JP2001337148A - 電磁波の到来方向推定装置 - Google Patents

電磁波の到来方向推定装置

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JP2001337148A
JP2001337148A JP2000156742A JP2000156742A JP2001337148A JP 2001337148 A JP2001337148 A JP 2001337148A JP 2000156742 A JP2000156742 A JP 2000156742A JP 2000156742 A JP2000156742 A JP 2000156742A JP 2001337148 A JP2001337148 A JP 2001337148A
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Noriyuki Inaba
敬之 稲葉
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超伝導量子干渉素子をアレー状に配置し、小
型のアレー装置で低周波電磁波の到来方向推定が可能な
電磁波の到来方向推定装置を得る。 【解決手段】 SQUIDを円周状にアレー配置するこ
とにより、アレー間で信号の位相差が観測できないよう
な低周波の電磁波の到来方向をアレー間の到来方向に依
存した振幅特性差から到来方向を推定する。到来方向の
推定方法の一つとして、各素子で計測されたデータの共
分散行列の雑音固有空間を求め、雑音個有空間への射影
長の逆数に相当する評価関数(MUSICスペクトル)
を設ける。この評価関数は探索することなく代数的に少
ない計算量にて高精度の到来方向推定が可能となる。こ
のような構成により、雑音部分空間法に基づき到来方向
θを探索することなく代数的演算によりMUSICスペ
クトルの最大値を求めることによる到来方向推定装置を
得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば海底通信
などに利用される低周波電磁波の到来方向を推定するた
めの電磁波の到来方向推定装置に関するのものである。
【0002】
【従来の技術】海底通信では数百Hzの周波数が利用さ
れている。また、地下鉱脈探査のための渦電流磁気計測
では数10kHzの磁気パルスの計測が必要である。こ
のように、数10kHz程度以下の電磁波の電界を計測
するためのアンテナ装置には、一般には計測対象の波長
と同等のアンテナ寸法を必要とする。さらに、従来、到
来方向を得るために、図7に示す如く、アンテナを複数
準備してマルチビームを形成する電界アンテナアレー1
と、ビームを選択するビーム選択装置2とを備えて、到
来方向を得るようにした装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電界アンテナアレーをセンサとして用いて
低周波電磁波の到来方向を推定する装置では、アンテナ
規模が極めて大きくなるという問題があった。また、ビ
ーム幅を狭くして到来方向の推定分解能をあげる為に
は、アンテナ開口径を大きくしなければならず、到来方
向推定の分解能も低いものとならざるを得なかった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、超伝導量子干渉素子(SQ
UID:Superconducting QUantum Interference Devic
e)をアレー状に配置し、小型のアレー装置で低周波電
磁波の到来方向推定を可能にすることができる電磁波の
到来方向推定装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁波の
到来方向推定装置は、電磁波の磁界成分を検出するSQ
UID(Superconducting QUantum Interference Devic
e:超伝導量子干渉素子)アレーを円周状に配置した円
周配置SQUIDアレーアンテナと、前記円周配置SQ
UIDアレーアンテナの出力に基づいて電磁波の到来方
向を推定する到来方向推定手段とを備えたものである。
【0006】また、前記到来方向推定手段は、前記円周
配置SQUIDアレーアンテナの出力から時間軸方向に
フーリエ変換する時間軸FFT手段と、前記時間軸FF
T手段の出力から素子方向について到来方向を求める演
算手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】また、前記演算手段は、前記時間軸FFT
手段の出力から素子方向について最小二乗法により到来
方向を探索する素子軸最小二乗探索手段であることを特
徴とするものである。
【0008】また、前記演算手段は、前記時間軸FFT
手段の出力から素子方向についてフーリエ変換する素子
軸FFT手段であることを特徴とするものである。
【0009】また、前記到来方向推定手段は、前記円周
配置SQUIDアレーアンテナの出力から共分散行列を
求め時間方向に平均処理にて共分散行列の推定を行う共
分散行列推定手段と、前記共分散行列推定手段の出力か
ら到来方向を求める演算手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】また、前記演算手段は、前記共分散行列推
定手段の出力から最尤推定原理に基づき到来方向を1次
元探索する最尤推定探索手段であることを特徴とするも
のである。
【0011】また、前記演算手段は、前記共分散行列推
定手段の出力から固有値分解により信号固有空間を算出
する信号固有空間算出手段と、前記信号固有空間算出手
段により算出される信号固有空間への射影長に基づき到
来方向を1次元探索する信号固有空間探索手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0012】また、前記演算手段は、前記共分散行列推
定装置の出力から固有値分解により雑音固有空間を算出
する雑音固有空間算出手段と、前記雑音固有空間算出手
段により算出される雑音固有空間への射影長の逆数に基
づき到来方向を代数的に算出する雑音固有空間推定手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】さらに、前記円周配置SQUIDアレーア
ンテナの出力信号に対し、時間軸ウエーブレット変換し
た出力を前記共分散行列推定手段に送出する時間軸ウエ
ーブレット変換手段をさらに備えたことを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、この発明に係る電磁波の到
来方向推定装置の概要について説明する。この発明にお
いては、低周波電磁波の計測センサとして、超高感度な
ベクトル磁気センサとして知られている超伝導量子干渉
素子(以下、SQUID(Superconducting QUantum In
terference Device)と呼ぶ)を円周状にアレー配置
し、ベクトル磁気センサであるSQUIDが持つcos
(θ)方向特性(θは磁束密度ベクトルの方向であり、
到来方向はこれに直交する方向である。ただし、ここで
は簡単のためθを低周波電磁波の到来方向を呼ぶ)と、
静磁界から数MHz以上という広帯域性を利用して、S
QUIDアレーをセンサとして電磁波の到来方向を推定
するものである。以下、この発明の各実施の形態につい
て説明する。
【0015】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図1において、3は、電磁波の磁界成分を検出す
るSQUIDを円周状にアレー配置した円周配列SQU
IDアレーアンテナ、4は、円周配列SQUIDアレー
アンテナ3の出力を時間軸方向にフーリエ変換処理を行
う時間軸FFT(FastFourier Transformation:高速フ
ーリエ変換)装置、5は、時間軸FFT装置4の出力か
ら素子方向について最小二乗法により低周波電磁波の到
来方向を探索する演算手段としての素子軸最小二乗探索
装置である。
【0016】すなわち、実施の形態1に係る構成におい
ては、円周配列SQUIDアレーアンテナ3が計測した
SQUIDアレーの素子別の計測データに対し、目標と
する信号の周波数のみを抽出するために、時間軸FFT
装置4により、時間軸方向のFFT処理を行い、素子軸
最小二乗推定装置5により、時間軸FFT装置4の出力
から低周波電磁波の到来方向を最小二乗法により推定す
る。
【0017】図8は、SQUID素子がcos(θ)の
方向性を持つことを説明する図である。すなわち、SQ
UIDセンサは、計測点の磁束密度ベクトルBに対し、
その正確な方向余弦を出力する方向特性を持つ。また、
図9は、簡単のために1次元の到来方向推定を行うため
に、そのようなSQUIDアレーを円周状に配列して円
周配列SQUIDアレーアンテナの構成を示す。図9
(a)に示すように、SQUIDを円周上の法線方向を
指向性の最大θ=0となるように配置する。また、簡単
のために等間隔に配置する。このような円周配列SQU
IDアレーの場所に、一様な電磁界が存在すると、各素
子で計測される出力値は、図9(b)に示すように、1
周期の正弦波状となる。また、磁束密度ベクトルの方向
(便宜上、到来方向と呼ぶ)が1周期正弦波の初期位相
として観測されることになる。
【0018】このような構成の円周配列SQUIDアレ
ーアンテナ3から、時間的に変動する低周波電磁波の計
測データXは、数1に示す2次元配列データとなる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、要素xn(t)は、SQUID素
子番号n(n=1,2,・・・,N)の時刻tでの計測
データである。一方、計測データXは、アレーマニフォ
ルドをAとして、信号をS、雑音をNとすると、数2で
記述できる。
【0021】
【数2】
【0022】また、計測対象とする電磁波の波長が十分
大きくて、SQUID素子間による入射電磁波の位相差
が無視できる場合を考える。数10kHz以下を計測対
象とした場合十分に条件を満足させることが可能であ
る。このような場合、アレーマニフォルドAは数3に示
される。
【0023】
【数3】
【0024】ここで、θ1,θ2,・・・,θJは入射
電磁波の到来方向、φ1,φ2,・・・,φnはある基
準座標から見た各SQUID素子の法線方向との成す角
度である。このように、アレーマニフォルドは、図9で
例示したように到来方向により初期位相がかわる正弦波
となる。このような円周配列SQUIDアレーアンテナ
3で計測された素子別の計測データXは、時間軸FFT
装置4にて雑音が低減されかつ到来方向推定対象とする
信号周波数が選定され、最小二乗法による素子軸最小二
乗探索装置5に送られる。
【0025】ここで、FFT法による時間軸FFT装置
4は、以下の手順により各素子別に時間軸のフーリエ変
換を行う。フーリエ変換出力の複素データから振幅と位
相(ここではargと記した)を用いて数(4)に示す
ように信号Fn(n=1,2,・・・,N)を得る。
【0026】
【数4】
【0027】ここで、FFTは高速フーリエ変換を示
し、FFT(xnfは、素子番号nのSQUID素子の
計測信号を時間軸方向に高速フーリエ変換した後の周波
数fに相当するチャンネル出力であり、argは高速フ
ーリエ変換出力の実部と虚部の成す偏角である。時間軸
FFT装置4の出力の各SQUID素子信号が正弦波に
なることにより、素子軸最小二乗探索装置5は、数5に
示すように、最小二乗規範の逆数値を最大とするような
規範を採用し最大値を探索する。
【0028】
【数5】
【0029】ここで、LS(θ)は最大値探索規範を示
し、探索するための未知パラメータは、入射到来波が1
波の場合、入射到来波方向を表す素子方向正弦波状信号
の初期位相θと振幅ampの2パラメータである。探索
の方法は、2次元的格子状に探索する。もちろん、最急
降下法やニュートン法などの傾斜法に属する非線型最小
二乗を適用することも可能である。
【0030】したがって、上述した実施の形態1によれ
ば、円周配列SQUIDアレーアンテナ3の出力を使用
して時間軸FFT処理装置4により雑音の低減や対象と
する信号の周波数を選択し、次に素子軸最小二乗探索装
置5により素子方向に最小二乗法による探索を行うこと
で、到来方向θを求めることができ、従来の電界アンテ
ナと比べ極めて小型のアレー構成で低周波電磁波の到来
方向を高精度に推定できるという効果がある。
【0031】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図2において、図1に示す実施の形態1と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、6は、時間軸FFT装置4の出力から素子方向
のフーリエ変換を行うことで到来方向を求める演算手段
としての素子軸FFT装置である。
【0032】すなわち、この実施の形態2においては、
円周配列SQUIDアレーアンテナ3で計測したSQU
IDアレーの素子別の計測データに対し、目標とする信
号の周波数のみを抽出するために、時間軸方向のFFT
処理を行う時間軸FFT装置4と、前記時間軸FFT装
置4の出力から低周波電磁波の到来方向を素子軸FFT
処理により推定する素子軸FFT装置6を備える。
【0033】SQUIDアレー素子配列が等間隔の場合
には、素子方向に1周期の正弦波となる。よって、素子
方向へフーリエ変換すると、第0チャンネルからDC直
流成分が、第1チャンネルから第一基準波成分が得られ
る。よって、FFT処理の第1チャンネル出力から数6
により位相を求めることができる。
【0034】
【数6】
【0035】ここで、{FFT(Fn)}1は、時間軸方
向にFFTした出力FnをSQUID素子の素子方向に
FFTしたFFTのチャンネル1の出力を意味し、FF
Tのチャンネル0は直流成分(DC)を表し、チャンネ
ル1は第一基準波を表し、チャンネル2は第二基準波を
表す。SQUID素子を円周配置すると各サンプリング
毎に素子番号方向を見るといつも正弦波の1周期の信号
となっており、到来方向はその位相項となっているの
で、チャンネル1の偏角の値FFT2を数6にて求める
ことで到来方向を得ることができる。なお、先に素子別
にFFTするのは、雑音を抑圧し、所望の信号周波数成
分だけを取り出すためである。このような構成により、
素子配列が等間隔の場合に、低周波電磁波の到来方向を
得ることができる電磁波の到来方向推定装置を構成する
ことが可能となる。
【0036】したがって、実施の形態2によれば、円周
配列SQUIDアレーアンテナ3の出力を使用して時間
軸FFT処理装置4により雑音の低減や対象とする信号
の周波数を選択し、次に素子軸FFT装置6により素子
方向についてもFFT処理による算出で到来方向θを求
めることにより、従来の電界アンテナと比べ極めて小型
のアレー構成で低周波電磁波の到来方向を高精度に推定
できるという効果がある。
【0037】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図3において、3は、図1および図2に示す実施
の形態1および2と同様な円周配列SQUIDアレーア
ンテナである。新たな符号として、7は、円周配列SQ
UIDアレーアンテナ3で計測された信号Xから信号の
共分散行列を求め時間方向の平均処理にて共分散行列の
推定を行う共分散行列推定装置、8は、共分散行列推定
装置7の出力から最尤推定原理に基づいて到来方向を1
次元探索する演算手段としての最尤推定探索装置であ
る。
【0038】すなわち、この実施の形態3においては、
円周配列SQUIDアレーアンテナ3で計測したSQU
IDアレーの素子別の計測データにて共分散行列の平均
値を推定する共分散行列推定装置7と、共分散行列推定
装置7の出力から低周波電磁波の到来方向を最尤推定法
により推定する最尤推定探索装置8を備える。
【0039】この実施の形態3に係る構成では、円周配
列SQUIDアレーアンテナ3の出力信号は、共分散行
列推定装置7により、時間軸方向にFFTや狭帯域フィ
ルタ処理を行う代わりに、共分散行列R=XXTを求
め、数7で時間軸方向にサンプルされたデータ全てにつ
いて共分散行列の平均値を求める処理を行う。
【0040】
【数7】
【0041】次に、最尤推定探索装置8の動作について
説明する。最尤推定探索装置8では、到来方向推定の評
価基準として、最尤推定法により信号Sを一般逆行列で
表し、数8に示す探索規範を設ける。
【0042】
【数8】
【0043】ここで、MLは、Maximum Likelihoodの略
語で、最尤推定規範を意味する。また、trとは、行列
のトレースを表し、正方行列の対各項の和である。ま
た、Aは数3のA(θ)と同様で、θを省略して示す。
このような構成により、最尤推定法に基づき到来方向θ
の1次元による探索を行うことで到来方向推定装置を得
ることが可能となる。もちろん、観測した全データ(ス
ナップショットと呼ぶ)から共分散行列を平均値処理す
るのでなく、スナップショット内を幾つかに分割し、時
間軸FFT後、共分散行列を求め、それを平均するとい
う構成も可能である。
【0044】したがって、実施の形態3によれば、円周
配列SQUIDアレーアンテナ3の出力を使用して、共
分散行列推定装置7により素子方向の計測信号の共分散
行列を時間軸方向に平均値処理することで共分散行列を
推定し、最尤推定探索装置8により最尤推定法に基づく
規範にて1次元的に到来方向θを探索することにより、
従来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー構成で低
周波電磁波の到来方向を高精度に推定できるという効果
がある。
【0045】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図4において、図3に示す実施の形態3と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、9と10は、共分散行列推定装置7の出力から
到来方向を求める演算手段を構成するもので、9は、共
分散行列推定装置7で得られた共分散行列から固有値分
解し信号個有ベクトルを求める信号固有空間算出装置、
10は、求めた信号固有空間への射影長から到来方向を
推定する信号固有空間射影探索装置である。
【0046】すなわち、この実施の形態4においては、
円周配列SQUIDアレーアンテナ3で計測したSQU
IDアレーの素子別の計測データにて共分散行列の平均
値を推定する共分散行列推定装置7を備え、共分散行列
推定装置7の出力から固有値分解し信号固有空間を求め
る信号固有空間算出装置9と、信号固有空間へのSQU
IDアレーの計測データの射影長の最大値を探索するこ
とで低周波電磁波の到来方向を探索する信号固有空間射
影探索装置10を備える。
【0047】この構成では、共分散行列推定装置7によ
り推定された共分散行列の固有値分解出力からの主要固
有値に対応する固有ベクトルからなる固信号固有空間E
sを求める。
【0048】次に、信号固有空間射影探索装置10の動
作について説明する。信号固有空間射影探索装置10で
は、到来方向推定のための評価基準として数9を用い、
信号固有空間Esへの計測信号の射影長の最大を探索す
る。
【0049】
【数9】
【0050】ここで、SFは、Subspace Fittigの略語
で、部分空間法による規範である。このような構成によ
り、信号部分空間法に基づき到来方向θの1次元による
探索を行うことで到来方向推定装置を得ることが可能と
なる。もちろん、観測した全データ(スナップショット
と呼ぶ)から共分散行列を平均値処理するのでなく、ス
ナップショット内を幾つかに分割し時間軸FFT後共分
散行列を求め、それを平均するという構成も可能であ
る。
【0051】したがって、実施の形態4によれば、円周
配列SQUIDアレーアンテナ3の出力を使用して共分
散行列推定装置7により素子方向の計測信号の共分散行
列を時間軸方向に平均値処理することで共分散行列を推
定し、信号固有空間算出装置9により共分散行列の固有
値分解により信号固有空間を求め、信号固有空間射影探
索装置10により計測データの信号固有空間への射影長
を規範として1次元的に到来方向θを探索することによ
り、従来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー構成
で低周波電磁波の到来方向を高精度に推定できるという
効果がある。
【0052】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図5において、図3に示す実施の形態3と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、11と12は、共分散行列推定措置7の出力か
ら到来方向を求める演算手段を構成するもので、11
は、共分散行列推定装置7で得られた共分散行列から固
有値分解し雑音個有ベクトルを求める雑音固有空間算出
装置、12は、求めた雑音固有空間への射影長の逆数平
均となるMUSIC(Multiple Signal Classificatio
n)スペクトルの分母関数から到来方向を算出する雑音
固有空間射影推定装置である。
【0053】すなわち、この実施の形態5においては、
円周配列SQUIDアレーアンテナ3で計測したSQU
IDアレーの素子別の計測データにて、共分散行列の平
均値を推定する共分散行列推定装置7を備え、共分散行
列推定装置7の出力から固有値分解し雑音固有空間を求
める雑音固有空間算出装置11と、雑音固有空間へのS
QUIDアレーの計測データの射影長の最小を求めるこ
とで低周波電磁波の到来方向を算出する雑音固有空間射
影装置12を備える。
【0054】この構成では、雑音固有空間算出装置11
により、共分散行列推定装置7により推定された共分散
行列の固有値分解出力からの主要固有値に対応する固有
ベクトルからなる信号固有空間Esの直交補空間である
雑音固有空間を求める。
【0055】次に、雑音固有空間射影推定装置12の動
作について説明する。雑音固有空間射影推定装置12で
は、到来方向推定のための評価基準として、雑音固有空
間Enへの計測信号の射影長の逆数の平均となる数10
に示すMUSICスペクトルを用いる。
【0056】
【数10】
【0057】ここで、MSCは、アダプティブアレー分
野で採用されたMUSIC(:MUltiple Signal Classi
fication)アルゴリズムの評価規範(MUSICスペク
トルと呼ばれる)である。MUSICスペクトルを最大
とするためには、SQUIDアレーが等間隔に配置され
ている場合、ATAが定数となることより、分母関数D
(θ)である数11を最小とするθを求めれば良い。
【0058】
【数11】
【0059】数11は、数12に示すcos、sinの
二次形式となる。
【0060】
【数12】
【0061】ここで、数12に含まれる係数c1、c
2、c3は、Rnを雑音の固有空間の共分散行列とし
て、それぞれ数13で得られる。
【0062】
【数13】
【0063】数12は微分可能であるため、数14に示
すθに関する微分から解を求めることができる。
【0064】
【数14】
【0065】この解は、数15に示すDOA(Directio
n Of Arrival)推定式により容易に求めることができ
る。
【0066】
【数15】
【0067】ここで、SARSICとは、Squid Array
Root SIgnal Classificationの略語で、DOA推定アル
ゴリズムに基づく推定の値を示す。また、数15の解と
なる数12の最大値と最小値の区別は2回微分の符号に
より区別することができる。
【0068】このような構成により、雑音部分空間法に
基づき到来方向θを探索することなく代数的演算により
MUSICスペクトルの最大値を求めることによる到来
方向推定装置を得ることが可能となる。もちろん、観測
した全データ(スナップショットと呼ぶ)から共分散行
列を平均値処理するのでなく、スナップショット内を幾
つかに分割し時間軸FFT後共分散行列を求め、それを
平均するという構成も可能である。
【0069】したがって、実施の形態5によれば、円周
配列SQUIDアレーアンテナ3の出力を使用して共分
散行列推定装置7により素子方向の計測信号の共分散行
列を時間軸方向に平均値処理することで共分散行列を推
定し、雑音固有空間算出装置11により共分散行列の固
有値分解により雑音固有空間を求め、雑音固有空間射影
推定装置12により計測データの雑音固有空間への射影
長の逆数となるMUSICスペクトルを最大とする規範
を用い、MUSICスペクトルの分母関数の最小値で求
められる到来方向θを探索することなく対数的に算出す
ることにより、従来の電界アンテナと比べ極めて小型の
アレー構成で低周波電磁波の到来方向を高精度に推定で
きるという効果がある。
【0070】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6に係る電磁波の到来方向推定装置を示す構成図で
ある。図6において、図5に示す実施の形態5と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号
として、13は、円周配列SQUIDアレーアンテナ3
の出力を各素子対応にウエーブレット変換する時間軸ウ
エーブレット変換装置である。
【0071】すなわち、この実施の形態6においては、
到来波が波束状となる応用を想定し、円周配列SQUI
Dアレーアンテナ3のSQUIDアレーの素子別の計測
データにて一度時間軸方向にウエーブレット変換し狭帯
域に分割するとともに、波束の到来時間分布を得ること
を可能とする時間軸ウエーブレット変換装置13を備
え、その時間軸ウエーブレット変換装置13の各出力か
ら共分散行列の平均値を推定する共分散行列推定装置7
を複数備え、共分散行列推定装置7の出力から固有値分
解し雑音固有空間をもとめる雑音固有空間算出装置11
と、雑音固有空間へのSQUIDアレーの計測データの
射影長の最小を求めることで低周波電磁波の到来方向を
算出する雑音固有空間射影装置12を備える。
【0072】この構成では、実施の形態5に時間軸ウエ
ーブレット変換装置13を付加した例であり、構成上、
実施の形態3および4において組み合わせることが可能
である。ウエーブレット変換を到来方向推定の前処理と
して用いる理由は、応用分野により到来波が波束状の場
合があり、ウエーブレット変換による時間・周波数多重
解析機能と併用することで、到来波の到来時刻、周波
数、到来方向の3次元的分布を得ることを可能とするの
もである。
【0073】したがって、実施の形態6によれば、実施
の形態5に、時間軸方向のウエーブレト変換を前処理と
して付加することにより、波束状の到来波に対し、到来
波の時間・周波数・到来方向を得ることを可能とする。
なお、この発明で示した到来方向推定法は、電界アンテ
ナに対しても適用することが可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電磁
波の磁界成分を検出するSQUIDを円周状にアレー配
置した円周配置SQUIDアレーアンテナと、前記円周
配置SQUIDアレーアンテナの出力に基づいて電磁波
の到来方向を推定する到来方向推定手段とを備えたの
で、小型のアレー装置で低周波電磁波の到来方向推定を
可能にすることができる。
【0075】また、前記到来方向推定手段として、前記
円周配置SQUIDアレーアンテナの出力から時間軸方
向にフーリエ変換する時間軸FFT手段と、前記時間軸
FFT手段の出力から素子方向について到来方向を求め
る演算手段とを備えたので、円周配列SQUIDアレー
アンテナの出力を使用して時間軸FFT処理により雑音
の低減や対象とする信号の周波数を選択し、時間軸FF
T手段の出力から素子方向について到来方向を求めるこ
とにより、従来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレ
ー構成で低周波電磁波の到来方向を高精度に推定できる
という効果がある。
【0076】また、前記演算手段として、前記時間軸F
FT手段の出力から素子方向について最小二乗法により
到来方向を探索する素子軸最小二乗探索手段を備えたの
で、円周配列SQUIDアレーアンテナの出力を使用し
て時間軸FFT処理により雑音の低減や対象とする信号
の周波数を選択した後、次に素子方向に最小二乗法によ
る探索を行うことで到来方向θを求めることにより、従
来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー構成で低周
波電磁波の到来方向を高精度に推定できるという効果が
ある。
【0077】また、前記演算手段として、前記時間軸F
FT手段の出力から素子方向についてフーリエ変換する
素子軸FFT手段を備えたので、円周配列SQUIDア
レーアンテナの出力を使用して時間軸FFT処理により
雑音の低減や対象とする信号の周波数を選択し、次に素
子方向についてもFFT処理による算出で到来方向θを
求めることにより、従来の電界アンテナと比べ極めて小
型のアレー構成で低周波電磁波の到来方向を高精度に推
定できるという効果がある。
【0078】また、前記到来方向推定手段として、前記
円周配置SQUIDアレーアンテナの出力から共分散行
列を求め時間方向に平均処理にて共分散行列の推定を行
う共分散行列推定手段と、前記共分散行列推定手段の出
力から到来方向を求める演算手段とを備えたので、円周
配列SQUIDアレーアンテナの出力を使用して素子方
向の計測信号の共分散行列を時間軸方向に平均値処理す
ることで共分散行列を推定し、到来方向を探索すること
により、従来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー
構成で低周波電磁波の到来方向を高精度に推定できると
いう効果がある。
【0079】また、前記演算手段として、前記共分散行
列推定手段の出力から最尤推定原理に基づき到来方向を
1次元探索する最尤推定探索手段を備えたので、円周配
列SQUIDアレーアンテナの出力を使用して素子方向
の計測信号の共分散行列を時間軸方向に平均値処理する
ことで共分散行列を推定した後、最尤推定法に基づく規
範にて1次元的に到来方向θを探索することにより、従
来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー構成で低周
波電磁波の到来方向を高精度に推定できるという効果が
ある。
【0080】また、前記演算手段として、前記共分散行
列推定手段の出力から固有値分解により信号固有空間を
算出する信号固有空間算出手段と、前記信号固有空間算
出手段により算出される信号固有空間への射影長に基づ
き到来方向を1次元探索する信号固有空間探索手段とを
備えたので、円周配列SQUIDアレーアンテナの出力
を使用して素子方向の計測信号の共分散行列を時間軸方
向に平均値処理することで共分散行列を推定した後、共
分散行列の固有値分解により信号固有空間をもとめ、計
測データの信号固有空間への射影長を規範として1次元
的に到来方向θを探索することにより、従来の電界アン
テナと比べ極めて小型のアレー構成で低周波電磁波の到
来方向を高精度に推定できるという効果がある。
【0081】また、前記演算手段として、前記共分散行
列推定装置の出力から固有値分解により雑音固有空間を
算出する雑音固有空間算出手段と、前記雑音固有空間算
出手段により算出される雑音固有空間への射影長の逆数
に基づき到来方向を代数的に算出する雑音固有空間推定
手段とを備えたので、円周配列SQUIDアレーアンテ
ナの出力を使用して素子方向の計測信号の共分散行列を
時間軸方向に平均値処理することで共分散行列を推定し
た後、共分散行列の固有値分解により雑音固有空間を求
め、計測データの雑音固有空間への射影長の逆数となる
MUSICスペクトルを最大とする規範を用い、MUS
ICスペクトルの分母関数の最小値で求められる到来方
向θを探索することなく対数的に算出することにより、
従来の電界アンテナと比べ極めて小型のアレー構成で低
周波電磁波の到来方向を高精度に推定できるという効果
がある。
【0082】さらに、前記円周配置SQUIDアレーア
ンテナの出力信号に対し、時間軸ウエーブレット変換し
た出力を前記共分散行列推定手段に送出する時間軸ウエ
ーブレット変換手段をさらに備えたので、時間軸方向の
ウエーブレト変換を前処理として付加することにより波
束状の到来波に対し、到来波の時間・周波数・到来方向
を得ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係る電磁波の到来
方向推定装置を示す構成図である。
【図7】 従来の電界アンテナによる到来方向推定装置
を示す構成図である。
【図8】 SQUIDの方向特性を説明する図である。
【図9】 円周配列SQUIDアレーアンテナの構成を
説明する図である。
【符号の説明】
1 電界アンテナアレー、2 ビーム選択装置、3 円
周配列SQUIDアレーアンテナ、4 時間軸FFT装
置、5 素子軸最小二乗探索装置、6 素子軸FFT装
置、7 共分散行列推定装置、8 最尤推定探索装置、
9 信号固有空間算出装置、10 信号固有空間射影探
索装置、11 雑音固有空間算出装置、12 雑音固有
空間射影推定装置、13 時間軸ウエーブレット変換装
置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波の磁界成分を検出するSQUID
    (SuperconductingQUantum Interference Device:超伝
    導量子干渉素子)アレーを円周状に配置した円周配置S
    QUIDアレーアンテナと、 前記円周配置SQUIDアレーアンテナの出力に基づい
    て電磁波の到来方向を推定する到来方向推定手段とを備
    えた電磁波の到来方向推定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記到来方向推定手段は、 前記円周配置SQUIDアレーアンテナの出力から時間
    軸方向にフーリエ変換する時間軸FFT手段と、 前記時間軸FFT手段の出力から素子方向について到来
    方向を求める演算手段とを備えたことを特徴とする電磁
    波の到来方向推定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記演算手段は、 前記時間軸FFT手段の出力から素子方向について最小
    二乗法により到来方向を探索する素子軸最小二乗探索手
    段であることを特徴とする電磁波の到来方向推定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記演算手段は、 前記時間軸FFT手段の出力から素子方向についてフー
    リエ変換する素子軸FFT手段であることを特徴とする
    電磁波の到来方向推定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記到来方向推定手段は、 前記円周配置SQUIDアレーアンテナの出力から共分
    散行列を求め時間方向に平均処理にて共分散行列の推定
    を行う共分散行列推定手段と、 前記共分散行列推定手段の出力から到来方向を求める演
    算手段とを備えたことを特徴とする電磁波の到来方向推
    定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記演算手段は、 前記共分散行列推定手段の出力から最尤推定原理に基づ
    き到来方向を1次元探索する最尤推定探索手段であるこ
    とを特徴とする電磁波の到来方向推定装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記演算手段は、 前記共分散行列推定手段の出力から固有値分解により信
    号固有空間を算出する信号固有空間算出手段と、 前記信号固有空間算出手段により算出される信号固有空
    間への射影長に基づき到来方向を1次元探索する信号固
    有空間探索手段とを備えたことを特徴とする電磁波の到
    来方向推定装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の電磁波の到来方向推定
    装置において、 前記演算手段は、 前記共分散行列推定装置の出力から固有値分解により雑
    音固有空間を算出する雑音固有空間算出手段と、 前記雑音固有空間算出手段により算出される雑音固有空
    間への射影長の逆数に基づき到来方向を代数的に算出す
    る雑音固有空間推定手段とを備えたことを特徴とする電
    磁波の到来方向推定装置。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし8のいずれかに記載の電
    磁波の到来方向推定装置において、 前記円周配置SQUIDアレーアンテナの出力信号に対
    し、時間軸ウエーブレット変換した出力を前記共分散行
    列推定手段に送出する時間軸ウエーブレット変換手段を
    さらに備えたことを特徴とする電磁波の到来方向推定装
    置。
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