JP2001337125A - 直列接続式電池の試験装置 - Google Patents

直列接続式電池の試験装置

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JP2001337125A
JP2001337125A JP2000156382A JP2000156382A JP2001337125A JP 2001337125 A JP2001337125 A JP 2001337125A JP 2000156382 A JP2000156382 A JP 2000156382A JP 2000156382 A JP2000156382 A JP 2000156382A JP 2001337125 A JP2001337125 A JP 2001337125A
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Hisahide Kasahara
尚英 笠原
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Aitec Co Ltd
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直列接続された複数の電池の中で逆接続され
た電池を検出するとともに逆接続による充電動作時や放
電動作時の不具合の発生防止を図る。 【解決手段】 個々の電池B1,B2,・・・ごとに電
圧測定を行うための各端子間t21,t22,・・・
に、個々の電池の逆接続を検出する逆接続検出回路C
1,C2,・・・を設け、少なくとも1つの逆接続検出
回路が、対応する電池の逆接続を検出すると、逆接続を
示す信号を出力し、その信号を用いて報知動作を行う。
なお逆接続検出回路C1,C2,・・・は、発光ダイオ
ードLEDとフォトカプラPCを含み、逆接続された電
池を、対応する発光ダイオードLEDの点灯で報知する
とともに、フォトカプラPCから逆接続を示す信号を出
力端子teから出力する。その報知動作は、たとえば、
初期状態で警報ランプを点灯状態とし、逆接続検出状態
では警報ランプの点灯状態を保持し、逆接続非検出状態
では警報ランプを消灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電池を直列
に接続して用いる場合、その直列接続された複数の電池
を試験する直列接続式電池の試験装置に関し、特に、直
接接続された複数の電池の中で逆接続された電池を検出
するとともに逆接続によって生じる充電動作時や放電動
作時の不具合を防止するようにした直列接続式電池の試
験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電池を用いて高電圧を取り出すには、多
数の電池を直列接続することが行われている。たとえ
ば、1個の電池の電圧が15ボルトの電池を用いて30
0ボルトの電圧を得るには、20個の電池を直列接続す
る。なお、ここでいう電池とは、単体または複数個の電
池を直列接続してなる組み合わせ電池を指している。つ
まり、この組み合わせ電池は、1つの電池で構成される
場合もあるが、複数の電池が直列接続されてなる場合も
あり、これら単体または複数個の電池を直列接続してな
るものをここでは組み合わせ電池と呼んでいる。したが
って、ここでは、電池といった場合には、この組み合わ
せ電池を指すものとする。そして、この電池(組み合わ
せ電池)をさらに直列接続してなるものを電池ユニット
と呼んでいる。
【0003】このような電池ユニットに対するメンテナ
ンスや試験を行う装置として電池試験装置がある。この
電池試験装置は、電池ユニットを製造する段階で所定の
電圧になるまで充電したり、所定時間使用された電池ユ
ニットに対し、電圧試験を行ったり、再充電をしたりと
いうように様々な用途で用いられている。
【0004】ところで、この電池ユニットを充電する際
は、まず、電池ユニットを構成する個々の電池の蓄積容
量(以下では単に容量という)を揃えた状態で充電を行
うことがなされている。つまり、個々の電池の容量には
初期状態であってもバラツキがあったり、所定時間の使
用状態にあってはさらにバラツキが生じる。
【0005】したがって、電池ユニットの製造メーカで
は、個々の電池の容量が揃うように充電した状態で出荷
する必要があり、また、その後のメンテナンスとして、
所定期間使用された電池に対し充電を行うといったこと
がなされる。このように電池ユニットを構成する個々の
電池それぞれを同じ容量に充電するには、個々の電池の
容量をゼロまたはそれに近い状態にまで放電させること
がなされる。
【0006】この電池試験装置は、放電回路、電圧検出
を行うための電圧検出回路、さらには、充電式電池にも
対応できるようにする場合には高電圧充電回路などが内
蔵されている。なお、放電回路は上述したように、個々
の電池それぞれの容量に違いが生じている場合もあるこ
とから、個々の電池に対応した放電回路を持っている。
これに対して、個々の電池を充電させる場合には、直列
接続された複数の電池をそのまま直列に充電できるた
め、1つの充電回路で全体の充電を行うことができる。
また、電圧検出回路は、個々の電池の電圧を検出可能と
するとともに電池ユニットの出力電圧(直列接続された
個々の電池の合計の電圧)を計測できるようになってい
る。
【0007】図5は、電池試験装置51に電池ユニット
2を接続した状態を示すもので、この図5は電池ユニッ
ト2を放電させる場合の接続状態を示している。この場
合、電池ユニット2側からの放電ケーブル3を電池試験
装置51の放電コネクタ4に接続するとともに、電池ユ
ニット2側の電圧検出ケーブル5を電池試験装置51の
電圧検出コネクタ6に接続する。なお、この放電ケーブ
ル3と電圧検出ケーブル5は、それぞれ電池B1,B
2,・・・,Bnの個数プラス1本の本数の接続線によ
って構成されている。たとえば、電池B1,B2,・・
・,Bnの数が20個であれば、放電ケーブル3と電圧
検出ケーブル5はそれぞれ21本ずつの接続線で構成さ
れることとなる。
【0008】このような接続状態とすることによって、
電池ユニット2の個々の電池B1,B2,・・・,Bn
の電圧あるいは合計の電圧検出を行えるとともに、個々
の電池B1,B2,・・・,Bnを放電させることがで
きる。なお、電池ユニット2を充電する場合は、ここで
は図示しないが、充電ケーブルを電池試験装置1の充電
コネクタ7に接続することによって充電が行える。
【0009】ところで、電池ユニット2は必要な高電圧
を得るために、当然のことながら、複数の電池を直列に
接続することが行われるが、その接続作業の際、電池の
数が多いと電池の極性を間違えて結線してしまうことも
ある。極性が間違って接続された電池(逆極性の電池)
が存在すると、たとえば、図5のような状態で接続され
て放電動作が行われると、逆極性の電池に対応した放電
回路に逆電圧がかかり、放電回路を損傷してしまうこと
になる。すなわち、放電回路にはFET(Field Effect
Transistor)などの半導体が使用されているのが一般
的であり、放電回路に逆電圧がかかると、FETの特性
により逆接続された電池から大電流がFETに流れ、こ
れによって放電回路を損傷するもので、放電回路だけで
はなく電池をも損傷してしまうことになる。
【0010】これに対処するための従来技術としては、
各電池とそれに対応する放電回路との間に逆電圧保護用
のダイオードを介在させ、電池の極性が逆に接続された
場合には、そのダイオードによって電池と放電回路との
間で放電電流が流れるのを防ぐようにしたものがある。
【0011】図6は、その回路図を示すもので、放電回
路A1は、放電コネクタ4の端子t11,t12間に逆
電圧保護用のダイオードD1を介して接続され、放電回
路A2は、放電コネクタ4の端子t12,t13間に逆
電圧保護用のダイオードD2を介して接続され、放電回
路A3は、放電コネクタ4の端子t13,t14間に逆
電圧保護用のダイオードD3を介して接続される。それ
以降の放電回路(図示せず)も同様に、隣り合う放電回
路同志が放電コネクタ4の端子を共用した状態でそれぞ
れ逆電圧保護用のダイオードを介して接続される。
【0012】そして、電池ユニット2の放電ケーブル3
を電池試験装置51の放電コネクタ4に接続することに
よって、それぞれの電池B1,B2,B3,・・・とそ
れぞれ対応するダイオードD1,D2,D3,・・・、
放電回路A1、A2,A3,・・・による閉ループ回路
が形成されるようになっている。なお、電池B1,B
2,B3,・・・は、前述したように、それぞれが組み
合わせ電池であって、それぞれが1つの電池で構成され
る場合もあり、また、複数の電池が直列接続されてなる
場合もある。
【0013】また、電圧検出回路Eは、電圧検出コネク
タ6の端子t21,t22間の電圧(電池B1の電
圧)、電圧検出コネクタ6の端子t22,t23間の電
圧(電池B2の電圧)というように、電圧検出コネクタ
6の各端子間の電圧を検出可能となっていて、個々の電
池B1,B2,B3,・・・の電圧がそれぞれ検出可能
であるとともに、電池ユニット2全体の電圧(電池B
1,B2,B3,・・・の合計電圧)をも検出可能とな
っている。
【0014】なお、この図6においては、電池ユニット
2を構成する各電池B1,B2,B3,・・・のうち、
電池B2が誤って逆接続された例を示している。このよ
うな場合、正しく接続された電池B1および電池B3は
それぞれ対応する放電回路A1,A3との間で、ダイオ
ードD1,D3を介して放電電流が図示破線矢印xで示
すように流れるが、逆接続された電池B2と放電回路A
2との間は、逆電圧保護用のダイオードD2によって電
流が阻止される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】確かに、図6で示した
ように、個々の電池B1,B2,B3,・・・とそれに
対応する放電回路A1,A2,A3,・・・との間に逆
電圧保護用のダイオードD1,D2,D3,・・・を介
在させることによって、電池が逆接続されることによる
放電回路や電池の保護は可能となるが、逆電圧保護用の
ダイオードD1,D2,D3,・・・が介在されること
によって、ダイオードD1,D2,D3,・・・の順方
向電圧の分だけ放電しきれずに電池の容量が残ってしま
うという問題が生じる。
【0016】この電池試験装置51に用いられる逆電圧
保護用のダイオードD1,D2,D3,・・・の順方向
電圧は、1.0ボルトあるいはそれ以下の低い電圧であ
り、電池ユニット2に使用する1つ1つの電池の電圧が
15ボルトというように比較的高い場合にはそれ程問題
とはならないが、1つ1つの電池の電圧が1ボルト程度
と低い場合には、ダイオードの順方向電圧によって放電
しきれない容量が残ることは問題となる。
【0017】一般に、この種の電池試験装置51は、試
験対象となる電池が様々であることを想定して製造され
る。したがって、電池試験装置51としては、単体では
1ボルト程度あるいはそれ以下の電圧しか持たない電池
群により構成される電池ユニット2に対しても使用でき
ることが要求されている。たとえば、ニッケルカドミウ
ム電池などは、1つの電池の電圧は1.2ボルト程度であ
り、その他にも、単体ではさらに低い電圧の電池(たと
えば、燃料電池など)は種々存在し、このような電池群
により構成される電池ユニット2に対しても試験を可能
とすることが要求される。
【0018】このように、この種の電池試験装置は、様
々な種類の電池に対応できるようにすることが必要であ
る。したがって、何らかの試験や前述したようにメンテ
ナンスを行う際、個々の電池の容量を殆ど残らないよう
な状態まで放電できることが必要となってくる。
【0019】この問題を解決するためには、逆電圧保護
用としてのダイオードD1,D2,D3,・・・を介在
させなければよいが、電圧保護用のダイオードD1,D
2,D3,・・・を設けないと、前述したように、逆接
続された電池が存在した場合、逆接続された電池に対応
した放電回路に逆電圧がかかり、放電回路や電池を破損
してしまうという問題が生じる。
【0020】なお、上述の例では放電時における問題点
を主に説明したが、電池ユニット2を構成する電池の中
に逆接続された電池が存在すると、充電動作時において
も様々な不具合(たとえば、充電中であるはずが放電動
作がなされるなどの不具合)が生じることはいうまでも
ない。
【0021】そこで、本発明は、逆接続された電池を確
実に検出可能とし、逆接続された電池の存在によって生
じる放電あるいは充電時の不具合を確実に回避するとと
もに、特に、個々の電池を放電させる必要のある場合、
個々の電池の容量をゼロあるいはそれに近い状態にまで
放電可能とし、単体ではきわめて低電圧の電池を用いた
電池ユニットをも試験対象とすることのできる充電式電
池の試験装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の直列接続式電池の試験装置は、単体また
は複数個の電池を直列接続してなる組み合わせ電池(こ
こではこれを単に電池という)に対し、少なくとも、放
電動作および電圧検出が可能であって、放電動作を行う
際は、電池をさらに直列接続してなる電池ユニットを電
圧検出ケーブルによって接続するとともに放電ケーブル
によって接続することで放電動作を可能とし、放電動作
は個々の電池ごとに行う直列接続式電池の試験装置であ
って、個々の電池ごとの端子間に、個々の電池の逆接続
を検出する逆接続検出回路をそれぞれ設け、これら各逆
接続検出回路の少なくとも1つの逆接続検出回路が、当
該逆接続検出回路に対応する電池の逆接続を検出する
と、逆接続を示す信号を出力するようにしている。
【0023】そして、逆接続検出回路は、逆接続時に電
流が流れると共に順接続時には電流が流れない構成とさ
れ、さらに発光素子とフォトカプラを含み、逆接続され
た電池が存在する場合には当該逆接続された電池に対応
する発光素子の動作状態で逆接続を報知するとともに、
フォトカプラから逆接続を示す信号を出力するようにす
るのが好ましい。
【0024】また、他の発明は、上述の各発明に加え、
逆接続を示す信号を用いて個々の電池の接続状態に関す
る報知動作を行わせると共に、この報知動作は、電池ユ
ニットが試験時に接続される電圧検出ケーブルによって
接続状態となったときにおける逆接続を示す信号の他
に、電池ユニットが電圧検出ケーブルによって接続され
た状態となったことを示す信号を用いて行い、電池ユニ
ットが電圧検出ケーブルによって接続状態となったこと
を示す信号が出力され、かつ、逆接続を示す信号が出力
された状態を逆接続検出状態とし、電池ユニットが電圧
検出ケーブルによって接続状態となったことを示す信号
が出力され、かつ、逆接続を示す信号が出力されない状
態を逆接続非検出状態とし、これら逆接続検出状態およ
び逆接続非検出状態に対応した個々の電池の接続状態に
関する報知動作を行うようにしている。
【0025】また、他の発明は、上述の発明に加え、逆
接続検出状態および前記逆接続非検出状態に対応した個
々の電池の接続状態に関する報知動作は、これら逆接続
検出状態および逆接続非検出状態が判定される前の初期
状態において何らかの報知動作を行っておき、逆接続検
出状態であることが判定された場合には初期の報知動作
を保持し、逆接続非検出状態であることが判定された場
合は、初期の報知動作とは異なった報知動作を行うよう
にしている。
【0026】また、他の発明は、上述の各発明に加え、
電池ユニットが前記電圧検出ケーブルによって接続状態
となったことを示す信号を出力すると共に、この信号
は、当該電池ユニットの出力電圧値が予め設定された値
を超えていることを示す信号としている。
【0027】このように本発明では、電池ユニットを構
成するそれぞれの電池ごとの端子間に、電池の逆接続を
検出する逆接続検出回路をそれぞれ設け、これら各逆接
続検出回路からの信号に基づいて電池の逆接続を検出す
るようにしている。これによって、逆接続された電池が
存在してもそれを確実に検出することができ、充電動作
や放電動作を不具合なく適正に行うことができる。
【0028】特に、本発明では、従来のように、放電回
路に逆電圧保護用のダイオードを設ける必要がないの
で、ダイオードの順方向電圧により放電しきれない容量
が残ってしまうといった問題を回避することができる。
これによって、単体ではきわめて低い電圧しか持たない
電池群により構成される電池ユニットをも試験対象とす
ることができ、汎用性に優れた電池試験装置とすること
ができる。
【0029】また、逆接続検出回路は、たとえば発光素
子(発光ダイオードなど)とフォトカプラなどからなる
簡単な回路構成で済むので、電池試験装置のコストに大
きな影響を与えることはない。そして、逆接続された電
池が存在する場合、逆接続された電池に対応して設けら
れた発光素子をたとえば点灯させることによって報知す
るようにすると、どの電池が逆接続となっているを容易
にかつ即座に知ることができる。さらに、フォトカプラ
から逆接続を示す信号を警報制御信号として出力し、こ
の警報制御信号に基づいて、逆接続が存在することを示
す報知動作を行うこともできる。
【0030】なお、この報知動作は、放電動作や充電動
作が開始可能か否かを示すものであり、たとえば、警報
ランプなどを点灯制御し、その警報ランプの点灯状態に
よって、放電動作や充電動作が開始可能か否かを報知す
る。これによって、ユーザは、その警報ランプを監視し
ているだけで、放電動作や充電動作を開始してよいか否
かを確実に判断することができる。このように、放電動
作や充電動作の開始が可能であることがわかってから、
放電動作や充電動作に取りかかることができるので、逆
接続された電池が存在したまま、充電動作あるいは放電
動作が行われることによる不具合の発生を未然に防止す
ることができる。
【0031】その報知動作についてさらに具体的に説明
すれば、電池ユニットが電圧検出用ケーブルによって接
続された状態となったことを示す信号が出力され、か
つ、フォトトカプラから逆接続を示す信号が出力された
状態を逆接続検出状態とし、電池ユニットが電圧検出用
ケーブルによって接続された状態となったことを示す信
号が出力され、かつ、フォトトランジスタから逆接続を
示す信号が出力されない状態を逆接続非検出状態(逆接
続がなく正常な接続状態)とし、これら逆接続検出状態
および逆接続非検出状態に対応した報知動作を行う。た
とえば、電源スイッチをオンした状態を初期状態とし、
この初期状態において警報ランプを点灯させ、逆接続検
出状態であることが判定された場合にはその警報ランプ
の点灯状態を保持したままとし、逆接続非検出状態であ
ることが判定された場合は、点灯している警報ランプを
消灯させるといった動作を行う。
【0032】このように、電池ユニットが電圧検出ケー
ブルによって本発明の電池試験装置に接続された状態
で、逆接続があるか否かを判定し、逆接続がない場合に
は、それを示す報知動作(たとえば、点灯している警報
ランプを消灯するなど)を行うようにしているので、全
ての電池が正常に接続された状態であることを確実に報
知することができる。これによって、ユーザは、その報
知動作を確認した上で充電動作や放電動作に取りかかる
ことができるので、充電動作や放電動作を不具合なく適
正に行うことができる。
【0033】なお、電池ユニットが電圧検出用ケーブル
によって接続された状態となったことを示す信号は、電
圧検出回路によって検出された電池ユニットの出力電圧
値が予め設定された値を超えていることを示す信号を用
いる。この電池ユニットの出力電圧というのは、当該電
池ユニットを構成する電池群の合計の電圧値であり、そ
の合計の電圧値に対し、適当なしきい値を設定し、その
しきい値を超えたことを示す信号を用いる。これによっ
て、電池ユニットが電圧検出用ケーブルによって電池試
験装置に接続された状態となっているか否かを確実に判
定することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図1から図4に基づいて説明する。なお、図5および図
6中に示した符号と同一符号は、同一部材を示すものと
する。
【0035】図1は、本発明の実施の形態を説明する図
であり、電池試験装置1に電池ユニット2を図5に示す
ように接続した場合の具体的な回路構成を示すものであ
る。ただし、この図5では、電池ユニット2からの電圧
検出ケーブル5は、電池試験装置51(この電池試験装
置51は図1における電池試験装置1に対応するもので
ある)の電圧検出コネクタ6に接続された状態となって
いるが、放電ケーブル3は電池試験装置51の放電コネ
クタ4にまだ接続されていない状態が示されている。こ
のため、図1においても、放電ケーブル3が電池試験装
置1の放電コネクタ4に、内部的にはまだ接続されてい
ない状態を示している。
【0036】本発明による電池試験装置1は、従来の電
池試験装置51と同様、高電圧の充電回路(この充電回
路は図示されていない)と放電回路A1、A2,A3,
・・・、さらには、電圧検出を行うための電圧検出回路
Eなどが少なくとも設けられるが、その他に、本発明の
実現に必要な回路として、個々の電池B1,B2,B
3,・・・の逆接続を検出する逆接続検出回路C1,C
2,・・・が設けられる。なお、これらの構成要素以外
にも電池試験装置として必要な様々な構成要素が存在す
るが、本発明と直接関係しないものについては図示を省
略してある。
【0037】放電回路A1は、放電コネクタ4の端子t
11,t12間に接続され、放電回路A2は、放電コネ
クタ4の端子t12,t13間に接続され、放電回路A
3は、放電コネクタ4の端子t13,t14間に接続さ
れる。それ以降の放電回路(図示せず)も同様に、隣り
合う放電回路同士が放電コネクタ4の端子を共用した状
態で接続される。
【0038】そして、電池ユニット2の放電ケーブル3
を電池試験装置1の放電コネクタ4に接続することによ
って、それぞれの電池B1,B2,B3,・・・とそれ
ぞれ対応する放電回路A1、A2,A3,・・・による
閉ループ回路が形成されるようになっている。なお、電
池B1,B2,B3,・・・は、前述したように、それ
ぞれが組み合わせ電池であって、それぞれが1つの電池
で構成される場合もあり、また、複数の電池が直列接続
されてなる場合もある。また、この実施の形態において
は、電池B1,B2,B3,・・・と表記した場合に
は、この組み合わせ電池を指すものとし、これら電池
(組み合わせ電池)B1,B2,B3,・・・をさらに
直列接続してなるものを電池ユニット2と呼んでいる。
【0039】電圧検出回路Eは、電圧検出コネクタ6の
端子t21,t22間の電圧(電池B1の電圧)、電圧
検出コネクタ6の端子t22,t23間の電圧(電池B
2の電圧)というように各電圧検出コネクタ6の各端子
間の電圧を検出可能となっていて、個々の電池B1,B
2,B3,・・・の電圧がそれぞれ検出可能であるとと
もに、電池ユニット2全体の電圧(電池B1,B2,B
3,・・・の合計電圧)をも検出可能となっている他、
測定された個々の電池の電圧値の極性から個々の電池の
極性の判断も可能となっている。
【0040】また、逆接続検出回路C1,C2,C3,
・・・は、電圧検出コネクタ6に接続される。その接続
状態を個々に説明すると、逆接続検出回路C1は、電圧
検出コネクタ6の端子t21,t22間に接続され、逆
接続検出回路C2は、電圧検出コネクタ6の端子t2
2,t23間に接続され、逆接続検出回路C3は、電圧
検出コネクタ6の端子t23,t24間に接続される。
それ以降の逆接続検出回路(図示せず)も同様に、隣り
合う逆接続検出回路同士が電圧検出コネクタ6の端子を
共用した状態で接続される。
【0041】そして、電池ユニット2からの電圧検出ケ
ーブル5を電池試験装置1の電圧検出コネクタ6に接続
することによって、それぞれの電池B1,B2,B3,
・・・とそれぞれ対応する逆接続検出回路C1、C2,
C3,・・・による閉ループ回路が形成されるようにな
っている。
【0042】なお、この逆接続検出回路C1,C2,C
3,・・・は、同じ構成となっているので、ここでは、
逆接続検出回路C1を例にとってその構成を説明する。
この逆接続検出回路C1は、電流制限用の抵抗R、逆電
圧保護用のダイオードD、発光素子としての発光ダイオ
ードLED、フォトカプラPCの直列回路で構成され、
この直列回路が電圧検出コネクタ6の端子t21と端子
t22との間に接続されている。他の逆接続検出回路C
2,C3,・・・も同様の構成となっている。
【0043】なお、それぞれの逆接続検出回路C1,C
2,C3,・・・における逆電圧保護用のダイオードD
と発光ダイオードLED、フォトカプラPCの発光ダイ
オードPDは図中の破線矢印y方向が順方向となるよう
に接続されている。したがって、この図1の場合、電池
B1,B2,B3,・・・のうち、電池B2のみが逆接
続され、その他の電池B1,B3は正しく接続された状
態が示されているので、逆接続検出回路C2のみが、電
池B2からの順方向電流すなわち逆接続による電流を許
容し、その他の逆接続検出回路C1,C3には電池B
1,B3からの電流は流れないことになる。
【0044】また、フォトカプラPCは、発光ダイオー
ドPDとフォトトランジスタPTで構成され、フォトト
ランジスタPTのコレクタは、抵抗RLを介して電圧供
給端子t0(たとえば、+5ボルト)に接続され、発光
ダイオードPDに順方向電流(破線矢印y方向の電流)
が流れない状態では、フォトトランジスタPTはオフを
保持し、そのコレクタは高電位となっており、当該コレ
クタに接続される逆接続検出信号出力端子teからは高
電位(これを“1”とする)が得られる。
【0045】一方、発光ダイオードPDに順方向電流が
流れると、フォトトランジスタPTがオンし、そのコレ
クタが接地状態となって、逆接続検出信号出力端子te
からは低電位(これを“0”とする)を取り出すことが
できるようになっている。ここでは、この逆接続検出信
号出力端子teからの“0”または“1”信号を報知動
作を行うための警報制御信号として用いるが、これにつ
いては後述する。
【0046】なお、この逆接続検出信号出力端子te
は、逆接続検出回路C1,C2,C3,・・・が共用す
るようになっていて、これら逆接続検出回路C1,C
2,C3,・・・のいずれかに順方向電流(破線矢印y
方向の電流)が流れると、つまり、電池B1,B2,B
3,・・・のうち、1つでも逆接続された電池が存在す
ると、逆接続検出信号出力端子teが“0”となる
【0047】図2は、本発明の実施の形態としての電池
試験装置1の外観を示す図であり、筺体11の前面に
は、放電ケーブル3が接続される放電コネクタ4、充電
ケーブル(図示せず)が接続される充電コネクタ7、電
圧検出ケーブル5が接続される電圧検出コネクタ6、電
源スイッチSW、警報ランプL、電源スイッチSWがオ
ンされることにより点灯する電源ランプPL、個々の電
池B1,B2,B3,・・・に対応するように設けられ
た逆極性報知用の発光素子群(図1の逆接続検出回路C
1,C2,C3,・・・におけるそれぞれのLED群に
相当する)12、放電動作時において個々の電池B1,
B2,B3,・・・が放電動作を行っていることを示す
放電動作表示用の発光素子群(電池B1,B2,B3,
・・・に対応して発光ダイオードなどが用意される)1
3などが設けられ、その他、必要に応じて、文字表示部
14、動作状態としてたとえば充電動作・放電動作・動
作待機指示・動作終了指示など各種の動作状態を指示す
る動作状態表示部15、各種設定を行う設定ボタン群1
6、コンピュータなどの情報処理機器との間で通信が可
能な情報処理機器接続用端子17などが設けられる。
【0048】ところで、上述した逆接続検出信号出力端
子teから得られる警報制御信号は、図3に示す警報制
御回路21に与えられる。この警報制御回路21は、警
報手段としての警報ランプLの点灯/消灯制御を行うも
のであり、この実施の形態では、この電池試験装置1の
電源スイッチSWのオンまたはオフを示す信号、逆接続
検出信号出力端子teからの警報制御信号、電圧検出回
路Eからの電圧検出信号(これについては後に説明す
る)に基づいて警報ランプLの点灯/消灯制御を行う。
【0049】なお、この実施の形態では、電源スイッチ
SWがオンされることによって警報ランプLを点灯させ
るようにする。そして、この警報ランプLの点灯は、電
池ユニット2を構成する個々の電池B1,B2,B3,
・・・の中に、逆接続されている電池が存在している可
能性を示唆するもので、警報ランプLの点灯状態では、
放電コネクタ4や充電コネクタ7に、電池ユニット2か
らの放電ケーブル3または充電ケーブル(図示せず)を
接続しないようにする。
【0050】そして、点灯状態にあった警報ランプLが
消灯した場合には、個々の電池B1,B2,B3,・・
・の極性がすべて正しいと判断し、電池ユニット2から
の放電ケーブル3または充電ケーブルを対応するコネク
タに接続してもよいとする。したがって、ユーザは、電
源スイッチSWをオンして警報ランプLが点灯状態とな
ったあと、警報ランプLが消灯するまでは放電ケーブル
3または充電ケーブルをそれぞれのコネクタには接続し
ないようにする。
【0051】図3に示す警報制御回路21は、上述した
ような動作、つまり、電池ユニット2を構成する個々の
電池B1,B2,B3,・・・のうち、1つでも逆極性
となっている電池が存在する場合には、電源スイッチS
Wのオンによって点灯状態となっている警報ランプLを
そのまま点灯状態を保持させ、個々の電池B1,B2,
B3,・・・の極性がすべて正しい極性である場合に
は、点灯状態にある警報ランプLを消灯させる動作を行
うものであり、そのような動作を可能とする具体的な手
段について説明する。
【0052】図3からもわかるように、警報制御回路2
1は、1つの例として、アンド回路211とナンド回路
212によって構成することができ、アンド回路211
の一方の入力端子には、電源スイッチSWからのオン
(“1”)またはオフ(“0”)信号が与えられるとと
もに、他方の入力端子には、ナンド回路212の出力が
与えられる。このナンド回路212の一方の入力端子に
は、逆接続検出信号出力端子te(図3では単に出力端
子teと記す)からの警報制御信号(“0”まはた
“1”)が与えられ、その他方の入力端子には、電圧検
出回路Eからの電圧検出信号(“0”まはた“1”)が
与えられるようになっている。
【0053】なお、電圧検出回路Eからの電圧検出信号
は、電池ユニット2が電圧検出ケーブル5によって、電
池試験装置1に接続された状態となったか否かを示す信
号であり、電圧検出回路Eで検出された電池ユニット2
の合計の電圧値(これをVaで表す)が予め設定された
電圧(Vth)に対し、Va≧Vthとなった状態を
“1”とし、Va<Vthの状態では“0”とする。
【0054】この電圧検出回路Eは、前述したように、
個々の電池B1,B2,B3,・・・の電圧が個々に測
定可能であるとともに、電池ユニット2の合計の電圧を
測定することもできる他、測定された個々の電池の電圧
値の極性から個々の電池の極性の判断も可能となってい
る。また、ここでは、電池ユニット2の合計の電圧値V
aを用い、その合計の電圧値Vaが、予め設定された電
圧(Vth)以上となった場合に、電池ユニット2が電
圧検出ケーブル5によって電池試験装置1に接続された
状態となったと判断し、電圧検出信号として“1”を出
力する。
【0055】この予め設定した電圧(Vth)というの
は、その時に使用する電池ユニット2の合計の電圧値の
大きさに応じて自由に設定することが可能であるが、電
池ユニット2がすべての電池を収納した状態で電圧検出
ケーブル5によって電圧検出コネクタ6に確実に接続さ
れたか否かを判断するのが主であるため、それほど厳密
な電圧値の設定を行う必要はない。一例としては、15
ボルトの電池を20個使用して300ボルトを得るよう
な電池ユニット2である場合には、Vthを200ボル
ト程度に設定しておいてもよい。
【0056】これによって、まず、電源スイッチSWが
オンされた状態となっていて、まだ、電池ユニット2が
電圧検出ケーブル5によって電圧検出コネクタ6に接続
されていない状態(勿論、この時点では放電ケーブル3
は放電コネクタ4に接続されていない)では、警報制御
回路21のナンド回路212の一方の入力端子には逆接
続検出信号出力端子teからの警報制御信号(“1”)
が与えられ、その他方の入力端子には、電圧検出回路E
からの電圧検出信号(“0”)が与えられた状態であ
る。したがって、そのナンド出力は(“1”)であり、
それがアンド回路211に与えられる。このアンド回路
211には、電源スイッチSWのオン信号(“1”)が
与えられているので、そのアンド出力は“1”となり、
これによって、警報ランプLを点灯状態とするようにし
ている。
【0057】この状態で、電圧検出ケーブル5が電圧検
出コネクタ6に接続されたとする。このとき、電池ユニ
ット2内の電池が全て正しく接続されているとすれば、
図1で示した個々の電池B1,B2,B3,・・・に対
応した逆接続検出回路C1,C2,C3,・・・には、
どれも破線矢印y方向の電流は流れず、逆接続検出回路
C1,C2,C3,・・・内のそれぞれのLEDは点灯
しない。また、フォトカプラPCのフォトトランジスタ
PTもオンせず、逆接続検出信号出力端子teからの警
報制御信号は“1”となる。
【0058】この状態では、ナンド回路212の一方の
入力端子には逆接続検出信号出力端子teからの警報制
御信号(“1”)が与えられ、その他方の入力端子に
は、電圧検出回路Eからの電圧検出信号(“1”)が与
えられた状態となり、そのナンド出力は“0”となっ
て、それがアンド回路211に与えられる。このアンド
回路211には、電源スイッチSWのオン信号
(“1”)が与えられているので、そのアンド出力は
“0”となり、これによって、警報ランプLが消灯す
る。
【0059】つまり、この状態は、電圧検出用ケーブル
5が電圧検出コネクタ6に接続されて、電池ユニット2
の個々の電池B1,B2,B3,・・・のどの電池も逆
接続がなくすべて正しく接続されたことが判定された状
態(これを逆接続非検出状態と呼ぶ)であり、この場合
には、点灯していた警報ランプLが消灯状態となる。
【0060】また、この状態は、電池試験装置1の外観
(図2参照)からも判断できる。すなわち、逆接続報知
用の発光素子群12の全てのLEDは消灯したままであ
るので、逆接続された電池がないことを示している。
【0061】このように、ユーザが電源スイッチSWを
オンさせると、まず、警報ランプLが点灯し、その状態
で、電池ユニット2を電圧接続ケーブル5を用いて電池
試験装置1の電圧検出コネクタ6に接続する。この状態
のとき、逆接続報知用の発光素子群12の各LEDがい
ずれも点灯することなく、かつ、点灯していた警報ラン
プLが消灯すれば、電池ユニット2内の電池B1,B
2,B3,・・・はどれもが正しく接続されている逆接
続非検出状態である。
【0062】したがって、放電動作を行う場合には、逆
接続報知用の発光素子群12の様子や警報ランプLの消
灯を確認した上で、放電ケーブル3を放電コネクタ4に
接続する。これによって、放電動作が正常に行われる。
充電動作を行う場合も同様であり、逆接続報知用の発光
素子群12の様子や警報ランプLの消灯を確認した上
で、充電ケーブル(図示せず)を充電コネクタ7に接続
する。これによって、充電動作が正常に行われる。
【0063】一方、電池ユニット2内の電池B1,B
2,B3,・・・のうち、少なくとも1つの電池が逆接
続されている場合は次のような動作を行う。ここでは、
図1に示すように、電池B2が逆接続されている場合に
ついて説明する。
【0064】今、電源スイッチSWをオン状態とし、か
つ、電池ユニット2が電圧検出ケーブル5によって電圧
検出コネクタ6に接続されたとする。このとき、電池ユ
ニット2内の電池B2が逆接続されていると、図1で示
した逆接続検出回路C2に破線矢印y方向の電流が流
れ、その逆接続検出回路C2内のLEDが点灯するとと
もに、逆接続検出回路C2内のフォトカプラPCのフォ
トトランジスタPTがオンし、逆接続検出信号出力端子
teからの警報制御信号が“0”となる。
【0065】この警報制御信号(“0”)は、ナンド回
路212の一方の入力端子に与えられ、ナンド回路21
2の他方の入力端子には、電圧検出回路Eからの電圧検
出信号(“1”)が与えられた状態となり、そのナンド
出力は“1”となって、それがアンド回路211に与え
られる。このアンド回路211には、電源スイッチSW
のオン信号“1”が与えられているので、そのアンド出
力は“1”となり、これによって、警報ランプLは点灯
状態を保持する。
【0066】つまり、この状態は、電圧検出用ケーブル
4が電圧検出コネクタ6に接続されることによって、電
池ユニット2の個々の電池B1,B2,B3,・・・の
うち、少なくとも1つの電池が逆接続されていることが
判定された状態(これを逆接続検出状態と呼ぶ)であ
り、この場合には、警報ランプLの点灯状態が保持され
たままとなる。
【0067】この状態は、電池試験装置1の外観(図2
参照)からも判断できる。すなわち、逆接続報知用の発
光素子群12のうち、電池B2に対応したLEDのみが
点灯し、電池B2が逆接続されていることがわかる。
【0068】このように、ユーザが電源スイッチSWを
オンさせると、まず、警報ランプLが点灯し、その状態
で、電池ユニット2を電圧接続ケーブル5を用いて電池
試験装置1の電圧検出コネクタ6に接続する。この状態
で、警報ランプLが点灯したままの状態となっていれ
ば、逆接続の電池があると判断し、どの電池が逆接続と
なっているかを逆接続報知用の発光素子群12のどのL
EDが点灯しているかにより調べる。この場合、電池B
2に対応するLEDが点灯するので、電池B2が逆接続
されていることがわかり、電池B2を正しく接続し直
す。
【0069】そして、逆接続となっている電池B2が正
しく接続し直されることにより、電池B2に対応する逆
接続検出回路C2内のLEDが消灯し、かつ、逆接続検
出回路C2内のフォトトランジスタPTがオフする。こ
の逆接続検出回路C2内のフォトトランジスタPTがオ
フすることによって、逆接続検出信号出力端子teから
の警報制御信号が“1”となる。なお、このとき、電圧
検出回路Eからは電圧検出信号として“1”が出力され
るので、ナンド回路212のナンド出力が“0”となっ
て、警報ランプLが消灯する。
【0070】そして、ユーザは、発光素子群12のLE
D群が全て消灯したことを確認するとともに、警報ラン
プLが消灯したことを確認し、逆接続された電池が存在
しないと判断して、放電ケーブル3を放電コネクタ4に
接続し放電動作を開始する。また、充電動作を行う場合
には充電ケーブル(図示せず)を充電コネクタ7に接続
する。
【0071】以上説明した実施の形態によれば、電池ユ
ニット2が電池試験装置1に電圧検出ケーブル4によっ
て接続されることにより、すべての電池B1,B2,B
3,・・・が正しい極性となっていると判定された状態
のみに、初期状態(この場合、電源スイッチSWのオン
状態)において点灯状態となっている警報ランプLが消
灯されることになる。
【0072】したがって、ユーザは、警報ランプLの状
態を監視しているだけで、放電ケーブル3や充電ケーブ
ルを接続してよいか否かがわかる。すなわち、電源スイ
ッチSWをオンすることによって警報ランプLが点灯す
るが、その警報ランプLが点灯している間は、放電コネ
クタ4に放電ケーブル3を接続したり、充電コネクタ7
に充電ケーブル(図示せず)を接続しないようにすれば
よいので、逆接続が存在するにも係わらず放電動作を開
始してしまったり、充電動作を開始してしまうというこ
とを確実に防止することができ、放電動作や充電動作を
適正に行うことができる。
【0073】しかも、この実施の形態では、従来のよう
に、放電回路A1,A2,A3,・・・に逆電圧保護用
のダイオードD1,D2,D3.・・・を設ける必要が
ないため、ダイオードの順方向電圧により容量をゼロあ
るいはそれ近くまで放電しきれないといった不具合をな
くすことができ、単体では1ボルト程度のきわめて低い
電圧を有する電池を用いた電池ユニット2にも対応でき
る電池試験装置1とすることができる。
【0074】また、この実施の形態の電池試験装置1
は、図1の回路からもわかるように、電池試験装置1の
電源スイッチ(図1では図示されていない)がオン・オ
フに関係なく、電池ユニット2を接続するだけで逆接続
検出回路C1,C2,C3,・・・は動作可能となるの
で、電池試験装置1の電源スイッチがオンしていない状
態であっても電池の逆接続検出を行うことができる。
【0075】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。たとえば、前述の実施の形態で
は、電源スイッチSWのオンによって点灯した警報ラン
プLが消灯状態となれば、放電動作あるいは充電動作を
可能とするとしたが、放電動作あるいは充電動作の可否
を報知する手段としては、これ以外にも種々考えられ
る。
【0076】たとえば、色の異なる警報ランプを2つ用
意し、一例として、一方を赤色の警報ランプ、他方を緑
色の警報ランプとし、逆接続が存在する間は赤色の警報
ランプを点灯させ、逆接続がない状態のときは緑色の警
報ランプを点灯させるような制御を行うようにしてもよ
い。そして、電源スイッチSWをオンした段階では、赤
色の警報ランプを点灯させ、その状態で電圧検出コネク
タ6に電圧検出ケーブル4が接続され、その時点で、逆
接続がなければ、赤色の警報ランプを消灯させると同時
に緑色の警報ランプを点灯させるといった制御を行うよ
うにすることもできる。
【0077】また、電源スイッチSWをオンしたあと、
放電動作あるいは充電動作が可能となった段階で警報ラ
ンプLを消灯から点灯に変化させるようにしてもよい。
これは、電源スイッチSWをオンしてもランプは点灯せ
ず、電圧検出ケーブル5が電圧検出コネクタ6に接続さ
れ、かつ、逆接続がないと判断された場合に始めて警報
ランプLを点灯させるような制御を行うもので、ユーザ
は、警報ランプLが点灯するのを確認して、放電動作あ
るいは充電動作を行うようにする。
【0078】また、警報制御回路21を構成する論理回
路は、図3で示すような論理回路に限られるものではな
く、どのような制御を行うかによって、様々な論理回路
を構成することができる。
【0079】さらに、前述の実施の形態では、放電動作
または充電動作はそれぞれのケーブルを放電コネクタ4
や充電コネクタ7に接続することで開始されるような説
明であったが、放電開始スイッチや充電開始スイッチを
設け、放電動作を行う場合には、放電ケーブル3を放電
コネクタ4に接続したあと、放電開始スイッチをオンす
ることによって放電動作が開始し、充電動作を行う場合
には、充電用ケーブル(図示せず)を充電コネクタ7に
接続したあと、充電開始スイッチをオンすることによっ
て充電動作が開始するようにしてもよい。その場合、放
電動作を行う場合は、放電コネクタ4に放電ケーブル3
を接続したあと、警報ランプLを監視していて、警報ラ
ンプLが放電動作や充電動作を可能とする状態に変化し
たのを確認してから、放電開始スイッチや充電スイッチ
をオンするような操作を行えばよい。
【0080】また、警報ランプLの消灯等によってケー
ブルの接続をしたり、スイッチをオンさせたりするので
はなく、出力端子teから警報信号が生じたときは、そ
の警報信号を利用して充電回路や放電回路をオンさせな
いようにして安全性を高める制御を採用しても良い。
【0081】また、逆接続検出回路C1,C2,C3,
・・・は、それぞれの構成要素を直列接続する構成(図
1参照)ではなく、たとえば、図4に示すような構成と
してもよい。この図4に示す回路構成は、電流制限用の
抵抗R1と発光ダイオードLEDの直列接続に、電流制
限用の抵抗R2とフォトカプラPC(発光ダイオードP
CとフォトトランジスタPTからなる)の直列接続を互
いに並列接続し、この並列接続と端子間に逆電保護用の
ダイオードDを介在させた構成となっている。このよう
な構成とすると、逆接続検出回路C1,C2,C3,・
・・としての動作電圧を低くすることができるので、試
験対象となる電池がより低い電圧である場合にも対応す
ることが可能となる。
【0082】また、試験対象となる電池が、より低い電
圧である場合にも対応できるようにするための手法とし
ては、図1で示した電圧検出回路Eによって計測された
個々の電圧の極性によっても検出することができる。こ
の場合、逆接続となっていることを報知するには、たと
えば、図2で示した放電動作表示用の発光素子群13を
用い、逆接続となっている電池に対応する発光素子を色
を変えて表示するといったことも可能である。
【0083】また、本発明は、燃料電池などのように、
充電回路を必要としない電池に対しても適用できるもの
である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、逆
接続された電池が存在してもそれを確実に検出すること
ができ、放電動作などを不具合なく適正に行うことがで
きる。特に、本発明では、従来のように、放電回路に逆
電圧保護用のダイオードを設ける必要がないので、ダイ
オードの順方向電圧により放電しきれない容量が残って
しまうといった問題を回避することができる。これによ
って、電池ユニットを構成する個々の電池がきわめて低
電圧の電池をも試験対象とすることができ、汎用性に優
れた電池試験装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する図であり、放電
動作を行う際の電池ユニットと電池試験装置との接続関
係を説明する図である。
【図2】図1の回路構成を有する電池試験装置の外観構
成図である。
【図3】図1および図2の電池試験装置に使用されてい
る警報制御回路による報知動作を説明する図である。
【図4】図1における逆接続検出回路C1,C2,C
3,・・・の他の構成例を示す図である。
【図5】一般的な電池試験装置と電池ユニットの放電動
作時における外観上の接続状態を示す図である。
【図6】逆接続された電池が存在する場合の対処につい
ての従来の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 電池試験装置 2 電池ユニット 3 放電ケーブル 4 放電コネクタ 5 電圧検出ケーブル 6 電圧検出コネクタ 7 充電コネクタ 11 筺体 12 逆接続報知用の発光素子群 13 放電動作表示用の発光素子群 14 文字表示部 15 動作状態表示部 16 設定ボタン群 17 情報処理機器接続用端子 21 警報制御回路 A1,A2,A3,・・・ 放電回路 B1,B2,B3,・・・ 電池 C1,C2,C3,・・・ 逆接続検出回路 E 電圧検出回路 LED 発行ダイオード(発光素子) PC フォトカプラ PD フォトカプラを構成する発行ダイオード PT フォトカプラを構成するフォトトランジスタ te 逆接続検出信号出力端子 SW 電源スイッチ L 警報ランプ t21,t22,t23,・・・ 電圧検出コネクタの
端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単体または複数個の電池を直列接続して
    なる組み合わせ電池(以下では単に電池という)に対
    し、少なくとも、放電動作および電圧検出が可能であっ
    て、放電動作を行う際は、上記電池をさらに直列接続し
    てなる電池ユニットを電圧検出ケーブルによって接続す
    るとともに放電ケーブルによって接続することで放電動
    作を可能とし、上記放電動作は個々の電池ごとに行う直
    列接続式電池の試験装置であって、 上記個々の電池ごとの端子間に、個々の電池の逆接続を
    検出する逆接続検出回路をそれぞれ設け、これら各逆接
    続検出回路の少なくとも1つの逆接続検出回路が、当該
    逆接続検出回路に対応する電池の逆接続を検出すると、
    逆接続を示す信号を出力することを特徴とする直列接続
    式電池の試験装置。
  2. 【請求項2】 前記逆接続検出回路は、逆接続時に電流
    が流れると共に順接続時には電流が流れない構成とさ
    れ、さらに発光素子とフォトカプラを含み、逆接続され
    た電池が存在する場合には当該逆接続された電池に対応
    する上記発光素子の動作状態で逆接続を報知するととも
    に、上記フォトカプラから逆接続を示す信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の直列接続式電池の試験
    装置。
  3. 【請求項3】 前記逆接続を示す信号を用いて個々の電
    池の接続状態に関する報知動作を行わせると共に、この
    報知動作は、前記電池ユニットが試験時に接続される電
    圧検出ケーブルによって接続状態となったときにおける
    逆接続を示す信号の他に、前記電池ユニットが電圧検出
    ケーブルによって接続された状態となったことを示す信
    号を用いて行い、 前記電池ユニットが電圧検出ケーブルによって接続状態
    となったことを示す信号が出力され、かつ、逆接続を示
    す信号が出力された状態を逆接続検出状態とし、 前記電池ユニットが前記電圧検出ケーブルによって接続
    状態となったことを示す信号が出力され、かつ、逆接続
    を示す信号が出力されない状態を逆接続非検出状態と
    し、 これら逆接続検出状態および逆接続非検出状態に対応し
    た個々の電池の接続状態に関する報知動作を行うことを
    特徴とする請求項1または2記載の直列接続式電池の試
    験装置。
  4. 【請求項4】 前記逆接続検出状態および前記逆接続非
    検出状態に対応した個々の電池の接続状態に関する報知
    動作は、これら逆接続検出状態および逆接続非検出状態
    が判定される前の初期状態において何らかの報知動作を
    行っておき、前記逆接続検出状態であることが判定され
    た場合には上記初期の報知動作を保持し、前記逆接続非
    検出状態であることが判定された場合は、上記初期の報
    知動作とは異なった報知動作を行うことを特徴とする請
    求項3記載の直列接続式電池の試験装置。
  5. 【請求項5】 前記電池ユニットが前記電圧検出ケーブ
    ルによって接続状態となったことを示す信号を出力する
    と共に、この信号は、当該電池ユニットの出力電圧値が
    予め設定された値を超えていることを示す信号を用いる
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の直列
    接続式電池の試験装置。
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