JP2001341428A - 文書用書き替え型記録媒体及び記録方法 - Google Patents

文書用書き替え型記録媒体及び記録方法

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JP2001341428A
JP2001341428A JP2000309310A JP2000309310A JP2001341428A JP 2001341428 A JP2001341428 A JP 2001341428A JP 2000309310 A JP2000309310 A JP 2000309310A JP 2000309310 A JP2000309310 A JP 2000309310A JP 2001341428 A JP2001341428 A JP 2001341428A
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Hiromi Furuya
浩美 古屋
Kyoji Tsutsui
恭治 筒井
Masaru Shimada
勝 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面を使用する書き替え型記録媒体を一般の
文書用として使用する上で、問題となる複数ページにわ
たる文書を両面を使って印字する場合の印字方向の設定
の難しさを解決し、扱いやすい文書用書き替え型記録媒
体および確実で容易な記録方法を提供すること。 【解決手段】 基質の両面に書き替え可能な記録層が設
けられた文書用書き替え型記録媒体であって、媒体上に
画像の記録方向を示す標識を有することを特徴とする文
書用書き替え型記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を繰り返し書
き替え記録可能で、紙と同様の扱いやすさと利便性を有
する文書用書き替え型記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピューターとネットワーク技術の発
展と普及により、情報の大量、高速処理が可能になるの
に伴ない、オフィスの中で使用される紙の量は増加し続
けている。現在では大部分の情報がデジタル化され電子
的に処理されるようになってきているにもかかわらず、
そのデジタル情報はディスプレイで見るだけでは人が思
考するには十分ではないため、多くの場合、プリンター
などを用いて紙に印刷している。紙は、目が疲れない見
やすさ、電源を必要とせずどこでも見られる扱いやす
さ、軽さがあり、しかも、必要とする多くの情報を並べ
て見られる一覧性を持つため、思考環境として欠かせな
いものとなっている。しかし、その一方で紙の大量消費
は森林資源の枯渇という環境問題、紙ゴミの大量発生と
いう社会問題を生みだしている。使用済みの紙を回収し
て再生するリサイクルが進められているが、再生紙であ
っても製造時に必要とする電力、水は新しいパルプから
作る紙と大きく変わらず、これだけでは問題の解決はで
きない。
【0003】これに対し、何回も画像を書き替えて繰り
返し使用できる可逆性記録媒体が開発されてきた。初め
に高分子膜中に脂肪酸などの低分子化合物の粒子を分散
した記録層を持ち、可逆的に透明と白濁の二つの状態を
とる記録媒体が開発された。しかし、これは光散乱性の
変化であるため着色地肌に白色文字を印字するものであ
って、普通の文書として扱えるものではなく、結果的に
磁気カードなどのカード用情報表示部として実用化され
るだけにとどまった。
【0004】次に、感熱記録紙に使われているロイコ染
料の可逆的な反応を利用した可逆性記録媒体が開発され
た。これにはロイコ染料を発色させる酸性基と消色させ
る塩基性基を持つ両性化合物や、酸性化合物と塩基性化
合物のつくる塩をロイコ染料とともに用いる可逆性記録
媒体の開示(例えば特開平2−188293号公報な
ど)が挙げられる。続いて、ロイコ染料を発色させる顕
色剤にフェノール、カルボン酸、ホスホン酸などの基と
長鎖脂肪族基を持つ化合物を用いる可逆性記録媒体が提
案された(例えば特開平5−124360号公報な
ど)。特に後者は前者に比べ、加熱条件の選択により容
易に発色、消色させることができ、発色状態も消色状態
も通常環境で安定であり、しかも発色と消色を安定に繰
り返せる点で優れているため実用性の高い可逆性記録媒
体であった。文字の視認性という点でも前記の光散乱性
変化を用いた記録媒体より優れているため、すでにカー
ドの情報表示部としては実用化され普及しつつある。し
かし、このような発色・消色型の可逆性記録媒体も白色
地肌にコントラストの高い黒色文字表示できるにもかか
わらず、一般文書用としての課題は解決されておらず、
文書用の書き替え型記録媒体としては未だ実用化されて
いない。
【0005】カード用の場合には、表面または裏面の一
方に可逆性記録層を持ち、書き替え表示部を設けるのが
普通であるが、一般の文書では紙の両面を利用すること
が通常のことであるため、文書用の書き替え型記録媒体
も両面に可逆性記録層を持ち、両面が使用できることが
必要である。このように文書用書き替え型記録媒体を両
面使用するには以下のような新たな課題が生ずる。複数
ページにわたる文書情報を記録媒体の両面に印字する場
合、例えば1ページ目を第一の面に印字し、次に2ペー
ジ目をその反対側の第二の面に印字することになる。両
面に印字するとき、第一面の文書の方向と第二面の文書
の方向は、複数枚の記録媒体を横方向にめくって見る場
合には同一方向になっていなければならない。したがっ
て、記録媒体および/または記録方法には、第一面と第
二面が同じ方向に印字されることが要求される。また、
複数枚の記録媒体に両面に印字し上下方向にめくってみ
る場合には、上記のケースとは逆に第一の面と第二の面
の印字方向を逆にする必要がある。このように、複数ペ
ージの文書をどのように扱うかによって、両面に印字す
るときの第一の面と第二の面の印字方向の関係は適切に
選択されなければならない。従来の可逆性記録媒体のカ
ード用途への適用ではこのような課題はなく、したがっ
てこれを解決する手段は示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な両面を使用する書き替え型記録媒体を一般の文書用と
して使用する上で、問題となる複数ページにわたる文書
を両面を使って印字する場合の印字方向の設定の難しさ
を解決し、扱いやすい文書用書き替え型記録媒体および
確実で容易な記録方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以下の
課題の解決の手段が提供される。本発明の第1は、文書
情報を繰り返し書き替え表示する可逆性記録層を支持体
の両面に有する可逆性記録媒体において、両面に画像の
形成方向を示す標識を有する文書用書き替え型記録媒
体、及び、記録時又は書き替え時に前記標識を記録する
領域と文書記録用領域とを有する文書用書き替え型記録
媒体である。本発明の第2は、前記第1の文書用書き替
え型記録媒体の印字方向を指定する標識を検出し、指定
された方向に画像の方向を合わせて印字する文書用書き
替え型記録媒体の記録方法、及び、文書情報を繰り返し
書き替え表示する可逆性記録層を、支持体の両面に有す
る文書用書き替え型記録媒体に対する記録方法におい
て、該記録媒体の第一の面に対して印字するときに形成
する画像の方向を示す標識を印字し、第二の面に対して
印字するときに第一の面に形成された該標識を検出し
て、画像の方向を決定し印字する文書用書き替え型記録
媒体の記録方法である。本発明の第3は、文書用書き替
え型記録媒体でかつ両面に記録可能で、いずれの面も記
録方向が限定されない文書用書き替え型記録媒体を用い
ることができる文書用書き替え型記録媒体の記録装置で
あって、文書用書き替え型記録媒体に表示または加工さ
れた標識の有/無を検出し、有のときに第2の検出機構
を作動させるための標識有無信号を発する第1の信号検
出機構と、該標識有無信号が入力されたときに作動して
標識の向きを識別し、2種類の標識方向信号を発する第
2の信号検出機構と、該2種類の標識方向信号のうちの
1方の信号が入力されたときには印字手段に通じる前記
第1の搬送路を開にし、他方の信号が入力されたときに
は閉にする搬送路切換手段と、該他方の信号が入力され
たときに印字手段への通電回路を遮断する手段とを有す
ることを特徴とする文書用書き替え型記録媒体の記録装
置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の文書用書き替え型記録媒
体は、上記のような可逆性記録層を両面に持つ記録媒体
であり、その両面に画像の形成方向を示す標識が設置さ
れている。第3図は、画像形成方向を示す標識を設置し
た記録媒体の一例である。記録媒体の両面、すなわち第
一面と第二面に同一の方向を示すマークが設置されてい
る。標識は記録媒体の表面または保護層の下などに印刷
によって形成することができる。標識は方向を表示する
ものであればマークや文字などどんなものであってもよ
い。また、記録媒体の外形を加工し形状によって印字方
向を示す標識を設けることもできる。文書を印字すると
き、または文書を書き替えるときこれらの標識に従っ
て、書き替え記録装置にセットすることによって希望す
る方向に文書を印字できる。標識が記録媒体の両面に同
じ方向を示すように設置されていれば、記録媒体の第一
面に対し文書の1ページ目を標識に従って印字し、次に
第二面に対して2ページ目も同様に標識に従って印字す
ることによって、第一面と第二面の画像の方向は一致
し、複数ページの文書の各ページをそろえて印字するこ
とができる。標識は、1つの媒体に固定された標識であ
ってもよいし、可逆性記録媒体に記録される画像自体で
あってもよい。標識を検知した結果、正しい面と正しい
方向であればそのまま記録は実行されるが、もし面や方
向が正しくなかった場合は、記載しない装置によって面
がひっくり返され、方向が逆転され記録される。また
は、媒体の方向にあわせて印字が行なわれる。
【0009】本発明の文書用書き替え型記録媒体の記録
方法は、上記の記録媒体の両面に設置された印字方向を
示す標識を書き替え記録装置が検出し、それに従って記
録装置が印字方向を決定し文書の印字を実施するもので
ある。また、本発明の文書用書き替え型記録装置は、文
書用書き替え型記録媒体でかつ両面に記録可能で、いず
れの面も記録方向が限定されない文書用書き替え型記録
媒体を用いることができる記録装置であって、文書用書
き替え型記録媒体に表示または加工された標識の有/無
を検出し、有のときに第2の検出機構を作動させるため
の標識有無信号を発する第1の信号検出機構と、該標識
有無信号が入力されたときに作動して標識の向きを識別
し、2種類の標識方向信号を発する第2の信号検出機構
と、該2種類の標識方向信号のうちの1方の信号が入力
されたときには印字手段に通じる前記第1の搬送路を開
にし、他方の信号が入力されたときには閉にする搬送路
切換手段と、該他方の信号が入力されたときに印字手段
への通電回路を遮断する手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、この装置においては、記録媒体が誤
った向きに挿入されたときには、これを印字手段に接触
させることなく装置内から搬出するための手段を具備し
ていることが好ましく、そのため、前記搬送路切換手段
は、印字手段に通じる前記第1の搬送路と、該印字手段
をバイパスして装置外に文書用書き替え型記録媒体を搬
出する第2の搬送路との分岐点に設けられている。第2
の搬送路の搬送端は、第1の搬送路の第1の搬出口に連
らなっていてもよく、また、第1の搬出口とは別の第2
の搬出口を有していてもよい。第2の搬送路には、ここ
に搬送された文書用書き替え型記録媒体を搬入口の方向
に逆送するための手段を設けることができ、その場合に
は第2の搬出口を設ける必要はない。さらに、文書用書
き替え型記録媒体が誤った向きで挿入されたため第2の
搬送路に導びかれる場合には、節電目的及び装置内の残
存熱の影響を受けないようにする等のため、印字手段第
への通電回路を自動的に遮断することができる。
【0011】本発明の別の観点によれば文書用書き替え
型記録媒体が両面に記録可能で且つ、いずれの面も決ま
った方向性を有しない(どちらの方向へも記録できる)
場合において、記録媒体の第一面へ文書を印字すると
き、記録媒体の第一面の一部に画像の方向を示す標識を
印字し、第二面を印字するとき書き替え記録装置が第一
面上に印字された標識を検出し、それが示す画像形成方
向に従って第二面の画像方向を決定し印字する方法が提
供される。第一面への標識は、記録媒体上の文書画像に
使用しない部分に印字することが好ましい。また、この
場合にも図3のように記録媒体の上端部と下端部の両方
に印字することが好ましい。標識を検出して第二面への
印字方向を決定する点では、あらかじめ標識を設置した
記録媒体を用いる図4に示した例と同様であるが、この
場合には印字する面と標識のある面が異なるので、記録
装置としては記録面と反対側の面の標識を検出するよう
にしたものが用いられる。
【0012】以上の説明では第一面への印字のときに標
識を印字することを示したが、第二面に印字するときも
同様に標識を印字することがさらに好ましい。すなわ
ち、文書画像の印字方向を常に印字するようにして、そ
の標識を検出してもう一方の印字方向を決定していけ
ば、どちらの面を書き替えるときも常に同一方向に画像
を形成できる。
【0013】図1に本発明の文書用書き替え型記録媒体
の基本的な構成を示す。高分子フィルム、合成紙、紙な
どからなる支持体(11)の上に可逆性記録層(12)
が設けられ、さらに書き替え記録による記録層の劣化を
防止する保護層(13)が設けられている。この他に、
例えば支持体と記録層との接着を改良したり記録層塗工
時のしみ込みを防止する下引き層、印字・消去の熱の有
効利用を図る断熱層を設けることができる。また、紫外
線を吸収させたり接着性を改良するために記録層と保護
層の間に中間層を設けることもできる。また保護層上に
は本発明の目的である文書書き替え記録時の画像形成方
向を示す標識の印刷インキ層が設けられることがある。
また、その他の目的のための印刷インキ層が部分的また
は全面に設けられることがある。そして、このインキ層
を保護する目的で、少なくともインキ層上を含む部分ま
たは全面に印刷保護層を設けることがある。これらの記
録媒体を構成する層には、従来の可逆性記録媒体として
公知のものが利用できる。
【0014】本発明に用いる可逆性記録層は、熱、光、
電気、磁気などのエネルギーを利用し、目視できる画像
を可逆的に形成できる層であればよく、その書き替えす
なわち画像の消去と印字は一種のエネルギーだけを用い
るものであっても二種以上のエネルギーを組み合わせて
用いるものであってもよい。以下に、代表的な可逆性記
録層および材料を例示するが、これらに限定されるもの
ではない。
【0015】可逆性記録層には、ロイコ染料の可逆的な
発色反応を用いることができる。ロイコ染料は、例えば
フタリド化合物、アザフタリド化合物、フルオラン化合
物など公知の染料前駆体である。可逆性記録層は少なく
ともロイコ染料と顕色剤を含み、これらの顕色剤の作用
により可逆性を出現させる。この代表例としては、例え
ば特開平5−124360号公報、特開平6−2109
54号公報、特開平10−95175号公報などに記載
の記録層である。ここで用いた顕色剤は、分子内にロイ
コ染料を発色させる顕色能を持つ構造、例えばフェノー
ル性水酸基、カルボン酸基、リン酸基などと、分子間の
凝集力を制御する構造、例えば長鎖炭化水素基が連結し
た構造を一つ以上持つ化合物である。連結部分にはヘテ
ロ原子を含む2価以上の連結基を介していてもよく、ま
た長鎖炭化水素基中にも同様の連結基および/または芳
香族基が含まれていてもよい。このような可逆性顕色剤
の具体例は例えば特開平9−290563号公報、特開
平11−188969号公報に記載されている。
【0016】これらのロイコ染料および顕色剤を用いた
可逆性記録層は、図2に示すプロセスで発色・消色す
る。初期の消色状態(A)を加熱すると温度T1以上で
ロイコ染料と顕色剤が溶融混合して発色し(B)、この
状態を急冷すると発色状態が固定される。発色状態
(C)を加熱すると、発色温度より低い温度T2で消色
し、冷却すれば初期と同様の消色状態となる。このよう
に記録層は加熱温度および加熱後の冷却速度の制御によ
って記録消去ができる。この記録層による印字は、コン
トラストが高く優れた画像品質が得られる。また、保存
安定性や印字消去の繰り返し耐久性にも優れ、本発明の
文書用書き替え型記録媒体として特に適している。この
記録層を用いた可逆性記録媒体の印字は、通常の感熱記
録と同様にサーマルヘッドで行なうことができ、消去は
温度制御されたヒートローラ、セラミックヒータ等の発
熱体、サーマルヘッドなどによってできるため、小型で
簡易な書き替え記録装置で使用できる。
【0017】また、ロイコ染料を用いる可逆性記録層に
は、可逆性をもたらす顕色剤としてロイコ染料を発色さ
せる酸性基と、逆に消色させる塩基性基を合わせ持つ両
性化合物、あるいは酸性化合物と塩基性化合物がつくる
塩または錯塩を用いる記録層が利用できる。この場合に
は顕色剤のことを顕減色剤と呼ぶことがある。これらの
記録層の具体例は、例えば特開平4−50289号公
報、特開平4−50290号公報に開示されている。ま
た、ロイコ染料を用いる可逆性記録層には、ロイコ染料
と顕色剤の発色反応を第三成分の作用により可逆性を発
現させるものがある。このような記録層の具体例は、例
えば特開平8−132738号公報、特開平9−710
52号公報に開示されている。
【0018】熱を利用して書き替えを行なう記録層とし
ては、これらの他に以下のような記録層を挙げることが
できる。例えば、高分子中に低分子化合物の結晶粒子を
分散させた複合膜の光散乱性の可逆性変化を利用した記
録層、高分子液晶層の光散乱性の可逆性変化を利用した
記録層がある。前者はふつう低分子化合物の融点以上に
加熱することにより記録層を白濁化して印字し、これよ
り低い温度に加熱することにより透明に戻し消去する。
後者は等方点以上への加熱急冷で記録層を透明化して印
字し、加熱徐冷によって白濁状態にすることによって白
濁に戻し消去する。この他にも液晶材料や高分子材料を
単独または組み合わせて用い、加熱温度または加熱後の
冷却速度の違いによって記録と消去を行なう記録層があ
る。
【0019】本発明の文書用書き替え型記録媒体の好適
な記録層には、電気的に画像形成でき画像の保持に電力
を必要としないメモリー性の記録層がある。中でも電界
によって印字・消去できる記録層は消費電力が小さくで
きるため特に好ましい。このような記録層には液晶材料
を用いたものがある。例えば強誘電性高分子液晶の層は
安定なメモリー性を有しており、書き替え型記録層とし
て好ましい。また、メモリー性を持つスメクチック液晶
材料も利用できる。これらの液晶材料は、記録層の偏光
特性の変化を利用した画像形成が可能であるが、これ以
外にも二色性色素を含有させることにより、着色画像を
可逆的に形成することもできる。これらの記録層は、電
界で可逆的に画像形成するのが一般的であるが、電界だ
けではなく、例えば熱などの他のエネルギーとの組み合
わせで画像の書き替えを可能にしたり、画像保持特性を
向上させる方式がある。
【0020】また、電気的に書き替え記録ができる記録
層には電気泳動材料が利用できる。これは、例えば着色
した溶媒中に酸化チタンなどの白色の微粒子を分散し、
この粒子を電界により移動させて可逆的に画像形成を行
なう。特に、この電気泳動系をマイクロカプセル中に閉
じ込め、これを高分子フィルムなど支持体上に保持した
記録層は、文書用書き替え型可逆性記録媒体として好適
である。さらに、球状の粒子であり半球が着色し、半球
が白色の粒子をマイクロカプセル中に媒質とともに閉じ
こめ、マイクロカプセルを支持体上に保持し、球体を電
界により回転させて画像を可逆的に形成する記録層も本
発明の好適な記録層である。
【0021】このような記録層の電界による画像形成で
は、静電スタイラスや、これをライン状に並べたヘッド
による書き込み、イオンフローによる書き込み、あるい
は電子写真感光体などを利用し、静電潜像を記録媒体上
に転写する方法など公知の書き込み方法が利用できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の文書用書き替え型記録媒
体の記録方法は、上記の記録媒体の両面に設置された印
字方向を示す標識を書き替え記録装置が検出し、それに
従って記録装置が印字方向を決定し文書の印字を実施す
るものである。また、本発明の文書用書き替え型記録装
置は、文書用書き替え型記録媒体でかつ両面に記録可能
で、いずれの面も記録方向が限定されない文書用書き替
え型記録媒体を用いることができる記録装置であって、
文書用書き替え型記録媒体に表示または加工された標識
の有/無を検出し、有のときに第2の検出機構を作動さ
せるための標識有無信号を発する第1の信号検出機構
と、該標識有無信号が入力されたときに作動して標識の
向きを識別し、2種類の標識方向信号を発する第2の信
号検出機構と、該2種類の標識方向信号のうちの1方の
信号が入力されたときには印字手段に通じる前記第1の
搬送路を開にし、他方の信号が入力されたときには閉に
する搬送路切換手段と、該他方の信号が入力されたとき
に印字手段への通電回路を遮断する手段とを有する。
【0023】即ち、図4に示される文書用書き替え装置
においては、挿入口(50)から挿入された可逆性感熱
記録媒体(51)は搬送ベルト(53)により第1の搬
送路(52)に沿って搬送され、或いは第1の搬送路
(52)又は(65)に沿って装置内を逆方向に戻送さ
れる。第1の搬送路(65)の途中には印字手段として
のサーマルヘッド(68)が設けられている。まず、挿
入口(50)から挿入された可逆性感熱記録媒体(5
1)は、搬送ベルト(53)及びガイドローラ(54)
により記録装置内を搬送され、第1搬送路(52)の所
定位置に到達すると、制御手段(55)を介する省略し
てもよい磁気記録層領域部分への磁気記録のための磁気
記録装置の磁気ヘッド(56)とプラテンローラ(5
7)間で磁気記録層に磁気記録或いは記録消去され、更
に、搬送ベルト(58)により第1搬送路(65)を搬
送される。所定位置にて、制御手段(60)を有する第
1の信号検出機構としての第1センサ(59)を介して
標識の存在の有/無が検出され、有のときには制御手段
(62)を有する第2センサ(61)を作動させるため
の標識有無信号が発せられる。標識が有のときとは、既
に記録媒体(51)の第1面に文書情報及び標識が印字
されている状態を意味する。この標識有無信号は、第2
の信号検出機構としての第2センサ(61)に入力さ
れ、これにより第2センサ(61)は作動して標識の向
きを識別し、その結果、2種類の標識方向信号を発す
る。うち、記録媒体(51)の向きが正しい方向である
ことを示す一方の標識方向信号は、搬送路切換手段(6
4)を図示してない稼動手段により稼動して、制御手段
(67)を介して作動する印字手段としてのサーマルヘ
ッド(68)に通じる第1の搬送路(65)を開にし第
2の搬送路(72)を閉にする。また、記録媒体(5
1)の向きが誤った方向であることを示す他方の標識方
向信号は、第1の搬送路(52)を閉にし第2の搬送路
(72)を開にする。さらに、他方の標識方向信号は、
印字手段としてのサーマルヘッド(68)への図示して
ない通電回路のスイッチに入力され通電回路を遮断す
る。第1の搬送路(65)に搬送された記録媒体(5
1)は、搬送ベルト(66)により搬送され、所定位置
にてサーマルヘッドの制御手段(67)を介して作動す
るサーマルヘッド(68)及びプラテンローラ(69)
間で像形成され、搬送ベルト(70)により第1の出口
(71)を経て装置外に搬出される。一方、標識のモニ
タの結果誤った向きに挿入され第2の搬送路(72)に
搬送された既に第1面に文書情報及び標識が印字されて
いる可逆性感熱記録媒体(51)は、可逆性感熱記録媒
体(51)の押圧により入力するリミットスイッチ(7
3)の作動により逆方向に動き、且つ、図示していない
制御手段により回転速度及び方向が制御される搬送ベル
ト(74)によって、第2の搬送路(72)を逆方向に
搬送され、搬送路切換手段(64)を通過し、図示して
いない制御手段により回転速度及び方向が制御される搬
送ベルト(58)、同様の搬送ベルト(53)により逆
方向に搬送され、挿入口(50)より装置外へ搬出され
る(戻される)。このように、サーマルヘッド(68)
は、可逆性感熱記録媒体(51)が、未記録媒体である
と判断された場合、または、情報記録面、挿入方向が正
しいと判断された場合にのみ、図示していない制御手段
により通電が制御され、加熱される。
【0024】本発明の文書用書き替え装置においては、
記録媒体(51)が誤った向きに挿入されたときには、
これを印字手段(68)に接触させることなく装置内か
ら搬出するための手段を具備していることが好ましく、
そのため、搬送路切換手段(64)は、印字手段(6
8)に通じる前記第1の搬送路(65)と、印字手段
(68)をバイパスして装置外に記録媒体を搬出する第
2の搬送路(72)との分岐点に設けられている。第2
の搬送路(72)の搬送端は、第1の搬送路(52)又
は(65)の第1の搬出口(71)に連らなっていても
よく、また、第1の搬出口(71)とは別の第2の搬出
口を有していてもよい。上記のように、第2の搬送路
(72)には、ここに搬送された記録媒体(51)を搬
入口(50)の方向に逆送するための手段を設けること
ができ、その場合には第2の搬出口を設ける必要はな
い。さらに、記録媒体(51)が誤った向きで挿入され
たため第2の搬送路(72)に導びかれる場合には、節
電目的及び装置内の残存熱の影響を受けないようにする
等のため、印字手段(68)への通電回路を自動的に遮
断することができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明の文書用書き替え型記録媒体を
図面を用い、さらに詳細に説明する。なお、ここでは記
録層の代表として以下のような熱による書き替え記録層
を用いたが、その他の電気的な書き替え記録層であって
も同様に本発明の記録媒体が作成できる。まず、ロイコ
染料と可逆性のための顕色剤として下記の化合物を使用
し、記録層形成用として下記の樹脂および架橋剤を用
い、下記の組成の塗工液を厚さ125μmの白色ポリエ
ステルフィルム上に塗布、乾燥、加熱処理を行ない記録
層を作成した。また、この記録層上には紫外線硬化樹脂
の保護層を塗工して書き替え型記録媒体とした。また、
記録媒体のサイズは文書として標準的なA4とした。さ
らに、この記録媒体上に印刷によって画像の形成方向を
示すマークを設置した。
【0026】 (記録層塗工液) 1)2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン 2部 2)下記の構造の顕色剤 8部
【0027】
【化1】 3)アクリルポリオール樹脂 の15%テトラヒドロフラン(THF)溶液 120部 上記組成物をボールミルを用いて平均粒径0.1〜3μ
mまで粉砕分散した。得られた分散液に日本ポリウレタ
ン社製コロネードHL(アダクト型ヘキサメチレンジイ
ソシアネート75%酢酸エチル溶液)10部を加え、よ
く攪拌し記録層塗布液を調製した。
【0028】[実施例1]厚さ125μmの白色ポリエ
ステルフィルムを用いて、上記の可逆性記録層を両面に
有し、その両面に画像の形成方向を示す標識が設けられ
た図3に示されるような画像形成方向を示す標識を設置
した記録媒体を作成した。この例においては記録媒体の
両面、すなわち第一面と第二面に同一の方向を示すマー
クが設置されている。作製した記録媒体を、大倉電機社
製感熱印字装置に光学的濃度センサを設けることにより
改造した印字装置にて、電圧13.3V、パルス幅1.
2msecで印字した。印字部の濃度をマクベス濃度計
RD914にて測定したところ、標識の画像濃度は1.
21であった。
【0029】[実施例2]実施例1と同様に、白色ポリ
エステルフィルムを用い、その片面のみに可逆性記録層
を設け、かつ画像形成方向を示す標識を設置した記録媒
体を作成した。この例においては記録媒体の片面のみに
記録方向を示すマークが設置されている。作製した記録
媒体を、大倉電機社製感熱印字装置に光学的濃度センサ
を設けることにより改造した印字装置にて、電圧13.
3V、パルス幅1.2msecで印字した。
【0030】[実施例3]厚さ80μmのポリエステル
フィルムの両面に下記の組成の中間層を膜厚1μmとな
るように塗工して中間層を設け、その上にそれぞれ記録
層を設けた以外は実施例1と同様にして例2の記録媒体
を作製した。この例においては記録媒体の両面に記録方
向を示すマークが設置されている。 1)超微粒子酸化亜鉛(平均粒径20nm) 5部 2)アクリルポリオールの樹脂の15%のメチルエチルケトン (MEK)溶液 25部 3)コロネートHL(日本ポリウレタン社製) 2部 前記印字装置にて、電圧13.3V、パルス幅1.2m
secで印字した。印字部の濃度をマクベス濃度計RD
914にて測定したところ、標識の画像濃度は1.23
であった。
【0031】[実施例4]実施例3と同様にして、厚さ
80μmのポリエステルフィルムを用い、その片面のみ
に可逆性記録層を設け、かつ画像形成方向を示す標識を
設置した記録媒体を作成した。この例においては記録媒
体の片面のみに記録方向を示すマークが設置されてい
る。作製した記録媒体を、大倉電機社製感熱印字装置に
光学的濃度センサを設けることにより改造した印字装置
にて、電圧13.3V、パルス幅1.2msecで印字
した。
【0032】[実施例5]実施例3と同様に作成した記
録媒体の両面の可逆性記録層上に、下記組成よりなる保
護層液をワイヤーバーを用いて塗工した後、照射エネル
ギー80W/cmの紫外線ランプ下を9m/分の搬送速
度で通して硬化して膜厚3μmの保護層を設け、本発明
の記録媒体を作製した。 [保護層液] ウレタンアクリレート系紫外線硬化性樹脂 (大日本インキ社製、C7−157) 10部 酢酸エチル 90部 作製した記録媒体を大倉電機社製感熱印字装置にて、電
圧13.3V、パルス幅1.2msecで印字した。印
字部の濃度をマクベス濃度計RD914にて測定したと
ころ、標識の画像濃度は1.01であり、目視及びセン
サで明確に識別することができた。
【0033】[実施例6]実施例5と同様に作成した記
録媒体の両面の可逆性記録層上の保護層上に、市販のポ
リエチレン印刷用インクにより標識を設けた。作製した
記録媒体を大倉電機社製感熱印字装置にて、電圧13.
3V、パルス幅1.2msecで印字した。印字部の濃
度をマクベス濃度計RD914にて測定したところ、標
識の画像濃度は2.20であり、目視及びセンサで明確
に識別することができ、かつ裏面からも識別することが
できた。
【0034】本発明においては、先に説明したように、
実施例により示すまでもなく、記録媒体の外形を加工し
形状によって印字方向を示す標識を設けることもでき、
又は印字方向を示す標識は、前記実施例1、3における
支持体上に例えば予め印刷により、又は印字の際に感熱
により設けることができ、また前記実施例3における中
間層上に設けることができる。さらに目視では目立たず
感熱印字装置によってのみ判別可能とする場合には、例
えば基質又は中間層上に予め塗布した磁気層を例えば白
色インク層で隠蔽して目視時に目立たず、感熱印字装置
中に設置された磁気ヘッドによってのみ判別するように
することができ、更にまた、記録媒体の外形を加工し形
状によって印字方向を示す標識を設けることもできる。
【0035】文書を印字するとき、または文書を書き替
えるときこれらの標識に従って、書き替え記録装置にセ
ットすることによって希望する方向に文書を印字でき
る。標識が記録媒体の両面に同じ方向を示すように設置
されていれば、記録媒体の第一面に対し文書の1ページ
目を標識に従って印字し、次に第二面に対して2ページ
目も同様に標識に従って印字することによって、第一面
と第二面の画像の方向は一致し、複数ページの文書の各
ページをそろえて印字することができる。標識は、1つ
の媒体に固定された標識であってもよいし、可逆性記録
媒体に記録される画像自体であってもよい。標識を検知
した結果、正しい面と正しい方向であればそのまま記録
は実行されるが、もし面や方向が正しくなかった場合
は、サーマルヘッドへの通電回路が遮断され、又は、記
録装置内の記録媒体の搬送手段が逆回転して記録媒体が
再度挿入口に逆送され、又は記載しない装置によって逆
方向面がひっくり返され、方向が逆転され記録される。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らか
なように、本発明の文書用書き替え型記録媒体を用いる
ことにより、複数ページにわたる文書を両面に印字して
いくとき、画像形成方向を示す標識に従って印字するこ
とによって、容易に両面の印字方向を一致させることが
できる。また本発明の文書用書き替え型記録媒体の記録
方法によれば、画像形成方向を示す標識に従って印字方
向が決められるので、両面に印字していくときでも画像
形成方向を特に意識することなしに、両面の画像方向を
一致させることができる。また、本発明のもう一つの記
録方法によれば、初めに印字する面がどの方向であって
も、もう一方の面の画像が同じ方向に印字されるので、
結果的に記録媒体のどちらの面を書き替える場合でも、
常に両面の画像の方向を一致させることができるという
極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書用書き替え型記録媒体の基本的な
構成を示した図である。
【図2】本発明に用いる代表的な記録層の発色・消色プ
ロセスを示した図である。
【図3】本発明の文書用書き替え型記録媒体の具体例を
示した図である。
【図4】本発明の文書用書き替え型記録媒体の記録方法
の具体例を示した図である。
【符号の説明】
11 支持体 12 可逆性記録層 13 保護層 31 書き替え型記録媒体 32 第一の記録面 33 第二の記録面 34 画像形成方向を示す標識 41 書き替え記録装置 42 書き替え型記録媒体 43 画像形成方向を示す標識 44 印字された記録媒体 50 挿入口 51 可逆性感熱記録媒体 52 第1の搬送路 53 搬送ベルト 54 ガイドローラ 55 制御手段 56 磁気ヘッド 57 プラテンローラ 58 搬送ベルト 59 第1センサ 60 制御手段 61 第2センサ 62 制御手段 63 ガイドローラ 64 搬送路切換手段 65 第1の搬送路 66 搬送ベルト 67 制御手段 68 サーマルヘッド 69 プラテンローラ 70 搬送ベルト 72 第2の搬送路 71 第1の出口 72 第2の搬送路 73 リミットスイッチ 74 搬送ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H026 AA07 AA09 AA28 BB01 FF17 GG03 GG10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基質の両面に書き替え可能な記録層が設
    けられた文書用書き替え型記録媒体であって、媒体上に
    画像の記録方向を示す標識を有することを特徴とする文
    書用書き替え型記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記標識が、方向を表示したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の文書用書き替え型記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 前記標識が、媒体の外形を加工し形状に
    よって示したものであることを特徴とする請求項1に記
    載の文書用書き替え型記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記文書用書き替え型記録媒体が、少な
    くとも熱の印加によって着色画像を可逆的に形成し文書
    情報を書き替え記録する可逆性記録層を有することを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の文書用書き替
    え型記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記文書用書き替え型記録媒体の可逆性
    記録層として、少なくとも電界の印可によって着色画像
    を可逆的に形成し、文書情報の書き替え記録する可逆性
    記録層を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    かに記載の文書用書き替え型記録媒体。
  6. 【請求項6】 媒体上に画像の記録方向を示す標識を有
    する文書用書き替え型記録媒体を用いた記録方法であっ
    て、前記標識を検出し、指定された方向に修正して印字
    することを特徴とする文書用書き替え型記録媒体の記録
    方法。
  7. 【請求項7】 文書用書き替え型記録媒体でかつ両面に
    記録可能で、いずれの面も記録方向が限定されない文書
    用書き替え型記録媒体を用い、該記録媒体の第一の面に
    対して印字するときに形成する画像の方向を示す標識を
    印字し、第二の面に対して印字するときに第一の面に形
    成された該標識を検出して、画像の方向を決定し印字す
    ることを特徴とする請求項6に記載の文書用書き替え型
    記録媒体の記録方法。
  8. 【請求項8】 文書用書き替え型記録媒体でかつ両面に
    記録可能で、いずれの面も記録方向が限定されない文書
    用書き替え型記録媒体を用いることができる文書用書き
    替え型記録媒体の記録装置であって、文書用書き替え型
    記録媒体に表示または加工された標識の有/無を検出
    し、有のときに第2の検出機構を作動させるための標識
    有無信号を発する第1の信号検出機構と、該標識有無信
    号が入力されたときに作動して標識の向きを識別し、2
    種類の標識方向信号を発する第2の信号検出機構と、該
    2種類の標識方向信号のうちの1方の信号が入力された
    ときには印字手段に通じる前記第1の搬送路を開にし、
    他方の信号が入力されたときには閉にする搬送路切換手
    段と、該他方の信号が入力されたときに印字手段への通
    電回路を遮断する手段とを有することを特徴とする文書
    用書き替え型記録媒体の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送路切換手段が、印字手段に通じ
    る前記第1の搬送路と、該印字手段をバイパスして装置
    外に文書用書き替え型記録媒体を搬出する第2の搬送路
    との分岐点に設けられていることを特徴とする文書用書
    き替え型記録媒体の記録装置。
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US7205088B2 (en) 2004-04-29 2007-04-17 Xerox Corporation Reimageable medium with light absorbing material
US7214456B2 (en) 2004-04-29 2007-05-08 Xerox Corporation Reimageable medium

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