12との回転位相を変化させて吸・排気バルブのバルブ
タイミングを可変するものである。
【0019】しかし、吸気カム軸及び排気カム軸に急激
な進角、遅角作動が生ずると、タイミングチェーン22
2がフリースパン部Sにおいて上下方向に振動すること
となる。
【0020】この結果、タイミングチェーンと吸気カム
スプロケット及び排気カムスプロケットと噛合状態が不
正確となり、振動や騒音が発生するとともに、摩耗が促
進され、使用寿命が低下し、経済的に不利であるという
不都合がある。
【0021】このような不具合を改善するために、吸気
カムスプロケット318と排気カムスプロケット320
との間のタイミングチェーン322部位にチェーンガイ
ド364を設ける方策もある。
【0022】このとき、チェーンガイド364は、図1
2及び図13に示す如く、一端をシリンダヘッド306
に固定ボルト366によって固定する片持ち支持構造の
状態となっていた。
【0023】しかし、図13から明らかな如く、タイミ
ングチェーン322と固定ボルト366との距離Lが長
いことにより、片持ち支持構造としたチェーンガイド3
64では強度が不足し、この片持ち支持構造としたチェ
ーンガイド364によってタイミングチェーン322の
振動を効果的に抑制することができないという不都合が
ある。
【0024】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンのシリンダヘッド
に軸支されるカム軸に設けられたカムスプロケットと、
シリンダブロックに軸支されるクランク軸に設けられた
クランクスプロケットとをタイミングチェーンを介して
連絡し、該タイミングチェーンを規制するチェーンガイ
ドにおいて、オイルポンプから吐出されたオイルをシリ
ンダヘッドに供給するオイル通路を設け、該オイル通路
はシリンダヘッドカバー内のタイミングチェーン室に配
設されるヘッド側オイル通路を備え、該ヘッド側オイル
通路をパイプ部材で形成する一方、前記チェーンガイド
は一側をシリンダヘッドに固定されるとともに他側を前
記パイプ部材と結合して設けたことを特徴とする。
【0025】また、エンジンのシリンダヘッドに軸支さ
れるカム軸に設けられたカムスプロケットと、シリンダ
ブロックに軸支されるクランク軸に設けられたクランク
スプロケットとをタイミングチェーンを介して連絡し、
該タイミングチェーンを規制するチェーンガイドにおい
て、前記タイミングチェーンが捲き掛けられる吸気カム
スプロケットと排気カムスプロケットとのいずれか一方
のスプロケットとこのスプロケットが取り付けられるカ
ム軸との回転位相を変化させる油圧式アクチュエータを
設け、オイルポンプから吐出されたオイルを前記油圧式
アクチュエータに供給するオイル通路を設け、該オイル
通路はシリンダヘッドカバー内のタイミングチェーン室
に配設されるヘッド側オイル通路を備え、該ヘッド側オ
イル通路をパイプ部材で形成する一方、前記チェーンガ
イドは一側をシリンダヘッドに固定されるとともに他側
を前記パイプ部材と結合して設けたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
エンジン駆動時には、一側をシリンダヘッドに固定する
とともに、他側をパイプ部材と結合し、両端支持構造の
状態として強度を向上させたチェーンガイドによって、
タイミングチェーンの振動を効果的に規制し、タイミン
グチェーンとカムスプロケットとの噛合状態を正確と
し、騒音及び摩耗を低減している。
【0027】また、一方のスプロケットが油圧アクチュ
エータによって急激に進角側または遅角側に位相された
場合でも、最も緩みの生ずる部分のタイミングチェーン
を規制している。
【0028】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0029】図1〜図4はこの発明の第1実施例を示す
ものである。図2〜図4において、2は車両(図示せ
ず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロック、6
はシリンダヘッド、8はヘッドカバー、10はチェーン
カバーである。
【0030】前記エンジン2は、図2及び図3に示す如
く、シリンダブロック4の下部に図示しないクランク軸
を軸支している。また、エンジン2は、シリンダブロッ
ク4の上部にシリンダヘッド6を取り付け、シリンダヘ
ッド6上部に吸気バルブ(図示せず)を開閉駆動する吸
気カム軸12と排気バルブ(図示せず)を開閉駆動する
排気カム軸14とをカムハウジング16により軸支し、
前記シリンダヘッド6の一側及び他側に図示しない吸・
排気マニホルドを取り付け、シリンダヘッド6には吸・
排気カム軸12、14を覆うように前記ヘッドカバー8
を取り付ける。
【0031】前記クランク軸には、一端側にクランクス
プロケット(図示せず)を取り付けている。前記吸気カ
ム軸12の一端側に吸気カムスプロケット18を取り付
けるとともに、前記排気カム軸14の一端側には排気カ
ムスプロケット20を取り付ける。
【0032】そして、前記クランクスプロケットと吸・
排気カムスプロケット18、20とには、タイミングチ
ェーン22を捲き掛け、このタイミングチェーン22に
よって、クランク軸の回転を吸・排気カム軸12、14
に伝達する。
【0033】前記エンジン2には、シリンダブロック4
とシリンダヘッド6との長手方向一端側にタイミングチ
ェーン22を覆うようにチェーンカバー10を取り付け
て設け、タイミングチェーン室24を形成する。
【0034】また、前記エンジン2は、チェーンカバー
10の前面直前に位置させるべく、クランク軸に図示し
ないクランクプーリを取り付けている。更に、エンジン
2は、クランク軸により駆動されるウォータポンプやオ
ルタネータ等の複数の補機を設けている。
【0035】前記エンジン2は、図2及び図3に示す如
く、クランク軸により駆動されるオイルポンプ26を設
けている。オイルポンプ26は、チェーンカバー10に
設けられたポンプハウジング28に内ロータ及び外ロー
タ(図示せず)を回転可能に内蔵して設け、この内ロー
タ及び外ロータはクランク軸により回転され、オイルパ
ン内のオイルを吸引して圧縮し、吐出する。
【0036】前記オイルポンプ26の吐出するオイル
は、図示しないオイルフィルタにより濾過されてシリン
ダブロック4のクランク軸の軸線方向に指向するメイン
ギャラリ30に供給される。このメインギャラリ30の
オイルは、クランク軸や吸・排気カム軸12、14、吸
・排気弁等の動弁系及びウォータポンプ等の補機系に供
給される。
【0037】前記エンジン2は、図2に示す如く、油圧
式の可変バルブタイミング(「VVT」)装置32を設
けている。この可変バルブタイミング装置32は、例え
ば吸気カムスプロケット18とこの吸気カムスプロケッ
ト18が取り付けられる吸気カム軸12との回転位相を
変化させる油圧アクチュエータ34を設け、この油圧ア
クチュエータ34にオイルポンプから吐出されたオイル
がオイルコントロールバルブ36を介して供給される。
油圧アクチュエータ34は、吸気カム軸12の一端側に
取り付けられるとともに、オイルコントロールバルブ3
6は、チェーンカバー10の前面に取り付けられる。
【0038】オイルコントロールバルブ36は、油圧ア
クチュエータ34にオイルを供給する略円柱形状のバル
ブ本体部38とこのバルブ本体部38を動作させる略円
柱形状のソレノイド部40とを備え、バルブ本体部38
とソレノイド部40とを長手方向に一体的に連設して設
けている。バルブ本体部38は、スプール弁(図示せ
ず)を内蔵し、取付フランジ部42を設けている。ソレ
ノイド部40は、ソレノイドコイル(図示せず)を内蔵
し、図示しないケーブルを接続し設けている。
【0039】オイルコントロールバルブ36は、取付フ
ランジ部42をチェーンカバー10の前面に設けたバル
ブ取付ボス部44に取付ボルト46により取り付ける。
バルブ取付ボス部44は、チェーンカバー10の前面の
上方に設けられ、オイルコントロールバルブ36はシリ
ンダヘッド6とシリンダブロック4との接合面Pを跨ぐ
ようにチェーンカバー10の略中央部位に取り付けら
れ、バルブ取付ボス部44に取り付けられる一端側を斜
め上方に指向させるとともに、他端をウォータポンププ
ーリに近接させて配設される。
【0040】前記チェーンカバー10の前面には、バル
ブ取付ボス部44の上側に位置させて、マウント取付ボ
ス部48を設ける。マウント取付ボス部48には、エン
ジン2を図示しない車体に支持するエンジンマウントが
取り付けられる。
【0041】前記オイルポンプ26の吐出するオイルが
流入するメインギャラリ30は、クランク軸の軸線方向
一端側をチェーンカバー10のカバー連通孔50に連通
して設けている。カバー連通孔50は、オイルパイプ5
2によりオイルコントロールバルブ36に連絡して設け
る。オイルコントロールバルブ36は、オイルパイプ5
2により取り入れたオイルをチェーンカバー10に設け
た進角用オイル通路54及び遅角用オイル通路56に進
角用オイル及び遅角用オイルとして振り分けて供給す
る。
【0042】進角用オイル通路54及び遅角用オイル通
路56は、チェーンカバー10上端においてパイプ部材
である進角用オイルパイプ58及び遅角用オイルパイプ
60に連絡している。進角用オイルパイプ58及び遅角
用オイルパイプ60は、カムハウジング14の図示しな
いヘッド側オイル通路であるハウジング進角用オイル通
路及びハウジング遅角用オイル通路62に連絡してい
る。ハウジング進角用オイル通路及びハウジング遅角用
オイル通路62は、吸気カム軸12に設けた図示しない
カム軸進角用オイル通路及びカム軸遅角用オイル通路を
介して前記油圧アクチュエータ34に連絡している。
【0043】可変バルブタイミング装置32は、図示し
ない制御手段によりエンジン2の運転状態に応じてオイ
ルコントロールバルブ36を作動制御し、オイルポンプ
26の吐出するオイルを進角用オイル及び遅角用オイル
に振り分けて油圧アクチュエータ34に供給し、吸気カ
ムスプロケット18とこの吸気カムスプロケット18が
取り付けられる吸気カム軸12との回転位相を変化させ
て吸・排気バルブのバルブタイミングを可変する。
【0044】そして、前記タイミングチェーン22を規
制するチェーンガイド64を設け、このチェーンガイド
64の一側をシリンダヘッド6に固定するとともに、他
側を前記パイプ部材である進角用オイルパイプ58と結
合して設ける。
【0045】詳述すれば、図1及び図2に示す如く、前
記チェーンガイド64を、吸気カムスプロケット18と
排気カムスプロケット20との間のタイミングチェーン
22部位に設ける。
【0046】すなわち、図2に示す如く、タイミングチ
ェーン22のフリースパン部Sの上方部位に、前記チェ
ーンガイド64を配設する。
【0047】また、前記チェーンガイド64は、シリン
ダヘッド6上部のカムハウジング16に固定ボルト66
によって取り付けられるブラケット部64−1と、この
ブラケット部64−1に連絡し且つタイミングチェーン
22の側方に位置するガイド部64−2と、ガイド部6
4−2に連絡し且つタイミングチェーン22の上方に位
置する規制部64−3とを備えるとともに、この規制部
64−3に連続し且つ前記ガイド部64−2と対向する
補強部64−4と、前記規制部64−3の裏面に装着さ
れるゴムやスポンジ等からなる弾性部材64−5とを有
する。
【0048】更に、前記チェーンガイド64の弾性部材
64−5とチェーンガイド64をカムハウジング16に
取り付ける固定ボルト66との距離Lは、比較的長い状
態となっているが、前記チェーンガイド64の補強部6
4−4を進角用オイルパイプ58に対して一体的に結合
し、両端支持構造の状態となっている。
【0049】次に作用を説明する。
【0050】前記エンジン2が駆動すると、クランク軸
からの駆動力が、クランクスプロケット、タイミングチ
ェーン22を介して、吸気及び排気カムスプロケット1
8、20に伝達され、吸気カム軸12及び排気カム軸1
4を回転させる。
【0051】そして、吸気及び排気カムスプロケット1
8、20に捲回されるタイミングチェーン22は、吸気
カムスプロケット18と排気カムスプロケット20間に
おいて油圧アクチュエータ34による進角側または遅角
側への位相及び遠心力によって外側方向、つまり図1及
び図2において上方向に押し出されることとなる。
【0052】このとき、タイミングチェーン22は、吸
気カムスプロケット18と排気カムスプロケット20間
のタイミングチェーン22の上部位に設けた両端支持構
造のチェーンガイド64の規制部64−3の裏面に装着
される弾性部材64−5に接触し、タイミングチェーン
22の振動が効果的に規制される。
【0053】これにより、一側をシリンダヘッド6に固
定するとともに、他側を前記パイプ部材である進角用オ
イルパイプ58と結合して設けた前記チェーンガイド6
4によって、このチェーンガイド64を両端支持構造の
状態とすることができ、チェーンガイド64の強度を向
上でき、タイミングチェーン22の振動を効果的に規制
し得て、タイミングチェーン22と吸気カムスプロケッ
ト18及び排気カムスプロケット20との噛合状態が正
確となり、騒音及び摩耗を低減し得て、実用上有利であ
る。
【0054】また、前記チェーンガイド64を、吸気カ
ムスプロケット18と排気カムスプロケット20との間
のタイミングチェーン22部位に設けたことにより、一
方のスプロケットが油圧アクチュエータ34によって急
激に進角側または遅角側に位相された場合に、最も緩み
の生ずる部分のタイミングチェーン22を規制すること
ができるものである。
【0055】更に、前記チェーンガイド64を、タイミ
ングチェーン22の側方に位置するガイド部64−2
と、このガイド部64−2に連絡し且つタイミングチェ
ーン22の上方に位置する規制部64−3とを備えると
ともに、この規制部64−3に連続し且つ前記ガイド部
64−2と対向する補強部64−4とを有する構成とし
たことにより、前記チェーンガイド64を「コ」の字状
に形成することができ、チェーンガイド64の強度を向
上し得る。
【0056】図5は、この発明の第2実施例を示すもの
である。
【0057】この第2実施例において、上述の第1実施
例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付し
て説明する。
【0058】上述の第1実施例においては、前記チェー
ンガイド64を、ブラケット部64−1と、ガイド部6
4−2と、規制部64−3とを備えるとともに、補強部
64−4と、弾性部材64−5とを有する構成とした
が、この第2実施例の特徴とするところは、第1実施例
における補強部64−4を廃止し、規制部64−3の先
端部位をパイプ部材である進角用オイルパイプ58及び
遅角用オイルパイプ60の上面部位に一体的に夫々固着
して両端支持構造とした点にある。
【0059】すなわち、チェーンガイド72を、ブラケ
ット部72−1と、ガイド部72−2と、規制部72−
3とを備えるとともに、弾性部材72−4とを有する構
成とする。
【0060】そしてこのとき、前記チェーンガイド72
のガイド部72−2に連絡し且つタイミングチェーン2
2の上方に位置する規制部72−3の先端部位を、パイ
プ部材である進角用オイルパイプ58及び遅角用オイル
パイプ60の上面部位に一体的に夫々固着し、両端支持
構造とするものである。
【0061】さすれば、一側をシリンダヘッド6に固定
するとともに、他側を前記パイプ部材である進角用オイ
ルパイプ58及び遅角用オイルパイプ60の上面部位と
結合して設けた前記チェーンガイド72によって、この
チェーンガイド72を両端支持構造の状態とすることが
でき、上述第1実施例のものと同様に、チェーンガイド
72の強度を向上でき、タイミングチェーン22の振動
を効果的に規制し得て、タイミングチェーン22と吸気
カムスプロケット及び排気カムスプロケットとの噛合状
態が正確となり、騒音及び摩耗を低減し得て、実用上有
利である。
【0062】また、前記チェーンガイド72を、吸気カ
ムスプロケットと排気カムスプロケットとの間のタイミ
ングチェーン22部位に設ければ、上述第1実施例のも
のと同様に、一方のスプロケットが油圧アクチュエータ
によって急激に進角側または遅角側に位相された場合
に、最も緩みの生ずる部分のタイミングチェーン22を
規制することができるものである。
【0063】更に、前記チェーンガイド72を、タイミ
ングチェーン22の側方に位置するガイド部72−2
と、このガイド部72−2に連絡し且つタイミングチェ
ーン22の上方に位置する規制部73−3とを備える構
成としたことにより、前記チェーンガイド72をL字状
に形成することができ、上述第1実施例のものと同様
に、チェーンガイド72の強度を向上し得るとともに、
チェーンガイド72の形状をシンプル化することがで
き、コスト及び重量の軽減に寄与し得る。
【0064】図6は、この発明の第3実施例を示すもの
である。
【0065】この第3実施例の特徴とするところは、上
述の第2実施例のものにおけるチェーンガイド82のカ
ムハウジング16への取付位置を大とした点にある。
【0066】すなわち、図6に示す如く、カムハウジン
グ16の取付ボス部84をタイミングチェーン22より
も大なる高さ位置となるように延設し、この取付ボス部
84に平板状に形成したチェーンガイド82を取り付け
るものである。
【0067】さすれば、前記チェーンガイド82を平板
状とすることができ、チェーンガイド82の形状をシン
プル化することができ、コスト及び重量の軽減に寄与し
得る。
【0068】また、一側をシリンダヘッド6に固定する
とともに、他側を前記パイプ部材である進角用オイルパ
イプ58及び遅角用オイルパイプ60の上面部位と結合
して設けた前記チェーンガイド82によって、このチェ
ーンガイド82を両端支持構造の状態とすることがで
き、上述第1及び第2実施例のものと同様に、チェーン
ガイド82の強度を向上でき、タイミングチェーン22
の振動を効果的に規制し得て、タイミングチェーン22
と吸気カムスプロケット及び排気カムスプロケットとの
噛合状態が正確となり、騒音及び摩耗を低減し得て、実
用上有利である。
【0069】更に、前記チェーンガイド82を、吸気カ
ムスプロケットと排気カムスプロケットとの間のタイミ
ングチェーン22部位に設ければ、上述第1及び第2実
施例のものと同様に、一方のスプロケットが油圧アクチ
ュエータによって急激に進角側または遅角側に位相され
た場合に、最も緩みの生ずる部分のタイミングチェーン
22を規制することができるものである。
【0070】図7は、この発明の第4実施例を示すもの
である。
【0071】この第4実施例の特徴とするところは、チ
ェーンガイド92を、タイミングチェーン22の張り側
に配置した点にある。
【0072】すなわち、前記タイミングチェーン22の
クランク軸94と排気カム軸14とを連絡する部位且つ
ガイド部材96の配設されていない部位、つまり図7に
おいて右側の排気カム軸14とガイド部材96との間
(「フリースパン部」ともいう)M且つタイミングチェ
ーン22の外側に前記チェーンガイド92を配設するも
のである。
【0073】すなわち、チェーンガイド92を、M部位
且つタイミングチェーン22の外側に配設し、チェーン
ガイド92の一側をシリンダヘッド6に固定ボルト98
によって固定するとともに、他側を内部に進角用オイル
通路を形成する第1パイプ102と遅角用オイル通路を
形成する第2パイプ104とに一体的に夫々接続して設
けるものである。
【0074】さすれば、一側をシリンダヘッド6に固定
するとともに、他側を第1、第2パイプ102、104
に一体的に夫々接続して設けた前記チェーンガイド92
によって、このチェーンガイド92を両端支持構造の状
態とすることができ、図7において右側の排気カム軸1
4とガイド部材96との間Mにおいて、タイミングチェ
ーン22の振動を効果的に規制し得て、タイミングチェ
ーン22と吸気カムスプロケット18及び排気カムスプ
ロケット20との噛合状態が正確となり、騒音及び摩耗
を低減し得て、実用上有利であるとともに、前記チェー
ンガイド92の強度を向上し得るものである。
【0075】なお、この発明は上述第1〜第4実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0076】例えば、この発明の第1実施例において
は、前記チェーンガイド64を、シリンダヘッド6上部
のカムハウジング16に固定ボルト66によって取り付
けられるブラケット部64−1と、このブラケット部6
4−1に連絡し且つタイミングチェーン22の側方に位
置するガイド部64−2と、ガイド部64−2に連絡し
且つタイミングチェーン22の上方に位置する規制部6
4−3とを備えるとともに、この規制部64−3に連続
し且つ前記ガイド部64−2と対向する補強部64−4
と、前記規制部64−3の裏面に装着される弾性部材6
4−5とを有する構成としたが、弾性部材64−5の代
わりに、チェーンガイド112にローラ部材114を設
ける特別構成とすることも可能である。
【0077】すなわち、図8に示す如く、前記チェーン
ガイド112は、図示しないブラケット部と、このブラ
ケット部に連絡し且つタイミングチェーン22の側方に
位置する図示しないガイド部と、ガイド部に連絡し且つ
タイミングチェーン22の上方に位置する規制部112
−1とを備えるとともに、この規制部112−1に連続
し且つ前記ガイド部と対向する補強部112−2と、前
記規制部112−1の両端に回動自在に設けられるロー
ラ部材114とを有するものである。
【0078】そしてこのとき、ローラ部材114の外周
面部位を、弾性部材によって形成する。
【0079】さすれば、前記タイミングチェーン22と
チェーンガイド112との摺動音をローラ部材114に
よって低減させることができ、実用上有利である。
【0080】また、この発明の第1実施例において、前
記チェーンガイド64は、一側をシリンダヘッドに固定
するとともに、他側をパイプ部材に結合して両端支持構
造の状態としたが、ヘッドカバー8に対してチェーンガ
イド122を一体的に設ける特別構成とすることも可能
である。
【0081】すなわち、前記ヘッドカバー8の裏面部位
に図示しないシリンダヘッド側に突出するチェーンガイ
ド122を一体的に設けるものである。
【0082】そしてこのとき、チェーンガイド122
は、図9に示す如く、前記ヘッドカバー8の裏面部位か
ら図示しないシリンダヘッド側に突出するとともに夫々
対峙する2つの突出腕部124、124と、これらの突
出腕部124、124の下端部において、2つの突出腕
部124、124を連絡する規制部126と、この規制
部126の裏面に装着されるゴムやスポンジ等からなる
弾性部材128とを有する。
【0083】さすれば、両端支持構造の状態としたチェ
ーンガイド122を実現することができ、このチェーン
ガイド122の強度を向上させることができ、タイミン
グチェーン22の振動を効果的に規制し得て、タイミン
グチェーン22と吸気カムスプロケット及び排気カムス
プロケットとの噛合状態が正確となり、騒音及び摩耗を
低減し得て、実用上有利であるとともに、ヘッドカバー
8とチェーンガイド122との一体成形によって、部品
点数の削減が図れるものである。
【0084】また、前記チェーンガイド122をヘッド
カバー8に成形する際に、タイミングチェーン22の移
動方向に対して平行な長さを任意に設定し、1箇所のみ
でなく、2箇所以上に形成してタイミングチェーン22
の振動をより一層効果的に規制することも可能である。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、エンジンのシリンダヘッドに軸支されるカム軸に
設けられたカムスプロケットと、シリンダブロックに軸
支されるクランク軸に設けられたクランクスプロケット
とをタイミングチェーンを介して連絡し、タイミングチ
ェーンを規制するチェーンガイドにおいて、オイルポン
プから吐出されたオイルをシリンダヘッドに供給するオ
イル通路を設け、オイル通路はシリンダヘッドカバー内
のタイミングチェーン室に配設されるヘッド側オイル通
路を備え、ヘッド側オイル通路をパイプ部材で形成する
一方、チェーンガイドは一側をシリンダヘッドに固定さ
れるとともに他側をパイプ部材と結合して設けたので、
一側をシリンダヘッドに固定するとともに、他側をパイ
プ部材と結合して設けたチェーンガイドによって、この
チェーンガイドを両端支持構造の状態とすることがで
き、チェーンガイドの強度を向上でき、タイミングチェ
ーンの振動を効果的に規制し得て、タイミングチェーン
とカムスプロケットとの噛合状態が正確となり、騒音及
び摩耗を低減し得て、実用上有利である。
【0086】また、エンジンのシリンダヘッドに軸支さ
れるカム軸に設けられたカムスプロケットと、シリンダ
ブロックに軸支されるクランク軸に設けられたクランク
スプロケットとをタイミングチェーンを介して連絡し、
タイミングチェーンを規制するチェーンガイドにおい
て、タイミングチェーンが捲き掛けられる吸気カムスプ
ロケットと排気カムスプロケットとのいずれか一方のス
プロケットとこのスプロケットが取り付けられるカム軸
との回転位相を変化させる油圧式アクチュエータを設
け、オイルポンプから吐出されたオイルを油圧式アクチ
ュエータに供給するオイル通路を設け、オイル通路はシ
リンダヘッドカバー内のタイミングチェーン室に配設さ
れるヘッド側オイル通路を備え、ヘッド側オイル通路を
パイプ部材で形成する一方、チェーンガイドは一側をシ
リンダヘッドに固定されるとともに他側をパイプ部材と
結合して設けたので、一側をシリンダヘッドに固定する
とともに、他側をパイプ部材と結合して設けたチェーン
ガイドによって、このチェーンガイドを両端支持構造の
状態とすることができ、チェーンガイドの強度を向上で
き、タイミングチェーンの振動を効果的に規制し得て、
タイミングチェーンとカムスプロケットとの噛合状態が
正確となり、騒音及び摩耗を低減し得て、実用上有利で
ある。また、一方のスプロケットが油圧アクチュエータ
によって急激に進角側または遅角側に位相された場合で
も、最も緩みの生ずる部分のタイミングチェーンを規制
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すチェーンガイド部
分の概略拡大断面図である。
【図2】エンジンのチェーンカバー部位の一部破断正面
図である。
【図3】図2の3−3線による断面図である。
【図4】エンジンのチェーンカバー部位の拡大平面図で
ある。
【図5】この発明の第2実施例を示すチェーンガイド部
分の概略拡大断面図である。
【図6】この発明の第3実施例を示すチェーンガイド部
分の概略拡大断面図である。
【図7】この発明の第4実施例を示すチェーンガイド部
分の概略拡大断面図である。
【図8】この発明の他の第1の実施例を示すチェーンガ
イド部分の概略拡大図である。
【図9】この発明の他の第2の実施例を示すチェーンガ
イド部分の概略拡大図である。
【図10】この発明の第1の従来技術を示すエンジンの
チェーンカバー部位の一部破断正面図である。
【図11】図10の11−11線による断面図である。
【図12】この発明の第2の従来技術を示すエンジンの
チェーンカバー部位の一部破断正面図である。
【図13】エンジンのチェーンカバー部位の一部破断側
面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 8 ヘッドカバー 10 チェーンカバー 12 吸気カム軸 14 排気カム軸 16 カムハウジング 18 吸気カムスプロケット 20 排気カムスプロケット 22 タイミングチェーン 24 タイミングチェーン室 32 可変バルブタイミング(「VVT」)装置 34 油圧アクチュエータ 36 オイルコントロールバルブ P シリンダヘッドとシリンダブロックとの接合面 54 進角用オイル通路 56 遅角用オイル通路 58 進角用オイルパイプ 60 遅角用オイルパイプ 62 ハウジング遅角用オイル通路 64 チェーンガイド 64−1 ブラケット部 64−2 ガイド部 64−3 規制部 64−4 補強部 64−5 弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダヘッドに軸支される
    カム軸に設けられたカムスプロケットと、シリンダブロ
    ックに軸支されるクランク軸に設けられたクランクスプ
    ロケットとをタイミングチェーンを介して連絡し、該タ
    イミングチェーンを規制するチェーンガイドにおいて、
    オイルポンプから吐出されたオイルをシリンダヘッドに
    供給するオイル通路を設け、該オイル通路はシリンダヘ
    ッドカバー内のタイミングチェーン室に配設されるヘッ
    ド側オイル通路を備え、該ヘッド側オイル通路をパイプ
    部材で形成する一方、前記チェーンガイドは一側をシリ
    ンダヘッドに固定されるとともに他側を前記パイプ部材
    と結合して設けたことを特徴とするチェーンガイド。
  2. 【請求項2】 エンジンのシリンダヘッドに軸支される
    カム軸に設けられたカムスプロケットと、シリンダブロ
    ックに軸支されるクランク軸に設けられたクランクスプ
    ロケットとをタイミングチェーンを介して連絡し、該タ
    イミングチェーンを規制するチェーンガイドにおいて、
    前記タイミングチェーンが捲き掛けられる吸気カムスプ
    ロケットと排気カムスプロケットとのいずれか一方のス
    プロケットとこのスプロケットが取り付けられるカム軸
    との回転位相を変化させる油圧式アクチュエータを設
    け、オイルポンプから吐出されたオイルを前記油圧式ア
    クチュエータに供給するオイル通路を設け、該オイル通
    路はシリンダヘッドカバー内のタイミングチェーン室に
    配設されるヘッド側オイル通路を備え、該ヘッド側オイ
    ル通路をパイプ部材で形成する一方、前記チェーンガイ
    ドは一側をシリンダヘッドに固定されるとともに他側を
    前記パイプ部材と結合して設けたことを特徴とするチェ
    ーンガイド。
  3. 【請求項3】 前記チェーンガイドは、吸気カムスプロ
    ケットと排気カムスプロケットとの間のタイミングチェ
    ーンに設けられる請求項2に記載のチェーンガイド。
  4. 【請求項4】 前記チェーンガイドは、タイミングチェ
    ーンの側方に位置するガイド部とタイミングチェーンの
    上方に位置する規制部とを備え、この規制部は前記ガイ
    ド部と対向する補強部を有する請求項1または請求項2
    に記載のチェーンガイド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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