JP2001332991A - ミリ波帯伝送装置 - Google Patents

ミリ波帯伝送装置

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JP2001332991A
JP2001332991A JP2000148792A JP2000148792A JP2001332991A JP 2001332991 A JP2001332991 A JP 2001332991A JP 2000148792 A JP2000148792 A JP 2000148792A JP 2000148792 A JP2000148792 A JP 2000148792A JP 2001332991 A JP2001332991 A JP 2001332991A
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transmitting
antenna
millimeter
millimeter wave
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JP2000148792A
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English (en)
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Takeshi Kawabe
武司 川辺
Naoki Kato
直樹 加藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置のアンテナの受信方向を調整可能に
設け、受信装置を任意の場所に設置または任意の場所の
移動を容易にすると共に、アンテナの向きを最適な受信
方向に自動追尾させることにより、最適感度で受信する
ことを可能にすること。 【解決手段】 受信した複数種類の放送波をミリ波に変
換して送信する送信装置と14、少なくとも、前記ミリ
波を受信する受信アンテナ、および前記受信アンテナに
より受信されたミリ波を前記放送波に変換する変換手段
を有する受信装置15とを備えるミリ波帯送受信装置に
おいて、前記受信アンテナの受信方向を前記ミリ波が到
来する方向に変更する変更手段19を設けると共に、前
記変更手段に、前記受信された放送波から検出される受
信状態に応じて前記受信アンテナの受信方向を制御する
制御手段を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波帯送受信装
置に係わり、特に、VHF,UHF等の地上放送や、B
S,CS等の衛星放送の複数種類の放送波をミリ波で無
線伝送するミリ波帯送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、地上放送(VHF、UHF)、衛
星放送(BS、CS)等の複数のアナログ放送が実現さ
れている。また、今後のデジタル放送化により、BSデ
ジタル放送、地上デジタル放送が開始される予定であ
る。
【0003】一般に、TV放送の受信は、アンテナから
の信号をアンテナケーブルを通して受信機のアンテナ端
子に接続することにより行われている。
【0004】図11は、現在一般的に使用されているT
V放送の受信システムの一例を示す図である。
【0005】ここで、衛星放送を受信する場合は、12
GHz帯の信号をBSアンテナ11、CSアンテナ10
でそれぞれ受信し、それぞれのアンテナの直近に設けた
低雑音コンバータにより1.2GHz帯のIF信号(中
間周波数帯)に変換した後、それぞれ同軸ケーブル8
1、82およびアンテナ端子80を介して屋外から室内
の1ないし複数台のBS−TV受信機17、CS−TV
受信機18に接続している。
【0006】また、地上放送を受信する場合は、VHF
アンテナ12、UHFアンテナ13の無線周波数帯の信
号を混合した後、同軸ケーブル83,84およびアンテ
ナ端子80を介して各室内の1ないし複数台のTV受信
機16まで同軸ケーブルで接続している。
【0007】しかしながら、放送や通信においてデジタ
ル化が進むとメディアが急速に増え、視聴可能なコンテ
ンツが増大する。このようにメディアが増加することに
より、STB(set−top box)や受信機の設
置台数が増え、受信アンテナからの受信機に至るアンテ
ナケーブルの配線が複雑になる傾向にある。
【0008】従来、この問題を解決するために、受信さ
れた地上放送、衛星放送をまとめて、60GHz帯のミ
リ波帯の電波を用いて、受信した放送波を一度に無線伝
送することが提案されている。これは既に設置されてい
るアンテナ10,11,12,13により受信された信
号をアンテナケーブル81,82,83,84を介して
室内の所定の箇所に設けられたミリ波送信装置まで伝送
し、ミリ波送信装置からは、例えば、周波数が60GH
z帯であるミリ波によって、各STBや各受信機に設け
られたミリ波受信装置に伝送し、ミリ波受信装置からS
TB,受信機のアンテナ端子に信号を送出するものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のミリ
波帯送受信装置においては、ミリ波送信装置からミリ波
受信装置に60GHz帯にあるミリ波を送信する場合、
図12に示すように、ミリ波送信装置の送信アンテナ1
10とミリ波受信装置の受信アンテナ111の受信感度
特性は、一般に各アンテナの指向特性に係る放射角度1
12および受信角度113が10度〜40度の範囲にあ
り、この範囲でおおよそ10〜30dBiの感度が得ら
れる。
【0010】しかし、指向特性として上記の送信角度1
12および受信角度113は非常に狭く、所定の受信感
度を得るためにはミリ波送信装置およびミリ波受信装置
のアンテナの方向および位置関係の調整が非常に難しい
ものとなる。
【0011】また、ミリ波応用が進むと同一室内で複数
の機器が存在することになり、干渉を引き起こす可能性
もあり、ひいては受信障害につながり受信できない問題
が発生することもある。
【0012】本発明の目的は、上記の種々の問題点に鑑
みて、受信装置のアンテナの受信方向を調整可能に設け
ることにより、受信装置を任意の場所に設置でき、また
任意の場所への移動が容易になると共に、アンテナの向
きを最適な方向に自動追尾させることにより、最適感度
で受信することを可能にしたミリ波帯送受信装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0014】第1の手段は、受信した複数種類の放送波
をミリ波に変換して送信する送信装置と、少なくとも、
前記ミリ波を受信する受信アンテナ、および前記受信ア
ンテナにより受信されたミリ波を前記放送波に変換する
変換手段を有する受信装置とを備えるミリ波帯送受信装
置において、前記受信アンテナの受信方向を前記ミリ波
が到来する方向に変更する変更手段を設けたことを特徴
とする。
【0015】第2の手段は、第1の手段において、前記
変更手段は、前記受信された放送波から検出される受信
状態に応じて前記受信アンテナの受信方向を制御する制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0016】第3の手段は、第1の手段または第2の手
段において、前記受信装置に当該受信装置の動作状態の
有無を検出した検出信号を前記送信装置に送信する送信
手段と、前記送信装置に前記送信手段から送信された前
記検出信号を受信する受信手段、および前記受信された
検出信号に基づいて当該送信装置の電源の入切を制御す
る電源制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】第4の手段は、第3の手段において、前記
送信手段から前記受信手段に送信される検出信号は赤外
線、UHF無線信号、またはISM帯無線信号のいずれ
かによって送信されることを特徴とする。
【0018】第5の手段は、少なくとも、受信した複数
種類の放送波をミリ波に変換する変換手段、および前記
ミリ波を送信する送信アンテナを有する送信装置と、少
なくとも、前記ミリ波を受信する受信アンテナ、および
前記受信したミリ波を前記放送波に変換する変換手段を
有する受信装置とを備えるミリ波帯送受信装置におい
て、前記受信装置に前記受信された放送波から検出され
る受信状態に係わる制御信号を出力する受信状態制御手
段、および前記受信状態制御手段から出力された制御信
号を送信する送信手段を設け、前記送信装置に前記制御
信号を受信する受信手段、および受信された制御信号に
よって前記送信アンテナの送信方向を制御する制御手段
を設けたことを特徴とする。
【0019】第6の手段は、第5の手段において、前記
送信手段から前記受信手段に送信される制御信号は赤外
線、UHF無線信号、またはISM帯無線信号のいずれ
かによって送信されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1ないし図8を用いて説明する。
【0021】図1は、本実施形態に係るミリ波無線伝送
によるTV受信システムの構成を示す図である。
【0022】同図において、14は、室内の所定の箇所
に設けられ、アンテナ10,11,12,13により受
信された信号をアンテナケーブル81,82,83,8
4を介して受信後、60GHz帯にあるミリ波に変換し
て、後述するミリ波受信装置に送信するミリ波送信装
置、15は受信したミリ波を元の信号に変換して、ST
B,受信機のアンテナ端子に送信するミリ波受信装置、
19は受信アンテナの方向を制御するアンテナ方向制御
器である。
【0023】なお、その他の構成は図11に示した同符
号の構成に対応するので説明を省略する。
【0024】図2は、図1に示すミリ波受信装置14お
よびミリ波送信装置15の構成を示すブロック図であ
る。
【0025】同図において、21はミリ波送信装置14
に入力された信号を、後に詳述するように、所定の周波
数配列に変換する周波数配列器、22は周波数配列後の
各種の放送信号を60GHz帯の周波数に変換するアッ
プコンバーター、23はミリ波送信装置14の送信アン
テナ、24はミリ波受信装置15の受信アンテナ、25
は受信された60GHz帯の周波数を元の周波数に変換
するダウンコンバーター、26は周波数配列器21によ
って周波数配列が変更された信号を元の周波数配列に戻
す周波数逆配列器である。
【0026】次に、ミリ波送信装置14およびミリ波送
信装置15の動作を図3を用いて説明する。
【0027】現行のTV放送では、図3(a)に示すよ
うに、ミリ波送信装置14の周波数配列器21に入力さ
れるIF周波数は、地上波放送(VHF/UHF帯)、
BS放送、CS放送の順に配置されている。この周波数
順で60GHz帯へアップコンバートした場合、VHF
/UHF帯の信号の周波数が低いので、アップコンバー
トされた周波数は、本来、送信アンテナ23からは放射
されることなく除去される局部発振波の近傍にくる。そ
のため、図3(b)に示すように、地上波信号(UHF
/VHF)を周波数配列器21でCS信号の上方の周波
数帯へ周波数変換する。即ち、地上波信号はそのままア
ップコンバートすると局部発振波とともに除去されてし
まうため、一旦中間周波数段階で、他の周波数帯(例え
ば、2GHz帯)へ周波数配列器21で周波数変換す
る。次に、このように周波数軸上に配列された放送波
は、ミリ波送信装置14中のアップコンバータ22で6
0GHz帯にアップコンバートされ、図3(c)に示す
ような無線周波数となり、ミリ波送信装置14の送信ア
ンテナ23からミリ波無線信号としてミリ波受信装置1
5に送信される。
【0028】一方、ミリ波受信装置15では、受信アン
テナ24でミリ波信号を受信し、受信された信号はダウ
ンコンバータ25でダウンコンバートされ、ダウンコン
バートされた信号は、周波数逆配列器26へ入力され、
図3(d)に示すように、周波数配列器21で行われた
は周波数配列とは逆の処理を行い、中間周波数から本来
の地上波周波数へ周波数変換される。
【0029】次に、ミリ波受信装置15に設けられる受
信アンテナ24の構成について図4ないし図6を用いて
説明する。
【0030】図4(a)は受信アンテナ24の一部平面
図、図4(b)は受信アンテナ24の一部側面図、図4
(c)は受信アンテナ24の裏面図である。
【0031】図4(a)、(b)に示すように、受信ア
ンテナ24のベース基板30上の一方の面にミリ波受信
チップ32が配置されており、また図4(b)、(c)
に示すように、他方の面には、受信用のパッチアンテナ
31が取り付けられている。また、図4(c)に示すよ
うに、ベース基板30は、回転軸35を介して横フレー
ム33および縦フレーム34に対して回動可能に設けら
れている。そのため、ベース基板30は横方向フレーム
33および縦方向フレーム34に対して受信方向を調整
することができ、後述する受信アンテナ24外部からの
制御により、最適な受信感度が得られるように、受信ア
ンテナ向きを調整することができる。
【0032】図5は、図4に示す受信アンテナ24とは
異なる構造例を示す図である。
【0033】図5(a)は受信アンテナ24の一部平面
図、図5(b)は受信アンテナ24の一部側面図、図5
(c)は受信アンテナ24の一部裏面図であり、図5
(a)、(b)に示すように、受信アンテナ24のベー
ス基板40上の一方の面に、受信用のパッチアンテナ3
1が配置され、また図5(b)、(c)に示すように、
他方の面には、受信用のパッチアンテナ31とミリ波受
信チップ32が取り付けられている。なお、これらの図
には、受信アンテナ24の向きを変えるためのベース基
板40に設けられる回転軸や横方向フレームよび縦方向
フレームは省略されている。
【0034】図6は、図4および図5に示す受信アンテ
ナ24とは異なる構造例を示す図である。
【0035】図6(a)は受信アンテナ24の平面図、
図6(b)は受信アンテナ24の側面図、図6(c)は
受信アンテナ24の裏面図であり、図6(a)、(b)
に示すように、受信アンテナ24のベース基板90上の
一方の面に、受信用の1つのパッチアンテナ92が配置
されるとともに、ベース基板91に対してベース基板9
0が回転可能に設けられており、また、図6(b)、
(c)に示すように、他方の面には、ベース基板90に
受信用の1つのパッチアンテナ92が取り付けられると
ともに、他方のベース基板91にミリ波受信チップ93
が取り付けられている。
【0036】なお、ミリ波帯は、例えば、60GHz帯
のアンテナは1/2波長で2.5mmであるので、パッ
チ導体の幅は、それぞれ約2.5mmとなり、約3cm
角の誘電体基板または誘電体膜で構成することが可能で
ある。
【0037】このように、本実施形態の発明によれば、
60GHz帯の周波数帯では、1/2波長が、空気中で
2.5mmで、ICのチップサイズの大きさと同程度で
あり、アンテナを含めてICと一体化することができ、
そのため、送信装置、受信装置が小型化することがで
き、軽量で小型の無線モジュールを実現することができ
る。
【0038】次に、受信アンテナ15の指向方向の制御
について図7および図8を用いて説明する。
【0039】図7は、受信アンテナ15の制御系統を示
すブロック図である。
【0040】同図において、駆動装置19は、駆動部5
1と制御部52から構成され、制御部52は後段の復調
部53における受信状態を判別する信号に基づいて受信
アンテナの最適な指向方向を求め、その結果を基に駆動
部51を駆動してミリ波受信装置15の受信アンテナを
最適な方向に制御するものである。
【0041】なお、ミリ波受信装置15より受信された
信号はTV受信機のチューナ16ないし18に入力さ
れ、選局され、選局された信号は後段の復調部53によ
り復調され、復調された信号は映像復号部54により復
号され、出力端子55により出力されものであり、復調
部53またはチューナ16〜18はAGC(autom
atic gain control)信号をその最大
感度を推定する信号として制御部52に出力するもので
あり、制御部52では入力された制御信号をもとに駆動
部51を通じてミリ波受信装置15の受信アンテナを回
転させ、その最大感度を得るように制御している。
【0042】図8は、駆動部51の信号に基づいて動作
する受信アンテナ24の動きの一例を示す図であり、受
信アンテナ24の動作は、横方向にアンテナを動作させ
て最大感度位置を見出し、次いで、縦方向にアンテナを
回転させて最大感度位置を見出し、両者の最大感度点を
それぞれ合せて受信アンテナ24の理想の受信方向とし
ている。
【0043】なお、これまでの説明では、AGC信号を
受信感度を判定する信号として用いたが、他に、地上デ
ジタル放送であればOFDM(orthogonal
freqency division multipl
ex)信号の同期信号の先頭値を同様に用いることがで
きる。またデジタル放送では復調部よりBER(bit
error rate)を情報として得ることができ
るので、BER信号も前記と同様の制御信号として用い
ることも可能である。また、受信信号の信号対雑音比を
示すCNR信号も同様の効果を得る信号として使用でき
る。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態を図9を用
いて説明する。
【0045】図9は、本実施形態に係るTV受信システ
ムにおけるミリ波受信装置14およびミリ波受信装置1
5の構成を示すブロック図である。
【0046】同図において、60はミリ波受信装置15
が動作状態にあるか否かを検出する検出部、61は検出
部60によって検出された検出信号を赤外線によりミリ
波送信装置14に送信する送信部、62はミリ波受信装
置15の送信部61からの検出信号を受信する受信部、
63は受信部62にて受信された検出信号に応答してミ
リ波送信装置14の電源の入切を制御するミリ波送信装
置14の電源制御部である。
【0047】なお、その他の構成およびTV受信システ
ムとしての動作は第1の実施形態のものと同じであるの
で説明を省略する。
【0048】本来、ミリ波送信装置14は、ミリ波受信
装置15が不動作状態にあるときは動作させる必要がな
いので、ミリ波受信装置15のいずれかが動作状態にあ
るときにのみミリ波送信装置14を動作させるようにす
ればよい。そのため、本実施形態の発明では、ミリ波送
信装置15の動作状態の有無を検出してその検出信号を
ミリ波送信装置14に送信して、ミリ波送信装置14の
電源の入切を制御しようとするものである。
【0049】具体的には、ミリ波受信装置15のいずれ
かが動作状態にあると、動作状態にあるミリ波帯送受信
装置15の検出部60は動作状態にあることを検出した
検出信号を送信部61を介して受信部62に送信する。
受信部62で受信された検出信号により電源部制御63
を制御してミリ波送信装置14の電源をオンする。逆
に、ミリ波受信装置14のいずれもが不動作状態にある
ときは、ミリ波送信装置14の電源はオフに制御され
る。なお、ここでは、送信部61から受信部62への制
御信号の伝達手段は赤外線によるIRDを用いたが、U
HF帯の信号に重畳してもよく同一の効果が期待でき
る。またISM帯の電波を用いてもよい。
【0050】次、本発明の第3の実施形態を図10を用
いて説明する。
【0051】図10は、本実施形態に係るTV受信シス
テムにおける主としてミリ波受信装置14およびミリ波
受信装置15の構成を示すブロック図である。
【0052】同図において、64は制御部52から入力
される制御信号をミリ波送信装置14に送信する送信
部、65はミリ波受信装置15からの制御信号を受信す
る受信部、66は受信された制御信号に基づいて送信ア
ンテナ23の送信方向を制御するアンテナ方向制御部で
ある。
【0053】その他の構成は第1の実施形態に示した図
2および図6に示す同符号の構成に対応するので説明を
省略する。
【0054】先にも述べたように、ミリ波送信装置14
の送信アンテナ23の指向性も、受信アンテナ24と同
様に、感度を上げるために狭くなっている。このため、
送信アンテナ23を適正な方向に向けなければ、受信ア
ンテナ24において高感度で受信することができない。
そのため、本実施形態の発明では、送信アンテナの送信
方向を、ミリ波受信装置15で受信された信号に基づい
てアンテナ方向制御部66からの駆動信号により送信ア
ンテナ23を適正な方向に制御しようとするものであ
る。
【0055】具体的には、復調部54またはチューナ1
6〜18から出力されるAGC信号を制御部52に送出
し、制御部52は入力された受信感度を表す制御信号を
駆動部51に送出すると共に、送信部64に送出する。
送信部64に入力された制御信号は、ミリ波送信装置1
4の受信部65を介してアンテナ方向制御部66に送信
される。アンテナ方向制御部66では、この制御信号に
基づいて送信アンテナ23の最適な送信方向を求め、送
信アンテナ23を最適な方向に制御する。
【0056】なお、受信感度を表す制御信号として、A
GC信号を用いたが、地上デジタル放送であればOFD
M信号の同期信号の先頭値を同様に用いることができ、
またデジタル放送では復調部よりBERが情報として得
ることができるため、BER信号も前記と同様の制御信
号として用いることが可能であるまた、第2の実施形態
と同様に、送信部64から受信部65への制御信号の伝
達手段としては、赤外線によるIRDを用いてもよい
し、またUHF帯の信号に重畳してもよい。またISM
帯の電波を用いてもよい。
【0057】上記のごとく、上記の各実施形態の発明に
よれば、TV受信機などのアンテナ用同軸コードをミリ
波無線で置き換えることにより煩雑な配線や、設置場所
の制限がなくなるので、屋内であれば自由に小型TVや
TVチューナー付きのパソコンやビデオカメラなどを自
由に、どこでも使用することを可能にする。
【0058】なお、偏波信号制御に用いられるUHF信
号を、この信号を発生させるUHF帯無線部の局部発振
器の基準信号と位相同期させることによって、雑音成分
が少なく、安定したミリ波送受信システムとすることが
できる。
【0059】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明によれば、受
信装置のアンテナを調整することができるので、受信装
置を任意の場所に設定でき、また受信装置を任意の場所
に移動することができる。
【0060】本願請求項2に記載の発明によれば、受信
装置のアンテナの向きを意識することなくアンテナを自
動追尾させることができるので、最適感度で受信するこ
とができる。
【0061】本願請求項3および請求項4に記載の発明
によれば、送信装置の電源の制御ができるので送信装置
の不要な消費電力を低減できる。
【0062】本願請求項5および請求項6に記載の発明
によれば、送信アンテナの方向も制御することができる
ので、送信アンテナを受信装置の位置に追随させること
ができ、受信装置における受信感度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るミリ波無線伝送
によるTV受信システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すミリ波受信装置14およびミリ波送
信装置15の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すミリ波送信装置14およびミリ波送
信装置15の動作を説明するための図である。
【図4】図1に示すミリ波受信装置15に設けられる受
信アンテナ24の構成を示す図である。
【図5】図1に示すミリ波受信装置15に設けられる受
信アンテナ24の他の構成を示す図である。
【図6】図1に示すミリ波受信装置15に設けられる受
信アンテナ24の他の構成を示す図である。
【図7】図1に示す受信アンテナ15の制御系統を示す
ブロック図である。
【図8】図7に示す駆動部51の信号に基づいて動作す
る受信アンテナ24の動きを説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るTV受信システ
ムにおけるミリ波受信装置14およびミリ波受信装置1
5の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るTV受信シス
テムにおける主としてミリ波受信装置14およびミリ波
受信装置15の構成を示すブロック図である。
【図11】従来技術に係るミリ波無線伝送によるTV受
信システムの構成を示す図である。
【図12】ミリ波送信装置の送信アンテナ110とミリ
波受信装置の受信アンテナ111の受信感度特性を示す
図である。
【符号の説明】
10 CSアンテナ 11 BSアンテナ 12 VHFアンテナ 13 UHFアンテナ 14 ミリ波送信装置 15 ミリ波受信装置 16 VHF/UHFチューナ 17 BSチューナ 18 CSチューナ 19 アンテナ方向制御部 20 ミリ波送信装置入力端子 21 周波数配列器 22 60GHzアップコンバータ 23 送信アンテナ 24 受信アンテナ 25 60GHzダウンコンバータ 26 周波数逆配列器 27 RF/IF信号出力端子 30 ベース基板(アンテナ基板) 31 パッチアンテナ 32 ミリ波受信チップ(ミリ波受信素子) 33 横方向フレーム 34 縦方向フレーム 40 ベース基板(アンテナ基板) 51 アンテナ駆動部 52 制御部 53 復調部 54 復号部 55 TS信号出力端子 60 検出部 61 送信部 62 受信部 63 電源制御部 64 送信部 65 受信部 66 アンテナ方向制御部 81 CSアンテナケーブル 82 BSアンテナケーブル 83 VHFアンテナケーブル 84 UHFアンテナケーブル 90 上部基板 91 下部基板 92 パッチアンテナ 93 ミリ波受信チップ(ミリ波受信素子) 110 送信アンテナ 111 受信アンテナ 112 送信アンテナの放射角度 113 受信アンテナの受信角度
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/44 A Z 7/20 630 7/20 630 Fターム(参考) 5C025 AA03 AA06 AA07 AA08 AA09 BA16 BA30 DA04 DA10 5C056 FA05 FA11 GA02 GA20 HA01 HA20 5C064 DA02 DA08 5J021 AA01 AB06 DA02 EA04 GA02 HA03 JA07 5K062 AA07 AA08 AA09 AB05 AB12 AB13 AC01 AG01 BF01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した複数種類の放送波をミリ波に変
    換して送信する送信装置と、少なくとも、前記ミリ波を
    受信する受信アンテナ、および前記受信アンテナにより
    受信されたミリ波を前記放送波に変換する変換手段を有
    する受信装置とを備えるミリ波帯送受信装置において、 前記受信アンテナの受信方向を前記ミリ波が到来する方
    向に変更する変更手段を設けたことを特徴とするミリ波
    帯送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記受信された放送波
    から検出される受信状態に応じて前記受信アンテナの受
    信方向を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のミリ波帯送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信装置に当該受信装置の動作状態
    の有無を検出した検出信号を前記送信装置に送信する送
    信手段と、前記送信装置に前記送信手段から送信された
    前記検出信号を受信する受信手段、および前記受信され
    た検出信号に基づいて当該送信装置の電源の入切を制御
    する電源制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のミリ波帯送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段から前記受信手段に送信さ
    れる検出信号は赤外線、UHF無線信号、またはISM
    帯無線信号のいずれかによって送信されることを特徴と
    する請求項3記載のミリ波帯送受信装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、受信した複数種類の放送波
    をミリ波に変換する変換手段、および前記ミリ波を送信
    する送信アンテナを有する送信装置と、少なくとも、前
    記ミリ波を受信する受信アンテナ、および前記受信した
    ミリ波を前記放送波に変換する変換手段を有する受信装
    置とを備えるミリ波帯送受信装置において、 前記受信装置に前記受信された放送波から検出される受
    信状態に係わる制御信号を出力する受信状態制御手段、
    および前記受信状態制御手段から出力された制御信号を
    送信する送信手段を設け、前記送信装置に前記制御信号
    を受信する受信手段、および受信された制御信号によっ
    て前記送信アンテナの送信方向を制御する制御手段を設
    けたことを特徴とするミリ波帯送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段から前記受信手段に送信さ
    れる制御信号は赤外線、UHF無線信号、またはISM
    帯無線信号のいずれかによって送信されることを特徴と
    する請求項5記載のミリ波帯送受信装置。
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