JP2001340104A

JP2001340104A - 健康靴底

Info

Publication number: JP2001340104A
Application number: JP2000161974A
Authority: JP
Inventors: Mitsuru Fujioka; 満藤岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-05-31
Filing date: 2000-05-31
Publication date: 2001-12-11

Abstract

(57)【要約】【課題】歩行などの運動において生命力学的に満足し得
る血液循環運動性を考慮し、足の土踏まずを支持でき
る。【解決手段】土踏まず部の下部に靴底とは異なる硬度の
構造体を備えることにより、生命力学的に満足し得る血
液循環運動を付与し、かつ足の土踏まずを支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、足への血液循環運動を
もたらす健康シューズに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】歩行サイクル段階で足が足下地面に接触
する時、足は相当な体重を大部分の骨格により支持しな
ければならない。しかし一般の靴では、土踏まずが靴内
部に接触せず浮いた状態となっている。そのため生来正
常なはずの土踏まずは、アスファルトやコンクリートな
どの極めて硬い表面上での歩行をするために、足を相当
なストレスと緊張とにさらし、重い体重が反復して露呈
されそのアーチ型形状を失い、その結果体重配分能力を
失うと共に、土踏まず本来の役割である血液循環運動の
ポンプ効果が充分に得られず古い血液が足部へたまりむ
くみ等の原因となる。時には足首関節、膝関節、膝部、
腰部、及び背部の様な特に下肢部の露呈部分に損傷をも
たらす事も予想される。上記の欠点を除去する様な靴底
を付与すべく設計した様々の靴底構造体がある。例えば
靴中底に幾つかの突起状を配した靴が市販されている。
また靴底の一部に著しく急角度部をもうけた靴も入手で
きる。この種の設計を備えた靴は良好で全体的な血液循
環運動性を有するが、生命力学的に血液循環運動性を考
慮されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、歩行などの運動において生命力学的に満足し得る
血液循環運動性が考慮されていない点と、足の土踏まず
を支持出来ない点である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】以下添付図面により課題
を解決するための手段を説明する。本発明は、土踏まず
部７の下部に靴底２とは異なる硬度の構造体８を備える
こと（図１）により、歩行などの運動時に靴底２が地面
に接地することで構造体８を圧縮させ、土踏まず部７に
突出する形となり（図３）生命力学的に満足し得る血液
循環運動を付与し、かつ足の土踏まずを支持させること
を実現した。

【０００５】

【実施例】以下、添付図面により本発明の靴底構造体を
詳細に説明する。図１に示す靴１は底部２と中底４とを
備える。靴１は足５に着用して示されている。図２に示
すように土踏まず７の下方へ構造体８が設けられてい
る。

【０００６】構造体８は圧縮に適合する素材より適宣選
択できる。また構造体８を囲む底部２には弾力的な材料
を選択し、構造体８の緩衝作用を増大させるようにす
る。

【０００７】図１に示す靴では無負荷状態にある構造体
８は靴底２より突出した状態にある。しかし歩行運動な
どにより靴底２が押圧されると、図３に示す通り構造体
８は負荷状態となり圧縮され逆方向（上方）へ突出す
る。

【０００８】図５に示す靴１は図１の靴に比べ構造体８
の硬度を靴底２より高くしたもので構造体８の部分が下
方へ突出していない。しかし図６に示す通り構造体８は
靴底２より硬度が高いため、歩行運動などの負荷が靴底
２へかかれば構造体８を逆方向（上方）へ突出させる。

【０００９】本発明による靴底構造体は運動靴以外の靴
にも同様に適している。一例として挙げれば、通勤用な
どに設計したビジネスシューズがあり、この目的でこの
靴に本発明の靴底構造体を応用するのが極めて適してい
る。なぜならば通勤など移動する際、歩行などの運動に
おいて本靴底構造体は効果的である。本発明は以上の様
な構造体であるので扁平足等治療目的の靴などあらゆる
種類の靴にも応用することができる。

【００１０】構造体８寸法は各個の目的に適した寸法を
選択して調節し、かつ改変することができる。またこの
様にして初期の目的及び実際上の必要性に適しかつ一致
する様に靴の性質を調整することも出来る。

【００１１】上記しかつ図面に例示した実施例は一例と
して解釈すべきであり、本発明の範囲において多くの変
更が可能である。

【００１２】

【発明の効果】本発明による靴底構造体は、靴底が地面
と接地する時に優れた効果をもたらすと同時に、靴の着
用者は土踏まず部へ生体力学的に支持を受けることがで
きる。更に、本発明による靴底構造体の使用は、足にス
トレスを与えることなくマッサージ効果及び土踏まずの
筋力アップをもたらし扁平足の治療にも有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態第１例を示す横断面図であ
る。

【図２】図１のａ−ａの縦断面図である。

【図３】図１が負荷状態となったことを示す横断面図で
ある。

【図４】図１を下方向から見た図である。

【図５】本発明の一実施形態第２例を示す横断面図であ
る。

【図６】図５が負荷状態となったことを示す横断面図で
ある。

【符号の説明】

１靴２靴底３上部４中底５足６ヒール部７土踏まず部８構造体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】請求項１〜４は添付図面により説明する。
靴底２は土踏まず部７へ硬度の異なる構造体８を備えた
ことを特徴とする靴底構造体。（図１）
【請求項２】無負荷状態においては構造体８は靴底接地
部より突出する形（図１）もしくは均衡を保つ形（図
５）となるが、歩行運動などの負荷状態において構造体
８が土踏まず部７へ押し上げられる状態（図３）（図
５）となる構造体であることを特徴とする靴底構造体。
【請求項３】請求項１及び請求項２に表記した構造体８
の個数及び形状は、変化させることができる。
【請求項４】前記構造体８は接着または成形加工され、
足土踏まず部７へ押し上げ歩行の間充分な効果保持をす
る（図３）（図４）（図６）請求項１または請求項２ま
たは請求項３記載の靴底構造体。
【請求項５】前記構造体効果保持のため、かん穴加工し
た（図２）請求項１または請求項２または請求項３記載
の靴底構造体。